JP2008184931A - モータおよび圧縮機 - Google Patents

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Satoshi Tsukamoto
聡 塚本
Yoshihiro Kataoka
義博 片岡
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Abstract

【課題】ステータコアの歪みを低減すると共に、ステータコアから密閉容器への漏れ磁束を低減して、モータの性能を向上した圧縮機を提供する。
【解決手段】ステータコア510における密閉容器1と接触する各接触部516は、上記密閉容器1との接触面から上記ステータコア510の径方向内側に延びる複数のスリット518aを有する。上記ステータコア510を上記密閉容器1に焼き嵌めや圧入等で嵌め込む際に、上記ステータコア510の上記接触部516にかかる応力を、上記スリット518aで吸収できて、上記ステータコア510全体の歪みを低減する。また、上記スリット518aにより、上記ステータコア510の上記密閉容器1との接触面積を低減できて、上記ステータコア510から上記密閉容器1への漏れ磁束を低減する。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば空気調和機や冷蔵庫等に用いられるモータ、および、このモータを有する圧縮機に関する。
従来、圧縮機としては、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータとを備えたものがある(特開2004−297936号公報:特許文献1参照)。
上記モータは、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを有している。上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアに巻かれたコイルとを有している。上記ステータコアは、上記密閉容器に接する複数の接触部を有している。
特開2004−297936号公報
しかしながら、上記従来の圧縮機のモータでは、上記ステータコアを上記密閉容器に焼き嵌めや圧入等で嵌め込む際に、上記ステータコアの上記接触部に応力がかかって、上記ステータコア全体に歪みが発生していた。また、上記ステータコアの上記接触部と上記密閉容器との接触により、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束が発生していた。
したがって、上記ステータコアの歪みに起因する鉄損や、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束が、増大して、モータの性能が低下していた。
そこで、この発明の課題は、上記ステータコアの歪みを低減すると共に、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束を低減して、性能を向上したモータ、および、このモータを有する圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のモータは、
密閉容器内に配置された圧縮要素をシャフトを介して駆動するモータであって、
ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを有し、
上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアに巻かれたコイルとを有し、
上記ステータコアは、上記密閉容器に接する複数の接触部を有し、
この各接触部は、上記密閉容器との接触面から上記ステータコアの径方向内側に延びる複数のスリットを有することを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記ステータコアの上記各接触部は、上記密閉容器との接触面から上記ステータコアの径方向内側に延びる複数のスリットを有するので、上記ステータコアを上記密閉容器に焼き嵌めや圧入等で嵌め込む際に、上記ステータコアの上記接触部にかかる応力を、上記スリットで吸収できて、上記ステータコア全体の歪みを低減する。また、上記スリットにより、上記ステータコアの上記密閉容器との接触面積を低減できて、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束を低減する。
したがって、上記ステータコアの上記密閉容器への固定強度を損ねることなく、上記ステータコアの歪みに起因する鉄損や、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束を、低減して、上記モータの性能を向上する。
また、一実施形態のモータでは、上記各接触部における全ての上記スリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記ステータコアの径方向に対して傾いている。
この実施形態のモータによれば、上記各接触部における全ての上記スリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記ステータコアの径方向に対して傾いているので、上記ステータコアの上記密閉容器への固定強度を損ねることなく、上記ステータコアを上記密閉容器に嵌め込む際に上記ステータコアの上記接触部にかかる応力を、上記スリットで確実に吸収できて、上記ステータコア全体の歪みを確実に低減する。
また、一実施形態のモータでは、上記各接触部における上記全てのスリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いている。
この実施形態のモータによれば、上記各接触部における上記全てのスリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いているので、上記ステータが、回転している上記ロータから、上記ロータの反回転方向の磁気の反発力を受けても、上記ステータは、上記ロータの反回転方向へ、位置ずれしない。
また、一実施形態のモータでは、
上記各接触部における上記全てのスリットのうちの少なくとも一つの上記スリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いている一方、
他の上記スリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの反回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いている。
この実施形態のモータによれば、上記少なくとも一つのスリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いている一方、上記他のスリットは、上記ステータコアの軸方向からみて、上記スリットの径方向内側が上記ロータの反回転方向側に倒れるように、上記ステータコアの径方向に対して傾いているので、上記少なくとも一つのスリットによって、上記ステータが、回転している上記ロータから、上記ロータの反回転方向の磁気の反発力を受けても、上記ステータは、上記ロータの反回転方向へ、位置ずれしない。一方、上記他のスリットによって、上記ステータは、上記ロータの回転方向へ、位置ずれしない。
また、一実施形態のモータでは、上記各接触部に関して、上記少なくとも一つのスリットの数量は、上記他のスリットの数量よりも、多い。
この実施形態のモータによれば、上記各接触部に関して、上記少なくとも一つのスリットの数量は、上記他のスリットの数量よりも、多いので、上記ロータの反回転方向への上記ステータの位置ずれを、上記ロータの回転方向への上記ステータの位置ずれに比べて、優先的に、防止する。
また、この発明の圧縮機は、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮要素をシャフトを介して駆動する上記モータとを備えることを特徴としている。
この発明の圧縮機によれば、性能の向上した上記モータを備えるので、性能を向上できる。
この発明のモータによれば、上記ステータコアの上記各接触部は、上記密閉容器との接触面から上記ステータコアの径方向内側に延びる複数のスリットを有するので、上記ステータコアの歪みを低減すると共に、上記ステータコアから上記密閉容器への漏れ磁束を低減して、上記モータの性能を向上する。
この発明の圧縮機によれば、性能の向上した上記モータを備えるので、性能を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明のモータを有する圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動するようにしている。
上記圧縮要素2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やHCやR410A等のHFC、R22等のHCFCである。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素2の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール系油や、アルキルベンゼン系油や、エーテル系油や、エステル系油や、鉱油である。
上記圧縮要素2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮要素2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト12の一端部は、上記偏心ピン26の両側において、上記圧縮要素2のハウジング7で支持されている。このハウジング7は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60を含む。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室42を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1と図3に示すように、上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータコア610と、このロータコア610に埋設された磁石620とを有する。上記ロータコア610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータコア610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石620が、上記ロータコア610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510の軸510a方向の両端面のそれぞれに配置されたインシュレータ530と、上記ステータコア510および上記インシュレータ530に共に巻き付けられたコイル520とを有する。なお、図3では、上記コイル520を一部省略し、上記インシュレータ530を省略して描いている。
上記ステータコア510は、例えば積層された複数の鋼板からなる。上記ステータコア510は、上記密閉容器1の内周面15に、焼き嵌め等による締まり嵌め嵌合によって、固定されている。上記ステータコア510は、環状部511と、この環状部511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された9つのティース部512とを有する。
上記コイル520は、上記各ティース部512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース部512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記インシュレータ530は、上記ステータコア510と上記コイル520との間に挟持され、上記ステータコア510と上記コイル520とを絶縁している。
図3と図4に示すように、上記ステータコア510の外周面には、周方向に交互に配置された複数の接触部516および切欠部517が設けられている。上記接触部516は、上記ステータコア510の最大径を含む部分であり、上記密閉容器1の内周面に接触して締まり嵌めされる締まり嵌め代に相当する。上記切欠部517は、コアカットであり、冷媒ガスや潤滑油の通路となる。
上記各接触部516は、上記密閉容器1との接触面から上記ステータコア510の径方向内側に延びる複数のスリット518aを有する。上記スリット518aは、上記ステータコア510の両端面を貫通している。
上記各接触部516における全ての上記スリット518aは、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記ステータコア510の径方向に対して傾いている。上記全てのスリット518aは、上記ステータコア510の径方向に対して、同じ角度で傾くように、形成されている。
つまり、上記各接触部516における上記全てのスリット518aは、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記スリット518aの径方向内側(底側)が(図4の矢印に示す)上記ロータ6の回転方向側に倒れるように、上記ステータコア510の径方向に対して傾いている。
上記構成のモータによれば、上記ステータコア510の上記各接触部516は、上記密閉容器1との接触面から上記ステータコア510の径方向内側に延びる複数のスリット518aを有するので、上記ステータコア510を上記密閉容器1に焼き嵌めや圧入等で嵌め込む際に、上記ステータコア510の上記接触部516にかかる応力を、上記スリット518aで吸収できて、上記ステータコア510全体の歪みを低減する。また、上記スリット518aにより、上記ステータコア510の上記密閉容器1との接触面積を低減できて、上記ステータコア510から上記密閉容器1への漏れ磁束を低減する。
したがって、上記ステータコア510の上記密閉容器1への固定強度を損ねることなく、上記ステータコア510の歪みに起因する鉄損や、上記ステータコア510から上記密閉容器1への漏れ磁束を、低減して、上記モータ3の性能を向上する。
また、上記各接触部516における全ての上記スリット518aは、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記ステータコア510の径方向に対して傾いているので、上記ステータコア510の上記密閉容器1への固定強度を損ねることなく、上記ステータコア510を上記密閉容器1に嵌め込む際に上記ステータコア510の上記接触部516にかかる応力を、上記スリット518aで確実に吸収できて、上記ステータコア510全体の歪みを確実に低減する。
また、上記各接触部516における上記全てのスリット518aは、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記スリット518aの径方向内側が上記ロータ6の回転方向側に倒れるように、上記ステータコア510の径方向に対して傾いているので、上記ステータ5が、回転している上記ロータ6から、上記ロータ6の反回転方向の磁気の反発力を受けても、上記ステータ5は、上記ロータ6の反回転方向へ、位置ずれしない。
また、上記構成の圧縮機によれば、性能の向上した上記モータ3を備えるので、性能を向上できる。
(第2の実施形態)
図5は、この発明のモータを有する圧縮機の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態(図4)と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、スリットの向きが相違する。
つまり、この第2の実施形態では、図5に示すように、各接触部516における全てのスリット518a,518bのうちの少なくとも一つの上記スリット518a(以下、回転方向スリット518aという)は、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記スリット518aの径方向内側(底側)が上記ロータ6の回転方向側に倒れるように、上記ステータコア510の径方向に対して傾いている。
一方、他の上記スリット518b(以下、反回転方向スリット518bという)は、上記ステータコア510の軸510a方向からみて、上記スリット518bの径方向内側(底側)が上記ロータ6の反回転方向側に倒れるように、上記ステータコア510の径方向に対して傾いている。
上記各接触部516において、上記回転方向スリット518aの数量と、上記反回転方向スリット518bの数量とは、同じである。全ての上記回転方向スリット518a、および、全ての上記反回転方向スリット518bは、それぞれ、上記ステータコア510の径方向に対して、同じ角度で傾斜している。
したがって、上記回転方向スリット518aによって、上記ステータ5が、回転している上記ロータ6から、上記ロータ6の反回転方向の磁気の反発力を受けても、上記ステータ5は、上記ロータ6の反回転方向へ、位置ずれしない。一方、上記反回転方向スリット518bによって、上記ステータ5は、上記ロータ6の回転方向へ、位置ずれしない。
(第3の実施形態)
図6は、この発明のモータを有する圧縮機の第3の実施形態を示している。上記第2の実施形態(図5)と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、向きの異なるスリットの数量が相違する。
つまり、この第3の実施形態では、図6に示すように、上記各接触部516に関して、上記回転方向スリット518aの数量は、上記反回転方向スリット518bの数量よりも、多い。
したがって、上記ロータ6の反回転方向への上記ステータ5の位置ずれを、上記ロータ6の回転方向への上記ステータ5の位置ずれに比べて、優先的に、防止する。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。また、上記圧縮要素2として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。上記圧縮要素2が上、上記モータ3が下に配置されていてもよい。上記モータ3として、6極9スロット集中巻モータ以外に、どのような極数・スロット数でもよく、また分布巻でもよい。
また、上記各接触部の上記全てのスリットにおいて、少なくとも一つのスリットの傾斜角度を、他のスリットの傾斜角度と相違するように、形成してもよい。また、上記接触部毎に、スリットの傾斜角度を相違するように形成してもよい。また、上記スリットの形状や数量は、変更自由である。
本発明のモータを有する圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。 圧縮機の要部の拡大断面図である。 本発明のモータを有する圧縮機の第2実施形態を示すと共に要部の拡大断面図である。 本発明のモータを有する圧縮機の第3実施形態を示すと共に要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
510 ステータコア
510a 軸
511 環状部
512 ティース部
516 接触部
517 切欠部
518a 回転方向スリット
518b 反回転方向スリット
520 コイル
530 インシュレータ
6 ロータ
12 シャフト
21 シリンダ
50 上側の端板部材
60 下側の端板部材

Claims (6)

  1. 密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動するモータであって、
    ロータ(6)と、このロータ(6)の径方向外側に配置されたステータ(5)とを有し、
    上記ステータ(5)は、ステータコア(510)と、上記ステータコア(510)に巻かれたコイル(520)とを有し、
    上記ステータコア(510)は、上記密閉容器(1)に接する複数の接触部(516)を有し、
    この各接触部(516)は、上記密閉容器(1)との接触面から上記ステータコア(510)の径方向内側に延びる複数のスリット(518a,518b)を有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    上記各接触部(516)における全ての上記スリット(518a,518b)は、上記ステータコア(510)の軸(510a)方向からみて、上記ステータコア(510)の径方向に対して傾いていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    上記各接触部(516)における上記全てのスリット(518a)は、上記ステータコア(510)の軸(510a)方向からみて、上記スリット(518a)の径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコア(510)の径方向に対して傾いていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項2に記載のモータにおいて、
    上記各接触部(516)における上記全てのスリット(518a,518b)のうちの少なくとも一つの上記スリット(518a)は、上記ステータコア(510)の軸(510a)方向からみて、上記スリット(518a)の径方向内側が上記ロータの回転方向側に倒れるように、上記ステータコア(510)の径方向に対して傾いている一方、
    他の上記スリット(518b)は、上記ステータコア(510)の軸(510a)方向からみて、上記スリット(518b)の径方向内側が上記ロータの反回転方向側に倒れるように、上記ステータコア(510)の径方向に対して傾いていることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    上記各接触部(516)に関して、上記少なくとも一つのスリット(518a)の数量は、上記他のスリット(518b)の数量よりも、多いことを特徴とするモータ。
  6. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動する請求項1に記載のモータ(3)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
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