JP2005189346A - 現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像カートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 弾性部材の破損を防止しつつ摺擦部材を交換することができ、リサイクルにおける作業効率の向上およびコストの低減化を図ることのできる現像カートリッジおよびその現像カートリッジを備えるプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 筐体フレーム52における現像ローラ31の軸方向両端部に配置され、筐体フレーム52の外側へのトナーの漏れを防止するためのサイドシール64を、筐体フレーム52に貼着されるスポンジシール部材65と、そのスポンジシール部材65を被覆する摺擦シール部材66とで構成し、摺擦シール部材66をスポンジシール部材65に貼着せずに、摺擦シール部材66の長手方向両端部を、スポンジシール部材65の上端部上方の板ばね部材59の上側貼着部78と、スポンジシール部材65の下端部下方の筐体フレーム52の下端貼着部77とに、両面テープ84を介して貼着する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、レーザプリンタなど画像形成装置、および、その画像形成装置に装着される現像カートリッジおよびプロセスカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、通常、現像カートリッジを備えるプロセスカートリッジが、装置本体に着脱自在に装着されている。現像カートリッジは、その筐体内に、トナーが収容されており、その収容されているトナーを担持する現像ローラが、筐体の開口部において回転可能に設けられている。
画像形成装置では、この現像カートリッジをプロセスカートリッジに装着して、現像ローラを、感光ドラムと対向させた状態で回転駆動させることによって、感光ドラムに形成されている静電潜像を現像し、現像されたトナー像を用紙に転写することにより、画像を形成するようにしている。
そして、このような現像カートリッジには、通常、現像ローラに担持されているトナーが、筐体外へ漏れることを防止するためのサイドシールが設けられている。たとえば、このようなサイドシールを、筐体に貼着されウレタンスポンジからなるスポンジシール部材と、そのスポンジシール部材に支持される状態で、そのスポンジシール部材の上面に貼着されフェルトや織物からなる摺擦シール部材とから構成することが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−195630号公報
しかるに、近年、環境を保護し、廃棄物を低減する観点より、現像カートリッジのリサイクルが検討され、実施されている。
一方、このようなリサイクルにおいては、現像ローラに摺擦していた摺擦シール部材は、傷んでいる可能性が高いため、これを交換する必要がある。しかし、摺擦シール部材をスポンジシール部材から引き剥がすと、その摺擦シール部材が貼着されていたスポンジシール部材の表面が剥離により破損するため、スポンジシール部材を交換する必要をも生じる。
しかし、スポンジシール部材を、筐体からきれいに剥がして、再度貼着するには、非常に手間がかかり、リサイクルにおける作業効率の向上を図ることが困難となる。また、スポンジシール部材の交換によるコストの上昇を生じる。
本発明の目的は、シール部材を構成する弾性部材の破損を防止しつつ摺擦部材を交換することができ、リサイクルにおける作業効率の向上およびコストの低減化を図ることのできる、現像カートリッジ、および、その現像カートリッジを備えるプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、現像剤を収容し開口部が形成される筐体と、前記筐体の開口部に回転可能に設けられ現像剤を担持する現像剤担持部材と、前記筐体における前記現像剤担持部材の長手方向両端部に配置され、前記筐体外への現像剤の漏れを防止するためのシール部材とを備える現像カートリッジにおいて、前記シール部材は、前記筐体に支持される弾性部材と、前記弾性部材を被覆するように設けられ、前記現像剤担持部材とその表面が摺擦する摺擦部材と、前記摺擦部材の裏面に設けられ、前記摺擦部材を貼着するための貼着層とを備え、前記貼着層の貼着領域を、前記弾性部材と前記摺擦部材とが重なり合わない部分において、前記摺擦部材と前記筐体との間に介在される第1部分と、前記弾性部材と前記摺擦部材とが重なり合う部分において、前記摺擦部材と前記弾性部材との間に介在される第2部分とに区分した場合に、前記貼着層は、少なくとも前記第1部分に設けられており、前記貼着層が前記第2部分に設けられる場合には、その貼着層の貼着面積が、前記摺擦部材と前記弾性部材との接触面積に対して、半分未満の面積であることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材を貼着するための貼着層が、少なくとも第1部分に設けられる一方で、第2部分に設けられる場合には、その貼着層の貼着面積が、摺擦部材と弾性部材との接触面積に対して、半分未満の面積であるので、第1部分において、摺擦部材を筐体にしっかりと固定できながら、かつ、第2部分において、摺擦部材の弾性部分に対する貼着面積を低減することができる。そのため、現像カートリッジのリサイクルにおいて、摺擦部材を交換するときには、使用済みの摺擦部材を、弾性部材の損傷を低減しつつ、引き剥がすことができるので、弾性部材の交換を低減することができる。その結果、現像カートリッジのリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記貼着層が、前記第1部分のみに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材が、第1部分において貼着層を介して筐体に対して貼着される一方で、第2部分において貼着層を介して弾性部材に対して貼着されない。そのため、現像カートリッジのリサイクルにおいて、摺擦部材を交換するときには、使用済みの摺擦部材を、弾性部材からきれいに剥がすことができる。その結果、弾性部材の交換をより一層低減することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記貼着層が、前記第1部分および前記第2部分の両方に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材が、第1部分において貼着層を介して筐体に対して貼着され、かつ、第2部分においても貼着層を介して弾性部材に対して貼着される。そのため、摺擦部材を強固に固定して、現像剤の漏れをより一層確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記現像剤担持部材を押圧して、前記現像剤担持部材に現像剤の薄層を形成するための層厚規制部材を備え、前記貼着層は、少なくとも前記層厚規制部材と隣り合う部分に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、貼着層が、現像剤が最も漏れやすい層厚規制部材と隣り合う部分に、少なくとも設けられるので、その部分において、摺擦部材をしっかりと貼着することができる。その結果、現像剤が最も漏れやすい部分からの現像剤の漏れを確実に防止して、シール性の向上を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記貼着層における前記層厚規制部材と隣り合う部分の厚さが、前記摺擦部材を、前記貼着層を介して貼着したときに、前記摺擦部材の表面が前記層厚規制部材の表面と同じかそれより高くなるような厚さに設定されていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材を貼着したときに、摺擦部材の表面と層厚規制部材の表面との高さを調整するための部材を別途設けずとも、摺擦部材の表面が層厚規制部材の表面と同じかそれより高くなるので、摺擦部材によって、その摺擦部材に隣り合う層厚規制部材からの現像剤の漏れを塞き止めることができる。そのため、簡易かつ確実に、現像剤の漏れを防止することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記貼着層は、少なくとも前記摺擦部材における前記現像剤担持部材が摺擦しない部分に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、現像剤担持部材が摺擦部材に摺擦しない部分において、摺擦部材が粘着層を介して貼着される。そのため、耐久劣化の少ない部分において、摺擦部材を貼着することができるので、シール性の向上を図ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記第1部分が、前記現像剤担持部材の移動方向における前記摺擦部材の両端部に配置され、前記第2部分が、前記現像剤担持部材の移動方向における各前記第1部分に挟まれる中間部に配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、第1部分が、現像剤担持部材の移動方向における摺擦部材の両端部に配置され、第2部分が、各第1部分に挟まれる中間部に配置される。そのため、第2部分の両側の各第1部分において、摺擦部材を、粘着層を介して筐体に貼着することができる。その結果、摺擦部材を確実に固定して、シール性の向上を図ることができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記貼着層が、前記両端部の前記第1部分に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材の両端部が、貼着層を介して貼着されるので、摺擦部材の両端部を確実に固定することができる。そのため、摺擦部材の両端部を固定することにより、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記貼着層が、前記両端部の前記第1部分と、その両端部に設けられる前記貼着層と所定間隔を隔てて、前記中間部の前記第2部分内とに設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材の両端部および中間部が、貼着層を介して貼着されるので、摺擦部材の両端部および中間部を確実に固定することができる。そのため、摺擦部材の両端部、さらには中間部を固定して、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、中間部の固定により、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記貼着層が、前記現像剤担持部材の移動方向と直交する方向における前記摺擦部材の一方側端部において、前記現像剤担持部材の移動方向に沿って、前記両端部の第1部分および前記中間部の第2部分に連続して設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材の一方側端部が、第1部分および第2部分に連続して貼着されるので、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記貼着層が、前記摺擦部材における前記現像剤担持部材の長手方向内側の一方側端部に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材における現像剤担持部材の長手方向内側の一方側端部が、第1部分および第2部分に連続して貼着されるので、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、現像剤担持部材の長手方向内側において、摺擦部材の一方側端部を固定することによる、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記貼着層が、前記現像剤担持部材の移動方向と直交する方向における前記摺擦部材の両側端部において、前記現像剤担持部材の移動方向に沿って、前記両端部の第1部分および前記中間部の第2部分に連続して設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、摺擦部材の両側端部が、第1部分および第2部分において、連続して貼着されるので、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、摺擦部材の両側端部を固定することによる、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の発明において、前記貼着層は、1つの片が、同方向において同幅で延びるように形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、粘着層の加工および形成の容易化と、摺擦部材の貼着の容易化とを図ることができる。
また、請求項14に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジを備えていることを特徴としている。
このような画像形成装置では、リサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図れる現像カートリッジが装着されるので、ランニングコストの低減化や廃棄物の低減化を図ることができる。
また、請求項15に記載の発明は、プロセスカートリッジであって、請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジを備え、画像形成装置に着脱自在に設けられることを特徴としている。
このようなプロセスカートリッジでは、リサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図れる現像カートリッジが装着されるので、ランニングコストの低減化や廃棄物の低減化を図ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、現像カートリッジのリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、弾性部材の交換をより一層低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、摺擦部材を強固に固定して、トナーの漏れをより一層確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現像剤が最も漏れやすい部分からの現像剤の漏れを確実に防止して、シール性の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、簡易かつ確実に、現像剤の漏れを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、耐久劣化の少ない部分において、摺擦部材を貼着することができるので、シール性の向上を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、摺擦部材を確実に固定して、シール性の向上を図ることができる。
請求項8に記載の発明によれば、摺擦部材の両端部を固定することにより、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、摺擦部材の両端部、さらには中間部を固定して、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、中間部の固定により、シール性のさらなる向上を図ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、現像剤担持部材の長手方向内側において、摺擦部材の一方側端部を固定することによる、シール性のさらなる向上を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、摺擦部材の弾性部材からの容易な剥離を確保しつつ、摺擦部材の両側端部を固定することによる、シール性のさらなる向上を図ることができる。
請求項13に記載の発明によれば、粘着層の加工および形成の容易化と、摺擦部材の貼着の容易化とを図ることができる。
請求項14に記載の発明によれば、ランニングコストの低減化や廃棄物の低減化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、ランニングコストの低減化や廃棄物の低減化を図ることができる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5を備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられる用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10および11と、紙粉取りローラ10および11に対し用紙3の搬送方向下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3をスタック可能に設けられ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされている。また、用紙押圧板7は、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙ローラ8および給紙パット9は、互いに対向状に設けられ、給紙パット9の裏側に設けられるばね13によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。
用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10および11によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に搬送される。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3をレジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する感光ドラム27と転写ローラ30との間)に搬送する。
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25とを備えている。
マルチパーパス側給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に設けられ、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に設けられるばね25aによって、マルチパーパス側給紙パット25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって押圧されている。
マルチパーパストレイ14上に積層される用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパーパス側給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22、23および24を備えている。
レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22および23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ17の後述する感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナユニット16の下方において、本体ケーシング2に着脱可能に設けられ、図2に示すように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ26と、そのドラムカートリッジ26に設けられる、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30とを備えている。
現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されており、筐体51と、その筐体51内に設けられる、供給ローラ33、現像剤担持部材としての現像ローラ31、層厚規制部材としての層厚規制ブレード32とを備えている。
筐体51は、筐体フレーム52と、層厚規制ブレード32を取り付けるための取付部材58とを備えている。
筐体フレーム52は、ドラムカートリッジ26に装着された状態において、感光ドラム27と対向する側(以下、前側とする。)に開口部40が形成されるボックス形状をなし、その開口部40を含む前側に現像室34aと、その現像室34aに対して開口部40と反対側(以下、後側とする。)にトナー収容室34bとを備えている。現像室34aとトナー収容室34bとの間には、仕切板37が設けられている。この仕切板37は、現像室34aとトナー収容室34bとを連通させるために、下方が開放されるように形成されている。
また、筐体フレーム52の両側壁53の後側には、トナー収容室34bを挟んで互いに対向するトナー残量検知用の窓38が設けられている。
また、筐体フレーム52の両側壁53の前側には、図3に示すように、現像ローラ31を装着するための現像ローラ支持孔54が形成されている。各現像ローラ支持孔54は、両側壁53の前側端部が後側に向かって略U字状に切り欠かれるように形成され、現像ローラ31のローラ軸31aを受け入れるように設けられている。
また、筐体フレーム52の両側壁53の前側であって、現像ローラ支持孔54の後側には、供給ローラ支持部68が設けられている。各供給ローラ支持部68は、図5および図6に示すように、両側壁53において供給ローラ33のローラ軸33aの両端部が挿通される供給ローラ挿通孔69と、供給ローラ挿通孔69を囲むように設けられる供給ローラ支持板70とを備えている。各供給ローラ支持板70は、各側壁53から幅方向(現像ローラ31の軸方向と同方向、以下同じ。)内側に延び、上板71、下板72および内側側板73からなる、前側が開放される断面略コ字状に形成されている。内側側板73は、側壁53と所定間隔を隔てて対向配置されており、供給ローラ33のローラ軸33aを挿通して支持する供給ローラ支持孔74が、供給ローラ挿通孔69と幅方向において対向するように形成されている。
また、筐体フレーム52には、図3および図5に示すように、現像ローラ支持孔54が設けられている両側壁53の幅方向内側において、後述するサイドシール64を貼着するための中間貼着部75および下側貼着部76が設けられている。
中間貼着部75は、上板71の前側から連続するように上方に向かって屈曲され、後述する現像ローラ31の表面に沿うように形成されている。なお、中間貼着部75の上方には、後述するブレードサイドシール56を支持するための略断面L字状のブレードサイドシール支持部79が、中間貼着部75と連続するように形成されている。
下側貼着部76は、下板72の前側から連続するように斜め前側下方に向かって屈曲され、後述する現像ローラ31の表面に沿う湾曲状に形成されている。なお、下側貼着部76は、その下端部が折り返し状に屈曲され、その折り返された裏側まで貼着できるように形成されている。
また、取付部材58は、図4に示すように、筐体フレーム52の開口部40の上側において、筐体フレーム52の幅方向全体にわたって設けられ、図5に示すように、板ばね部材59と、バックサポート部材60と、フロントサポート部材61と、ねじ62とを備えている。
板ばね部材59は、略細長矩形板状をなし、開口部40における現像ローラ31の上方に配置されている。なお、この板ばね部材59の下端部は、現像ローラ31の斜め後側上方において、現像ローラ31と対向するように配置されており、この下端部に、後述するように、層厚規制ブレード32が設けられている。また、この板ばね部材59の幅方向両端部は、後述するサイドシール64を貼着するための上側貼着部78とされている。
バックサポート部材60は、略細長矩形板状をなし、板ばね部材59の裏面において、板ばね部材59の上部と対向配置されている。
フロントサポート部材61は、略細長矩形板状であって、断面略L字状をなし、板ばね部材59の表面において、板ばね部材59の上部と対向配置されている。
そして、この取付部材58は、板ばね部材59の上部が、バックサポート部材60とフロントサポート部材61との間で挟持された状態で、ねじ62によって、筐体フレーム52の開口部40の上側に固定されている。
トナー収容室34bには、図2に示すように、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーは、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像を形成することができる。なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。また、トナーの平均粒径は、約6〜10μmである。
また、トナー収容室34bの中心には、幅方向に沿って回転軸35が設けられている。この回転軸35には、トナー収容室34b内のトナーを攪拌するためのアジテータ36と、窓38を清掃するためのクリーナ39とが設けられている。
そして、トナー収容室34b内のトナーは、回転軸35が矢印方向(時計方向)へ回転すると、その回転軸35に支持されるアジテータ36により攪拌されて、仕切板37の下方の開放口から現像室34aに放出される。なお、この回転軸35の回転により、窓38がクリーナ39によって清掃される。
供給ローラ33は、現像室34a内に配置され、トナー供給口37の斜め前側下方において、矢印方向(反時計方向)に回転可能に設けられている。この供給ローラ33は、図6に示すように、金属製のローラ軸33aに、導電性のスポンジからなるローラ部33bが被覆されている。
また、この供給ローラ33は、ローラ軸33aの両端部が、供給ローラ支持孔74および供給ローラ挿通孔69に挿通された状態で、回転可能に支持されている。そして、ローラ部33bの軸方向両端部の端面が、後述するスポンジシール部材65に当接することで、軸方向が位置決めされている。
なお、供給ローラ支持板70には、内側側板73と側壁53との間において、ローラ軸33aの周りに、トナーの漏れを防止するためのスポンジからなるローラ軸シール部材80が設けられている。
現像ローラ31は、図2に示すように、現像室34a内に配置され、筐体フレーム52の開口部40において、供給ローラ33と斜め前側上方において対向する状態で、矢印方向(反時計方向)に回転可能に設けられている。
この現像ローラ31は、金属製のローラ軸31aに、導電性の弾性ゴムからなるローラ部31bが被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部31bは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ層の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。
そして、この現像ローラ31は、ローラ軸31aの両端部が、各現像ローラ支持孔54(図3参照)に受けられた状態で、回転可能に支持されている。
なお、現像ローラ31には、現像時において、現像バイアスが印加される。
また、これら供給ローラ33と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
層厚規制ブレード32は、現像室34aに配置され、板ばね部材59の下端部において、現像ローラ31の軸方向に沿って設けられている。この層厚規制ブレード32は、断面略半円形状をなし、絶縁性のシリコーンゴムから形成されている。
この層厚規制ブレード32は、板ばね部材59の弾性力によって現像ローラ31の表面を斜め後側上方から押圧する状態で、板ばね部材59に支持されている。
なお、層厚規制ブレード32は、図4に示すように、板ばね部材59の幅方向両端部の上側貼着部78より内側において、各上側貼着部78で挟まれる板ばね部材59の幅方向にわたって設けられている。
そして、図2に示すように、仕切板37の下方の開放口から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴なって、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、現像ローラ31の前側において、その現像ローラ31と対向するような状態で矢印方向(時計方向)に回転可能に設けられている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地され、その表面部分がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27と接触しないように、所定間隔を隔てて設けられている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であって、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電する。
そして、感光ドラム27の表面は、その感光ドラム27の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成され、感光ドラム27の表面に、トナー像が担持される。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、感光ドラム27と対向配置され、ドラムカートリッジ26に、矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性の弾性ゴムからなるローラ部が被覆されている。なお、転写ローラ30には、転写時において、転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム27の表面上に担持されたトナー像は、レジストローラ12から搬送されてくる用紙3が、感光ドラム27と転写ローラ30との間(転写位置)を通る間に、その用紙3に転写される。
定着部18は、図1に示すように、プロセスカートリッジ17の側方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。定着部18は、加熱ローラ41、加圧ローラ42、および、1対の搬送ローラ43を備えている。
加熱ローラ41は、金属製のローラと、そのローラ内に加熱のためのハロゲンランプとを備えている。また、加圧ローラ42は、加熱ローラ41の下方において、加熱ローラ41を押圧するように対向配置されている。また、1対の搬送ローラ43は、加熱ローラ41および加圧ローラ42の用紙3の搬送方向下流側に配置されている。
そして、この定着部18では、転写位置において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を1対の搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。
本体ケーシング1の上面には、用紙3をスタック可能に受ける排紙トレイ46が設けられている。
また、排紙トレイ46における定着部18が対向する側の上方には、排紙ローラ45が設けられている。この排紙ローラ45は、正逆回転可能に設けられ、排紙トレイ46上に用紙3を排紙する場合には、正方向に回転し、後述するように、用紙3を反転させる場合には、逆方向に回転する。
また、排紙ローラ45と定着部18の搬送ローラ43との間には、用紙3を搬送するための搬送パス44が設けられている。
そして、定着部18から排紙パス44に搬送された用紙3は、その排紙パス44から排紙ローラ45に搬送され、その排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
また、このレーザプリンタ1には、用紙3の両面に画像を形成するための反転搬送部47が設けられている。この反転搬送部47は、反転搬送パス48と、フラッパ49と、複数の反転搬送ローラ50とを備えている。
反転搬送パス48は、排紙ローラ45から反転搬送ローラ50まで用紙3を搬送することができるように設けられており、その上流側端部が、排紙ローラ45の近くに配置されるとともに、その下流側端部が、最も上流側の反転搬送ローラ50の近くに配置されている。
フラッパ49は、排紙パス44と反転搬送パス48との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けられている。このフラッパ49は、図示しないソレノイドの励磁または非励磁により、排紙ローラ45によって反転された用紙3の搬送方向を、排紙パス44に向かう方向から、反転搬送パス48に向かう方向に切り換えるように、揺動される。
反転搬送ローラ50は、画像形成部5の下方であって、給紙トレイ6の上方において、略水平方向に複数設けられており、最も上流側の反転搬送ローラ50が、反転搬送パス48の後端部の近くに配置され、最も下流側の反転搬送ローラ50が、レジストローラ12の下方に配置されている。
そして、用紙3の両面に画像を形成する場合には、この反転搬送部47が、次のように動作される。すなわち、一方の面に画像が形成された用紙3が搬送ローラ43によって排紙パス44から排紙ローラ45に搬送されてくると、排紙ローラ45は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、この用紙3を一旦外側(排紙トレイ46側)に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側に送られ、用紙3の後端が排紙ローラ45に挟まれたときに、正回転を停止する。次いで、排紙ローラ45が逆回転し、フラッパ49が、用紙3が反転搬送パス48に搬送されるように、搬送方向を切り換えて、用紙3を前後逆向きの状態で反転搬送パス48に搬送する。なお、フラッパ49は、用紙3の搬送が終了すると、元の状態、すなわち、搬送ローラ43から搬送される用紙3を排紙ローラ45に搬送する状態に切り換えられる。
次いで、反転搬送パス48に逆向きに搬送された用紙3は、反転搬送ローラ50に搬送され、この反転搬送ローラ50から、上方向に反転されて、レジストローラ12に搬送される。レジストローラ12に搬送された用紙3は、裏返しの状態で、再び、レジスト後に、画像形成部5の転写位置に向けて搬送され、これによって、用紙3の両面に画像が形成される。
また、このレーザプリンタ1では、転写ローラ30によって用紙3に転写された後に感光ドラム27の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ31によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収している。このようなクリーナレス方式によって、感光ドラム27の表面上の残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
そして、このようなレーザプリンタ1において、現像カートリッジ28には、現像ローラ31に担持されるトナーが、現像時において回転する現像ローラ31の軸方向両端部から、筐体フレーム52の外へ漏れることを防止するためのシール部材としてのサイドシール64が、現像ローラ31の軸方向両端部にそれぞれ設けられている。
以下、図3ないし図6を参照して、サイドシール64を、現像ローラ31の軸方向両端部のシール構造とともに詳述する。なお、図3ないし図5では、現像ローラ31の軸方向一端部側のみを示しており、以下の説明では、その軸方向一端部側のみを説明するが、現像ローラ31の軸方向他端部側も、同様の構成とされている。
図3において、この現像カートリッジ28では、現像ローラ支持孔54が設けられている側壁53に隣接して、図5に示すように、サイドシール64、アッパサイドシール55、ブレードサイドシール56、および、図3に示すように、ロアサイドシール57が設けられている。この現像カートリッジ28では、これらサイドシール64、アッパサイドシール55、ブレードサイドシール56およびロアサイドシール57によって、現像ローラ31の軸方向端部におけるトナーの漏れを防止している。
アッパサイドシール55は、図5に示すように、ウレタンスポンジなどからなり、厚みのある略矩形板状に形成されている。このアッパサイドシール55は、側壁53に隣接する筐体フレーム52の幅方向端部の上部において、取付部材58のバックサポート部材60を裏面(後面)から受けるように、両面テープによって筐体フレーム52に貼着されている。
ブレードサイドシール56は、ウレタンスポンジなどからなり、厚みのある略矩形板状に形成されている。このブレードサイドシール56は、アッパサイドシール55の下方において、取付部材58の板ばね部材59の裏面(後面)と、筐体フレーム52のブレードサイドシール支持部79との間に配置され、両面テープによって、板ばね部材59の裏面(後面)に貼着されている。
また、図3に示すように、ロアサイドシール57は、厚みのある略矩形板状をなし、ウレタンスポンジからなり、筐体フレーム52の幅方向端部であって、次に述べるサイドシール64の内側に隣接して配置され、筐体フレーム52の下部表面に両面テープによって貼着されている。このロアサイドシール57を設けることにより、次に述べるサイドシール64とロアフィルム67(図2参照)とが取り付けられる境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。
そして、サイドシール64は、現像ローラ支持孔54が設けられている側壁53の幅方向内側において、現像ローラ31の表面と摺接するように設けられている。このサイドシール64は、弾性部材としてのスポンジシール部材65と、そのスポンジシール部材65を被覆するように設けられる摺擦部材としての摺擦シール部材66とを備えている。
スポンジシール部材65は、図3(a)に示すように、ウレタンスポンジなどの弾性発泡体からなり、より具体的には、ウレタンスポンジの中でも、比較的剛性が高く永久変形が起こりにくい、高密度マイクロセルウレタンフォーム(商品名:ポロン、ロジャースイノアック社製)から形成されている。なお、この高密度マイクロセルウレタンフォームは、その硬度が、25%圧縮荷重において、0.001〜0.05MPaであり、より好ましくは、0.005〜0.025MPaである。このスポンジシール部材65は、現像ローラ31の装着時に、圧縮されて所定の押圧力を発現するような、ある程度の厚みのシート状に形成されている。
また、このスポンジシール部材65は、略矩形状の基部81と、基部81の長手方向(すなわち、現像ローラ31の回転方向)中央部から筐体51の幅方向内側に向かって矩形状に突出する内側突出部82と、基部81の長手方向両端部から筐体フレーム52の幅方向外側に向かって矩形状に突出する外側突出部83とが一体的に形成されている。
このスポンジシール部材65は、各外側突出部83が側壁53に接触することによって、筐体フレーム52の幅方向での位置決めがなされ、また、図5に示すように、その上端部が、ブレードサイドシール56の下端部に圧接され、図4(a)に示すように、スポンジシール部材65の下端部がロアサイドシール57と幅方向において重なる状態で、内側突出部82の下端部が、ロアサイドシール57の上端部に圧接されることによって、筐体フレーム52の上下方向での位置決めがなされている。
そして、このスポンジシール部材65は、図5に示すように、両面テープによって、供給ローラ支持部68を挟んで中間貼着部75から下側貼着部76の上部にわたって貼着され、筐体フレーム52によって支持されている。このように貼着されることで、スポンジシール部材65は、長手方向において、その上端部が、板ばね部材59の上側貼着部78と隣接し、その下端部が、筐体フレーム52の下側貼着部76の下部と隣接するように配置される。
このように、スポンジシール部材65の上端部を、ブレードサイドシール56に圧接させれば、スポンジ同士の接触により、スポンジシール部材65とブレードサイドシール56との境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。また、スポンジシール部材65の下端部を、ロアサイドシール57と幅方向において重ねれば、スポンジ同士の接触により、スポンジシール部材65とロアサイドシール57との境界部分におけるトナーの漏れを防止することができる。
摺擦シール部材66は、略細長矩形状をなし、ポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系のフェルトからなり、シート状に形成されている。
この摺擦シール部材66は、図3(b)および図4に示すように、スポンジシール部材65の基部81を長手方向にわたって被覆し、さらに、スポンジシール部材65の長手方向両端部外方、すなわち、スポンジシール部材65の上端部から上方の上側貼着部78、および、スポンジシール部材65の下端部から下方の下側貼着部76の下部(以下、下端貼着部77とする。)に延びるように配置されている。
そして、この摺擦シール部材66は、粘着層としての両面テープ84を介して、筐体51に貼着されている。すなわち、両面テープ84は、1つの片が同方向において同幅で延びる略矩形状に形成されており、摺擦シール部材66を貼着するために、摺擦シール部材66の裏面に設けられている。
そして、図4に示すように、両面テープ84の貼着領域を、スポンジシール部材65と摺擦シール部材66とが重なり合わない部分において、摺擦シール部材66と筐体51との間に介在される第1部分としての非重合部分Xと、スポンジシール部材65と摺擦シール部材66とが重なり合う部分において、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との間に介在される第2部分としての重合部分Yとに区分した場合に、重合部分Xのみに設けられている。
より具体的には、図4において、非重合部分Xは、摺擦シール部材66の長手方向両端部と、その両端部に対向配置される上側貼着部78および下端貼着部77との間に相当し、重合部分Yは、摺擦シール部材66の長手方向における各非重合部分Xに挟まれる中間部と、スポンジシール部材65との間に相当する。
そして、両面テープ84は、上側の非重合部分X、すなわち、摺擦シール部材66の長手方向上側端部と、その上側端部に対向する上側貼着部78との間においては、層厚規制ブレード32の幅方向端部と隣接するように上側貼着部78の全体に設けられている。なお、上側貼着部78の上端部には、図5に示すように、仮想線で示す現像ローラ31が摺擦シール部材66に摺擦していないが、その摺擦しない部分にも、両面テープ84が設けられ、摺擦シール部材66がその上側貼着部78の上部にも貼着されている。
また、両面テープ84は、図4において、下側の非重合部分X、すなわち、摺擦シール部材66の長手方向下端部と、その下側端部に対向する下端貼着部77との間においては、図5に示すように、下側貼着部76の下端部の折り返しに沿って、裏側まで全体に設けられている。なお、下端貼着部77には、仮想線で示す現像ローラ31が摺擦シール部材66に摺擦していないが、その摺擦していない下端貼着部77に、両面テープ84が設けられ、摺擦シール部材66が下端貼着部77に貼着されている。
また、両面テープ84の厚さは、摺擦シール部材66を貼着できる程度の厚みであれば、特に制限されないが、図5に示すように、上側の非重合部分Xにおいては、摺擦シール部材66を、両面テープ84を介して上側貼着部78に貼着したときに、摺擦シール部材66の表面が、現像ローラ31が装着されていない状態において、層厚規制ブレード32の表面と同じかそれより高くなるような厚さに設定されている。両面テープ84の厚さを、このように設定することで、摺擦シール部材66の表面と層厚規制ブレード32の表面との高さを調整する部材を、別途設けることを不要とすることができる。
そして、この現像カートリッジ28では、筐体フレーム52の開口部40から、現像ローラ31のローラ軸31aを現像ローラ支持孔54に挿入させることにより、現像ローラ31が筐体フレーム52に回転可能に支持される。これによって、現像ローラ31の軸方向両端部の表面が、各摺擦シール部材66の表面と密着状に摺動可能に接触される。そのため、現像ローラ31の軸方向両端部の表面と摺擦シール部材66の表面との間において、現像時における現像ローラ31の回転による軸方向両端部から筐体フレーム52の外側へのトナーの漏れが、シールされる。
なお、この現像カートリッジ28では、筐体フレーム52の下端部の上面には、その幅方向全体にわたって、PET(ポリエチレンテレフタレート)シートやウレタンゴムフィルムなどからなるロアフィルム67(図2参照)が両面テープによって貼着されており、これによって、筐体フレーム52の下側からの漏れが防止されている。
そして、この現像カートリッジ28では、上記したように、非重合部分Xが、摺擦シール部材66の長手方向両端部に配置され、重合部分Yが、各非重合部分Xに挟まれる中間部に配置されている。そのため、重合部分Yの両側の各非重合部分X、つまり、摺擦シール部材66の長手方向両端部と、その両端部に対向配置される上側貼着部78および下端貼着部77との間において、摺擦シール部材66を貼着するための両面テープ84を設けて、各両面テープ84を介して、摺擦シール部材66を、上側貼着部78および下端貼着部77に貼着することができる。その結果、摺擦シール部材66を確実に固定して、シール性の向上を図ることができる。
しかも、この現像カートリッジ28では、摺擦シール部材66を貼着するための両面テープ84が、各非重合部分Xのみに設けられており、つまり、摺擦シール部材66が、各非重合部分Xにおいて、両面テープ84を介して上側貼着部78および下端貼着部77に対して貼着される一方で、重合部分Yでは、両面テープ84を介してスポンジシール部材65に対して貼着されていない。そのため、現像カートリッジ28のリサイクルにおいて、摺擦シール部材66を交換するときには、使用済みの摺擦シール部材66を、スポンジシール部材65からきれいに剥がすことができる。その結果、使用済みの摺擦シール部材66を、スポンジシール部材65を損傷させることなく、引き剥がすことができるので、スポンジシール部材66の交換を不要とすることができる。その結果、現像カートリッジ28のリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
また、この摺擦シール部材66は、その両端部が、両面テープ84を介して貼着されるので、摺擦シール部材66の両端部を確実に固定することができる。そのため、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
また、この摺擦シール部材66では、現像ローラ31が摺擦しない、上側貼着部78の上端部に対向する部分、および、下端貼着部77に対向する部分が、両面テープ84を介して貼着されている。そのため、耐久劣化の少ない、このような部分において、摺擦シール部材66が貼着されることで、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、上側貼着部78においては、両面テープ84が、トナーが最も漏れやすい層厚規制ブレード32と隣接する部分に設けられているので、その部分において、摺擦シール部材66を上側貼着部78にしっかりと貼着することができる。その結果、トナーが最も漏れやすい部分からのトナーの漏れを確実に防止して、シール性の向上を図ることができる。
しかも、この部分において、両面テープ84の厚さは、摺擦シール部材66を、両面テープ84を介して上側貼着部78に貼着したときに、摺擦シール部材66の表面が、層厚規制ブレード32の表面と同じかそれより高くなるような厚さに設定されている。そのため、摺擦シール部材66によって、その摺擦シール部材66に隣り合う層厚規制ブレード32からのトナーの漏れを塞き止めることができる。そのため、より確実に、トナーの漏れを防止することができる。
また、上記の実施形態では、両面テープ84を、摺擦シール部材66の両端部の非重合部分Xのみに設けたが、たとえば、図7ないし図9に示すように、摺擦シール部材66の両端部の非重合部分Xに加えて、摺擦シール部材66の中間部の重合部分Y内であって、各非重合部分Xに設けられる両面テープ84と長手方向において所定間隔を隔てた摺擦シール部材66の長手方向中央部にも設けてもよい。
なお、この摺擦シール部材66の長手方向中央部に設けられる両面テープ84も、同方向において同幅で延びる略矩形状に形成されており、摺擦シール部材66の長手方向中央部であって、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との間において、幅方向にわたって設けられている。また、この摺擦シール部材66の長手方向中央部に設けられる両面テープ84は、その貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して、半分未満の面積に設定されている。
このようにして、摺擦シール部材66を貼着すれば、両面テープ84が、各非重合部分Xに設けられる一方で、重合部分Yでは、その貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して半分未満の面積で、両面テープ84が設けられる。そのため、各非重合部分Xにおいて、摺擦シール部材66を上側貼着部78および下端貼着部77にしっかりと固定できながら、かつ、重合部分Yにおいて、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65に対する貼着面積を低減しつつ、摺擦シール部材66をスポンジシール部材65に固定することができる。その結果、現像カートリッジ28のリサイクルにおいて、摺擦シール部材66を交換するときには、使用済みの摺擦シール部材66を、スポンジシール部材65の損傷を低減しつつ、引き剥がすことができるので、スポンジシール部材65の交換を低減することができる。したがって、上記と同じく、現像カートリッジ28のリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
また、このようにして両面テープ84を、非重合部分Xおよび重合部分Yの両方に設ければ、摺擦シール部材66が、非重合部分Xにおいて両面テープ84を介して上側貼着部78および下端貼着部77に対して貼着され、かつ、重合部分Yにおいても両面テープ84を介してスポンジシール部材65に対して貼着される。そのため、摺擦シール部材66を強固に固定して、トナーの漏れをより一層確実に防止することができる。
より具体的には、摺擦シール部材66の両端部および中間部が、両面テープ84を介して貼着されるので、摺擦シール部材66の両端部および中間部を確実に固定することができる。そのため、摺擦シール部材66の両端部、さらには中間部を固定して、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65からの容易な剥離を確保しつつ、中間部の固定により、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、両面テープ84を、非重合部分Xおよび重合部分Yの両方に設ける場合には、たとえば、図10ないし図12に示すように、両面テープ84を、摺擦シール部材66における層厚規制ブレード32と隣接する幅方向内側の一方側端部において、摺擦シール部材66の長手方向に沿って、両端部の非重合部分Xおよび中間部の重合部分Yに連続して設けてもよい。
なお、このようにして設けられる両面テープ84も、同方向において同幅で延びる略矩形状に形成されており、その貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して、半分未満の面積に設定されている。
このようにして、摺擦シール部材66を貼着すれば、上記と同様に、両面テープ84が、各非重合部分Xに設けられる一方で、重合部分Yでは、その貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して半分未満の面積で、両面テープ84が設けられるので、各非重合部分Xにおいて、摺擦シール部材66を上側貼着部78および下端貼着部77にしっかりと固定できながら、かつ、重合部分Yにおいて、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65に対する貼着面積を低減しつつ、摺擦シール部材66をスポンジシール部材65に固定することができる。そのため、現像カートリッジ28のリサイクルにおいて、摺擦シール部材66を交換するときには、使用済みの摺擦シール部材66を、スポンジシール部材65の損傷を低減しつつ、引き剥がすことができるので、スポンジシール部材65の交換を低減することができる。その結果、上記と同じく、現像カートリッジ28のリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
また、このようにして両面テープ84を設ければ、摺擦シール部材66の一方側端部が、両端部の非重合部分Xおよび中間部の重合部分Yに連続して貼着されるので、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65からの容易な剥離を確保しつつ、シール性の向上を図ることができる。
しかも、両面テープ84は、層厚規制ブレード32と隣接する幅方向内側の一方側端部に設けられるので、トナーが最も漏れやすい部分からのトナーの漏れを確実に防止して、シール性の向上を図ることができる。
さらに、両面テープ84を、図13ないし図15に示すように、摺擦シール部材66における層厚規制ブレード32と隣接する幅方向両側端部において、摺擦シール部材66の長手方向に沿って、両端部の非重合部分Xおよび中間部の重合部分Yに連続して設けてもよい。
なお、このようにして設けられる両面テープ84も、1つの片が同方向において同幅で延びる略矩形状に形成されており、2つの片の合計の貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して、半分未満の面積に設定されている。
このようにして、摺擦シール部材66を貼着しても、上記と同様に、両面テープ84が、各非重合部分Xに設けられる一方で、重合部分Yでは、その貼着面積が、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との接触面積に対して半分未満の面積で、両面テープ84が設けられるので、各非重合部分Xにおいて、摺擦シール部材66を上側貼着部78および下端貼着部77にしっかりと固定できながら、かつ、重合部分Yにおいて、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65に対する貼着面積を低減しつつ、摺擦シール部材66をスポンジシール部材65に固定することができる。そのため、現像カートリッジ28のリサイクルにおいて、摺擦シール部材66を交換するときには、使用済みの摺擦シール部材66を、スポンジシール部材65の損傷を低減しつつ、引き剥がすことができるので、スポンジシール部材65の交換を低減することができる。その結果、上記と同じく、現像カートリッジ28のリサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図ることができる。
また、このようにして両面テープ84を設ければ、摺擦シール部材66の両側端部が、両端部の非重合部分Xおよび中間部の重合部分Yにおいて、連続して貼着されるので、摺擦シール部材66のスポンジシール部材65からの容易な剥離を確保しつつ、摺擦シール部材66の両側端部を固定することによる、シール性のさらなる向上を図ることができる。
また、上記した両面テープ84は、その1つの片が、同方向において同幅で延びるように形成されているので、両面テープ84の加工および形成の容易化と、摺擦シール部材66の貼着の容易化とを図ることができる。
したがって、このような現像カートリッジ28を備えるプロセスカートリッジ17、および、そのプロセスカートリッジ17を備えるレーザプリンタ1では、リサイクルにおける作業効率の向上、および、コストの低減化を図れる現像カートリッジ28が装着されるので、ランニングコストの低減化や廃棄物の低減化を図ることができる。
なお、以上に述べた実施形態では、摺擦シール部材66を、フッ素系のフェルトから形成したが、特に制限されず、たとえば、織物、編物、植毛、不織布などから形成してもよい。
また、上記の実施形態では、上側の非重合部分Xを、摺擦シール部材66の長手方向上側端部と板ばね部材59の上側貼着部78との間として説明したが、非重合部分Xは、摺擦シール部材66とスポンジシール部材65との対向部分(つまり、重合部分Y)を除く、摺擦シール部材66と筐体51との対向部分であれば、特に制限されず、たとえば、上側の非重合部分Xを、板ばね部材59を介在させないで、摺擦シール部材66と筐体フレーム52との間としてもよい。
また、これとは逆に、非重合部分Xは、摺擦シール部材66と筐体51の対向部分であれば、摺擦シール部材66と筐体フレーム52との間に、上記した板ばね部材59などのような部材、その他の部材を介在させて、摺擦シール部材66と、そのような部材との間としてもよい。
本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジを示す要部側断面図である。 図2に示す現像カートリッジにおいて、現像ローラの軸方向端部のシール構造を示す要部斜視図(但し、現像ローラは装着されていない。)であって、(a)は、サイドシールのスポンジシール部材が貼着され、供給ローラが装着されていない状態、(b)は、スポンジシール部材上に摺擦シール部材が積層されており、供給ローラが装着されている状態を示す。 図3に示すシール構造(両端部の非重合部分Xのみに両面テープが設けられている態様)を示す要部平面図である。 図4に示すシール構造を示す要部側断面図である。 図4に示すシール構造における供給ローラの縦断面図である。 図4と異なるシール構造(両端部の非重合部分Xと、中間部の重合部分Yに両面テープが設けられている態様)を示す要部平面図である。 図7に示すシール構造を示す要部側断面図である。 図8に示すシール構造における供給ローラの縦断面図である。 図4と異なるシール構造(一方側端部において、両端部の非重合部分Xと中間部の重合部分Yとに連続して両面テープが設けられている態様)を示す要部平面図である。 図10に示すシール構造を示す要部側断面図である。 図10に示すシール構造における供給ローラの縦断面図である。 図4と異なるシール構造(両側端部において、両端部の非重合部分Xと中間部の重合部分Yとに連続して両面テープが設けられている態様)を示す要部平面図である。 図13に示すシール構造を示す要部側断面図である。 図13に示すシール構造における供給ローラの縦断面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
3 用紙
17 プロセスカートリッジ
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
32 層厚規制ブレード
34b トナー収容室
40 開口部
51 筐体
64 サイドシール
65 スポンジシール部材
66 摺擦シール部材
84 両面テープ
X 非重合部分
Y 重合部分

Claims (15)

  1. 現像剤を収容し開口部が形成される筐体と、前記筐体の開口部に回転可能に設けられ現像剤を担持する現像剤担持部材と、前記筐体における前記現像剤担持部材の長手方向両端部に配置され、前記筐体外への現像剤の漏れを防止するためのシール部材とを備える現像カートリッジにおいて、
    前記シール部材は、前記筐体に支持される弾性部材と、前記弾性部材を被覆するように設けられ、前記現像剤担持部材とその表面が摺擦する摺擦部材と、前記摺擦部材の裏面に設けられ、前記摺擦部材を貼着するための貼着層とを備え、
    前記貼着層の貼着領域を、前記弾性部材と前記摺擦部材とが重なり合わない部分において、前記摺擦部材と前記筐体との間に介在される第1部分と、前記弾性部材と前記摺擦部材とが重なり合う部分において、前記摺擦部材と前記弾性部材との間に介在される第2部分とに区分した場合に、
    前記貼着層は、少なくとも前記第1部分に設けられており、
    前記貼着層が前記第2部分に設けられる場合には、その貼着層の貼着面積が、前記摺擦部材と前記弾性部材との接触面積に対して、半分未満の面積であることを特徴とする、現像カートリッジ。
  2. 前記貼着層が、前記第1部分のみに設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記貼着層が、前記第1部分および前記第2部分の両方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記現像剤担持部材を押圧して、前記現像剤担持部材に現像剤の薄層を形成するための層厚規制部材を備え、
    前記貼着層は、少なくとも前記層厚規制部材と隣り合う部分に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  5. 前記貼着層における前記層厚規制部材と隣り合う部分の厚さが、前記摺擦部材を、前記貼着層を介して貼着したときに、前記摺擦部材の表面が前記層厚規制部材の表面と同じかそれより高くなるような厚さに設定されていることを特徴とする、請求項4に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記貼着層は、少なくとも前記摺擦部材における前記現像剤担持部材が摺擦しない部分に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  7. 前記第1部分が、前記現像剤担持部材の移動方向における前記摺擦部材の両端部に配置され、前記第2部分が、前記現像剤担持部材の移動方向における各前記第1部分に挟まれる中間部に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  8. 前記貼着層が、前記両端部の前記第1部分に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の現像カートリッジ。
  9. 前記貼着層が、前記両端部の前記第1部分と、その両端部に設けられる前記貼着層と所定間隔を隔てて、前記中間部の前記第2部分内とに設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の現像カートリッジ。
  10. 前記貼着層が、前記現像剤担持部材の移動方向と直交する方向における前記摺擦部材の一方側端部において、前記現像剤担持部材の移動方向に沿って、前記両端部の第1部分および前記中間部の第2部分に連続して設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記貼着層が、前記摺擦部材における前記現像剤担持部材の長手方向内側の一方側端部に設けられていることを特徴とする、請求項10に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記貼着層が、前記現像剤担持部材の移動方向と直交する方向における前記摺擦部材の両側端部において、前記現像剤担持部材の移動方向に沿って、前記両端部の第1部分および前記中間部の第2部分に連続して設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の現像カートリッジ。
  13. 前記貼着層は、1つの片が、同方向において同幅で延びるように形成されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の現像カートリッジ。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジを備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  15. 請求項1ないし13のいずれかに記載の現像カートリッジを備え、画像形成装置に着脱自在に設けられることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
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