JP3438585B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3438585B2
JP3438585B2 JP12713098A JP12713098A JP3438585B2 JP 3438585 B2 JP3438585 B2 JP 3438585B2 JP 12713098 A JP12713098 A JP 12713098A JP 12713098 A JP12713098 A JP 12713098A JP 3438585 B2 JP3438585 B2 JP 3438585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置や静
電記録装置において、現像剤として非磁性トナーのみを
用いた非磁性一成分現像装置及びその制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置は現像剤として乾式
トナーを使用する機器が主流を占め、多くの複写機、レ
ーザプリンタ、普通紙ファクシミリ等において実用化さ
れ、めざましい発展をとげている。この電子写真装置は
電子写真プロセス技術を応用した機器であり、静電潜像
担持体である感光体上に形成された静電潜像をトナー粒
子により顕像化するものである。
【0003】近年、電子写真装置に用いられる現像装置
として、装置の小型化、低コスト化に有利な非磁性一成
分現像装置を用いたものが普及しつつある。
【0004】以下、従来の非磁性一成分現像装置を用い
た電子写真装置及びその動作について図面を用いて説明
する。
【0005】図2は従来の非磁性一成分現像装置を用い
た電子写真装置を示す要部断面図である。
【0006】図2において、1は静電潜像担持体である
感光体、2は帯電器、2aは帯電線、2bはシールド
板、2cはグリッド板、3は露光光学系、4は露光光学
系3から照射される露光光線、5は金属製のシャフト5
aで回転自在に軸支された現像ローラ、6は金属製のシ
ャフト6aで回転自在に軸支されたトナー供給ローラ、
7はトナー規制ブレード、7aは金属ばね板部材、7b
はトナー規制部材、8はブレードホルダ、9は現像ホッ
パ、10は現像ホッパ9に収納されたトナー、11はト
ナー10を撹拌するトナー撹拌部材、12はシャフト5
aに接続され現像ローラ5に現像バイアス電圧を印加す
る現像バイアス電圧供給電源、13は除電器、14は用
紙カセット、15は用紙カセット14に収納された記録
用紙である用紙、16は給紙ローラ、17は上下一対の
搬送ローラ、18はレジストローラ、19はレジストロ
ーラに当接された従動ローラ、20は金属製のシャフト
20aで回転自在に軸支された転写ローラ、21は用紙
15上に転写されたトナー像を定着する定着器、22は
内部に熱源を有し定着器21内にに配設されたヒートロ
ーラ、23はヒートローラ22に当接した加圧ローラ、
24はシャフト20aに接続された転写バイアス電圧供
給電源、25はクリーニングブレード、26はシャフト
6aに接続されトナー供給ローラ6にバイアス電圧を印
加するトナー供給バイアス電圧供給電源である。
【0007】感光体1は、アルミニウム等の金属ドラム
を基材とし、その外周面上にセレン(Se)あるいは有
機光導電体(OPC)等の感光受容層を薄膜状に塗布し
て形成されている。
【0008】帯電器2は、感光体1に近接して配設さ
れ、タングステンワイヤ等の帯電線2aと金属製のシー
ルド板2bとグリッド板2cによって構成されている。
帯電線2aはコロナ放電を起こし、グリッド板2cを介
して感光体1を一様に帯電する。
【0009】露光光学系3から照射される露光光線4
は、画像信号をレーザ駆動回路(図示せず)により光強
度変調やパルス幅変調して得られ、感光体1上に静電潜
像を形成する。
【0010】現像ローラ5は、感光体1に接触又は近接
して配設されたトナー担持体である。
【0011】トナー供給ローラ6は、現像ホッパ9に両
端を回転自在に軸支されたトナー攪拌部材11により攪
拌、搬送されたトナー10を現像ローラ5の表面に供給
するもので、トナー供給バイアス電圧供給電源26によ
り直流または直流と交流を重畳したトナー供給バイアス
電圧が印加される。現像ローラ5とトナー供給ローラ6
とは接触して配設され、各々、ステンレス等の金属を基
材としてその外周面上にウレタン、シリコン等の弾性部
材が層状に形成され、現像ホッパ9の両端にシャフト5
a,6aで回転自在に軸支されている。
【0012】トナー供給ローラ6から供給されたトナー
10は、トナー規制ブレード7で摩擦帯電されて、現像
ローラ5の外周面上に薄層状態を形成する。現像ローラ
5は、現像バイアス電圧供給電源12で印加される直流
の現像バイアス電圧により、感光体1上の静電潜像が形
成された部分にトナー10を転移付着させて、静電潜像
を顕像化する。
【0013】トナー規制ブレード7は、金属ばね板部材
7aと金属ばね板部材7aの一端にシリコンまたはウレ
タン等の弾性部材を一体形成し現像ローラ5上に接触す
るトナー規制部材7bから成る。
【0014】ブレードホルダ8はトナー規制ブレード7
をねじ止めで固定している。トナー攪拌部材11はトナ
ー供給ローラ6の回転とともに円の軌跡を描き、現像ホ
ッパ9内に収容されたトナー10の凝集を防ぐととも
に、トナー10をトナー供給ローラ6の方へ搬送する。
【0015】用紙15は、用紙カセット14から、半月
形をした給紙ローラ16によって1枚ずつ搬送ローラ1
7へ送り出される。送り出された用紙15は搬送ローラ
17によって矢印Aで示した方向へ搬送される。
【0016】従動ローラ19に当接したレジストローラ
18は、用紙15と感光体1上に形成されたトナー像と
を一致させるために一時的に用紙15を停止待機させる
ものである。
【0017】転写ローラ20は、ステンレス等の金属を
基材としてその外周面上に弾性部材が層状に形成され、
感光体1と当接してシャフト20aで回転自在に軸支さ
れている。感光体1の回転にともなってトナー像が転写
ローラ20と感光体1の当接部に到達すると、トナー像
とタイミングを合わせて用紙15もこの当接部に到達
し、このとき、転写ローラ20のシャフト20aへ転写
バイアス電圧供給電源24から高電圧を印加することに
より、用紙15の裏面にトナー10と逆極性の電荷が付
与され、感光体1上のトナー像が用紙15上に転写され
る。
【0018】次に、用紙15は定着器21側へ搬送さ
れ、用紙15上に転写されたトナー像がヒートローラ2
2と加圧ローラ23との挟持回転に伴い、加圧と熱によ
り定着される。
【0019】一方、トナー像を用紙15上に転写した後
の感光体1は、クリーニングブレード25により転写残
トナーが掻き落とされ、除電器13により光が照射され
て除電される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の非磁性一成分現像装置では、感光体と現像ローラが
常時接触して配設されているため、感光体と現像ローラ
の回転を停止させて長時間放置した非現像動作時に、感
光体の現像ローラとの接触部分に現像ローラの表面を形
成した弾性部材に含まれているオイル成分が付着し、長
時間の放置後に現像動作を行った際に印字画像の画質の
劣化を引き起こすという課題を有していた。
【0021】また、現像ローラの表面からオイル成分が
しみだすのを防止するために、表面にコート層を設けた
現像ローラを使用した場合、現像ローラのコスト上昇、
コート層の摩耗による現像ローラ寿命の低下、及びトナ
ー帯電特性の変化による印字画像の画質の劣化等の課題
を有していた。
【0022】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、従来の現像ローラを用い、現像ローラ上に形成する
トナー層のトナー量を規制することができる非磁性一成
分現像装置の提供、及び、従来の現像ローラを用い、か
つ静電潜像担持体である感光体と現像ローラが常時接触
して配設された状態で、感光体へオイル成分が付着する
のを防止することができ、長時間放置した後でも高画質
の印字画像を得ることができる非磁性一成分現像装置の
制御方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の非磁性一成分現像装置は、非磁性一成
分現像剤のトナー層を表面に形成する現像ローラと、現
像ローラに現像バイアス電圧(以下VB という)を印加
する現像バイアス電圧供給電源と、現像ローラに接触し
てトナーを予備帯電させ現像ローラにトナーを供給する
トナー供給ローラと、トナー供給ローラにバイアス電圧
を印加するトナー供給バイアス電圧供給電源と、現像ロ
ーラに接触又は近接して配設された静電潜像が形成され
る静電潜像担持体と、を備えた非磁性一成分現像装置で
あって、現像ローラに接触して配設されたトナー規制ロ
ーラと、トナー規制ローラにトナー規制バイアス電圧
(以下VR という)を印加するトナー規制バイアス電圧
供給電源と、を有したものであり、トナー規制ローラを
現像ローラに押圧して現像ローラ上のトナー量を規制し
て現像ローラ上にトナー層を形成することができ、ま
た、トナー規制ローラにトナー規制バイアス電圧供給電
源で印加されるトナー規制バイアス電圧により、現像ロ
ーラ上のトナー量の調整ができるという作用を有する。
【0024】また、本発明の非磁性一成分現像装置の制
御方法は、静電潜像担持体及び現像ローラが静止状態に
ある非現像動作時の現像ローラ上のトナー量が、静電潜
像担持体及び現像ローラが回転状態にある現像動作時の
現像ローラ上のトナー量より多く制御するものであり、
静電潜像担持体及び現像ローラが静止状態にある非現像
動作時に、現像ローラの表面を形成した弾性部材に含ま
れているオイル成分が静電潜像担持体に付着するのを防
止でき、非現像動作状態で長時間放置した後も高品質の
印字画像を得ることができるという作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の現像装
置は、現像剤層を表面に担持する現像手段と、前記現像
手段に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧供
給手段と、前記現像手段上の現像剤量を規制する現像剤
規制ローラと、前記現像剤規制ローラに現像剤規制バイ
アス電圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供給手段と
を備え、非現像動作時において前記現像手段が担持する
現像剤量が現像動作時において前記現像手段が担持する
現像剤量より多くなるよう前記現像バイアス電圧供給手
段が供給する現像バイアス電圧または現像剤規制バイア
ス電圧供給手段が供給する現像剤規制バイアス電圧を制
御することを特徴とする。
【0026】これにより、トナー規制ローラを現像ロー
ラに押圧して現像ローラ上のトナー量を規制して現像ロ
ーラ上にトナー層を形成することができるという作用を
有する。
【0027】また、トナー規制ローラにトナー規制バイ
アス電圧を印加するトナー規制バイアス電圧供給電源を
備えているため、トナー規制バイアス電圧を変化させて
現像ローラ上に形成されるトナー層のトナー量の調整が
できるという作用を有する。
【0028】また、現像ローラ上のトナー層の形成にト
ナー規制ローラを用いているため、該非磁性一成分現像
装置のトルクを軽減できるとともに、トナー規制ローラ
へのトナーの固着を防止できるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項2に記載の現像装置は、現
像剤層を表面に担持する現像手段と、前記現像手段に現
像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧供給手段
と、前記現像手段上の現像剤量を規制する現像剤規制
ーラと、前記現像剤規制ローラに現像剤規制バイアス電
圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供給手段とを備
え、非現像動作時において前記現像手段が担持する現像
剤量が現像動作時において前記現像手段が担持する現像
剤量に対して多くなるよう前記現像バイアス電圧供給手
段が供給する現像バイアス電圧または現像剤規制バイア
ス電圧供給手段が供給する現像剤規制バイアス電圧を制
御することを特徴とする。
【0030】これにより、静電潜像担持体と現像ローラ
が静止状態にある非現像動作時に、現像ローラの表面を
形成した弾性部材に含まれているオイル成分が静電潜像
担持体に付着するのを防止できるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項3に記載の現像装置は、現
像剤層を表面に担持する現像手段と、前記現像手段に現
像バイアス電圧を印加する現像バイアス電圧供給手段
と、前記現像手段上の現像剤量を規制する現像剤規制
ーラと、前記現像剤規制ローラに現像剤規制バイアス電
圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供給手段とを備
え、前記現像バイアス電圧供給手段が供給する現像バイ
アス電圧(以下、VB)と前記現像剤規制バイアス電圧
供給手段が供給する現像剤規制バイアス電圧(以下、V
R)との電位差Vが、|V|=|VR|−|VB|>0
の関係を有し、かつ、現像動作時の電位差V1(=|V
R1|−|VB1|)と非現像動作時の電位差V2(=|V
R2|−|VB2|)が、V1<V2の関係を有すること
を特徴とする。
【0032】
【0033】
【0034】これにより、トナー規制ローラに印加する
トナー規制バイアス電圧供給電源の出力を変化させるこ
とにより、現像ローラ上のトナー量を現像動作時と非現
像動作時とで変化させることができるという作用を有す
る。
【0035】また、トナー規制ローラと現像ローラの各
バイアス電圧が、|VR |−|VB|>0の関係を有
し、かつ、現像動作時と非現像動作時における各電位差
がV1<V2 の関係を有しているため、非現像動作時に
おける現像ローラ上のトナー量を現像動作時における現
像ローラ上のトナー量より多くすることができ、非現像
動作時を長時間放置した後の現像動作における印字画像
の画質の劣化を防止することができるという作用を有す
る。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
について図面を用いて説明する。
【0040】図1は本発明の実施の形態における非磁性
一成分現像装置を用いた電子写真装置の要部断面図であ
る。尚、図2と同様のものには同一の符号を付して説明
を省略する。
【0041】図中、27は現像ローラ5に当接され押圧
することにより現像ローラ5上のトナー量を規制して現
像ローラ5上にトナー層を形成する金属製のトナー規制
ローラ、28はトナー規制ローラ27に接続されトナー
規制バイアス電圧をトナー規制ローラ27に印加するト
ナー規制バイアス電圧供給電源、矢印Bは転写ローラ6
の回転方向、矢印Cは現像ローラ5の回転方向、矢印D
は感光体1の回転方向、矢印Eはトナー規制ローラ27
の回転方向である。
【0042】以下、実施の形態における非磁性一成分現
像装置を用いた電子写真装置について説明する。
【0043】現像ローラ5は、金属製のシャフト5aを
基材としてその外周面上に導電性弾性部材であるシリコ
ンゴムを形成した単層構成であり、抵抗値が106 Ωで
ある。現像ローラ5のシャフト5aには、定電圧電源で
ある現像バイアス電圧供給電源12が接続されている。
ここで、現像ローラ5のゴム硬度は30度〜60度の範
囲がクリープの防止や打コン防止の点で好ましく、ま
た、表面粗度は表面の平滑性が高い方がトナー薄層の形
成において均一化が図れるため、2μmRz〜7μmR
zが好ましい。実施の形態における現像ローラ5は、ゴ
ム硬度が40度、表面粗度が3μmRzである。
【0044】トナー供給ローラ6は、金属製のシャフト
6aを基材としてその外周面上に導電性発泡体を形成し
たものであり、抵抗値が106 Ωである。トナー供給ロ
ーラ6のシャフト6aには、トナー供給バイアス電圧供
給電源26が接続されている。実施の形態においては、
トナー供給バイアス電圧は−350V、トナー供給ロー
ラ6と現像ローラ5とのニップ幅は2mmである。
【0045】トナー規制ローラ27は、金属製のローラ
であり、トナー規制バイアス電圧供給電源28が接続さ
れている。ここで、トナー規制ローラ27の表面は、表
面粗度は表面の平滑性が高い方がトナー薄層の形成にお
いて均一化が図れるため、表面粗度0.1μmRz〜5
μmRzの範囲が好ましい。実施の形態におけるトナー
規制ローラ27は、表面粗度が3μmRzである。ま
た、トナー規制ローラ27と現像ローラ5のニップ幅は
2mmである。
【0046】また、非磁性一成分現像方式において、現
像時の現像ローラ5上のトナー量は0.4mg/cm2
〜0.6mg/cm2 の範囲が好ましい。現像動作時に
現像ローラ5上のトナー量を多くすると、トナー10と
現像ローラ5が十分に接触できずにトナー10の帯電量
が低下しカブリ、飛び散りなどの画像品質の低下を招く
ためである。高画質の印字画像を得るため、実施の形態
における現像動作時の現像ローラ5上のトナー量は0.
5mg/cm2 に設定している。
【0047】尚、感光体1、現像ローラ5、トナー供給
ローラ6及びトナー規制ローラ27は各々の接触部にお
いて常時接触した状態で配設されている。
【0048】トナー10は負帯電性の非磁性一成分系ト
ナーであり、ポリエステル樹脂にカーボン、ワックス、
帯電制御剤等を均一分散させたものである。
【0049】転写ローラ20は、金属製のシャフト20
aの周囲に導電性発泡体を形成したものであり、抵抗値
は107 Ωである。シャフト20aには定電流電源であ
る転写バイアス電圧供給電源24が接続されている。
【0050】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。
【0051】(実験例1)図1に示した非磁性一成分現
像装置を用いた電子写真装置において、感光体と現像ロ
ーラの回転を停止した静止状態の非現像動作時を長時間
放置した後、現像動作を行った際の印字画像の画質の評
価測定を行った。
【0052】ここで、現像バイアス電圧は−200V、
トナー規制バイアス電圧は−250V、感光体1の周速
度であるプロセス速度は200mm/sec、現像ロー
ラ5の周速度は320mm/sec、トナー供給ローラ
6の周速度は160mm/sec、トナー規制ローラ2
7の周速度は112mm/secに設定した。
【0053】印字画像の画質の評価としては、感光体1
と現像ローラ5の回転を停止させた静止状態の非現像動
作時における現像ローラ5上のトナー量を0.5mg/
cm 2 〜2.0mg/cm2 の範囲で変化させ、各トナ
ー量において感光体1と現像ローラ5の回転を停止させ
た静止状態で最大30日間放置した後、現像動作を行
い、現像ローラ5からしみ出したオイル成分が感光体1
に付着したことによる画像劣化の度合いを測定して印字
画像の画質について評価した。尚、現像動作を行い印字
画像を採取した際の現像ローラ5上のトナー量は0.5
mg/cm2 である。印字画像の画質の評価は、画像劣
化なしが○、画像劣化多少有りが△、画像劣化有りが
×、の三段階評価とした。
【0054】以下、現像ローラ5上のトナー量と非現像
動作時の放置期間の変化における印字画像の画像劣化の
評価結果を(表1)に示す。
【0055】
【表1】
【0056】この(表1)から明らかなように、感光体
1と現像ローラ5の回転を停止させた静止状態にある非
現像動作時における現像ローラ5上のトナー量が多くな
るに従って、現像ローラ5からしみ出したオイル成分が
感光体1に付着して印字画像の画質を劣化させる現象を
防止することができることが判明し、これにより、非現
像動作時の現像ローラ5上のトナー量を多くすることに
より、感光体1と現像ローラ5の間にトナー10が入り
込み、感光体1と現像ローラ5が直接接触するのを防止
できることが判明した。
【0057】また、非現像動作時における現像ローラ5
上のトナー量が1.00mg/cm 2 以上になると、非
現像動作時の放置期間に殆ど左右されることなく印字画
像の画質の劣化が防止できることが判明した。
【0058】更に、正帯電のトナーを用いた場合にも、
同様に現像ローラ5上のトナー量が1.00mg/cm
2 以上になると、非現像動作時の放置期間に殆ど左右さ
れることなく印字画像の画質の劣化が防止できることが
判明した。
【0059】(実験例2)本発明の実施の形態の非磁性
一成分現像装置を用いた電子写真装置において、現像ロ
ーラ5に印加する現像バイアス電圧供給電源12の出力
とトナー規制ローラ27に印加するトナー規制バイアス
電圧供給電源28の出力を変化させて、現像ローラ5上
のトナー量を測定した。
【0060】ここで、トナー10としては、A,B2種
類の負帯電性トナーを使用し、トナーA,Bの各々につ
いて測定した。
【0061】また、他のプロセス条件は実験例1と同様
である。以下、実験例2の測定結果を(表2)に示す。
【0062】
【表2】
【0063】この(表2)から明らかなように、トナー
規制ローラ27に印加するトナー規制バイアス電圧供給
電源28の出力を変化させることにより現像ローラ5上
のトナー量を変化させ調整できることが判明した。ま
た、負帯電性のトナー10が現像ローラ5側に移動する
際の電位差(|VR |−|VB |)を現像ローラ5とト
ナー規制ローラ27の間に発生させることで現像ローラ
5上のトナー量を変化できることが判明し、更に、電位
差が大きくなる程、現像ローラ5上のトナー量を多くで
きることが判明した。
【0064】更に、正帯電のトナー10を用いた場合に
も、同様の結果が得られることが判明した。
【0065】一方、(表1)において、感光体1と現像
ローラ5の回転を停止させた静止状態の非現像動作時に
おける現像ローラ5上のトナー量が1.00mg/cm
2 以上になると、非現像動作時の放置期間に殆ど左右さ
れることなく印字画像の画質の劣化が防止できることが
判明している。また、現像動作時にはトナー量が0.4
mg/cm2 〜0.6mg/cm2 の範囲で高画質な印
字画像が得られることが知られている。
【0066】以上のように、実施の形態の非磁性一成分
現像装置を用いた電子写真装置において、トナー規制ロ
ーラに印加するトナー規制バイアス電圧供給電源の出力
を変化させることにより、現像ローラ上のトナー量を現
像動作時と非現像動作時とで調整できるという作用を有
する。
【0067】また、トナー規制ローラと現像ローラの各
バイアス電圧が、|VR |−|VB|>0の関係を有
し、かつ、現像動作時のトナー規制ローラと現像ローラ
の各バイアス電圧の電位差が、非現像動作時のトナー規
制ローラと現像ローラの各バイアス電圧の電位差より小
さい関係を有することにより、非現像動作時を長時間放
置した後の現像動作における印字画像の画質の劣化を防
止することができるという作用を有する。
【0068】(実験例3)本発明の実施の形態の非磁性
一成分現像装置を用いた電子写真装置において、トナー
規制ローラ27の周速度を変化させて、現像ローラ5上
のトナー量を測定した。
【0069】尚、他のプロセス条件は実験例1と同様で
ある。以下、実験例3の測定結果を(表3)に示す。
【0070】
【表3】
【0071】この(表3)から明らかなように、トナー
規制ローラ27の周速度を変化させることにより、現像
ローラ5上のトナー量を変化できることが判明した。更
に、トナー規制ローラ27の周速度が小さくなる程、現
像ローラ5上のトナー量を多くできることが判明した。
【0072】更に、正帯電のトナー10を用いた場合に
も、同様の結果が得られることが判明した。
【0073】一方、(表1)において、感光体1と現像
ローラ5の回転を停止させた静止状態にある非現像動作
時における現像ローラ5上のトナー量が1.00mg/
cm 2 以上になると、非現像動作時の放置期間に殆ど左
右されることなく印字画像の画質の劣化が防止できるこ
とが判明している。また、現像動作時にはトナー量が
0.4mg/cm2 〜0.6mg/cm2 の範囲で高画
質な印字画像が得られることが知られている。
【0074】以上のように、実施の形態の非磁性一成分
現像装置を用いた電子写真装置において、静電潜像担持
体である感光体と現像ローラが回転状態にある非現像動
作時と現像動作時とでトナー規制ローラの周速度を変化
させることにより、現像ローラ上のトナー量を現像動作
時と非現像動作時とで調整できるという作用を有する。
【0075】また、感光体と現像ローラが回転状態にあ
る現像動作時でのトナー規制ローラの周速度が、感光体
と現像ローラが回転状態にある非現像動作時でのトナー
規制ローラの周速度より大きい場合、感光体と現像ロー
ラが静止状態にある非現像動作時を長時間放置した後の
現像動作における印字画像の画質の劣化を防止すること
ができるという作用を有する。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明における非磁性一成
分現像装置によれば、以下の優れた効果を実現できる。
【0077】(1)トナー規制ローラを現像ローラに押
圧して現像ローラ上のトナー量を規制して現像ローラ上
にトナー層を形成することができる。
【0078】(2)トナー規制ローラにトナー規制バイ
アス電圧を印加するトナー規制バイアス電圧供給電源を
備えているため、トナー規制バイアス電圧を変化させて
現像ローラ上に形成されるトナー層のトナー量の調整が
できる。
【0079】(3)現像ローラ上のトナー層の形成に、
従来のトナー規制ブレードの代わりにトナー規制ローラ
を用いているため、該非磁性一成分現像装置のトルクを
軽減できるとともに、トナー規制ローラへのトナーの固
着を防止できる。
【0080】(4)静電潜像担持体と現像ローラが静止
状態にある非現像動作時に、現像ローラの表面を形成し
た弾性部材に含まれているオイル成分が静電潜像担持体
に付着するのを防止でき、高品質の印字画像を得ること
ができる。
【0081】(5)静電潜像担持体及び現像ローラが静
止状態にある非現像動作時の現像ローラ上のトナー量を
多くすることができ、現像ローラの表面の弾性部材に含
まれるオイル成分が、静電潜像担持体及び現像ローラが
静止状態にある非現像動作時に静電潜像担持体へ付着す
るのを防止できるとともに、現像動作時の現像ローラ上
のトナー量の調整ができ、従来の現像ローラを用い、か
つ、感光体と現像ローラを常時接触した状態で配設した
場合に、非現像動作時を長時間放置した後でも高品質の
印字画像を得ることができる。
【0082】(6)トナー規制ローラに印加するトナー
規制バイアス電圧供給電源の出力を変化させることによ
り、現像ローラ上のトナー量を現像動作時と非現像動作
時とで変化させることができるとともに、トナー規制ロ
ーラと現像ローラの各バイアス電圧が、|VR |−|V
B |>0の関係を有し、かつ、現像動作時と非現像動作
時における各電位差がV1 <V2 の関係を有しているた
め、非現像動作時における現像ローラ上のトナー量を現
像動作時における現像ローラ上のトナー量より多くする
ことができ、非現像動作時を長時間放置した後の現像動
作における印字画像の画質の劣化を防止することがで
き、高品質な印字画像を得ることができる。
【0083】(7)トナー規制ローラの周速度を変化さ
せることにより、現像ローラ上のトナー量を現像動作時
と非現像動作時とで変化させることができ、現像動作時
と非現像動作時でのトナー規制ローラの周速度がA1 >
A2 の関係を有しているため、非現像動作時における現
像ローラ上のトナー量を現像動作時における現像ローラ
上のトナー量より多くすることができ、非現像動作時を
長時間放置した後の現像動作における印字画像の画質の
劣化を防止することができ、高品質な印字画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における非磁性一成分現像
装置を用いた電子写真装置の要部断面図
【図2】従来の非磁性一成分現像装置を用いた電子写真
装置を示す要部断面図
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 2a 帯電線 2b シールド板 2c グリッド板 3 露光光学系 4 露光光線 5 現像ローラ 5a,6a,20a シャフト 6 トナー供給ローラ 7 トナー規制ブレード 7a 金属ばね板部材 7b トナー規制部材 8 ブレードホルダ 9 現像ホッパ 10 トナー 11 トナー撹拌部材 12 現像バイアス電圧供給電源 13 除電器 14 用紙カセット 15 用紙 16 給紙ローラ 17 搬送ローラ 18 レジストローラ 19 従動ローラ 20 転写ローラ 21 定着器 22 ヒートローラ 23 加圧ローラ 24 転写バイアス電圧供給電源 25 クリーニングブレード 26 トナー供給バイアス電圧供給電源 27 トナー規制ローラ 28 トナー規制バイアス電圧供給電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 504 G03G 15/06 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤層を表面に担持する現像手段と、
    前記現像手段に現像バイアス電圧を印加する現像バイア
    ス電圧供給手段と、前記現像手段上の現像剤量を規制す
    る現像剤規制ローラと、前記現像剤規制ローラに現像剤
    規制バイアス電圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供
    給手段とを備え、非現像動作時において前記現像手段が
    担持する現像剤量が現像動作時において前記現像手段が
    担持する現像剤量より多くなるよう前記現像バイアス電
    圧供給手段が供給する現像バイアス電圧または現像剤規
    制バイアス電圧供給手段が供給する現像剤規制バイアス
    電圧を制御することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤層を表面に担持する現像手段と、
    前記現像手段に現像バイアス電圧を印加する現像バイア
    ス電圧供給手段と、前記現像手段上の現像剤量を規制す
    る現像剤規制ローラと、前記現像剤規制ローラに現像剤
    規制バイアス電圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供
    給手段とを備え、非現像動作時において前記現像手段が
    担持する現像剤量が現像動作時において前記現像手段が
    担持する現像剤量に対して多くなるよう前記現像バイア
    ス電圧供給手段が供給する現像バイアス電圧または現像
    剤規制バイアス電圧供給手段が供給する現像剤規制バイ
    アス電圧を制御することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤層を表面に担持する現像手段と、
    前記現像手段に現像バイアス電圧を印加する現像バイア
    ス電圧供給手段と、前記現像手段上の現像剤量を規制す
    る現像剤規制ローラと、前記現像剤規制ローラに現像剤
    規制バイアス電圧を印加する現像剤規制バイアス電圧供
    給手段とを備え、前記現像バイアス電圧供給手段が供給
    する現像バイアス電圧(以下、VB)と前記現像剤規制
    バイアス電圧供給手段が供給する現像剤規制バイアス電
    圧(以下、VR)との電位差Vが、|V|=|VR|−
    |VB|>0の関係を有し、かつ、現像動作時の電位差
    V1(=|VR1|−|VB1|)と非現像動作時の電位差
    V2(=|VR2|−|VB2|)が、V1<V2の関係を
    有することを特徴とする現像装置。
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