JP2010191338A - 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010191338A
JP2010191338A JP2009037578A JP2009037578A JP2010191338A JP 2010191338 A JP2010191338 A JP 2010191338A JP 2009037578 A JP2009037578 A JP 2009037578A JP 2009037578 A JP2009037578 A JP 2009037578A JP 2010191338 A JP2010191338 A JP 2010191338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
developing roller
developing
developing device
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009037578A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5218141B2 (ja
Inventor
Masahiro Ishii
昌宏 石井
Hiroya Fukuda
紘也 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009037578A priority Critical patent/JP5218141B2/ja
Publication of JP2010191338A publication Critical patent/JP2010191338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5218141B2 publication Critical patent/JP5218141B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】
摺擦シール部材と層厚規制部材の間の密着性を高め、トナー漏れを防止可能な現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置の提供。
【解決手段】層厚規制ブレード64のうち、現像ローラ59と接触するゴムブレード92は、上端側(現像ローラ59の回転方向下流側)の長さL1よりも下端側(現像ローラ59の回転方向上流側)の長さL2の方が長い。すなわち、上端の長さL1よりも下端側の長さL2の方が長くなることによって、ゴムブレード92の長手方向両端面には、傾斜面95が形成される。傾斜面95は、上端側よりも下端側のほうが摺擦シール部材96に食い込むようにして摺擦シール部材96に密着している。
【選択図】図5

Description

本発明は、現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置として、像担持体としての感光ドラムを備えたドラムカートリッジと、このドラムカートリッジに対して着脱可能な現像装置としての現像カートリッジとからなるプロセスカートリッジが本体に対して着脱可能に設けられたものが知られている。
現像カートリッジは、筐体内に現像剤としてのトナーを収容するトナー収容室や、トナー収容室に対してトナー供給口を介して連通された現像室を備えており、トナーはトナー収容室に設けられたアジテータによって現像室に放出される。現像室内には、供給ローラや現像剤担持体としての現像ローラ等が備えられており、現像室内のトナーは供給ローラの回転によって現像ローラに供給される。現像ローラに供給されたトナーは、現像ローラ表面に圧接された層厚規制ブレードによって一定の厚さに均され、感光ドラムにトナーを現像することで感光ドラムにトナー像が形成される。
このトナー像が、搬送されてきた用紙に転写され、その後レーザプリンタ本体に設けられた定着器によってトナー像が用紙に定着されることで、画像形成動作が完了する。
この現像カートリッジにおいては、筐体内のトナーが回転する現像ローラ周辺から外部へ漏れる、いわゆるトナー漏れがおこるという問題があった。トナー漏れを防ぐために、従来は現像カートリッジの筐体の内部にトナー洩れ防止部材を設けていた(先行文献1参照)。例えば、現像ローラの両端部からのトナー洩れを防止するために、現像ローラ周方向に沿ってサイドシールと呼ばれるトナー洩れ防止部材を貼り付け、現像ローラの両端部の周面に摺擦させていた。
サイドシールは、ウレタンスポンジにフェルト製の摺擦シール部材を貼り付けた構造を有している。ウレタンスポンジには、十分に柔らかいことと、圧縮永久歪が少ないことが必要とされる。摺擦シール部材は、押圧力の確保と回転トルクの低減との両立のために用いられる。
更に、現像ローラの上方に形成される現像ローラと筐体の開口部との隙間からのトナー洩れを防止するためには、層厚規制ブレードのゴム部分(ゴムブレード)を現像ローラに押圧させることによって、層厚規制ブレードにトナー洩れ防止部材としての機能を持たせていた。
また、摺擦シール部材は、ゴムブレードの両端面に対して密着させて隙間が形成されないようにしてウレタンスポンジに貼りつけられる。すなわち、ゴムブレードの両端面と摺擦シール部材の間に隙間を作らないようにすることで、両者の間からトナーがもれないように構成されている。
特開2003−195630号公報
しかし、製造過程において作業者が摺擦シール部材の貼り方を誤ってしまう場合がある。すなわち、摺擦シール部材をゴムブレードの端面に圧接するように貼ろうとして、摺擦シール部材を端面に対し斜めに貼ってしまうことがある。これによって、ゴムブレードと摺擦シール部材の間の密着性が甘くなり、隙間が形成されてしまうことがある。その結果、現像ローラの回転を伴う画像形成装置の使用とともにその隙間からトナーが漏れ出てしまうという問題があった。
以上の問題に鑑み、本発明は摺擦シール部材と層厚規制部材の間の密着性を高め、トナー漏れを防止可能な現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置の提供を目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明の現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置は、現像剤を収容する筐体と、前記筐体の開口部付近の両側壁にて回転可能に支持された現像剤担持体と、前記現像剤担持体の回転軸方向に延び、前記現像剤担持体の周面に接触する接触面にて当該現像剤担持体上の現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、前記筐体の前記開口部の両側壁付近にて、前記現像剤担持体の両端部側周面に摺擦するように設けられ、かつ前記層厚規制部材の前記長手方向両端面にそれぞれ接触するシール部材とを有し前記現像剤担持体上の現像剤の薄層を静電潜像に対向させることによって可視像を形成し、層厚規制部材の前記長手方向両端面は、前記接触面の長手方向の長さが前記現像剤担持体の回転方向下流側よりも上流側の方が長くなるように、傾斜面が形成されていることを特徴とする。
また、前記シール部材は、前記傾斜面に対し沿うように圧接して設けられたことを特徴とする。
また、前記傾斜面は、前記上流側が、少なくともシール部材に対し食い込むようにして圧接されていることを特徴とする。
本発明の現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置によれば、層厚規制部材の長手方向両端面は、接触面の長手方向の長さが現像剤担持体の回転方向下流側よりも上流側の方が長くなるように、傾斜面が形成されているので、傾斜面に接触するシール部材は、その上流側ほど傾斜面と密着するように接触させやすくなる。したがって、層厚規制部材とシール部材とは、現像剤担持体の回転方向上流側ほど隙間ができにくくなる。これによって、現像剤担持体上の現像剤がシール部材と層厚規制部材の間からもれてくることを防止できる。
また、シール部材が前記傾斜面に対し沿うように圧接して設けられることによって、シール部材と層厚規制部材との間に隙間ができない。したがって、現像剤担持体上の現像剤がシール部材と層厚規制部材の間からもれてくることを防止できる。
また、前記上流側が、少なくともシール部材に対し食い込むようにして圧接されているので、現像剤担持体の回転方向上流側ほどシール部材と層厚規制部材との密着性が高まる。これによって、現像剤担持体上の現像剤がシール部材と層厚規制部材の間からもれてくることをより一層防止できる。
レーザプリンタ1の要部断面図である。 現像装置50の要部断面図である。 現像装置50の現像ローラ59および供給ローラ58の軸方向端部のシール構造を示す要部斜視図(現像ローラ59は装着されていない)であって、サイドシール33のスポンジシール部材65が貼着され、供給ローラ58が装着されていない状態である。 図3に示す現像ローラ59の軸方向端部のシール構造を示す要部側断面図であって、現像ローラ59が装着されていない状態を示す。 図2に示す現像ローラおよび供給ローラの軸方向端部の要部正面図である。 図4に摺擦シール部材を貼り付けたときの要部正面図である。 図5の摺擦シール部材およびゴムブレードの拡大図である。 現像装置50の現像ローラ59および供給ローラ58の軸方向端部のシール構造を示す要部斜視図(現像ローラ59は装着されていない)である。 他の実施形態としての現像ローラの軸方向端部のシール構造を示す要部正面図である。 図9の摺擦シール部材およびゴムブレードの拡大図である。
[実施例1]
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、本実
施形態における画像形成装置全体の概要について説明する。
(画像形成装置全体の概要)
図1において、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニット10を備えている。用紙は、フィーダユニット10に設けられた各種ローラにより、前方向から後方向に方向を変えて転写位置まで搬送される。
感光ドラム20は、正帯電性の材料からなり、本体ケース2に回転自在に枢支される。更に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印方向に回転駆動される。また帯電器30は、帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
レーザスキャナユニット40は、感光ドラム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生するレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー41、その他各種反射ミラー及びレンズを含んで構成されている。
図2に示すように、現像装置50は、本発明の筐体の一例としてのケース51内に現像剤室としてのトナー収容室52が形成され、トナー収容室52内には、アジテータ53と、清掃部材54が回転軸55の周りに回転自在に設けられている。なお、このトナー収容室52内には、電気絶縁性を有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナーが収容される。また、トナー収容室52の感光ドラム20側(図1参照)には、トナー供給口Aによってトナー収容室52と連通し現像を行う現像室57が形成され、供給ローラ58と現像剤担持体としての現像ローラ59が回転可能に枢支される。また、詳しくは後述するが現像ローラ59上のトナーは薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード64により所定の層厚に規制され、現像に供される。
ここで、現像剤担持体としての現像ローラ59は、導電性のシリコーンゴムが形成された基材上にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。基材は導電性のウレタンゴムで構成しても良い。また、前記トナー収容室52に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤である。
転写ローラ21は、回転自在に枢支され、印加される電圧により感光ドラム20上のトナー画像を用紙に確実に転写するように構成されている。
定着ユニット70は、感光ドラム20と転写ローラ21との圧接部からの用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、用紙に転写されたトナー画像を加熱用ローラ71と押圧ローラ72とによって搬送される間に加熱しつつ押圧して用紙に定着する。また、定着ユニット70の搬送方向下流側には排紙ローラ74の下流側には排紙トレイ75が夫々設けられている。
なお、上述した感光ドラム20、転写ローラ21、帯電器30、及び現像装置50は、プロセスカートリッジ2a内に収容されており、該プロセスカートリッジ2aはレーザビームプリンタ1に対して着脱自在に設けられている。更に、現像装置50は、現像カートリッジとしてプロセスカートリッジ2aに対して着脱自在に設けられている。
以上のような本実施形態のレーザビームプリンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40から画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射されると、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ドラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置においては、フィーダユニット10から用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転写される。なお、転写後に感光ドラム20上に残ったトナーは、現像ローラ59によって現像室57に回収される。
次に、用紙は定着ユニット70に搬送され、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ72によって挟持搬送され、用紙上に熱定着される。そして、用紙は排紙ローラ74によりレーザビームプリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成動作が終了する。
(トナーシールのための構成)
次に、この現像装置50の現像ローラ59の軸方向両端部のケース51からトナーが漏れ出ることを防止するための、トナーシールの構成について説明する。なお、ここではケース51の一方の軸方向端部に設けられたシールの構成について説明するが、もう一方の端部の構成も同様である。
図3に示すように、現像装置50における現像ローラ59の軸方向端部は、ケース51の前面が開口部49として開放されるとともに、その側壁31には、現像ローラ59を装着するための支持孔32が形成されており、その側壁31に隣接して、サイドシール33とともに、図4に示すように、アッパサイドシール34、ブレードサイドシール35、および、図3に示すように、ロアサイドシール36が設けられている。
そして、これらサイドシール33、アッパサイドシール34、ブレードサイドシール35およびロアサイドシール36によって、現像ローラ59の軸方向端部におけるトナーの漏れを確実に防止するようにしている。
なお、このサイドシール33が設けられるケース51の端部は、サイドシール33と現像ローラ59とを密着状に接触させるために、現像ローラ59の外周面に沿った湾曲形状に形成されている。
また、支持孔32は、その前方側端部が開口されており、その開口部37に沿って現像ローラ59のローラ軸60を受け入れることができるように形成されている。
アッパサイドシール34は、図4に示すように、所定の厚みを有する略矩形板状をなし、ウレタンなどのスポンジ部材からなり、側壁31に隣接するケース51の幅方向側端部上方において、層厚規制ブレード64の取付部材61の上方に配置され、両面テープなどによって貼着されている。
ブレードサイドシール35は、層厚規制ブレード64の板ばね部材66の幅方向側端部において、板ばね部材66の下部に設けられており、板ばね部材66の裏面(後面)に設けられるバックブレードシール67と、板ばね部材66の表面(前面)に設けられるフロントブレードシール68とを備えている。
なお、層厚規制ブレード64の取付部材61は、現像ローラ59の軸方向に沿って延びる板状のバックサポート部材69と、そのバックサポート部材69に対向配置される断面略L字状のフロントサポート部材81とを備えており、バックサポート部材69とフロントサポート部材81との間において、板ばね部材66を挟んだ状態で、ねじ82によってケース51の上部に固定されている。
バックブレードシール67は、所定の厚みを有する略矩形板状をなし、ウレタンなどのスポンジ部材からなり、バックサポート部材69の下端部にその上端部を接触した状態で板ばね部材66の裏面に、両面テープなどによって貼着されている。
また、フロントブレードシール68は、所定の厚みを有する略矩形板状をなし、ウレタンなどのスポンジ部材からなり、バックブレードシール67と対向する板ばね部材66の表面に、両面テープなどによって貼着されている。
また、図3に示すように、ロアサイドシール36は、所定の厚みを有する略矩形板状をなし、ウレタンなどのスポンジ部材からなり、ケース51の幅方向端部であって、次に述べるサイドシール33の内側に隣接配置され、ケース51の下部表面に両面テープなどによって貼着されている。
このロアサイドシール36を設けることにより、次に述べるサイドシール33とロアフィルム83(図3参照)とが取り付けられる境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。
そして、サイドシール33は、側壁31に隣接するケース51の幅方向側端部において、現像ローラ59の外周面と摺接するように設けられている。
このサイドシール33は、スポンジシール部材84と、そのスポンジシール部材84上に積層される、本発明のシール部材の一例としての摺擦シール部材96とを備えている。スポンジシール部材84は、ウレタンなどのスポンジ部材である弾性発泡体からなる。そして、このスポンジシール部材84は、現像ローラ59を装着した時に圧縮されて所定の押圧力を発現するような、ある程度の厚みを有するシート状に形成されている。
また、このスポンジシール部材84は、図3に示すように、その上面が次に述べる摺擦シール部材96の貼着面として形成される略矩形状の基部85と、基部85の側面89において長手方向(すなわち、現像ローラ59の回転方向)中央部から現像ローラ59の軸方向内側に向かって矩形状に突出形成される突出部86とを一体的に備えている。すなわち、側面89は、突出部86を形成する突出面90、および非突出面91が形成されている。基部85には、突出部86が突出形成される側と反対側の対向位置に矩形状の凹部87が形成されている。
突出部86は、より具体的には、その突出長さが図5に示すように、このレーザプリンタ1の感光ドラム20の画像形成領域(静電潜像が形成される領域)に対応する現像ローラ59の第1領域D1、さらには、このレーザプリンタ1に用いられる用紙の最大幅に対応する現像ローラ59の第2領域D2に重ならない長さとされている。
そして、スポンジシール部材84は、凹部87が形成される側の側端部である凹部側端部88が、ケース51の側壁31に接触する状態で配置されることにより、ケース51の幅方向での位置決めがなされている。
また、このスポンジシール部材84は、図4に示すように、その上端部が、ブレードサイドシール35のバックブレードシール67の下端部に圧接され、図3に示すように、その下端部が、ロアサイドシール36とケース51の幅方向においてオーバーラップする状態で、両面テープなどによって貼着されている。
スポンジシール部材84の上端部を、ブレードサイドシール35のバックブレードシール67に圧接させれば、これらのスポンジ部材同士の接触により、スポンジシール部材84とブレードサイドシール35との境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。
また、スポンジシール部材84の下端部を、ロアサイドシール36とケース51の幅方向においてオーバーラップさせれば、これらのスポンジ部材同士の接触により、スポンジシール部材65とロアサイドシール57との境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。
また、詳しくは後述するが図4に示すようにスポンジシール部材84および摺擦シール部材96がケース51の湾曲形状に沿って積層されている。そのため、摺擦シール部材96の表面が、現像ローラ59の外周面に沿う弧状に形成され、現像ローラ59と密着状に接触されている。
そして、ケース51が開放される前面側から、現像ローラ59のローラ軸60を支持孔32に沿って挿入させることにより、現像ローラ59がケース51に回転可能に装着支持されている。これによって、現像ローラ59の軸方向端部の外周面が、摺擦シール部材96の表面と密着状に摺動可能に接触し、現像ローラ59の軸方向端部の外周面と摺擦シール部材96の表面との間において、現像時における現像ローラ59の回転駆動による軸方向端部からケース51の外側へのトナーの漏れが、シールされる。
また、ケース51の下端部の上面には、その幅方向全体にわたって、PET(ポリエチレンテレフタレート)シートやウレタンゴムフィルムなどからなるロアフィルム83(図3および図4参照)が両面テープによって貼着されており、これによって、ケース51の下側からの漏れが防止されている。
次に、層厚規制ブレード64の具体的構成について説明する。図5に示すように、層厚規制ブレード64は、板ばね部材66と本発明の層厚規制部材の一例としてのゴムブレード92、そして取付部材61などを備えている。板ばね部材66は、先述のとおり取付部材61に挟まれてねじ82でケース51の上端部から下端部に向かって固定されるようにねじ止めされ、ケース51の長手方向、すなわち現像ローラ59の軸方向に延びるようにして設けられている。
板ばね部材66には、その下端部の長手方向両端に切欠部94が設けられている。また、切欠部94のさらに両端側には、フロントブレードシール68が貼り付けられる貼り付け面93を備えている。
ゴムブレード92は、板ばね部材66の表面の下端部に貼り付けられている。ゴムブレード92は、現像ローラ59と対向するように設けられ、現像ローラ59のうち少なくとも現像領域D1に相当する周面より広い範囲と圧接する接触面97を有している(図2参照)。ゴムブレード92の接触面97は、現像ローラ59が図1の反時計回りに回転することによって、下端部(現像ローラ59の回転方向上流側)から上端部の方向(下流側)へ摺擦される。回転する現像ローラ59は、ゴムブレード92との間でトナーを薄層にする。
また、ゴムブレード92の長手方向の長さは、図5に示すように、上端側(現像ローラ59の回転方向下流側)の長さL1よりも下端側(現像ローラ59の回転方向上流側)の長さL2の方が長い。すなわち、上端の長さL1よりも下端側の長さL2の方が長くなることによって、ゴムブレード92の長手方向両端面には、傾斜面95が形成される。なお、傾斜面95の下端部は、板ばね部材66に形成された貼り付け面93に進出するように形成されることが望ましい。
次に、摺擦シール部材96の構成について、その貼り付け方とともに図6、図7、図8を参照しながら説明する。摺擦シール部材96は、カシミヤ系の繊維からなる織物部材から構成されており、その織物部材が略矩形シート状に形成されたものが用いられている。
図6に示すように、まず、摺擦シール部材96は側壁31に隣接するケース51の幅方向側端部の貼り付け面93において、ゴムブレード92の長手方向両端面に形成された傾斜面95に圧接されながら両面テープなどによって貼りつけられる。摺擦シール部材96の貼り付け方向は、スポンジシール部材84の非突出面91に沿うようにして貼り付けることが望ましい。このとき、傾斜面95は上端側よりも下端側のほうが摺擦シール部材96に食い込むようにして摺擦シール部材96に密着している。
次に、スポンジシール部材84の非突出面91に沿うようにしてケース51の下端方向に向かって貼り付けられる。そして、スポンジシール部材84の突出面90付近にて、貼り付け方向が変更される。具体的には、貼り付け面93において摺擦シール部材96が貼り付けられる方向に対し鋭角(図7の角度β)をなすように、側壁31に向かうようにして摺擦シール部材96が折り曲げられる(図7、図8参照)。このとき、スポンジシール部材84の基部85の下端が0.5〜1mmほど露出するように摺擦シール部材96貼り付けることが望ましい。
そして、摺擦シール部材96は、図4に示すようにその下端がケース51の下端に巻回されるようにして両面テープによって貼りつけられる。
その結果、摺擦シール部材96は、図8に示すように側壁31に隣接する筐体52の幅方向側端部において、スポンジシール部材84の基部81上に積層され、図4に示すように、その上端部が、フロントブレードシール68の上端部付近までを覆い、かつ、その下端部が、スポンジシール部材84の下端部から、さらに下方に延び、ケース51の下端部を巻回状に被覆するような状態で貼りつけられる。
摺擦シール部材96は、上端部の途中から側壁31に向かうようにして貼り付けられているので、摺擦シール部材96の下端部は画像形成領域である現像ローラ59の第一領域D1から遠ざかるように貼り付けられることになる。この貼り付け方によって、第一領域D1からトナーが侵入しにくくなるので、現像ローラ59の軸方向端部の外周面と摺擦シール部材96の表面との間において、現像時における現像ローラ59の回転駆動による軸方向端部からケース51の外側へのトナーの漏れがより一層シールされる。
また、ゴムブレード92は、その長手方向両端面の長さが、上端側(現像ローラ59の回転方向下流側)の長さL1よりも下端側(現像ローラ59の回転方向上流側)の長さL2の方が長く形成されていることによって、両端面に傾斜面95が形成されている。摺擦シール部材96は、その上端部で、傾斜面95と密着するように接触している。したがって、ゴムブレード92と摺擦シール部材96とは、現像ローラ59の回転方向上流側ほど隙間ができにくくなる。これによって、現像ローラ59上のトナーが摺擦シール部材96とゴムブレード92の間からもれてくることを防止できる。また、図6に示すように、傾斜面95の下端側は第一領域D1から遠ざかるように延びているので、トナーが侵入しにくい構造となっている。
さらに、ゴムブレード92の傾斜面95の下端は、摺擦シール部材96に対し食い込むようにして圧接されている。摺擦シール部材96に対し食い込ませることで、現像ローラ59の回転方向上流側ほど密着性が高くなる。したがって、摺擦シール部材96とゴムブレード92の間のトナーもれを防止できる。
[実施例2]
次に、本発明におけるその他の実施形態について説明する。ここでは、摺擦シール部材96の貼り付け方が異なるのみで、他の構成は実施例1と同様である。なお、実施例1と構成が同じ部分については説明を割愛し、同じ符号を付して説明する。
図9および図10に示すように、矩形をなす摺擦シール部材96は側壁31に隣接するケース51の幅方向側端部の貼り付け面93において、ゴムブレード92の長手方向両端面に形成された傾斜面95に沿うように圧接して両面テープなどによって貼りつけられる。そして、そのまま貼り付け方向を変更されることなくスポンジシール部材84の基材87上に貼り付ける。その結果、摺擦シール部材96の下端部はスポンジシール部材84の非突出面91に対し鋭角βをなすように、側壁31に向かうようにして摺擦シール部材96が貼り付けられる。より具体的には、スポンジシール部材84の基部85の下端が0.5〜1mmほど露出するように摺擦シール部材96を貼り付けることが望ましい。
上記のように、摺擦シール部材96がゴムブレード92に形成された傾斜面95に沿うようにして圧接されていると、摺擦シール部材96とゴムブレード92の間に隙間ができない。したがって、現像ローラ59上のトナーが摺擦シール部材96とゴムブレード92の間からもれてくることを防止できる。
なお、以上に述べた実施形態では、摺擦シール部材96をカシミヤ系の繊維部材の織物部材として構成したが、織物部材以外に、たとえば、フェルト、編物、植毛、不織布などとして構成してもよく、また、ポリエステル系繊維部材を用いて構成してもよい。
さらに、上記の実施形態では現像装置50としてレーザプリンタ1に対して着脱可能な現像カートリッジに適用したが、現像装置はレーザプリンタ1に備え付けられた構成であってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体ケース
50 現像装置
51 ケース
59 現像ローラ
64 層厚規制ブレード
84 スポンジシール部材
92 ゴムブレード
95 傾斜面
96 摺擦シール部材

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する筐体と、
    前記筐体の開口部付近の両側壁にて回転可能に支持された現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の回転軸方向に延び、前記現像剤担持体の周面に接触する接触面にて当該現像剤担持体上の現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、
    前記筐体の前記開口部の両側壁付近にて、前記現像剤担持体の両端部側周面に摺擦するように設けられ、かつ前記層厚規制部材の前記長手方向両端面にそれぞれ接触するシール部材とを有し、前記現像剤担持体上の現像剤の薄層を静電潜像に対向させることによって可視像を形成する現像装置であって、
    層厚規制部材の前記長手方向両端面は、
    前記接触面の長手方向の長さが前記現像剤担持体の回転方向下流側よりも上流側の方が長くなるように、傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記シール部材は、前記傾斜面に対し沿うように圧接して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記傾斜面は、前記上流側が、少なくともシール部材に対し食い込むようにして圧接されていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 請求項1から3に記載の現像装置を着脱可能であって、静電潜像の担持体を備え、画像形成装置本体に対し着脱可能に構成されたプロセスカートリッジ。
  5. 請求項1から3いずれかに記載の現像装置を、プロセスカートリッジまたは画像形成装置に着脱可能に構成された現像カートリッジ。
  6. 請求項1から3いずれかに記載の現像装置、もしくは請求項4に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2009037578A 2009-02-20 2009-02-20 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Active JP5218141B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009037578A JP5218141B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009037578A JP5218141B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010191338A true JP2010191338A (ja) 2010-09-02
JP5218141B2 JP5218141B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=42817417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009037578A Active JP5218141B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5218141B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014126631A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Brother Ind Ltd 現像装置
JP2014164214A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Oki Data Corp 現像剤収容器、現像装置、及び画像形成装置
CN104570661A (zh) * 2013-10-21 2015-04-29 兄弟工业株式会社 显影装置
JP2016161855A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 現像装置
JP2017015905A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 キヤノン株式会社 シール部材、ユニット及び画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH049885A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置用現像装置
JPH05341636A (ja) * 1992-06-10 1993-12-24 Ricoh Co Ltd 電子写真装置の現像器
JPH11272071A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Canon Inc 現像器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2003195630A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Brother Ind Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2007292876A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Brother Ind Ltd 現像装置、像担持体装置および画像形成装置
JP2009020286A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Canon Inc 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2010117666A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Bridgestone Corp Oa用ブレード

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH049885A (ja) * 1990-04-27 1992-01-14 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置用現像装置
JPH05341636A (ja) * 1992-06-10 1993-12-24 Ricoh Co Ltd 電子写真装置の現像器
JPH11272071A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Canon Inc 現像器及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2003195630A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Brother Ind Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2007292876A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Brother Ind Ltd 現像装置、像担持体装置および画像形成装置
JP2009020286A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Canon Inc 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2010117666A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Bridgestone Corp Oa用ブレード

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014126631A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Brother Ind Ltd 現像装置
JP2014164214A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Oki Data Corp 現像剤収容器、現像装置、及び画像形成装置
CN104570661A (zh) * 2013-10-21 2015-04-29 兄弟工业株式会社 显影装置
JP2015108800A (ja) * 2013-10-21 2015-06-11 ブラザー工業株式会社 現像装置
CN104570661B (zh) * 2013-10-21 2019-05-21 兄弟工业株式会社 显影装置
JP2016161855A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 ブラザー工業株式会社 現像装置
JP2017015905A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 キヤノン株式会社 シール部材、ユニット及び画像形成装置
US10962900B2 (en) 2015-06-30 2021-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Seal member, unit, and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5218141B2 (ja) 2013-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5333540B2 (ja) 現像装置
JP5218141B2 (ja) 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2010164736A (ja) 現像装置
JP2007078936A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、現像器カートリッジ、及び画像形成装置
JP4052356B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置
JP4748202B2 (ja) 現像装置
EP1760540B1 (en) Developing device and image forming device
CN104516241B (zh) 显影装置
JP3994587B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置
JP2007058056A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、現像器カートリッジ、及び画像形成装置
JP5594093B2 (ja) 現像装置
JP2001005287A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置
JP3880291B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP3682495B2 (ja) 現像装置
JP4093868B2 (ja) 現像装置及びその現像装置を備えた画像形成装置
JP6264886B2 (ja) 現像装置
JP2018084706A (ja) プロセスカートリッジ
JP3991522B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び現像器カートリッジ及び画像形成装置
JP6213237B2 (ja) 現像装置
JP2007271735A (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP2003208019A (ja) 現像装置
JP2004020778A (ja) 1成分現像装置
JP2014164227A (ja) 現像装置
JP2009282183A (ja) 現像ユニット
JP2004133077A (ja) 現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5218141

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150