JP6015104B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラープリンタなどの画像形成装置に装備される現像装置に関する。
従来より、現像装置が着脱自在に装着される電子写真方式のプリンタが知られている。現像装置は、トナーを担持する現像ローラを回転可能に支持する現像器筐体と、現像ローラに担持されるトナーの層厚を規制する層厚規制ブレードと、現像器筐体における現像ローラの軸線方向端部からのトナーの漏れを抑制するためのサイドシール部材とを備えている。
このような現像装置におけるサイドシール部材としては、例えば、現像器筐体の左右方向端部と現像ローラの軸方向端部との間に配置され、現像器筐体に貼着される回転方向上流側シール部材と、層厚規制ブレードの左右方向端部と現像ローラの軸方向端部との間に配置され、回転方向上流側シール部材と層厚規制ブレードとに貼着される回転方向下流側シール部材と、を備える現像カートリッジが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのような現像カートリッジでは、回転方向上流側シール部材と回転方向下流側シール部材とが現像ローラの回転方向において隣接するように配置されており、回転方向上流側シール部材が現像器筐体の左右方向端部と現像ローラの軸方向端部との間からのトナーの漏れを抑制し、回転方向下流側シール部材が層厚規制ブレードの左右方向端部と現像ローラの軸方向端部との間からのトナーの漏れを抑制する。
特開2010−91951号公報
しかるに、特許文献1に記載の現像カートリッジでは、回転方向上流側シール部材が現像器筐体に貼着され、回転方向下流側シール部材が層厚規制ブレードに貼着される。
そのため、現像器筐体および層厚規制ブレードのそれぞれの公差や、層厚規制ブレードの組み付け誤差、さらには、回転方向上流側シール部材および回転方向下流側シール部材のそれぞれの貼着誤差(貼着公差)に起因して、回転方向上流側シール部材および回転方向下流側シール部材の相対的な位置決め精度が十分に図れない場合がある。
その結果、画像形成速度の高速化に対応する現像ローラの回転速度の上昇、現像カートリッジの長寿命化、および、低温定着のためのトナー粒子の微粒子化に伴なって、回転方向上流側シール部材と回転方向下流側シール部材との境目からトナーが漏れ出す場合がある。
そこで、本発明の目的は、第1シール部材および第2シール部材のそれぞれを適した箇所に配置することができ、筐体からの現像剤の漏れを抑制することができる現像装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の現像装置は、開口部を有し、内部に現像剤が収容される筐体と、開口部を介して筐体内部に臨むように配置され、筐体に対して軸線を中心として回転可能に構成される現像剤担持体と、筐体と現像剤担持体の軸線方向端部における周面との間に配置されるサイドシール部材と、を備えている。
サイドシール部材は、現像剤担持体の軸線方向端部における周面と接触する接触部材と、接触部材と筐体との間に配置され、接触部材を支持する支持部材と、接触部材と支持部材との間に介在され、接触部材と支持部材とを接着するための両面テープと、を備えている。
接触部材は、第1シール部材と、第1シール部材とは別体として設けられ、第1シール部材に対して現像剤担持体の回転方向上流側に隣接配置される第2シール部材と、を備えている。
そして、第1シール部材と第2シール部材とが、共通の両面テープの一方側表面に接着されている。
このような構成によれば、それぞれ別体として設けられる第1シール部材および第2シール部材が、共通の両面テープの一方側表面に接着されているので、第1シール部材および第2シール部材の相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
その結果、例え、現像剤担持体を高速動作させた場合や、現像装置の寿命の向上を図った場合、現像剤の微細化を図った場合であっても、第1シール部材と第2シール部材との境目からの現像剤の漏れを抑制することができる。
従って、第1シール部材および第2シール部材のそれぞれを適した箇所に配置することができ、筐体からの現像剤の漏れを抑制することができる。
(2)また、現像装置は、現像剤担持体の周面と軸線方向に沿って接触する接触部が設けられる層厚規制部材を備えていてもよい。この場合、第1シール部材は、接触部の軸線方向端部に対して軸線方向外側から、接触部に圧接されるように隣接配置されている。
このような構成によれば、現像装置が層厚規制部材を備えているので、現像剤担持体が回転したときに、現像剤担持体の周面と接触部とが接触(摺擦)することにより、現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制することができる。
また、第1シール部材が、接触部の軸線方向端部に対して軸線方向外側から、接触部に圧接されるように隣接配置されているので、接触部と第1シール部材との境目に隙間が生じることを抑制でき、その隙間からの現像剤の漏れを抑制することができる。
従って、現像剤担持体に担持される現像剤の層厚を規制することができながら、接触部と第1シール部材との境目からの現像剤の漏れを抑制することができる。
(3)また、第1シール部材は、第2シール部材よりも柔軟性を有していてもよい。
このような構成によれば、第1シール部材が第2シール部材よりも柔軟性を有しているので、第1シール部材を、現像剤担持体の周面に対して密着状に接触させることができるとともに、接触部の軸線方向端部に対して密着状に接触させることができる。
そのため、第1シール部材(接触部材の回転方向下流側部分)と、現像剤担持体の周面との間に隙間が生じることを抑制できるとともに、接触部と第1シール部材との境目に隙間が生じることを確実に抑制できる。
その結果、第1シール部材と現像剤担持体の周面との間からの現像剤の漏れを抑制できるとともに、接触部と第1シール部材との境目からの現像剤の漏れをより一層抑制できる。
(4)また、第1シール部材は、フェルト部材から構成されていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、第1シール部材に確実に柔軟性を付与することができる。
(5)また、第2シール部材は、現像剤担持体が回転したときに、第2シール部材に侵入する現像剤を軸線方向内側に戻す方向に力が働くように構成されていてもよい。
このような構成によれば、現像剤担持体が回転したときに、第2シール部材に侵入した現像剤には、現像剤担持体の軸線方向内側に戻す方向に力が働くので、現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(6)また、第2シール部材は、基材に繊維部材が植毛された植毛布から構成されていてもよい。この場合、繊維部材が、回転方向下流側に向かうに従って、軸線方向内側に向かうように、傾斜状に植毛されている。
このような構成によれば、繊維部材が、回転方向下流側に向かうに従って、軸線方向内側に向かうように、傾斜状に植毛されているので、現像剤担持体が回転したときに、第2シール部材に侵入した現像剤に対して、現像剤担持体の軸線方向内側に戻す方向への力を確実に働かせることができる。
(7)また、接触部材は、第1シール部材と第2シール部材とによって形成される第1継ぎ目を有していてもよい。この場合、第1継ぎ目は、軸線方向外側よりも軸線方向内側のほうが回転方向下流側に設けられている。
このような構成によれば、第1継ぎ目が、軸線方向外側よりも軸線方向内側のほうが回転方向下流側に設けられているので、接触部材に侵入し、第1継ぎ目に到達した現像剤は、現像剤担持体の回転に伴なって、第1継ぎ目の回転方向下流側、すなわち、現像剤担持体の軸線方向内側に向かって移動される。そのため、例え、第1継ぎ目に現像剤が侵入したとしても、第1継ぎ目からの現像剤の漏れを抑制することができる。
(8)また、第1継ぎ目は、回転方向下流側に向かうに従って、軸線方向内側に向かうように傾斜する傾斜部を有していてもよい。
このような構成によれば、第1継ぎ目が傾斜部を有しているので、接触部材に侵入し、第1継ぎ目に到達した現像剤は、現像剤担持体の回転に伴ない傾斜部に沿って、現像剤担持体の軸線方向内側に向かって移動される。そのため、第1継ぎ目からの現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(9)また、第1継ぎ目は、回転方向に沿って延びる直線部を有していてもよい。
しかるに、第1シール部材は、現像剤担持体との摺擦抵抗により、現像剤担持体の回転に伴なって、回転方向下流側に向かって移動される場合がある。そうすると、第1継ぎ目(すなわち、第1シール部材と第2シール部材との境目)が、回転方向において広がり、第1シール部材と第2シール部材との間に、回転方向において隙間が生じ、その隙間から現像剤が漏れ出す場合がある。
一方、第1継ぎ目が直線部を有する構成によれば、例え、第1シール部材が回転方向下流側に向かって移動されても、直線部が回転方向に沿って延びているので、直線部において回転方向に隙間が生じることを抑制できる。
そのため、第1継ぎ目からの現像剤の漏れを確実に抑制することができる。
(10)また、接触部材は、さらに、第2シール部材に対して回転方向上流側に隣接配置される第3シール部材を備えていてもよい。この場合、第3シール部材は、第2シール部材よりも柔軟性を有する。
このような構成によれば、第2シール部材に対して回転方向上流側に隣接配置される第3シール部材が、第2シール部材よりも柔軟性を有しているので、第3シール部材を、現像剤担持体の周面に対して密着状に接触させることができながら、筐体に追従させることができる。
そのため、第3シール部材(接触部材の回転方向上流側部分)と、現像剤担持体の周面との間に隙間が生じることを抑制でき、第3シール部材と現像剤担持体の周面との間からの現像剤の漏れを抑制できる。
また、第3シール部材を筐体に追従させることができるので、接触部材の筐体に対する相対移動を抑制することができる。その結果、筐体からの現像剤の漏れをより一層抑制することができる。
(11)また、第3シール部材は、第2シール部材と比較して、現像剤担持体が回転したときに侵入される現像剤の移動を抑制する材料から構成されていてもよい。
このような構成によれば、第3シール部材に侵入した現像剤は、現像剤担持体が回転しても、比較的移動が抑制され、第3シール部材に保持される。
そのため、第2シール部材に対して、回転方向上流側から侵入する現像剤を低減することができる。
その結果、第2シール部材(接触部材の回転方向途中部分)と、現像剤担持体の周面との間からの現像剤の漏れを抑制できる。
(12)また、第3シール部材は、不織布から構成されていてもよい。
しかるに、不織布は、繊維部材を絡み合わせることによりシート状に形成されている。
そのため、第3シール部材が不織布から構成されている場合、第3シール部材に侵入した現像剤は、不織布の互いに絡み合った繊維部材により、第3シール部材に保持される。
その結果、第3シール部材は、第3シール部材に侵入した現像剤を確実に保持することができる。
(13)また、第3シール部材は、第1シール部材と同一の材料から構成されていてもよい。
このような構成によれば、第3シール部材が第1シール部材と同一の材料から構成されているので、第3シール部材および第1シール部材のそれぞれが別の材料から構成される場合と比較して、材料コストの低減を図ることができる。
(14)また、筐体と現像剤担持体の軸線方向両端部の間における周面との間に配置され、現像剤担持体の周面と軸線方向に沿って接触するフィルム部材を備えていてもよい。この場合、接触部材は、第2シール部材と第3シール部材とによって形成される第2継ぎ目を有し、フィルム部材の軸線方向端部は、接触部材と現像剤担持体との間に介在され、第2継ぎ目の少なくとも一部を被覆するように配置されている。
このような構成によれば、フィルム部材が備えられているので、筐体と現像剤担持体の軸線方向両端部の間における周面との間からの現像剤の漏れも抑制できる。
また、フィルム部材の軸線方向端部が、接触部材と現像剤担持体との間に介在され、第2継ぎ目の少なくとも一部を被覆するように配置されているので、現像剤担持体の軸線方向端部における周面と接触する。そのため、現像剤担持体の軸線方向端部における周面から現像剤を掻き取ることができる。
その結果、筐体と現像剤担持体の軸線方向両端部の間における周面との間からの現像剤の漏れを抑制できながら、接触部材と現像剤担持体の軸線方向端部における周面との間からの現像剤の漏れをより一層抑制できる。
本発明の現像装置は、第1シール部材および第2シール部材のそれぞれを適した箇所に配置することができ、筐体からの現像剤の漏れを抑制することができる。
本発明の現像装置の第1実施形態の現像カートリッジを備えるプリンタの中央断面図を示す。 図1に示す現像カートリッジを後右側から見た斜視図である。 (a)は、図1に示す現像カートリッジの後面図であり、(b)は、(a)に示す現像カートリッジのA−A断面図の後側部分を示し、(c)は、(a)に示す現像カートリッジのB−B断面図の後側部分を示す。 図2に示す現像フレーム(供給ローラおよび供給サイドシール部材が組み付けられた状態)を後右側から見た斜視図である。 図4に示す現像フレームにフレーム側基材が組み付けられた状態を、後右側から見た斜視図である。 図5に示す現像フレームに層厚規制ブレードが組み付けられた状態を、後右側から見た斜視図である。 図6に示す現像フレームに接触部材が組み付けられた状態の左側部分であって、(a)は、後右側から見た斜視図であり、(b)は、背面図である。 図7に示す現像フレームにロアフィルムが組み付けられた状態を、後右側から見た斜視図である。 (a)は、本発明の現像装置の第2実施形態の現像カートリッジ(現像ローラを除いた状態)における左側部分の背面図であり、(b)は、本発明の現像装置の第3実施形態の現像カートリッジ(現像ローラを除いた状態)における左側部分の背面図である。
1.プリンタの全体構成
プリンタ1は、図1に示すように、略ボックス形状の本体ケーシング2を備えている。
本体ケーシング2の一方側の側壁には、本体開口部3を開閉するフロントカバー5が、その下端部を支点として開閉可能に設けられている。
なお、以下の説明では、フロントカバー5が設けられる一方側(図1における右側)を前側とし、その反対側(図1における左側)を後側とする。また、プリンタ1を前側から見たときを基準として左右を規定する。さらに、現像カートリッジ13(後述)に関しても、本体ケーシング2に対する装着状態を基準として前後左右上下を規定する。
また、プリンタ1は、プロセスカートリッジ10を備えている。
プロセスカートリッジ10は、本体ケーシング2に着脱可能に装着されるドラムカートリッジ12と、そのドラムカートリッジ12に着脱可能に装着される、現像装置の一例としての現像カートリッジ13とを備えている。
ドラムカートリッジ12は、感光ドラム14と、スコロトロン型帯電器15とを備えている。
感光ドラム14は、ドラムカートリッジ12の後端部において、下側および前側が露出されるように回転可能に支持されている。スコロトロン型帯電器15は、感光ドラム14に上方から間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ13は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ16を備えている。
現像ローラ16は、現像カートリッジ13の後端部において、後側から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム14に対して前側から接触されている。なお、現像カートリッジ13は、現像ローラ16にトナーを供給するための供給ローラ18と、現像ローラ16に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード19(層厚規制部材の一例)とを備えている。また、現像カートリッジ13には、供給ローラ18の前側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
現像カートリッジ13内のトナーは、供給ローラ18に供給され、さらに、現像ローラ16に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ18と現像ローラ16との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード19により厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ16の周面上に担持される。
一方、感光ドラム14の表面は、感光ドラム14の回転に伴って、スコロトロン型帯電器15により一様に正帯電される。そして、その正帯電した感光ドラム14の表面に、本体ケーシング2の上部に設けられるスキャナユニット6からのレーザビーム(点線参照)が選択的に照射されることにより、画像データに基づく静電潜像が形成される。
そして、現像ローラ16の表面に担持されている正帯電トナーが、感光ドラム14の表面に形成されている静電潜像に供給されることにより、感光ドラム14の表面にトナー像が担持される。
用紙Sは、本体ケーシング2の底部に着脱自在に装着される給紙トレイ7内に収容されており、ピックアップローラ8によって、Uターンパスからなる給紙パス9に搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム14と転写ローラ20との間に給紙される。
そして、用紙Sは、感光ドラム14と転写ローラ20との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Sに、トナー像が転写され、画像が形成される。そして、用紙Sは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Sには、画像が熱定着される。
その後、用紙Sは、排紙ローラ23に向けて搬送され、排紙ローラ23によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ24上に排紙される。
2.現像カートリッジの詳細
現像カートリッジ13は、図2に示すように、筐体の一例としての現像フレーム30を備えている。
現像フレーム30は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成されており、図1に示すように、前側部分のトナー収容室31と、後側部分の現像室32とから構成されている。
(1)トナー収容室
トナー収容室31は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成され、その内部には、非磁性一成分の正帯電の重合トナー(現像剤の一例)が収容されている。また、トナー収容室31の前後上下方向略中央部分には、アジテータ35が設けられている。
アジテータ35は、左右方向に延びるアジテータ軸36と、アジテータ軸36からアジテータ軸36の径方向外側に延びる攪拌羽根37とを備えている。
そして、アジテータ35は、アジテータ軸36の左右両端部が現像フレーム30の両側壁に支持されることにより、現像フレーム30に対して回転可能に支持されている。
(2)現像室
現像室32は、トナー収容室31の後端部から連続して設けられ、後方に向かって開放される側断面略コ字状に形成されている。なお、トナー収容室31と現像室32とは、前後方向に貫通形成される連通口33により、連通されている。
現像室32は、図4に示すように、左右方向に間隔を隔てて対向配置される1対の側壁40と、1対の側壁40の下端部間を架設する下壁41と、1対の側壁40の上端部における後側部分間を架設する上壁42とを備えている。
1対の側壁40のそれぞれは、トナー収容室31の左右両側壁の後端部から、後方に向かって延びる略平板形状に形成されている。
下壁41は、図1に示すように、トナー収容室31の下壁における後端部から、後方に向かって延びる略平板形状に形成され、その前側部分の円弧壁43と、その後側部分のフィルム支持壁44とを一体的に備えている。
円弧壁43は、供給ローラ18の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成され、その前端部がトナー収容室31の下壁における後端部に連結されている。
フィルム支持壁44は、円弧壁43の後端部から後下方に向かって延びる略平板形状に形成されている。
上壁42は、上方に向かって屈曲する側面視略L字状の略平板形状に形成され、図4に示すように、対向壁46と、ブレード支持壁47とを一体的に備えている。
対向壁46は、図1に示すように、円弧壁43と略上下方向に間隔を隔てて対向するように、トナー収容室31の上壁における後端部から、後方に向かって延びる略平板形状に形成されている。
ブレード支持壁47は、対向壁46の後端部から連続して上方に向かって延びる略平板形状に形成されている。
また、現像室32には、シール支持部45が一体的に設けられている。
シール支持部45は、現像室32内における左右両端部にそれぞれ設けられ、左右方向に厚みを有する略平板形状に形成されている。
詳しくは、シール支持部45は、図3(b)に示すように、その前側部分が、円弧壁43の上面から上方に向かって延び、その前側部分の上端部が対向壁46に連結されている。また、シール支持部45の後側部分が、シール支持部45の前側部分の後端部における下端部から後下方に向かって突出する側面視略矩形状に形成されている。そして、シール支持部45の左右方向外側端部は、図4に示すように、側壁40の左右方向内側面に連結されている。
また、シール支持部45の後面は、図3(b)に示すように、現像ローラ16の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成されている。
また、シール支持部45には、供給シール溝48が形成されている。
供給シール溝48は、供給ローラ軸52(後述)の左右方向端部に対応して形成され、シール支持部45の後面における下側部分から前下方に向かって窪む側面視略コ字状に形成されている。
また、現像室32には、図4に示すように、後方に向かって開放される開口部50が形成されている。具体的には、開口部50は、円弧壁43の後端部(図1参照)と、1対のシール支持部45のそれぞれの左右方方向内側端部と、対向壁46の後端部(図1参照)とにより区画されている。
現像室32は、図1に示すように、供給ローラ18と、現像ローラ16と、層厚規制ブレード19と、シール部材51(図3(b)参照)とを備えている。
供給ローラ18は、図4に示すように、供給ローラ軸52と、スポンジローラ53とを備えている。
供給ローラ軸52は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
スポンジローラ53は、供給ローラ軸52の左右両端部が露出するように、供給ローラ軸52を被覆して設けられている。また、スポンジローラ53の左右方向長さは、2つのシール支持部45の左右方向間隔よりも僅かに短く形成されている。
そして、供給ローラ18は、スポンジローラ53の周面が円弧壁43の内周面と間隔を隔てて対向するとともに(図1参照)、供給ローラ軸52の左右両端部のそれぞれが、シール支持部45の供給シール溝48内に配置されるように(図3(b)参照)、現像室32内に配置されている。
また、供給ローラ18は、供給ローラ軸52の左右両端部のそれぞれが、軸受部材54(図2参照)を介して、両側壁40に回転自在に支持されることにより、現像フレーム30に対して回転可能に設けられている。
なお、供給ローラ18には、現像時において、本体ケーシング2に設けられるモータなどの駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達される。また、供給ローラ18には、現像時において、電源(図示せず)から供給バイアスが印加される。駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達されると、供給ローラ18は、現像ローラ16と対向接触する部分において、現像ローラ16と逆方向に回転するように、図1に示す矢印方向(左側面視反時計方向)に回転駆動される。
現像ローラ16は、図2に示すように、現像ローラ軸56と、ゴムローラ57とを備えている。
現像ローラ軸56は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
ゴムローラ57は、現像ローラ軸56の左右両端部が露出するように、現像ローラ軸56を被覆して設けられている。また、ゴムローラ57の左右方向長さは、1対の側壁40の対向間隔と略同じ長さ(僅かに短く)に形成されている。
そして、現像ローラ16は、図1に示すように、ゴムローラ57がスポンジローラ53に後上側から接触されるとともに、ゴムローラ57の周面が開口部50を介して現像室32内に臨むように、供給ローラ18の後上側に配置されている。
また、現像ローラ16は、図2に示すように、現像ローラ軸56の左右両端部のそれぞれが、軸受部材54を介して、両側壁40に回転自在に支持されることにより、現像フレーム30に対して、軸線Aを中心として回転可能に設けられている。
なお、現像ローラ16には、現像時において、本体ケーシング2に設けられるモータなどの駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達される。また、現像ローラ16には、現像時において、電源(図示せず)から現像バイアスが印加される。駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達されると、現像ローラ16は、図1に示すように、供給ローラ18と対向接触する部分において、供給ローラ18と逆方向に回転するように、矢印で示す回転方向X(左側面視反時計方向)に回転駆動される。
層厚規制ブレード19は、図6に示すように、弾性を有する薄い金属板などから構成され、上下方向に延び、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。
また、層厚規制ブレード19の下端部には、接触部59が設けられている。
接触部59は、シリコーンゴムなどの弾性樹脂から構成され、層厚規制ブレード19の後面における下端部おいて、左右方向に沿って設けられ、後方に突出する側面視略三角形状に形成されている(図1参照)。
また、接触部59の左右方向長さは、層厚規制ブレード19の左右方向長さよりも短く形成されており、接触部59の左右方向端部が、層厚規制ブレード19の左右方向端部から左右方向内方に間隔を隔てて配置されるように、層厚規制ブレード19の左右方向略中央部分に設けられている。
そして、層厚規制ブレード19は、図1に示すように、接触部59がゴムローラ57に対して前側から、ゴムローラ57の周面と左右方向に沿って接触するように(図2参照)、ブレード支持壁47の後面に固定されている(図4参照)。
シール部材51は、図3(b)に示すように、供給サイドシール部材61と、サイドシール部材の一例としての現像サイドシール部材62と、フィルム部材の一例としてのロアフィルム63とを備えている。
供給サイドシール部材61は、図4に示すように、供給ローラ軸52の左右両端部に対応して2つ設けられている。
供給サイドシール部材61は、図3(b)に示すように、側面視略矩形状に形成され、その中央部分に、供給ローラ軸52の左右方向端部が、左右方向に貫通されている。そのため、供給サイドシール部材61は、図4に示すように、スポンジローラ53の左右方向端部に対して、左右方向に対向するように、左右方向外側に配置されている。
また、供給サイドシール部材61の後面は、シール支持部45の後面と面一となるように、現像ローラ16の回転軌跡に沿う略円弧形状に形成されている。
そして、供給サイドシール部材61は、図3(b)に示すように、供給シール溝48に収容されている。
現像サイドシール部材62は、シール支持部45の後面とゴムローラ57の左右方向端部における周面との間に配置され、シール支持部45側に配置される支持部材65と、ゴムローラ57側に配置される接触部材66とを備えている。
支持部材65は、接触部材66とシール支持部45との間に配置され、図5および図6に示すように、フレーム側基材68(図5参照)と、ブレード側基材67(図6参照)とを備えている。
フレーム側基材68は、図5に示すように、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から構成され、上下方向に長手の背面視略矩形状に形成されている。また、フレーム側基材68の左右方向長さは、シール支持部45の左右方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、フレーム側基材68には、突出部74が一体的に設けられている。
突出部74は、スポンジローラ53の左右方向端面に対応して設けられ、フレーム側基材68の左右方向内側面における上下方向略中央部分から左右方向内方に向かって突出する背面視略矩形状に形成されている。
そして、フレーム側基材68は、図3(b)に示すように、その上側部分(回転方向X下流側部分)から下側部分(回転方向X上流側部分)にかけて、シール支持部45の後面に接着されている。そのため、フレーム側基材68は、後方に向かって開放される側面視略C字形状に湾曲されている。
また、フレーム側基材68の上端部は、図3(b)に示すように、シール支持部45の後面における上端部と、層厚規制ブレード19の前面における下端部との間に挟まれている。
ブレード側基材67は、図6に示すように、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から構成され、上下方向に長手の背面視略矩形状に形成されている。また、ブレード側基材67の左右方向長さは、フレーム側基材68の左右方向長さと略同じ長さに形成され、ブレード側基材67の厚み(支持部材65と現像ローラ16との対向方向長さ)は、フレーム側基材68の厚みよりも薄く形成されている。
そして、ブレード側基材67は、左右方向において接触部59を挟むように、層厚規制ブレード19の後面における左右両端部に、互いに間隔を隔てて配置されている。また、ブレード側基材67は、その下端部が、層厚規制ブレード19の下端部よりも下方に向かって突出するように、層厚規制ブレード19の後面に接着されている。
接触部材66は、図3(b)に示すように、支持部材65とゴムローラ57の周面との間に配置されており、その前面がゴムローラ57の左右方向端部における周面と接触している。また、接触部材66の左右方向長さは、図7(a)に示すように、フレーム側基材68の左右方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、接触部材66は、図7(b)に示すように、現像ローラ16の回転方向X下流側から回転方向X上流側に向けて順次配列される複数(3つ)のシール部材を備えており、具体的には、第1シール部材69と、第2シール部材70と、第3シール部材71とを備えている。
第1シール部材69は、第2シール部材70よりも柔軟性を有するように構成されている。具体的には、第1シール部材69は、フェルト部材から構成され、背面視略矩形状に形成されている。
第2シール部材70は、第1シール部材69とは別体として設けられ、ゴム材から形成される基材の上に、樹脂材から形成される繊維部材が植毛された略シート状の植毛布から構成されている。
詳しくは、繊維部材(繊維部材の束)が、上方(現像ローラ16の回転方向X下流側)に向かうに従って、左右方向内方に向かうように、傾斜状に植毛されている。そのため、基材に植毛された繊維部材は、上方に向かうに従って左右方向内方に向かう方向Y(以下、斜毛方向Yとする。)に配向されている。
より具体的には、斜毛方向Yは、現像ローラ16の回転方向Xに対する角度θが、例えば、15〜75°、好ましくは、30〜60°になるように構成されている。
また、第2シール部材70は、下記の硬度測定方法により測定される硬度が、例えば、0.14〜0.24N、好ましくは、0.14〜0.18Nになるように構成されている。
硬度測定方法:
まず、第2シール部材70を長さ(長手方向の寸法):35mm×幅(短手方向の寸法):7mmの平面視矩形状に形成する。
次いで、第2シール部材70の長手方向の一端側部分20mmを固定し、第2シール部材70の自由端(他端)に、荷重測定器アイコーエンジニアリング社製:商品名RX−2を上側から接触させる。
次いで、第2シール部材70の右側部分を、上記硬度測定器により、下方に向かって押圧し、第2シール部材70の右側部分が下方に向かって90°屈曲したときの、硬度測定器の値を硬度とする。
第3シール部材71は、第2シール部材70と比較して、第2シール部材70よりも柔軟性を有するとともに、現像ローラ16が回転したときに侵入されるトナーの移動を抑制する材料から構成されている。具体的には、第3シール部材71は、例えば、フェルト部材などの不織布から構成されている。
なお、第1実施形態においては、第3シール部材71は、フェルト部材から構成されている。つまり、第3シール部材71は、第1シール部材69と同一の材料から構成されている。
すなわち、第1シール部材69および第3シール部材71は、フェルト部材から構成され、第2シール部材70は、植毛布から構成される。第1シール部材69および第3シール部材71の表面の繊維は、第2シール部材70の表面の繊維と比較して、異方性を有している(ゴムローラ57側に向かって、互いに異なった方向に突出している)。そのため、第1シール部材69および第3シール部材71は、第2シール部材70と比較して、現像剤(トナー)の移動を抑制する役割(機能)を有する。これに対して、第2シール部材70の表面の繊維は、第1シール部材69および第3シール部材71のそれぞれの表面の繊維と比較して、等方性(略同一の方向に配向される)を有している。そのため、第2シール部材70は、現像剤(トナー)を、第2シール部材70の表面の繊維が配向される方向に沿って移動させやすい。
そして、第1シール部材69、第2シール部材70および第3シール部材71は、図3(c)に示すように、第1シール部材69の回転方向X上流側端部と第2シール部材70の回転方向X下流側端部とが接触するとともに、第2シール部材70の回転方向X上流側端部と第3シール部材71の回転方向X下流側端部とが接触するように、共通の両面テープ73のゴムローラ57側(一方側)表面に接着されている。つまり、接触部材66は、図7(a)に示すように、第1シール部材69、第2シール部材70および第3シール部材71から一体的に構成されている。また、第2シール部材70は、第1シール部材69に対して、回転方向X上流側に隣接配置され、第3シール部材71は、第2シール部材70に対して、回転方向X上流側に隣接配置されている。より詳しくは、接触部材66は、共通の両面テープ73の一方側表面に、第1シール部材69、第2シール部材70および第3シール部材71のそれぞれを構成する部材を接着した後、パンチ加工などにより、所望の形状に切断することにより形成される。
また、接触部材66は、第1シール部材69と第2シール部材70とによって形成される第1継ぎ目77と、第2シール部材70と第3シール部材71とによって形成される第2継ぎ目78とを有している。
そして、接触部材66は、図3(c)に示すように、第1継ぎ目77がブレード側基材67の回転方向X上流側端部とゴムローラ57の周面との間に配置されるとともに、第2継ぎ目78がフレーム側基材68の回転方向X上流側端部とゴムローラ57の周面との間に配置されるように、両面テープ73により支持部材65に接着されている。つまり、接触部材66は、支持部材65に支持されており、両面テープ73は、接触部材66と支持部材65との間に介在され、接触部材66と支持部材65とを接着している。そのため、第2シール部材70は、開口部50の左右方向端縁(シール支持部45の左右方向内側端部)近傍に配置されている。
また、第3シール部材71の回転方向X上流側部分は、フレーム側基材68の回転方向X上流側端部を被覆し、かつ、シール支持部45の後側部分の後端部を被覆するように、フレーム側基材68の上面からシール支持部45の後側部分の下面まで折り返され、両面テープ73によりフレーム側基材68およびシール支持部45の後側部分に接着されている。
この点、第3シール部材71は、第2シール部材70と比較して、第2シール部材70よりも柔軟性を有するので、折り返すことができ、シール支持部45の後側部分に追従させることができる。そのため、接触部材66の現像フレーム30に対する相対移動を抑制することができる。
ロアフィルム63は、図8に示すように、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂から構成され、左右方向に長手の平面視略矩形状のシート状に形成されている。
また、ロアフィルム63の下面には、フィルム支持壁44に対応する部分に、ロアスポンジ(図示せず)が設けられている。
ロアスポンジ(図示せず)は、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体から構成され、左右方向に長手の平面視略矩形状に形成され、その左右方向端部が、対応するフレーム側基材68の左右方向内面と接触している。
そして、ロアフィルム63は、ゴムローラ57の下側部分における周面と左右方向に沿って接触するように、フィルム支持壁44とゴムローラ57の左右方向途中部(左右両端部の間)における周面との間に配置されている(図3(b)参照)。
また、ロアフィルム63の左右方向両端部は、図3(b)および図8に示すように、対応する第2継ぎ目78の左右方向内側部分を被覆するように、第2シール部材70および第3シール部材71と、ゴムローラ57の左右方向端部における周面との間に介在されている。
そして、ロアフィルム63は、ロアスポンジ(図示せず)の下端部がフィルム支持壁44の上面に接着されることにより、フィルム支持壁44に固定されている。
(3)現像カートリッジの組み立て
次に、現像カートリッジ13の組み立てについて説明する。
現像カートリッジ13を組み立てるには、図4に示すように、まず、現像フレーム30の現像室32に、供給ローラ18および供給サイドシール部材61を組み付ける。
次いで、図5に示すように、シール支持部45に、フレーム側基材68を接着する。
次いで、図6に示すように、層厚規制ブレード19を、ブレード支持壁47(図5参照)の後面に固定する。
このとき、ブレード側基材67の下端部は、図3(b)に示すように、フレーム側基材68の上端部と前後方向において重なるように配置されている。
次いで、図7(a)に示すように、接触部材66を、第1シール部材69が接触部59の左右方向端部に対して左右方向外側から接触部59に圧接するように、フレーム側基材68に、積層して両面テープ73により接着する。
これにより、第1シール部材69は、左右方向において、接触部59を挟むように、接触部59の左右方向端部に対して、隣接配置されている。
このとき、第1シール部材69は、図3(b)に示すように、ブレード側基材67の後面における上下方向略中央部分に接着されている。
また、第2シール部材70は、その上端部(回転方向X下流側端部)が、ブレード側基材67の後面における下端部(回転方向X上流側端部)に接着されるとともに、その上下両端部の間の部分(回転方向X途中部)が、フレーム側基材68の後面における上下方向略中央部分(回転方向X途中部)に接着されている。
また、第3シール部材71は、その上端部(回転方向X下流側端部)が、フレーム側基材68の後面における下端部(回転方向X上流側端部)に接着されるとともに、その他の部分が、フレーム側基材68の下端面およびシール支持部45の後側部分の後端部を被覆するように折り返されて、フレーム側基材68およびシール支持部45に接着されている。
次いで、図8に示すように、ロアフィルム63を、その左右方向端部が第2継ぎ目78の左右方向内側部分を上側から被覆するように、フィルム支持壁44の上面に接着する。
次いで、図2に示すように、現像ローラ16を、現像室32に組み付ける。
このとき、ゴムローラ57の左右方向端部における周面は、図3(c)に示すように、その前側部分が接触部材66に接触され、その下側部分における左右方向外側が接触部材66に接触され、その下側部分における左右方向内側がロアフィルム63に接触されている(図3(b)参照)。
また、ゴムローラ57の左右方向途中部(左右両端部の間)における周面は、図1に示すように、その前上側部分が接触部59に接触され、その前下側部分がスポンジローラ53に接触され、その下側部分がロアフィルム63に接触されている(図3(b)参照)。
次いで、図2に示すように、軸受部材54を、現像ローラ軸56および供給ローラ軸52(図4参照)の左右方向端部を受け入れるように、側壁40に対して左右方向外側から組み付ける。
以上により、現像カートリッジ13の組み立てが完了する。
(4)現像動作の詳細
次に、現像カートリッジ13の現像動作について説明する。
現像時において、現像カートリッジ13には、図1に示すように、本体ケーシング2に設けられる駆動源(図示せず)からの駆動力が、現像ローラ16、供給ローラ18およびアジテータ35に伝達され、それらが回転駆動される。
アジテータ35が回転すると、トナー収容室31内のトナーは、攪拌羽根37により搬送され、連通口33を介して、トナー収容室31から現像室32に供給される。
現像室32に供給されたトナーは、供給ローラ18のスポンジローラ53に供給され、供給ローラ18の回転に伴なって、スポンジローラ53から現像ローラ16のゴムローラ57に供給される。
このとき、供給サイドシール部材61が、図4に示すように、スポンジローラ53の左右方向端部に対して、左右方向に対向するように、左右方向外側に配置されているので、供給ローラ18の左右方向両側からのトナーの漏れが抑制される。
ゴムローラ57に供給されたトナーは、現像ローラ16の回転に伴なって、層厚規制ブレード19の接触部59(図1参照)により、層厚が規制され、ゴムローラ57の周面上に担持される。
このとき、接触部材66が、図7(a)に示すように、ゴムローラ57の左右方向端部における周面と接触しているので、現像ローラ16の左右方向両側からのトナーの漏れが抑制される。
とりわけ、第2シール部材70が、図7(b)に示すように、繊維部材が、上方に向かうに従って、左右方向内方に向かうように、傾斜状に植毛されている植毛布から構成されているので、現像ローラ16が回転したときに、ゴムローラ57の周面と第2シール部材70との間に侵入したトナーには、左右方向内側に戻す方向に力が働く。
つまり、第2シール部材70は、第3シール部材71と比較して、現像ローラ16が回転したときに侵入されるトナーを左右方向内側に向けて移動させるように構成され、左右方向内側からのトナーの侵入を抑制するように構成されている。
3.作用効果
(1)このような現像カートリッジ13によれば、図7(a)に示すように、それぞれ別体として設けられる第1シール部材69および第2シール部材70が、共通の両面テープ73の一方側(ゴムローラ57側)表面に接着されているので(図3(b)参照)、第1シール部材69および第2シール部材70の相対的な位置決め精度の向上を図ることができる。
そのため、例え、現像ローラ16を高速動作させた場合や、現像カートリッジ13の寿命の向上を図った場合、トナーの微粒子化を図った場合であっても、第1シール部材69と第2シール部材70との境目からのトナーの漏れを抑制することができる。
その結果、第1シール部材69および第2シール部材70のそれぞれを適した箇所に配置することができ、現像フレーム30からのトナーの漏れを抑制することができる。
(2)また、現像カートリッジ13が、図6に示すように、層厚規制ブレード19を備えているので、現像ローラ16が回転したときに、ゴムローラ57の周面と接触部59とが接触(摺擦)することにより、ゴムローラ57に担持されるトナーの層厚を規制することができる(図1参照)。
また、第1シール部材69が、図7(a)に示すように、接触部59の左右方向端部(現像ローラ16の軸線方向端部)に対して左右方向外側から、接触部59に圧接されるように隣接配置されているので、接触部59と第1シール部材69との境目に隙間が生じることを抑制でき、その隙間からのトナーの漏れを抑制することができる。
そのため、ゴムローラ57に担持されるトナーの層厚を規制することができながら、接触部59と第1シール部材69との境目からのトナーの漏れを抑制することができる。
(3)また、第1シール部材69が第2シール部材70よりも柔軟性を有しているので、第1シール部材69を、ゴムローラ57の周面に対して密着状に接触させることができるとともに、接触部59の左右方向端部に対して密着状に接触させることができる。
そのため、第1シール部材69(接触部材66の回転方向X下流側部分)と、ゴムローラ57の周面との間に隙間が生じることを抑制できるとともに、接触部59と第1シール部材69との境目に隙間が生じることを確実に抑制できる。
その結果、第1シール部材69とゴムローラ57の周面との間からのトナーの漏れを抑制できるとともに、接触部59と第1シール部材69との境目からのトナーの漏れをより一層抑制できる。
(4)また、第1シール部材69は、フェルト部材から構成されているので、簡易な構成でありながら、第1シール部材69に確実に柔軟性を付与することができる。
(5)また、第2シール部材70は、現像ローラ16が回転したときに、第2シール部材70に侵入するトナーを左右方向内側に戻す方向に力が働くように構成されている。
そのため、現像ローラ16が回転したときに、第2シール部材70に侵入したトナーには、左右方向内側に戻す方向に力が働くので、トナーの漏れを確実に抑制することができる。
(6)また、第2シール部材70は、図7(b)に示すように、基材に繊維部材が植毛された植毛布から構成されており、繊維部材が、回転方向X下流側に向かうに従って左右方向内側に向かう斜毛方向Yに沿って、傾斜状に植毛されている。
そのため、現像ローラ16が回転したときに、第2シール部材70に侵入したトナーに対して、左右方向内側に戻す方向への力を確実に働かせることができる。
(7)また、第2シール部材70に対して回転方向X上流側に隣接配置される第3シール部材71が、第2シール部材70よりも柔軟性を有しているので、図3(b)に示すように、第3シール部材71を、ゴムローラ57の周面に対して密着状に接触させることができながら、シール支持部45の後側部分に追従させることができる。
そのため、第3シール部材71(接触部材66の回転方向X上流側部分)と、ゴムローラ57の周面との間に隙間が生じることを抑制でき、第3シール部材71とゴムローラ57の周面との間からの現像剤の漏れを抑制できる。
また、第3シール部材71をシール支持部45の後側部分に追従させることができるので、接触部材66の現像フレーム30に対する相対移動を抑制することができる。
具体的には、第3シール部材71は、シール支持部45の後側部分の後端部を被覆するように折り返されて、シール支持部45の後側部分の下面に接着固定されている。
その結果、現像フレーム30からのトナーの漏れをより一層抑制することができる。
(8)また、第3シール部材71は、図7(a)に示すように、第2シール部材70と比較して、現像ローラ16が回転したときに侵入されるトナーの移動を抑制する材料から構成されている。
そのため、第3シール部材71に侵入したトナーは、現像ローラ16が回転しても、比較的移動が抑制され、第3シール部材71に保持される。
その結果、第2シール部材70に対して、回転方向X上流側から侵入するトナーを低減することができる。
従って、第2シール部材70(接触部材66の回転方向X途中部分)と、ゴムローラ57の周面との間からのトナーの漏れを抑制できる。
とりわけ、第3シール部材71が、現像ローラ16が回転したときに侵入されるトナーの移動を抑制する材料から構成され、第2シール部材70が、現像ローラ16が回転したときに、第2シール部材70に侵入するトナーを左右方向内側に戻す方向に力が働くように構成されている。
そのため、ゴムローラ57の左右方向端部における周面に担持されたトナーは、現像ローラ16の回転に伴なって、第3シール部材71に侵入されると、第3シール部材71により相対的に左右方向外方への移動が抑制される。そして、トナーは、第3シール部材71の左右方向内側部分と接触している間に、第2シール部材70に到達し、第2シール部材70により左右方向内側に移動される。
その結果、トナーが、ゴムローラ57の周面において左右方向外方(軸線方向外側)に移動することが抑制される。
これにより、トナーがゴムローラ57の周面に担持されたまま、一旦、第1シール部材69を通過し、再度、第3シール部材71に到達した場合、そのトナーは、第3シール部材71の回転方向X上流側端部における左右方向内側部分に侵入される。
続いて、第3シール部材71に到達したトナーが、現像ローラ16の回転に伴なって、第3シール部材71から第2シール部材70に侵入しても、そのトナーは、第2シール部材70の回転方向X上流側端部における左右方向内側部分に侵入される。
従って、接触部材66と、ゴムローラ57の周面との間からのトナーの漏れをより一層抑制できる。
(9)また、第3シール部材71は、不織布から構成されている。不織布は、繊維部材を絡み合わせることによりシート状に形成されているので、第3シール部材71に侵入したトナーは、不織布の互いに絡み合った繊維部材により、第3シール部材71に保持される。
とりわけ、第3シール部材71の繊維部材は、互いに絡み合っているので、第2シール部材70の繊維部材と比較して、異方性を有している(ゴムローラ57側に向かって、互いに異なった方向に突出している)。
その結果、第3シール部材71は、第3シール部材71に侵入したトナーを確実に保持することができる。
(10)また、第3シール部材71は、第1シール部材69と同一の材料から構成されているので、第3シール部材71および第1シール部材69のそれぞれが別の材料から構成される場合と比較して、材料コストの低減を図ることができる。
(11)また、現像カートリッジ13は、図8に示すように、フィルム支持壁44とゴムローラ57の左右方向途中部における周面との間に配置され、ゴムローラ57の周面と左右方向に沿って接触するロアフィルム63を備えている。
そのため、フィルム支持壁44とゴムローラ57の周面との間からのトナーの漏れも抑制できる。
また、ロアフィルム63の左右方向端部が、接触部材66とゴムローラ57の左右方向途中部における周面との間に介在され、第2継ぎ目78の左右方向内側部分を上側(現像ローラ16側)から被覆するように配置されているので、ゴムローラ57の左右方向端部における周面と接触する。
その結果、ロアフィルム63の左右方向端部が、ゴムローラ57の左右方向端部における周面からトナーを掻き取ることができる。
従って、フィルム支持壁44とゴムローラ57の左右方向途中部における周面との間からのトナーの漏れを抑制できながら、接触部材66とゴムローラ57の左右方向端部における周面との間からのトナーの漏れをより一層抑制できる。
とりわけ、第2継ぎ目78が、第2シール部材70と、第2シール部材70よりも柔軟性を有する第3シール部材71とによって形成されているので、第2継ぎ目78には、ゴムローラ57の周面との接触により第2シール部材70および第3シール部材71の柔軟性の差に起因して、エッジ(段差)が形成される。
そのため、第2継ぎ目78の上側に配置されるロアフィルム63の左右方向端部にも、エッジ(段差)が形成される。
その結果、ロアフィルム63の左右方向端部に形成されるエッジ(段差)により、現像ローラ16が回転したときに、ロアフィルム63上に侵入したトナーを、堰き止めることができる。
従って、ロアフィルム63の左右方向端部と、ゴムローラ57の左右方向端部における周面との間からのトナーの漏れをより一層抑制できる。
4.第2実施形態および第3実施形態
次に、本発明の第2実施形態および第3実施形態について説明する。
図9(a)は、本発明の現像装置の第2実施形態の現像カートリッジ(現像ローラを除いた状態)における左側部分の背面図である。また、図9(b)は、本発明の現像装置の第3実施形態の現像カートリッジ(現像ローラを除いた状態)における左側部分の背面図である。
図9において、図1〜図8に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、図7(b)に示すように、第1継ぎ目77が左右方向に延びるように形成されたが、これに対して、第2実施形態および第3実施形態では、図9に示すように、第1継ぎ目77の左右方向内側部分が、第1継ぎ目77の左右方向外側部分よりも、回転方向X下流側に設けられている。
そのため、接触部材66に侵入し、第1継ぎ目77に到達したトナーは、現像ローラ16の回転に伴なって、第1継ぎ目77の回転方向X下流側、すなわち、左右方向内側に向かって移動される。その結果、第1継ぎ目77からのトナーの漏れを抑制することができる。
(1)第2実施形態
より具体的には、第2実施形態では、図9(a)に示すように、第1継ぎ目77が、回転方向X下流側に向かうに従って、左右方向内側に向かうように傾斜している。
なお、第2実施形態では、第1継ぎ目77全体が上記のように傾斜しているが、これに限定されず、第1継ぎ目77の一部分が、回転方向X下流側に向かうに従って、左右方向内側に向かうように傾斜する傾斜部83として形成されていてもよい。
このような第2実施形態では、第1継ぎ目77が傾斜部83として形成されているので、接触部材66に侵入し、第1継ぎ目77に到達したトナーは、現像ローラ16の回転に伴ない傾斜部83に沿って、左右方向(現像ローラ16の軸線方向)内側に向かって移動される。そのため、第1継ぎ目77(傾斜部83)からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
また、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(2)第3実施形態
また、第3実施形態では、図9(b)に示すように、第1継ぎ目77が、背面視略略クランク状に形成され、第1直交部85と、直線部86と、第2直交部87とを備えている。
第1直交部85は、接触部材66の左右方向内側端部から左右方向外方に向かって延びるように形成されている。
直線部86は、第1直交部85の左端部から約90°屈曲して、下方に向かって延びるように形成されている。つまり、直線部86は、回転方向Xに沿って、回転方向X下流側から回転方向X上流側に向かって延びるように形成されている。
第2直交部87は、直線部86の下端部(回転方向X上流側端部)から約90°屈曲して、左方向外方に延びるように形成されている。
このような第3実施形態では、例え、第1シール部材69が回転方向X下流側に向かって移動されても、直線部86が回転方向Xに沿って延びているので、直線部86において回転方向Xに隙間が生じることを抑制できる。
また、直線部86が回転方向X下流側から回転方向X上流側に向かって延びるように形成されているので、例え、第1直交部85の左右方向内側からトナーが侵入し、直線部86に到達しても、そのトナーは、現像ローラ16の回転により、直線部86において回転方向X下流側から回転方向X上流側に向かう移動が抑制される。
そのため、第1継ぎ目77からのトナーの漏れを確実に抑制することができる。
また、このような第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
5.変形例
上記した第2シール部材70は、図7(b)に示すように、植毛布から構成されたが、これに限定されず、第2シール部材70を、例えば、カシミヤ系の繊維などからなる織物から構成することもできる。
この場合、第2シール部材70を構成する織物は、好ましくは、ゴムローラ57側に突出する糸が、回転方向Xにおける上流側から下流側に向かうに従って、左右方向内側に向くように傾斜状に並ぶように織られていることが好ましい。これにより、第2シール部材70に侵入したトナーには、左右方向内側に戻す方向に力が働く。
これによっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第2シール部材70は、弾性部材から構成することもできる。
この場合、第2シール部材70を構成する弾性部材のゴムローラ57側の表面には、回転方向Xにおける上流側から下流側に向かうに従って、左右方向内側に向かって延びる溝が傾斜状に並ぶように形成されていることが好ましい。これにより、第2シール部材70に侵入したトナーには、左右方向内側に戻す方向に力が働く。
これによっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記した第3シール部材71は、不織布、具体的には、フェルト部材から構成されたが、これに限定されず、第3シール部材71を、弾性部材(例えば、ウレタンスポンジ部材などの弾性発泡体、ウレタンゴム部材などのゴム部材)から構成することもできる。
これによっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、第1実施形態〜第3実施形態では、現像剤担持体の一例として、現像ローラ16を備えたが、現像ローラ16に代えて現像スリーブを備えていてもよい。
なお、これら第1実施形態〜第3実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
13 現像カートリッジ
16 現像ローラ
19 層厚規制ブレード
30 現像フレーム
50 開口部
59 接触部
62 現像サイドシール部材
63 ロアフィルム
65 支持部材
66 接触部材
69 第1シール部材
70 第2シール部材
71 第3シール部材
73 両面テープ
77 第1継ぎ目
78 第2継ぎ目
83 傾斜部
86 直線部
A 軸線
X 回転方向

Claims (13)

  1. 開口部を有し、内部に現像剤が収容される筐体と、
    前記開口部を介して前記筐体内部に臨むように配置され、前記筐体に対して軸線を中心として回転可能に構成される現像剤担持体と、
    前記筐体と前記現像剤担持体の前記軸線方向端部における周面との間に配置されるサイドシール部材と、
    前記現像剤担持体の周面と前記軸線方向に沿って接触する接触部が設けられる層厚規制部材と、を備え、
    前記サイドシール部材は、
    前記現像剤担持体の前記軸線方向端部における周面と接触する接触部材と、
    前記接触部材と前記筐体との間に配置され、前記接触部材を支持する支持部材と、
    前記接触部材と前記支持部材との間に介在され、前記接触部材と前記支持部材とを接着するための両面テープと、を備え、
    前記接触部材は、
    第1シール部材と、
    前記第1シール部材とは別体として設けられ、前記第1シール部材に対して前記現像剤担持体の回転方向上流側に隣接配置される第2シール部材と、を備え、
    前記第1シール部材と前記第2シール部材とが、共通の前記両面テープの一方側表面に接着され
    前記第1シール部材は、
    前記接触部の前記軸線方向端部に対して前記軸線方向外側から、前記接触部に圧接されるように隣接配置されていることを特徴とする、現像装置。
  2. 前記第1シール部材は、前記第2シール部材よりも柔軟性を有することを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1シール部材は、フェルト部材から構成されることを特徴とする、請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記第2シール部材は、
    前記現像剤担持体が回転したときに、前記第2シール部材に侵入する現像剤を前記軸線方向内側に戻す方向に力が働くように構成されていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記第2シール部材が、基材に繊維部材が植毛された植毛布から構成され、
    前記繊維部材が、前記回転方向下流側に向かうに従って、前記軸線方向内側に向かうように、傾斜状に植毛されていることを特徴とする、請求項に記載の現像装置。
  6. 前記接触部材は、前記第1シール部材と前記第2シール部材とによって形成される第1継ぎ目を有し、
    前記第1継ぎ目は、前記軸線方向外側よりも前記軸線方向内側のほうが前記回転方向下流側に設けられていることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 前記第1継ぎ目は、前記回転方向下流側に向かうに従って、前記軸線方向内側に向かうように傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする、請求項に記載の現像装置。
  8. 前記第1継ぎ目は、前記回転方向に沿って延びる直線部を有していることを特徴とする、請求項またはに記載の現像装置。
  9. 前記接触部材は、
    さらに、前記第2シール部材に対して前記回転方向上流側に隣接配置される第3シール部材を備え、
    前記第3シール部材は、前記第2シール部材よりも柔軟性を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の現像装置。
  10. 前記第3シール部材は、前記第2シール部材と比較して、前記現像剤担持体が回転したときに侵入される現像剤の移動を抑制する材料から構成されていることを特徴とする、請求項に記載の現像装置。
  11. 前記第3シール部材は、不織布から構成されていることを特徴とする、請求項10に記載の現像装置。
  12. 前記第3シール部材は、前記第1シール部材と同一の材料から構成されていることを特徴とする、請求項11のいずれか一項に記載の現像装置。
  13. 前記筐体と前記現像剤担持体の前記軸線方向両端部の間における周面との間に配置され、前記現像剤担持体の周面と前記軸線方向に沿って接触するフィルム部材を備え、
    前記接触部材は、前記第2シール部材と前記第3シール部材とによって形成される第2継ぎ目を有し、
    前記フィルム部材の前記軸線方向端部は、前記接触部材と前記現像剤担持体との間に介在され、前記第2継ぎ目の少なくとも一部を被覆するように配置されていることを特徴とする、請求項12のいずれか一項に記載の現像装置。
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