JP6858031B2 - 流路形成部材 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、スパウト内に、袋の外部から袋の内部への空気の侵入を防ぐとともに包装袋を押圧することによって開弁する弁体と、弁体よりも注出口側に設けられ弁体を通過した内容物の注出量等を低減させる手段(透孔付きの壁部)と、を備え、弁体を通過した内容物が透孔を通じて注出される構成が記載されている。特許文献2には、スパウトの両側を押圧することで注出口が生成され、開弁した注出口から内容物が注出される構成が記載されている。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
図1は、本発明に係るスパウト10,20,30,40を備えた包装袋100の全体構成を示す正面図である。
図1に示すように、包装袋100は、内容物が収容される収容部101と、収容部101に連通し内部の内容物を注出する注出部102と、を有する可撓性袋(容器本体)106を備えている。本実施形態のスパウト10は、包装袋100の注出部102に設けられるもので、収容部101内に収容された内容物を注出させる部位である。収容部101は、複数の可撓性フィルム103,104が重ね合わされ、各可撓性フィルム103,104の周縁が封止されて一体に形成されている。収容部を構成する少なくとも2枚の可撓性フィルム103,104の周縁がそれぞれヒートシールされることで袋体を構成している。
このような包装袋100は、内容物の注出性を高めるために、注出部102に以下に述べるようなスパウト10を有している。
また、可撓性フィルム103,104,105に、ガスバリア性向上のために、金属箔が積層されていても構わない。
以下、本発明の第1実施形態のスパウト(流路形成部材)10の構成について説明する。
図2は、第1実施形態のスパウト10の全体構成を示す斜視図である。図3は、第1実施形態のスパウト10の全体構成を示す断面図である。図4は、第1実施形態の弁構造部13の構成を示す正面図である。なお、図1に示すスパウト10の全体構成は一例であり、この構成に限られるものではない。
第1連結部15C及び第2連結部15Dは、固定部15Aと可動弁15Bとの間であって可動弁15Bの径方向両側にそれぞれ設けられ、可動弁15Bと固定部15Aとを連結している。
包装袋100は、詰め替え用のパウチとして用いた場合、例えば、口元107を備えた容器(以下、詰め替えボトル108と称する)に対して好適に使用される。
詰め替えボトル108に対して内容物の詰め替え作業を行う際は、まず不図示の蓋部を取り、図5に示すように包装袋100を傾けながら、スパウト10を詰め替えボトル108の口元107に近づける。本実施形態の弁構造部13には最初から注出流路18の一部を開放させる開口16が形成されていることから、可動弁15Bが可動していない状態であっても、初期状態の開口16から少量の内容物が注出される。スパウト10から注出される内容物の量は少量であるため、詰め替えボトル108の口元107を狙ってスパウトを近づける際に、内容物をこぼすことなく口元107内にスパウト10を挿し込むことができる。
次に、本発明の第2実施形態のスパウト(流路形成部材)20の構成について説明する。
以下に示す本実施形態のスパウト20の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、弁構造部23の構成において異なる。よって、以下の説明では、弁構造部23の構成について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図5と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
本実施形態のスパウト20では、弁構造部13によって形成される開口16により、最初から注出流路18の一部が開口されていることから、可動弁15Bが可動していない状態であっても、初期状態の開口16から少量の内容物が注出される。スパウト10から注出される内容物の量は少量であるため、詰め替えボトル108の口元107を狙ってスパウトを近づける際に、内容物をこぼすことなく口元107内にスパウト10を挿し込むことができる。
また、第1連結部25Cの寸法が、第1実施形態における第1連結部15Cの寸法と等しい場合、第1実施形態におけるスパウト10に比べて、使用時におけるスパウト20からの注出量を規制することができる。
次に、本発明の第3実施形態のスパウト(流路形成部材)30の構成について説明する。
以下に示す本実施形態のスパウト30の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、弁構造部33の構成において異なる。よって、以下の説明では、弁構造部33の構成について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図5と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
本実施形態のスパウト30では、弁構造部33によって形成される開口16により、最初から注出流路18の一部が開口されていることから、可動弁35Bが可動していない状態であっても、初期状態の開口16から少量の内容物が注出される。スパウト30から注出される内容物の量は少量であるため、詰め替えボトル108の口元107を狙ってスパウト30を近づける際に、内容物をこぼすことなく口元107内にスパウト10を挿し込むことができる。
次に、本発明の第4実施形態のスパウト(流路形成部材)40の構成について説明する。
以下に示す本実施形態のスパウト40の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、弁構造部43の構成において異なる。よって、以下の説明では、弁構造部43の構成について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる各図面において、図1〜図5と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
本実施形態のスパウト40では、弁構造部43によって形成される開口16により、最初から注出流路18の一部が開口されていることから、可動弁45B(4つの分割部45D)が可動していない状態であっても、初期状態の開口16から少量の内容物が注出される。スパウト40から注出される内容物の量は少量であるため、詰め替えボトル108の口元107を狙ってスパウト40を近づける際に、内容物をこぼすことなく口元107内にスパウトを挿し込むことができる。
また、各分割部45Dの形状や大きさは、全て等しくなくてもよく、少なくとも1つの形状や大きさが異なっていてもよい。
Claims (6)
- 内容物を収容する容器本体の注出部に設けられる流路形成部材であって、
前記容器本体の内側に固定される基部と、
前記基部の一端側から前記容器本体の外側に突出する流路形成部と、
前記基部及び前記流路形成部を貫通するとともに前記容器本体の収容空間に連通する流
路内に設けられた弁構造部と、を備え、
前記弁構造部は、
前記流路形成部の内壁面に設けられる固定部と、
前記流路の一部を遮断する可動弁と、
前記固定部と前記可動弁とを連結する第1連結部と、からなり、
前記可動弁は、前記流路形成部の径方向において、前記固定部から前記流路形成部の中心軸の方向に向かって離間しており、
前記可動弁は、前記収容空間内に収容された前記内容物の流出圧に応じて注出方向へ変位可能であり、
前記固定部と前記可動弁との間に前記第1連結部を除いて、前記可動弁が変位する前の
状態で前記流路の一部を開放させる開口が形成され、
前記第1連結部は、前記固定部と前記可動弁との間に形成される前記開口を拡げるよう
に前記固定部に対して前記可動弁を変位させるように設けられている、
流路形成部材。 - 前記可動弁がダイヤフラム状であり、
前記可動弁を介して前記第1連結部と対向する位置に前記可動弁と前記固定部とを連結する第2連結部をさらに有している、
請求項1に記載の流路形成部材。 - 前記第1連結部及び前記第2連結部の弾性強度が互いに等しい、
請求項2に記載の流路形成部材。 - 前記第1連結部及び前記第2連結部の弾性強度が互いに異なる、
請求項2に記載の流路形成部材。 - 前記可動弁が、前記流路の軸回りに分割された複数の分割部を有し、
各分割部は、各々に設けられた前記第1連結部を介して前記固定部にそれぞれ連結されている、請求項1に記載の流路形成部材。 - 前記弁構造部は、前記弁構造部、前記流路形成部及び前記基部は単一の部材からなる、
請求項1から5のいずれか一項に記載の流路形成部材。
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