JP2016129997A - 液体収容体 - Google Patents

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JP2016129997A JP2015005664A JP2015005664A JP2016129997A JP 2016129997 A JP2016129997 A JP 2016129997A JP 2015005664 A JP2015005664 A JP 2015005664A JP 2015005664 A JP2015005664 A JP 2015005664A JP 2016129997 A JP2016129997 A JP 2016129997A
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直樹 内藤
政弘 唐澤
Masahiro Karasawa
政弘 唐澤
雄司 青木
Yuji Aoki
雄司 青木
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Abstract

【課題】液体収容袋のマチ部の縁がフィルムを接合した封止部から形成されている場合に、落下によって封止部が剥離することを防止できる液体収容体を提供すること。
【解決手段】インクパック1(インク収容体)はインク収容袋2とインク供給部材3を備える。インク収容袋2は側面部5、6とマチ部7を備える。側面部5、6は第1フィルム21と第2フィルム22により構成され、マチ部7は第1フィルム21および第2フィルム22の外周縁部分に接合された第3フィルム23により構成される。第1フィルム21と第3フィルム23が接合された第1封止部51と、第2フィルム22と第3フィルム23が接合された第2封止部61には、これらを部分的に接合するマチ接合部11が設けられている。落下の衝撃によりマチ部7が広がる場合でも、マチ接合部11によってマチ部7の過度な変形を抑制でき、第1封止部51や第2封止部61が剥離することがない。
【選択図】図4

Description

本発明は、プリンター用のインクを収容するインクパックなどの液体収容体に関する。
可撓性のインク収容袋と、インク供給袋に取り付けられたインク供給部材を備えるインクパックは特許文献1に記載されている。インク収容袋は、一対の側面部と、一対の側面部の間に設けられたマチ部を備える。インク供給部材はインクパックがプリンターに装着されたときにプリンター側のインク流路とインク収容袋内を連通させるものであり、インク収容袋の開口部を封止した開口封止部に取り付けられている。インクパックにインクが充填された状態では、マチ部は一対の側面部の間で広がる。インクパックからプリンターにインクが供給されることによってインクパック内のインク量が減少すると、マチ部は一対の側面部の間で内側に折り畳まれる。
特開2008−24006号公報
インク収容袋としては、一対の側面部が第1フィルムと第2フィルムから構成され、マチ部が第1フィルムと第2フィルムの間で内側に折り畳み可能な第3フィルムから構成されているものがある。このような構成のインク収容袋では、マチ部の縁は、第1フィルムと第3フィルムを熱溶着などにより接合した第1封止部と、第2フィルムと第3フィルムを熱溶着などにより接合した第2封止部から形成される。
ここで、インクが充填された状態のインクパックを落下させると、落下時の衝撃によってマチ部が勢いよく広がってマチ部の縁に負荷がかかる。従って、マチ部の縁がフィルムを接合した封止部から構成されている場合には、この封止部が剥離して内部のインクが漏洩する可能性がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、液体収容袋のマチ部の縁がフィルムを接合した封止部から形成されている場合に、落下によって封止部が剥離することを防止あるいは抑制できる液体収容体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の液体収容体は、液体を液密に封止する封止部を有する可撓性の液体収容袋と、前記封止部の一端に設けられ前記液体収容袋から液体消費装置に液体を供給する液体供給部と、を備え、前記液体収容袋は、内側に折り畳み可能なマチ部を備え、前記マチ部の縁を形成する前記封止部の一部分が、対向する前記封止部の一部分と接合されてマチ接合部となっていることを特徴とする。
本発明によれば、マチ部の縁を形成する封止部の一部が対向する封止部の一部分と接合されている。従って、落下などの衝撃によりマチ部が広がってしまう場合でも、マチ部の過度な変形を抑制できる。これにより、マチ部の縁を形成する封止部に負荷がかかることを抑制できるので、封止部が剥離して、内部の液体が漏洩することを防止あるいは抑制できる。
次に、本発明の液体収容体は、一対の側面部と当該一対の側面部の間に内側に折り畳み可能なマチ部を備える液体収容袋と、前記液体収容袋内の液体を液体消費装置に供給するための液体供給部と、を有し、前記液体収容袋は、前記一対の側面部を構成する第1フィルムおよび第2フィルムと、前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの外周縁部分にそれぞれ接合されて前記マチ部を形成する第3フィルムと、前記第1フィルムと前記第3フィルムとが接合された第1封止部および前記第2フィルムと前記第3フィルムとが接合された第2封止部を部分的に接合するマチ接合部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、マチ部の縁となる第1フィルムと第3フィルムとの第1封止部と、第1フィルムと第3フィルムとの第2封止部がマチ接合部により部分的に接合されている。従って、落下などの衝撃によりマチ部が広がってしまう場合でも、マチ部の過度な変形を抑制できる。この結果、マチ部の縁に過度な負荷がかかることを抑制できるので、マチ部の縁を形成する第1封止部および第2封止部の剥離を防止あるいは抑制できる。
本発明において、前記液体収容袋は、前記マチ部の長さ方向の両側に底部と開口部とを備え、前記液体供給部は、前記開口部を封止した開口封止部に液密に固定されており、前記マチ接合部は、前記開口封止部よりも前記底部に近い側に設けられていることが望ましい。このようにすれば、液体収容体が、底部の側を下方に向けた姿勢で落下した場合などに、第1封止部および第2封止部の剥離を防止しやすい。
本発明において、前記第1フィルムと前記第2フィルムは、互いに対向する対向面に接合層を備え、前記第3フィルムは、前記第1封止部に第1切欠部を備えるともに、前記第2封止部に前記第1切欠部と対向する第2切欠部を備え、前記マチ接合部は、前記第1切欠部を介して外側に露出した前記第1フィルムの接合層と、前記第2切欠部を介して外側に露出した前記第2フィルムの接合層とが接合されて設けられていることが望ましい。このようにすれば、第1フィルムと第2フィルムを容易に接合できるので、第1封止部と第2封止部とを部分的に接合するマチ接合部を設けることが容易となる。また、第1フィルムと第2フィルムを確実に接合できる。
この場合において、前記第1切欠部および前記第2切欠部の輪郭は、円弧形状であることが望ましい。このようにすれば、各切欠部の輪郭形状を矩形とした場合と比較して、切欠部の縁から第1、第2封止部が剥離したり、マチ接合部が剥離したりすることを抑制できる。
本発明において、前記底部は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとを接合した底封止部を備え、前記第1封止部および前記第2封止部は、それぞれ前記マチ部の長さ方向に沿って延設されたマチ側封止部分と、前記マチ側封止部分と交差する方向に延設されて当該マチ側封止部分と前記底封止部との間を封止する底側封止部分とを備え、前記底側封止部分と前記マチ側封止部分とが交差する前記第1封止部の角部には、記第1フィルムと前記第3フィルムとを接合した第1補強用封止部分が三角形形状に設けられており、前記底側封止部分と前記マチ側封止部分とが交差する前記第2封止部の角部には、記第1フィルムと前記第3フィルムとを接合した第2補強用封止部分が前記第1補強用封止部分と対応する三角形形状に設けられており、前記マチ接合部は、前記第1補強用封止部分および前記第2補強用封止部分の頂点のうち、前記底封止部よりも前記開口封止部に近い頂点の外側に位置する部分を接合していることが望ましい。
このようにすれば、液体収容袋が第1補強用封止部分および第2補強用封止部分を備えるので、底部の側を下方に向けた姿勢で液体収容体が落下した場合に、落下時の衝撃によって液体収容袋における底部とマチ部の間の部分が剥離することを防止できる。しかし、液体収容袋に三角形形状の補強用封止部分を設けた場合には、マチ部に過度な変形が生じたときに、各補強用封止部分における底部とは反対側の頂点(底封止部よりも開口封止部に近い頂点)の外側に位置する部分において第1封止部および第2封止部の剥離が発生しやすくなる。従って、かかる剥離が発生しやすい部分にマチ接合部を設けることにより、第1封止部および第2封止部の剥離を防止あるいは抑制できる。
本発明において、前記マチ部として、前記一対の側面部の間で互いに対向する一対のマチ部を備え、各マチ部は、それぞれ前記マチ接合部を備えることが望ましい。このようにすれば、一対の側面部の間に一対のマチ部を備える場合においても、落下などの衝撃による変形によって各マチ部の縁となる封止部が剥離することを防止あるいは抑制できる。
本発明を適用したインクパックの平面図および斜視図である。 インクパックの分解斜視図である。 マチ接合部の説明図である。 インクパックがマチ接合部を備えることによる効果の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の液体収容体の実施の形態であるインクパックを説明する。
(インクパックの外観)
図1は本発明を適用したインクパックの説明図である。図1(a)はインクが充填されていない状態のインクパックの平面図であり、図1(b)はインクが充填された状態のインクパックの斜視図である。本例のインクパック1(液体収容体)は、インクジェットプリンター(液体消費装置)に装着されて、当該インクジェットプリンターにインクを供給する。図1に示すように、インクパック1は、可撓性のインク収容袋(液体収容袋)2と、インク収容袋2に取り付けられたインク供給部材(液体供給部)3を備える。
インク収容袋2は、その平面形状が長方形をしている。インク収容袋2は、図1(b)に示すように、一対の側面部5、6と、側面部5、6の間に設けられた一対のマチ部7、8を有する。マチ部7、8は一対の側面部5、6の間を内側に折り畳み可能である。また、インク収容袋2は、マチ部7、8の長さ方向の両側に底部9と開口部10を備える。インク供給部材3はインク収容袋2の開口部10を封止した開口封止部10aに液密に固定されている。開口封止部10aは、マチ部7、8の対向方向に一定幅で延びている。
さらに、インク収容袋2は、各マチ部7、8において開口封止部10aよりも底部9に近い側の一部分を互いに接合したマチ接合部11を備える。なお、以下の説明では、一対のマチ部7、8が対向する方向をX方向とし、その一方側を+X方向、他方側を−X方向とする。また、X方向と直交してインク収容袋2の底部9と開口部10が対向する方向をY方向とし、開口部10の側を+Y方向、底部9の側を−Y方向とする。さらに、一対の側面部5、6の対向方向であってX方向およびY方向と直交する方向をZ方向とし、図中の上方を+Z方向、下方を−Z方向とする。
インクパック1にインクが充填されていない状態では、図1(a)に示すように、一対のマチ部7、8は一対の側面部5、6の内側に折り畳まれている。インクパック1にインクが充填された状態では、図1(b)に示すように、一対のマチ部7、8は一対の側面部5、6の間でZ方向に広がった状態となる。ここで、図1(b)に示す状態からインクがインクジェットプリンターに供給されてインクパック1内のインク量が減少すると、マチ部7、8は再び一対の側面部5、6の内側に折り畳まれる。そして、インクパック1内にインクが無くなると、再び、図1(a)に示す状態に戻る。
(インクパックの構成)
図2はインクパック1の分解斜視図である。図3はマチ接合部11の説明図である。図3(a)は、マチ接合部11の近傍で第3フィルム23から第1フィルム21を剥がした状態を示す模式図であり、図3(b)はマチ接合部11をY方向に沿ってZ方向に切断した断面の模式図である。なお、図2において、インク収容袋2を構成する各フィルムの点線で囲んだ領域よりも外側の領域は、他のフィルムとの接合に利用される接合代である。
図2に示すように、インク収容袋2の側面部5、6は、Z方向で対向する第1フィルム21と第2フィルム22から構成される。インク収容袋2のマチ部7、8は、X方向で対向する第3フィルム23と第4フィルム24から構成される。第1〜第4フィルム21〜24はいずれも可撓性のフィルムである。第1フィルム21と第2フィルム22は同一の形状である。第3フィルム23と第4フィルム24は同一の形状である。第3フィルム23と第4フィルム24は、いずれも2つ折りにされており、各フィルム23、24の折り曲げ部分25は、Z方向から見た場合に、第1フィルム21および第2フィルム22と重なる位置にある。
ここで、図3(b)に示すように、第1〜第4フィルム21〜24は、それぞれ、水分バリア層およびガスバリア層を備える複合バリア層31と、接合に用いられる溶着層(接合層)32を含む積層構造体である。複合バリア層31は、無機酸化物を蒸着した樹脂フィルムから形成された水分バリア層およびEVOH(エチレンビニルアルコール共重合樹脂)からなるガスバリア層を含む。溶着層32は、PE(ポリエチレン)やCPP(無延伸ポリプロピレン)からなる。第1フィルム21と第2フィルム22は、それぞれの溶着層32がZ方向で対向するように配置されている。第3フィルム23および第4フィルム24のそれぞれは、折り曲げ部分25よりも+Z方向の上側フィルム部分26でその溶着層32が第1フィルム21と対向し、折り曲げ部分25よりも−Z方向の下側フィルム部分27でその溶着層32が第2フィルム22と対向するように配置されている。
図1に示すように、第1フィルム21と第2フィルム22の−Y方向の端部分におけるX方向の中央部分には、第1フィルム21と第2フィルム22を接合した底封止部9aが設けられている。底封止部9aは第1フィルム21の溶着層32と第2フィルム22の溶着層32を熱溶着して設けられる。底封止部9aはX方向に一定幅で延びている。インク収容袋2の底部9は底封止部9aにより形成されている。
第1フィルム21と第2フィルム22の+Y方向の端部分におけるX方向の中央部分には開口封止部10aが設けられている。開口封止部10aにはインク供給部材3が取り付けられている。インク供給部材3は、インク収容袋2の開口部10の縁を構成する第1フィルム21の+Y方向の端縁部分と第2フィルム22の+Y方向の端縁部分の間に、その−Y方向側の端部分を挿入した状態とされている。
ここで、インク供給部材3は樹脂製であり、図2に示すように、−Y方向から+Y方向に向って、フランジ部分41、円筒部分42、および小径筒部分43をこの順番に備える。フランジ部分41はX方向が長くZ方向が短い偏平形状である。円筒部分42はフランジ部分41のX方向の中央部分から+Y方向に突出している。小径筒部分43は円筒部分42と同軸に設けられており、小径筒部分43の外径寸法は円筒部分42の外径寸法よりも短い。
インク供給部材3はフランジ部分41が第1フィルム21と第2フィルム22の間に挟まれた状態とされる。また、インク供給部材3は、第1フィルム21と第2フィルム22とを熱溶着して開口封止部10aを形成する際に、フランジ部分41が第1フィルム21と第2フィルム22に熱溶着され、これにより、インク収容袋2に液密に固定される。インク供給部材3は、インクパック1がインクジェットプリンターに装着されたときにインクジェットプリンター内に設けられたインク流路とインク収容袋2内を連通させる。
第3フィルム23は、図2に示すように、折り曲げ部分25よりも+Z方向に位置する上側フィルム部分26の外周縁が第1フィルム21の外周縁部分に接合される。また、第3フィルム23は、折り曲げ部分25よりも−Z方向に位置する下側フィルム部分27の外周縁が第2フィルム22の外周縁部分に接合される。
第1フィルム21と第3フィルム23の接合は、第1フィルム21の溶着層32と第3フィルム23の溶着層32を熱溶着して行われる。第2フィルム22と第3フィルム23の接合は、第2フィルム22の溶着層(接合層)32と第3フィルム23の溶着層32を熱溶着して行われる。なお、第4フィルム24は第3フィルム23と同様に第1フィルム21および第2フィルム22に接合されるので、対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1フィルム21と第3フィルム23を接合した第1封止部51は、図1に示すように、Y方向(マチ部7の長さ方向)に沿って一定幅で延びる第1マチ側封止部分52と、第1マチ側封止部分52と底封止部9aの間を封止する第1底側封止部分53と、第1マチ側封止部分52と開口封止部10aの間を封止する第1開口側封止部分54を備える。第1底側封止部分53はX方向に一定幅で延びて底封止部9aに連続している。第1開口側封止部分54はX方向に一定幅で延びて開口封止部10aに連続している。
また、第1封止部51は、第1底側封止部分53と第1マチ側封止部分52が交差する角部に、三角形形状をした第1底側補強用封止部分55を備える。さらに、第1封止部51は、第1開口側封止部分54と第1マチ側封止部分52が交差する角部に、三角形形状をした第1開口側補強用封止部分56を備える。
一方、第2フィルム22と第3フィルム23を接合した第2封止部61は、Y方向に沿って延びる第2マチ側封止部分62と、X方向に延びて第2マチ側封止部分62と底封止部9aの間を封止する第2底側封止部分63と、X方向に延びて第2マチ側封止部分62と開口封止部10aの間を封止する第2開口側封止部分64を備える。第2底側封止部分63はX方向に一定幅で延びて底封止部9aに連続している。第2開口側封止部分64はX方向に一定幅で延びて開口封止部10aに連続している。
また、第2封止部61は、第2底側封止部分63と第2マチ側封止部分62が交差する角部に、三角形形状をした第2底側補強用封止部分65を備える。第2底側補強用封止部分65は第1底側補強用封止部分55と同一の形状であり、Z方向から見た場合に重なる。さらに、第2封止部61は、第2開口側封止部分64と第2マチ側封止部分62が交差する角部に、三角形形状をした第2開口側補強用封止部分66を備える。第2開口側補強用封止部分66は第1開口側補強用封止部分56と同一の形状であり、Z方向から見た場合に重なる。
マチ接合部11は、第1マチ側封止部分52において、第1底側補強用封止部分55の底部9とは反対側(+Y方向)に位置する頂点Pの外側(X方向の外側)に位置する部分と、第2マチ側封止部分62において、第2底側補強用封止部分65の底部9とは反対側(+Y方向)に位置する頂点P´の外側(X方向の外側)に位置する部分を接合している。
(マチ接合部)
図2および図3(a)に示すように、第3フィルム23は、第1マチ側封止部分52を形成する上側フィルム部分26の+X方向の縁部分に、−X方向に切り欠かれた半円形の第1切欠部71を備える。また、第3フィルム23は、第2マチ側封止部分62を形成する下側フィルム部分27の+X方向の縁部分に、−X方向に切り欠かれた半円形の第2切欠部72を備える。第1切欠部71は第3フィルム23において第1底側補強用封止部分55を形成する三角形形状の領域の+Y方向の端の外側に設けられる。第2切欠部72は下側フィルム部分27において第2底側補強用封止部分65を形成する三角形形状の領域の+Y方向の端の外側に設けられる。第1切欠部71と第2切欠部72は第3フィルム23を折り畳んだときに、Z方向で重なる。
ここで、マチ接合部11は、図3(b)に示すように、第1切欠部71を介して−Z方向に露出した第1フィルム21の溶着層32と、第2切欠部72を介して+Z方向に露出した第2フィルム22の溶着層32とを熱溶着することにより形成される。
(作用効果)
図4はインクパック1がマチ接合部11を備えることによる効果の説明図である。本例では、インクパック1がマチ接合部11を備える。従って、図4(a)に示すように、インクが充填されたインクパック1が底部9を下にした姿勢で落下した場合でも、マチ部7、8が勢い良く広がることを防止できる。これにより、マチ部7、8の縁に負荷がかかることを抑制できるので、マチ部7、8の縁となっている第1、第2封止部51、61の剥離を防止あるいは抑制できる。
また、マチ接合部11がインク収容袋2の開口部10よりも底部9に近い側に設けられているので、インクパック1が底部9の側を下に向けて落下したときにマチ部7、8の広がりを抑制しやすい。従って、第1封止部51および第2封止部61の剥離を確実に防止できる。
ここで、図4(b)に示す比較例のインクパック100は、本例のインクパック1においてマチ接合部11を備えていない構成のものである。このようなインクパック100が、インクが充填された状態で底部9を下にして落下すると、マチ部7、8が勢い良く広がるので、各底側補強用封止部分55、65における底部9とは反対側の頂点の外側において第1封止部51および第2封止部61が剥離しやすい。かかる問題に対して、本例のインクパック1は、この剥離しやすい部分にマチ接合部11を備えるので、第1封止部51および第2封止部61の剥離を確実に防止できる。
また、本例では、インク収容袋2の一対の側面部5、6を構成する第1フィルム21の溶着層32および第2フィルム22の溶着層32を利用してマチ接合部11を形成している。従って、マチ接合部11を設けることが容易である。また、第1フィルム21および第2フィルム22を熱溶着によって確実に接合できる。
さらに、マチ接合部11を形成するために第3フィルム23および第4フィルム24に設けた第1切欠部71および第2切欠部72の輪郭は円弧形状なので、切欠部の輪郭形状を、例えば、矩形とした場合などと比較して、切欠部の縁から第1、第2封止部51、61が剥離したり、マチ接合部11が剥離したりすることを抑制できる。
なお、上記の例では、各フィルム21〜24は溶着により接合されているが、接着剤により接合してもよい。また、この場合には、マチ接合部11も接着剤により第1封止部51の一部分と第2封止部61の一部分を接合するものとすることができる。
1・・インクパック(液体供給体)、2・・インク収容袋(液体収容袋)、3・・インク供給部材(液体供給部)、5・・側面部、7・・マチ部、9・・底部、9a・・底封止部、10・・開口部、10a・・開口封止部、11・・マチ接合部、21・・第1フィルム、22・・第2フィルム、23・・第3フィルム、24・・第4フィルム、25・・折り曲げ部分、26・・上側フィルム部分、27・・下側フィルム部分、31・・複合バリア層、32・・溶着層(接合層)、41・・フランジ部分、42・・円筒部分、43・・小径筒部分、51・・第1封止部、52・・第1マチ側封止部分、53・・第1底側封止部分、54・・第1開口側封止部分、55・・第1底側補強用封止部分、56・・第1開口側補強用封止部分、61・・第2封止部、62・・第2マチ側封止部分、63・・第2底側封止部分、64・・第2開口側封止部分、65・・第2底側補強用封止部分、66・・第2開口側補強用封止部分、71・・第1切欠部、72・・第2切欠部、100・・比較例のインクパック

Claims (7)

  1. 液体を液密に封止する封止部を有する可撓性の液体収容袋と、
    前記封止部の一端に設けられ前記液体収容袋から液体消費装置に液体を供給する液体供給部と、
    を備え、
    前記液体収容袋は、内側に折り畳み可能なマチ部を備え、
    前記マチ部の縁を形成する前記封止部の一部分が、対向する前記封止部の一部分と接合されてマチ接合部となっていることを特徴とする液体収容体。
  2. 一対の側面部と当該一対の側面部の間に内側に折り畳み可能なマチ部を備える液体収容袋と、
    前記液体収容袋内の液体を液体消費装置に供給するための液体供給部と、
    を有し、
    前記液体収容袋は、前記一対の側面部を構成する第1フィルムおよび第2フィルムと、
    前記第1フィルムおよび前記第2フィルムの外周縁部分にそれぞれ接合されて前記マチ部を形成する第3フィルムと、
    前記第1フィルムと前記第3フィルムとが接合された第1封止部および前記第2フィルムと前記第3フィルムとが接合された第2封止部を部分的に接合するマチ接合部と、を備えることを特徴とする液体収容体。
  3. 請求項2において、
    前記液体収容袋は、前記マチ部の長さ方向の両側に底部と開口部とを備え、
    前記液体供給部は、前記開口部を封止した開口封止部に液密に固定されており、
    前記マチ接合部は、前記開口封止部よりも前記底部に近い側に設けられていることを特徴とする液体収容体。
  4. 請求項3において、
    前記第1フィルムと前記第2フィルムは、互いに対向する対向面に接合層を備え、
    前記第3フィルムは、前記第1封止部に第1切欠部を備えるともに、前記第2封止部に前記第1切欠部と対向する第2切欠部を備え、
    前記マチ接合部は、前記第1切欠部を介して外側に露出した前記第1フィルムの接合層と、前記第2切欠部を介して外側に露出した前記第2フィルムの接合層とが接合されて設けられていることを特徴とする液体収容体。
  5. 請求項4において、
    前記第1切欠部および前記第2切欠部の輪郭は、円弧形状であることを特徴とする液体収容体。
  6. 請求項3ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記底部は、前記第1フィルムと前記第2フィルムとを接合した底封止部を備え、
    前記第1封止部および前記第2封止部は、それぞれ前記マチ部の長さ方向に沿って延設されたマチ側封止部分と、前記マチ側封止部分と交差する方向に延設されて当該マチ側封止部分と前記底封止部との間を封止する底側封止部分とを備え、
    前記底側封止部分と前記マチ側封止部分とが交差する前記第1封止部の角部には、記第1フィルムと前記第3フィルムとを接合した第1補強用封止部分が三角形形状に設けられており、
    前記底側封止部分と前記マチ側封止部分とが交差する前記第2封止部の角部には、記第1フィルムと前記第3フィルムとを接合した第2補強用封止部分が前記第1補強用封止部分と対応する三角形形状に設けられており、
    前記マチ接合部は、前記第1補強用封止部分および前記第2補強用封止部分の頂点のうち、前記底封止部よりも前記開口封止部に近い頂点の外側に位置する部分を接合していることを特徴とする液体収容体。
  7. 請求項2ないし6のうちのいずれかの項において、
    前記マチ部として、前記一対の側面部の間で互いに対向する一対のマチ部を備え、
    各マチ部は、それぞれ前記マチ接合部を備えることを特徴とする液体収容体。
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