JPH1010863A - 現像装置及び画像形成方法 - Google Patents

現像装置及び画像形成方法

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JPH1010863A
JPH1010863A JP16743396A JP16743396A JPH1010863A JP H1010863 A JPH1010863 A JP H1010863A JP 16743396 A JP16743396 A JP 16743396A JP 16743396 A JP16743396 A JP 16743396A JP H1010863 A JPH1010863 A JP H1010863A
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toner
layer
hardness
developing roll
regulating member
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JP16743396A
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Koji Nakamizo
孝司 中溝
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性一成分現像方式において、トナー搬送
量規制部材を用いて、搬送量及び帯電制御を行う方法を
用い、トナー帯電量が適正で、搬送ムラやトナー飛散等
の無い方法を提供する。より具体的には搬送量規制部材
自体の硬度が大きいことによって生じる帯電量不足、搬
送ムラを防止する方法を提供する。 【解決手段】 一成分トナー現像剤を搬送量規制部材に
よって現像ロール上に薄層形成し現像領域に搬送して現
像を行う現像装置において、搬送量規制部材が2層以上
の多層構造であり、トナーと接する層がトナーへの帯電
能力があり、他の層の少なくとも1層が軟弾性体で形成
されていることを特徴とする現像装置及びそれを用いた
画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真等の静電
荷像現像法による画像形成方法に関し、特に非磁性の一
成分系トナー現像剤による画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真を用いた複写機とプリン
タは小型化、デジタル化、低価格化が求められている。
電子写真の現像方式としては、二成分系現像法と一成分
系現像法の2つに大別できる。
【0003】二成分現像法は、トナーとキャリアから成
り、これらを撹拌混合することで、それぞれを異極性に
帯電させ、帯電したトナーだけを感光体に静電的に付着
させるものである。この方法は、トナーの帯電量制御が
容易である反面、装置の大型化、トナーとキャリアの混
合比率を一定にするために複雑な制御が必要であり、高
価な装置となっている。
【0004】一方、一成分現像法は、キャリアを用いず
に、帯電部材を用いてトナーを帯電させる方法である。
この方式は、装置の小型化が可能で、キャリアを用いな
いためトナー濃度制御等の複雑な制御装置が不要であ
る。従って、二成分現像法と比較し一成分現像法は装置
価格的には有利であるが、その反面、一成分現像ではト
ナーの帯電量制御が難しい。
【0005】更に、一成分現像法には、非磁性トナーを
用いる方式と磁性トナーを用いる方式がある。後者の磁
性材をトナーに含有させる方式は、非磁性トナーを用い
る方式に比して搬送性の制御はやりやすいが、画像が磁
性材により黒ずむため、カラー画像形成には対応しにく
い。従って、帯電量制御等の問題点の解決が成されるな
らば、非磁性トナーを用いる一成分現像法が最も望まし
い現像方式と言える。
【0006】非磁性トナーを用いる一成分現像法におい
ては、現像ロール上にトナーの薄層を形成して(通常は
この時同時にトナーを帯電させる)、この帯電したトナ
ーの層により静電潜像を現像する方法であるから、トナ
ー帯電量が不十分であると、トナーが現像ロール上に支
持されず飛散トナーとなって画像形成装置の機内を汚染
する。又、逆帯電トナーが存在すると、像担持体(通常
は感光体)の非画像領域にトナーが現像され、カブリが
生じる。
【0007】また、トナー帯電部材(薄層形成の役割も
持たせていることが多い)にトナー融着が生じたり、ト
ナー帯電部材が磨耗すると、トナーの帯電量が次第に低
下し、上記のようにトナー飛散、カブリが生じる。
【0008】搬送量規制部材は通常現像ロールに一定圧
力で押し当てトナー層規制を行っている。上記したごと
くトナーの帯電を行いその帯電量を制御するために一般
的に用いられる方法としては、現像ロール上のトナー層
厚を規制するブレードや現像ロールのトナーとの接触部
分に、適正な帯電特性を付与した材料を用いている。帯
電させるための材料としてはシリコーン系、ウレタン
系、スチレンブタジエン系、フッ素系、エチレンプロピ
レン系、NBR系の樹脂或いはゴム等が上げられる。上
記樹脂或いはゴムが硬すぎると、現像ロールに当接して
いる搬送量規制部の圧力が部分的に異なり、搬送ムラや
部分的なトナー飛散を起こす。更に、搬送量規制部材の
トナーを帯電させる部分の変形が少なく、トナーが十分
に帯電せず、飛散が発生しやすい。
【0009】これを解決するために樹脂やゴムの硬さを
下げる方法がある。しかし、ウレタンゴムの場合、低硬
度にすると、ゴム自体の強度が弱くなる。また、シリコ
ーンゴムでは導電性を下げるためにカーボンをドーピン
グすると硬度が上がってしまう。ポリフッ化ビニリデン
の場合は低硬度にできない等、各種材料でそれぞれ問題
を持っている。
【0010】また、2以上の搬送量規制部材を用いて、
搬送量及び帯電制御を行う方法も考案されてはいる。し
かし、搬送量規制部材の取り付け数を増すことは小型現
像器において極めて採りにくい方法であり、また、多数
のトナー規制部材により高コストになる等の問題があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決することにあり、非磁性一成分現像方式に
おいて、トナー搬送量規制部材を用いて、搬送量及び帯
電制御を行う方法を用い、トナー帯電量が適正で、搬送
ムラやトナー飛散等の無い方法を提供することにある。
更に、より具体的には搬送量規制部材自体の硬度が大き
いことによって生じる帯電量不足、搬送ムラを防止する
方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討し
た結果、弾性変形が大きく、且つ、現像ロールに搬送量
規制部材を押し当てた時の食い込みが大きくなるように
弾性体層を設けた搬送量規制部材を用いることにより、
問題点の解決が成され得る事を突き止め、本発明を成す
に至った。
【0013】即ち、本発明の課題は、下記構成の何れか
を採ることにより達成される。
【0014】(1) 一成分トナー現像剤を搬送量規制
部材によって現像ロール上に薄層形成し現像領域に搬送
して現像を行う現像装置において、搬送量規制部材が2
層以上の多層構造であり、トナーと接する層がトナーへ
の帯電能力があり、他の層の少なくとも1層が軟弾性体
で形成されていることを特徴とする現像装置。
【0015】(2) 搬送量規制部材のトナー帯電部の
硬さがアスカーC硬度計で50゜以下であることを特徴
とする(1)記載の現像装置。
【0016】(3) 軟弾性体がスポンジであることを
特徴とする(1)又は(2)記載の現像装置。
【0017】(4) 一成分トナー現像剤を搬送量規制
部材によって現像ロール上に薄層形成し現像領域に搬送
して現像を行う画像形成方法において、搬送量規制部材
が2層以上の多層構造であり、トナーと接する層がトナ
ーへの帯電能力があり、他の層の少なくとも1層が軟弾
性体で形成されていることを特徴とする画像形成方法。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の装置に基づ
いて説明する。
【0019】図1は、本発明に関する画像形成装置の一
例を示す概略図である。図1において、1は像形成体
(通常は電子写真感光体のため、以下感光体と言うこと
がある)を表面に有し、静電潜像を形成するための感光
体ドラムである。この感光体ドラムの周囲には、帯電極
2、レーザビームスキャナー3、現像器4、転写器(転
写ローラ)5、クリーニング装置6が配置されている。
【0020】図2は本発明に関する現像器の一例を示す
概略図である。現像器は現像ロール21、搬送量規制部
材22、トナー供給ロール23から形成されている。ト
ナー供給ロール23は現像ロール21に圧接されてお
り、現像ロール21に対して供給ロール23は1〜2倍
の周速度になっている。トナー供給ロール23から現像
ロール21に供給されたトナーは搬送量規制部22で均
一な薄層形成されると同時に摩擦帯電される。帯電され
たトナーはクーロン力により現像ロール21に保持さ
れ、現像領域(現像が実質的に行われる領域)に搬送さ
れたところで、現像される。
【0021】現像ロール21と感光体1間距離は0.0
5〜1mm、好ましくは0.1〜0.3mmが良い。感
光体1は通常有機感光体(OPC感光体)を使用する
が、帯電極2により−500〜−1000Vに一様帯電
させられる。
【0022】感光体ドラム1と現像ロール21間に印加
するバイアス電圧は、反転現像の場合、通常−300〜
−900V、好ましくは−500〜−800Vである。
【0023】現像ロール21は金属棒の表面をサンドブ
ラストにより表面粗さを、平均十点粗さRzで0.5〜
5.0μmのものを使用した。しかし、本発明は金属現
像ロールに限定されるものでなく、また表面コートをし
たものでも良い。
【0024】トナーは代表例の一つとしてビスフェノー
ルAプロピレンオキサイドをバインダーとし、顔料及び
電荷制御剤等を添加したもので、体積平均粒径8μmの
ものを使用した。電荷制御剤にはサルチルサンクロム
(オリエント社製、商品名:ボントロンE81)があ
る。
【0025】図3には、本発明の搬送量規制部材22の
代表的な一例の概略図を示す。
【0026】搬送量規制部材は金属基体221上に接着
層222で弾性体層223を固定し、更に接着層222
で摩擦帯電層224を固定したものである。接着層は両
面テープや接着剤等、弾性体層、金属基体、摩擦帯電層
を接続するもなら何でもよい。弾性体層223は軟弾性
体なら何でも良く、スポンジ、低硬度ゴム等が上げられ
る。摩擦帯電層224はトナーへの帯電能力があるもの
ならなんでもよく、例えば、シリコーン系、ウレタン
系、スチレンブタジエン系、フッ素系、エチレンプロピ
レン系、NBR系樹脂或いはそれぞれのゴム等が挙げら
れる。
【0027】トナー搬送量規制部材は一定圧力で現像ロ
ール21に圧接させるため現像器4に固定されている。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0029】比較例1 現像剤トナーの搬送量規制部材は、SUS板に幅5m
m、厚さ1.0mmPVDFゴムシートを厚さ0.1m
m厚のSUS板に導電性両面テープで固定したものであ
る。
【0030】PVDFの硬さはJIS−A硬さで72゜
である。上記のように各材料で作製したトナー帯電部の
硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、80゜であっ
た。
【0031】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−8.3μC/gであった。カブリの原因
である逆帯電トナー比率は11.5%であったため、逆
帯電トナーの比率が大きいために、多少のカブリが確認
された。
【0032】又、現像ロール21上のトナー層は、トナ
ー規制部の接触位置により、搬送量が異なる搬送ムラが
生じた。かつ、搬送量が多い部分において、僅かなトナ
ー飛散が確認された。
【0033】実施例1 比較例1に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量規制
部材で実験を行った。使用したスポンジはウレタン製
で、厚さは2mmものを使用した。
【0034】トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で
測定した結果、42゜であった。現像ロール21上のト
ナーを銅板上に現像し、そのトナーの帯電量をブローオ
フ法で測定した結果、帯電量は−16.0μC/gであ
った。カブリの原因である逆帯電トナー比率は6.5%
であり、テストチャート出力でのカブリは確認されなか
った。
【0035】現像ロール21上のトナー層は均一であ
り、搬送ムラはなかった。また、トナー飛散も確認され
なかった。
【0036】実施例2 比較例1に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量規制
部材で実験を行った。使用したスポンジはウレタン製で
厚さは4.0mmものを使用した。トナー帯電部の硬さ
をアスカーC硬度計で測定した結果、28゜であった。
【0037】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−25.7μC/gであった。これは実施
例1よりも搬送量規制部材の変形が大きいため、現像ロ
ールと搬送量規制部材(トナー帯電部材)の接触面積が
大きくなり、トナーがトナー帯電部材と接触或いは摩擦
帯電する頻度が大きくなるためと思われる。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は3.2%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。
【0038】現像ロール21上のトナー層は均一であ
り、搬送ムラはなかった。また、トナー飛散も確認され
なかった。
【0039】実施例3 比較例1に対し、PVDFの厚さを薄くし、スポンジを
弾性体層にした搬送量規制部材で実験を行った。PVD
Fの厚さは0.1mmのものを使用した。厚さが0.1
mmであるため通常の硬さ測定を行うと下地の影響を大
きく受ける。そのため、比較例1のPVDF作製時の膜
厚の違うものとして、1.0mm厚のPVDF膜と同じ
作製工程で作られた。ウレタンスポンジの厚さは1.5
mmである。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で
測定した結果、31゜であった。
【0040】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−15.8μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は8.5%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0041】実施例4 実施例3に対し、PVDFの厚さを0.25mmにし
た。ウレタンスポンジは1.5mm厚のものを使用し
た。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した
結果、34゜であった。
【0042】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−12.0μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は8.5%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0043】実施例5 実施例4に対し、PVDFの厚さ0.5mmにした。ウ
レタンスポンジは1.5mm厚のものを使用した。トナ
ー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、3
6゜であった。現像ロール21上のトナーを銅板上に現
像し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−11.2μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は8.7%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。
【0044】現像ロール21上のトナー層は均一であ
り、搬送ムラはなかった。また、トナー飛散も確認され
なかった。
【0045】比較例2 SUS板に幅5mm、厚さ1.0mmウレタンゴムシー
トを厚さ0.1mmのSUS板に導電性両面テープで固
定したものである。ウレタンの硬さはJIS−A硬さで
75゜である。以上のように各材料を用いて作製したト
ナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、
81゜であった。
【0046】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−11.0μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は9.2%であった。逆帯電
トナーが比率が比較的大きいために、僅かにのカブリが
確認された。
【0047】現像ロール21上のトナー層は、トナー規
制部のにより、搬送量が異なる搬送ムラが生じた。か
つ、搬送量が多い部分において、僅かなトナー飛散が確
認された。
【0048】実施例6 比較例2に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量規制
部で実験を行った。使用したスポンジはウレタン製で、
厚さは2mmものを使用した。トナー帯電部の硬さをア
スカーC硬度計で測定した結果、48゜であった。
【0049】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−18.4μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は4.8%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0050】実施例7 比較例2に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量制部
材で実験を行った。使用しウレタンスポンジの厚さは
4.0mmである。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬
度計で測定した結果、30゜であった。
【0051】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−27.7μC/gであった。これは実施
例1よりも搬送量規制部変形が大きいため、現像ロール
と搬送量規制板のトナー帯電部材の接触面積が大きくな
り、トナーがトナー帯電部と接触或いは摩擦帯電する頻
度が大きくなるためと思われる。カブリの原因である逆
帯電トナー比率は2.0%であり、テストチャート出力
でのカブリは確認されなかった。現像ロール21上のト
ナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。また、トナ
ー飛散も確認されなかった。
【0052】実施例8 比較例1に対し、ウレタンの厚さを薄くし、スポンジを
弾性体層にした搬送量規制部で実験を行った。ウレタン
の厚さは0.1mmのものを使用した。使用したウレタ
ンスポンジの厚さは1.5mmものを使用した。トナー
帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、28
゜であった。
【0053】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−16.6μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は6.5%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0054】実施例9 実施例8に対し、ウレタンの厚さを0.25mmにし
た。ウレタンスポンジは製で厚さ1.5mm厚のものを
使用した。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測
定した結果、32゜であった。
【0055】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−15.1μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は6.4%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0056】実施例10 実施例9に対し、ウレタンの厚さを0.5mmにした。
ウレタンスポンジの厚さは1.5mmである。トナー帯
電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、33゜
であった。現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−14.7μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は6.9%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。
【0057】現像ロール21上のトナー層は均一であ
り、搬送ムラはなかった。また、トナー飛散も確認され
なかった。
【0058】比較例3 SUS板に幅5mm、厚さ1.0mmシリコーンゴムシ
ートを厚さ0.1mmのSUS板に導電性両面テープで
固定したものである。シリコーンの硬さはJIS−A硬
さで80゜である。以上のように各材料で作製したトナ
ー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結果、8
5゜であった。
【0059】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−12.1μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は10.1%であった。逆帯
電トナーが比率が大きいために、多少のカブリが確認さ
れた。現像ロール21上のトナー層は、トナー規制部の
接触位置により、搬送量が異なる搬送ムラが生じた。か
つ、搬送量が多い部分において、僅かなトナー飛散が確
認された。
【0060】実施例11 比較例3に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量規制
部で実験を行った。使用したスポンジはウレタン製で、
厚さは2mmものを使用した。トナー帯電部の硬さをア
スカーC硬度計で測定した結果、47゜であった。
【0061】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−17.1μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は6.0%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0062】実施例12 比較例3に対し、スポンジを弾性体層にした搬送量規制
部材で実験を行った。使用したウレタンスポンジはウ
4.0mm厚のものを使用した。トナー帯電部の硬さを
アスカーC硬度計で測定した結果、33゜であった。
【0063】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−26.7μC/gであった。これは実施
例1よりも搬送量規制部変形が大きいため、現像ロール
と搬送量規制板のトナー帯電部材の接触面積が大きくな
り、トナーがトナー帯電部と接触或いは摩擦帯電する頻
度が大きくなるためと思われる。カブリの原因である逆
帯電トナー比率は4.4%であり、テストチャート出力
でのカブリは確認されなかった。現像ロール21上のト
ナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。また、トナ
ー飛散も確認されなかった。
【0064】実施例13 比較例3に対し、シリコーンゴムの厚さを薄くし、スポ
ンジを弾性体層にした搬送量規制部材で実験を行った。
シリコーンゴムの厚さは0.1mmのものを使用した。
使用したウレタンスポンジの厚さは1.5mmである。
トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定した結
果、25゜であった。
【0065】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−15.8μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は7.5%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0066】実施例14 実施例13に対し、シリコーンゴムの厚さを0.25m
mにした。使用したウレタンスポンジの厚さは1.5m
mものを使用した。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬
度計で測定した結果、29゜であった。
【0067】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−13.9μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は7.7%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0068】実施例15 実施例14に対し、シリコーンゴムの厚さを0.5mm
にした。ウレタンスポンジの厚さは1.5mmものを使
用した。トナー帯電部の硬さをアスカーC硬度計で測定
した結果、30゜であった。
【0069】現像ロール21上のトナーを銅板上に現像
し、そのトナーの帯電量をブローオフ法で測定した結
果、帯電量は−13.2μC/gであった。カブリの原
因である逆帯電トナー比率は8.1%であり、テストチ
ャート出力でのカブリは確認されなかった。現像ロール
21上のトナー層は均一であり、搬送ムラはなかった。
また、トナー飛散も確認されなかった。
【0070】以上の実施例1〜5及び比較例1の帯電量
規制部材の作製条件をまとめると、後述表1のごとくで
ある。
【0071】次に、その評価方法と結果をまとめると下
記のごとくである。
【0072】評価方法 <トナー帯電量(Q/M)>現像ロールにバイアス印加
し、銅板上にトナーを現像させ、その銅板上のトナー帯
電量をブローオフ法により測定した。
【0073】銅板−現像ロール間距離=0.15mm バイアス:銅板はGND 現像ロールにVdc=−750V 周波数8kHzのAC成分Vp-p=500Vを重畳 現像ロール回転数:150rpm 現像時間:1sec <逆帯電トナー比率>トナー帯電量測定と同じ方法でV
ac=+750Vにて銅板現像した。このときの現像トナ
ー重量M2と上記測定で得られたトナー重量M1から逆帯
電トナー比率を下記の式より求めた。
【0074】逆帯電トナー比率[%]=(M2/(M1
2))×100 <トナー飛散>機内の状態を目視にて観察した。全く認
められないもの“○”、認められるもの“△”、ひどく
認められ全く実用化できないもの“×”とした。
【0075】<搬送ムラ>全面ベタ画像で画像絵出しを
行い、画像に濃淡がないものを“○”、有った場合は
“×”とした。
【0076】<カブリ>サンプルチャートを用いて画像
絵出しを行った。
【0077】非画像部にトナー現像が明らかに認められ
た場合は“×” 非画像部にトナー現像がわずかに認められた場合は
“△” 非画像部にトナー現像が全く認められなかった場合は
“○”
【0078】
【表1】
【0079】表1より、帯電機能のある搬送量規制部材
に於いて、搬送量規制部が多層構造であり、少なくとも
1層以上が変形しやすい弾性層を設けることで、トナー
の帯電量が十分増すこと、搬送性ムラのない現像が可能
になったことがわかる。
【0080】同様にして、実施例6〜10及び比較例2
の結果を表2に、又、実施例11〜15及び比較例3の
結果を表3に示した。
【0081】
【表2】
【0082】
【表3】
【0083】
【発明の効果】本発明により、非磁性一成分現像方式に
おいて、トナー搬送量規制部材を用いて、搬送量及び帯
電制御を行う方法を用い、トナー帯電量が適正で、搬送
ムラやトナー飛散等の無い方法を提供することが出来
る。更に、より具体的には搬送量規制部材自体の硬度が
大きいことによって生じる帯電量不足、搬送ムラを防止
する方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一例を示す概略
図。
【図2】本発明に関する現像器の一例を示す概略図。
【図3】本発明の搬送量規制部材の代表的な一例の概略
図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電極 3 レーザビームスキャナー 4 現像器 5 転写器(転写ローラ) 6 クリーニング装置 21 現像ロール 22 搬送量規制部材 23 トナー供給ロール 221 金属基体 222 接着層 223 弾性体層 224 摩擦帯電層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分トナー現像剤を搬送量規制部材に
    よって現像ロール上に薄層形成し現像領域に搬送して現
    像を行う現像装置において、搬送量規制部材が2層以上
    の多層構造であり、トナーと接する層がトナーへの帯電
    能力があり、他の層の少なくとも1層が軟弾性体で形成
    されていることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 搬送量規制部材のトナー帯電部の硬さが
    アスカーC硬度計で50゜以下であることを特徴とする
    請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 軟弾性体がスポンジであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 一成分トナー現像剤を搬送量規制部材に
    よって現像ロール上に薄層形成し現像領域に搬送して現
    像を行う画像形成方法において、搬送量規制部材が2層
    以上の多層構造であり、トナーと接する層がトナーへの
    帯電能力があり、他の層の少なくとも1層が軟弾性体で
    形成されていることを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120155928A1 (en) * 2010-12-20 2012-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing device and electrophotographic image forming apparatus employing the same

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