JP6342182B2 - 車両用内燃機関 - Google Patents

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本願発明は、車両に搭載される内燃機関に関し、より正確には、車両の前部に設けられてフロントボンネットで覆われるエンジンルームに搭載される内燃機関に関する。
内燃機関には、主として吸気系の配管手段として、非金属製のホースやチューブが使用されている(例えば特許文献1)。ホースやチューブを素材の点から見ると、ゴム質の軟質のものや樹脂製の硬質のものなど様々であるが、端部は何らかの部材に接続されている。また、吸気系を構成するエアクリーナは内燃機関の上部に配置していることが多いことから、吸気系のホース類も内燃機関の上部に配置していることがあり、車両用の内燃機関では、ホース類やこれが接続された部材を、ボンネットに近付けた状態に配置していることがある。
特許第5263671号公報
車両用の内燃機関に要請される重要な要素として、車両が歩行者に衝突する事故が発生したときの歩行者の安全確保の問題がある。すなわち、車両が歩行者に正面から衝突した場合、歩行者の上半身や頭がボンネットに叩き付けられる現象が生じることがあり、そこで、ボンネットは歩行者の身体が当たると変形して衝撃を吸収するように安全基準が設けられており、このため、内燃機関の上端とボンネットとの間には、ボンネットの変形を許容するための空間が空けられている。
ところが、仮に、歩行者との衝突による衝撃が内燃機関の上部に配置したホース類に及んで、ホース類の押し出しによって金属製や樹脂製の硬い部材がせり上がると、硬い部材がボンネットに下から当たってボンネットが変形不能になったり、ボンネットと部材との間隔が狭まってボンネットが僅かしか変形しない状態になり、すると、歩行者の身体に強い衝撃が作用して重大な事故に至るおそれがある。
本願発明はこのような知見に基づいて成されたものであり、歩行者との衝突事故に際しての安全基準をクリアーできる車両用内燃機関を提供せんとするものである。
本願発明は、 車両前部に設けたエンジンルームに配置される内燃機関に係るもので、
上部をシリンダヘッドカバーで構成した機関本体と、前記機関本体の上面よりも上の部位でかつ前記エンジンルームを覆うボンネットに近付けて配置されたホースとを備えており、前記ホースは略前後方向に長い姿勢であってその後端には金属製又は樹脂製の部材が接続されており、前記車両に前から衝撃が掛かって前記ホースの前端に後ろ向きの荷重が掛かると、前記ホースが曲がり変形し得る構成であって、
前記ホースを、平面視で左方向に向いた曲がり部と右方向に向いた曲がり部とを設けた非ストレート状の形態と成すことにより、前記車両に前から衝撃が掛かって前記ホースの前端に後ろ向きの荷重が掛かると前記ホースがS字状に変形して前後間隔が縮まるようになっている
というものである。
本願発明では、内燃機関の上部に設けたホースは、左方向及に向いた曲がり部と右方向に向いた曲がり部が存在するため、後ろ向きの圧縮荷重によってS字状に変形するように曲がりのガイドが付けられている状態になっている(曲がり癖が付けられた状態になっている。)。
このため、仮に車両が人の正面から衝突することでホースに手前から荷重が掛かると、ホースの曲がりが大きくなることで荷重が吸収されて、ホースの後端に接続された部材がせり上がることを防止できる。このため、ホースの後端に接続された部材とボンネットとの間には、ボンネットを大きく変形させるだけの空間を確保できる。
従って、歩行者がボンネットに跳ね上げられて頭や上半身がボンネットに強く当たっても、ボンネットの変形によって衝撃を吸収するという安全基準を確保できる。そして、ホースの形状を変更するだけでよく、ホースや部材のレイアウトを大きく変更する必要はないため、歩行者に対する高い安全性を確保した内燃機関でありながら、コストアップも抑制することができる。
また、ホースには逆向きの2つの曲がり部を設けているため、左右方向のはみ出しを抑制しつつ、衝突時に大きく曲げることができる利点もある。
車両の概略平面図である。 要部の模式的な斜視図である。 図2のIII-III 視図である。 作用を概略平面図である。 比較例の側断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本明細書及び請求項では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用しているが、この文言は、通常の姿勢でシートに座った運転者の向きを基準にしている。
図1に示すように、内燃機関1は車両2の前部に設けたエンジンルーム3に配置されている。エンジンルーム3は上からボンネット4で覆われており、ボンネット4は薄い金属板から成っており、その後端を中心にして上向きに跳ね上げ回動させることができる。
内燃機関1は、シリンダブロック5とシリンダヘッド6とを主要要素とする機関本体5を備えており、シリンダヘッド6の上面にはヘッドカバー6aを固定している。実施形態の内燃機関1は3気筒であり、機関本体5は、クランク軸を左右横長の姿勢にして配置されている。なお、図示していないが、機関本体5の手前にはラジェータが配置されている。
シリンダヘッド6の前面には排気マニホールド8が固定されて、シリンダヘッド6の後面には吸気マニホールド9(図3,4参照)が固定されている。吸気系の始端を構成するエアクリーナ10は機関本体5の後ろに配置されており、吸気管11は、平面視で機関本体5の手前をぐるりと周って吸気マニホールド9に向かっている。従って、吸気管11aは、エアクリーナ10から手前側に延びる前後長手部11aを有している。吸気管11は樹脂製であり(金属製でもよい)、基本体には剛体構造になっている。
図3に示すように、吸気マニホールド9にはサージタンク12を介してスロットルバルブ13が接続されており、吸気管11の終端はスロットルバルブ13に接続されている。例えば図1に示すように、内燃機関1は排気ターボ過給機15を備えており、排気マニホールド8に接続された排気管14にタービン15aが介挿されて、吸気管11にコンプレッサ室15bが介挿されている。
更に、機関本体5の後ろには左右横長のブローバイガス通路16が配置されており、その始端(図で右端)はシリンダヘッドカバー6aに接続されて、終端は吸気管11の始端部に接続されている。ブローバイガス通路16は樹脂製であり、吸気管9と同様に基本的には剛体構造になっている。
本実施形態の内燃機関1は、過給された吸気を吸気管11のうち排気ターボ過給機15よりも上流側に戻すエアバイパス通路17を備えている。エアバイパス通路17は軟質材から成っており、その始端は吸気管11のうちスロットルバルブ13のやや上流部に接続されており、終端は、ブローバイガス通路16の始端部に接続されている。従って、吸気はブローバイガス通路16を通じて吸気系に戻る。
エアバイパス通路17の中途部には、流量を制御するためのエアバイパスバルブ(ABV)18が介挿されている。従って、エアバイパス通路17は、エアバイパスバルブ18を挟んで上流部17aと下流部17bとに分かれている。エアバイパスバルブ18は、図示しないブラケットを介して機関本体5に取り付けられている。
そして、本願発明では、エアバイパス通路17の下流部17bが請求項に記載したホースに相当して、エアバイパスバルブ18が請求項に記載した部材に相当しており、エアバイパス通路17の下流部17bは、基本的に前後方向に長い姿勢でありつつ、図2に明示するように、運転者から見て右側に向いた第1曲がり部17b′と、運転者から見て左側に向いた第2曲がり部17b″とを有する略S字形に近い平面形状になっている。
さて、車両が歩行者Mに正面から衝突して手前から衝撃が作用すると、機関本体5がずれ動いたり、吸気管11が後ろにずれ動いたりすることがあり、すると、吸気管11もブローバイガス通路16も硬質であることから、エアバイパス通路17の下流部17bにこれを後ろ向きに押す力が作用することがある。すなわち、エアバイパス通路17の下流部17bが、ブローバイガス通路16によって後ろに押されることがある。
この場合、エアバイパス通路17の下流部17bがストレート形状であると、下流部17bはそのままの姿勢で後ろに後退するに過ぎず、このため、エアバイパスバルブ18が後ろに押し遣られるが、エアバイパスバルブ18がブラケット等の制約によって後ろ向きに移動不能であると、エアバイパスバルブ18は図5に示すように上向きにせり上がることがある。
すると、エアバイパスバルブ18が図5に示すようにボンネット4に当ったり、或いは、ボンネット4との間の間隔がごく僅かに狭まったりしてしまい、このため、歩行者Mが跳ね上げられて上半身や頭をボンネット4に強く当たると、ボンネット4が全く又は殆ど変形せずに、歩行者Mに重大なダメージを与えるおそれがある。
これに対して本実施形態では、エアバイパス通路17の下流部17bには2つの曲がり部17b′,17b″が存在することから、下流部17bがブローバイガス通路16によって後ろ向きに押されても、曲がり部17b′,17b″の曲がりが大きくなることで衝撃が吸収されて、エアバイパスバルブ18に対して大きな突き出し力がかかることはない。つまり、エアバイパス通路17の下流部17bには2つの曲がり部17b′,17b″によって曲がり癖が付けられているため、歩行者Mとの衝突に伴って後ろ向きに衝撃が作用しても、S字状に大きく曲がって前後方向の長さが縮まることにより、エアバイパスバルブ18が上向きにせり上がることを防止できる。
従って、ボンネット4は、歩行者Mの身体に衝突すると、少なくとも安全基準で定められた量だけは大きく変形することが許容されており、このため、歩行者Mが重大なダメージを受けることを防止できるのである。また、エアバイパス通路17の下流部17bを予め曲げておくだけの簡単な構造であるから、安全基準を確保しつつコストアップも防止又は抑制できる。また、逆向きの2つの曲がり部17b′,17b″を設けているため、左右方向のはみ出しを抑制しつつ、衝突時に大きく曲げることができる利点がある。
上記の実施形態はエアバイパス通路17の一部に適用したが、内燃機関の上部に配置される他のホース類にも適用できる
本願発明は、実際に車両用内燃機関に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 機関本体
2 車両
3 エンジンルーム
4 ボンネット
6 シリンダヘッド
6a シリンダヘッドカバー
8 排気マニホールド
9 吸気マニホールド
10 エアクリーナ
11 吸気管
11a 吸気管の上流側前後長手部
13 スロットルバルブ
15 排気ターボ過給機
16 ブローバイガス通路
17 エアバイパス通路
17b ホースで構成された下流部
17b′,17b″ 曲がり部
18 ホースに接続された部材の一例としてのエアバイパスバルブ
M 歩行者

Claims (1)

  1. 車両前部に設けたエンジンルームに配置される内燃機関であって、
    上部をシリンダヘッドカバーで構成した機関本体と、前記機関本体の上面よりも上の部位でかつ前記エンジンルームを覆うボンネットに近付けて配置されたホースとを備えており、前記ホースは略前後方向に長い姿勢であってその後端には金属製又は樹脂製の部材が接続されており、前記車両に前から衝撃が掛かって前記ホースの前端に後ろ向きの荷重が掛かると、前記ホースが曲がり変形し得る構成であって、
    前記ホースを、平面視で左方向に向いた曲がり部と右方向に向いた曲がり部とを設けた非ストレート状の形態と成すことにより、前記車両に前から衝撃が掛かって前記ホースの前端に後ろ向きの荷重が掛かると前記ホースがS字状に変形して前後間隔が縮まるようになっている
    車両用内燃機関。
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