JP2007271735A - 現像装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の筐体から現像剤が漏れることを防止することができる現像装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤を担持し、感光体ドラム上に担持された潜像画像を現像する現像ローラ17と、現像ローラ17の表面の軸方向端部に接し、現像ローラ17が配設される筐体から現像剤が漏出することを防止するシール部材31と、現像ローラ17の軸方向と略平行に、且つ、現像ローラ17の軸方向に沿って配設され、現像ローラ17が配設される筐体6から現像剤が漏出することを防止するシート部材33とを備え、シール部材31と、シート部材33とは、シール31部材が現像ローラ17の軸方向の端部と接する位置において重複する様に配設されており、シート部材33は、シート部材33とシール部材31とが重複する領域S1において、長辺と短辺との間に斜辺を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像装置、及び画像形成装置に関する。
従来、感光体ドラムと、感光体ドラムの表面に露光された潜像画像上に現像剤を付着させ、現像剤画像を形成する現像ローラとを所定の筐体内部に備える現像装置では、筐体の側面に設けられた開口から現像剤が筐体の外部に漏れるのを防止すべく、開口に沿ってシール部材を設けた現像装置がある。この様な現像装置としては、例えば特許文献1に開示された現像装置がある。
特開2002−162828公報
具体的には、この特許文献1には、現像ローラの回転軸方向周面に当接するシール部材、及びシート部材とを、シート部材がシール部材をオーバーラップする様に、開口に沿って形成させている。
ところで、上述の現像装置においては、現像ローラの回転により、シート部材が現像ローラの回転方向に引っ張られてしまう。そのため、シート部材が剥がれてしまい、現像剤が、シート部材と現像ローラとの間に形成された間隙から漏出してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、この様な実情に鑑みてなされたものであり、従来用いられていた現像装置と比較してシート部材が剥がれることを防止し、現像装置の筐体から現像剤が漏れることを防止することができる現像装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで本発明に係る現像装置は、現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、且つ、前記現像剤担持体の軸方向に沿って配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材とを備え、前記シール部材と、前記シート部材とは、前記シール部材が前記現像剤担持体の軸方向の端部と接する位置において重複する様に配設されており、前記シート部材は、前記シート部材と前記シール部材とが重複する部分において、長辺と短辺との間に斜辺を有することを特徴としている。
この構成によれば、シート部材は長辺と短辺との間に斜辺を有する為、シート部材が現像剤担持体と接触する面積を低下させることができ、現像剤担持体からシート部材に加わる摩擦力を低下させることが可能となり、シート部材が剥がれることを防止することが可能となる。そして、この様にシート部材が剥がれることを防止することで、現像剤が筐体から漏出することを防止することができる。
この様に、本発明によれば、シート部材が剥がれることを防止することができる為、現像装置から現像剤が漏出することを防止することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施の形態では、所謂タンデム型のモノクロレーザプリンタについて本発明を適用し、詳細な説明を行う。
図1に示す様に、第1の実施の形態に係る画像形成装置1は、媒体収容部3に堆積した用紙P等の記録媒体を所定の媒体搬送経路Lに従って搬送し、当該用紙P上に、情報処理装置等の外部装置から入力された画像情報に基づく現像剤画像を印刷する。
媒体搬送経路L上には、現像剤画像を現像し、転写する現像装置5、露光装置7、及び転写ローラ9が設けられている。そして、これら転写ローラ9、露光装置7、及び転写ローラ9の媒体搬送方向における下流には、用紙P上に転写した現像剤画像を定着する定着装置11が設けられている。そして、これら各部によって表面に、画像情報に基づく現像剤画像が印刷された用紙Pは、画像形成装置1の外部に設けられた図示せぬスタッカ上に排出され、ユーザに提供される。
現像装置5は、筐体6の内部に、露光装置7によって表面に潜像画像が露光される像担持体としての感光体ドラム13と、感光体ドラム13の表面にバイアス電圧を印加する帯電ローラ15と、感光体ドラム13の表面に露光された、画像情報に基づく潜像画像上に現像剤を付着し、現像剤画像を形成する現像剤担持体としての現像ローラ17と、現像ローラ17に現像剤を供給する供給ローラ19と、感光体ドラム13の表面に残存した現像剤を除去するクリーニングローラ21と、現像ローラ17の表面に付着した現像剤を均す現像ブレード22とを配置して形成される。
また、筐体6は、筐体6から現像剤が漏出することを防止するシール部材31を支持する支持部6aと、感光体ドラム13を露出させる為の開口6bとを備える。支持部6aは、筐体6における現像ローラ17の下方に、現像ローラ17の軸方向に沿って、現像ローラ17の長手方向の長さと略同一の距離に渡って突出した部分を設けて形成される。そして、詳細は後述するが、現像装置5は、この様な支持部6aに沿ってシール部材31を固定することで、開口6bから現像剤が漏出することを防止することができる。
この様な構成を備える現像装置5における、感光体ドラム13と対向する位置には、所定のバイアス電圧を印加された転写ローラ9が配置されており、感光体ドラム13、及び転写ローラ9によって用紙Pを挟持搬送することで、用紙P上に現像剤画像を転写する。
定着装置11は、図示せぬハロゲンランプ等を内部に備える定着ローラ23と、定着ローラ23と共に用紙Pを挟持搬送する加圧ローラ25とを備える。そして定着装置11まで搬送された用紙P表面に付着した現像剤は、定着ローラ23表面の熱、及び加圧ローラ25によって加えられる圧力によって用紙P上に定着する。
感光体ドラム13は、露光装置7によって露光された、画像情報に基づく潜像画像を担持する。そして、この様な感光体ドラム13は、所定のシャフトの周りに、アルミニウム等のからなる導電性基層を形成し、さらにその表面に有機感光体からなる感光層を形成して構成される。
帯電ローラ15は、図示せぬ電源から供給された電力に基づいて感光体ドラム13の表面に所定のバイアス電圧を印加する。そして、この様な帯電ローラ15は、導電性の金属シャフトに、シリコーン等の半導電性ゴムを形成して構成される。
供給ローラ19は、所定のトナーホッパ内の現像剤を、現像ローラ17に供給する。そしてこの様な供給ローラ19は、導電性を有する金属シャフトの周りに、発泡剤が添加されたゴムを形成して構成される。
現像ローラ17は、略円筒形状に形成され、軸部材29の回りを回転する。そして、この軸部材29は、図2に示す様に、筐体6の内側に対して、壁体27の外側に形成された、壁体27を支持する側板部39の軸受部39aに配置される。そして、この図示せぬ軸部材が所定の駆動源によって回転させられることで、現像ローラ17は当該軸部材29回りに回転する。
ここで、現像ローラ17の表面の軸方向における両端部には、それぞれ壁体27が2枚形成されている。2枚の壁体27は、現像ローラ17を挟む様に、対向して設けられている。壁体27は、現像ローラ17を嵌め込むことが可能な湾曲した形状を備え、当該湾曲部には現像剤が現像装置5の筐体6から漏出することを防止するシール部材31が固定されている。そしてこの様なシール部材31は、現像ローラ17と筐体6との間に形成された隙間を介して開口部6bから現像装置5の外部に漏出することを防ぐ。
シール部材31は、壁体27の湾曲部に固定されており、現像ローラ17はこのシール部材31に押圧して形成されている。シール部材31は、例えばスポンジを壁体27の湾曲部に沿って固定して形成されており、その表面には、フェルト等の耐摩耗性部材が貼り付けられている。そして、このフェルトは、シール部材31と、現像ローラ17とが接触する面の全面に渡って形成されており、現像ローラ17が回転する際に、シール部材31が現像ローラ17に与える摩擦を低減させる。
また、シール部材31の近傍には、筐体から現像剤が漏れるのを防止すべく、シート部材33が設けられている。シート部材33は、例えば厚さ約0.25mmのウレタン樹脂をシート状に形成して成り、現像ローラ17の軸方向に渡って、現像ローラ17の下方に設けられている。具体的には、シート部材33は、長辺方向が現像ローラ17の軸方向に略平行な長方形状に形成されており、筐体6の一部である支持部6aに固定されている。また、シート部材33の端部は、壁体27の湾曲部においてシール部材31の一部と、領域S1において重複する様に、筐体6に貼り付けられている。そして、このとき領域S1を形成する際、シート部材33の短辺方向の一辺と、シール部材31の側辺とが重複する様に、シート部材33を形成することが好ましい。また、本実施の形態においては、シート部材33としてウレタン樹脂をシート状に形成したものを用いて詳細な説明を行うが、シート部材33としては、可撓性を有する材料をシート状に形成したものであればどの様な材料を用いても良い。
この様な現像装置5において、現像ローラ17は、図示せぬ駆動源から供給される動力によって矢印A方向に回転する。そして従来用いられていた現像装置では、シート部材が現像ローラの回転に巻き込まれて剥がれてしまうという問題があった。
そこで、現像装置5では、現像ローラ17の回転方向における、領域S1よりも上流側に突起部35が形成されている。そして、シート部材33には、突起部35を挿入する孔が形成されている。
突起部35は、シート部材33に形成された孔を介してシート部材33が現像ローラ17に巻き込まれない様、シート部材33を固定する。そして、この様な突起部35は、シート部材33が固定されている支持部6aに形成されており、当該支持部6aのシート部材33が固定されている面から垂直に延在した、少なくとも直径1mm以上の略円柱状の形状を備える。この様に、突起部35の断面を円形とすることで、シート部材33が現像ローラ17の回転によって引っ張られた場合でも、シート部材33に加わる力を分散させ、シート部材33が破損することを防止することができる。また、突起部35の直径を少なくとも1mm以上とすることで、シート部材33が引っ張られることによって突起部35に加わる応力によって、突起部35が破損することを防止することができる。そして、この様な突起部35の高さは、現像ローラ17と接触しない程度であることが必要である。
上述した各部の寸法の一例としては以下の様に設定することが好ましい。このとき、現像ローラ17の径は、17.6mmとする。
例えば、図3に示す様に、現像ローラ17とシート部材33とは、シート部材33の短辺方向において距離aに渡って重複しているが、シート部材33の短辺方向の長さbを約9mmとした場合、距離aは約1.3mmであることが好ましい。また、シート部材33とシール部材31とは、シート部材33の短辺方向において距離dに渡って重複しているが、この距離dは約3.5mmであることが好ましい。
また、この様な突起部35は、現像装置5の筐体を成型する段階で、筐体と一体的に成型することが可能な為、部材点数の増加を防止することが可能となる。
また、このとき、領域S1と、突起部35の断面積との関係としては、突起部35の断面積は、領域S1の面積の半分以下であることが好ましい。
また、シート部材33に形成された孔は、シート部材33が破損することを防止する為、シート部材33の外周から少なくとも1mm以上離れていることが好ましい。
そして、この様に突起部35を形成することによって、現像ローラ17の回転によってシート部材33が引っ張られても、シート部材33は剥がれることはない。そして、突起部35は、例えば現像装置5の筐体を成型する際に、筐体と一体的に製造することができる為、現像装置5、及び画像形成装置1を製造する際における部材点数の増加によるコストの上昇が発生することはない。
以下、本発明を適用した第2の実施の形態について詳細な説明をする。尚、第2の実施の形態に係る画像形成装置については、画像形成装置1と同一の構成を有する箇所がある為、その箇所については第1の実施の形態と同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態に係る画像形成装置が備える現像装置では、図4に示す様に、シート部材43の長さを短くし、シート部材43と現像ローラ17とが重複する領域S2の面積を小さくしている。
具体的には、第2の実施の形態に係る現像装置では、シート部材43と現像ローラ17とを重複させて領域S2を形成する際、シート部材43と現像ローラ17とが重複する領域S2の幅が、シール部材45の幅の半分以下となるよう、シート部材43を形成している。シート部材43は、例えば厚さ約0.25mmのウレタン樹脂をシート状に形成して成り、上述したシート部材33と同様の方法で支持部6aに固定されている。
上述した各部の寸法の一例としては以下の様に設定することが好ましい。このとき、現像ローラ17の径は、17.6mmとする。
例えば、図5、及び図6に示す用に、現像ローラ17とシート部材43とは、シート部材33の短辺方向において距離eに渡って重複しているが、シート部材の短辺方向の長さfを約9mmとした場合、距離eは約1.3mmであることが好ましい。また、シート部材33とシール部材31とは、シート部材43の短辺方向において距離gに渡って重複しているが、この距離gは約3.5mmであることが好ましい。また、シート部材43とシール部材45とが重複する領域S2の、現像ローラ17の軸方向における幅hは、シール部材45の同方向における幅iを約6mmとした場合、幅hは、約2mmであることが好ましい。
この様に、幅hを幅iより短くすることで、シート部材43の短辺は、シール部材45の側辺45aよりも内側に形成される。また、上記例に示す様に、幅hと幅iとの関係としては、幅hは幅iの半分以下であることが好適であるが、さらに好ましくは、幅hを0.5mm以上、2mm以下に設定することであり、すなわち、幅hと幅iとの関係について、幅hを幅iの1/12以上、1/3以下に設定することが好ましい。
この様に、領域S2の幅をシール部材45の幅の半分以下とすることで、現像装置5と比較してシート部材43と現像ローラ17との接触面積が小さくなる。すなわち、領域S2の面積は、領域S1の面積と比較して小さくなる為、現像ローラ17が回転することによってシート部材43に加わる摩擦力も、シート部材33に加わる摩擦力よりも小さくなる。そして、この様にシート部材43に加わる摩擦力を小さくすることで、シート部材43を剥がれ難くするという効果を得ることができる。また、シート部材43が剥がれないとしても、支持部6aに固定されるシート部材43が現像ローラ17の回転により現像ローラ17の回転方向への引張りによって、シート部材43が波打ちした状態へと変形してしまうことを防止することができる。
また、第2の実施の形態では、シート部材43と現像ローラ17とが接触する面積を小さくすることでシート部材43に加わる摩擦力を低減させることとしているが、シート部材43と現像ローラ17とが接触する面積を小さくする為のシート部材43とシール部材45の重複のさせ方としては、重複する領域の面積を減らす方法であればどの様な方法であっても良い。
また、従来用いられていたシート部材101は、図7に示す様に、シート部材101とシール部材45とが重複する領域S10の幅jを、シール部材45の幅iと同一にし、シート部材101の短辺がシール部材45の側辺45aと重複する様に、シート部材101を形成して構成されていた。
これに対して、第2の実施の形態では、上述した構成をさらに変形して、例えば、図8、及び図9に示す様にシート部材47の角を切り落した形状とすることも可能である。
具体的には、シート部材47の短辺と、シール部材45の側辺とが重なる様にシート部材47を形成し、シート部材47の長辺において現像ローラ17の回転方向上流側の辺である、上辺47aからシート部材47の短辺47bにかけて斜辺47cを形成する。そして、シート部材47において、上辺47aと短辺47bとがなす角を角度αとしたとき、この角度αは鈍角であることが好ましい。この様にして形成されるシール部材45とシート部材47とが重複して形成する領域S3の形状の一例としては、以下の様な形状とすることができる。例えば、領域S3の上辺の長さkは、0.5mmであり、領域S3におけるシール部材45の側辺45aと重複する側辺47bの長さlは、0.5mmである。
この様に、シート部材47に斜辺47cを形成した領域S3を形成することで、領域S3の面積は領域S10の面積と比較して小さくなる為、現像ローラ17とシート部材47とが接触する面積が小さくなり、現像ローラ17が回転することによってシート部材47に加わる摩擦を低下させ、シート部材47が剥がれることを防止することができる。
また、領域S3の形状を以下の様な形状とすることで、現像ローラ17がシート部材47に加える摩擦力を低下させ、且つ、シート部材47の定着性を確保することが可能となる。領域S3の形状として、上辺47aの長さkは、0mmより大きく、1mm以下であることが好ましく、さらにシート部材47とシール部材45とが重複する領域S3の、現像ローラ17の軸方向における幅mと、上記長さkとの関係で、長さkが幅mの1/6以下として形成することが好ましい。
ここで長さkを設定するにあたり、例えば斜辺部47cが、シール部材45の側辺のうち、側辺45aと対向する側辺45bと交差する様に、すなわち、シート部材47aの上辺と斜辺47cとの接点が、側辺45bよりもシール部材45の内側に位置する場合は、領域S3の面積が小さくなり、現像剤が現像装置5の外部に漏出してしまう。一方、長さkを、例えば幅iの半分程度にしてしまうと、領域S3の面積が大きくなる為、現像ローラ17が回転することによってシート部材47に加わる摩擦力が上昇する。これらを鑑みて、現像ローラ17が回転することによってシート部材47に加わる摩擦力を抑制し、且つ、現像装置5から現像剤が漏出することを可能とする領域S3の形状としては、長さkを0mmから1mm以下とすることが好適であるが、さらに好ましくは、長さkが0.1mm以上、1mm以下であり、幅mと長さkとの間で、長さkが幅mの1/60以上、1/6以下とすることが好ましい。また、長さlは、1mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1mm以上、1mm以下である。すなわち、距離eと長さkとの関係で、長さlが距離eの10/13以下が好ましく、より好ましくは1/13以上、10/13以下である。
また、上述した領域3の形状では、幅mを幅iと同一の長さであるとして詳細な説明を行っているが、幅mを幅iよりも短くすることも可能である。具体的には、幅mが幅iの半分以上の長さを有していることが好ましい。幅mを幅iの半分以上の長さとすることで、現像剤が現像装置5の外部に漏出することを防止し、且つ、現像ローラ17から加わる摩擦力によってシート部材47が剥がれることを防止することができる。また、シート部材47が剥がれないとしても、支持部6aに固定されるシート部材47が現像ローラ17の回転により現像ローラ17の回転方向への引張りによって、シート部材47が波打ちした状態へと変形してしまうことを防止することができる。
以下、本発明を適用した第3の実施の形態について詳細な説明をする。尚、第3の実施の形態に係る画像形成装置については、画像形成装置1と同一の構成を有する箇所がある為、その箇所については第1の実施の形態と同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第3の実施の形態に係る画像形成装置が備える現像装置では、図10に示す様に、シール部材49は、所定の反発力を有するスポンジ51と、シール部材49と現像ローラ17との間の摩擦抵抗を低減させるフェルト53とを備える。そして、シール部材49は、フェルト53を、スポンジの面の一部に貼り付けて形成される。
具体的には、フェルト53は、シール部材49と、図示せぬシート部材とが重複する領域S4以外の部分、即ち、シール部材49と現像ローラ17とが直接接触する部分にのみ貼り付けられており、シール部材49と図示せぬシート部材とが重複する領域S4に対応する部分には貼り付けられていない。
この様に、シール部材49と図示せぬシート部材とが重複する領域S4に対応する部分ではスポンジ51を露出させることで、フェルト53の摩擦抵抗と比較して摩擦抵抗の高いスポンジ51が図示せぬシート部材と接触することとなる為、現像ローラ17の回転によってシート部材が定位置から移動したり、剥がれようとしても、摩擦抵抗が作用してシート部材が剥がれ難くなる。
また、この様に、フェルト53を短くすることで、使用する耐摩耗性部材の量を減らすことができる為、現像装置、及び画像形成装置の製造コストを抑制することができる。
以下、本発明を適用した第4の実施の形態について詳細な説明をする。尚、第4の実施の形態に係る画像形成装置については、画像形成装置1と同一の構成を有する箇所がある為、その箇所については第1の実施の形態と同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第4の実施の形態に係る画像形成装置の現像装置では、図11に示す様に、シート部材55における、現像ローラ17と接触する面55aの摩擦係数を、他方の面の摩擦係数よりも小さくする。具体的には、シート部材55における現像ローラと接触しない面、即ち、シート部材55とシール部材57とが接触する面55bに凹凸を形成し、表面を荒くすることで当該面の摩擦係数を高くする。そして、この凹凸部は、少なくともシート部材55と、シール部材57とが重複する領域の面積の半分であることが好ましい。
尚、シート部材55と、シール部材57との間の摩擦抵抗を上げる手段としては、どの様な方法であっても良く、例えば、シート部材55の表面にコーティングを施したり、摩擦係数の異なる複数枚の材料を張り合わせた構成としても良い。
この様に、シート部材55と、シール部材57との間の摩擦抵抗を高めることで、現像ローラ17の回転によってシート部材55が定位置から移動したり、剥がれようとしても、摩擦抵抗が作用してシート部材55が剥がれ難くなる。
第1の実施の形態として示す画像形成装置の断面図であり、同画像形成装置の構成について説明する為の図である。 同画像形成装置の現像装置の要部斜視図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 同現像装置の要部立面図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 第2の実施の形態として示す現像装置の要部斜視図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 同現像装置の要部正面図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 同現像装置の要部立面図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 従来用いられていた現像装置の要部正面図である。 第2の実施の形態として示す現像装置の変形例を示す要部斜視図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 同現像装置の要部正面図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 第3の実施の形態として示す現像装置の要部斜視図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。 第4の実施の形態として示す現像装置の要部立面図であり、同現像装置の構成について説明する為の図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 媒体収容部
5 現像装置
6 筐体
7 露光装置
9 転写ローラ
11 定着装置
13 感光体ドラム
15 帯電ローラ
17 現像ローラ
19 供給ローラ
21 クリーニングローラ
22 現像ブレード
23 定着ローラ
25 加圧ローラ
27 壁体
29 軸部材
31 シール部材
33 シート部材
35 突起部
43 シート部材
45 シール部材
47 シート部材
49 シール部材
51 スポンジ
53 フェルト
55 シート部材
57 シール部材

Claims (11)

  1. 現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、
    前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、且つ、前記現像剤担持体の軸方向に沿って配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材とを備え、
    前記シール部材と、前記シート部材とは、前記シール部材が前記現像剤担持体の軸方向の端部と接する位置において重複する様に配設されており、
    前記シート部材は、前記シート部材と前記シール部材とが重複する部分において、長辺と短辺との間に斜辺を有すること、
    を特徴とする現像装置。
  2. 前記シール部材の前記斜辺は、前記長辺と所定の角度をなすこと、
    を特徴とする請求項1記載の現像装置
  3. 前記シート部材と前記シール部材との重複部における前記シート部材の前記現像剤担持体の軸方向の長さは、該重複部における前記シール部材の前記現像剤担持体の軸方向の長さよりも短いこと、
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の現像装置。
  4. 現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、
    前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、且つ、前記現像剤担持体の軸方向に沿って配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材とを備え、
    前記シール部材と、前記シート部材とは、前記シール部材が前記現像剤担持体の軸方向の端部と接する位置において重複する様に配設されており、
    前記シート部材と前記シール部材との重複部における前記シート部材の前記現像剤担持体の軸方向の長さは、前記シール部材の前記現像剤担持体の軸方向の長さの半分以下であること、
    を特徴とする現像装置。
  5. 現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、
    前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、前記現像剤担持体の軸方向に沿って、配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材と、
    前記シート部材を支持する突起部を有する支持部とを備え、
    前記シート部材は、前記突起部を挿通する孔を備えること、
    を特徴とする現像装置。
  6. 前記孔は、略円形状であること、
    を特徴とする請求項5記載の現像装置。
  7. 前記突起部は、略円柱状に形成されたこと、
    を特徴とする請求項5又は請求項6の何れかの項記載の現像装置。
  8. 現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、
    前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、且つ、前記現像剤担持体の軸方向に沿って配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材とを備え、
    前記シール部材は、所定の反発力を有する反発部材の表面に、当該シール部材と前記現像剤担持体との間の摩擦力を低減させる耐磨耗性部材を貼り付けて構成され、
    前記耐磨耗性部材は、前記シール部材が前記シート部材と重複する部分以外の部分に、且つ、前記現像剤担持体と接触する位置に貼り付けられていること、
    を特徴とする現像装置。
  9. 現像剤を担持し、像担持体上に担持された潜像画像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の表面の軸方向端部に接し、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシール部材と、
    前記現像剤担持体の軸方向と略平行に、且つ、前記現像剤担持体の軸方向に沿って配設され、前記現像剤担持体が配設される筐体から前記現像剤が漏出することを防止するシート部材とを備え、
    前記シート部材は、前記シール部材と前記シート部材との間の摩擦抵抗が、前記シート部材と前記現像剤担持体との間の摩擦抵抗よりも大きくなる様に形成されたこと、
    を特徴とする現像装置。
  10. 前記シート部材における、前記シール部材と接触する面には、所定の凹凸が形成されていること、
    を特徴とする請求項9記載の現像装置。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れかの項記載の現像装置と、
    現像装置によって現像された現像剤画像を所定の記録媒体上に転写する転写装置と、
    前記転写装置によって前記記録媒体上に転写された前記現像剤画像を、当該記録媒体上に定着する定着装置とを備えること、
    を特徴とする画像形成装置。
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