JP2015108800A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤の漏れを抑制することができる現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像装置(現像カートリッジ28)は、筐体50と、回転軸線を有する現像ローラ31と、層厚規制ブレード100と、シール部材(サイドシール200)を備える。層厚規制ブレード100は、ブレード本体110と、回転軸線方向に延びるブレードゴム部120を有する。シール部材は、基層(基材210)と、現像ローラ31と接触する表層(接触部材220)を有する。表層は、回転軸線方向においてブレードゴム部120と隣接する。現像装置には、ブレードゴム部120および表層とは異なる部材で構成され、表層よりも回転軸線方向の内側に延出するとともに、ブレードゴム部120よりも現像ローラ31の回転方向上流側に延出する第1延出部(シール延出部211)が、現像ローラ31に対向するように設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、現像ローラと層厚規制ブレードを備える現像装置に関する。
従来、画像形成装置に用いられる現像装置には、現像剤が収容される筐体と、筐体に回転可能に保持される現像ローラと、現像ローラに接する層厚規制ブレードと、筐体と現像ローラの間に配置されるシール部材とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。この現像装置では、層厚規制ブレードが、板金からなるブレード本体と、ブレード本体から突出し、現像ローラに接触するブレードゴム部とを有している。
シール部材は、現像ローラの外周面に倣った形状で設けられ、一端がブレード本体の両端部に貼付されている。そして、シール部材の現像ローラの軸方向内側の端面は、ブレードゴム部の現像ローラの軸方向外側の端面に接触している。
特開2010−164736号公報
しかしながら、上述した技術では、ブレードゴム部の形状によっては、ブレードゴム部の端部で掻き取られた現像剤が勢いよくシール部材側へ流れることがあり、この現像剤をシール部材が堰き止めきれずに外部に漏れてしまうことがあった。
そこで、本発明は、現像剤の漏れを抑制することができる現像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、回転軸線を有する現像ローラと、前記現像ローラの周面に接触する層厚規制ブレードと、前記回転軸線方向の前記現像ローラの端部において、前記現像ローラの周面に接触するように配置されるシール部材と、を備える。
前記層厚規制ブレードは、ブレード本体と、前記回転軸線方向に延びるように前記ブレード本体に設けられ、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と、を有する。
前記シール部材は、基層と、前記基層に支持され、前記現像ローラの周面と接触する表層と、を備える。
前記表層は、前記回転軸線方向において、前記ブレードゴム部と隣接するように配置される。
そして、現像装置には、前記表層よりも前記回転軸線方向の内側に延出するとともに、前記ブレードゴム部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に延出する第1延出部が備えられている。
前記第1延出部は、前記ブレードゴム部および前記表層とは異なる部材で構成され、前記現像ローラに対向する。
この構成によれば、ブレードゴム部の端部によって掻き取られた現像剤がシール部材側に勢いよく移動しようとした場合には、その勢いが第1延出部によって抑えられるので、現像剤がシール部材に勢いよく流れ込むのを抑えることができ、現像剤の漏れを抑制することができる。
また、前記した構成において、前記基層が、前記第1延出部を有していてもよい。
これによれば、基層の一部を第1延出部とするので、例えば第1延出部を基層などの既存の部品とは別の部材で構成する構造に比べ、部品点数を削減することができる。
また、前記した構成において、前記ブレード本体が、前記第1延出部を有していてもよい。
これによれば、ブレード本体の一部を第1延出部とするので、例えば第1延出部をブレード本体などの既存の部品とは別の部材で構成する構造に比べ、部品点数を削減することができる。
また、前記した構成において、前記ブレードゴム部の前記回転軸線方向の端部は、前記回転軸線方向に延びて前記現像ローラと接触するエッジ部を有し、前記第1延出部は、前記回転軸線方向において、前記エッジ部の範囲内に配置されていてもよい。
ここで、ブレードゴム部の端部のうち現像ローラと接触する部分をエッジ形状でなく、R形状(曲面形状)とした場合には、現像ローラの端部とブレードゴム部の端部との間に現像剤が入りやすい。
これに対し、前記した構成では、ブレードゴム部の端部にエッジ部を設けるので、当該エッジ部により現像ローラ上の現像剤を筐体内に掻き落とすことができ、現像ローラの端部とブレードゴム部の端部との間に現像剤が入り込むのを抑えることができる。さらに、エッジ部の範囲内に配置した第1延出部により、現像剤の勢いが抑えられるので、現像ローラの端部とブレードゴム部の端部との間に現像剤が入り込むのをより抑えることができる。
また、前記した構成において、前記基層は、前記第1延出部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に配置され、かつ、前記第1延出部よりも前記回転軸線方向内側に延出する第2延出部を有していてもよい。
これによれば、現像剤がブレードゴム部と表層との間のコーナー部(隅部)に向かうのを第2延出部によって抑えることができるので、現像剤がシール部材に勢いよく流れ込むのをより抑制することができる。
また、前記した構成において、前記基層は、前記第2延出部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に配置され、かつ、前記第2延出部よりも前記回転軸線方向内側に延出する第3延出部を有していてもよい。
これによれば、現像剤がブレードゴム部と表層との間のコーナー部に向かうのを第3延出部によって抑えることができるので、現像剤がシール部材に勢いよく流れ込むのをより抑制することができる。
また、前記した構成において、前記第1延出部の前記回転軸線方向の長さは、0.5mm以上3mm以下の範囲内とすることができる。
また、前記した構成において、前記第1延出部の前記回転方向の長さは、1mm以上とすることができる。
また、前記した構成において、前記ブレードゴム部は、前記回転軸線方向の端部に、前記表層から前記回転軸線方向の内側に向かうにつれて前記現像ローラの回転方向下流側へ延びる傾斜面を有していてもよい。
これによれば、ブレードゴム部の傾斜面で掻き取られた現像剤が、傾斜面に沿って移動することで現像ローラの回転軸線方向内側、すなわち、シール部材とは反対側へ向けて移動する。これにより、傾斜面で掻き取られた現像剤がシール部材へ勢いよく流れ込まないので、現像剤の漏れを抑制することができる。
また、前記した構成において、前記傾斜面は、前記ブレードゴム部が前記現像ローラに接触する範囲内に設けられていてもよい。
これによれば、傾斜面の全体が現像ローラに接触するので、傾斜面の一部のみが摩耗するのを抑制することができる。
また、現像剤を収容するように構成される筐体を備え、前記ブレードゴム部における前記回転方向上流側端と前記表層における前記回転軸線方向の内側端とが接触する接触点から前記ブレードゴム部に沿って前記筐体内に向かう方向において、前記第1延出部は、前記接触点と対向していてもよい。
本発明によれば、現像剤の漏れを抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかる現像カートリッジを備えるレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 プロセスカートリッジの断面図である。 現像カートリッジの開口の周囲の構造を示す拡大斜視図である。 現像カートリッジを、サイドシールを通り現像ローラの回転軸線方向に直交する平面で切った断面図である。 層厚規制ブレードの端部とサイドシールを示す図であって、接触部材およびブレード側シールを基材等から取り外した状態を示す図(a)と、ブレード側シールをブレード本体に貼付した状態を示す図(b)と、接触部材を基材等に貼付した状態を示す図(c)である。 図5(c)のI−I断面図(a)と、シール延出部付近を拡大して示す拡大断面図(b)と、シール延出部付近を拡大して示す拡大斜視図(c)である。 第1延出部を有さない形態を示す図(a)と、ブレードゴム部の端部をR形状に形成する形態を示す図(b)である。 現像ローラと層厚規制ブレードを示す図であって、図5(c)のIII−III断面図(a)と、図5(c)のIV−IV断面図(b)である。 変形例1における層厚規制ブレードの端部とサイドシールを示す図であり、接触部材等を基材等から取り外した状態を示す図(a)と、接触部材等を基材等に貼付した状態を示す図(b)である。 図9(b)のII‐II断面図である。 変形例2における層厚規制ブレードの端部周りの構造を示す図(a),(b)である。 変形例3におけるブレードゴム部を示す斜視図である。 変形例4における層厚規制ブレードの端部とサイドシールを示す図であり、接触部材等を基材等から取り外した状態を示す図(a)と、接触部材等を基材等に貼付した状態を示す図(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
また、以下の説明においては、レーザプリンタ1の使用時におけるユーザを基準にした方向で説明することとする。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、奥側を「左」、手前側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5等を備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種ローラ11を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種ローラ11によって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18等を備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24等を備えている。このスキャナユニット16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2の手前側に設けられたフロントカバー2Aを適宜開放することで、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、現像装置の一例としての現像カートリッジ28と、ドラムユニット39とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット39に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。現像カートリッジ28は、図2に示すように、回転軸線ALを有する現像ローラ31、層厚規制ブレード100、供給ローラ33およびこれらの部材を支持する筐体50を備えている。また、筐体50は、内部に現像剤の一例としてのトナーが収容されるトナー収容室34を有している。なお、以下の説明では、回転軸線ALの方向を、単に回転軸線方向という。
層厚規制ブレード100は、ブレード本体110と、ブレード本体110に固定されたブレードゴム部120とを有している。
ブレード本体110は、左右方向(回転軸線方向)に延びる板金である。ブレード本体110は、現像ローラ31の上方で筐体50に固定され、先端が現像ローラ31の前方に配置されている。ブレード本体110は、筐体50に直接的に固定されていてもよいし、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。
ブレードゴム部120は、図3に示すように、左右方向に細長く、左右方向の大きさがブレード本体110よりも小さいゴム部材であり、例えばシリコンゴムやウレタンゴムなどで形成されている。ブレードゴム部120は、ブレード本体110の先端部において、現像ローラ31に対向する面から突出し、現像ローラ31の周面に接触している。このブレードゴム部120は、現像ローラ31と接触する面が平面状になっており、現像ローラ31の回転方向における上流側と下流側の角部が断面視円弧状になっている(図8(a)参照)。
図2に戻り、現像カートリッジ28では、トナー収容室34内に収容されたトナーが、アジテータ34Aで攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で摩擦帯電される。現像ローラ31の外周面で担持されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード100と現像ローラ31との間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
ドラムユニット39は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を備えている。そして、このドラムユニット39内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光ドラム27の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
図1に示すように、定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41と対向して配置され加熱ローラ41を加圧する加圧ローラ42とを備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、定着部18の下流側に配設される排紙ローラ45に搬送され、この排紙ローラ45から排紙トレイ46上に排出される。
<現像カートリッジの詳細構成>
次に、現像カートリッジ28の構成について詳しく説明する。なお、図3は、筐体50から現像ローラ31を外した状態を示している。また、現像カートリッジ28の開口51の周囲の構成は、左端部と右端部とで略同じになっているため、以下の説明で参照する図面においては、左端部のみを図示している。
図3に示すように、現像カートリッジ28の筐体50は、後側の側壁に開口51を有し、現像ローラ31がこの開口51を塞ぐような形で筐体50に回転可能に支持されている。開口51の下縁には、フィルム35が設けられ、開口51の左右両側の縁には、シール部材の一例としてのサイドシール200が設けられている。また、開口51の上縁には、層厚規制ブレード100が左右方向に延びるように設けられている。現像ローラ31は、筐体50に直接的に固定されていてもよいし、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。
サイドシール200は、筐体50と、現像ローラ31の回転軸線方向(軸方向)、すなわち、左右方向両端部との間に、現像ローラ31の外周形状に倣った形で配置され、現像ローラ31の周面と接触している。また、フィルム35は、左右方向に延びるシート状の部材であり、現像ローラ31の下部と接触している。層厚規制ブレード100は、ブレードゴム部120が現像ローラ31に前斜め上から接触している(図2参照)。このように、現像ローラ31の周囲から筐体50内のトナーが漏れるのを防止するため、現像ローラ31は、上下左右の四方で、層厚規制ブレード100、フィルム35およびサイドシール200と密着している。なお、本実施形態においては、現像ローラ31は、図3に示した矢印の向き、すなわち、周面がサイドシール200の表面を下から上に摺る向きで回転するように設けられている。
図3および図4に示すように、サイドシール200は、筐体50に貼付される基層の一例としての基材210と、ブレード本体110の表側(後側)の面に貼付される基層の一例としてのブレード側シール130と、基材210とブレード側シール130の上に重なって、現像ローラ31の周面に接触する表層の一例としての接触部材220とを有している。基材210は、筐体50に直接的に固定されていてもよいし、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。
基材210は、ブレードゴム部120よりも柔らかい弾性を有する部材、例えばウレタンから形成される発泡体である。基材210は、下端が現像ローラ31の下側に配置され、上端が層厚規制ブレード100のブレード本体110の裏側(前側)に配置され、ブレード本体110に現像ローラ31とは反対側から接触している。この基材210は、筐体50に両面テープ等によって貼付されることで筐体50に支持されている。なお、基材210は、ウレタンに限らず、例えば、シリコンやNBR(Nitrile Butadiene Rubber)、より具体的には、シリコン発泡体、NBR発泡体であってもよい。基材210は、現像ローラ31を弾性的に押圧し、トナー漏れを低減する機能を有する。
ブレード側シール130は、ブレードゴム部120よりも柔らかい弾性を有する部材、例えばウレタン等からなる発泡体であり、ブレードゴム部120の左右方向両側に隣接して貼付されている。なお、ブレード側シール130は、ウレタンに限らず、例えば、シリコンやNBR(Nitrile Butadiene Rubber)、より具体的には、シリコン発泡体、NBR発泡体であってもよい。ブレード側シール130は、現像ローラ31を弾性的に押圧し、トナー漏れを低減する機能を有する。
接触部材220は、例えば、不織布や織物部材等の繊維部材から形成された略矩形状の部材である。接触部材220は、ブレード側シール130と重なる位置から基材210の下端よりも後側まで延びている。接触部材200は、ブレード側シール130、基材210および基材210の下端よりも後方に延出した筐体50の一部に両面テープ等によって貼付されることで基材210等に支持されている。そして、接触部材220の上端は、ブレードゴム部120の現像ローラ31との接触部TP(図8(b)参照)よりも上に設けられている。なお、接触部材220の材料は、パイル織物、フェルト、ダイニーマ(東洋紡株式会社製)織物であってもよい。また、パイル織物の繊維やダイニーマの繊維を用いる場合には、繊維は、上方に向かうに従って左右方向内側に向かうように傾斜状に織られているのが望ましい。また、傾斜角は、後述する傾斜面122(図13参照)の現像ローラの軸(回転軸線)に対する角度と略等しいのが望ましい。接触部材220は、現像ローラ31と接触し、現像ローラ31との摩擦を低減する機能を有する。
図5(a)〜(c)に示すように、層厚規制ブレード100のブレードゴム部120は、左右方向における端面120Aが、接触部材220の左右方向内側の端面221に接触している。つまり、接触部材220は、左右方向において、ブレードゴム部120に隣接するように配置されている。
そして、ブレードゴム部120には、左右方向の両端部に、上側に凹むような形に形成された切欠121が設けられている。なお、ブレード本体110は、先端がブレードゴム部120に対応した形状に形成されており、左右方向の両端部111は、ブレードゴム部120よりも外側まで延びている。詳しくは、ブレード本体110の両端部111の下端部111Aは、ブレードゴム部120の両端部(後述する第1側面123)よりも下側(現像ローラ31の回転方向上流側)に延出している。
ここで、ブレードゴム部120の端面120Aの上下方向の長さは、例えば3mmとすることができ、ブレード本体110の両端部111の左右方向の幅は、例えば7mmとすることができる。なお、本発明はこれに限定されず、ブレードゴム部120の端面120Aの上下方向の長さは、例えば、2.5〜4mmとすることができる。また、ブレード本体110の両端部111の左右方向の幅は、例えば、6〜8mmとすることができる。
切欠121は、端面120Aの下端から左右方向内側へ向けて現像ローラ31の回転軸線方向に沿って延びる第1側面123と、第1側面123から下側へ向けて延びる第2側面124とを有して形成されている。ここで、第1側面123の左右方向の長さは、例えば4mmとすることができ、第2側面124の上下方向の長さは、例えば1.5mmとすることができる。なお、本発明はこれに限定されず、第1側面123の左右方向の長さは、例えば、3〜6mm、好ましくは、3〜4mmとすることができる。また、第2側面124の上下方向の長さは、第2側面124の下端が現像ローラ31とブレードゴム部120とのニップ部(接触する部分)よりも外側(下側)に位置すればよく、例えば、1〜3mmとすることができる。
このような切欠121をブレードゴム部120に設けることにより、ブレードゴム部120の現像ローラ31に接触する面と第1側面123との間の角部は、略直角になり(図8(b)参照)、ブレードゴム部120の現像ローラ31に接触する面と第2側面124との間の角部も、略直角になっている。言い換えると、ブレードゴム部120の左右方向の両端部は、現像ローラ31の周面と接触するエッジ部123A(略直角に尖った角部の先端部)を有し、当該エッジ部123Aは、図5(c)に示すように、左右方向に延びるように形成されている。
そして、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CP(隅部)には、トナーの流れの勢いを抑えるための抑制部として、基材210の一部が配置されている。具体的に、基材210は、接触部材220が貼付された状態において、接触部材220よりも左右方向内側に延出(突出)する第1延出部の一例としてのシール延出部211、第2延出部212および第3延出部213を有している。
基材210の上側の大部分は、表側から重なるように配置される層厚規制ブレード100に接触するブレード接触部211Aとなっている。
シール延出部211は、ブレード接触部211Aの右下側の部分から下側に延出するとともに、左右方向内側に延出している。これにより、シール延出部211は、基材210にブレード本体110を重ねて設置するとともに接触部材220を基材210等に取り付けた状態において、ブレードゴム部120の切欠121の第1側面123よりも下側(回転方向上流側)に延出するとともに、接触部材220よりも左右方向内側に延出している。つまり、シール延出部211は、前後方向から見て、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CP、詳しくは、切欠121の第1側面123と接触部材220の左右方向内側の端面221とで形成されるコーナー部CPに配置されており、前述した抑制部として機能している。
より詳しくは、コーナー部CPは、図6(c)に示すように、以下のように規定される。
接触点Xは、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、ブレードゴム部120の現像ローラ31の回転方向上流端(エッジ部123A)と接触部材220の現像ローラ31の回転軸線方向の内側端とが接触する点である。線Aは、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、接触点Xからブレードゴム部120の現像ローラ31の回転方向上流端に沿って現像ローラ31の回転軸線方向内側に向かって延びる線である。
線Bは、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、接触点Xから接触部材220の現像ローラ31の回転軸線方向の内側端に沿って現像ローラ31の回転方向上流側に向かって延びる線である。そして、接触点X、線Aおよび線Bを前述したように規定したときにおいて、コーナー部CPは、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、線Aと線Bとによって囲まれる領域である。
接触点X、線A、および、線Bは、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、現像ローラ31の周面上に位置する。
より詳しくは、シール延出部211は、左右方向において、ブレードゴム部120のエッジ部123Aの範囲R(図5(a)参照)内に配置されている。
ここで、シール延出部211の左右方向の長さは、例えば1mmとすることができる。ちなみに、トナーの平均粒径が10μmである場合には、1mmは、トナー100個分に相当する。なお、本発明はこれに限定されず、シール延出部211の左右方向の長さは、例えば、0.5mm〜3mm、好ましくは、1〜3mmとすることができる。
また、シール延出部211の上下方向(回転方向)の長さは、例えば第2側面124と同じ長さ(1.5mm)にすることができる。なお、本発明はこれに限定されず、シール延出部211の上下方向の長さは、例えば、1〜3mmとすることができ、好ましくは、1.5mm以上とすることができる。
なお、シール延出部211は、図6(a)に示すように、現像ローラ31を層厚規制ブレード100およびサイドシール200等に押し付けるようにして筐体50に取り付けた状態において、ブレード本体110の前面よりも後方(現像ローラ31側)に向けて突出するように変形しつつ、現像ローラ31に間隔を空けて対向している。これにより、シール延出部211と現像ローラ31との間の隙間Gを小さくすることが可能となっている。言い換えると、図6(c)に示すように、現像ローラ31が筐体50に装着された状態において、接触点Xから線Aに沿う方向をα方向、接触点Xから線Bに沿う方向をβ方向、接触点Xからブレードゴム部120に沿って筐体50内に向かう方向をγ方向(図8(b)参照)としたときにおいて、当該γ方向において、シール延出部211が接触点Xに対向している。そして、このγ方向におけるシール延出部211と現像ローラ31との間隔を小さくすることが可能となっている。なお、γ方向は、接触点Xからブレードゴム部120に沿って筐体50内に向かって延びる線Cに沿う方向である。なお、本実施形態では、シール延出部211を現像ローラ31に接触させないように構成するが、本発明はこれに限定されず、シール延出部211は現像ローラ31に接触していてもよい。
図5(c)に示すように、第2延出部212は、シール延出部211に対して現像ローラ31の回転方向上流側に隣接して配置されており、シール延出部211よりも左右方向内側に延出している。
第3延出部213は、第2延出部212に対して現像ローラ31の回転方向上流側に隣接して配置されており、第2延出部212よりも左右方向内側に延出している。また、第3延出部213は、図3に示すように、回転方向上流側の端部がフィルム35の近傍に位置している。
言い換えると、基材210のうち接触部材220よりも左右方向内側に延出した部分における回転方向上流側の端部は、ブレードゴム部120よりも開口51の下縁(回転方向上流側の端縁)に近い位置に配置されている。
なお、第2延出部212のシール延出部211に対する延出量(左右方向の延出量)は、例えば、0.5〜2mm、好ましくは、0.5〜1mmとすることができる。また、第3延出部213の第2延出部212に対する延出量(左右方向の延出量)は、例えば、0.5〜2mm、好ましくは、1〜1.5mmとすることができる。
以上のように構成された現像カートリッジ28の作用および効果について説明する。
図8(a)に示すように、現像ローラ31が回転すると、現像ローラ31上のトナーが層厚規制ブレード100のブレードゴム部120によって掻き取られる。
このとき、切欠121よりも左右方向内側の部分では、ブレードゴム部120の平らな面が接触しているのに対し、図8(b)に示すように、切欠121の部分では、ブレードゴム部120の現像ローラ31の回転方向上流側の角部が略直角になっており、この角部(エッジ部123A)が現像ローラ31に接触している。これにより、現像ローラ31の切欠121に対応する位置では、切欠121よりも左右方向内側の位置に比べて、より多くのトナーが掻き取られる。
これにより、現像ローラ31の端部に担持されるトナー層が薄くなるので、現像ローラ31の端部からのトナー漏れを抑制することができる。
ところで、ブレードゴム部120に切欠121が設けられている構成において、図7(a)に示すように、仮に、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPに前述したようなシール延出部211が設けられていない場合には、切欠121によって掻き取られた多量のトナーが、第1側面123に沿って左右方向外側に移動し、接触部材220に勢いよく流れ込むことがある。そして、接触部材220にトナーが勢いよく流れ込むと、接触部材220がトナーを堰き止めきれず、トナーが漏れてしまう可能性がある。
本実施形態では、図5(c)に示すように、ブレードゴム部120の切欠121で掻き取られた多量のトナーが、第1側面123に沿って左右方向外側に勢いよく移動した場合には、その勢いをシール延出部211によって弱めることができる。詳しくは、シール延出部211を設けることによって、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPの空間が前述したγ方向に開放されず、図6(a)に示すように、シール延出部211と現像ローラ31との間に狭い流路が形成されることになるので、この狭い流路によって、トナーの勢いを弱めることができる。これにより、掻き取られた多量のトナーが接触部材220へ勢いよく流れ込まないので、トナー漏れを抑制することができる。
特に本実施形態では、シール延出部211が、その左右方向内側の端部が外側の端部よりも現像ローラ31に近づくように変形することで、流路の入口が狭くなっているので、トナーの勢いを狭い入口によって良好に弱めることができる。
また、図6(b)に示すように、シール延出部211と現像ローラ31との間の狭い流路内でトナーが凝集した場合には、この流路内で凝集したトナーを保持することができるので、凝集したトナー自身によって、勢いよく流れてくるトナーを止めることもできる。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、基材210のうち接触部材220よりも左右方向内側に延出した部分が、ブレードゴム部120から開口51の下縁近傍まで延出しているので、図5(c)に示すように、接触部材220の左右方向内側にも、基材210と現像ローラ31とによって狭い流路が形成される。これにより、例えば基材を接触部材よりも左右方向内側にまったく延出させない構造に比べ、現像ローラ31の回転によって接触部材220の左右方向内側の縁に沿って流れるトナーの勢いを弱めることができるので、前述したコーナー部CP付近からのトナー漏れを抑えることができる。ちなみに、本実施形態のような第2延出部212および第3延出部213を設けずに、例えばシール延出部211を開口51近傍まで延びるように形成した場合にも、前述と同様の効果を得ることができる。
なお、図7(b)に示すように、ブレードゴム部120の切欠121の左右方向外側に、ブレードゴム部120の中央部と同じ断面形状の端部125を設けることで、当該端部125によって、第1側面123に沿って左右方向外側に勢いよく流れてくるトナーを抑えることも考えられるが、このような構造では以下のような問題がある。この構造では、端部125の回転方向上流側の角部がR形状(曲面形状)であるため(図8(a)参照)、現像ローラ31の端部とブレードゴム部120の端部125との間にトナーが入りやすい。
一方、現像ローラ31の端部は、筐体50で支持される関係上、中央部よりもブレードゴム部120との接触圧が高い。そのため、ブレードゴム部120の端部125の角部がR形状である場合には、ブレードゴム部120の端部125と現像ローラ31の端部との間に入ったトナーが高い接触圧により溶融し、その後固化することで、固化したトナーにより現像ローラ31等が削られて、トナー漏れの原因となるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、図5(c)に示すように、ブレードゴム部120の端部にエッジ部123Aを設けるので、当該エッジ部123Aにより現像ローラ31上のトナーを筐体50内に掻き落とすことができ、現像ローラ31の端部とブレードゴム部120の端部との間にトナーが入り込むのを抑えることができる。さらに、エッジ部123Aの範囲内に配置したシール延出部211により、トナーの勢いが抑えられるので、現像ローラ31の端部とブレードゴム部120の端部との間にトナーが入り込むのをより抑えることができる。
なお、シール延出部211と現像ローラ31との間にトナーが入ったとしても、シール延出部211と現像ローラ31との間に空間があることから、これらの間でトナーが溶融して固着することはない。また、仮にシール延出部と現像ローラとが接触していたとしても、シール延出部がブレードゴム部よりも柔らかいため、シール延出部および現像ローラ間の接触圧が低く、これらの間でトナーが溶融して固着することはない。
また、本実施形態では、基材210の一部(シール延出部211)を、トナーの流れの勢いを抑えるための抑制部として機能させているので、例えば抑制部を基材などの既存の部品とは別の部材で構成する構造に比べ、部品点数を削減することができる。
また、シール延出部211の回転方向上流側に、シール延出部211よりも左右方向内側に延出する第2延出部212を設けることで、トナーがブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPに向かうのを第2延出部212によって抑えることができるので、トナーが接触部材220に勢いよく流れ込むのをより抑制することができる。
また、第2延出部212の回転方向上流側に、第2延出部212よりも左右方向内側に延出する第3延出部213を設けることで、トナーがブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPに向かうのを第3延出部213によって抑えることができるので、トナーが接触部材220に勢いよく流れ込むのをさらに抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、以下の説明において、前記実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、基材210の一部を抑制部(第1延出部)として機能させたが、本発明はこれに限定されず、第1延出部は、ブレードゴム部および接触部材とは異なる部材であればよい。例えば図9(a),(b)に示すように、ブレード本体110の一部を抑制部(第1延出部)として機能させてもよい。
具体的に、この形態では、ブレード本体110の両端部111のうちブレードゴム部120の第1側面123よりも下側に延出する下端部111Aの左右方向内側の内側部A1が、抑制部として機能している。
詳しくは、内側部A1は、ブレード延出部の一例であり、ブレードゴム部120の第1側面123よりも下側(回転方向上流側)に延出するとともに、接触部材220の端面221よりも左右方向内側に延出することで、前後方向から見て、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPに配置されている。言い換えると、内側部A1は、ブレードゴム部120の第1側面123よりも下側に延出するとともに、接触部材220の端面221よりも左右方向内側に延出することで、図10に示すように、現像ローラ31と間隔を空けて対向している。
このようにブレード本体110の内側部A1をブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPに配置した場合であっても、この内側部A1によって、ブレードゴム部120の第1側面123に沿って左右方向外側に流れてくるトナーの勢いを弱めることができるので、トナー漏れを抑制することができる。詳しくは、内側部A1を設けることによって、ブレードゴム部120と接触部材220との間のコーナー部CPの空間が前述したγ方向に開放されず、内側部A1と現像ローラ31との間に狭い流路が形成されることになるので、この狭い流路によって、トナーの勢いを弱めることができる。また、ブレード本体110の一部(内側部A1)を抑制部として機能させているので、例えば抑制部をブレード本体などの既存の部品とは別の部材で構成する構造に比べ、部品点数を削減することができる。
前記実施形態では、シール延出部211を基材210の一部としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図11(a),(b)に示すように、シール延出部131を、ブレード側シール130の一部として形成してもよい。この場合にも、現像ローラ31とシール延出部131との間で形成される流路のγ方向の間隔をより小さくすることができる。
前記実施形態では、回転方向上下流側の端部の角部がR形状となるブレードゴム部120に切欠121を形成することでエッジ部123Aを形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、矩形の平板状のブレードゴム部320の中央部(画像形成領域を含む範囲)の角部をR形状に形成することで、R形状部321と、エッジ部322とを形成するようにしてもよい。
前記実施形態では、第1側面123を第2側面124から接触部材220の端面221まで直線状に延びるように形成したが、本発明はこれに限定されず、例えば図13(a),(b)に示すように、第1側面123と接触部材220の端面221との間に、傾斜面122を設けてもよい。
具体的に、この形態では、第1側面123が、第2側面124からシール延出部211の左右方向内側の面まで延びている。そして、傾斜面122は、ブレードゴム部120の左右方向の両端部に設けられており、第1側面123の左右方向外側の端縁から左右方向外側に向かうにつれて現像ローラ31の回転方向上流側へ向かい、接触部材220の端面221まで延びている。言い換えると、傾斜面122は、接触部材220の端面221から左右方向内側に向かうにつれて現像ローラ31の回転方向下流側へ延びている。
これによれば、ブレードゴム部120の傾斜面122で掻き取られたトナーが、傾斜面122に沿って移動することで左右方向内側、すなわち、サイドシール200とは反対側へ向けて移動する。これにより、傾斜面122で掻き取られたトナーがサイドシール200へ勢いよく流れ込まないので、トナーの漏れをより抑制することができる。
また、傾斜面122は、ブレードゴム部120が現像ローラ31に接触する範囲内(図において2点鎖線で仕切られ、かつ、斜線のハッチングを施した範囲)に設けられていてもよい。これによれば、傾斜面122の全体が現像ローラ31に接触するので、傾斜面122の一部のみが摩耗するのを抑制することができる。
なお、傾斜面122の現像ローラ31の回転軸線方向に対する角度は、例えば、30°〜60°とすることができる。また、傾斜面122の左右方向の幅は、例えば、0.5〜3mm、好ましくは、1〜3mmとすることができる。
前記実施形態では、シール部材を接触部材(表層)と基材(基層)とブレード側シール(基層)とで構成、つまり3層で構成したが、本発明はこれに限定されず、例えばシール部材を2層で構成してもよいし、4層以上で構成してもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1が備える現像カートリッジ28に本発明を適用したが、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などが備える現像装置に本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、現像カートリッジ28に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像カートリッジとドラムユニットが一体に構成されたプロセスカートリッジや、トナーを収容するトナーカートリッジからトナーが供給される現像器などの他の現像装置に本発明を適用してもよい。
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
50 筐体
100 層厚規制ブレード
110 ブレード本体
120 ブレードゴム部
120A 端面
200 サイドシール
210 基材
211 シール延出部
220 接触部材
221 端面

Claims (11)

  1. 回転軸線を有する現像ローラと、
    前記現像ローラの周面に接触する層厚規制ブレードと、
    前記回転軸線方向の前記現像ローラの端部において、前記現像ローラの周面に接触するように配置されるシール部材と、を備え、
    前記層厚規制ブレードは、ブレード本体と、前記回転軸線方向に延びるように前記ブレード本体に設けられ、前記現像ローラの周面に接触するブレードゴム部と、を有し、
    前記シール部材は、基層と、前記基層に支持され、前記現像ローラの周面と接触する表層と、を備え、
    前記表層は、前記回転軸線方向において、前記ブレードゴム部と隣接するように配置され、
    前記表層よりも前記回転軸線方向の内側に延出するとともに、前記ブレードゴム部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に延出する第1延出部が備えられ、
    前記第1延出部は、前記ブレードゴム部および前記表層とは異なる部材で構成され、前記現像ローラに対向することを特徴とする現像装置。
  2. 前記基層が、前記第1延出部を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記ブレード本体が、前記第1延出部を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記ブレードゴム部の前記回転軸線方向の端部は、前記回転軸線方向に延びて前記現像ローラと接触するエッジ部を有し、
    前記第1延出部は、前記回転軸線方向において、前記エッジ部の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記基層は、前記第1延出部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に配置され、かつ、前記第1延出部よりも前記回転軸線方向内側に延出する第2延出部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記基層は、前記第2延出部よりも前記現像ローラの回転方向上流側に配置され、かつ、前記第2延出部よりも前記回転軸線方向内側に延出する第3延出部を有することを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記第1延出部の前記回転軸線方向の長さは、0.5mm以上3mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記第1延出部の前記回転方向の長さは、1mm以上であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記ブレードゴム部は、前記回転軸線方向の端部に、前記表層から前記回転軸線方向の内側に向かうにつれて前記現像ローラの回転方向下流側へ延びる傾斜面を有していることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記傾斜面は、前記ブレードゴム部が前記現像ローラに接触する範囲内に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の現像装置。
  11. 現像剤を収容するように構成される筐体を備え、
    前記ブレードゴム部における前記回転方向上流側端と前記表層における前記回転軸線方向の内側端とが接触する接触点から前記ブレードゴム部に沿って前記筐体内に向かう方向において、前記第1延出部は、前記接触点と対向することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の現像装置。
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