JP2013174869A - トナー清掃具、トナー清掃装置及びトナー清掃方法 - Google Patents

トナー清掃具、トナー清掃装置及びトナー清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で現像装置内の残留トナーの清掃が行えるようにする。
【解決手段】現像装置5の内部に空気を流入させて、残留するトナーを清掃する清掃装置に用いるトナー清掃具50であって、現像装置5の現像ローラ35側の開口部33側が挿入される内部空間52aを有する本体部52と、内部空間52aと連通し、外部のエアー吸引装置と連結される吸引部53と、現像装置5が内部空間52aのエアー清掃位置まで挿入されたときに、開口部33において現像ローラ35との間をシールする入口シール38を押して入口シール38と現像ローラ35との間に隙間を生じさせる突起部54aと、を備え、エアー吸引装置によってエアーを吸引したときに、現像装置5内のトナーをエアーとともに吸引して吸引部53側から排出する。その際、吸引開始後に現像装置5の開口部39からエアーを流入させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナー清掃具、トナー清掃装置及びトナー清掃方法に係り、特に、現像ローラを備え、画像形成装置に着脱自在に装着される現像装置内の残留トナーを清掃するトナー清掃装置と、このトナー清掃装置に使用されるトナー清掃具、及びこのトナー清掃具を使用してトナー清掃を行うトナー清掃方法に関する。
近年、環境問題が重視され、再使用可能な部品はできるだけ再使用して、資源を継続的に利用することが望まれている。また、資源の継続利用によってコストダウンを図ることができる。しかし、現像器にフレッシュトナーを再充填し、現像器を再生するにあたって、画像形成過程で撹拌部材等によってストレスを受けた残留トナー、あるいは感光体ドラムから紙上に転写されず回収された廃トナーが残っていると、ベタ追従不良などの異常画像の発生、あるいは地肌汚れといった問題が発生しやすくなる。そのため、使用済み現像器内の残留トナーの除去が必要である。そこで、残留トナーを簡単な構成で排出できるようにした技術として、例えば特許文献1あるいは2に記載された発明が知られている。
このうち、特許文献1(特開2002−207365号公報)には、エアーブローで清掃するトナー補給容器の清掃が十分に行えるようにすることを目的とし、トナーを収納するためのトナー収納部と、少なくとも一つの開口部とを有するトナー補給容器に対して、開口部からエアーを吹き込みながら、トナー補給容器を回転させ、トナー補給容器内部を清掃することを特徴とするトナー補給容器の清掃方法が開示されている。
また、特許文献2(特開平07−084444号公報)には、現像ユニット内の残留トナーの除去を確実に行うことを目的とし、待機位置に配置された移動可能な保持台によって現像ユニットを、現像スリーブを上方に向けた状態で保持し、保持台を作業位置に移動させて現像スリーブのスリーブギヤを駆動ギヤに噛み合わせ、吸引ノズル先端の吸引口をトナー容器内に挿入し、モータによって現像スリーブを回転させながら吸引ノズルでトナー容器内の残留トナーを吸引する清掃方向が開示されている。
すなわち、特許文献1には、トナー補給容器(トナーカートリッジ)を効率的に清掃するため、トナー補給容器を回転させながらエアーを吹き込み、特許文献2には、トナー容器内を効率的に清掃するため、現像スリーブを回転させながらトナー容器の開口部から吸引ノズルによってトナーを吸引することが開示されている。このように引用文献1及び2記載の発明では、トナーカートリッジあるいは現像ユニットの現像スリーブを回転させながらエアーを吹き込み、あるいはエアーを吸入してトナーを回収するため、チャンバー等を備えた大型装置でなければトナーの回収が難しかった。そのため、トナー清掃装置が大掛かりになってしまい、清掃に時間とコストがかかるという結果と招いていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で現像装置内の残留トナーの清掃を可能とすることにある。
現像装置の内部に空気を流入させて、残留するトナーを清掃する清掃装置に用いるトナー清掃具であって、前記現像装置の現像剤担持体側の開口部側が挿入される空間部を有する本体部と、前記空間部と連通し、外部のエアー吸引手段と連結される連結部と、前記現像装置が前記空間部のエアー清掃位置まで挿入されたときに、前記開口部において前記現像剤担持体との間をシールするシール手段を押して当該シール手段と前記現像剤担持体との間に隙間を生じさせる突起部と、を備え、前記エアー吸引手段によってエアーを吸引したときに、前記現像装置内のトナーをエアーとともに吸引して連結部側から排出することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で現像装置内の残留トナーの清掃を行うことができる。
本発明の実施形態に係るトナー清掃具を使用する現像装置を備えた画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 図1において1色の作像ユニットを拡大して示す図である。 本発明の実施形態に係るトナー清掃具と現像装置との関係を示す図である。 図3に示したトナー清掃具によって現像装置を清掃するときの状態を示す断面図である。 トナー溜め容器を示す斜視図である。
本発明は、現像器の内部に空気を流入させて残留トナーを清掃するに際し、現像器の内部に空気を流入させたとき、現像剤担持体の入口シール(除電シート)の形状を変化させてトナーを噴出しやすくし、噴出しやすくした箇所近傍に吸引力によって空気が移動する吸引路を連結し、吸引路と連結されたエアー吸引装置によってエアーを吸引することにより、噴出しやすい箇所から現像器内のトナーを吸引することを特徴とする。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るトナー清掃具を使用する現像装置を備えた画像形成装置の一例を示す概略構成図、図2は図1において1色の作像ユニットを拡大して示す図である。この画像形成装置は、間接転写方式のタンデム型の画像形成装置である。
同図において、作像ユニット100は、像担持体である感光体ドラム1と、感光体ドラム1の外周に、回転方向に沿って配置された帯電装置2、露光部3、現像装置5、1次転写装置7、クリーニング装置12とを含む。図ではBk(ブラック)色の作像部100Bkについて符号を付しているが、その他C(シアン)色、M(マゼンタ)色、及びY(イエロー)色の各作像部100C,100M,100Yについても同様である。
帯電装置2は感光体ドラム1の表面を帯電するためのもので、露光部3は、帯電装置2によって一様帯電処理された感光体ドラム1の表面に光書き込みを行い、前記表面に潜像を形成する。現像装置5は感光体ドラム1の表面に形成された潜像に帯電トナーを付着させてトナー像を形成する。1次転写装置7は感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像を被転写媒体である中間転写ベルト13上に1次転写させる。クリーニング装置12はトナー搬送コイル10とクリーニングブレード11を備え、感光体ドラム1の表面に残留した残留トナーを清掃し、除去する。
また、現像装置5の上部には交換可能なトナーを収容し、現像装置5と連結してトナーを現像装置5内に供給するトナー補給容器4が設けられている。トナー補給容器4は、ここでは直接現像装置5内にトナーを搬送する構成を示したが、画像形成装置本体内に補給経路を設けて、現像装置5にトナーを補給するように構成することもできる。タンデム型の電子写真では、主にブラックBk、マゼンタM、シアンC、イエローYといった単色の画像を感光体ドラム1の表面にそれぞれ形成し、1色ずつ形成したカラー画像を1次転写装置7によって中間転写ベルト13上に1色ずつ順に重畳し、4色のフルカラー画像を得る。
このような構成において、画像形成がネガポジ方式(露光部電位を低くしトナーを付着させる)で行われる場合、帯電装置(帯電ローラ)2によって表面を一様に負に帯電された感光体ドラム1は、露光部3において感光体ドラム1表面に画像データに基づいて変調されたレーザ光を照射することにより、光書き込みを行い、静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置5によってトナー現像され、可視化される。顕像化されたトナー像は、感光体ドラム1表面から中間転写ベルト13上に前述のようにして1次転写装置7によって転写される。感光体ドラム1から中間転写ベルト13に転写されなかった残トナー成分はクリーニング装置12のクリーニングブレード11により感光体ドラム1表面から除去される。
他方、中間転写ベルト13の表面に転写されたトナー像は、2次転写部において2次転写ローラ8にバイアスが印加され、図示しない給紙トレイから搬送路19に沿って2次転写ローラ8と中間転写ベルト13のニップに搬送された記録紙へ転写される。記録紙に転写された後の中間転写ベルト13上の残留トナー成分あるいは外添材成分はクリーニングユニット16によって除去される。記録紙に転写されたトナー像は、2次転写ローラ8の搬送路19下流側に位置する定着装置9によって記録紙上に溶着、固定され、不図示の排紙口から排出される。
また、Bk色の作像部100Bkの下流側であって中間転写ベルト13と対向する位置には、中間転写ベルト13上に転移したトナーの付着量及び各色の位置を測定して画像濃度や位置合わせの調整に使用するセンサ15が設けられている。このセンサ15は、正反射と拡散反射方式を組み合わせたものである。また、前記2次転写ローラ8とY色の作像部100Yとの間に設けられたクリーニングユニット16には、クリーニングブレード14が設けられている。このクリーニングブレード14の先端は中間転写ベルト13の移動方向(矢印D1方向)に対してカウンタとなるように所定圧で接触しており、中間転写ベルト13を挟んで前記クリーニングブレード14と対向する位置には、金属製クリーニング対向ローラ17が設けられている。このように中間転写ベルト13を挟んで両者を配置することにより、クリーニングブレード14によって中間転写ベルト13上の残像トナーを除去するようになっている。クリーニングブレード14により除去されたトナーは例えばコイル18によって搬送され、不図示の廃トナー収納部に収納される。
図2において、現像装置5には、トナー収容容器31が連結され、トナー補給容器31内には撹拌パドル30が設けられ、撹拌パドル30を駆動することにより、トナーの流動性を保持している。流動性の保持のためには、撹拌パドル30によってトナーを常に撹拌することが望ましい。トナー収容容器31内には現像装置5、あるいは画像形成装置のトナー補給経路との連結部にあたるトナー補給口(以下、現像容器に直接トナーを補給する構成として説明する)に向かってスクリューあるいはコイルなどの搬送機構32によりトナーを輸送することが可能となっている。搬送機構32は、不図示の本体駆動部と連結可能に構成され、本体駆動部と前記搬送機構32はクラッチなどの公知の連結機構によって連結、非連結が制御可能となっている。これにより、トナーの補給駆動は前記連結機構の連結及び非連結を制御することにより任意に設定することができる。トナーの補給量は前記本体駆動部の駆動時間により制御することが可能であり、例えば温湿度環境でトナーの流動性が変化することに対応させて駆動時間を変化させるなどの制御も可能である。
現像装置5内には、トナー移送機構、トナー撹拌機構及びトナー供給機構が設けられている。トナー移送機構は、上部のトナー供給容器31から補充されたトナーを長手方向全域に移送するための例えばスクリューを含むトナー輸送部材37からなる。トナー撹拌機構は、現像装置5内のトナーを撹拌する主にアジテータ34とトナー担持体である現像ローラ35とからなり、トナー供給機構は現像ローラ35にトナーを供給することができるように、主にスポンジ材質から構成される供給ローラ36から構成される。
供給ローラ36から現像ローラ35に移動したトナーは、現像ローラ35の外周面に対向して設けられた層厚規制ブレード41により現像ローラ表面に付着するトナー層の厚みが均一化された後、感光体ドラム1の表面電位に応じた量のトナーが感光体ドラム1の表面に移動し、前記転写装置7により被転写体である中間転写ベルト13に転写される。前述のとおり感光体ドラム1の表面に移動したトナーで転写残として感光体ドラム1上に残留したトナーはクリーニング装置12により除去された後、トナー搬送コイル10によって画像形成装置内に設置された廃トナー収容容器に移送され、回収される。
また、現像ローラ35の感光体ドラム1と対向する側であって、前記規制ブレード41とは逆側(図示下側)には、後述の図3に示す入口シール38が設けられている。入口シール38は現像装置5の現像ローラ35が露出した開口部33の図において下側のケーシングの開口縁33aに一端が固定され、他端が現像ローラ35表面に接触し、トナーが漏れないように入口部をシールするものである。入口シール38はフィルム状の可撓性部材によって形成され、自由端側を加圧すると、撓むようになっている。
なお、図2に示した作像ユニット100は、転写装置7を除いたユニットであり、この作像ユニットにおけるプロセスカートリッジは現像装置5とトナー収容容器31に分かれているが、現像装置5とトナー収容容器31を一体型としたプロセスカートリッジについても、後述の本実施形態に係るトナー清掃具を使用して清掃することができる。
図3ないし図5は本発明の実施形態に係るトナー清掃具を説明するための図で、図3はトナー清掃具と現像装置との関係を示す図、図4はトナー清掃具によって現像装置を清掃するときの状態を示す断面図、図5はトナー溜め容器を示す斜視図である。
図3において、本実施形態に係るトナー清掃具50は現像装置5を図において背面側の開口部51から挿入し、内部に装着可能な箱型の形状に形成された本体部52と、図において前面側に筒状に突出した吸引部53とからなる。本体部52の内部空間52aに現像装置5を挿入したときに現像装置5が接触する本体部52の内面部分には、当該内面52を覆うように例えばゴム材あるいは合成樹脂材からなる弾性部材54がシール部材として設けられている。これにより、本体部52の内部空間52aに現像装置5を挿入したときに、現像装置5との接触部からエアー及びトナー漏れが生じないようになっている。また、エアー及びトナー漏れが生じないように、本体部52の形状は清掃対象となる現像装置のサイズ、形状、構成などに合わせてよって異なり、機種によって専用の形状を有する。
吸引部53内の吸引路53aは、本体部52の内部空間52aと連通しており、現像装置5を本体部52の内部空間52aの奥まで挿入し、現像装置5が清掃位置に位置したときには、現像装置5の現像ローラ35の開口部33の前面(エアー吸引方向下流側)には前記吸引路53aと連通する空間部53bが形成されるようになっている。また、弾性部材54の吸引路53aへの出口近傍は現像ローラ55の長手方向と平行に突出した突起部54aとなっており、現像装置5が清掃位置に位置したときには、突起部54aの先端部が入口シール38の自由端側を押すことができるようになっている。このような状態で入口シール38が突起部54aによって押されると、入口シール38の自由端の先端と現像ローラ55と間に所定の間隙が生じ、現像装置5内と吸引路53a内が連通することになる。一方、本体部52の側面には、本体内の内部空間52と外部空間を連通する開口56が設けられている。
そこで、この状態で吸引部53を図示しないエアー吸引装置に接続して、エアーを吸引すると、現像装置5内と吸引路53aが連通しているので、現像装置5内のエアーが吸引され、そのエアーとともに現像装置5内に残留したトナーも吸引される。その際、現像装置5には、トナー充填用の充填口あるいは外部からトナーを補給するための補給口などの開口部39が設けられているので、現像装置5をトナー清掃具50に装着したときに現像装置5側の開口部39と本体部52側の開口56の位置が大略一致する位置に前記開口56を設けておく。これにより吸引されたエアーは開口56から開口部39を経て、現像装置5内に供給され、トナーを吸引するに足るエアー供給が可能となる。
他方、エアー流入をエアー吸引と並行して行い、現像装置5内に空気流を生じさせてトナー清掃を行うこともできる。その際、現像装置5のトナー充填口、トナー補給口などの開口部39は、トナーを補給するためのものであるので、エアーの流入に障害がある場合もある。そこで、開口部39をエアー流入口としてノズルを挿入し、ブロワなどの空気流入装置をこのノズルに接続して空気を流入させ、エアー吸引装置によって吸引路53a側から排気するようにすることもできる。
現像装置5がトナー清掃具50の本体部52から取り外されると、突起部54aの入口シール38の押圧状態も解除され、入口シール38は自身の弾性により、元の現像ローラ55との接触状態に戻り、現像装置5の開口部33がシール状態となる。
図5に示したトナー溜め容器70は、容器本体部71と、吸引部53と連結(接続)される第1の接続部72と、市販の掃除機に接続される第2の接続部73とを備えている。第1及び第2の接続部72,73は容器本体部71内の容器空間71aと連通する連通路76をそれぞれ備え、容器本体部71の第2の接続部73側の容器空間71aの最下流側には、フィルタ74が設けられている。これにより、第1の接続部72から容器本体部71内に吸引されるトナー混じりのエアーからフィルタ74によってトナーを分離し、トナーが含まれないエアーを第2の接続部73側に排気することができる。
このようなエアー吸引によるトナー清掃を行う際、トナー溜め容器71の第1の接続部72を、現像装置5が装着されたトナー清掃具50の吸引部53に連結し、第2の接続部73を図示しないエアー吸引装置に接続して吸引すると、吸引部53の吸引路53aから吸い出されたエアーからトナー溜め容器71の容器本体部71でトナーを分離して集めることができる。そのため吸引装置として集塵専用の吸引装置を使用することなく、市販の掃除機でも清掃することが可能となる。トナー溜め容器71で回収されたトナーは、廃棄又は再利用することができる。
フィルタ72はメッシュの各目の間隔を1μm以下とすることにより、微粉となったトナーが吸引装置側へと流入するのを防ぐことができる。また、フィルタ72の面積を0.1m以上とすると、現像装置5内に残留したトナーを全て回収するまで、十分な吸引力を維持することができる。回収したトナーを廃棄する際は、フィルタ72装着側のトナー溜め容器71の端部75及びこれと一体の第2の接続部73をトナー溜め容器70の本体部71から取り外して廃棄する。
また。エアー吸引装置及びエアー流入装置の両者を用いてトナー清掃を行う場合、トナーの飛散防止のため、現像装置5がトナー清掃具50に装着された後、エアー吸引装置によってトナーが吸引されると同時若しくは少し遅れてエアー流入装置によって空気を流入させるとよい。エアー吸引装置は、現像ローラ35の入口シール33a近傍等のトナーが漏れやすい箇所から噴出するため、このようなタイミングでエアー吸引とエアー流入を行うと、噴出したトナーを吸引するために有効である。なお、エアー流入量とエアー吸引量は、エアー流入量がエアー吸引量よりも多すぎると、噴出したトナーの吸引が間に合わずトナー漏れが生じ、エアー流入量がエアー吸引量より少なすぎるとエアーを流入させる意味がなくなるので、両者の関係を適切に設定する必要がある。両者の関係は実験的に設定すれば良いが、経験的にトナーが漏れ出ないような相対流量でエアー吸引を行えば十分である。その際、現像装置5内の残留トナーを確実に吸引するためには、現像装置5内の隅部や屈曲部のようにエアーのよどみが生じる部分にエアー流が行き渡り、エアーによって残留トナーを剥離することができるように、エアー流入量の方がエアー吸引量より若干多い方が良いと考えられる。
また、一工程作業が増えることになるが、現像ローラ35を現像装置5から外した状態でトナー清掃具50に装着し、吸引操作を行うと、トナーの清掃性が大幅に向上する。そのため、現像ローラ35が現像装置5から簡単に取り外しできるものでは、現像装置5から現像ローラ35を取り外して、清掃を行う方が好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、
1)トナー清掃具50を使用して簡単な構成で現像装置5内の残留トナーを清掃することができる。
2)機種毎に異なる現像装置5のサイズ、形状、構成に応じたトナー清掃具50を用意することにより、簡単な構成でトナー漏れを生じさせることなく現像装置5内のトナー清掃を行うことができる。
3)弾性部材54によって現像装置5とのシール性を図っているので、トナー回収口の密閉効果を高め、清掃時のトナー漏れを防止することができる。
4)トナー溜め容器70を接続することにより、市販の掃除機でもトナー清掃を容易に行うことができる。
5)トナー溜め容器70内のフィルタ74の各メッシュの間隔を1μm以下とすることにより、トナーを吸引装置側に流入させることなく回収することができる。
6)フィルタ74の面積を0.1m以上とすることにより、現像装置5内に残留したトナーを全て回収するまで、十分な吸引力を維持することができる。
7)トナー吸引手段によるトナーの吸引開始後、現像装置5内へのエアーの流入を開始することにより、エアー流入によるトナーの噴出を防止することができる。
8)現像装置5から現像ローラ35を取り外した状態で清掃することにより、さらに効率的にトナー清掃を行うことができる。
などの効果を奏する。
なお、特許請求の範囲における現像装置は本実施形態では符号5に、清掃装置はトナー清掃具50及び図示しないエアー吸引装置、あるいはこれに加えて図示しないエアー流入装置に、現像剤担持体は現像ローラ35に、現像剤担持体側の開口部は符号33に、空間部は内部空間52aに、本体部は符号52に、エアー吸引手段は図示しないエアー吸引装置(例えば掃除機)に、連結部は吸引部53及び吸引路53aに、エアー清掃位置は図4に図示される位置、シール手段は入口シール38に、突起部は符号54aに、シール部材は弾性部材54に、トナー溜め容器は符号70に、トナー溜め容器の本体部は容器本体部71に、トナー溜め容器の空間部は容器空間71aに、連通路は符号76に、第1の接続部は符号72に、第2の接続部は符号73に、エアー流入手段は図示しないエアー流入装置(例えばノズルとブロワ)に、エアー流入用の開口部は符号39に、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
5 現像装置
33 (現像装置の現像ローラ側の)開口部
35 現像ローラ
38 入口シール
39 (エアー流入用)開口部
50 トナー清掃具
52 本体部
52a 内部空間
53 吸引部
53a 吸引路
54 弾性部材
54a 突起部
70 トナー溜め容器
71 容器本体部
71a 容器空間
72 第1の接続部
73 第2の接続部
76 連通路
特開2002−207365号公報 特開平07−084444号公報

Claims (10)

  1. 現像装置の内部に空気を流入させて、残留するトナーを清掃する清掃装置に用いるトナー清掃具であって、
    前記現像装置の現像剤担持体側の開口部側が挿入される空間部を有する本体部と、
    前記空間部と連通し、外部のエアー吸引手段と連結される連結部と、
    前記現像装置が前記空間部のエアー清掃位置まで挿入されたときに、前記開口部において前記現像剤担持体との間をシールするシール手段を押して当該シール手段と前記現像剤担持体との間に隙間を生じさせる突起部と、
    を備え、
    前記エアー吸引手段によってエアーを吸引したときに、前記現像装置内のトナーをエアーとともに吸引して連結部側から排出すること
    を特徴とするトナー清掃具。
  2. 請求項1に記載のトナー清掃具であって、
    前記現像装置が前記空間部に装着されたときに当該空間部を接触する箇所に弾性材からなるシール部材を備えていること
    を特徴とするトナー清掃具。
  3. 請求項1又は2に記載のトナー清掃具であって、
    前記連結部と前記エアー吸引手段との間に装着され、前記現像装置側から流入されるトナーを含んだエアーからトナーを分離するトナー溜め容器をさらに備えていること
    を特徴とするトナー清掃具。
  4. 請求項3に記載のトナー清掃具であって、
    前記トナー溜め容器が、
    内部にエアーが通過する空間部と当該空間部に設けられたフィルタとを有する本体部と、
    一端が前記本体部の一側に、他端が前記連結部に接続され、内部にエアーが通過する連通路が形成された第1の接続部と、
    一端が前記本体部の他側に、他端が前記エアー吸引手段に接続され、内部にエアーが通過する連通路が形成された第2の接続部と、
    を備えていること
    を特徴とするトナー清掃具。
  5. 請求項4に記載のトナー清掃具であって、
    前記フィルタは、面積が0.1mm以上であり、各メッシュの間隔が1μm以下であること
    を特徴とするトナー清掃具。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のトナー清掃具と、
    前記トナー清掃具の連結部に連結されるエアー吸引手段と、
    を備えたことを特徴とするトナー清掃装置。
  7. 請求項6記載のトナー清掃装置であって、
    エアーを流入させるエアー流入手段をさらに備え、
    前記エアー吸引手段からエアーを吸引するとともに、前記現像装置に形成されたエアー流入口から前記エアー流入手段によってエアーを流入させること
    を特徴とするトナー清掃装置。
  8. 請求項7に記載のトナー清掃装置であって、
    前記エアー吸引手段からのエアー吸引開始後、前記エアー流入手段によるエアー流入を開始すること
    を特徴とするトナー清掃装置。
  9. 現像装置の内部に空気を流入させて、残留するトナーを清掃するトナー清掃方法であって、
    前記現像装置の現像剤担持体側の開口部側が挿入される空間部を有する本体部と、
    前記空間部と連通し、外部のエアー吸引手段と連結される連結部と、
    前記現像装置が前記空間部のエアー清掃位置まで挿入されたときに、前記開口部において前記現像剤担持体との間をシールするシール手段を押して当該シール手段と前記現像剤担持体との間に隙間を生じさせる突起部と、
    を有するトナー清掃具を使用し、
    前記現像装置を前記本体部の空間部の清掃位置に装着する工程と、
    前記連結部側に前記エアー吸引手段を連結してエアーを吸引する工程と、
    前記エアーを吸引する工程の開始後に、前記現像装置のエアー流入用の開口部に挿入されたエアー流入手段からエアーを流入させる工程と、
    を備えたことを特徴とするトナー清掃方法。
  10. 請求項9に記載のトナー清掃方法であって、
    前記現像装置を前記本体部の空間部の清掃位置に装着する工程の前に、前記現像装置の現像ローラを取り外す工程を備えたこと
    を特徴とするトナー清掃方法。
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