JP6344441B2 - ステータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents
ステータ、モータおよび圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6344441B2 JP6344441B2 JP2016175776A JP2016175776A JP6344441B2 JP 6344441 B2 JP6344441 B2 JP 6344441B2 JP 2016175776 A JP2016175776 A JP 2016175776A JP 2016175776 A JP2016175776 A JP 2016175776A JP 6344441 B2 JP6344441 B2 JP 6344441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- stator core
- insulator
- resin
- slot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/34—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
- H02K3/345—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation between conductor and core, e.g. slot insulation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
- H02K3/52—Fastening salient pole windings or connections thereto
- H02K3/521—Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
- H02K3/522—Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/46—Fastening of windings on the stator or rotor structure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B35/00—Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
- F04B35/04—Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/04—Details of the magnetic circuit characterised by the material used for insulating the magnetic circuit or parts thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/12—Stationary parts of the magnetic circuit
- H02K1/16—Stator cores with slots for windings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/10—Applying solid insulation to windings, stators or rotors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/34—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
この発明は、ステータ、モータおよび圧縮機に関する。
従来、ステータとしては、複数のティースを有するステータコアと、ステータコアの軸方向の両端に設けられたインシュレータを備えたものがある(例えば、特許第3824001号(特許文献1)参照)。
上記ステータでは、ステータコアの各ティースにコイルが巻回され、ティース間のスロット部に絶縁性を有するシート状のスロットセルが配置され、コイルとティースとの間を絶縁している。
上記構成のステータでは、ステータコアの各ティースにコイルを巻回する前に、ティース間のスロット部にスロットセルを配置する工程が必要なため、組立工程が複雑になるという問題がある。
また、上記ステータの組立工程では、スロットセルがスロット部の正しい位置に配置されているか確認したり固定したりする作業も必要となるため、コストアップとなる。
そこで、この発明の課題は、組立工程を簡略化できるステータを提供することにある。
また、この発明の課題は、上記ステータを備えたモータを提供することにある。
さらに、この発明の課題は、上記モータを備えた圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のステータは、
環状のバックヨークとそのバックヨークに周方向に間隔をあけて配列された複数のティースとが一体となっているステータコアと、
上記ステータコアを軸方向の両側から挟み込むインシュレータと
を備え、
上記インシュレータが上記ステータコアのスロット部の内面を覆うように、上記インシュレータが樹脂モールドにより上記ステータコアと一体成形されており、
上記インシュレータは、上記ステータコアを軸方向の両側から挟み込むように設けられた環状端部と、上記環状端部の両方を連結するように、上記ステータコアの外周側に軸方向に沿って設けられた連結部とを有することを特徴とする。
環状のバックヨークとそのバックヨークに周方向に間隔をあけて配列された複数のティースとが一体となっているステータコアと、
上記ステータコアを軸方向の両側から挟み込むインシュレータと
を備え、
上記インシュレータが上記ステータコアのスロット部の内面を覆うように、上記インシュレータが樹脂モールドにより上記ステータコアと一体成形されており、
上記インシュレータは、上記ステータコアを軸方向の両側から挟み込むように設けられた環状端部と、上記環状端部の両方を連結するように、上記ステータコアの外周側に軸方向に沿って設けられた連結部とを有することを特徴とする。
ここで、ステータコアのスロット部とは、互いに隣接するティース間のコイルを巻回するための領域である。また、「一体となっているステータコア」とは、バックヨークと複数のティースとが1つになって分割されていない関係にあるステータコアのことである。また、「上記インシュレータが樹脂モールドにより上記ステータコアと一体成形されている」とは、例えば、インシュレータ成形時にステータコアのスロット部の内面を覆うように樹脂を流して、インシュレータとステータコアとが分割出来ない関係にあることである。
上記構成によれば、インシュレータを樹脂モールドによりステータコアと一体成形して、インシュレータがステータコアのスロット部の内面を覆うことによって、ティースに巻回されるコイルとティースとの間を樹脂により絶縁することが可能になる。これによって、スロットセルが不要となり、ティース間のスロット部にスロットセルを配置する工程が不要となるので、組立工程を簡略化できる。
また、ステータコアを軸方向の両側から挟み込む環状端部の両方を連結するように、ステータコアの外周側に軸方向に沿って連結部を設けることによって、ステータコアとインシュレータの一体成形後の外周側の強度を向上できる。
また、ステータコアを軸方向の両側から挟み込む環状端部の両方を連結するように、ステータコアの外周側に軸方向に沿って連結部を設けることによって、ステータコアとインシュレータの一体成形後の外周側の強度を向上できる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータは、上記ステータコアのスロット部の内面を覆う部分において肉厚部と肉薄部とを有する。
上記インシュレータは、上記ステータコアのスロット部の内面を覆う部分において肉厚部と肉薄部とを有する。
上記実施形態によれば、インシュレータのステータコアのスロット部の内面を肉厚部と肉薄部とで覆っているので、ステータコアとインシュレータとを樹脂モールドにより一体成形するとき、上記肉厚部により樹脂の流路を確保することができ、スロット部の内面を覆う樹脂の成形不良を防ぎつつ上記薄肉部の薄肉化が可能になる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部内の角部に設けられている。
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部内の角部に設けられている。
ここで、スロット部内の角部としては、スロット部の内面のバックヨーク側の角部(ティースのつけ根)、スロット部の内面のティースの抜け防止用の鍔側の角部、スロット部の内面のティースの抜け防止用の鍔の先端側の角部(互いに隣接する鍔の対向する縁部)などである。
上記実施形態によれば、インシュレータの肉厚部をステータコアのスロット部内の角部に設けることによって、成形後の工程でティースに巻回されるコイルが干渉することがほとんどなく、また、角部以外の肉薄部のスロット部の内面を覆う樹脂の薄肉化によって、巻線有効面積を減らすことなくコイルとティースとの間を絶縁できる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部の内面のうちのバックヨーク側を覆う部分であって、かつ、上記ステータコアの互いに隣接するティース間の中間に設けられた畝部である。
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部の内面のうちのバックヨーク側を覆う部分であって、かつ、上記ステータコアの互いに隣接するティース間の中間に設けられた畝部である。
上記実施形態によれば、インシュレータのステータコアのスロット部の内面のうちのバックヨーク側を覆う部分であって、かつ、ステータコアの互いに隣接するティース間の中間に畝部を上記肉厚部として設けることによって、ステータコアとインシュレータとを樹脂モールドにより一体成形するとき、バックヨーク側の畝部により樹脂の流路を確保することができ、スロット部の内面を覆う樹脂の成形不良を防ぎつつ上記薄肉部の薄肉化ができる。ここで、上記畝部をステータコアの互いに隣接するティース間の中間に設けているので、成形後の工程でティースに巻回されるコイルが干渉することがない。また、上記畝部以外のスロット部の内面を覆う樹脂の薄肉化によって、巻線有効面積を減らすことなくコイルとティースとの間を絶縁できる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部において軸方向に沿って連なるように設けられている。
上記インシュレータの上記肉厚部は、上記ステータコアのスロット部において軸方向に沿って連なるように設けられている。
上記実施形態によれば、インシュレータの畝部をステータコアのスロット部において軸方向に沿って連なるように設けることによって、ステータコアとインシュレータとを樹脂モールドにより一体成形するとき、畝部により樹脂の流路を軸方向に渡って確保することができ、スロット部の内面を覆う樹脂の成形不良を確実に防ぐことができる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータは、上記ステータコアのスロット部の内面を覆うように成形された第1樹脂成形部と、上記第1樹脂成形部に連なるように、かつ、上記ステータコアの軸方向の両側を覆うように成形された第2樹脂成形部とを有する。
上記インシュレータは、上記ステータコアのスロット部の内面を覆うように成形された第1樹脂成形部と、上記第1樹脂成形部に連なるように、かつ、上記ステータコアの軸方向の両側を覆うように成形された第2樹脂成形部とを有する。
上記実施形態によれば、ステータコアのスロット部の内面を覆うように第1樹脂成形部を成形し、その第1樹脂成形部に連なるように、かつ、ステータコアの軸方向の両側を覆うように第2樹脂成形部を成形する2段成形によって、インシュレータをステータコアと一体成形する。このため、ステータコアの軸方向の両側を覆う第2樹脂成形部の成形工程とは別に、スロット部の内面を覆う第1樹脂成形部を金型や樹脂材料を工夫して成形することによって、第1樹脂成形部を容易に薄肉化することが可能になる。
また、一実施形態のステータでは、
上記インシュレータの上記第1樹脂成形部の樹脂の流動性が、上記第2樹脂成形部の樹脂の流動性よりも高い。
上記インシュレータの上記第1樹脂成形部の樹脂の流動性が、上記第2樹脂成形部の樹脂の流動性よりも高い。
上記実施形態によれば、インシュレータの第1樹脂成形部の樹脂の流動性を第2樹脂成形部の樹脂の流動性よりも高くすることにより、第2樹脂成形部とは別に行う第1樹脂成形部の成形において、流動性の高い樹脂によりスロット部の内面を覆うので、成形不良を確実に防ぎつつ薄肉化が容易にできる。
また、この発明のモータでは、
ロータと、
上記ロータと径方向において対向するように配置された上記のいずれか1つのステータと
を備えたことを特徴とする。
ロータと、
上記ロータと径方向において対向するように配置された上記のいずれか1つのステータと
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、組立工程を簡略化できるモータを実現できる。
また、この発明の圧縮機では、
密閉容器と、
上記密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置され、上記圧縮機構部を駆動する上記モータと
を備えたことを特徴とする。
密閉容器と、
上記密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置され、上記圧縮機構部を駆動する上記モータと
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、組立工程を簡略化できるモータを備えた圧縮機を実現できる。
以上より明らかなように、この発明によれば、インシュレータを樹脂モールドによりステータコアと一体成形して、ステータコアのスロット部の内面をインシュレータにより覆うことによって、組立工程を簡略化できるステータおよびそのステータを備えたモータおよびそのモータを備えた圧縮機を実現することができる。
以下、この発明のステータ、モータおよび圧縮機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の圧縮機の縦断面図を示している。
図1はこの発明の第1実施形態の圧縮機の縦断面図を示している。
この第1実施形態の圧縮機は、図1に示すように、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2と、密閉容器1内に配置され、圧縮機構部2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、密閉容器1内の下側に、圧縮機構部2を配置し、その圧縮機構部2の上側にモータ3を配置している。このモータ3のロータ6によって、シャフト12を介して、圧縮機構部2を駆動するようにしている。
上記圧縮機構部2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、圧縮機構部2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、モータ3のステータ5とロータ6との間の隙間を通して、モータ3を冷却した後、モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。
上記圧縮機構部2は、密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21と上側の端板部材50と下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。本体部51およびボス部52は、シャフト12が挿通されている。
上記本体部51には、シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関してシリンダ21と反対側に位置するように、本体部51に、吐出口51aを開閉する吐出弁31が取り付けられている。
上記本体部51には、シリンダ21と反対側に、吐出弁31を覆うようにカップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、ボス部52が挿通され、ボルト35などによって本体部51に固定されている。このマフラカバー40および上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42とシリンダ室22とは、吐出口51aを介して連通されている。また、上記マフラカバー40は、マフラ室42とマフラカバー40の外側とを連通する孔部43を有する。
また、上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61およびボス部62は、シャフト12が挿通されている。
このように、シャフト12の一端部は、上側の端板部材50および下側の端板部材60に支持されている。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、圧縮機構部2側のシリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、シャフト12の一端部は、偏心ピン26の両側において、圧縮機構部2のハウジング7(上側の端板部材50および下側の端板部材60を含む)で支持されている。
次に、圧縮機構部2のシリンダ21の圧縮作用を図2に従って説明する。図2は上記圧縮機の圧縮機構部2の要部の平面図を示している。
図2に示すように、ローラ27に一体に設けたブレード28でシリンダ室22内を仕切っている。偏心ピン26がシャフト12と共に偏心回転して、偏心ピン26に嵌合したローラ27が、このローラ27の外周面をシリンダ室22の内周面に接しながら公転する。このローラ27の公転に伴って、吸入管11から低圧の冷媒ガスを吸入室22aに吸入して、吐出室22bで圧縮して高圧にした後、吐出口51a(図1に示す)から高圧の冷媒ガスを吐出する。
また、図3は上記圧縮機のモータ3を含む要部の横断面図を示している。図3において、図1と同一の構成部には同一参照番号を付している。このモータ3は、インナーロータ型のモータである。
図3に示すように、密閉容器1内に取り付けられたモータ3は、ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置されたステータ5とを有する。
上記ロータ6は、円柱状のロータコア610と、このロータコア610に周方向に間隔をあけて埋設された6つの磁石620とを有する。ロータコア610は、積層された複数の電磁鋼板からなる。ロータコア610の中央の孔部には、シャフト12が取り付けられている。また、磁石620は、平板状の永久磁石である。
上記ステータ5は、ロータ6と径方向において対向するように配置されている。このステータ5は、ステータコア510と、ステータコア510の軸方向の両端面に取り付けられたインシュレータ530と、ステータコア510およびインシュレータ530に共に巻回されたコイル520とを有する。
上記インシュレータ530の材料として、LCP(Liquid Crystalline Polymer:液晶ポリマ)、PBT(Polybutylene Terephthalate:ポリブチレンテレフタレート)、PPS(Polyphenylene Sulfide:ポリフェニレンサルファイド)などの絶縁性を有する樹脂を用いている。
なお、圧縮機に用いられるモータ3は、冷媒や冷凍機油に曝されるので、ステータ5のインシュレータ530も冷媒や冷凍機油に対して絶縁性などの劣化が少ない材料が用いられている。
上記ステータコア510は、積層された複数の電磁鋼板からなり、焼き嵌めなどによって密閉容器1内に嵌め込まれている。ステータコア510は、環状のバックヨーク511と、このバックヨーク511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に略等間隔に配列された9つのティース512(図7に示す)とを有する。このステータコア510は、環状のバックヨーク511と9つのティース512とが一体となっている。
ここで、「環状のバックヨーク511と9つのティース512とが一体となっている」とは、環状のバックヨーク511と9つのティース512とが1つになって分割されていない関係にあることである。
上記コイル520は、各ティース512にそれぞれ巻かれて複数のティース512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。このコイル520に電流を流してステータ5に発生する電磁力によって、シャフト12と共にロータ6を回転させる。
上記インシュレータ530は、ステータコア510とコイル520とを絶縁している。ステータコア510とインシュレータ530は、樹脂モールドによりインサート成形されている。図3に示すインシュレータ530において、531は環状基部、532はティース512を覆う筒部、533は環状基部531の軸方向の端面に環状に立設された壁部、534はスロット部514の内面のうちのバックヨーク511側に設けられた肉厚部の一例としての畝部である(図8参照)。
上記ステータコア510の周方向において隣り合うティース512の間の空間であるスロット部514の内面は、インシュレータ530の樹脂の一部により覆われている。この実施形態では、スロット部514の内面を覆う樹脂の厚さを0.5mm〜0.8mmとしている。なお、より好ましくは、スロット部514の内面を覆う樹脂の厚さを0.25mm〜0.3mmとすることにより、巻線有効面積をさらに広げることができる。
ここで、スロット部514とは、互いに隣接するティース512間のコイル520を巻回するための領域である。
また、インシュレータ530の畝部534は、各スロット部514の内面のうちのバックヨーク511側を覆う部分で、かつ、筒部532間の中間に内側に向かって突出している。このインシュレータ530の畝部534は、軸方向に沿って連なるように設けられている。
図4は上記モータ3のステータ5の上面図を示している。図4において、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
また、図5は上記ステータ5の側面図を示している。図5において、図3と同一の構成部には同一参照番号を付しており、511aはステータコア510の外周面に設けられたカット面を示している。
また、図6は上記ステータ5の下面図を示している。図6において、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
次に、上記ステータコア510を図7の斜視図を用いて説明する。
このステータコア510は、図7に示すように、環状のバックヨーク511と、そのバックヨーク511の内周側かつ周方向に間隔をあけて配列された複数のティース512とを有する。
なお、上記ステータコア510のバックヨーク511は、40度毎に周方向に配列されたティース512の反対側かつ外周側に、カット面511aを設けると共に、120度間隔をあけた3つのティース512の反対側かつ外周側のカット面511aに軸方向に沿って溝511bを設けている。この溝511bには、インシュレータ530の連結部535(図5に示す)が埋め込まれる。
さらに、上記インシュレータ530を図8の斜視図を用いて説明する。図8において、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
上記インシュレータ530は、図8に示すように、ステータコア510(図7に示す)のバックヨーク511を軸方向の両側から挟み込むように設けられた環状基部531と、その環状基部531の内周側から径方向内側に向かって突出すると共に周方向に略等間隔に配列された9つの筒部532と、環状基部531の軸方向の両端面に環状に立設された壁部533と、隣接する筒部532間(スロット部514に対応)の内面のうちのバックヨーク511側を覆う部分であって、かつ、筒部532間の中間に内側に向かって突出する畝部534と、環状基部531の環状端部531aの両方を連結するように、外周側に軸方向に沿って設けられた連結部535とを有する。上記筒部532の先端側に、コイル520の抜け防止用の鍔532aを設けている。
上記インシュレータ530の畝部534は、各スロット部514において軸方向に沿って連なるように設けられている。また、畝部534の軸方向に直交する平面に沿った断面は、径方向内側に向かって突出する山形状をしている。
なお、この第1実施形態では、畝部534の断面を山形状としたが、これに限らず、樹脂モールドによる金型成形時に樹脂の流路を確保可能な断面形状の畝部であればよい。
図9はステータコア510と一体に成形されたインシュレータ530の斜視図を示している。図9において、図7と図8と同一の構成部には同一参照番号を付している。
さらに、図10は図9のIX−IX線から見た断面図を示している。
上記第1実施形態のステータ5のインシュレータ530は、まず、複数の電磁鋼板を積層した積層鋼板からなるステータコア510を金型(図示せず)内に装着する。そして、金型内に挿入されたステータコア510の周りに樹脂を注入するインサート成形により、ステータコア510とインシュレータ530を一体化する。このとき、ステータコア510は、押さえピン(図示せず)により厚さ方向に挟持された状態でインシュレータ530と一体成形される。これにより、複数の電磁鋼板にカシメ部を設けることなく、電磁鋼板が密に積層されるので、ステータコア510の積層率が向上する。
また、積層鋼板の隙間を小さくして積層率が向上したステータコア510を、インシュレータ530により全体を覆うように保持するので、ステータコア510の剛性が高くなる。このため、ステータコアの剛性を高めるために積層鋼板の隙間をワニスで埋めるような作業も必要なくなる。
上記構成のステータによれば、インシュレータ530を樹脂モールドによりステータコア510と一体成形して、インシュレータ530がステータコア510のスロット部514の内面を覆うことによって、ティース512に巻回されるコイル520とティース512との間を樹脂により絶縁することが可能になる。これによって、スロットセルが不要となり、ティース512間のスロット部514にスロットセルを配置する工程が不要となるので、組立工程を簡略化できる。
ここで、「インシュレータ530を樹脂モールドによりステータコア510と一体成形する」とは、インシュレータ530とステータコア510の2つの要素が一体になるように成形することである。
また、カシメ部を設けることなく複数の電磁鋼板が積層されたステータコア510が、インシュレータ530により全体を覆うように保持されて、剛性が高くなることによって、モータ駆動時の音の発生や振動を抑制できると共に、積層率が向上すると共にカシメ部による損失(絶縁短絡箇所に流れる誘導電流による損失)がなくなるので、モータ性能を大幅に向上できる。
また、上記インシュレータ530のステータコア510のスロット部514の内面のうちのバックヨーク511側を覆う部分であって、かつ、ステータコア510の互いに隣接するティース512間の中間に畝部534を肉厚部として設けることによって、ステータコア510とインシュレータ530とを樹脂モールドにより一体成形するとき、バックヨーク511側の畝部534により樹脂の流路を確保することができ、スロット部514の内面を覆う樹脂の成形不良を防ぎつつ薄肉部の薄肉化することができる。ここで、上記畝部534をステータコア510の互いに隣接するティース512間の中間に設けているので、成形後の工程でティース512に巻回されるコイル520が干渉することがない。
また、上記畝部534以外のスロット部514の内面を覆う樹脂の薄肉化によって、巻線有効面積を減らすことなくコイル520とティース512との間を絶縁できる。
また、上記インシュレータ530の畝部534をステータコア510のスロット部514において軸方向に沿って連なるように設けることによって、ステータコア510とインシュレータ530とを樹脂モールドにより一体成形するとき、畝部534により樹脂の流路を軸方向に渡って確保することができ、スロット部514の内面を覆う樹脂の成形不良を確実に防ぐことができる。
なお、この実施の形態では、インシュレータ530の畝部534を軸方向に沿って連なるように、スロット部514の内面の軸方向の一端から他端に渡って設けたが、スロット部の内面の軸方向の一端側または他端側の少なくとも一方に部分的に畝部を設けてもよい。
また、上記インシュレータ530に畝部534を設けることによって、インサート成形において、畝部534の軸方向の少なくとも一方の側に設けられたゲートから樹脂を容易にスロット部514内に注入でき、樹脂を注入するゲートをスロット部514内に配置しないようにできる。これにより、金型の構造を簡略化できると共に、インシュレータ530のスロット部514内の薄肉部にゲート痕が形成されない。
また、上記ステータコア510を軸方向の両側から挟み込む環状端部531aの両方を連結するように、ステータコア510の外周側に軸方向に沿って連結部535を設けることによって、ステータコア510とインシュレータ530の一体成形後の外周側の強度を向上できる。また、このインシュレータ530の連結部535は、インサート成形時に樹脂の軸方向の流路となり、金型内への樹脂を均一に充填するのに寄与する。
上記第1実施形態では、インナーロータ型のモータ3を備えた圧縮機について説明したが、アウターロータ型のモータおよびそのモータを備えた圧縮機にこの発明を適用してもよい。また、この発明のモータは、圧縮機に限らず、他のモータを使用する装置に適用してもよい。
また、上記第1実施形態では、縦型のロータリ型の圧縮機について説明したが、これに限らず、横型の圧縮機にこの発明を適用してもよく、また、スクロール型の圧縮機などにこの発明を適用してもよい。
〔第2実施形態〕
図11はこの発明の第2実施形態のステータのインシュレータ1530を分割した状態の斜視図を示している。この第2実施形態のステータは、インシュレータ1530を除いて第1実施形態のステータ5と同一の構成をしており、図3〜図10を援用する。
図11はこの発明の第2実施形態のステータのインシュレータ1530を分割した状態の斜視図を示している。この第2実施形態のステータは、インシュレータ1530を除いて第1実施形態のステータ5と同一の構成をしており、図3〜図10を援用する。
上記インシュレータ1530は、図11に示すように、ステータコア510(図7に示す)のスロット部514の内面を覆うように成形された第1樹脂成形部1530Aと、その第1樹脂成形部1530Aに連なるように、かつ、ステータコア510の軸方向の両側を覆うように成形された第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2とを有する。
図11では、第1樹脂成形部1530Aと第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2を分割して示しているが、実際は一体成形されて、インシュレータ1530を構成している。
上記インシュレータ1530は、まず、複数の電磁鋼板を積層した積層鋼板からなるステータコア510を金型内に装着する。そして、金型内に挿入されたステータコア510のスロット部514内に樹脂を注入することにより、厚さ0.5mm〜0.8mm程度の薄肉の第1樹脂成形部1530Aを成形する。
次に、第1樹脂成形部1530Aの温度が下がって硬化したら、厚肉部分である第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2を第1樹脂成形部1530Aに連続して樹脂を注入することにより、ステータコア510とインシュレータ1530を一体化する。なお、第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の樹脂注入は、第1樹脂成形部1530Aの樹脂注入と並行して行ってもよい。
ここで用いる金型の分割面は、スロット部514の内面には存在しないようにする。
この第2実施形態では、第1樹脂成形部1530Aおよび第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2に同一の樹脂材料を用いたが、異なる樹脂材料を用いてもよい。
なお、上記第2実施形態では、インシュレータ1530に第1実施形態の畝部は設けていない。
上記第2実施形態のステータによれば、第1実施形態のステータと同様の効果を有する。
また、上記インシュレータ1530では、ステータコア510のスロット部514の内面を覆うように第1樹脂成形部1530Aをインサート成形し、その第1樹脂成形部1530Aに連なるように、かつ、ステータコア510の軸方向の両側を覆うように第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2をインサート成形する2段成形によって、インシュレータ1530をステータコア510と一体成形している。このため、ステータコア510の軸方向の両側を覆う第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の成形工程とは別に、スロット部514の内面を覆う第1樹脂成形部1530Aを金型や樹脂材料を工夫して成形することによって、第1樹脂成形部1530Aを容易に薄肉化することが可能になる。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態のステータに用いられるインシュレータ1530は、第1樹脂成形部1530Aおよび第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の樹脂の流動性を除いて第2実施形態のステータのインシュレータ1530と同一の構成をしている。
この発明の第3実施形態のステータに用いられるインシュレータ1530は、第1樹脂成形部1530Aおよび第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の樹脂の流動性を除いて第2実施形態のステータのインシュレータ1530と同一の構成をしている。
この第3実施形態のステータ5のインシュレータ1530では、第1樹脂成形部1530Aの樹脂の流動性を、第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の樹脂の流動性よりも高くしている。例えば、第1樹脂成形部1530Aに流動性の高いが高価なLCPを用い、第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2に流動性は高くないが比較的安価なPBTを用いる。
ここで、樹脂の流動性とは、成形時に加熱溶融したときの樹脂の流動性である。
なお、溶融温度が高いほど流動性は高くなるので、第1樹脂成形部1530Aおよび第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2に同一材料を用いて、第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2よりも第1樹脂成形部1530Aの成形時の溶融温度を高くして流動性を高くしてもよい。
なお、上記第3実施形態では、インシュレータ1530に第1実施形態の畝部は設けていない。
上記第3実施形態のステータによれば、第2実施形態のステータと同様の効果を有する。
また、上記インシュレータ1530では、インシュレータ1530の第1樹脂成形部1530Aの樹脂の流動性を第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2の樹脂の流動性よりも高くすることにより、第2樹脂成形部1530B-1,1530B-2とは別に行う第1樹脂成形部1530Aの成形において、流動性の高い樹脂によりスロット部の内面を覆うので、成形不良を確実に防ぎつつ薄肉化が容易にできる。
上記第2,第3実施形態では、インシュレータ1530に畝部を設けていないが、ステータコアのスロット部の内面のうちのバックヨーク側を覆う部分であって、かつ、ステータコアの互いに隣接するティース間の中間に畝部を設けてもよい。
〔第4実施形態〕
図12はこの発明の第4実施形態のステータ5の上面図を示している。この第4実施形態のステータ5は、インシュレータ530において畝部534の代わりに肉厚部541,542を設けた点を除いて第1実施形態のステータ5と同一の構成をしており、図3〜図10を援用する。なお、図12では、コイル520は省略している。
図12はこの発明の第4実施形態のステータ5の上面図を示している。この第4実施形態のステータ5は、インシュレータ530において畝部534の代わりに肉厚部541,542を設けた点を除いて第1実施形態のステータ5と同一の構成をしており、図3〜図10を援用する。なお、図12では、コイル520は省略している。
この第4実施形態のステータ5は、図12に示すように、ステータコア510とインシュレータ530が、樹脂モールドによりインサート成形されている。上記インシュレータ530は、ステータコア510とコイル520とを絶縁している。
図12に示すインシュレータ530において、531は環状基部、532はティース512を覆う筒部、533は環状基部531の軸方向の端面に環状に立設された壁部、541はスロット部514の内面のうちのバックヨーク511側の角部(ティース512のつけ根)に設けられた肉厚部、542はスロット部514の内面のうちのティース512の抜け防止用の鍔532a側の角部である。このインシュレータ530の肉厚部541,542は、軸方向に沿って連なるように設けられている。
上記ステータコア510の周方向において隣り合うティース512の間の空間であるスロット部514の内面は、インシュレータ530の樹脂の一部により覆われている。この実施形態では、スロット部514の内面を覆う樹脂の肉薄部(肉厚部541,542よりも薄い部分)の厚さを0.5mm〜0.8mmとしている。なお、より好ましくは、スロット部514の内面を覆う樹脂の厚さを0.25mm〜0.3mmとすることにより、巻線有効面積をさらに広げることができる。
上記第4実施形態のステータ5によれば、第1実施形態のステータと同様の効果を有する。
なお、上記第4実施形態では、インシュレータ530のスロット部514の内面に肉厚部541,542を設けたが、肉厚部541または肉厚部542のうちの一方だけでもよい。
また、図13は上記ステータの変形例の上面図を示している。この図13の変形例では、インシュレータ530において肉厚部542の代わりに肉厚部743を設けた点を除いて図13に示すステータ5と同一の構成をしており、
図13に示すインシュレータ530において、531は環状基部、532はティース512を覆う筒部、533は環状基部531の軸方向の端面に環状に立設された壁部、541はスロット部514の内面のうちのバックヨーク511側の角部(ティース512のつけ根)に設けられた肉厚部、543はスロット部514の内面のうちのティース512の抜け防止用の鍔532aの先端側の角部(互いに隣接する鍔532aの対向する縁部)に設けられた肉厚部である。このインシュレータ530の肉厚部541,543は、軸方向に沿って連なるように設けられている。
なお、上記変形例では、インシュレータ530のスロット部514の内面に肉厚部541,543を設けたが、肉厚部541または肉厚部543のうちの一方だけでもよい。
また、図12に示す第4実施形態の肉厚部541,542と図13に示す変形例の肉厚部543とを組み合わせてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第4実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1…密閉容器
2…圧縮機構部
3…モータ
5…ステータ
6…ロータ
7…ハウジング
9…油溜まり部
10…アキュームレータ
11…吸入管
12…シャフト
13…吐出管
21…シリンダ
22…シリンダ室
22a…吸入室
22b…吐出室
25,25…ブッシュ
26…偏心ピン
27…ローラ
28…ブレード
31…吐出弁
35…ボルト
40…マフラカバー
42…マフラ室
43…孔部
50…端板部材
51…本体部
51a…吐出口
52…ボス部
60…端板部材
61…本体部
62…ボス部
510…ステータコア
511…バックヨーク
512…ティース
514…スロット部
520…コイル
530…インシュレータ
531…環状基部
531a…環状端部
532…筒部
533…壁部
534…畝部
535…連結部
541,542,543…肉厚部
610…ロータコア
620…磁石
1530…インシュレータ
1530A…第1樹脂成形部
1530B-1,1530B-2…第2樹脂成形部
2…圧縮機構部
3…モータ
5…ステータ
6…ロータ
7…ハウジング
9…油溜まり部
10…アキュームレータ
11…吸入管
12…シャフト
13…吐出管
21…シリンダ
22…シリンダ室
22a…吸入室
22b…吐出室
25,25…ブッシュ
26…偏心ピン
27…ローラ
28…ブレード
31…吐出弁
35…ボルト
40…マフラカバー
42…マフラ室
43…孔部
50…端板部材
51…本体部
51a…吐出口
52…ボス部
60…端板部材
61…本体部
62…ボス部
510…ステータコア
511…バックヨーク
512…ティース
514…スロット部
520…コイル
530…インシュレータ
531…環状基部
531a…環状端部
532…筒部
533…壁部
534…畝部
535…連結部
541,542,543…肉厚部
610…ロータコア
620…磁石
1530…インシュレータ
1530A…第1樹脂成形部
1530B-1,1530B-2…第2樹脂成形部
Claims (9)
- 環状のバックヨーク(511)とそのバックヨーク(511)に周方向に間隔をあけて配列された複数のティース(512)とが一体となっているステータコア(510)と、
上記ステータコア(510)を軸方向の両側から挟み込むインシュレータ(530,1530)と
を備え、
上記インシュレータ(530,1530)が上記ステータコア(510)のスロット部(514)の内面を覆うように、上記インシュレータ(530,1530)が樹脂モールドにより上記ステータコア(510)と一体成形されており、
上記インシュレータ(530,1530)は、上記ステータコア(510)を軸方向の両側から挟み込むように設けられた環状端部(531a)と、上記環状端部(531a)の両方を連結するように、上記ステータコア(510)の外周側に軸方向に沿って設けられた連結部(535)とを有することを特徴とするステータ(5)。 - 請求項1に記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(530)は、上記ステータコア(510)のスロット部(514)の内面を覆う部分において肉厚部(534,541,542,543)と肉薄部とを有することを特徴とするステータ(5)。 - 請求項2に記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(530)の上記肉厚部(541,542,543)は、上記ステータコア(510)のスロット部(514)内の角部に設けられていることを特徴とするステータ(5)。 - 請求項2に記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(530)の上記肉厚部(534)は、上記ステータコア(510)のスロット部(514)の内面のうちのバックヨーク(511)側を覆う部分であって、かつ、上記ステータコア(510)の互いに隣接するティース(512)間の中間に設けられた畝部(534)であることを特徴とするステータ(5)。 - 請求項2から4のいずれか1つに記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(530)の上記肉厚部(534,541,542,543)は、上記ステータコア(510)のスロット部(514)において軸方向に沿って連なるように設けられていることを特徴とするステータ(5)。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(1530)は、上記ステータコア(510)のスロット部(514)の内面を覆うように成形された第1樹脂成形部(1530A)と、上記第1樹脂成形部(1530A)に連なるように、かつ、上記ステータコア(510)の軸方向の両側を覆うように成形された第2樹脂成形部(1530B-1,1530B-2)とを有することを特徴とするステータ(5)。 - 請求項6に記載のステータにおいて、
上記インシュレータ(1530)の上記第1樹脂成形部(1530A)の樹脂の流動性が、上記第2樹脂成形部(1530B-1,1530B-2)の樹脂の流動性よりも高いことを特徴とするステータ(5)。 - ロータ(6)と、
上記ロータ(6)と径方向において対向するように配置された請求項1から7のいずれか1つに記載のステータ(5)と
を備えたことを特徴とするモータ(3)。 - 密閉容器(1)と、
上記密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
上記密閉容器(1)内に配置され、上記圧縮機構部(2)を駆動する請求項8に記載のモータ(3)と
を備えたことを特徴とする圧縮機。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016175776A JP6344441B2 (ja) | 2016-09-08 | 2016-09-08 | ステータ、モータおよび圧縮機 |
EP17848407.7A EP3477823B1 (en) | 2016-09-08 | 2017-07-13 | Stator, motor, and compressor |
ES17848407T ES2949699T3 (es) | 2016-09-08 | 2017-07-13 | Estator, motor y compresor |
US16/325,698 US11355981B2 (en) | 2016-09-08 | 2017-07-13 | Stator, motor, and compressor having an integrally molded insulator |
CN201780053798.8A CN109690914B (zh) | 2016-09-08 | 2017-07-13 | 定子、马达和压缩机 |
PCT/JP2017/025558 WO2018047462A1 (ja) | 2016-09-08 | 2017-07-13 | ステータ、モータおよび圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016175776A JP6344441B2 (ja) | 2016-09-08 | 2016-09-08 | ステータ、モータおよび圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018042400A JP2018042400A (ja) | 2018-03-15 |
JP6344441B2 true JP6344441B2 (ja) | 2018-06-20 |
Family
ID=61562119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016175776A Active JP6344441B2 (ja) | 2016-09-08 | 2016-09-08 | ステータ、モータおよび圧縮機 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11355981B2 (ja) |
EP (1) | EP3477823B1 (ja) |
JP (1) | JP6344441B2 (ja) |
CN (1) | CN109690914B (ja) |
ES (1) | ES2949699T3 (ja) |
WO (1) | WO2018047462A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019188494A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | ダイキン工業株式会社 | 固定子コア及び圧縮機 |
JP2019180166A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社マキタ | 電動作業機 |
DE102019107526A1 (de) * | 2018-07-11 | 2020-01-16 | Hanon Systems | Vorrichtung zum Antreiben eines Verdichters und Verfahren zum Herstellen der Vorrichtung |
JP7351471B2 (ja) * | 2018-08-27 | 2023-09-27 | 多摩川精機株式会社 | ステータコア構造 |
JP2020108297A (ja) * | 2018-12-28 | 2020-07-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 圧縮機 |
JP7307591B2 (ja) * | 2019-05-24 | 2023-07-12 | パナソニック アプライアンシズ リフリジレーション デヴァイシズ シンガポール | 固定子、モータ、圧縮機、及び冷凍装置 |
CN113497497B (zh) * | 2020-03-18 | 2022-05-10 | 利大溪工业股份有限公司 | 马达定子绕线结构 |
KR102387286B1 (ko) * | 2020-07-07 | 2022-04-20 | 뉴모텍(주) | 모터의 스테이터 어셈블리 및 제조 방법 |
CN112564324B (zh) * | 2020-12-28 | 2022-05-31 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 定子铁芯、定子、电机、压缩机和制冷设备 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3564299B2 (ja) * | 1998-07-10 | 2004-09-08 | 株式会社東芝 | アウタロータ形モータのステータ |
JP4876332B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2012-02-15 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びそれを用いた密閉型圧縮機 |
DE10295883T1 (de) * | 2001-09-21 | 2003-12-24 | Aisin Aw Co | Mit einem isolierenden Bauteil ausgestatteter Kern und Verfahren zur Herstellung desselben |
JP2003324913A (ja) * | 2002-05-08 | 2003-11-14 | Aisin Aw Co Ltd | 絶縁部材を備えたコアの製造方法及びそれにより製造されたコア |
JP3824001B2 (ja) | 2004-02-06 | 2006-09-20 | ダイキン工業株式会社 | 電動機の固定子 |
CN100495861C (zh) | 2004-02-06 | 2009-06-03 | 大金工业株式会社 | 电动机的定子 |
KR100651873B1 (ko) * | 2005-01-24 | 2006-12-01 | 엘지전자 주식회사 | 모터 |
JP4449930B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2010-04-14 | 三菱電機株式会社 | 電動機、冷凍・空調装置、電動機の製造方法 |
JP5158426B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2013-03-06 | ミネベア株式会社 | ステータアッセンブリ |
JP4614004B2 (ja) * | 2009-02-03 | 2011-01-19 | ダイキン工業株式会社 | 固定子、モータ及び圧縮機 |
JP2010218612A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Alphana Technology Co Ltd | ディスク駆動装置 |
WO2011013273A1 (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-03 | 三菱電機株式会社 | 回転電機のステータ |
CN201533207U (zh) * | 2009-11-03 | 2010-07-21 | 中山大洋电机股份有限公司 | 一种用于连接电机线圈绕组和线路板的连接机构 |
JP2011160622A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機の固定子 |
JP6006937B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-10-12 | 株式会社ミツバ | ブラシレスモータ及びブラシレスモータ製造方法 |
JP5938903B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2016-06-22 | 株式会社富士通ゼネラル | 電動機 |
JP2014187856A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Aisin Aw Co Ltd | ステータコアの絶縁構造及びステータの組付方法 |
JP6044488B2 (ja) * | 2013-08-30 | 2016-12-14 | トヨタ自動車株式会社 | コイルインシュレータの固定方法および固定構造、ステータ、ならびに、回転電機 |
CN203554118U (zh) * | 2013-09-30 | 2014-04-16 | 中山大洋电机制造有限公司 | 一种端部绝缘结构及其应用的电机 |
JP6230441B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2017-11-15 | 三菱電機株式会社 | 単相誘導電動機、密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
EP3176912B1 (en) * | 2014-07-31 | 2019-02-27 | Top Co., Ltd. | Stator and rotating machine |
JP6430266B2 (ja) * | 2015-01-20 | 2018-11-28 | 愛三工業株式会社 | ステータ及び電動ポンプ |
-
2016
- 2016-09-08 JP JP2016175776A patent/JP6344441B2/ja active Active
-
2017
- 2017-07-13 ES ES17848407T patent/ES2949699T3/es active Active
- 2017-07-13 EP EP17848407.7A patent/EP3477823B1/en active Active
- 2017-07-13 WO PCT/JP2017/025558 patent/WO2018047462A1/ja unknown
- 2017-07-13 US US16/325,698 patent/US11355981B2/en active Active
- 2017-07-13 CN CN201780053798.8A patent/CN109690914B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3477823B1 (en) | 2023-06-07 |
EP3477823A4 (en) | 2020-01-15 |
EP3477823A1 (en) | 2019-05-01 |
JP2018042400A (ja) | 2018-03-15 |
ES2949699T3 (es) | 2023-10-02 |
CN109690914A (zh) | 2019-04-26 |
CN109690914B (zh) | 2021-01-01 |
US20210336504A1 (en) | 2021-10-28 |
US11355981B2 (en) | 2022-06-07 |
WO2018047462A1 (ja) | 2018-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6344441B2 (ja) | ステータ、モータおよび圧縮機 | |
KR102583934B1 (ko) | 압축기 | |
KR101065913B1 (ko) | 모터용 인슐레이터, 고정자, 모터 및 압축기 | |
JP4614004B2 (ja) | 固定子、モータ及び圧縮機 | |
JP5831533B2 (ja) | 圧縮機 | |
JP6885380B2 (ja) | ステータ、モータおよび圧縮機 | |
JP6489183B2 (ja) | ステータ、その製造方法、そのステータを用いたモータ及び圧縮機 | |
JP6806210B1 (ja) | 圧縮機 | |
JP5672325B2 (ja) | モータ用ロータの組立方法、モータおよび圧縮機 | |
JP6489175B2 (ja) | 固定子、この固定子を備えるモータ、このモータを備える圧縮機、及びこの圧縮機を備える空気調和機 | |
JP2018011394A (ja) | インシュレータ、および、インシュレータの製造方法 | |
JP2016149823A (ja) | ステータ、モータおよび圧縮機 | |
JP4656028B2 (ja) | モータおよび圧縮機 | |
WO2022234652A1 (ja) | ロータリー圧縮機 | |
JP4720752B2 (ja) | モータ用インシュレータ、モータおよび圧縮機 | |
JP2020108297A (ja) | 圧縮機 | |
JP4655048B2 (ja) | モータ用インシュレータ、モータおよび圧縮機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180424 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180507 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6344441 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |