JP2020019513A - 二重容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能な二重容器用キャップを提供する。【解決手段】二重容器用キャップ1は、装着筒壁14に連結するとともに口部7を上方から覆う天面部15を有するキャップ本体部材10と、中栓部材11と、吐出弁体12aと空気弁体12bとを有する弁部材12と、を備え、天面部15と中栓部材11と弁部材12とにより、吐出路C1を区画する吐出筒18が形成され、吐出筒18は、中栓部材11に設けられ吐出弁体12aが着座可能な吐出弁座19を有し、天面部15は、外気流入口20と、吐出路C1を包囲しないで外気流入口20を包囲するとともに空気弁体12bが着座可能な空気弁座21と、を有し、天面部15と中栓部材11と弁部材12とにより、吐出路C1及び収容空間Sから隔てられるとともに外気を外気流入口20から外気導入口6に向けて流入させる外気流入路C2が区画される。【選択図】図1

Description

本発明は、二重容器用キャップに関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプー、リンス、液体石鹸などのトイレタリーや、食品調味料などの食品や、その他の液状の内容物を収容する二重容器本体と、二重容器本体の口部に装着されるキャップとで構成される二重容器が知られている。このような二重容器においては、二重容器本体は、内容物の収容空間を形成する減容変形可能(容積を減少させるように変形可能)な内層体と、内層体を取り囲む外層体と、口部に設けられ内層体と外層体との間に外気を導入する外気導入口と、を備えている。また、キャップは、例えば特許文献1に記載されるように、口部の外周面と係合する装着筒壁と装着筒壁に連結するとともに口部を上方から覆う天面部とを有するキャップ本体部材と、口部と天面部との間に配置される中栓部材と、天面部と中栓部材との間に配置されるとともに吐出弁体と空気弁体とを有する弁部材と、サクションバック用の玉弁と、を備えることがある。
特許文献1に記載される二重容器用キャップでは、天面部と弁部材と中栓部材とにより、内容物を吐出する吐出路と、吐出路及び収容空間から隔てられるとともに外気を天面部に設けられた外気流入口から外気導入口に向けて流入させる外気流入路とが区画されている。また、中栓部材は、吐出路の入口を包囲するとともに吐出弁体が着座可能な吐出弁座と、吐出弁座に隣接する部分から垂下する筒状をなす垂下筒と、を有している。垂下筒は、吐出路に連通するサクションバック用の空間を区画しており、当該空間にはサクションバック用の玉弁が配置されている。弁部材は、吐出路と外気流入路とを隔てる筒壁を有しており、筒壁の内周面には吐出弁体が連結しており、筒壁の外周面には環状の空気弁体の内周縁が連結している。天面部は、吐出路及び外気流入口を含む部分全体を包囲するとともに空気弁体が着座可能な空気弁座を有している。
このような二重容器用キャップによれば、二重容器を傾倒させて外層体をスクイズ(圧搾操作)することにより、空気弁体によって空気の漏れを抑制しながら内層体をスムーズに減容変形させて、収容空間に収容された内容物を、吐出路の出口(吐出口)から吐出することができる。また、スクイズを解除することにより、外気が外気流入路を通って外気導入口から内層体と外層体との間に導入されるので、内層体の減容変形を維持したままで外層体を復元させることができる。このように、二重容器本体を用いて収容空間内の内容物を空気と置換せずに吐出する構成により収容空間内の内容物と外気との接触を抑制し内容物の品質を良好に維持することができる。
特開2018−58594号公報
特許文献1に記載されるような二重容器用キャップは、部材構成及び各部材の形状等を工夫することにより小型化が図られているが、容器の意匠性向上等の観点からキャップのさらなる小型化が求められる場合がある。
したがって、本発明の目的は、小型化が可能な二重容器用キャップを提供することにある。
本発明の一態様に係る二重容器用キャップは、
内容物の収容空間を形成する減容変形可能な内層体と、前記内層体を取り囲む外層体と、筒状の口部に設けられ前記内層体と前記外層体との間に外気を導入する外気導入口と、を備える二重容器本体の前記口部に装着される二重容器用キャップであって、
前記口部の外周面と係合する装着筒壁と前記装着筒壁に連結するとともに前記口部を上方から覆う天面部とを有するキャップ本体部材と、
前記口部と前記天面部との間に配置される中栓部材と、
吐出弁体と空気弁体とを有する弁部材と、を備え、
前記天面部と前記中栓部材と前記弁部材とにより、前記内容物を吐出する吐出路を区画する筒状の吐出筒が形成され、
前記吐出筒は、前記中栓部材に設けられ前記吐出弁体が着座可能な吐出弁座を有し、
前記天面部は、外気流入口と、前記吐出路を包囲しないで前記外気流入口を包囲するとともに前記空気弁体が着座可能な空気弁座と、を有し、
前記天面部と前記中栓部材と前記弁部材とにより、前記吐出路及び前記収容空間から隔てられるとともに外気を前記外気流入口から前記外気導入口に向けて流入させる外気流入路が区画されるものである。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記中栓部材が、前記口部の上面に当接するとともに水平方向に延在する環状板状の外周縁部を有してもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、
前記中栓部材が、前記外周縁部から前記口部の内周面に沿って垂下する筒状の垂下筒と、前記垂下筒に連結する底壁と、前記底壁に連結するとともに前記吐出筒の下部を構成する下部筒壁と、を有してもよく、
前記弁部材が、前記吐出筒の上下方向中間部を構成する中間筒壁を有してもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、
前記中栓部材が、前記底壁から垂下する有底筒状の収容壁を有してもよく、
前記弁部材が、前記中間筒壁に連結するとともに前記収容壁に収容される筒状の空気弁基部と、前記空気弁基部と前記空気弁体とを連結するとともに前記空気弁体を上方に付勢する空気弁弾性部と、を有してもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記収容壁の内周面に、前記収容壁の周方向に前記空気弁基部を位置合せするために前記空気弁基部と係合する位置合せ部が設けられてもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記空気弁弾性部が、1条以上のコイルばね状をなしてもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記弁部材が、前記中間筒壁と前記中間筒壁に連結し前記天面部と前記中栓部材とで挟持される環状の外枠部とで構成される弁基部と、前記弁基部と前記空気弁体とを連結するとともに前記空気弁体を上方に付勢する空気弁弾性部と、を有してもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、
前記空気弁体が、略円板状をなし、
前記弁基部が、前記外枠部から前記空気弁体の周方向に延在する一対の円弧状の内枠部を有してもよく、
前記空気弁弾性部が、前記空気弁体の周方向に等間隔に配置された湾曲板ばね状をなす4つのばねで構成されてもよく、
前記4つのばねが、前記一対の円弧状の内枠部のそれぞれと、前記中間筒壁と、前記外枠部とに1つずつ連結していてもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記弁部材が、前記中間筒壁と前記吐出弁体とを連結するとともに前記吐出弁体を下方に付勢する1条以上のコイルばね状をなす吐出弁弾性部を有してもよい。
本発明に係る二重容器用キャップは、前記弁部材が、前記中間筒壁に連結する吐出弁基部と、前記吐出弁基部と前記吐出弁体とを連結するとともに前記吐出弁体を下方に付勢する湾曲板ばね状をなす吐出弁弾性部と、を有してもよい。
本発明によれば、小型化が可能な二重容器用キャップを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る二重容器用キャップを備える二重容器を示す縦断面図である。 図1に示すキャップ本体部材の天面部の底面図である。 図1に示す弁部材の上面図である。 図3のA−A断面図である。 図1に示す中栓部材の上面図である。 本発明の第2実施形態に係る二重容器用キャップを備える二重容器を示す縦断面図である。 図6に示す弁部材の上面図である。 図6に示す中栓部材の上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る二重容器用キャップについて詳細に例示説明する。なお、上下方向とは、二重容器の正立状態を基準とする。すなわち、上方とは、図1及び図6における上方を意味し、下方とはその反対方向を意味する。また、縦断面とは、鉛直面による断面を意味する。
まず、本発明の第1実施形態に係る二重容器用キャップについて詳細に例示説明する。図1に示すように、本実施形態に係る二重容器用キャップ1(以下、キャップ1ともいう)は、化粧水などの化粧料や、シャンプー、リンス、液体石鹸などのトイレタリーや、食品調味料などの食品や、その他の液状の内容物(図示省略)を収容する二重容器本体2の円筒状の口部7に装着されることで、二重容器3を構成している。
二重容器本体2は、内容物の収容空間Sを形成する減容変形可能(容積を減少させるように変形可能)な内層体4(内容器)と、内層体4を取り囲む外層体5(外容器)と、口部7に設けられ内層体4と外層体5との間に外気を導入する外気導入口6と、を備えている。内層体4は、内口部7aと内口部7aに連なる可撓性を有する袋状の収容部(図示省略)とを有している。外層体5は、内口部7aと協働して口部7を構成する外口部7bと外口部7bに連なるとともに可撓性及び復元性を有する胴部(図示省略)と胴部に連なる底部(図示省略)とを有している。また、本実施形態では、二重容器本体2は、外層体5の内側に内層体4が剥離可能に積層された積層剥離容器(デラミネーション容器)である。外層体5及び内層体4の材料には、相互に相溶性が低い樹脂を用いることができる。また、図示は省略するが、外層体5と内層体4との間に、上下方向に延在して外層体5と内層体4とを部分的に接合する、1本又は複数本の接着帯を設けてもよい。
本実施形態では、二重容器本体2は、加熱溶融された積層パリソンを金型で挟み、内部に空気を吹き込んで積層剥離容器を形成する押出しブロー成形(EBM:Extrusion Blow Molding)によって形成されている。外層体5の材料には、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)又はポリプロピレン等を好適に用いることができ、LDPEを用いた場合には、特に高いスクイズ性(可撓性及び復元性)を得ることができる。また、内層体4の材料には、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)又はナイロンを好適に用いることができる。
二重容器本体2は、押出しブロー成形によって形成されるものに限られず、例えば、二重構造の有底筒状に形成されたプリフォームから積層剥離容器を形成する二軸延伸ブロー成形によって形成されてもよい。二軸延伸ブロー成形によって積層剥離容器を形成する場合、外層体5の材料にはポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリプロピレン等を用いてもよく、内層体4の材料にはポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート(PET)を用いてもよい。二重容器本体2は、積層剥離容器に限られず、例えば、外層体5と内層体4とを個別に形成して組み付けたものであってもよい。
口部7は、後述する拡径部8を含む2段円筒状をなしている。口部7の外周面には、キャップ1との係合部となる雄ねじ9が設けられている。なお、キャップ1との係合部は、雄ねじ9に限られず、例えば、打栓によってキャップ1を口部7に装着するための、例えば環状凸部等の係止部であってよい。本実施形態では、外気導入口6は、口部7の中心軸線Oを挟むように配置されるとともに外口部7bを貫通する2つの貫通孔からなっている。口部7の雄ねじ9には、外気導入口6と重なる部分を上下方向に亘って切欠く切欠き部9aが設けられている。本実施形態では切欠き部9aで空気の通路を構成しているが、切欠き部9aを設けずに、雄ねじ9と雌ねじ14aとの間の隙間で空気の通路を構成してもよい。口部7の下端部には、段差を形成する円筒状の拡径部8が設けられている。拡径部8は、外気導入口6より下方に設けられている。
キャップ1は、キャップ本体部材10と、中栓部材11と、吐出弁体12a及び空気弁体12bを有する弁部材12と、を備えている。キャップ本体部材10は、口部7の雄ねじ9と係合する雌ねじ14aを内周面に有する装着筒壁14と、装着筒壁14に連結するとともに口部7を上方から覆う天面部15と、蓋体16と、を備えている。装着筒壁14の下部は、口部7の拡径部8に全周に亘って密接している。蓋体16は、天面部15を上方から覆う閉鎖位置と天面部15を開放する開放位置との間で回動可能にヒンジ17を介して装着筒壁14の上端部に連結されている。しかし、蓋体16は、閉鎖位置と開放位置との間で移動可能な、キャップ本体部材10とは別の部材として構成されてもよい。キャップ本体部材10及び中栓部材11は、例えば、合成樹脂製であってよい。弁部材12は、例えば、合成樹脂製又はゴム製であってよい。
天面部15と中栓部材11と弁部材12とにより、内容物を吐出する吐出路C1を区画する筒状の吐出筒18が形成されている。吐出筒18は、中栓部材11に設けられ吐出弁体12aが着座可能な吐出弁座19を有している。
天面部15は、外気流入口20と、吐出路C1を包囲しないで外気流入口20を包囲するとともに空気弁体12bが着座可能な空気弁座21と、を有している。天面部15と中栓部材11と弁部材12とにより、吐出路C1及び収容空間Sから隔てられるとともに外気を外気流入口20から外気導入口6に向けて流入させる外気流入路C2が区画されている。
図1及び図5に示すように、中栓部材11は、口部7の上面に当接するとともに水平方向に延在する略円環状の板状の外周縁部11aを有している。外周縁部11aには、天面部15の裏面に設けられた後述する4つの空気溝15cと周方向に対応する位置で外周面を切欠く4つの外周縁部切欠き11fが設けられている。また、中栓部材11は、外周縁部11aから口部7の内周面に沿って垂下するとともに口部7の内周面に当接する円筒状の垂下筒11bを有している。垂下筒11bの内周面の上部には、上方に向けて拡径する段差状をなす、中心軸線Oを中心とする円環状の棚部11gが設けられている。垂下筒11bには水平方向に延在する底壁11cが連結している。底壁11cには、吐出筒18の下部を構成する下部筒壁11dの上下方向中間部が連結している。下部筒壁11dは、第1軸線X1を中心とし、下部に縮径部を有するとともに上部に拡径部を有する段付き円筒状をなしている。当該縮径部は、逆円錐状をなしており、その上面が吐出弁座19を構成している。下部筒壁11dの上下方向中間部の内周面における上側部分には、吐出弁体12aとの間に内容物が通過可能な隙間を形成可能な3つの溝11eが第1軸線X1の周方向に等間隔を空けて設けられている。溝11eの数、大きさ及び配置等は内容物の粘度等に合わせて適宜変更が可能である。
図1〜図2に示すように、天面部15は、装着筒壁14の上端部から水平に延在する天壁15aを有している。天壁15aの底面における外周縁部には、中心軸線Oを中心とする円弧形平面状の底面を有する4つの突出段部15bが、中心軸線Oの周方向に等間隔を空けて設けられている。4つの突出段部15bの底面は、それぞれ、中栓部材11の外周縁部11aの上面に当接している。この状態で、中栓部材11の外周縁部11aの外周面は、キャップ本体部材10の装着筒壁14の内周面に嵌合している。周方向に隣接する2つの突出段部15bとそれらの間に位置する天壁15aの底面とにより、中心軸線Oの径方向に延在する空気溝15cが区画されている。すなわち、天面部15の底面には、中心軸線Oの周方向に等間隔を空けて4つの空気溝15cが設けられている。第1軸線X1(下部筒壁11dの中心軸線)、中心軸線O(口部7の中心軸線)及び第2軸線X2(空気弁体12bの中心軸線)は、互いに平行であり、且つ、共通の平面Pに含まれており、この記載順に並んでいる。4つの空気溝15cは、それぞれ、平面Pと45°の角をなす方向に延在するように配置されている。なお、本実施形態では、中栓部材11がキャップ本体部材10に嵌合により一体化されているが、このような構成に限られず、中栓部材11とキャップ本体部材10とを個別に口部7に装着するように構成してもよい。
空気弁座21は、天面部15の底面に設けられ、第2軸線X2を中心とする円環状をなしている。また、外気流入口20は、天面部15を貫通する1つの貫通孔で構成されている。外気流入口20の下端部は、第2軸線X2を中心とする円形をなしている。外気流入口20の上端部は、水平方向においてヒンジ17に向かう方向に開口している。
また、天壁15aには、吐出筒18の上部を構成する筒状の上部筒壁15hの上下方向中間部が連結している。上部筒壁15hの下部は、天壁15aから下方に突出する円筒状をなしている。上部筒壁15hの内周面により、第1軸線X1を中心とする円形の開口15gが区画されている。開口15gには、閉鎖位置にある蓋体16の天板16aから垂下する円筒状の封止筒16bが全周に亘って密接している。上部筒壁15hの上端部により、吐出路C1の出口となる吐出口26が形成されている。
図1、図3及び図4に示すように、弁部材12は、吐出筒18の上下方向中間部を構成する中間筒壁12cと、中間筒壁12cに連結し天壁15aの底面と中栓部材11の棚部11gとで挟持される中心軸線Oを中心とする円環状の外枠部12dと、で構成される弁基部12eを有している。
弁基部12eと空気弁体12bとは、空気弁体12bを上方に付勢する空気弁弾性部12fによって連結されている。空気弁体12bは、第2軸線X2を中心とするとともに底面中央部に凹部を有する略円板状をなしている。弁基部12eは、外枠部12dから空気弁体12bの周方向に延在する一対の円弧状の内枠部12gを有している。空気弁弾性部12fは、空気弁体12bの周方向に等間隔に配置された湾曲板ばね状をなす4つのばね12hで構成されている。4つのばね12hにおける第2軸線X2の径方向外側の端部は、一対の円弧状の内枠部12gのそれぞれの内周面と、中間筒壁12cの上部の外周面と、外枠部12dの内周面とに1つずつ連結している。4つのばね12hにおける第2軸線X2の径方向内側の端部は、空気弁体12bの底面における外周縁部に1つずつ連結している。各ばね12hの中間部は、第2軸線X2を含む断面においてU字形状をなすように湾曲している。4つのばね12hのうちの2つは平面P上に位置している。
外枠部12dには、天面部15の4つの空気溝15cと周方向に対応する位置で上面を切欠く4つの外枠部切欠き12iが設けられている。外枠部12dの外周面は、その下部において棚部11gの内周面に当接するとともに、その上部において突出段部15bの内周面に当接している。なお、本実施形態では、外枠部12dの上面に外気流入路C2の一部を構成する切欠き(外枠部切欠き12i)を設けているが、このような構成に替えて、天壁15aの底面に外気流入路C2の一部を構成する溝を設けてもよいし、外枠部12dの下部及び/又は棚部11gに外気流入路C2の一部を構成する切欠きを設けてもよい。
中間筒壁12cは、下部と下部より拡径した上部とが段部で連結された2段円筒状をなしている。中間筒壁12cの下部の内周面には、平面Pに沿って水平方向に延在する角形棒状の吐出弁基部12jが連結している。吐出弁基部12jの底面と吐出弁体12aの上面とは、吐出弁体12aを下方に付勢する湾曲板ばね状をなす吐出弁弾性部12kによって連結されている。吐出弁弾性部12kは、平面Pと垂直な方向に視たときに上下方向に延在する波形状をなしている。吐出弁体12aは、下方に向く半球状をなしている。しかし、吐出弁体12aの形状は適宜変更が可能である。
本実施形態に係る二重容器用キャップ1によれば、蓋体16を開き二重容器3を傾倒させて外層体5をスクイズすることにより、空気弁体12bによって空気の漏れを抑制しながら内層体4をスムーズに減容変形させて、収容空間Sに収容された内容物を、吐出路C1を通じて吐出口26から吐出することができる。このとき、吐出路C1は、スクイズによる収容空間S内の圧力上昇により吐出弁体12aが吐出弁弾性部12kの付勢力に抗して吐出弁座19から離れ、溝11eと重なる位置まで移動することで、内容物を吐出口26に向けて通過させることができる。
また、スクイズを解除して二重容器3を正立姿勢に戻すことで、外層体5の復元に伴うその内側の負圧化と吐出弁弾性部12kの付勢力とにより、吐出弁体12aが吐出口26付近の内容物を引き戻しながら下降し、吐出弁座19に着座する。したがって、吐出口26での液垂れを抑制するサクションバック機能を発揮しつつ、収容空間Sの気密性を良好に維持することができる。また、外層体5の復元に伴うその内側の負圧化により、空気弁体12bが空気弁弾性部12fの付勢力に抗して下降し、空気弁座21から離れることで、外気を、外気流入口20から、外気流入路C2(外枠部切欠き12i及び空気溝15cで構成される部分を含む)と、外周縁部切欠き11fと、口部7の外周面と装着筒壁14の内周面との間の隙間と、外気導入口6と、を通じて内層体4と外層体5との間に導入することができるので、内層体4の減容変形を維持したままで外層体5を復元させることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、キャップ本体部材10の天面部15と中栓部材11と弁部材12とによって、吐出路C1を区画する筒状の吐出筒18が形成され、天面部15に、吐出路C1を包囲しないで外気流入口20を包囲する空気弁座21が設けられている。したがって、キャップ1を径方向に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、中栓部材11が、環状板状の外周縁部11aを有するので、キャップ1を上下方向に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、中栓部材11が、外周縁部11aから口部7の内周面に沿って垂下する垂下筒11bと底壁11cと下部筒壁11dとを有し、弁部材12が、吐出筒18の上下方向中間部を構成する中間筒壁12cを有するので、キャップ1を上下方向に効果的に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、弁部材12が吐出弁体12aと空気弁体12bとを有しているので、吐出路C1のための弁体と外気流入路C2のための弁体とを1つの部材で構成することができる。したがって、部品点数の削減と組立て作業性の向上を可能にすることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、弁部材12が、中間筒壁12cと外枠部12dとで構成される弁基部12eと、空気弁体12bと、空気弁弾性部12fと、を有するので、外層体5のスクイズ時に空気の漏れを安定して抑制でき、良好なスクイズ性を得ることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、空気弁弾性部12fを構成する4つのばね12hが、一対の内枠部12gのそれぞれと中間筒壁12cと外枠部12dとに1つずつ連結しているので、良好なスクイズ性を確保しつつ小型化を可能にすることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ1では、弁部材12が、吐出弁基部12jと吐出弁弾性部12kとを有しているので、収容空間Sの良好な気密性に加えてサクションバック機能も得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る二重容器用キャップについて詳細に例示説明する。図6に示すように、本実施形態に係る二重容器用キャップ30(以下、キャップ30ともいう)は、第1実施形態の場合と同一の構成を有する二重容器本体2の口部7に装着されることで、二重容器31を構成している。また、キャップ30は、第1実施形態の場合と同一の構成を有するキャップ本体部材10と、第1実施形態の場合とは異なる構成を有する中栓部材32及び弁部材33と、を備えている。なお、二重容器本体2及びキャップ本体部材10は、第1実施形態の場合と同様の変更が可能である。
天面部15と中栓部材32と弁部材33とにより、内容物を吐出する吐出路C1’を区画する筒状の吐出筒34が形成されている。吐出筒34は、中栓部材32に設けられ吐出弁体33aが着座可能な吐出弁座35を有している。
天面部15と中栓部材32と弁部材33とにより、吐出路C1’及び収容空間Sから隔てられるとともに外気を外気流入口20から外気導入口6に向けて流入させる外気流入路C2’が区画されている。
図6及び図8に示すように、中栓部材32は、口部7の上面に当接するとともに水平方向に延在する略円環状の板状の外周縁部32aを有している。外周縁部32aには、天面部15の裏面に設けられた4つの空気溝15cと周方向に対応する位置で外周面を切欠く4つの外周縁部切欠き32fが設けられている。天壁15aの4つの突出段部15bの底面は、それぞれ、中栓部材32の外周縁部32aの上面に当接している。この状態で、中栓部材32の外周縁部32aの外周面は、キャップ本体部材10の装着筒壁14の内周面に嵌合している。
第1軸線X1’(下部筒壁32dの中心軸線)、中心軸線O(口部7の中心軸線)及び第2軸線X2’(空気弁体33bの中心軸線)は、互いに平行であり、且つ、共通の平面P’に含まれており、この記載順に並んでいる。4つの空気溝15cは、それぞれ、平面P’と45°の角をなす方向に延在するように配置されている。なお、本実施形態では、中栓部材32がキャップ本体部材10に嵌合により一体化されているが、このような構成に限られず、中栓部材32とキャップ本体部材10とを個別に口部7に装着するように構成してもよい。
また、中栓部材32は、外周縁部32aから口部7の内周面に沿って垂下するとともに口部7の内周面に当接する円筒状の垂下筒32bを有している。垂下筒32bには水平方向に延在する底壁32cが連結している。底壁32cには、吐出筒34の下部を構成する下部筒壁32dの上下方向中間部が連結している。下部筒壁32dは、第1軸線X1’を中心とし、下端部に円環状の内向きフランジを有する略円筒状をなしている。内向きフランジの上面は、吐出弁座35を構成している。下部筒壁32dの内周面は、上方に向けて僅かに拡径する逆円錐状をなしている。底壁32cには、第2軸線X2’を中心とする有底円筒状の収容壁32hが垂設されている。収容壁32hは、下部筒壁32dと隣接している。なお、中栓部材32は、例えば、合成樹脂製であってよい。
天面部15の底面に設けられた空気弁座21は、第2軸線X2’を中心とする円環状をなしている。また、天壁15aに連結する上部筒壁15hは、吐出筒34の上部を構成している。
図6〜図7に示すように、弁部材33は、吐出筒34の上下方向中間部を構成する中間筒壁33cと、中間筒壁33cに連結部33lを介して連結するとともに収容壁32hに圧入されて収容される円筒状の空気弁基部33mと、を有している。中間筒壁33cは、下部の内周面が拡径した円筒状をなしている。中間筒壁33cの下部は、下部筒壁32dの上部に外周側から全周に亘って密接している。中間筒壁33cの上部は、天壁15aから垂下する上部筒壁15hの下部に外周側から全周に亘って密接している。収容壁32hの内周面には、収容壁32hの周方向に空気弁基部33mを位置合せするために空気弁基部33mと係合する位置合せ部32iが設けられている。位置合せ部32iは、本実施形態では、空気弁基部33mの外周面に設けられた凹部と係合する凸部で構成されている。しかし、位置合せ部32iと空気弁基部33mの被係合部との形状は適宜変更が可能であり、例えば、位置合せ部32iを凹部とし、空気弁基部33mの被係合部を凸部としてもよい。
また、弁部材33は、空気弁座21に着座可能な空気弁体33bを有している。空気弁体33bは、第2軸線X2’を中心とするとともに底面中央部に凹部を有する略円板状をなしている。空気弁基部33mと空気弁体33bとは、1条の上方に向けて僅かに縮径するコイルばね状をなす空気弁弾性部33fによって連結されている。しかし、空気弁弾性部33fの条数は2条以上(すなわち、共通の中心軸線を有する2つ以上のコイルばねで構成されたもの)であってもよい。なお、空気弁体33bは、収容壁32hと同心状に配置されている。また、空気弁基部33mの底面は収容壁32hの上面に当接し、空気弁体33bの上面は空気弁座21に当接している。
また、弁部材33は、中間筒壁33cと吐出弁体33aとを連結するとともに吐出弁体33aを下方に付勢する1条の下方に向けて僅かに縮径するコイルばね状をなす吐出弁弾性部33kを有している。なお、弁部材33は、例えば、合成樹脂製又はゴム製であってよい。
本実施形態に係る二重容器用キャップ30によれば、蓋体16を開き二重容器31を傾倒させて外層体5をスクイズすることにより、空気弁体33bによって空気の漏れを抑制しながら内層体4をスムーズに減容変形させて、収容空間Sに収容された内容物を、吐出路C1’を通じて吐出口26から吐出することができる。このとき、吐出路C1’は、スクイズによる収容空間S内の圧力上昇により吐出弁体33aが吐出弁弾性部33kの付勢力に抗して吐出弁座35から離れることで、内容物を吐出口26に向けて通過させることができる。
また、スクイズを解除して二重容器31を正立姿勢に戻すことで、外層体5の復元に伴うその内側の負圧化と吐出弁弾性部33kの付勢力とにより、吐出弁体33aが吐出口26付近の内容物を引き戻しながら下降し、吐出弁座35に着座する。したがって、吐出口26での液垂れを抑制するサクションバック機能を発揮しつつ、収容空間Sの気密性を良好に維持することができる。また、外層体5の復元に伴うその内側の負圧化により、空気弁体33bが空気弁弾性部33fの付勢力に抗して下降し、空気弁座21から離れることで、外気を、外気流入口20から、外気流入路C2’(空気溝15cで構成される部分を含む)と、外周縁部切欠き32fと、口部7の外周面と装着筒壁14の内周面との間の隙間と、外気導入口6と、を通じて内層体4と外層体5との間に導入することができるので、内層体4の減容変形を維持したままで外層体5を復元させることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、キャップ本体部材10の天面部15と中栓部材32と弁部材33とによって、吐出路C1’を区画する筒状の吐出筒34が形成され、天面部15に、吐出路C1’を包囲しないで外気流入口20を包囲する空気弁座21が設けられている。したがって、キャップ30を径方向に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、中栓部材32が、環状板状の外周縁部32aを有するので、キャップ30を上下方向に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、中栓部材32が、外周縁部32aから口部7の内周面に沿って垂下する垂下筒32bと底壁32cと下部筒壁32dとを有し、弁部材33が、吐出筒34の上下方向中間部を構成する中間筒壁33cを有するので、キャップ30を上下方向に効果的に小型化することができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、弁部材33が吐出弁体33aと空気弁体33bとを有しているので、吐出路C1’のための弁体と外気流入路C2’のための弁体とを1つの部材で構成することができる。したがって、少ない部品点数による省コスト性と良好な組立て作業性を得ることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、中栓部材32が収容壁32hを有し、弁部材33が、中間筒壁33cに連結するとともに収容壁32hに収容される空気弁基部33mと空気弁体33bと空気弁弾性部33fとを有しているので、外層体5のスクイズ時に空気の漏れを安定して抑制でき、良好なスクイズ性を得ることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、収容壁32hの内周面に位置合せ部32iが設けられているので、中栓部材32に弁部材33を組み付けるときの良好な作業性を得ることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、空気弁弾性部33fがコイルばね状をなしているので、良好なスクイズ性を確保しつつ小型化を可能にすることができる。
また、本実施形態に係る二重容器用キャップ30では、弁部材33が、吐出弁弾性部33kを有しているので、収容空間Sの良好な気密性に加えてサクションバック機能も得ることができる。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 二重容器用キャップ
2 二重容器本体
3 二重容器
4 内層体
5 外層体
6 外気導入口
7 口部
7a 内口部
7b 外口部
8 拡径部
9 雄ねじ
9a 切欠き部
10 キャップ本体部材
11 中栓部材
11a 外周縁部
11b 垂下筒
11c 底壁
11d 下部筒壁
11e 溝
11f 外周縁部切欠き
11g 棚部
12 弁部材
12a 吐出弁体
12b 空気弁体
12c 中間筒壁
12d 外枠部
12e 弁基部
12f 空気弁弾性部
12g 内枠部
12h ばね
12i 外枠部切欠き
12j 吐出弁基部
12k 吐出弁弾性部
14 装着筒壁
14a 雌ねじ
15 天面部
15a 天壁
15b 突出段部
15c 空気溝
15g 開口
15h 上部筒壁
16 蓋体
16a 天板
16b 封止筒
17 ヒンジ
18 吐出筒
19 吐出弁座
20 外気流入口
21 空気弁座
26 吐出口
30 二重容器用キャップ
31 二重容器
32 中栓部材
32a 外周縁部
32b 垂下筒
32c 底壁
32d 下部筒壁
32f 外周縁部切欠き
32h 収容壁
32i 位置合せ部
33 弁部材
33a 吐出弁体
33b 空気弁体
33c 中間筒壁
33f 空気弁弾性部
33k 吐出弁弾性部
33l 連結部
33m 空気弁基部
34 吐出筒
35 吐出弁座
S 収容空間
C1、C1’ 吐出路
C2、C2’ 外気流入路
O 中心軸線
X1、X1’ 第1軸線
X2、X2’ 第2軸線
P、P’ 平面

Claims (10)

  1. 内容物の収容空間を形成する減容変形可能な内層体と、前記内層体を取り囲む外層体と、筒状の口部に設けられ前記内層体と前記外層体との間に外気を導入する外気導入口と、を備える二重容器本体の前記口部に装着される二重容器用キャップであって、
    前記口部の外周面と係合する装着筒壁と前記装着筒壁に連結するとともに前記口部を上方から覆う天面部とを有するキャップ本体部材と、
    前記口部と前記天面部との間に配置される中栓部材と、
    吐出弁体と空気弁体とを有する弁部材と、を備え、
    前記天面部と前記中栓部材と前記弁部材とにより、前記内容物を吐出する吐出路を区画する筒状の吐出筒が形成され、
    前記吐出筒は、前記中栓部材に設けられ前記吐出弁体が着座可能な吐出弁座を有し、
    前記天面部は、外気流入口と、前記吐出路を包囲しないで前記外気流入口を包囲するとともに前記空気弁体が着座可能な空気弁座と、を有し、
    前記天面部と前記中栓部材と前記弁部材とにより、前記吐出路及び前記収容空間から隔てられるとともに外気を前記外気流入口から前記外気導入口に向けて流入させる外気流入路が区画される、
    二重容器用キャップ。
  2. 前記中栓部材は、前記口部の上面に当接するとともに水平方向に延在する環状板状の外周縁部を有する、請求項1に記載の二重容器用キャップ。
  3. 前記中栓部材は、前記外周縁部から前記口部の内周面に沿って垂下する筒状の垂下筒と、前記垂下筒に連結する底壁と、前記底壁に連結するとともに前記吐出筒の下部を構成する下部筒壁と、を有し、
    前記弁部材は、前記吐出筒の上下方向中間部を構成する中間筒壁を有する、
    請求項2に記載の二重容器用キャップ。
  4. 前記中栓部材は、前記底壁から垂下する有底筒状の収容壁を有し、
    前記弁部材は、前記中間筒壁に連結するとともに前記収容壁に収容される筒状の空気弁基部と、前記空気弁基部と前記空気弁体とを連結するとともに前記空気弁体を上方に付勢する空気弁弾性部と、を有する、
    請求項3に記載の二重容器用キャップ。
  5. 前記収容壁の内周面には、前記収容壁の周方向に前記空気弁基部を位置合せするために前記空気弁基部と係合する位置合せ部が設けられている、請求項4に記載の二重容器用キャップ。
  6. 前記空気弁弾性部は、1条以上のコイルばね状をなす、請求項4又は5に記載の二重容器用キャップ。
  7. 前記弁部材は、前記中間筒壁と前記中間筒壁に連結し前記天面部と前記中栓部材とで挟持される環状の外枠部とで構成される弁基部と、前記弁基部と前記空気弁体とを連結するとともに前記空気弁体を上方に付勢する空気弁弾性部と、を有する、請求項3に記載の二重容器用キャップ。
  8. 前記空気弁体は、略円板状をなし、
    前記弁基部は、前記外枠部から前記空気弁体の周方向に延在する一対の円弧状の内枠部を有し、
    前記空気弁弾性部は、前記空気弁体の周方向に等間隔に配置された湾曲板ばね状をなす4つのばねで構成され、
    前記4つのばねは、前記一対の円弧状の内枠部のそれぞれと、前記中間筒壁と、前記外枠部とに1つずつ連結している、請求項7に記載の二重容器用キャップ。
  9. 前記弁部材は、前記中間筒壁と前記吐出弁体とを連結するとともに前記吐出弁体を下方に付勢する1条以上のコイルばね状をなす吐出弁弾性部を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の二重容器用キャップ。
  10. 前記弁部材は、前記中間筒壁に連結する吐出弁基部と、前記吐出弁基部と前記吐出弁体とを連結するとともに前記吐出弁体を下方に付勢する湾曲板ばね状をなす吐出弁弾性部と、を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の二重容器用キャップ。
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