JP6329695B1 - 多層体、多層中空体及び多層中空体を備えたカテーテル - Google Patents

多層体、多層中空体及び多層中空体を備えたカテーテル Download PDF

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Abstract

発明が課題しようとする課題は、一端を左右に回転させた場合の他端へのトルク伝達力を向上させた多層体、多層中空体及び多層中空体を備えたカテーテルを提供することである。本発明の多条中空体(1)は、1本の素線が巻回された単条中空体(7)と、その単条中空体(7)の内周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体(7)とは反対側に巻回された内側多条中空体(3)と、単条中空体(7)の外周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体(7)は反対側に巻回された外側多条中空体(5)とを備える。

Description

本発明は、同心円状の複数の層で構成された多層体、複数の中空体を同心円状に配置した多層中空体、及びその多層中空体を備えたカテーテルに関する。
従来、同心円状の複数の層で構成された多層体については種々提案されてきた。
例えば、特許文献1には、心線6の周囲に複数本のワイヤをS撚りまたはZ撚り(S撚りとは反対方向の撚り)にしたものをS撚り層またはZ撚り層とし、S撚り層とZ撚り層とを交互に配置して複数層にした複層撚りスパイラルロープ(以下、「多層体」と記す)が記載されている((0009)段落及び図1(c)等参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の多層体は、心線の周囲に複数本のワイヤからなる撚線を複数層に亙って配置していることから、各層の撚線の撚り角が小さく、多層体の一端を左右に回転させた場合の他端への回転トルク伝達性が不十分であった。
また、このような問題は、多層体に限らず、多層体から心線を除いた多層中空体、さらには、多層中空体を使用したカテーテルにおいても同様に発生していた。
特開2000−160488号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、一端を左右に回転させた場合の他端への回転トルク伝達力を向上させた多層体、多層中空体及び多層中空体を備えたカテーテルを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の態様は、1本の素線が巻回された単条中空体と、その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、前記単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体とを備えた多層体を特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、1本の素線が巻回された単条中空体と、その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、前記単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体とを備えた多層中空体を特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、第2の態様の多層中空体と、前記多層中空体の先端に接続された先端チップと、前記多層中空体の基端に接続されたコネクタとを備えたことを特徴とするカテーテルを特徴とする。
さらに、本発明の第4の態様は、内層と、その内層の外周に配置された第2の態様の多層中空体と、前記内層及び前記多層中空体を覆う外層と、前記多層中空体の先端を内部に含み、前記内層の先端及び前記外層の先端に接続された先端チップと、前記内層の基端、前記外層の基端及び前記多層中空体の基端に接続されたコネクタとを備えたことを特徴とするカテーテルを特徴とする。
本発明の第1の態様の多層体によれば、1本の素線が巻回された単条中空体と、その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体とを備えているので、多層体の一端を左右に回転させた場合に多層体の他端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
また、第2の態様の多層中空体によれば、1本の素線が巻回された単条中空体と、その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体とを備えているので、多層中空体の一端を左右に回転させた場合に多層中空体の他端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
また、第3の態様のカテーテルによれば、第2の態様の多層中空体と、その多層中空体の先端に接続された先端チップと、多層中空体の基端に接続されたコネクタとを備えているので、カテーテルの一端を左右に回転させた場合にカテーテルの他端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
さらに、第4の態様のカテーテルによれば、内層と、その内層の外周に配置された第2の態様の多層中空体と、内層及び多層中空体を覆う外層と、多層中空体の先端を内部に含み、内層の先端及び外層の先端に接続された先端チップと、内層の基端、外層の基端及び多層中空体の基端に接続されたコネクタとを備えているので、カテーテルの一端を左右に回転させた場合にカテーテルの他端への回転トルク伝達力をさらに向上させることができる。
本発明の第1実施形態の内側多条中空体の側面図である。 第1実施形態の単条中空体の側面図である。 第1実施形態の外側多条中空体の側面図である。 第1実施形態の多条中空体の説明図である。 第1実施形態の多条中空体の断面説明図である。 第2実施形態のカテーテルの概略側面図である。 第3実施形態のカテーテルの概略側面図である。 第3実施形態のカテーテルの先端断面図である。
以下、上述した本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の内側多条中空体の側面図であり、図2は、第1実施形態の単条中空体の側面図であり、図3は、第1実施形態の外側多条中空体の側面図であり、図4は、第1実施形態の多条中空体の説明図であり、図5は、第1実施形態の多条中空体の断面説明図である。
図1において、内側多条中空体3は、6本の素線を撚って中空状に形成したコイル体である。
具体的には、内側多条中空体3は、6本のステンレス合金からなる金属素線3a、3b、3c、3d、3e及び3fを巻回して中空状に形成されている。
なお、本実施形態における内側多条中空体3は、6本の素線を撚って形成されているが、6本の素線を撚って形成されたものに限らず、2本以上の素線を撚って形成されたものであれば良い。
また、内側多条中空体3を構成する素線の材料も、ステンレス合金に限られるものではなく、その他の金属、例えば、タングステン、プラチナ、金等であっても良く、樹脂であっても良い。
なお、本実施形態における内側多条中空体3を構成する金属素線3a、3b、3c、3d、3e及び3fは、図面上左側(以下、「先端側」と記す。)に向って反時計方向(図1のA2方向)に巻回されている。
図2おいて、単条中空体7は、1本の素線を撚って中空状に形成されたコイル体である。
具体的には、単条中空体7は、1本のステンレス合金からなる金属素線7aを巻回して形成されている。
なお、単条中空体7を構成する素線の材料は、ステンレス合金に限られるものではなく、その他の金属、例えば、タングステン、プラチナ、金等であっても良く、樹脂であっても良い。
なお、本実施形態における単条中空体7を構成する金属素線7aは、図面上左側(以下、「先端側」と記す。)に向って時計方向(図2のB1方向)に巻回されている。
図3において、外側多条中空体5は、内側多条中空体3と同様に、18本の素線を撚って中空状に形成されたコイル体である。
具体的には、外側多条中空体5は、18本のステンレス合金からなる金属素線5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5j、5k、5m、5n、5p、5q、5r、5s、5t及び5uを巻回して形成されている。
なお、なお、本実施形態における外側多条中空体5は、18本の素線を撚って形成されているが、18本の素線を撚って形成されたものに限らず、単条中空体7を覆うものであれば、2本以上の素線を撚って形成されたものであれば良く、外側多条中空体5を構成する素線の材料も、ステンレス合金に限られるものではなく、その他の金属、例えば、タングステン、プラチナ、金等であっても良く、樹脂であっても良い。
なお、本実施形態における外側多条中空体5を構成する金属素線5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5j、5k、5m、5n、5p、5q、5r、5s、5t及び5uは、図面上左側(以下、「先端側」と記す。)に向って反時計方向(図3のC2方向)に巻回されている。
図4は、第1実施形態の多条中空体1を説明する図であり、図4によれば、内側多条中空体3と外側多条中空体5とは同一方向(図4のD2方向)に巻回され、単条中空体7は、内側多条中空体3及び外側多条中空体5とは反対方向(図4のD1方向)に巻回されている。
また、図4によれば、外側多条中空体5の撚角は内側多条中空体3の撚角よりも大きく、単条中空体7の撚角は外側多条中空体5の撚角よりも大きい。
図5は、第1実施形態の多条中空体1の断面説明図であり、外側多条中空体5が、金属素線5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5j、5k、5m、5n、5p、5q、5r、5s、5t及び5uの18本の金属素線からなる18条であり、内側多条中空体3が、金属素線3a、3b、3c、3d、3e及び3fの6本の金属素線からなる6条であり、単条中空体7が、金属素線7aのみの1本の金属素線からなる1条であることを示している。
なお、本実施形態では、多条中空体1を説明したが、図5の内側多条中空体3の内部に素線2を配置すれば、中実(内部に空洞がない構造)の多条体4を構成することができる。
なお、「多条体」とは、「中空の多条体(多条中空体)」と「中実の多条体」とを含む概念であり、「多条中空体」よりも広い概念である。
また、図5における多条体4は、中心に1本の素線2を配置しているが、中心に配置するものは、1本の素線に限らず、複数の素線から構成されたものでも良く、複数の素線を撚った撚線であっても良い。
次に、多条中空体1の回転トルク伝達力が向上する理由について、図1乃至図5を参照しながら説明する。
前述した通り、内側多条中空体3と外側多条中空体5とは、先端側に向って反時計方向(図1のA2方向、図3のC2方向)に巻回され、単条中空体7は、先端側に向って時計方向(図2のB1方向)に巻回されている。
1.中空多条体1の基端を時計方向(図4のD1方向)に回転させた場合
内側多条中空体3は、先端側に向って反時計方向(図1のA2方向)に巻回されているので、内側多条中空体3の基端を時計方向(図1のA1方向)に回転させると、内側多条中空体3の外径は細くなる。
外側多条中空体5も、先端側に向って反時計方向(図3のC2方向)に巻回されているので、外側多条中空体5の基端を時計方向(図3のC1方向)に回転させると、外側多条中空体5の外径は細くなる。
一方、単条中空体7は、先端側に向って時計方向(図2のB1方向)に巻回されているので、単条中空体7の基端を時計方向(図2のB1方向)に回転させると、単条中空体7の外径は太くなる。
但し、単条中空体7は、単条であり、撚角が大きいので、一端を回転させた場合の外径の増大量は小さい。
ここで、図4に記載された多条中空体1を参照する。
図4において、内側多条中空体3と単条中空体7と外側多条中空体5とからなる多条中空体1の基端を時計方向(図4のD1方向)に回転させると、内側多条中空体3の外径は細くなり、単条中空体7の外径は太くなり、外側多条中空体5の外径は細くなるのであるから、結果的に、単条中空体7と外側多条中空体5と密着力が増大することとなる。
一方、多条中空体1の基端を時計方向(図4のD1方向)に回転させると、内側多条中空体3の外径は細くなり、単条中空体7の外径は太くなり、内側多条中空体3と単条中空体7との間隙は広がる傾向にあるが、単条中空体7が単条であり、撚角が大きいので、間隙の広がる量は少ない。
したがって、多条中空体1の基端を時計方向(図4のD1方向)に回転させた場合には、多条中空体1の先端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
2.中空多条体1の基端を反時計方向に回転させた場合
内側多条中空体3は、先端側に向って反時計方向(図1のA2方向)に巻回されているので、内側多条中空体3の基端を反時計方向(図1のA2方向)に回転させると、内側多条中空体3の外径は太くなる。
外側多条中空体5も、先端側に向って反時計方向(図3のC2方向)に巻回されているので、外側多条中空体5の基端を反時計方向(図3のC2方向)に回転させると、外側多条中空体5の外径は太くなる。
一方、単条中空体7は、先端側に向って時計方向(図2のB1方向)に巻回されているので、単条中空体7の基端を反時計方向(図2のB2方向)に回転させると、単条中空体7の外径は細くなる。
但し、単条中空体7は、単条であり、撚角が大きいので、一端を回転させた場合の外径の縮小量は小さい。
ここで、図4に記載された多条中空体1を参照する。
図4において、内側多条中空体3と単条中空体7と外側多条中空体5とからなる多条中空体1の基端を反時計方向(図4のD2方向)に回転させると、内側多条中空体3の外径は太くなり、単条中空体7の外径は細くなり、外側多条中空体5の外径は太くなるのであるから、結果的に、単条中空体7と内側多条中空体3と密着力が増大することとなる。
一方、多条中空体1の基端を反時計方向(図4のD2方向)に回転させると、外側多条中空体5の外径は太くなり、単条中空体7の外径は細くなり、外側多条中空体5と単条中空体7との間隙は広がる傾向にあるが、単条中空体7が単条であり、撚角が大きいので、間隙の広がる量は少ない。
したがって、多条中空体1の基端を反時計方向(図4のD2方向)に回転させた場合には、多条中空体1の先端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
なお、多条体4の回転トルク伝達力が向上する理由については、上述の多条中空体1の回転トルク伝達力が向上する理由と同様であるから、説明を省略する。
本実施形態の多条中空体1及び多条体4によれば、単条中空体7と内側多条中空体3との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と外側多条中空体5との間隙を極力を少なくすることにより、または、単条中空体7と外側多条中空体5との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と内側多条中空体3との間隙を極力を少なくすることにより、多条中空体1及び多条体4の一端を、時計方法及び反時計方向の両方に回転させた場合の、多条中空体1の他端への回転トルク伝達力を向上させることができる。
なお、本実施形態における多条中空体1は、同一方向に巻回された内側多条中空体3及び外側多条中空体5と、内側多条中空体3と外側多条中空体5との間に配置された、内側多条中空体3及び外側多条中空体5とは反対方向に巻回された単条中空体7との3条の中空体であるが、3条の中空体に限られず、多条中空体は4条以上であっても良い。
但し、少なくとも、1条の単条中空体と、その内側及び外側に隣接して配置された、1条の単条コイルとは反対側に巻回された、2つの多条中空体とを備えることが必要である。
また、多条中空体の中に、上記3条の中空体が複数あったとしても、上述同様の効果を奏するものである。
また、本実施形態における多条体4は、1本の素線2と、同一方向に巻回された内側多条中空体3及び外側多条中空体5と、内側多条中空体3と外側多条中空体5との間に配置された、内側多条中空体3及び外側多条中空体5とは反対方向に巻回された単条中空体7との4条の中実体であったが、4条の中実体に限られず、5条以上であっても良い。
但し、少なくとも、1条の単条中空体と、その内側及び外側に隣接して配置された、1条の単条コイルとは反対側に巻回された2つの多条中空体とを備えた3条の中空体を備えることが必要である。
また、多条体の中に、上記3条の中空体が複数あったとしても、上述同様の効果を奏するものである。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態のカテーテルの概略側面図である。
図6において、カテーテル11は、第1実施形態の多条中空体1と、その先端に接続された先端チップ13と、多条中空体1の基端に接続されたコネクタ15とを備える。
なお、本実施形態に使用されている多条中空体1は、第1実施形態で説明した通り、種々の多条中空体を適用することができる。
先端チップ13は、多条中空体1の内腔に連通する内腔(図示せず)を有し、先端チップ13の先端は、先端に向って細くなるテーパ形状を呈している。
先端チップ13の材料は、金属、樹脂等、特に限定されないが、多条中空体1の材料が金属の場合には、金属であることが好ましい。その際には、先端チップ13と多条中空体1とを溶接によって強固に接合することができる。
また、コネクタ15も、多条中空体1の内腔に連通する内腔を有する。コネクタ15の材料は、特に限定されないが、通常は、樹脂によって構成されている。
本実施形態のカテーテル11は、多条中空体1を備えているので、コネクタ15を反時計方向(図6のE2方向)に回転させた場合には、単条中空体7と内側多条中空体3との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と外側多条中空体5との間隙を極力を少なくすることにより、カテーテル11の先端チップ13へのトルク伝達力を向上させることができる。
また、コネクタ15を時計方向(図6のE1方向)に回転させた場合には、単条中空体7と外側多条中空体5との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と内側多条中空体3との間隙を極力を少なくすることにより、カテーテル11の先端チップ13へのトルク伝達力を向上させることができる。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態のカテーテルの概略側面図であり、図8は、第3実施形態のカテーテルの先端断面図である。
図7において、カテーテル21は、カテーテル本体29と、そのカテーテル本体29の先端に接続された先端チップ23と、カテーテル本体29の基端に接続されたコネクタ15とを備える。
カテーテル本体29は、図8に示すように、内腔32を有する中空の筒状体である内層22と、その内層22の外周を覆う編組24と、編組24を覆う第1実施形態の多条中空体1と、その多条中空体1を覆う外層28とを備える。
なお、本実施形態に使用されている多条中空体1は、第1実施形態で説明した通り、種々の多条中空体を適用することができる。
先端チップ23は、多条中空体1の内腔32に連通する内腔31を有し、先端チップ23の先端は、先端に向って細くなるテーパ形状を呈している。
先端チップ23の材料は、特に限定されないが、本実施形態では、カテーテル本体29よりは柔軟な樹脂からなる材料が使用されている。
なお、内層22及び編組24は、カテーテル本体29から先端チップ23の先端まで延びている。 また、多条中空体1もカテーテル本体29から先端チップ23内に延びている。
また、先端チップ23内には、放射線不透過性の材料からなるマーカー26が配置されている。
また、コネクタ15も、多条中空体1の内腔32に連通する内腔を有する。コネクタ15の材料は、特に限定されないが、通常は、樹脂によって構成されている。
本実施形態のカテーテル21は、多条中空体1を備え、その多条中空体1を先端チップ23内部まで進入させているので、コネクタ15を反時計方向(図7のF2方向)に回転させた場合には、単条中空体7と内側多条中空体3との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と外側多条中空体5との間隙を極力を少なくすることにより、カテーテル21の先端チップ23へのトルク伝達力を向上させることができる。
また、コネクタ15を時計方向(図7のF1方向)に回転させた場合には、単条中空体7と外側多条中空体5との間の密着力を増大させ、かつ、単条中空体7と内側多条中空体3との間隙を極力を少なくすることにより、カテーテル21の先端チップ23へのトルク伝達力を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態の多条体、多条中空体及びカテーテルについて説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、多条体、多条中空体を構成する素線は、断面丸形の素線としたが、断面略矩形状の素線としても良い。但し、多条体自体又は多条中空体自体が外表面に現れる場合には、外部への引っ掛かりを防止する観点から断面丸形の素線の方が好ましい。
1・・・多条中空体
2・・・素線
3・・・内側多条中空体
4・・・多条体
5・・・外側多条中空体
7・・・単条中空体
11,21・・・カテーテル
13,23・・・先端チップ
15・・・コネクタ
22・・・内層
24・・・編組
26・・・マーカー
28・・・外層
29・・・カテーテル本体
31,32・・・内腔

Claims (4)

  1. 1本の素線が巻回された単条中空体と、
    その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、
    前記単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体と
    を備えたことを特徴とする多層体。
  2. 1本の素線が巻回された単条中空体と、
    その単条中空体の内周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された内側多条中空体と、
    前記単条中空体の外周に隣接して配置され、複数の素線が前記単条中空体とは反対側に巻回された外側多条中空体と
    を備えたことを特徴とする多層中空体。
  3. 請求項2に記載の多層中空体と、
    前記多層中空体の先端に接続された先端チップと、
    前記多層中空体の基端に接続されたコネクタと
    を備えたことを特徴とするカテーテル。
  4. 内層と、
    その内層の外周に配置された請求項2に記載の多層中空体と、
    前記内層及び前記多層中空体を覆う外層と、
    前記多層中空体の先端を内部に含み、前記内層の先端及び前記外層の先端に接続された先端チップと、
    前記内層の基端、前記外層の基端及び前記多層中空体の基端に接続されたコネクタと
    を備えたことを特徴とするカテーテル。
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