JP6382572B2 - 弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器 - Google Patents

弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器 Download PDF

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本発明は、弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器に関し、さらに詳しくは、ハウジング部材とともに逆止弁を構成する弁部材、および該弁部材を備える逆止弁、並びに該逆止弁を備える逆止弁付き容器に関する。
近年、包装袋(パウチ)に注出器(スパウト)を取り付けたスパウトパウチの普及により、様々な内容物がスパウトパウチに充填されるようになってきた。このようなスパウトパウチに充填される内容物の中でも、例えば醤油、食用油、酒類などは、酸化による劣化を防止するために空気中の酸素と触れないことが好ましい。したがって上記のような内容物に対しては、内容物を注出した直後に外部の空気を吸引しないように、逆止弁機構を有するスパウトパウチが求められている。
従来、逆止弁付き容器としては様々なものが開発されている。その多くは、容器そのものに加える圧力により内容物を注出するものである。即ち、内容物を注出する際には、容器そのものを手で押圧し、容器の内圧を高めて内容物の圧力により弁を開くことで、容器から内容物を注出する。一方、内容物の注出を停止する際は、容器への押圧を止める。これにより、容器が元の形状に戻ろうとして、弁を容器内側に吸引する減圧力が発生することで、弁が閉じる。
上記のような機構はブローボトルなどの比較的硬い材料からなる容器の場合には上手く機能する。しかしながら、スパウトパウチのように容器が極めて柔らかく薄い積層フィルムなどから構成されている場合、容器への押圧を止めても、上記のような減圧力が殆ど発生しないため、弁を閉じることが困難であり、いわゆる「キレ」が悪く注出口から液垂れしてしまうような状態を誘発することとなる。
従来、容器が包装袋であっても適用可能な逆止弁として、弁体からみて流体通路の上流側(内容物側)に設けられた付勢部材の復元力を利用して弁を閉じる機構を有する逆止弁が開示されている(特許文献1)。
この種の逆止弁の場合、内容物を注出する際は、前述の逆止弁と同様、容器を押圧し、内容物による圧力で弁を開く。一方、内容物の注出を停止する際は、容器への押圧を止める。これにより、付勢部材の復元力により弁が閉じる。
なお、特許文献2には、薬剤容器と可撓性容器とを一体化した輸液容器が開示されているが、逆止弁については何ら記載されていない。
特開2006−76615号公報 特開2000−84042号公報
本発明が解決しようとする課題は、容器の内容物の注出性を向上させることが可能な弁部材、逆止弁および逆止弁付き容器を提供することである。
本発明に係る弁部材は、
内部に流体通路が形成されたハウジング部材内に配設され、前記ハウジング部材とともに逆止弁を構成する弁部材であって、
前記ハウジング部材の内周面に設けられた弁座部のシート面にシール可能に着座する弁体と、
前記弁体に連結された弁駆動部材であって、前記シート面から離間するように前記弁体を駆動する、弁駆動部材と、
前記弁座部のシート面に向けて前記弁体を付勢する押圧部材であって、少なくとも一部分が前記弁体の中心軸の方向と異なる方向に延在し、前記弁体の中心軸の方向に弾性を有する、押圧部材と、
を備えることを特徴とする。
前記弁部材において、
前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、中心軸の方向が前記弁体の中心軸の方向にほぼ平行となるコイルばねを有するようにしてもよい。
前記弁部材において、
前記押圧部材は、
一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、
前記弁体の中心軸の方向に間隔を空けて並ぶ第1〜第3のリング部と、
前記第1のリング部と前記第2のリング部とを接続する複数本の第1の柱部と、
前記第2のリング部と前記第3のリング部とを接続する複数本の第2の柱部とを有し、
前記弁体の中心軸の方向に見たときに、前記第1の柱部が前記第2の柱部と重ならないようにしてもよい。
前記弁部材において、
前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、前記弁体の中心軸に向かって凸状または凹状に湾曲した板状部材を有するようにしてもよい。
前記弁部材において、
前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、前記弁体の中心軸の方向または前記弁体の周方向に蛇行した形状の蛇行部材を有するようにしてもよい。
本発明に係る逆止弁は、
内部に流体通路が形成されたハウジング部材と、
本発明に係る弁部材であって、前記ハウジング部材内に配設される弁部材と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る逆止弁付き容器は、
内容物を収容し、注出部を有する容器本体と、
本発明に係る逆止弁と、
を備え、
前記逆止弁のハウジング部材は、筒状の口部と、前記口部に連接する筒状の導管部とを有し、
前記逆止弁は、前記容器本体の注出部において、前記ハウジング部材の口部が露出するように前記ハウジング部材の導管部の少なくとも一部が前記容器本体に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、ハウジング部材の弁座部に向けて弁体を付勢する押圧部材のうち少なくとも一部分が弁体の中心軸の方向と異なる方向に延在し、それにより、押圧部材が弁体の中心軸の方向に弾性を有することにより、弁駆動部材から弁体に弁駆動力が加えられた際に押圧部材が弾性変形し易くなり、容器の内容物の注出性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る弁部材1を有する逆止弁100の一部断面図である。 (a)および(b)ともに、第1の実施形態に係る弁部材1の上側部分を示す斜視図である。 (a)は一実施形態による逆止弁付き容器1000の正面図であり、(b)は逆止弁付き容器1000の使用方法について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る弁部材1Aを有する逆止弁100Aの一部断面図である。 (a)および(b)ともに、第2の実施形態に係る弁部材1Aの上側部分を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る弁部材1Bを有する逆止弁100Bの一部断面図である。 (a)および(b)ともに、第3の実施形態に係る弁部材1Bの上側部分を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る弁部材1Cを有する逆止弁100Cの一部断面図である。 (a)および(b)ともに、第4の実施形態に係る弁部材1Cの上側部分を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態による逆止弁および逆止弁付き容器について説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態による弁部材について、図1および図2を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る弁部材1を有する逆止弁100の一部断面図(ハウジング部材10のみ断面図)である。図2(a)および図2(b)は、弁部材1の上側部分を示す斜視図である。
図1に示すように、逆止弁100は、内部に流体通路が形成されたハウジング部材10と、このハウジング部材10内に配設された弁部材1とを備えている。
ハウジング部材10は、図1に示すように、筒状の口部12と、この口部12に連接する筒状の導管部13とを有し、口部12と導管部13の内部に流体通路が形成されている。なお、図示しないが、口部12の外周にはキャップと螺合するネジ部が設けられていてもよい。
また、図1に示すように、ハウジング部材10の内周面には弁座部11が設けられている。弁座部11は、ハウジング部材10の内周から凸設された段部として構成されている。
なお、弁座部11の構成はこれに限らない。例えば、口部12の内径を導管部13の内径よりも大きくし、口部12と導管部13が接続する部分を弁座部11としてもよい。
弁座部11は、弁部材1の弁体2が着座するシート面11aを有する。シート面11aは、図1に示すように、すり鉢状の斜面として構成されている。なお、シート面11aは、これに限らず、弁体2が弁座部11に着座した状態において、弁体2と弁座部11との間の隙間がなくなる形状であればよい。
また、図1に示すように、ハウジング部材10の内周には凸部12aが設けられている。ハウジング部材10内に弁部材1を装填した際に、凸部12aと係合部材5とが係合することにより、係合部材5はハウジング部材10に固定される。
弁部材1がハウジング部材10内に装填されると、弁体2は押圧部材4の押圧力(付勢力)を受けて弁座部11に着座し、弁体2の当接部2aは弁座部11のシート面11aに当接する。その結果、弁が閉じた状態となり、内容物および空気の流通が遮断される。
導管部13は、容器本体41(後述)に固定される取付け部15と、この取付け部15の上側(流体通路の下流側)の部分に設けられ、外側に向かって張り出す鍔部14とを有する。
なお、ハウジング部材10は、複数の部材を組み合わせて構成してもよいが、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの合成樹脂で一体成形したものであることが好ましい。
また、ハウジング部材10の形状は、図1に示すような筒状に限らず、例えば、折り曲げ部を有するL字型であってもよい。
次に、弁部材1の構成について説明する。
弁部材1は、図1に示すように、弁体2と、弁駆動部材3と、押圧部材4と、係合部材5とを備えている。この弁部材1は、複数の部材を組み合わせて構成してもよいが、好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂で一体成形したものである。
弁体2は、弁座部11のシート面11aにシール可能に着座する。この弁体2は、押圧部材4の押圧力を受けて、シート面11aに押しつけられるように当接する。
弁駆動部材3は、押圧部材4の押圧力に抗って弁体2を駆動するもので、図1に示すように、弁体2に連結されている。この弁駆動部材3は、弁体2がシート面11aから離間するように弁体2を駆動する。
弁駆動部材3は、図1に示すように、押しゴマ3aと、この押しゴマ3aから弁体2に向けて延伸して弁体2に接続するシャフト3bとを有する。押しゴマ3aが、ハウジング部材10に支持された一対の操作部材(図示せず)によって挟持され摺動されることで、弁駆動部材3はハウジング部材10の口部12側(流体流路の下流側)に移動する。
操作部材は、例えばハウジング部材10の取付け部15の下端に回動自在に接続された、ピンセット状の一対のフラップとして構成される。この場合、押しゴマ3aは、一対のフラップにより挟持され、フラップの内表面に沿って摺動して押し上げられる。
弁駆動部材3が移動することにより、弁体2は押し上げられ、弁座部11のシート面11aから弾性的に離間する。その結果、弁体2とシート面11aとの間には空隙が生じて逆止弁100の弁は開放状態となり、ハウジング部材10の流体通路を内容物が通ることが可能になる。操作部材に印加された力が大きいほど、押しゴマ3aの移動量は大きくなり、弁の開度が大きくなる。
なお、操作部材は、フラップに限るものではなく、弁体2が弁座部11のシート面11aから離間するように弁駆動部材3を操作可能に構成されたものであればよい。
また、スパウトパウチのように容器本体が積層フィルム等で構成されている場合には、操作部材を設けず、押しゴマ3aを、容器本体を介して使用者の指で挟持し摺動させてもよい。
また、押しゴマ3aの形状は、好ましくは円盤状であるが、球体状など他の形状でもよい。また、シャフト3bの横断面形状については、図1では十字型であるが、これに限らず、円形、多角形など他の形状であってもよい。
押圧部材4は、弁座部11のシート面11aに向けて弁体2を付勢する。この押圧部材4は、図2に示すように、らせん状のコイルばね6a,6bを有する。コイルばね6a,6bは、その中心軸の方向が弁体2の中心軸Lの方向にほぼ平行となるように配置されている。
コイルばね6a,6bは、図2(a)および図2(b)に示すように、一端が係合部材5に接続され、他端が弁体2に接続されている。より詳しくは、コイルばね6a,6bの上端は係合部材5の下端に固定されることでハウジング部材10に支持され、コイルばね6a,6bの下端は弁体2の周縁部2bに固定されている。
弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力が加えられ、弁体2が押し上げられると、コイルばね6a,6bは弁体2の中心軸Lの方向に縮む。
係合部材5は、図1および図2に示すように、環状の部材であり、外周面に凹部5aが設けられている。この凹部5aがハウジング部材10の内周に設けられた凸部12aと嵌合することで、係合部材5はハウジング部材10に離脱不能に固定される。
上記のように、第1の実施形態に係る弁部材1では、押圧部材4は、中心軸の方向が弁体2の中心軸Lの方向にほぼ平行ならせん状のコイルばね6a,6bを有する。これにより、押圧部材4は、中心軸Lの方向に弾性を有する。
これにより、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力(押し上げ力)が加えられた際、例えば弁体2の中心軸Lの方向に真っ直ぐ伸びる板状ないし柱状の部材で押圧部材を構成した場合に比べて、本実施形態の押圧部材4は中心軸Lの方向に弾性変形し易くなるため、弁駆動部材3による弁体2の操作性が向上する。その結果、第1の実施形態によれば、容器の内容物の注出性を向上させることができる。
なお、コイルばね6a,6bの径は、図1に示すように、ハウジング部材10の内径(流体流路の径)とほぼ等しいことが好ましい。これにより、コイルばね6a,6bがハウジング部材10内を流れる内容物の流れを妨害することが軽減されるため、容器内の内容物をある程度大きな流量で注出する必要がある場合に有利である。
また、図2(a)に示すように、コイルばね6aと弁体2との間の接続点Aと、コイルばね6bと弁体2との間の接続点Bとが、弁体2の中心を挟んでほぼ対称に配置されることが好ましい。これにより、弁体2をバランス良く押圧することが可能になり、弁体2と弁座部11のシート面11aとの間に間隙が生じないように弁体2をシート面11aに着座させることができる。また、弁体2の駆動時に、弁駆動部材3は弁体2を中心軸Lに沿って持ち上げることができる。よって、弁の開閉動作を安定させることができる。
また、コイルばねの本数および太さは、所望の特性や内容物の性状に応じて適宜選択することが可能である。例えば、押圧部材4の押圧力を増やしたい場合には、コイルばねの本数を増やすか、コイルばねの太さを太くすればよい。一方、押圧部材4の押圧力を減らしたい場合には、コイルばねの本数を減らすか、コイルばねの太さを細くすればよい。このようにコイルばねの本数や太さを変えることにより、押圧部材4の押圧力を調整することができる。
また、押圧部材4は、錆などの発生を防止する観点から、金属以外の材料、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂からなることが好ましい。
次に、図3(a)を参照して、上記の逆止弁100を備える逆止弁付き容器1000について説明する。図3(a)は、一実施形態による逆止弁付き容器の正面図を示している。
逆止弁付き容器(スパウトパウチ)1000は、内容物を収容し、注出部42を有する容器本体(パウチ)41と、逆止弁100とを備えている。
図3(a)に示すように、逆止弁100は容器本体41に熱融着されて固定されている。より詳しくは、逆止弁100は、容器本体41の注出部42において、ハウジング部材10の口部12が露出するように、導管部13の一部である取付け部15が容器本体41に固定されている。
容器本体41は、好ましくは、積層フィルムなどから構成されたパウチであり、厚さは例えば30μm〜200μmである。積層フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体などの合成樹脂からなる基材層を有する。また、ガスバリア性を付与するために、中間層として金属箔を用いたり、アルミニウム、マグネシウムなどの金属、または酸化珪素などの酸化物を蒸着させたプラスチックフィルム、または、ガスバリアコート層を有するプラスチックフィルムを用いてもよい。
積層フィルムのうち熱融着される部分には熱融着層が形成されている。この熱融着層の材質としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
ハウジング部材10の取付け部15は積層フィルムの熱融着層と融着することから、取付け部15の材質は熱融着層と同種の樹脂とすることが好ましい。
なお、弁駆動部材3を指で操作可能であれば、容器本体41は、パウチに限らず、ブローボトル、PETボトル、紙パックなどでもよく、容器の種類を問わない。
次に、上記の逆止弁100を備える逆止弁付き容器1000の使用方法の一例について図3(b)を参照して説明する。
まず、ハウジング部材10の口部12にキャップ(図示せず)が取り付けられている場合、逆止弁100と容器本体41の接合部分(取付け部15)を片手で保持しながら、キャップを回して取り外す。
次に、図3(b)に示すように、一方の手を容器本体41の側面または底面にあてがい、他方の手で逆止弁100を持ち、内容物を注ごうとするカップに口部12を向ける。なお、この状態では、弁体2は押圧部材4によりシート面11aに押圧されており、逆止弁100の弁は閉じている。よって、容器本体41の内容物は注出されない。
次に、押しゴマ3aに力を加えることにより弁駆動部材3に弁体2を駆動させる。具体的には、逆止弁100を持っている手の指で容器本体41を介して押しゴマ3aを挟み、その指を口部12の方にスライドさせる。これにより、押しゴマ3aは容器本体41の内側表面に沿って摺動する。その結果、弁体2は押圧部材4の押圧力に抗って押し上げられ、弁体2と弁座部11のシート面11aとの間に空隙が生じ、容器本体の内容物がカップに注がれる。
所望量の内容物が注出されたら、押しゴマ3aを挟んでいた指を離す。これにより、押しゴマ3aが元の位置に戻り、弁体2が弁座部11に着座するため、内容物の注出が止まる。むろん、弁が閉じる際に外部の空気が容器本体41内に吸引されることはない。
弁体2とシート面11aとの間の空隙の大きさは、押しゴマ3aに加える力に応じて変化させることができる。よって、押しゴマ3aに加える力を加減することで、内容物の注出量や注出速度を自由に変化させることができる。また、押しゴマ3aの形状や大きさ(円盤部材の径など)などを変えることで、同じ力の下での空隙の大きさを変化させることも可能である。
上記のように、逆止弁付き容器1000によれば、内容物を注出する際、容器本体そのものに圧力を加える必要がない。このため、容器が大容量(例えば1〜1.5リッター)の場合であっても、口部をカップに向けた状態を容易に保持することができる。
また、押しゴマに加える力、あるいはフラップ等の操作部材を押さえる力を加減することで、パウチなど手で押圧しても内圧がかかりにくい容器の場合であっても、内容物の注出量や注出速度を容易かつ自在に変化させることができる。このため、内容物が醤油などで注出量が少量の場合であっても、注出量を簡単に調整することができる。
さらに、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力(押し上げ力)が加えられた際に押圧部材4が弾性変形し易いため、即座に所望の注出量や注出速度で内容物を注出することができる。
また、コイルばね6a,6bが弁体2からみて流体通路の下流側(口部12側)に設けられるため、内容物と接触する頻度が少ない。したがって、コイルばねが弁体2からみて流体通路の上流側に設けられていた従来の構成に比べて、析出物の付着が抑制されるため、押圧機能の低下を抑制することができる。
また、押圧部材の復元力を利用した逆止弁構造のため、内容物を注出する際に、液垂れや外気の流入を防ぐことができる。
このように、逆止弁付き容器1000によれば、容器本体に手で圧力を加えることで容器の内圧を高め、内容物の圧力により弁を開く従来の逆止弁の場合に比べて、はるかに容易に所望の注出量や注出速度で内容物を注出することができる。
以下、弁部材に係る他の実施形態(第2〜第4の実施形態)について説明する。これらの実施形態に係る弁部材についても、上述の効果を奏する逆止弁付き容器を形成することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態による弁部材について、図4および図5を用いて説明する。図4は、第2の実施形態に係る弁部材1Aを有する逆止弁100Aの一部断面図(ハウジング部材10のみ断面図)である。図5(a)および図5(b)は、弁部材1Aの上側部分を示す斜視図である。
第2の実施形態と第1の実施形態との間の相違点は、押圧部材の構成である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に第2の実施形態について説明する。
図4に示すように、逆止弁100Aは、内部に流体通路が形成されたハウジング部材10と、このハウジング部材10内に配設された弁部材1Aとを備えている。
弁部材1Aは、図4に示すように、弁体2と、弁駆動部材3と、押圧部材4Aと、係合部材5とを備えている。
押圧部材4Aは、図5(a)および図5(b)に示すように、環状のリング部7a,7b,7cと、柱状の柱部8a,8b,9a,9bとを有する。なお、リング部の個数は、3つに限るものではない。
押圧部材4Aの一端は係合部材5に接続され、他端は弁体2に接続されている。より詳しくは、押圧部材4Aの上端(柱部9a)は係合部材5の下端に固定されることでハウジング部材10に支持され、押圧部材4Aの下端(柱部9b)は弁体2の周縁部2bに固定されている。
リング部7a,7bおよび7cは、弁体2の中心軸Lの方向に所定の間隔を空けて並んでいる。リング部7a,7bおよび7cの中心軸は、弁体2の中心軸Lと平行である。
なお、リング部7a,7bおよび7cの径は、ハウジング部材10の内径(流体流路の径)とほぼ等しいことが好ましい。これにより、リング部7a,7bおよび7cがハウジング部材10内を流れる内容物の流れを妨害することが軽減されるため、容器内の内容物をある程度大きな流量で注出する必要がある場合に有利である。
図5(a)および図5(b)に示すように、柱部8aは、リング部7aとリング部7bを接続するように2本設けられている。柱部8bは、リング部7bとリング部7cを接続するように2本設けられている。
柱部8aおよび柱部8bは、図5(a)および図5(b)に示すように、弁体2の中心軸Lの方向に見たときに、柱部8aが柱部8bと重ならないように配置されている。
柱部9aは、リング部7aと係合部材5とを接続するように2本設けられている。柱部9aは、弁体2の中心軸Lの方向に見たときに、隣の柱部8aと重ならないように配置されている。
柱部9bは、リング部7cと弁体2とを接続するように2本設けられている。柱部9bは、弁体2の中心軸Lの方向に見たときに、隣の柱部8bと重ならないように配置されている。
なお、2本の柱部8aは、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称に配置されることが好ましい。同様に、2本の柱部8bは、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称に配置されることが好ましい。同様に、2本の柱部9aは、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称に配置されることが好ましい。同様に、2本の柱部9bは、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称になるように、弁体2の周縁部2bに配置されることが好ましい。
このように、柱部8a,8b,9a,9bがそれぞれ弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称になるように配置されることにより、弁体2をバランス良く押圧することが可能になり、弁体2と弁座部11のシート面11aとの間に間隙が生じないように弁体2をシート面11aに着座させることができる。また、弁体2の駆動時に、弁駆動部材3は弁体2を中心軸Lに沿って持ち上げることができる。よって、弁の開閉動作を安定させることができる。
上記のように、柱部8a,8b,9aおよび9bは、それぞれ弁体2の中心軸Lに対して対称な位置に2つ設けられ、かつ、中心軸Lの方向に見たときに各々が隣の柱部と重ならないように配置されている。これにより、押圧部材4Aは、中心軸Lの方向に弾性を有するようになる。
より詳しくは、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力が加えられ、弁体2が押し上げられると、リング部7cは、2本の柱部9bに押し上げられて弾性変形する。リング部7bは、2本の柱部8bに押し上げられて弾性変形する。そして、リング部7aは、2本の柱部8aに押し上げられて弾性変形する。このようにリング部7a,7bおよび7cがそれぞれ弾性変形する結果、押圧部材4Aは弁体2の中心軸Lの方向に縮む。
上記のように、第2の実施形態に係る弁部材1Aでは、押圧部材4Aは、各々が弁体2の中心軸Lの方向に沿って延在する柱部によって支持され、かつ、中心軸Lの方向と異なる方向(中心軸Lと直交する方向)に延在するリング部7a,7bおよび7cを有する。
これにより、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力(押し上げ力)が加えられた際、弁体2の中心軸Lの方向に真っ直ぐ伸びる板状ないし柱状の部材で押圧部材を構成した場合に比べて、本実施形態の押圧部材4Aは中心軸Lの方向に弾性変形し易くなるため、弁駆動部材3による弁体2の操作性が向上する。その結果、第2の実施形態によれば、容器の内容物の注出性を向上させることができる。
なお、柱部8a,8b,9a,9bの本数は、所望の特性や内容物の性状に応じて適宜選択することが可能である。例えば、押圧部材4Aの押圧力を増やしたい場合には、柱部の本数を増やせばよい。一方、押圧部材4Aの押圧力を減らしたい場合には、柱部の本数を減らせばよい。このように柱部の本数を変えることにより、押圧部材4Aの押圧力を調整することができる。
また、リング部7a,7b,7cの太さについても、所望の特性や内容物の性状に応じて適宜選択することが可能である。例えば、押圧部材4Aの押圧力を増やしたい場合にはリング部7a,7b,7cを太くし、押圧部材4Aの押圧力を減らしたい場合には細くする。
また、柱部8a,8b,9a,9bの本数は、上記の説明では各2本であったが、これに限るものではなく、互いに異なっていてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態による弁部材について、図6および図7を用いて説明する。図6は、第3の実施形態に係る弁部材1Bを有する逆止弁100Bの一部断面図(ハウジング部材10のみ断面図)である。図7(a)および図7(b)は、弁部材1Bの上側部分を示す斜視図である。
第3の実施形態と第1の実施形態との間の相違点は、押圧部材の構成である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に第3の実施形態について説明する。
図6に示すように、逆止弁100Bは、内部に流体通路が形成されたハウジング部材10と、このハウジング部材10内に配設された弁部材1Bとを備えている。
弁部材1Bは、図6に示すように、弁体2と、弁駆動部材3と、押圧部材4Bと、係合部材5とを備えている。
押圧部材4Bは、図7(a)および図7(b)に示すように、一対の板状部材20a,20bを有する。板状部材20a,20bは、弁体2の径方向に湾曲している。より詳しくは、板状部材20a,20bは、ほぼ中央領域において、弁体2の中心軸Lに向かって凸状に湾曲している。
なお、ハウジング部材10の内周面との間にスペースがある場合には、板状部材20a,20bは、弁体2の中心軸Lに向かって凹状に湾曲してもよい。
板状部材20a,20bの一端は係合部材5に接続され、他端は弁体2に接続されている。より詳しくは、板状部材20a,20bの上端は係合部材5の下端に固定されることでハウジング部材10に支持され、板状部材20a,20bの下端は弁体2の周縁部2bに固定されている。
なお、板状部材20aと板状部材20bは、図7(a)および図7(b)に示すように、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称に配置されていることが好ましい。これにより、弁体2をバランス良く押圧することが可能になり、弁体2と弁座部11のシート面11aとの間に間隙が生じないように弁体2をシート面11aに着座させることができる。また、弁体2の駆動時に、弁駆動部材3は弁体2を中心軸Lに沿って持ち上げることができる。よって、弁の開閉動作を安定させることができる。
上記のように、板状部材20a,20bは、弁体2の径方向に湾曲しているため、押圧部材4Bは、中心軸Lの方向に弾性を有するようになる。
より詳しくは、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力が加えられ、弁体2が押し上げられると、板状部材20a,20bは内側に撓み、弁体2の中心軸Lの方向に縮む。
上記のように、第3の実施形態に係る弁部材1Bでは、押圧部材4Bは、弁体2の径方向に湾曲することで弁体2の中心軸Lの方向と異なる方向に延在する板状部材20a,20bを有する。
これにより、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力(押し上げ力)が加えられた際、弁体2の中心軸Lの方向に真っ直ぐ伸びる板状ないし柱状の部材で押圧部材を構成した場合に比べて、本実施形態の押圧部材4Bは弾性変形し易くなるため、弁駆動部材3による弁体2の操作性が向上する。その結果、第3の実施形態によれば、容器の内容物の注出性を向上させることができる。
なお、押圧部材4Bの有する板状部材の数や形状(幅、厚さなど)は、所望の特性や内容物の性状に応じて適宜選択することが可能である。例えば、押圧力を増やしたい場合には、板状部材の数を増やすか、板状部材を厚くするか、或いは板状部材の幅を広くすればよい。一方、押圧力を減らしたい場合には、板状部材の数を減らすか、板状部材を薄くするか、或いは板状部材の幅を狭くすればよい。このように板状部材の数や形状を変えることにより、押圧部材4Bの押圧力を調整することができる。
また、板状部材20a,20bの湾曲部分(例えば中央領域)を薄肉化することで、板状部材20a,20bが弁体2の中心軸Lの方向に、より変形し易いようにしてもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態による弁部材について、図8および図9を用いて説明する。図8は、第4の実施形態に係る弁部材1Cを有する逆止弁100Cの一部断面図(ハウジング部材10のみ断面図)である。図9(a)および図9(b)は、弁部材1Cの上側部分を示す斜視図である。
第4の実施形態と第1の実施形態との間の相違点は、押圧部材の構成である。以下、第1の実施形態との相違点を中心に第4の実施形態について説明する。
図8に示すように、逆止弁100Cは、内部に流体通路が形成されたハウジング部材10と、このハウジング部材10内に配設された弁部材1Cとを備えている。
弁部材1Cは、図8に示すように、弁体2と、弁駆動部材3と、押圧部材4Cと、係合部材5とを備えている。
押圧部材4Cは、図9(a)および図9(b)に示すように、一対の蛇行部材21a,21bを有する。蛇行部材21a,21bは、弁体2の中心軸Lの方向に蛇行した形状を有する。
より詳しくは、蛇行部材21aは、弁体2に一端が接続され、弁体2の中心軸Lの方向に延在する柱部22と、係合部材5に一端が接続され、弁体2の中心軸Lの方向に延在する柱部23と、柱部22および柱部23の他端同士を接続する蛇行部24とを有する。蛇行部材21bも、蛇行部材21aと同様の構成を有する。
蛇行部材21a,21bの一端は係合部材5に接続され、他端は弁体2に接続されている。より詳しくは、蛇行部材21a,21bの上端は係合部材5の下端に固定されることでハウジング部材10に支持され、蛇行部材21a,21bの下端は弁体2の周縁部2bに固定されている。
蛇行部材21aおよび蛇行部材21bは、図9(a)および図9(b)に示すように、弁体2の中心軸Lに対してほぼ対称に配置されていることが好ましい。これにより、弁体2をバランス良く押圧することが可能になり、弁体2と弁座部11のシート面11aとの間に間隙が生じないように弁体2をシート面11aに着座させることができる。また、弁体2の駆動時に、弁駆動部材3は弁体2を中心軸Lに沿って持ち上げることができる。よって、弁の開閉動作を安定させることができる。
なお、押圧部材4Cを構成する蛇行部材は、弁体2の周方向に蛇行した形状であってもよい。
上記のように、蛇行部材21a,21bは、弁体2の中心軸Lの方向または弁体2の周方向に蛇行した形状を有するため、押圧部材4Cは、中心軸Lの方向に弾性を有するようになる。
より詳しくは、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力が加えられ、弁体2が押し上げられると、蛇行部材21a,21bは弾性変形し、弁体2の中心軸Lの方向に縮む。
上記のように、第4の実施形態に係る弁部材1Cでは、押圧部材4Cは、蛇行することで弁体2の中心軸Lの方向と異なる方向に延在する蛇行部材21a,21bを有する。
これにより、弁駆動部材3から弁体2に弁駆動力(押し上げ力)が加えられた際、弁体2の中心軸Lの方向に真っ直ぐ伸びる板状ないし柱状の部材で押圧部材を構成した場合に比べて、本実施形態の押圧部材4Cは弾性変形し易くなるため、弁駆動部材3による弁体2の操作性が向上する。その結果、第4の実施形態によれば、容器の内容物の注出性を向上させることができる。
なお、押圧部材4Cの有する蛇行部材の数および形状(蛇行形状、太さなど)は、所望の特性や内容物の性状に応じて適宜選択することが可能である。例えば、押圧部材4Cの押圧力を増やしたい場合には、蛇行部材の数を増やすか、蛇行部材の太さを太くすればよい。一方、押圧部材4Cの押圧力を減らしたい場合には、蛇行部材の数を減らすか、蛇行部材の太さを細くすればよい。このように蛇行部材の数や形状を変えることにより、押圧部材4Cの押圧力を調整することができる。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態および変形例に限定されるものではない。異なる実施形態および変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
1,1A,1B,1C 弁部材
2 弁体
2a 当接部
2b 周縁部
3 弁駆動部材
3a 押しゴマ
3b シャフト
4,4A,4B,4C 押圧部材
5 係合部材
5a 凹部
6a,6b コイルばね
7a,7b,7c リング部
8a,8b,9a,9b 柱部
10 ハウジング部材
11 弁座部
11a シート面
12 口部
12a 凸部
13 導管部
14 鍔部
15 取付け部
20a,20b 板状部材
21a,21b 蛇行部材
22,23 柱部
24 蛇行部
41 容器本体
42 注出部
100,100A,100B,100C 逆止弁
1000 逆止弁付き容器
A,B 接続点
L (弁体の)中心軸

Claims (7)

  1. 内部に流体通路が形成されたハウジング部材内に配設され、前記ハウジング部材とともに、積層フィルムからなる包装袋に固定される逆止弁を構成する弁部材であって、
    前記ハウジング部材の内周面に設けられた弁座部のシート面にシール可能に着座する弁体と、
    前記弁体に連結された弁駆動部材であって、前記シート面から離間するように前記弁体を駆動する、弁駆動部材と、
    前記弁座部のシート面に向けて前記弁体を付勢する押圧部材であって、少なくとも一部分が前記弁体の中心軸の方向と異なる方向に延在し、前記弁体の中心軸の方向に弾性を有する、押圧部材と、
    を備え、
    前記弁体、前記弁駆動部材および前記押圧部材は、合成樹脂で一体成形されており、
    前記弁駆動部材は、前記包装袋を介して前記逆止弁を開くための力が加えられる押しゴマと、前記押しゴマから前記弁体に向けて延伸して前記弁体に接続するシャフトとを有することを特徴とする弁部材。
  2. 前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、中心軸の方向が前記弁体の中心軸の方向にほぼ平行となるコイルばねを有することを特徴とする請求項1に記載の弁部材。
  3. 前記押圧部材は、
    一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、
    前記弁体の中心軸の方向に間隔を空けて並ぶ第1〜第3のリング部と、
    前記第1のリング部と前記第2のリング部とを接続する複数本の第1の柱部と、
    前記第2のリング部と前記第3のリング部とを接続する複数本の第2の柱部とを有し、 前記弁体の中心軸の方向に見たときに、前記第1の柱部が前記第2の柱部と重ならないことを特徴とする請求項1に記載の弁部材。
  4. 前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、前記弁体の中心軸に向かって凸状または凹状に湾曲した板状部材を有することを特徴とする請求項1に記載の弁部材。
  5. 前記押圧部材は、一端が前記ハウジング部材に支持され、他端が前記弁体に接続され、前記弁体の中心軸の方向または前記弁体の周方向に蛇行した形状の蛇行部材を有することを特徴とする請求項1に記載の弁部材。
  6. 内部に流体通路が形成されたハウジング部材と、
    請求項1〜5のいずれかに記載の弁部材であって、前記ハウジング部材内に配設される弁部材と、
    を備えることを特徴とする逆止弁。
  7. 内容物を収容し、注出部を有する包装袋と、
    請求項6に記載の逆止弁と、
    を備え、
    前記逆止弁のハウジング部材は、筒状の口部と、前記口部に連接する筒状の導管部とを有し、
    前記逆止弁は、前記包装袋の注出部において、前記ハウジング部材の口部が露出するように前記ハウジング部材の導管部の少なくとも一部が前記包装袋に固定されていることを特徴とする逆止弁付き容器。
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