JP2004020778A - 1成分現像装置 - Google Patents

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JP2004020778A JP2002173975A JP2002173975A JP2004020778A JP 2004020778 A JP2004020778 A JP 2004020778A JP 2002173975 A JP2002173975 A JP 2002173975A JP 2002173975 A JP2002173975 A JP 2002173975A JP 2004020778 A JP2004020778 A JP 2004020778A
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Wataru Yoshida
吉田 渉
Toshio Nishino
西野 俊夫
Keiji Kato
加藤 圭二
Atsushi Inoue
井上 淳志
Yasuyuki Ishiguro
石黒 康之
Toshihide Ogoshi
大越 俊秀
Fusato Mizoguchi
溝口 二三十
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Abstract

【課題】現像ブレードの両側端部と現像ローラ両側端部でのトナーシール性、現像ローラに対する現像ブレードの追従性を向上させることによりトナーの漏れ、飛散を防止し、また均一な薄層形成が行えるようにする。
【解決手段】現像ケースで薄板状の現像ブレード及び現像ケース正面板を支持して、その現像ブレードの自由端を現像ローラ外周面に当接し、その現像ローラで担持するトナーを薄層化し、薄層化したトナーを同現像ローラで感光体上の静電潜像に付着させ可視像化するようにした1成分現像装置において、現像ブレードの長手方向両側端縁背面とこれに対面する現像ケース正面板との間の隙間を現像ブレードに圧力をかけないドクターシールによりシールし、同じ部位における現像ローラのローラ面と現像ケース正面板との間の隙間を端部シールによりシールする構成とした。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機,レーザープリンタ,普通紙FAX等の画像形成装置において、感光体上に形成した静電潜像を現像するための非磁性1成分現像方式を用いた現像装置に関し、さらに詳しくは、ドクターシール及び端部シールにより現像ケースの正面板と現像ブレード及び現像ローラとの間の隙間からのトナーの漏れるのを防止しつつ現像ブレードの現像ローラに対する圧接力の長手方向での均一性を損なうことのないようにした1成分現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置の現像剤としては、トナーのみからなる1成分現像剤と、トナーとキャリアからなる2成分現像剤とが知られている。2成分現像剤を用いた現像方法は、一般に、トナーとキャリアとを現像槽中で攪拌することによりトナーを帯電させ、キャリアの表面にトナーを付着させた状態で現像剤担持体(現像ローラ)により、静電潜像担持体(感光体)と現像剤担持体との対向位置にある現像領域に搬送させるものである。このため、十分な搬送量が得られ、高濃度の画像を得ることができる。しかしながら、2成分現像剤では現像濃度を一定に維持するために、トナーとキャリアの混合比を一定に維持する必要があり、現像装置全体の構成が複雑になるという問題点がある。
【0003】
一方、1成分現像剤を用いた現像装置では、その取扱が簡便である。1成分現像剤(以下、トナーと略称)としては、非磁性1成分現像剤が知られている。一般に非磁性トナーの現像装置では、トナーは現像ローラと現像剤規制部材(現像ブレード)のニップ部との間の領域に搬送され、一定膜厚のトナー層が現像ローラ表面に形成される。このような非磁性1成分現像方式は、高画質化、カラー対応等の点で、優れているために近年採用機種が増加しているが、非磁性1成分トナーを用いる場合の問題点の一つとして、現像ローラの長手方向両側端部からのトナーの飛散、漏れがあげられる。そして、高画質化のためにトナー粒径が小さくなる傾向にあり、さらに飛散や漏れが発生しやすくなっているという実状である。
【0004】
非磁性1成分現像方式のシール方法としては、例えば特開2000−315015号公報に開示の技術によると、現像ローラの長手方向両側端部において、現像ブレードや現像ローラと現像ケース正面板との間の隙間を、弾性のある一体構造の端部シールで密封することによって、現像ブレード及び現像ローラの長手方向両側端部から現像ケース外側へ向って、トナーが漏れるのを防止する構成をとっている。この際トナー漏れを完全に防ぐためには、端部シールは、ある程度の圧接力をもって現像ブレードや、現像ローラと接するように構成する必要がある。
【0005】
しかし、回転体である現像ローラのシールをより完全に行うには、現像ブレード部分のシールよりも密着性を上げる必要がある。しかしながら、前記のような一体構造の端部シールでは、現像ローラの長手方向両側端部におけるシール性を上げるために、端部シールが現像ブレードを必要以上に押しつける構成にならざるを得ない。また、現像ローラに対して均一なトナーの薄層を形成するために、現像ブレードは、その長手方向自由端部の全長にわたって10g/mm〜100g/mm程度の均一な圧力によって現像ローラに当接させる必要がある。この均一な圧力によって、現像ブレードの長手方向自由端部は、その全長にわたって現像ロールとの間に一定の隙間が形成され、現像ローラの回転により、この隙間にトナーが一定量吸い込まれることによって、現像ロール上に均一な厚みのトナー層が形成されるのである。
【0006】
しかしながら、ブレード長手方向両側端部を前記した一体構造の端部シールによって抑えるようにした従来技術による現像ローラの端部構造においては、前記した均一な圧力に、上記トナー漏れを防止するために設けたシール部材が現像ローラ側に現像ブレードを押し当てる圧力が加わるために、現像ローラの長手方向中央部よりも長手方向両側端部においてより強く押されることになる。したがって、端部シールがある部分の現像ブレードの自由端部は、現像ロールとの間の隙間が狭くなる。
【0007】
現像ローラ上に形成されるトナーの薄層の厚みは、現像ローラに押し当てられる現像ブレードの圧力が大きく関与していることから、中央部と端部で現像ブレード−現像ローラ間の接触圧力に差が生じることとなり、そのため中央部と端部でトナー層の厚さに差が生じ、結果として、画像の中央部と端部では、濃度差を生じることとなる。これらの端部シールは、現像ケース正面板長手方向両側端部に配置されているために、特に現像ブレードの長手方向両側端部では端部シールの背後に現像ケースが存在することから、現像ローラを現像ブレードに押し当てた時、現像ローラ中央部との圧力バランスが不均衡となり、長手方向両側端部の接触圧力が大きくなり、端部のトナー層が他の部分に比較して薄くなるという問題が生ずる。
【0008】
前記した濃度差を防ぐために、端部シールによって抑えられている部分を画像形成に用いない方法も考えられるが、この場合には、画像形成に用いない分だけ現像ローラや現像ブレードを長くする必要があり、その結果、画像形成装置全体が大きくなるという別の面での欠点を生じる。また、現像ブレードの長手方向の両端部においては、背面からシール部材に押されて現像ブレードのエッジで現像ローラを削ってしまうという問題も生ずることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記した従来技術による端部シールを設けた現像ローラの端部構造においては、現像ローラ上のトナー薄層の厚さが不均一になることで、画像上に濃度ムラを生じさせることがある。さらに、現像ローラ端部においては、該部位における圧が高くなると現像ローラにトナーが強く押しつけられるために、現像ブレードや現像ローラ上へのトナーフィルミングも発生しやすい。そして、ローラ上にフィルミングしたトナーは、感光体と対峙しても、現像されずに現像ローラ上にとどまってしまうために、白抜け等の画像不良を生じる。
【0010】
そこで、本発明は、上記した従来技術の問題点を解決しようとするもので、その目的は、画像形成装置を大型にすることなく、現像ブレード端部、現像ローラ端部でのシール性を確保しつつ、現像ブレードの現像ローラに対する接触部分の圧接力バランスを均一とし、もって画像不良を防止することを可能とした1成分現像装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による1成分現像装置は、現像ケースにより薄板状の現像ブレードを支持してその現像ブレードの自由端縁を現像ローラの外周面に当接し、その現像ローラで担持するトナーを薄層化して、薄層化したトナーを現像ローラから感光体上の静電潜像上へ移し、該静電潜像を可視像化する1成分現像装置において、前記現像ブレード側端縁の自由端部位に側端切欠き部を設け、現像ブレードの自由端縁に対して押圧力を与えることのないドクターシールを端部シール取付け面に貼付け配設すると共に、現像ローラの端部ローラ面との間に現像ブレードの前記側端切欠き部内に収まるように端部シールを前記端部シール取付け面に貼付け配設したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明による現像装置の実施例を図1ないし図4によって詳細に説明する。図1は、本発明による現像装置を備えた画像形成装置の概略側断面図、図2は、その拡大側断面図、図3は、現像ケース正面板の開口部の長手方向両側端の端部シール取付け面に貼付けて配設されるドクターシールの構造説明図、図4は、現像ケース正面板の開口部の長手方向両側端に貼付けて配設されるドクターシール及び端部シールと、現像ブレード及び現像ローラとの相互の位置関係を示す図である。
【0013】
図1及び2に示す現像装置3は、非磁性1成分現像方式を採用した現像装置である。非磁性1成分現像方式では、現像ケース正面板17aの正面開口部17bより一部露出した供給ローラ8により、トナー4を供給ローラ8に当接する現像ローラ5に付着させた後、現像ブレード6により現像ローラ5表面に所定の極性に帯電したトナー4の薄層を形成する。現像ローラ5は、感光体1に当接、接触しながら回転し、感光体1上の潜像にトナー4を付着させて顕像化する。
【0014】
図1において、感光体1は矢印方向に回転して、帯電装置2によって表面を均一に帯電された後、不図示の光学系によりレーザー光Lを照射して露光され、表面に静電潜像が形成される。現像装置3は、反時計方向に回転する現像ローラ5の表面に、時計方向に回転する供給ローラ8からトナー4の供給を受け、現像ブレード6によって均一な厚みのトナー層を形成し、感光体1と対向する現像ニップ領域Aへ搬送し、感光体1上に形成されている静電潜像にトナー4を付着させ顕像化する。なお、現像ローラ5には不図示の電源より、直流もしくは及び交流電圧が印可されるようになっている。
【0015】
トナー4は、スチレンアクリル等の樹脂を主樹脂としてカーボン等の着色剤を混合させ、粉砕・分級した非磁性一成分の粉体であり、流動性を向上させるために疎水性アルミナなどを外添しているものであって、例えば、その体積平均粒径が6μmで、体積抵抗率が1011Ωcmのものが用いられる。本実施の形態では、露光部にトナー像を形成する反転現像を行っており、したがって感光体が負極性であれば、トナー4の帯電極性は負である。なお、本実施例の構成は帯電極性によらず、正の帯電極性を持つトナーでも適用できる。また、主樹脂としては、ポリエステル、エポキシ、ポリスチレン、アクリル系樹脂等を用いることができる。また、外添剤としてシリカ、酸化チタン等を用いたり、顔料、染料等により着色してもよい。さらに、トナーは、重合法、マイクロカプセル化法によって製造したものであってもよい。
【0016】
感光体1上で顕像化されたトナー像は、感光体1と転写装置9とが対向する転写領域Bにおいて転写紙13に転写され転写紙上の画像となる。転写された画像は不図示の定着装置のよって、熱や圧力が与えられ、転写紙上に定着される。一方クリーニング装置14は、転写紙に転写しきれずに感光体1上に残ったトナーをクリーニングブレード15により除去する。除去されたトナーは回収搬送部材16によってクリーニング装置外部に搬送され、必要に応じて再使用に供される。クリーニング装置14を通過した感光体1の表面は、その後、帯電装置2により表面を均一に帯電され、次の画像形成工程を繰り返す。
【0017】
供給ローラ8は、現像ケース17の正面板17aに設けられて長手方向に延びる正面開口部17bよりケース外に露出し、この露出部位で現像ローラ5に当接している。この供給ローラ8は、現像ケース17内に蓄えられた底部付近におけるトナーの攪拌と現像後の現像ローラ5表面に残存するトナーの除去とを兼ねており、体積抵抗率約10(Ωcm)、セル密度80〜140(個/インチ)、アスカーF硬度60度〜アスカーC硬度30度の導電性ウレタンフォームからなる直径20(mm)の導電性弾性発泡体ローラである。30はトナー攪拌部材であり、その構造は、例えば特開平11−84850号公報に記載されているような構成である。
【0018】
図2は、この発明の一実施例である現像装置端部の拡大側断面図である。現像ローラ5は、感光体ドラム1と所定のニップ幅で接触しており、体積抵抗が例えば5×10Ωcmのポリウレタンゴムにて形成されている。なお、現像ローラ5と感光体ドラム1とを所定のニップ幅で接触させるために、現像ローラ5は、カーボンブラックなどの導電化剤を添加した、導電性と弾性とを有するゴム材料から選択される。例えば、ウレタン系ゴム、シリコン系ゴム、NBR(Nitrile−Butadiene Rubber)系ゴムを挙げることができる。また、現像ローラ5の硬度は、アスカーCで50〜90度が好ましく、体積抵抗は、10〜10Ωcmが好ましく、10〜10Ωcmのとき、現像ローラ5の特性が最も良くなる。
【0019】
なお、アスカーCとは、日本ゴム協会における硬度の規格であり、先端形状が球になっている硬度測定用の針をスプリングの力で試料の表面に押しつけ、試料の抗力とスプリングの力とがバランスしたときに、針が試料を押し込んでいる深さ(押し込み深さ)で硬度を表したものである。アスカーCの規格では、55gの荷重をスプリングに与えたときの針の押し込み深さが、その針の最大変位と等しくなるような試料の硬度を0度とし、855gの荷重をスプリングに与えたときの針の押し込み深さが0となるような試料の硬度を100度に定めている。
【0020】
現像ブレード6は、ステンレスやリン青銅等の薄板状バネ部材を用い、一方を現像ケース17にホルダーを介して間接的に固定し、自由端縁6aは、所要の圧接力で現像ローラ5に当接させている。当接方法としては、自由端の方が固定端よりも現像ローラ5の回転方向上流側に位置するカウンター当接方式を採用している。
【0021】
現像ローラ5の長手方向ローラ面に対面する現像ケース17の正面板17aには、その長手方向に延びる正面開口部17bが設けられており、この正面開口部17bから供給ローラ8が一部ケース外に露出し、この露出部位において供給ローラ8と現像ローラ5とが当接している。現像ローラ5及び現像ブレード6の長手方向両側端部と所要の間隔をもって対面する現像ケース正面板の部位は、図4(a)に示されるシール取付け面21を形成したシール取付け部22を構成しており、このシール取付け面21にドクターシール7及び端部シール19を貼付け配設している。端部シール19が現像ローラ5と密着することで、その部位でのシール性が保たれると同時に、ドクターシール7が現像ブレード6と密着することで、その部位でのシール性が保たれるように構成されている。
【0022】
現像ブレード6は、図5(a)に示されるように現像ローラ5に当接する自由端縁6a、側端縁6b及び側端縁6bの自由端部位における側端切欠き部6cを有しており、この現像ブレード6の長手方向両側端部では、図4(b)に示すように現像ブレード6に沿って弾性部材を有するドクターシール7が設けられ、このドクターシール7によりトナーが現像ブレード6の長手方向両側端部から外部に流出するのを防止している。
【0023】
現像ブレード6の自由端縁6aより下の現像ローラ5の長手方向両側端部では、現像ローラ5の外周面に沿って端部シール19が、直接現像ローラ5に当接して設けられ、この端部シール19によりトナーが現像ローラ5の長手方向両側端部から、外部に流出するのを防止している。端部シール19には、テフロン(登録商標)系のフェルトやスウェード、毛ブラシ、発泡ポリウレタンなどの摺動性や弾性を持った部材を用い、現像ローラ5に対する密着性を確保している。
【0024】
図3は、現像ケース正面板17aの正面開口部17bの長手方向両側端部に貼付け配設されるドクターシール7の構造説明図で、図3(c)は、ドクターシール7の形状を示している。ドクターシール7は、図3(a)に示すベース部材25に、図3(b)に示すシール部材26を貼合わせることにより構成されている。ベース部材25は現像ブレード6側端縁6b部位におけるシールのためのシール部25aと、現像ブレード6の自由端縁6aを単に支持するためのブレード支持部25bとを有している。シール部25a裏面には、現像ケース正面板17aのシール取付け部22にドクターシール7を貼付けるための接着部材27が設けられている。接着部材27としては、例えば両面テープ等が用いられる。ベース部材25の裏面の、ブレード支持部25bには、接着部材27を特に設ける必要はない。
【0025】
ベース部材25は、適当な弾性を有するPETなどの樹脂フィルム、あるいはバネ性を有する薄板の板金より構成されている。この厚みが大きすぎると、現像ブレードに対する圧力が大きくなってしまうと共に、上に貼付けられる端部シール19に段差が出来て好ましくない。逆に薄すぎると、シール性が悪くなると共に、ドクターシール7をシール取付け面21に張り付ける際の作業性が悪くなってしまう。
【0026】
ベース部材25にはその上に、図3(b)に示すような形状の、発泡ポリウレタンフォーム、フェルトなどによって構成されるシール部材26が両面テープ等の接着部材27で貼付けられる。ドクターシール7のシール部材26が貼付けられない部分は、現像ブレード6の側端切欠き部6cに対応する部分であり、この部分には、ドクターシール7が貼付けられた後に、この上に端部シール19が貼付け配設される。シール部材がこのような形状をしているので、端部シールを貼付ける際の精度が高くなり、トナー漏れが効果的に防止される。
【0027】
図4及び図5は、現像ケース正面板17aの開口部17bの長手方向両側端に貼付けて配設されるドクターシール7及び端部シール19と正面開口部17b、現像ブレード6及び現像ローラ5との相互の位置関係を示す図2の矢印A方向からみた一部破断正面図である。
【0028】
図4(a)に示すように、現像ケース17の正面板17aには斜線部で示すシール取付け面21が設けられており、このシール取付け面21に対して図3(a)に示されるドクターシール7のベース部材25が貼付けられ、この上に図3(b)に示されるシール部材26が貼付けられることによりドクターシール7の貼付け配設が完了する。
【0029】
図4(b)に示すように、シール取付け面21に図3(c)に示したドクターシール7が貼付け配設される。このとき、ドクターシール7のブレード支持部25bがシール取付け面21よりも現像部内側に飛び出して配置される。
【0030】
ドクターシール7は0.1mm〜0.25mmのPETフィルム、或いはバネ性を持った0.3mm以下の金属薄板等のベース部材25上に、発泡ポリウレタン等の弾性シール部材26を貼合せた構造になっている。ドクターシール7のこの飛び出し部分が現像ブレード6の端部内側に当接し、現像ブレード6の中央部と大差の無い圧接力を確保しつつブレード端部からの外部へのトナーの漏れを防止している。
【0031】
図4(c)は、シール取付け面21に、斜線のように端部シール19が貼付けられた態様を示している。ドクターシール7は、一部弾性シール部材を貼らずにフィルムが剥き出しの部分があり、この部分の上に端部シール19が重ねるように貼付けられる。このような構成にすることによって、端部シール19とドクターシール7が、重なり合ったり、隙間が空いたりせずに、端部シール19を正確かつ容易に貼付け配設することが可能である。したがって現像ブレード6端部の境界からのトナーの漏れや、端部シール19とドクターシール7との境界からのトナー漏れを確実に防止することができる。
【0032】
ドクターシール7の上に取付けられる現像ブレード6は、図5(a)に示す斜線のような形状をしている。ドクターシール7のシール部25aによって、現像ブレード6の側端部から、トナーが外部に漏れるのが防止される。一方現像ブレード6の自由端縁6aは、端部シール19の端面にかかることなく配置されるような形状をしている。自由端を解放しているために、現像ブレードは均一なの圧力によって現像ローラと接する事が可能となり、この結果現像ローラ上に均一なトナー層を形成することが可能になった。
【0033】
また、ドクターシール7の飛出し部分が現像ブレード6の端部内側に当接し、現像ブレード6の中央部と大差の無い圧接力を確保しつつ現像ブレード6の側端縁6b及び側端切欠き部6c部位からの外部へのトナーの漏れを防止している。
【0034】
図5(b)に示されるように、現像ローラ5が取り付けられると、この現像ローラ5の長手方向両側端の部位に対して端面シール19に密着することになり、これによって該部位からのトナー漏れが完全に防止される。前記したブレード支持部25bは、現像ブレード6を適切な力で支えると共に、端部シール19と、ブレード支持部25bに貼付け配設されるドクターシール7の飛出し部分とによりトナーが外部に漏れるのを完全に防止している。
【0035】
ドクターシール7の支持部材25弾性部材は、端部シール19の弾性部材よりも弾性に富んでいる。したがって、端部シール19はより強く回転する現像ローラに密着して、トナー漏れを防止する。これに対して、ドクターシール7は端部シール19が現像ローラ5に密着されるのに比べてより弱い適当な強さで現像ブレード6の背面に密着されるように構成されているのでドクターシール7が現像ブレード6を抑えすぎて、トナー層が不均一になることを防止している。
【0036】
図6は、ドクターシール7のベース部材25に金属薄板を用いると共に、該金属薄板に電位を与えた場合を示している。現像ローラ5の端部では、現像ローラ5の外周面に沿って端部シール19を現像ローラ5に当接させて設けてあり、トナーが現像ローラ5の端部から流出するのを防止している。端部シール19にはテフロン系のフェルトやスウェード、毛ブラシ、発泡ポリウレタンなどの摺動性や弾性を持った部材を用い、現像ローラ5に対して密着性を確保するようにしている。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、現像ブレードを現像ローラに圧接したときに、現像ブレードの長手方向両側端部は、現像ケース正面板の正面開口部の両側端縁の内側に配置されていて、その部位には端部シールが存在しないため、現像ローラに対する現像ブレードの圧接力が長手方向に渡って均一になり、均一なトナー薄層が形成されることから、画像上で濃度バランス不良となる事態の発生を完全に防止することができる。
【0038】
本発明によれば、シール部材の土台となる金属薄板を端部シールと現像ケースの間に潜り込ませ、さらに、この金属薄板に現像ブレードからトナーを引きつける電位を付与、もしくはグランドに接地することにより、電気的にもシールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による現像装置を備えた画像形成装置の概略側断面図。
【図2】本発明による現像装置の拡大側断面図。
【図3】現像ケース正面板の開口部長手方向両側端に貼付けて配設されるドクターシールの構造説明図で、(a)は、ベース部材の正面図及び側面図、(b)は、シール部材の正面図及び側面図、(c)は、ベース部材にシール部材を貼合せたドクターシールの正面図及び側面図。
【図4】現像ケース正面板の開口部長手方向両側端に貼付けて配設されるドクターシール及び端部シールと現像ケース正面板の正面開口部との相互の位置関係を示す図で、(a)は、ドクターシール及び端部シールの取付け面を示す図、(b)は、ドクターシールの貼付け態様を示す図、(c)は、端部シールの貼付け態様を示す図。
【図5】現像ケース正面板の開口部長手方向両側端に貼付けて配設されるドクターシール及び端部シールと正面開口部、現像ブレード及び現像ローラとの相互位置関係を示す図で、(a)は、現像ブレードの配設態様を示す図、(b)は、現像ローラの配設態様を示す図。
【図6】ドクターシールの弾性板状ベース部材として金属薄板を用い、これに電位を与えるようにしている図2と同様な拡大側断面図。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電装置
3 現像装置
4 トナー
5 現像ローラ
6 現像ブレード
6a 自由端縁
6b 側端縁
6c 側端切欠き部
7 ドクターシール
8 供給ローラ
9 転写装置
13 転写紙
14 クリーニング装置
15 クリーニングブレード
17 現像ケース
17a 現像ケース正面板
17b 正面開口部
19 端部シール
21 端部シール取付け面
22 端部シール取付け部
25 ベース部材
25a ブレードシール部
25b ブレード支持部
26 シール部材
27 (両面テープ等)接着部材

Claims (6)

  1. 現像ケースにより薄板状の現像ブレードを支持してその現像ブレードの自由端縁を現像ローラの外周面に当接し、その現像ローラで担持するトナーを薄層化して、薄層化したトナーを現像ローラから感光体上の静電潜像上へ移し、該静電潜像を可視像化するようにした1成分現像装置において、
    前記現像ブレード側端縁の自由端部位に側端切欠き部を設け、現像ブレードの自由端縁に対して押圧力を与えることのないドクターシールを端部シール取付け面に貼付け配設すると共に、現像ローラの端部ローラ面との間に現像ブレードの前記側端切欠き部内に収まるように端部シールを前記端部シール取付け面に貼付け配設したことを特徴とする1成分現像装置。
  2. 前記ドクターシールは、ベース部材としての弾性フィルムと、これに貼合されるシール部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の1成分現像装置。
  3. 前記弾性フィルムは、前記現像ローラ端部の端部シールの貼付け配設部位と重なるように伸ばして配置されていることを特徴とする請求項2に記載の1成分現像装置。
  4. 前記ドクターシールのベース部材は、バネ性を有した金属薄板からなるものであることを特徴とする請求項2または3に記載の1成分現像装置。
  5. 前記バネ性を有した金属薄板は、前記現像ローラ端部の端部シール部位に伸ばして配置されていることを特徴とする請求項4に記載の1成分現像装置。
  6. 前記バネ性を有した金属薄板は、該金属薄板に電位を与えて配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の1成分現像装置。
JP2002173975A 2002-06-14 2002-06-14 1成分現像装置 Pending JP2004020778A (ja)

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