JP6362023B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置に関する。
現像剤として、帯電微粒子であるトナーを使用した現像装置が知られている。当該現像装置では、像担持体・潜像担持体としての感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを静電気的に付着させることにより現像を行う。
このような現像装置においては、トナーが現像装置から漏れ出しやすいという問題がある。トナーが現像装置から漏れると、この現像装置を備えた画像形成装置本体の内部が汚れてしまい、その結果印字不良が発生したり、現像装置の交換時に作業者の手や着衣が汚れてしまったりする。
特に、非磁性一成分現像剤としてのトナーを使用した現像装置では、現像ローラ周辺でのトナー漏れが起こりやすい。これは、高画質化対応のためにトナーの小粒径化が進むにつれて、現像ローラに形成・担持されたトナーの薄層からトナーが脱落しやすくなるからである。そこで、従来から、トナー漏れを防止するための発明が多数提案されている。
例えば特許文献1(特開2000−75656号公報)では、入口シールの両端部を斜めにカットして台形状にした発明が提案されている。入口シール90の両端部は現像ローラとの摺接により引っ張り変形(端部波打ち変形)を起こしやすい。入口シールのこのような変形が起きると、当該変形部分を伝ってトナー漏れが起こりやすい。入口シールの両端部を斜めにカットすることで現像ローラとの摺接面積を低減し、端部波打ち変形を防止するようにしている。
また特許文献2(特開2010−91958号公報)では、端部シールに斜めの案内通路を多数形成した発明が提案されている。このような斜めの案内通路を形成することで現像ローラの軸線方向両端外側方向に漏れ出ようとするトナーを、中央側に戻す作用が得られる。
しかし、前記特許文献1、2の現像装置では、トナー漏れ出しを十分に防止することができていない。この理由として、現像ローラの周囲に配設される入口シールと端部シールとの重なりにより形成される段差(以下「重なり段差」と呼称する)の問題がある。
すなわち、現像ローラの周囲には、下側の入口シールと、左右の端部シールと、現像ローラ周面のトナー薄層の厚さを規制する上側のトナー層規制部材とが配設されている。入口シールの両端部と端部シールの周方向一端部(下端部)は互いに重なっている。この重なり部分により、現像ローラの軸線方向外側に延びた重なり段差が形成されている。
このため、入口シールの長手方向に沿って現像ローラの軸線方向外側に流れたトナーが、前記重なり段差の隙間を伝って現像ケースの外側に漏れやすいという問題があった。
このようなトナー漏れを防止するため、例えば特許文献3(特開2010−66386号公報)では、入口シールの両端部と端部シールを、周方向で分離してオーバーラップさせないようにした発明が提案されている。入口シールと端部シールを周方向でオーバーラップさせなければ前記重なり段差が出来ないという考え方である。
しかし、特許文献3のように入口シール両端部と端部シールを周方向で分離すると、入口シールと端部シールとの間に周方向において隙間が出来るため、当該隙間からのトナー漏れが起こる可能性がある。
そこで本発明は、入口シールの両端部形状を改良することで、前述した重なり段差の隙間を伝って現像ケースの外側に漏れ出ようとするトナーを抑制することができる、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、
現像剤としてのトナーを内部に収容し、当該トナーの出入口となる開口部が形成された現像ケースと、
周面にトナー担持面を有し、前記トナーを当該トナー担持面に担持して移動するために前記現像ケースの前記開口部に回転可能に配設された現像ローラと、
前記トナー担持面に担持する前記トナーの層厚を規制するために前記開口部の縁部に配設されたトナー層規制部材と、
前記現像ローラの周面に残留した前記トナーを前記現像ケースの内部に回収するために、前記開口部の長手方向に延びた一対の縁部のうち、前記現像ローラの回転する周面が、前記現像ケースの内部に入る側の他方の縁部に配設された入口シールと、
前記現像ローラの両端部周面に接した状態で前記現像ケース側に固定され、周方向一端部が前記入口シールの両端部外周面と重なった左右一対の端部シールと、
を備えた現像装置であって、
前記入口シールの両端部が、当該両端部から、前記端部シールに沿って前記現像ローラの回転方向に延びたトナー堰き止め部を有し、前記トナー堰き止め部の内側縁が、前記端部シールと、前記現像ローラとの間に挟まれた状態で前記現像ローラの回転方向に対して傾斜して延びた傾斜内側縁を有することを特徴とする現像装置である。
本発明によれば、入口シールの両端部に、端部シールに沿って現像ローラの回転方向に延びたトナー堰き止め部を設け、かつ、当該トナー堰き止め部の内側縁が現像ローラの回転方向に対して傾斜して延びた傾斜内側縁を有する。したがって、当該トナー堰き止め部によって、入口シールと端部シールとの重なり段差により形成された隙間を伝って現像ケースの外側に漏れ出ようとするトナーを抑制することができる。
また、トナー堰き止め部の縁は入口シール加工時にバリ等が発生しやすく、その縁が現像ローラの周方向に延びていると、当該縁のバリ等によって現像ローラの周面に環状のスジ溝が形成されやすい。そうすると、当該スジ溝によりトナーが漏れ出しやすくなる。本発明はトナー堰き止め部の内側縁を現像ローラの回転方向に対して傾斜させたので、現像ローラの周方向のスジ溝を防止することができ、当該スジ溝を軽油したトナーの漏れ出しを防止することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 本発明の実施形態に係るプロセスユニットの概略図である。 本発明の実施形態に係る現像装置の平面図である。 現像容器の端部斜視図である。 現像容器の部分断面図である。 現像容器の部分拡大図である。 第1実施形態に係る現像装置のシール部分の部分平面図である。 第2実施形態に係る現像装置のシール部分の部分平面図である。 第3実施形態に係る現像装置のシール部分の部分平面図である。 本発明をクリーニング装置に適用した実施形態の断面図である。 クリーニング装置のシール部分の部分平面図である。 パイル織物を使用した端部シールの部分断面図である。 パイル織物による端部シールを使用した現像容器の部分断面図である。 従来のフェルトによる端部シールを使用した現像容器の部分断面図である。 トナー漏れ試験の結果を示す図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態に係る画像形成装置、プロセスユニット、現像装置、クリーニング装置の各実施形態について説明する。
なお、この実施形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
(画像形成装置)
図1は、電子写真方式による画像形成装置の概略構成を示している。この画像形成装置は、簡略のためモノクロ画像形成装置として示しているが、本発明をカラー画像形成装置に適用することも勿論可能である。
モノクロ画像形成装置10の機枠体のほぼ中央部に、プロセスユニット12が配設されている。このプロセスユニット12の内部に、像担持体としてのドラム状の感光体14が配設されている。
感光体14の直上に位置するように、露光装置15が配設されている。露光装置15によって、感光体14の外周面に潜像が形成されるようになっている。
プロセスユニット12の下側に、転写ローラ16が配設されている。転写ローラ16の下側に、給紙カセット18が配置されている。給紙カセット18に記録媒体が積載・収容されている。
転写ローラ16に高電位が印加されることによって、感光体14と転写ローラ16との間に電位差が生じ、これにより感光体14の表面に形成されたトナー像が記録媒体に転写される。
給紙カセット18にて給紙された記録媒体は、転写ローラ16と感光体14との間を通って、定着器20へ導かれる。この定着器20によって、記録媒体にトナー像が熱定着される。トナー像が熱定着された記録媒体は、排紙装置22によって、画像形成装置10の上面の排紙トレー24に排紙される。
(プロセスユニット)
図2は、前記画像形成装置10に搭載されたプロセスユニット12を、概略的に示したものである。当該プロセスユニット12は、感光体14と現像装置30とを、ユニット化したものである。
プロセスユニット12は、画像形成装置10の本体に対して着脱可能とされている。また現像装置30は、感光体14から分離して、現像装置30単体でプロセスユニット12に対して着脱可能とされている。
感光体14の周囲に、感光体14の回転方向に、クリーニング装置40、帯電ローラ50及び露光装置15が順に配設されている。露光装置15は、書き込みヘッドであるLEDヘッドを備えている。LEDヘッドは、その長手方向が感光体14の軸線方向に略平行に設けられている。LEDヘッドは、画像データに応じて変調されたドット光を発するライン状配列の複数の発光ダイオード(LED)と、当該発光ダイオードからの光を感光体14の表面に結像させるセルフォックレンズアレイを有する(「セルフォック」は登録商標)。
帯電ローラ50によって、感光体14の表面が所定の極性に一様に高電位に帯電されて初期化される。その後、当該高電位帯電領域に露光装置15の前記LEDヘッドから光線Lが照射されることによって、感光体14の外周面に静電潜像が形成される。
クリーニング装置40は、クリーニングケース41に、クリーニング部材としてのクリーニングブレード42と、トナー搬送スクリュ43とを備えている。クリーニングブレード42は、電気抵抗が例えば105~9〜Ω・cmのゴムなどの弾性体からなる。このクリーニングブレード42は、感光体14と所定の当接圧でカウンター当接されている。
クリーニングブレード42に、図示しない電極が長手方向に沿って貼り付けられている。当該電極に図示しない電源回路が接続され、当該電源回路により、クリーニングブレード42に電圧が印加されるようになっている。
この電圧印加により、クリーニングブレード42をすり抜けるトナーに電荷が注入され、クリーニングブレード42を通過した後の転写残トナーを単一極性に揃えるようにしている。
クリーニング装置40のクリーニングケース41には、後述する図6に示すように、クリーニングブレード42よりも感光体14の回転方向上流側に、弾性研磨ローラ44を配設することができる。
(現像装置)
現像装置30は、図2のように縦型の現像ケース31を有する。この現像ケース31の中に、上から順に第1トナー搬送スクリュ32、隔壁33、第2トナー搬送スクリュ34、トナー供給ローラ35、現像ローラ36が配設されている。現像ローラ36の上部にはトナー層規制部材37が配設されている。
現像ケース31の上部には、補給用トナーを収容したトナー補給容器60が連結されている。このトナー補給容器60内に、トナーの流動性を保つために、攪拌パドル61とトナー搬送スクリュ62が配設されている。
トナー補給容器60内のトナーは、攪拌パドル61とトナー搬送スクリュ62によって常に攪拌され、必要量のトナーが現像装置30の図示しないトナー補給口に供給可能とされている。このトナーの補給量は、後述する本体側駆動手段の駆動時間により制御することができる。例えば温湿度環境の変化によりトナーの流動性が変化した場合、これに対応させて駆動時間を変化させることができる。
図3は、図2の現像装置30を左側から透視した図である。第1トナー搬送スクリュ32、第2トナー搬送スクリュ34、トナー供給ローラ35及び現像ローラ36は、互いに平行に配設されている。
これらスクリュ32、34及びローラ35、36のそれぞれの回転軸の一端には、ギヤ71〜74が取り付けられている。一方、画像形成装置の本体には、クラッチ、カップリング、ギヤ等を使用した図示しない公知の駆動手段が配設されている。当該駆動手段に前記ギヤ71〜74が着脱可能に連結されることで、前記スクリュ32、34及びローラ35、36が本体の駆動手段によって回転するようになっている。
第1トナー搬送スクリュ32と第2トナー搬送スクリュ34との間に形成された隔壁33の左右両側に、トナー流通用の開口部33a、33bが形成されている。スクリュ32とスクリュ34は、ギヤ71、72によって回転し、内部のトナーを互いに逆方向に搬送するようになっている。
この実施形態では、第1トナー搬送スクリュ32によってトナーが左方向に搬送され、第2トナー搬送スクリュ34によってトナーが右方向に搬送されるようになっている。これにより、現像ケース31内でトナーが循環するように構成されている。
トナーの搬送速度は、トナー搬送スクリュ32、34の構成で制御することができる。すなわち、トナーの搬送速度は、トナー搬送スクリュ32、34のスクリュピッチと回転数に比例し大きくなる。スクリュの1回転あたりに搬送するトナー量は、スクリュ径を大きくすることなどでも制御可能である。
トナー供給ローラ35の表面部は、トナーを保持可能に、例えば発泡ポリウレタンやスポンジなどで構成されている。また現像ローラ36は、芯金の周囲に導電ウレタンを所定厚で被覆して構成されている。そして、トナー供給ローラ35の外周が現像ローラ36に所定の圧力で当接されている。
トナー供給ローラ35は現像ローラ36に所定のニップをもって接触している。そしてトナー供給ローラ35は現像ローラ36の回転方向とは逆方向、すなわち図2で反時計方向に回転する。これにより、トナー供給ローラ35上のトナーを当該ニップ内で現像ローラ36表面に擦りつけることで、トナーをプレ帯電させながら供給するようになっている。
トナー供給ローラ35によって現像ローラ36の周面に供給されたトナーは、図4A、図4Bに示すトナー層規制部材37によって、現像ローラ36周面に付着したトナー層が均一化される。その後、感光体14の表面電位に応じた量のトナーが、現像ローラ36から感光体14の表面に移動する。これにより、感光体14の表面に静電潜像がトナー像として顕像化される。当該トナー像は、図示しない転写手段によって記録媒体に転写される。
前述のとおり、感光体14に移動したトナーが転写残トナーとなって感光体14上に残留すると、当該残トナーは図2のクリーニング装置40により除去された後、画像形成装置10内に配設された図示しない廃トナー収容容器に回収される。
(現像ケースにおける現像ローラの端部回り構造)
図4Aに示すように、現像ケース31には、現像ローラ36が回転可能に配設される横長長方形状の開口部31aが形成されている。現像ケース31の幅方向両端部であって、前記開口部の両側に位置する部分に、現像ローラ36の両端部が回転可能に収容される部分円筒部31bが形成されている。
当該部分円筒部31bの内周面に、図4A、図4Bに示すように、トナー漏れを防止するための端部シール80が貼り付けられている(図4Aで薄網掛表示)。この端部シール80は、フェルトやパイル織物等によって構成されている。パイル織物の場合、現像ローラ36の凹凸のある表面を良好にシールするため、例えば1.5[mm]以上の毛長のあるものを使用するのが望ましい。
端部シール80は現像ローラ36の形状に沿うような曲面を有する。端部シール80の一部が現像ローラ36に摺擦する。現像ケース31に現像ローラ36が組みつけられると、現像ローラ36の左右両端部が端部シール80に押し当てられる。こうして現像ローラ36と現像ケース31との間の隙間がシールされる。
現像ケース31の開口部31aの上縁部には、例えば厚さ0.1mmのSUS材を使用して、その先端をL字状に曲げ成形されたトナー層規制部材37が取り付けられている。このトナー層規制部材37は、現像ローラ36に対して例えば−100Vで印加される。そして、トナー層規制部材37の先端が現像ローラ36の周面に当接することによって、当該現像ローラ36の周面にトナー薄層が形成されるようになっている。このトナー層規制部材37の両端部は、端部シール80の上に乗り上げている。
すなわち、端部シール80の一部はトナー層規制部材37とも接触する。現像ケース31に現像ローラ36が組み付けられると、トナー層規制部材37が現像ローラ36によって押圧され、トナー層規制部材37の両端部が端部シール80に押し当てられる。こうしてトナー層規制部材37と現像ケース31との間の隙間もシールされる。
なお、現像ローラ36の軸線方向両端近傍には図示しないスペーサが設けられている。当該スペーサが感光体14の表面に接触することで、現像ローラ36の現像領域における円筒部表面と感光体14との距離(現像ギャップ)が一定に保たれる。
前記端部シール80は前記スペーサよりも軸線方向内側に配設されている。このような端部シール80によって、現像ケース31における開口部31aの長手方向両端部からトナーが漏れ出るのが防止される。
一方、現像ケース31の開口部31aの長手方向に延びた下縁部には、当該下縁部からのトナー漏れ出しを防止するために入口シール90が配設されている。この入口シール90は開口部31aの下縁部の全幅にわたって配設されている。入口シール90の両端部は、端部シール80と、現像ローラ36の周面のトナー担持面との間に挟まれている。
入口シール90は、例えば所定の体積抵抗で導電性を付与したPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)で構成することができる。入口シール90は現像ローラ36に対して同電位とされている。入口シール90によって、現像ローラ36上のトナーが除電されて現像ケース31内に回収される。
図4Bは現像装置30の端部断面図である。図示するように、入口シール90の端部に隣接する、端部シール80と現像ローラ36との間には、従来においては、側面視で楔状をなす微小な隙間Sが存在していた。そのため、当該隙間Sを通って、現像ケース31の両端部へトナーが漏れ出してしまうという問題が発生していた。
隙間Sの大きさは入口シール90を薄くすると小さくすることができる。しかし、入口シール90を薄くすると、現像ローラとの接触で入口シール90が波打ち変形しやすい(前述した端部波打ち変形)。入口シール90が波打ち変形すると、その変形皺に沿ってトナーが漏れ出しやすい。このため、従来の入口シール90は少なくとも厚さが0.15mm程度は必要であると考えられていた。
しかし、例えば厚さが0.15mmの場合でも、その厚さのために図4Bの微小な隙間Sが出来て、この隙間Sからトナー漏れが生じることが分かった。そこで本実施形態では入口シール90の厚さを0.1mm以下にした。但し、0.05mm以下にすると端部波打ち変形を起こしやすくなる。そこで、入口シール90の厚さは0.05mm以上、0.1mm以下とするのが望ましい。
また、本発明の実施形態に係る現像装置の入口シール90は、後述するように当該楔状の隙間Sを埋めるようにトナー堰き止め部93〜95を有する。図4Aは参考例であって、濃網掛で表示するようにトナー堰き止め部92を周方向に矩形状に延長形成した例である。なお、類似のシール構造は特許文献4(特開2007−11417号公報)(請求項24、[0158]、[0160]段)に開示されている。図4Bでは当該トナー堰き止め部92(93〜95)を破線で示している。このトナー堰き止め部92(93〜95)は、入口シール90と同じ厚さで一体形成されている。
すなわち、入口シール90の両端部において、現像ローラ36の回転方向下流側が、自由端であるトナー堰き止め部92(93〜95)として、周方向(現像ローラ36の回転方向)に所定長で延びている。したがって、当該トナー堰き止め部92(93〜95)によって、図4Bの楔状の隙間Sが埋められることでトナーの漏れ出しが防止される。
但し、参考例として示したトナー堰き止め部92のように、トナー堰き止め部を周方向に矩形状に延長形成すると、図4Cのようにトナー堰き止め部92の縁に出来たバリ等の突起92aによって現像ローラ36の周面に周方向のスジ溝36bが形成されやすい。このようにスジ溝36bが形成されると、当該スジ溝36bを経由したトナー漏れが生じやすくなる。
そこで本発明の実施形態では、図5A〜図5Cのように、トナー堰き止め部93〜95を単純に矩形状に周方向に延長形成するのではなく、その内側縁を外側又は内側に傾斜させて延長形成した。こうすることで、トナー堰き止め部93〜95の傾斜内側縁93b、94b、95bによって現像ローラ36の周面が局部的に削られて円周方向のスジ溝36bが形成されるのを防止することができる。
すなわち、トナー堰き止め部93〜95の傾斜内側縁93b、94b、95bが傾斜しているので、内側縁93b、94b、95bのバリ等の突起によって現像ローラ36の周面が削られても、浅く広く削られるに過ぎない。このような現像ローラ36の摩耗があっても、トナー堰き止め部93〜95に対する現像ローラ36のニップによってトナー漏れを防止することができる。
現像ローラ36の下側の周面は、入口シール90と接した状態で回転する。現像ローラ36の周面には、残留トナーが付着している。この残留トナーは、現像ローラ36の周面から脱落しやすい。入口シール90は、現像ケース内のトナーが外側に漏れ出ないようにシールする作用と、現像ローラ36の周面に付着した残留トナーが現像ローラ36の回転によりスムーズに現像ケース内に収容する作用を有する。
(入口シール)
図5A〜図5Cは、前記トナー堰き止め部93〜95によって改良した3種類の入口シール90の形状を示す(第1〜第3実施形態)。図5A〜図5Cは、入口シール90を図4Bの上側(感光体14の側)から見た図である。3種類の入口シール90の形状は、いずれも左右対称である。現像ケース31とトナー層規制部材37は図示省略している。また現像ローラ36は薄墨をつけてその輪郭を一点鎖線で示している。
現像ローラ36の周面は、矢印で示すように、図示手前側(上側)が下向きに回転し、図示向こう側(下側)が上向きに回転する。現像ローラ36の周面の下側が、図4Bのように入口シール90に接した状態で現像ケース31内に入る。
図5A〜図5Cは、いずれも、トナー堰き止め部93〜95が、入口シール90の両端部から、現像ローラ36の回転方向(周方向)に延長形成されたものである。しかし、トナー堰き止め部93〜95の傾斜内側縁93b、94b、95bは、現像ローラ36の回転方向(周方向)に対してそれぞれ角度θ,θ,θで傾斜している。
すなわち、図5Aの第1実施形態ではトナー堰き止め部93の傾斜内側縁93bが現像ローラ36の回転方向に対して外側に角度θで傾斜している。図5Bの第2実施形態ではトナー堰き止め部94の内側縁94bが現像ローラ36の回転方向に対して外側に角度θで傾斜している。図5Cの第3実施形態ではトナー堰き止め部95の内側縁95bが現像ローラ36の回転方向に対して内側に角度θで傾斜している。図5A〜図5Cの3種類の入口シール90の両端部以外の形状は共通である。
(入口シールの第1実施形態)
まず、図5Aの第1実施形態から説明する。入口シール90の両端部のトナー堰き止め部93は、全体として台形状である。トナー堰き止め部93は、現像ローラ36の両端部周面と当接した状態で、入口シール90の両端部から、現像ローラ36の回転方向(周方向)に所定長で延びている。トナー堰き止め部93は、その全体が、現像ローラ36の両端部周面と端部シール80との間に挟まれている。
入口シール90の傾斜内側縁93bは、角部(第1変曲点)93aと角部(第2変曲点)93cとの間で角度θで外側に傾斜して直線状に延びている。トナー堰き止め部93の先端縁93dは、角部93cと角部93eとの間で、軸線方向に延びている。トナー堰き止め部の外側縁93fは周方向に延びている。入口シール90の長手方向縁部91と、トナー堰き止め部93の傾斜内側縁93bは、角部93aで交わっている。角部93aの角度は鈍角(90°+θ)である。
入口シール90が従来のようにトナー堰き止め部93のない単純な横長長方形状であると、前記隙間Sから容易にトナーが漏れ出してしまう。またトナー堰き止め部93が図4Aのトナー堰き止め部92のように周方向に延びた単純な矩形状であると、現像ローラ36の周面にスジ溝36bが形成されてトナー漏れが生じやすい。本発明の実施形態のように、トナー堰き止め部93を台形状に形成することで、図4Bの鎖線で示すようにトナー堰き止め部93で隙間Sを埋め、かつ、現像ローラ36の周面にスジ溝36bが付くのを防止してトナー漏れを防止することができる。
また、トナー堰き止め部93の先端縁93d及び傾斜内側縁93bにより重なり段差が出来るが、当該重なり段差部分に現像ローラ36と端部シール80とのニップが存在するので、当該ニップによって入口シール90両端部からのトナー漏れを防止することができる。隙間Sを埋める効果は、第2実施形態(図5B)のトナー堰き止め部94及び第3実施形態(図5C)のトナー堰き止め部95でも同様である。
本発明の対象とするトナー漏れを防止するためには、前述したように、端部シール80と現像ローラ36とのニップを利用する必要がある。このため、少なくとも角部93aは、端部シール80の内側縁80aと、現像ローラ36のトナー担持面の端部36aとの間に存在する必要がある。
また、良好なトナーシール性を保持するためには、トナー堰き止め部93の周方向長さL1を、1.0mm以上とする必要がある。周方向長さL1は、角部(第1変曲点)93aから角部(第2変曲点)93cまでの周方向距離である。L1が1.0mm未満であると、十分なトナー堰き止め作用が得られず、トナーの漏れ出しを防止することができない。長さL1を1.0mm以上とすることで十分なトナー堰き止め作用が得られる。周方向長さL1は、後述の図5B、図5Cでも同様である。
なお、トナー堰き止め部93の角部93a、93c、93eに、必要に応じて面取りやRを付けてもよい。このような面取りやRを付けても良好なトナーシール性は維持される。当該面取りやRを付けた場合のトナーシール性維持は、後述の図5B、図5Cでも同様である。
図5Aにトナーの移動経路を矢印で示している。トナーは入口シール90の長手方向縁部91に沿って外側に移動する。しかし、トナー堰き止め部93の傾斜内側縁93bは長手方向縁部91の端部から外側に傾斜して延びているので、角部93aすなわち第1変曲点でトナー流れが抑制される。
この第1実施形態では、図4Aの矩形状のトナー堰き止め部92に比べて、傾斜内側縁93bが傾斜している分だけ傾斜内側縁93bが長くなるので、その分だけトナー流れが抑制される。また、この部分には現像ローラ36と端部シール80によるニップが形成されている。
したがって、実質的にトナー流れが阻止される。前記ニップを形成するため、少なくとも角部93aは、端部シール80の内側縁80aと、現像ローラ36の端部36aとの間に存在する必要がある。
トナーが傾斜内側縁93bに沿って現像ローラ36の回転方向にさらに流れ続けようしても、この部分は現像ローラ36と端部シール80によるニップが形成されているので、実質的にトナー流れが阻止される。
(入口シールの第2実施形態)
次に、入口シール90の第2実施形態について説明する。入口シール90の両端部のトナー堰き止め部94は、第1実施形態と類似して全体として台形状である。この第2実施形態では、傾斜堰き止め縁部94の傾斜内側縁94bを、現像ローラ36の軸線方向外側に角度θで傾斜させ(θ<θ)、先端縁94dを現像ローラ36の端部36aよりも外側に配置している。したがって、入口シール90の長手方向縁部91と傾斜内側縁94bとが成す角度は鈍角(90°+θ)である。
また、先端縁94dが現像ローラ36のトナー担持部と重ならないので、この部分での現像ローラ36の摩耗を防止することができる。この摩耗防止効果は、第2変曲点としての角部94cが現像ローラ36のトナー担持部の端部36aと一致していても変わらない。
この第2実施形態では、傾斜内側縁94bがθ(θ<θ)で傾斜しているため傾斜内側縁94bが第1実施形態よりも長くなるので、その分だけトナー流れが抑制される。また、この部分には現像ローラ36と端部シール80によるニップが形成されている。したがって、実質的にトナー流れが阻止される。前記ニップを形成するため、少なくとも角部94aは、端部シール80の内側縁80aと、現像ローラ36の端部36aとの間に存在する必要がある。
(入口シールの第3実施形態)
次に、入口シール90の第3実施形態について説明する。入口シール90の両端部のトナー堰き止め部95は、全体として前記第1実施形態、第2実施形態と比べて上下を逆にした台形状である。この第3実施形態では、内側縁94bを内側に傾斜させ、先端縁95dの幅を広げている。入口シール90の長手方向縁部91と、第3堰き止め縁部としての傾斜内側縁95bとが成す角度は鋭角(90°−θ)である。
但し、第2変曲点としての角部95cは、端部シール80の内側縁80aの手前に位置している。角部95cが内側縁80aを越えると画像形成に影響を及ぼすため、角部95cが内側縁80aを越えていない。
図5Cにトナーの移動経路を矢印で示している。トナーは入口シール90の長手方向縁部91に沿って外側に移動する。しかし、トナー堰き止め部95の傾斜内側縁95bは長手方向縁部91の端部から内側に傾斜して延びているので、鋭角となった角部95aすなわち第1変曲点でトナー流れが第1実施形態よりも強く抑制される。
またトナーが傾斜内側縁95bに沿ってさらに流れ続けようしても、この部分には現像ローラ36と端部シール80によるニップが形成されているので、実質的にトナー流れが阻止される。
(クリーニング装置の実施形態)
図6は本発明をクリーニング装置に適用した実施形態を示している。このクリーニング装置は弾性研磨ローラ44を使用している。
当該弾性研磨ローラ44は、前述した現像装置30の現像ローラ36に対応する。弾性研磨ローラ44の下側には、図6及び図7に示すように、端部シール180と入口シール190が配設されている。
図6のようなクリーニング装置40においても、従来、端部シール180と入口シール190で重なり段差が形成されていたため、前述したトナー漏れと同様の問題が指摘されていた。
弾性研磨ローラ44は、トナーリフレッシュモードで感光体14と摺擦し、感光体14の全周面に強制消費のため供給された劣化トナーを掻き取る。同時に、弾性研磨ローラ44は感光体14の表面に経時で付着したトナーフィルミングを削る。
トナーリフレッシュモードは、感光体14に形成された静電潜像をトナー像とする工程が行われていないときに実行される。クリーニング部材としてのクリーニングブレード42と弾性研磨ローラ44の回転により、劣化トナーがクリーニングケース41内に取り込まれる。取り込まれた劣化トナーは、トナー搬送スクリュ43によって所定の廃トナー収容部に搬送される。
図7(a)〜(c)に示すように、入口シール190の端部から、トナー堰き止め部193〜195が弾性研磨ローラ44の回転方向(周方向)に延びて形成されている。図7は入口シール190の一端部のみを示しているが、反対側でも同様の形状である(左右対称形状)。
図7(a)〜(c)の矢印は劣化トナーの流れを示している。この劣化トナーの流れは、トナー堰き止め部193〜195によって抑制・阻止される。トナー堰き止め部193〜195の形状と作用は、前述した入口シール90のトナー堰き止め部93〜95とまったく同様である。
(端部シールの構成)
次に、前述した各実施形態において使用可能な端部シール80の構成について説明する。当該端部シール80は現像装置の他に、クリーニング装置の端部シール180にも使用可能である。図8に示すように、端部シール80は層状に構成されている。すなわち、端部シール80は、パイル織物80aと、当該パイル織物80aの下層に配設される弾性部材としての発泡ポリウレタン層80bの少なくとも2層で構成されている。
パイル織物80aと発泡ポリウレタン層80bは両面テープ80cで貼り合わされている。また発泡ポリウレタン層80bは両面テープ80dを介して部分円筒部31bの内周面に貼り付けられている。両面テープ80c、80dに代えて接着剤等の他の任意の接着方法も使用可能である。
パイル織物80aは一般的なものでよく、植毛パイル部80a1と、当該植毛パイル部80a1の基端側が固定されるベース部80a2とで構成されている。植毛パイル部80a1はテフロン(登録商標)系の糸やナイロン系の糸などで構成することができる。
植毛パイル部80a1の毛長は、現像ローラ36の凹凸のある表面を良好にシールするため、0.6〜3.0[mm]のものを使用するのが望ましい。0.6[mm]未満では毛に腰がなくなり現像ローラ36の周面の凸凹に上手く倣わない。3.0[mm]以上になると毛の間に隙間が出来やすくなる。したがって、0.6〜3.0[mm]の範囲外ではトナー漏れが生じやすいが、0.6〜3.0[mm]の範囲内であればトナー漏れが生じにくい。
(パイル織物を使用する理由)
前記パイル織物80aを使用する理由は以下の通りである。
トナーが現像ユニット内部から漏れ出る経路である「重なり段差」は、一般的に図9Bのように形成される。すなわち、従来のフェルト等の単一材で構成された端部シール80は、所定の圧力で現像ローラの両端部周面に面接触する。この接触面に入口シール90の先端部が入り込んでいる。
入口シール90は例えば0.3mm程度の厚さがある。したがって、当該入口シール90の厚み分だけ端部シール80が潰された形になる。端部シール80は入口シール90先端部とのオーバーラップ部分LAPから抜けると下流側で弾性的に復元する。
しかし、端部シール80が入口シール90先端部から抜けた直後は弾性復元の途中にあるため、入口シール90の厚み分の隙間Sを完全には埋めきることができない。すなわち、フェルト等は繊維が密に絡み合った構成であるため、入口シール90の先端の押し潰しによる影響が下流側所定範囲まで及んでしまう。このような状況で隙間Sが出来てしまう。
本実施形態では、入口シール90の先端部に発生する重なり段差を埋めやすくするために、端部シール80を複数の部材からなる層状構成とした。そして最も重要な現像ローラ36との当接側の部材をパイル織物80aにし、当該パイル織物80aの植毛パイル部80a1を現像ローラ36の周面に当接させることにした。
パイル織物80aは、図8のように植毛パイル部80a1の各パイルが独立した繊維で構成されている。このため、図9Aのようにパイル織物80aを使用すると、そのパイルが現像ローラ36の周面に隙間無く接触する。したがって、図9Bのように、従来においては入口シール90の先端に出来ていた隙間Sが、図9Aのようにパイル織物80aを使用することで解消され、トナー漏れを防止することができる。
つまり図9Aのように、入口シール90の下流側先端を境目として、入口シール90が重ならない下流側領域の植毛パイルは、入口シール90の直近でも押し潰される影響を受けない。したがって、図9Bの隙間Sを植毛パイル部80a1が埋めることが出来、隙間が発生しにくい。このように植毛パイル部80a1が重なり段差の隙間Sを埋めるため、前述したトナー堰き止め部のみによる実施形態よりも、さらにシール性を向上することが出来る。
(弾性部材を使用する理由)
前記のようにパイル織物80aを使用することで隙間を発生しにくくする効果が得られるが、この効果を得るためには、現像ローラ36に対する端部シール80のシール圧が適正に設定されている必要がある。
すなわち、パイル織物80a自体は前述のように各パイル繊維が独立していてその繊維間に隙間があるため、本来的にその内部にトナーが侵入しやすい構造である。一般に端部シール80のシール圧力を高くすればシール性は向上するが、現像ローラ36との摺動による摩擦熱が発生しやすくなる。摩擦熱が発生すると、端部シール80近傍のトナーが端部シール80に固着し、この固着したトナーによる現像ローラ36のロックやトルク過多などにより異常画像が出る。したがって、適当な大きさのシール圧を設定する必要がある。
しかしながら、パイル織物80aの植毛パイル部80a1は柔軟性に乏しく、適正なシール圧を設定出来る領域が非常に狭い。したがって、パイル織物80aを単独で使用した場合は、シール圧の設定不良で端部シール80を潰し過ぎてシール圧力が高くなりすぎることがある。
逆に端部シール80の潰し量が足りないと圧力が低くなりすぎ、トナー漏れが生じる。このようにパイル織物80aの植毛パイル部80a1はシール圧のバラツキに敏感である。
そこで、パイル織物80a単体で端部シール80を構成するのではなく、パイル織物80aに適度のクッション性を有する部材(例えば発砲ポリウレタン等)を貼り合わせることで適正なシール圧確保を容易化する。
例えば部品寸法のバラツキで端部80シールを潰し過ぎてしまった場合でも、弾性部材としての発砲ポリウレタン80bが潰れることで過大な圧力設定が回避される。端部シール80の圧力は、トナーのシール性と現像ローラ36の削れ度合いに鑑みて、0.5〜4.0N/cm、に設定するのが好ましい。
(両面テープ)
また、端部シール80の貼り付けに使用する両面テープ80c、80dは、一般的な厚み0.1mm〜0.2mm程度のものでも良いが、より好ましくは厚さ0.05mm以下のものが好適である。その理由は、端部シール80を現像ケース31に貼り付ける面は、現像ローラ36の形状に対応した部分円筒部31bの内周面である。このため、分厚い両面テープであると貼り付け面にシワが寄りやすく、発生したシワからトナーが染み出すといった不具合を生じるためである。
(入口シール)
入口シール90は前述したように必ずしも導電性である必要はなく、一般的なPETシートなどを使用可能である。入口シール90の材質如何に関わらず、重なり段差を抑制するためには入口シール90の厚みを0.3mm以下にするのが好ましい。このような厚さの入口シール90に対し、重なり段差を埋めるためには植毛パイル部80a1の毛足の長さ(毛長)は物理的に最低限0.3mm必要である。
しかしながら、仮に0.3mm厚の入口シール90に対し、毛長0.3mmの植毛パイル部80a1を用いた場合、入口シール90先端の隙間Sを埋めるためには、植毛パイル部80a1を0.3mm潰す必要がある。入口シール90とラップする領域では0.3mmの入口シール90が存在するため、植毛パイル部80a1が実質0mmに潰されることになる。
但し、パイル織物80aの裏側は発泡ポリウレタン層80bで構成されているので、圧力が高くなるとそれに応じて発泡ポリウレタン層80bが潰れることで急激な圧力上昇がある程度緩和される。したがって、前記のような圧力上昇を抑制するためには毛長が入口シール90厚の少なくとも2倍程度すなわち0.6mm以上に設定するのが好ましい。なお、弾性部材としては発泡ポリウレタン以外の弾性部材でも使用可能であることは勿論である。
(トナー漏れ試験)
図10は端部シール80の材質等を変えて行った5つのサンプルNo.1〜5のトナー漏れ試験の結果を示すものである。端部シール80の各サンプルNo.1〜5の仕様は図示する通りである。
トナー堰き止め部の形状は図5B(第2実施形態)と同じである。すなわち、トナー堰き止め部94の内側縁94bが現像ローラ36の回転方向に対して外側に角度θで傾斜しているものを使用した。角度θはこの試験では50°に設定した。但し、他の試験でθ=50°±30°の範囲で変化させて同様の試験を行ったが、有意差は認められなかった。
この結果に示すように、トナー堰き止め部のないNo.1、すなわち図5(B)のトナー堰き止め部94が両端にない直線状の入口シールを有するものでは、現像ローラ走行距離3kmで早くもトナーの飛散が認められた。これに対し、トナー堰き止め部の有るNo.2は15kmでもトナーの飛散が認められなかった。このことから、トナー堰き止め部によるトナー漏れ防止の顕著な効果が確認された。
一方、No.2とNo.3を比較すると、どちらもトナー堰き止め部を有するが、端部シールがフェルトであるため、シール圧が低い方(0.5N/cm)のNo.3で現像ローラ走行距離6kmでトナーの飛散が認められた。これに対し、シール圧が高い方(2.0N/cm)のNo.2では現像ローラ走行距離15kmでもトナーの飛散が認められなかった。
また、走行距離6kmでトナー漏れを生じた低圧シールのNo.3でも、No.4のように端部シールに植毛パイルを採用することで、同じ低圧で少なくとも走行距離9kmまではトナー漏れを防止することができることが確認された。
したがって、低圧シールであっても、植毛パイルによる端部シールはトナー漏れ防止に有効であることが確認された。しかし、No.5のようにシール圧が強すぎると(5.0N/cm)、シール性では問題はないがトナー固着が早期に発生することが確認された。以上のことから、パイル織物で構成した端部シールを0.5〜4.0N/cmの圧力で現像ローラに接触させる構成がトナー漏れに有効であることが確認された。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では入口シール90のトナー堰き止め部93〜95として3種類の形状を示したが、当該形状は現像ローラの回転方向に延びた部分を有する限り種々の変形が可能である。
また、トナー堰き止め部93〜95は必ずしも入口シール90と同一材料で一体形成する必要はない。同一又は異種材料により別体として形成したトナー堰き止め部93〜95を、接着剤等により入口シール90に固定してもよい。
10:モノクロ画像形成装置 12:プロセスユニット
14:感光体 15:露光装置
16:転写ローラ 18:給紙カセット
20:定着器 22:排紙装置
24:排紙トレー 30:現像装置
31:現像ケース 31a:開口部
31b:部分円筒部 32:第1トナー搬送スクリュ
33:隔壁 33a,33b::開口部
34:第2トナー搬送スクリュ 35:トナー供給ローラ
36:現像ローラ 36a:端部
37:トナー層規制部材 40:クリーニング装置
41:クリーニングケース 42:クリーニングブレード
43:トナー搬送スクリュ 44:弾性研磨ローラ
50:帯電ローラ 60:トナー補給容器
61:攪拌パドル 62:トナー搬送スクリュ
71〜74:ギヤ 80:端部シール
80a:内側縁 90:入口シール
91:長手方向縁部 93〜95:トナー堰き止め部
93a,94a,95a:角部 93b:傾斜内側縁
94b:傾斜内側縁 95b:傾斜内側縁
93c,94c,95c:角部 93d,94d,95d:先端縁
93e,94e,95e:角部 93f,94f,95f:外側縁
180:端部シール 190:入口シール
193〜195:トナー堰き止め部 L:光線
S:隙間
特開2000−75656号公報 特開2010−91958号公報 特開2010−66386号公報 特開2007−11417号公報(請求項24、[0158]、[0160]段)

Claims (10)

  1. 像担持体から掻き取ったトナーを受け入れるクリーニングケースと、
    前記クリーニングケースに取り付けられ、前記像担持体の表面からトナーを掻き取るクリーニングブレードと、
    前記像担持体に接して回転するとともに、前記掻き取ったトナーを前記クリーニングケース内に移動する弾性研磨ローラと、
    前記弾性研磨ローラの下側と前記クリーニングケースとの間に配設された入口シールと、
    前記弾性研磨ローラの両端部周面に接した状態で前記クリーニングケース側に固定され、周方向一端部が前記入口シールの両端部外周面と重なった左右一対の端部シールと、
    を有するクリーニング装置において、
    前記入口シールの両端部が、当該両端部から、前記端部シールに沿って前記弾性研磨ローラの回転方向に延びたトナー堰き止め部を有し、前記トナー堰き止め部の内側縁が、前記端部シールと、前記弾性研磨ローラとの間に挟まれた状態で前記弾性研磨ローラの回転方向に対して傾斜して延びた傾斜内側縁を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記傾斜内側縁が、前記弾性研磨ローラの回転方向に対して外側に傾斜した外側傾斜内側縁を有することを特徴とする請求項1のクリーニング装置。
  3. 前記傾斜内側縁が、前記弾性研磨ローラの回転方向に対して内側に傾斜した内側傾斜内側縁を有することを特徴とする請求項1のクリーニング装置。
  4. 前記端部シールをパイル織物で構成し、当該パイル織物の植毛側を前記弾性研磨ローラの両端部周面に所定圧で接触させたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項のクリーニング装置。
  5. 前記パイル織物の毛長を0.6mm以上、3.0mm未満にしたことを特徴とする請求項4のクリーニング装置。
  6. 前記パイル織物で構成した端部シールを0.5〜4.0N/cmの圧力で前記弾性研磨ローラに接触させたことを特徴とする請求項4又は5のクリーニング装置。
  7. 前記パイル織物のベース部を弾性層を介して前記クリーニングケースに固定したことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項のクリーニング装置。
  8. 前記弾性層を発泡ポリウレタンで構成したことを特徴とする請求項7のクリーニング装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えたプロセスユニット。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置。
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