JP4720752B2 - モータ用インシュレータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents

モータ用インシュレータ、モータおよび圧縮機 Download PDF

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Description

この発明は、例えばエアコンや冷蔵庫の圧縮機等に用いられるモータ用のインシュレータ、このインシュレータを用いているモータ、および、このモータを用いている圧縮機に関する。
従来、モータ用インシュレータとしては、樹脂によりモールド成型され、内側鍔部と外側鍔部と巻き胴部とを有したものがある(特開2001−55979号公報:特許文献1参照)。
そして、このインシュレータをモールド成型する際の樹脂注入口であるゲートの位置を、上記内側鍔部または上記外側鍔部に設けていた。
特開2001−55979号公報
しかしながら、上記従来のモータ用インシュレータでは、上記内側鍔部または上記外側鍔部における上記ゲート位置に対応する部分に、特別な印がなく、上記ステータコアへの誤組を防止するために、上記ステータコアとの位置合わせ用のマーク部を設ける必要があった。
上記インシュレータにおいて上記マーク部を設けるスペースは、限られているので、この限られたスペース内に、上記マーク部を設けることは、困難であった。
そこで、この発明の課題は、上記マーク部を限られたスペース内で容易に形成することができるモータ用インシュレータを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のモータ用インシュレータは、
ロータの径方向外側に配置されるステータにおけるステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されて、コイルによって上記ステータコアとともに巻かれると共に、樹脂によりモールド成型されたモータ用インシュレータであって、
環状部と、
上記環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に所定間隔に配列された複数のティース部と
を有し、
上記ティース部は、
上記環状部の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部と、
この胴部の他端に取り付けられると共に周方向および軸方向一端側に延びている頭部と
を有し、
モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡であると共に、上記ステータコアとの位置合わせ用のマーク部が一体に形成された樹脂注入口跡を、上記ティース部の上記胴部または上記頭部に設けていることを特徴としている。
この発明のモータ用インシュレータによれば、モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡であると共に、上記ステータコアとの位置合わせ用のマーク部が一体に形成された樹脂注入口跡を有するので、上記樹脂注入口跡を、上記ステータコアとの位置合わせとして利用できる。つまり、上記マーク部を、上記樹脂注入口跡と別の位置に設ける必要がなく、上記マーク部を、上記インシュレータにおける限られたスペース内で、容易に形成することができる。したがって、上記インシュレータの製造の手間とコストを低減できる。
また、一実施形態のモータ用インシュレータでは、
記樹脂注入口跡は、上記ティース部の内周側で軸方向一端側の部分に、設けられている。
この実施形態のモータ用インシュレータによれば、上記樹脂注入口跡は、上記ティース部の内周側で軸方向一端側の部分に、設けられているので、上記インシュレータを上記ステータコアに組み付けるときに、上記樹脂注入口跡を上記ティース部の上記軸方向一端側から確認しやすく、上記インシュレータの上記ステータコアへの誤組を防止できる。
また、一実施形態のモータ用インシュレータでは、
記樹脂注入口跡は、上記頭部の上記軸方向一端側に、設けられている。
この実施形態のモータ用インシュレータによれば、上記樹脂注入口跡は、上記ティース部の上記頭部の上記軸方向一端側に、設けられているので、上記樹脂注入口跡を上記インシュレータの高い位置に設けることができて、上記樹脂注入口跡を一層確認しやすくなる。
また、一実施形態のモータ用インシュレータでは、
上記樹脂注入口跡は、上記頭部の上記軸方向一端側の先端縁に設けられた凹部であり、
上記マーク部は、上記凹部の底部に設けられた凸部であり、上記頭部の上記先端縁よりも低い位置にあって、上記頭部の上記先端縁から、突出していない。
この実施形態のモータ用インシュレータによれば、上記マーク部は、上記頭部の上記先端縁よりも、低い位置にあって、上記頭部の上記先端縁から、突出していないので、上記インシュレータに上記コイルを巻き付ける際に、上記マーク部に上記コイルを引っ掛けることがなくて、上記コイルの巻線不良を防止できる。
また、この発明のモータは、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備え、上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置された上記インシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに共に巻き付けられたコイルとを有することを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記インシュレータを備えているので、上記インシュレータの製造の手間とコストは、低減されており、容易に製造できコストの低いモータを実現できる。
また、この発明の圧縮機は、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動する上記モータとを備えていることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えているので、上記モータの製造の手間とコストは、低減されており、容易に製造できコストの低い圧縮機を実現できる。
この発明のモータ用インシュレータによれば、モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡であると共に、上記ステータコアとの位置合わせ用のマーク部が一体に形成された樹脂注入口跡を有するので、上記マーク部を、上記インシュレータにおける限られたスペース内で、容易に形成することができる。
また、この発明のモータによれば、上記インシュレータを備えているので、容易に製造できコストの低いモータを実現できる。
また、この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えているので、容易に製造できコストの低い圧縮機を実現できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、この発明の圧縮機の一実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動するようにしている。
上記圧縮要素2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やHCやR410A等のHFC、R22等のHCFCである。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。
上記圧縮要素2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮要素2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト12の一端部は、上記偏心ピン26の両側において、上記圧縮要素2のハウジング7で支持されている。このハウジング7は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60を含む。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室42を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1と図3に示すように、上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータ本体610と、このロータ本体610に埋設された磁石620とを有する。上記ロータ本体610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石620が、上記ロータ本体610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510の軸510a方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ530と、上記ステータコア510および上記インシュレータ530に共に巻き付けられたコイル520とを有する。なお、図3では、上記コイル520および上記インシュレータ530を一部省略して描いている。
上記ステータコア510は、積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1に、焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記ステータコア510は、環状部511と、この環状部511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された9つのティース部512とを有する。
上記コイル520は、上記各ティース部512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース部512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記インシュレータ530は、上記ステータコア510と上記コイル520との間に挟持され、上記ステータコア510と上記コイル520とを絶縁している。上記インシュレータ530は、樹脂によりモールド成型されている。上記インシュレータ530は、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドやポリエステル等の耐熱性のよい樹脂材料からなる。また、上記インシュレータ530は、例えば、強度向上のためにガラス繊維入りの材料からなる。
上記インシュレータ530は、環状部531と、上記環状部531の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に(所定間隔の一例としての)等間隔に配列された複数のティース部532とを有している。
上記インシュレータ530の上記環状部531は、上記ステータコア510の上記環状部511に対向して接触し、上記インシュレータ530の上記複数のティース部532は、それぞれ、上記ステータコア510の上記複数のティース部512に対向して接触している。
上記ステータコア510の上記ティース部512と、上記インシュレータ530の上記ティース部532とは、上記ステータコア510の軸510a方向(上記シャフト12の回転軸12a方向)からみて、略同じ形状である。
図4に示すように、上記インシュレータ530は、モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡である樹脂注入口跡533,534を有する。
上記樹脂注入口跡533,534とは、インシュレータ成型用金型の注入口(ゲート)から樹脂を流し込んで上記インシュレータ530を形成したときに、上記インシュレータ530に形成される注入口の跡である。
上記樹脂注入口跡533,534は、上記ティース部532の内周側で軸方向一端側の部分に、設けられている。「軸方向」とは、上記環状部531の軸方向をいう。
上記樹脂注入口跡533,534は、3つあり、それぞれ、上記全てのティース部532のうちの周方向二つおきのティース部532に、設けられている。
具体的に述べると、上記ティース部532は、上記環状部531の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部532aと、この胴部532aの他端に取り付けられると共に周方向および上記軸方向一端側に延びている頭部532bとを有する。
そして、上記樹脂注入口跡533,534は、上記頭部532bの上記軸方向一端側に、設けられている。
上記全ての樹脂注入口跡533,534のうちの二つの樹脂注入口跡533は、同じ形状であり、図4中の部分A,Bに、位置している。この樹脂注入口跡533は、図5の内周側矢視図に示すように、上記頭部532bの上記軸方向一端側の先端縁535に設けられた凹部である。
残り一つの樹脂注入口跡534は、図4中の部分Cに、位置している。この樹脂注入口跡534は、上記ステータコア510との位置合わせ用のマーク部534aが一体に形成されている。
この樹脂注入口跡534は、図6の内周側矢視図に示すように、上記頭部532bの上記軸方向一端側の先端縁535に設けられた凹部である。上記マーク部534aは、上記凹部の幅方向中央部の底部に設けられた凸部である。つまり、上記凹部と上記凸部は、上記インシュレータ530のモールド成型の際に、同時に形成される。
図7の拡大図に示すように、上記マーク部534aは、上記頭部532bの上記先端縁535よりも低い位置にあって、上記頭部532bの上記先端縁535から、突出していない。
次に、上記インシュレータ530の上記ステータコア510への組み付けを説明する。
まず、図4に示すように、上記インシュレータ530を、上記軸方向一端側からみて、上記インシュレータ530の上記マーク部534aを確認する。
そして、上記ステータコア510の端面に設けられた図示しない位置合わせ用マーク部に、上記インシュレータ530の上記マーク部534aを合わせるようにして、上記ステータコア510の端面に上記インシュレータ530を組み付ける。
その後、上記ステータコア510および上記インシュレータ530を共に上記コイル520によって巻き付ける。
上記構成のインシュレータ530によれば、モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡であると共に、上記ステータコア510との位置合わせ用のマーク部534aが一体に形成された樹脂注入口跡534を有するので、上記樹脂注入口跡534を、上記ステータコア510との位置合わせとして利用できる。つまり、上記マーク部534aを、上記樹脂注入口跡534と別の位置に設ける必要がなく、上記マーク部534aを、上記インシュレータ530における限られたスペース内で、容易に形成することができる。したがって、上記インシュレータ530の製造の手間とコストを低減できる。
また、上記樹脂注入口跡534は、上記ティース部532の上記頭部532bの上記軸方向一端側に、設けられているので、上記樹脂注入口跡534を上記インシュレータ530の高い位置に設けることができて、上記樹脂注入口跡534を一層確認しやすくなる。
また、上記マーク部534aは、上記頭部532bの上記先端縁535よりも、低い位置にあって、上記頭部532bの上記先端縁535から、突出していないので、上記インシュレータ530に上記コイル520を巻き付ける際に、上記マーク部534aに上記コイル520を引っ掛けることがなくて、上記コイル520の巻線不良を防止できる。
また、上記構成のモータ3によれば、上記インシュレータ530を備えているので、上記インシュレータ530の製造の手間とコストは、低減されており、容易に製造できコストの低いモータ3を実現できる。
また、上記構成の圧縮機によれば、上記モータ3を備えているので、上記モータ3の製造の手間とコストは、低減されており、容易に製造できコストの低い圧縮機を実現できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
また、上記圧縮要素2として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。上記圧縮要素2が上、上記モータ3が下に配置されていてもよい。また、上記モータ3を、圧縮機以外のファン等に、用いてもよい。
また、上記樹脂注入口跡533,534の数量は、増減していてもよく、少なくとも一つの樹脂注入口跡534が、上記マーク部534aを一体に有していればよい。また、上記マーク部534aを一体に形成した上記樹脂注入口跡534を、上記頭部532b以外の上記胴部532a等に、設けてもよい。
本発明の圧縮機の一実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。 インシュレータの平面図である。 図4の部分Aまたは部分Bを内周側からみた矢視図である。 図4の部分Cを内周側からみた矢視図である。 図6の要部拡大図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
510 ステータコア
510a 軸
511 環状部
512 ティース部
520 コイル
530 インシュレータ
531 環状部
532 ティース部
532a 胴部
532b 頭部
533 樹脂注入口跡
534 樹脂注入口跡
534a マーク部
535 先端縁
6 ロータ
12 シャフト
12a 回転軸
21 シリンダ
50 上側の端板部材
60 下側の端板部材

Claims (6)

  1. ロータ(6)の径方向外側に配置されるステータ(5)におけるステータコア(510)の軸(510a)方向の両端面のそれぞれに対向して配置されて、コイル(520)によって上記ステータコア(510)とともに巻かれると共に、樹脂によりモールド成型されたモータ用インシュレータ(530)であって、
    環状部(531)と、
    上記環状部(531)の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に所定間隔に配列された複数のティース部(532)と
    を有し、
    上記ティース部(532)は、
    上記環状部(531)の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部(532a)と、
    この胴部(532a)の他端に取り付けられると共に周方向および軸方向一端側に延びている頭部(532b)と
    を有し、
    モールド成型の際の樹脂を注入する注入口の跡であると共に、上記ステータコア(510)との位置合わせ用のマーク部(534a)が一体に形成された樹脂注入口跡(534)を、上記ティース部(532)の上記胴部(532a)または上記頭部(532b)に設けていることを特徴とするモータ用インシュレータ。
  2. 請求項1に記載のモータ用インシュレータにおいて、
    記樹脂注入口跡(534)は、上記ティース部(532)の内周側で軸方向一端側の部分に、設けられていることを特徴とするモータ用インシュレータ。
  3. 請求項2に記載のモータ用インシュレータにおいて、
    記樹脂注入口跡(534)は、上記頭部(532b)の上記軸方向一端側に、設けられていることを特徴とするモータ用インシュレータ。
  4. 請求項3に記載のモータ用インシュレータにおいて、
    上記樹脂注入口跡(534)は、上記頭部(532b)の上記軸方向一端側の先端縁(535)に設けられた凹部であり、
    上記マーク部(534a)は、上記凹部の底部に設けられた凸部であり、上記頭部(532b)の上記先端縁(535)よりも低い位置にあって、上記頭部(532b)の上記先端縁(535)から、突出していないことを特徴とするモータ用インシュレータ。
  5. ロータ(6)と、このロータ(6)の径方向外側に配置されたステータ(5)とを備え、
    上記ステータ(5)は、ステータコア(510)と、上記ステータコア(510)の軸(510a)方向の両端面のそれぞれに対向して配置された請求項1に記載のインシュレータ(530)と、上記ステータコア(510)および上記インシュレータ(530)に共に巻き付けられたコイル(520)とを有することを特徴とするモータ。
  6. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置され、上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動する請求項5に記載のモータ(3)と
    を備えていることを特徴とする圧縮機。
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