JP6324802B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

この開示物は信号処理装置に関する。
例えば、特許文献1乃至3には、酸化物半導体等を用いることによって、きわめて高いオフ抵抗を実現しうるトランジスタを作製し、これによって、パストランジスタのゲートあるいはゲートに電気的に接続された容量素子に蓄積する電荷を制御することで、パストランジスタのオン状態あるいはオフ状態を長期間維持し、回路構造上の見かけの接続を変えないまま、パストランジスタを介したノード間の実質的な接続を制御する信号処理装置(プログラマブルロジックデバイス、PLD)が開示されている。
米国特許第8547753号明細書 米国特許出願公開第2012/0212995号明細書 米国特許出願公開第2012/0293200号明細書
信号処理装置の機能を向上させる方法あるいはその方法によって設計された信号処理装置等を提供する。
第1のトランジスタのソースあるいはドレインの一方に第2のトランジスタ(パストランジスタ)のゲートを接続し、その接続部分のノードに存在する容量を、第2のトランジスタのソースあるいはドレインの一方に接続する負荷容量と第2のトランジスタのソースあるいはドレインの一方と第2のトランジスタのゲートとの間の容量との直列合成容量と、第2のトランジスタのソースあるいはドレインの他方と第2のトランジスタのゲートとの間の容量との和(後述する式6で示される)の2倍未満とし、また、第2のトランジスタのチャネル幅を次段のゲート回路等のトランジスタのチャネル幅の4倍以上とする信号処理装置が提供される。
プログラマブルスイッチのスイッチング特性を向上することができる。また、プログラマブルスイッチの設計指針を与えることができる。なお、効果はこれらに限定されず、以下に詳述される。
実施の形態1で説明される信号処理装置の回路例を示す。 実施の形態1で説明される信号処理装置の回路例および等価回路例を示す。 PLDの構成例を示す図とPLEの構成例を示す。 マルチプレクサの構成例を示す。 マルチプレクサの構成例と、タイミングチャートを示す。 マルチプレクサの構成例を示す図。 プログラマブルロジックエレメントの構成例を示す。 PLDとスイッチの構成例を示す。 PLD全体の構成例を示す。 PLDの断面構造例を示す。 PLDの断面構造例を示す。
以下では、実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、実施の形態は以下の説明に限定されず、趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、この開示物が開示する内容は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、トランジスタのソースとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるソース領域、或いは上記半導体膜に電気的に接続されたソース電極を意味することもある。同様に、トランジスタのドレインとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるドレイン領域、或いは上記半導体膜に電気的に接続されたドレイン電極を意味することもある。また、ゲートはゲート電極を意味することもある。
(実施の形態1)
図1には、信号処理装置に用いられる回路例を示す。図1(A)に示される回路は、2つのノード、ノードAとノードBの導通を第2のトランジスタTR2(パストランジスタ)で制御するものである。このような回路をプログラマブルスイッチともいう。ここで、第2のトランジスタTR2のゲートは、第1のトランジスタTR1のソースまたはドレインの一方に接続する。第1のトランジスタTR1のゲート(ノードX)の電位によって、第1のトランジスタTR1のオンオフを制御する。
第1のトランジスタTR1としては、各種のトランジスタを使用できるが、第2のトランジスタTR2のゲート(ノードSN)の電位を必要とする時間だけ保持するには、相応に高いオフ抵抗(すなわち、相応に低いオフ電流)を必要とする。例えば、第1のトランジスタTR1としては、特許文献1乃至3に記載されているトランジスタを用いることができる。第2のトランジスタTR2としては、各種のトランジスタを使用できるが、オン抵抗の低いものが好ましい。
図1(A)に示される回路の動作は、以下のようにおこなう。例えば、第1のトランジスタTR1をオン状態とした後、第2のトランジスタTR2のソースとドレインの電位をいずれもローレベル電位とした状態で、ノードSNの電位を第2のトランジスタTR2のしきい値とローレベル電位との和より高い電位とし、その後、第1のトランジスタTR1をオフ状態とすると、第2のトランジスタTR2は強反転モードとなり、第2のトランジスタTR2のゲートとチャネルとの間に形成される容量でノードSNの電位が保持される。このとき、第2のトランジスタTR2がオン状態であるので、ノードAとノードBの間が導通状態となる。
例えば、第1のトランジスタTR1をオン状態とした後、ノードSNの電位をローレベル電位とすると、その後に、第1のトランジスタTR1をオフ状態としても、第2のトランジスタTR2は弱反転モードなので、第2のトランジスタTR2のゲートとチャネル等との間に形成される容量は非常に小さく、ノードSNの電位を十分に保持できない可能性があるが、第1のトランジスタTR1のソースまたはドレインの他方(ノードY)の電位をローレベルに保持することで、ノードSNの電位はローレベルを維持できる。なお、第2のトランジスタTR2のゲート絶縁膜の抵抗は無限大であると仮定する。このとき、第2のトランジスタTR2がオフ状態であるので、ノードAとノードBの間が非導通状態となる。
ノードSNの保持特性をより向上させるには、図1(B)に示すように、ノードSNに容量素子CSの一方の電極を接続させてもよい。容量素子CSの他方の電極(ノードZ)は適切な電位に保持される。なお、容量素子CSは意図的に形成されるものばかりではなく、意図せず形成されるもの(すなわち、寄生容量によるもの)も含む。場合によっては寄生容量によるもののみからなることもある。
以上の回路においては、通常は、第1のトランジスタTR1をオフ状態にして演算処理がなされる。このとき、ノードSNは浮遊状態である。また、ノードSNは、第2のトランジスタTR2のゲート容量や容量素子CSの容量等を介して容量結合しているため、ノードAやノードBの電位が変動すると、その影響を受けて変動する。
すなわち、ノードSNの電位が第2のトランジスタTR2のしきい値と第2のトランジスタTR2のソースあるいはドレインの電位との和より高い場合には、第2のトランジスタTR2は強反転モードであり、ゲートとチャネルとの間の容量が大きいため、ノードAあるいはノードBの電位の上昇によって、ノードSNの電位は上昇する。このような効果をブースティング効果という。結果として、ノードSNの電位が、ノードAの電位と第2のトランジスタTR2のしきい値の和より高くなれば、ノードBの電位はノードAの電位と同等となる。ノードSNの電位が全く上昇しなければ、ノードBの電位は、ノードAの電位より第2のトランジスタTR2のしきい値分だけ低い電位となる。
このような効果は、パストランジスタのゲートにSRAMセルを接続して、定電圧を供給するタイプの信号処理装置では生じない。すなわち、この場合のパストランジスタのゲートの電位は、あらかじめ十分に高く設定しておく必要がある。
一般に、第2のトランジスタTR2のゲートとチャネルとの間の容量が大きく、容量素子CSの容量が小さいほど効果が大きいが、容量素子CSの容量を小さくするとノードSNの保持特性は悪化し、また、回路の微細化とともに、第2のトランジスタTR2のゲートとチャネルとの間の容量は小さくなる。また、ノードAからノードBへ信号を伝達するにあたって、信号遅延や信号の完全性も考慮する必要がある。
図1(A)に示す回路では、ノードAに供給する電位の上昇に伴い第2のトランジスタTR2のゲートの電位が上昇する。これは、第2のトランジスタTR2のゲート‐ソース間の容量による容量結合に起因する。ゲート電位の上昇(1次的なブースティング効果)に伴い、第2のトランジスタTR2のゲート‐ドレイン間の容量による容量結合に起因するノードBの信号の立ち上がりが加速される(2次的なブースティング効果)。
一般に、ブースティング効果は、ノードSNの電位を上昇させることによって、ノードAの電位をノードBに完全に伝達させること、あるいは、ゲートの電位を上昇させることにより第2のトランジスタTR2のオン電流の増大を目的とするため、2次的なブースティング効果が注目されることは少ない。
しかしながら、2次的なブースティング効果を積極的に利用することで、ノードAに供給される電位の上昇時、下降時の応答速度改善を目指すことができる。また、図1(B)に示される回路では、電荷保持特性を向上するために接続される容量素子CSも重要な検討項目となる。特に、容量素子CSの容量の増大はブースティング効果の発現を妨げることになるため、容量素子CSの容量の最適化は回路設計上の指針を得る上で重要である。
実際に形成される回路を考慮すれば、図1(A)あるいは図1(B)に示される回路は、図2(A)のようになる。図2(A)に示す回路は、第1のトランジスタTR1、第2のトランジスタTR2、容量素子CS、を有し、ノードBは、次段のCMOSゲート回路に接続されているとし、CMOSゲート回路を負荷抵抗及び負荷容量で置き変える。それぞれの大きさはR及びCとする。負荷容量Cは、CMOSゲート回路の入力容量に相当し、負荷抵抗RはCMOSゲート回路までの配線抵抗に相当する。なお、容量素子CSは、意図的に設けられるもの以外に、意図せず形成されるもの(寄生容量によるもの)も含む。
図2(A)において、容量素子CSの容量をC、第2のトランジスタTR2のゲート‐ソース間の容量をCgs、ゲート‐ドレイン間の容量をCgd、チャネルの抵抗をrとすると、図2(B)に示す等価回路に置き換えることができる。ここで、第1のトランジスタTR1は十分に抵抗が高いので、等価回路から省略できる。
gs、Cgd、rは第2のトランジスタTR2のゲートの電位にも依存する。すなわち、Cgs、Cgdは、それぞれ、その一部に寄生容量を含むことがあるが、第2のトランジスタTR2のゲートの電位が第2のトランジスタTR2のしきい値より高い場合には、第2のトランジスタTR2のチャネル部のゲート容量が、Cgs、Cgdに分配される。この分配率については、50:50、80:20などのモデルが提案されているが、以下の議論は特に指定が無い限りこれらの比率に依存しないものとする。なお、第2のトランジスタTR2のゲートの電位とソース(あるいはドレイン)の電位との差がしきい値未満の場合、Cgs、Cgdは寄生容量のみと見做せる。
図2(B)の等価回路について、電気回路理論における一般的な手法を用いて、ノードAに単位ステップ入力信号を与えた際のノードBの電位、すなわち応答関数y(t)を以下のように求めることができる。
Figure 0006324802
ただし、
Figure 0006324802
Figure 0006324802
Figure 0006324802
Figure 0006324802
Figure 0006324802
Figure 0006324802
である。
gs//gd,Cは、CgdとCの直列合成容量とCgsとの並列合成容量、Cgs,gdは、CgsとCgdの直列合成容量、である。ここで、式(1)の意味を理解する目的で、以下の2つの極限条件を考える。
第1の極限条件として、r=無限大の条件を考える。この時、第2のトランジスタTR2において有効な容量はCgs及びCgdのみであり、回路上はハイパスフィルタの容量としてのみ寄与しうると理解できる。この時の応答関数は、
Figure 0006324802
である。ただし、
Figure 0006324802
である。
係数kは、第2のトランジスタTR2がハイパスフィルタとして寄与する際の寄与率に相当し、0≦k≦1である。前述の2次的なブースティング効果は、第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての寄与に相当する。なお、Cgs、Cgdは、第2のトランジスタTR2のゲートの電位とソース(あるいはドレイン)の電位との差がしきい値未満の場合には、寄生容量のみであるが、それらの合成容量は、負荷容量Cに比べて著しく小さい。したがって、第2のトランジスタTR2はオフ状態の場合には、実質的にはハイパスフィルタとして寄与しない。
第2の極限条件として、Cが無限大の条件を考える。この時、図2(A)の回路は、SRAMを使用したプログラマブルスイッチの場合と同様に、パストランジスタのゲートの電位が固定値と見做せるため、ブースティング効果が全く得られない。第2のトランジスタTR2はチャネル抵抗とゲート容量によるCR回路、すなわち、ローパスフィルタとして寄与し、負荷容量C及び負荷抵抗Rとで2次のローパスフィルタを構成していると見做すことができる。
なお、時刻t=0における傾き
Figure 0006324802
を考え、Cが無限大の場合における傾きを求めると、
Figure 0006324802
であることから、2次のローパスフィルタを構成していると見なすことは妥当である。応答関数で表される、初期の変化は、y(t)|r=∞、すなわち、第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての寄与分に相当することがわかる。また、応答関数で表される、続いての変化は、第2のトランジスタTR2のローパスフィルタとしての寄与分に相当することがわかる。
2次的なブースティング効果を有効に用いるためには、第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての寄与分を大きく、すなわち、係数kを大きくすることが設計上の指針となる。係数kを大きくするためには、
i)式(5)から、Cに対してCgs,gdを大きくすること、
ii)式(9)から、Cを小さくすること、
が必要である。
kを0.1程度以上とすれば、応答速度向上効果が見込める。この場合、上記i)より、第2のトランジスタTR2のチャネル幅を次段のゲート回路のチャネル幅の4倍程度以上、上記ii)より、CをCgs//gd,Cの2倍未満とするとよい。すなわち、容量素子CSを意図的に設けないことが望ましいという結論が導出される。
しかしながら、現実の設計上は、応答速度以外に保持時間を考慮し、第2のトランジスタTR2のサイズ、容量素子CSのサイズを設計することになる。例えば、第2のトランジスタTR2のゲートとソース間の容量とゲートとドレイン間の容量が0.1fF(オン状態においてチャネル長100nm、チャネル幅100nm、ゲート絶縁膜の厚さ2nm(EOT)に相当)であり、第1のトランジスタTR1のオフ抵抗が1×1024Ωであれば、特に容量素子CSを設けなくても、1か月はノードSNの電位を実用上問題ないレベルに維持できる。ただし、チャネル長、チャネル面積が減少した場合には、保持時間が低下する。また、使用温度が上昇するとオフ抵抗が低下する。このような条件では、意図的に容量を設けることが望まれる。
トンネル効果によるノードSNからの電荷の流出を防止するためには、第2のトランジスタTR2のゲート絶縁膜の物理的な厚さは6nm以上、例えば、8nm以上とすることが求められる。そのためには、高誘電率材料を用いることにより、物理的に厚くすることでトンネル電流を防止し、かつ、酸化膜換算の厚さ(EOT)を小さくするとよい。
なお、実際には、意図的に容量素子を設けなくても、100nm程度のデザインルールで設計された回路では、配線間の寄生容量のみにより0.1fF程度の容量がノードSNに形成される。
以上の回路解析結果から導かれる、図2に示される回路の特徴は、第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての機能であり、この場合、Cgs及びCgdが寄与している。一方で、チャネル抵抗rは第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての寄与には影響しない。したがって、Cgs及びCgdの形成に十分な電位、すなわち、第2のトランジスタTR2がオンとなるような電位が容量素子CSに保持されていれば、当該電位が変動しても、第2のトランジスタTR2のハイパスフィルタとしての寄与率は変わらない。
この寄与率が高い場合、ノードSNの電位が変動しても、応答速度は変化しない。つまり、容量素子CSに保持される電位と第2のトランジスタTR2のソースの電位との差が時間経過と共に変化しても、第2のトランジスタTR2のしきい値以上であれば、ノードAからノードBへの信号の応答速度劣化は少ない。また、ノードSNの電位が第2のトランジスタTR2のしきい値未満になったところで、応答速度が急激に落ちる。
一方、この寄与率が低い場合は、極限としてはSRAMを使用したプログラマブルスイッチに相当する。このとき、第2のトランジスタTR2はローパスフィルタとしての寄与が大きくなるため、ゲートの電位に依存して応答速度が変化する。つまり、ノードSNの電位が時間経過と共に変化すると、応答速度も漸減する。
このように、プログラマブルスイッチの設計指針を与えることができる。なお、以上の説明では、第2のトランジスタTR2がNチャネル型であるとして説明したが、Pチャネル型であってもよい。
第1のトランジスタTR1に用いることのできる酸化物半導体について説明する。
酸化物半導体は、例えば、インジウムを含む。インジウムを含む酸化物半導体は、キャリア移動度(電子移動度)が高くなる。また、酸化物半導体は、元素Mを含むと好ましい。元素Mとして、例えば、アルミニウム、ガリウム、イットリウムまたはスズなどがある。元素Mは、例えば、酸素との結合エネルギーが高い元素である。元素Mは、例えば、酸化物半導体のエネルギーギャップを大きくする機能を有する元素である。また、酸化物半導体は、亜鉛を含むと好ましい。酸化物半導体が亜鉛を含むと、結晶質の酸化物半導体となりやすい。また、酸化物半導体の価電子帯上端のエネルギー(Ev)は、例えば、亜鉛の原子数比によって制御できる場合がある。
ただし、酸化物半導体は、インジウムを含まなくてもよい。酸化物半導体は、例えば、Zn−Sn酸化物、Ga−Sn酸化物であっても構わない。
なお、酸化物半導体は、InおよびMの和を100atomic%としたとき、InとMの原子数比率をInが50atomic%未満、Mが50atomic%以上、またはInが25atomic%未満、Mが75atomic%以上であるIn−M−Zn酸化物としてもよい。また、酸化物半導体は、InおよびMの和を100atomic%としたとき、InとMの原子数比率をInが25atomic%以上、Mが75atomic%未満、またはInが34atomic%以上、Mが66atomic%未満であるIn−M−Zn酸化物としてもよい。
また、酸化物半導体は、エネルギーギャップが大きい。酸化物半導体のエネルギーギャップは、2.7eV以上4.9eV以下、好ましくは3eV以上4.7eV以下、さらに好ましくは3.2eV以上4.4eV以下とする。
トランジスタの電気特性を安定にするためには、酸化物半導体中の不純物濃度を低減し、高純度真性化することが有効である。なお、酸化物半導体において、主成分以外(1atomic%未満)の軽元素、半金属元素、金属元素などは不純物となる。例えば、水素、リチウム、炭素、窒素、フッ素、ナトリウム、シリコン、塩素、カリウム、カルシウム、チタン、鉄、ニッケル、銅、ゲルマニウム、ストロンチウム、ジルコニウムおよびハフニウムは酸化物中で不純物となる場合がある。従って、近接する膜中の不純物濃度も低減することが好ましい。
例えば、酸化物半導体中にシリコンが含まれることで不純物準位を形成する場合がある。また、酸化物半導体の表層にシリコンがあることで不純物準位を形成する場合がある。そのため、酸化物半導体の内部、表層におけるシリコン濃度は、二次イオン質量分析法(SIMS:Secondary Ion Mass Spectrometry)において、1×1019atoms/cm未満、好ましくは5×1018atoms/cm未満、さらに好ましくは2×1018atoms/cm未満とする。
また、酸化物半導体中で水素は、不純物準位を形成し、キャリア密度を増大させてしまう場合がある。そのため、酸化物半導体膜の水素濃度はSIMSにおいて、2×1020atoms/cm以下、好ましくは5×1019atoms/cm以下、より好ましくは1×1019atoms/cm以下、さらに好ましくは5×1018atoms/cm以下とする。また、酸化物半導体中で窒素は、不純物準位を形成し、キャリア密度を増大させてしまう場合がある。そのため、酸化物半導体中の窒素濃度は、SIMSにおいて、5×1019atoms/cm未満、好ましくは5×1018atoms/cm以下、より好ましくは1×1018atoms/cm以下、さらに好ましくは5×1017atoms/cm以下とする。
酸化物半導体は、例えば非単結晶を有してもよい。非単結晶は、例えば、CAAC(C Axis Aligned Crystal)、多結晶、微結晶、非晶質部を有する。
酸化物半導体は、例えばCAACを有してもよい。なお、CAACを有する酸化物半導体を、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。
CAAC−OSは、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)による観察像で、結晶部を確認することができる場合がある。CAAC−OSに含まれる結晶部は、例えば、TEMによる観察像で、一辺100nmの立方体内に収まる大きさであることが多い。また、CAAC−OSは、TEMによる観察像で、結晶部と結晶部との境界を明確に確認できない場合がある。また、CAAC−OSは、TEMによる観察像で、粒界(グレインバウンダリーともいう。)を明確に確認できない場合がある。CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、不純物が偏析することが少ない。また、CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、欠陥準位密度が高くなることが少ない。また、CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、電子移動度の低下が小さい。
CAAC−OSは、例えば、複数の結晶部を有し、当該複数の結晶部においてc軸が被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃っている場合がある。また、CAAC−OSは、例えば、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用い、out−of−plane法による分析を行うと、配向を示す2θが31°近傍のピークが現れる場合がある。また、CAAC−OSは、例えば、電子線回折像で、スポット(輝点)が観測される場合がある。なお、特に、ビーム径が10nmφ以下、または5nmφ以下の電子線を用いて得られる電子線回折像を、極微電子線回折像と呼ぶ。また、CAAC−OSは、例えば、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが揃っていない場合がある。CAAC−OSは、例えば、c軸配向し、a軸または/およびb軸はマクロに揃っていない場合がある。
CAAC−OSに含まれる結晶部は、例えば、c軸がCAAC−OSの被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃い、かつab面に垂直な方向から見て金属原子が三角形状または六角形状に配列し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または金属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、80°以上100°以下、好ましくは85°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−10°以上10°以下、好ましくは−5°以上5°以下の範囲も含まれることとする。
また、CAAC−OSは、例えば、欠陥準位密度を低減することで形成することができる。CAAC−OSを形成するためには、例えば、酸化物半導体に酸素欠損を生じさせないことが重要となる。従って、CAAC−OSは、欠陥準位密度の低い酸化物半導体である。または、CAAC−OSは、酸素欠損の少ない酸化物半導体である。
不純物濃度が低く、欠陥準位密度の低い(酸素欠損の少ない)ことを高純度真性または実質的に高純度真性と呼ぶ。高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体は、キャリア発生源が少ないため、キャリア密度を低くすることができる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、しきい値がマイナスとなる電気特性(ノーマリーオンともいう。)になることが少ない場合がある。また、高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体は、欠陥準位密度が低いため、トラップ準位密度も低くなる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性の変動が小さく、信頼性の高いトランジスタとなる場合がある。なお、酸化物半導体のトラップ準位に捕獲された電荷は、消失するまでに要する時間が長く、あたかも固定電荷のように振る舞うことがある。そのため、トラップ準位密度の高い酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性が不安定となる場合がある。
また、高純度真性または実質的に高純度真性であるCAAC−OSを用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。
酸化物半導体は、例えば多結晶を有してもよい。なお、多結晶を有する酸化物半導体を、多結晶酸化物半導体と呼ぶ。多結晶酸化物半導体は複数の結晶粒を含む。
酸化物半導体は、例えば微結晶を有してもよい。なお、微結晶を有する酸化物半導体を、微結晶酸化物半導体と呼ぶ。
微結晶酸化物半導体は、例えば、TEMによる観察像では、明確に結晶部を確認することができない場合がある。微結晶酸化物半導体に含まれる結晶部は、例えば、1nm以上100nm以下、または1nm以上10nm以下の大きさであることが多い。特に、例えば、1nm以上10nm以下の微結晶をナノ結晶(nc:nanocrystal)と呼ぶ。ナノ結晶を有する酸化物半導体を、nc−OS(nanocrystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、結晶部と結晶部との境界を明確に確認できない場合がある。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、明確な粒界を有さないため、不純物が偏析することが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、欠陥準位密度が高くなることが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、電子移動度の低下が小さい。
nc−OSは、例えば、微小な領域(例えば、1nm以上10nm以下の領域)において原子配列に周期性を有する場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、巨視的には原子配列に周期性が見られない場合、または長距離秩序が見られない場合がある。従って、nc−OSは、例えば、分析方法によっては、非晶質酸化物半導体と区別が付かない場合がある。nc−OSは、例えば、XRD装置を用い、結晶部よりも大きいビーム径のX線でout−of−plane法による分析を行うと、配向を示すピークが検出されない場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部よりも大きいビーム径(例えば、20nmφ以上、または50nmφ以上)の電子線を用いる電子線回折像では、ハローパターンが観測される場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と同じか結晶部より小さいビーム径(例えば、10nmφ以下、または5nmφ以下)の電子線を用いる極微電子線回折像では、スポットが観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、円を描くように輝度の高い領域が観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、当該領域内に複数のスポットが観測される場合がある。
nc−OSは、微小な領域において原子配列に周期性を有する場合があるため、非晶質酸化物半導体よりも欠陥準位密度が低くなる。ただし、nc−OSは、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、CAAC−OSと比べて欠陥準位密度が高くなる。
なお、酸化物半導体が、CAAC−OS、多結晶酸化物半導体、微結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半導体の二種以上を有する混合膜であってもよい。混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域を有する場合がある。また、混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域の積層構造を有する場合がある。
酸化物半導体は、多層膜で構成されていてもよい。例えば、酸化物半導体層(S1)と、酸化物半導体層(S2)とが、この順番で形成された多層膜であってもよい。
このとき、例えば、酸化物半導体層(S2)の伝導帯下端のエネルギー(Ec)を、酸化物半導体層(S1)よりも低くする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)よりも電子親和力の0.07eV以上1.3eV以下、好ましくは0.1eV以上0.7eV以下、さらに好ましくは0.15eV以上0.4eV以下大きい酸化物半導体を用いる。なお、電子親和力は、真空準位と伝導帯下端のエネルギーとの差である。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)のエネルギーギャップを、酸化物半導体層(S1)よりも小さくする。なお、エネルギーギャップは、例えば、光学的な手法により導出することができる。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)よりもエネルギーギャップの0.1eV以上1.2eV以下、好ましくは0.2eV以上0.8eV以下小さい酸化物半導体を用いる。
または、酸化物半導体は、例えば、酸化物半導体層(S1)と、酸化物半導体層(S2)と、酸化物半導体層(S3)とが、この順番で形成された多層膜であってもよい。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)の伝導帯下端のエネルギー(Ec)を、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも低くする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも電子親和力の0.07eV以上1.3eV以下、好ましくは0.1eV以上0.7eV以下、さらに好ましくは0.15eV以上0.4eV以下大きい酸化物半導体を用いる。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)のエネルギーギャップを、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも小さくする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりもエネルギーギャップの0.1eV以上1.2eV以下、好ましくは0.2eV以上0.8eV以下小さい酸化物半導体を用いる。
または、例えば、トップゲート型のトランジスタのオン電流を高くするためには、酸化物半導体層(S3)の厚さは小さいほど好ましい。例えば、酸化物半導体層(S3)は、10nm未満、好ましくは5nm以下、さらに好ましくは3nm以下とする。一方、酸化物半導体層(S3)は、電流密度の高い酸化物半導体層(S2)へ、ゲート絶縁膜を構成する元素(シリコンなど)が入り込まないようブロックする機能も有する。そのため、酸化物半導体層(S3)は、ある程度の厚さを有することが好ましい。例えば、酸化物半導体層(S3)の厚さは、0.3nm以上、好ましくは1nm以上、さらに好ましくは2nm以上とする。
また、酸化物半導体層(S1)は厚く、酸化物半導体層(S2)は薄く、酸化物半導体層(S3)は薄く設けられることが好ましい。具体的には、酸化物半導体層(S1)の厚さは、20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上とする。酸化物半導体層(S1)の厚さを、20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上とすることで、絶縁膜と酸化物半導体層(S1)との界面から電流密度の高い酸化物半導体層(S2)までを20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上離すことができる。ただし、信号処理装置の生産性が低下する場合があるため、酸化物半導体層(S1)の厚さは、200nm以下、好ましくは120nm以下、さらに好ましくは80nm以下とする。また、酸化物半導体層(S2)の厚さは、3nm以上100nm以下、好ましくは3nm以上80nm以下、さらに好ましくは3nm以上50nm以下とする。
例えば、酸化物半導体層(S1)の厚さは酸化物半導体層(S2)の厚さより厚く、酸化物半導体層(S2)の厚さは酸化物半導体層(S3)の厚さより厚くすればよい。
上記のような酸化物半導体の単層または多層を第1のトランジスタTR1のチャネルに用いることができる。
(実施の形態2)
図3(A)に、プログラマブルロジックデバイス(PLD)の構成をブロック図で示す。なお、本明細書に添付した図面では、構成要素を機能ごとに分類し、互いに独立したブロックとしてブロック図を示しているが、実際の構成要素は機能ごとに完全に切り分けることが難しく、一つの構成要素が複数の機能に係わることもあり得る。
図3(A)に示すように、PLD10は複数のPLE(プログラマブルロジックエレメント)11を有する。そして、各PLE11は、PLE11間の信号の伝送経路等を定義するための情報を含むコンフィギュレーションデータに従って制御される。
具体的に、PLE11間の信号の伝送経路等の制御は、複数の配線で構成される配線群と、配線群を構成する配線から一以上の配線の選択をコンフィギュレーションデータに従って制御するスイッチとを有する配線エレメントにより、おこなうことができる。
また、図3(B)に、PLE11の構成をブロック図で一例として示す。PLE11は、LUT(ルックアップテーブル)12と、FF(フリップフロップ)13と、MUX(マルチプレクサ)14とを少なくとも有する。
LUT12には、LUT12の論理ゲートとしての機能を定義するための情報を含んだコンフィギュレーションデータ18が入力される。すなわち、LUT12は、端子16からLUT12に入力される入力信号の論理レベル(例えば、”1”あるいは”0”)と、LUT12から出力される出力信号の論理レベルの関係が、コンフィギュレーションデータ18に従って定められる。
FF13には、LUT12からの出力信号が入力される。さらに、一のPLE11が有するFF13に、他のPLE11が有するFF13から出力された信号が、入力されることもある。FF13は、入力されたこれらの信号を保持する機能を有する。
MUX14には、MUX14の動作を制御するための情報を含んだコンフィギュレーションデータ19が入力される。MUX14は、LUT12からの出力信号と、FF13からの出力信号のいずれか一つを、コンフィギュレーションデータ19に従って選択する機能を有する。MUX14によって選択された信号は、PLE11の端子17から出力される。
〈マルチプレクサの構成例〉
図4に、MUX14の具体的な構成を一例として示す。図4に示すMUX14は、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bを少なくとも有する。そして、MUX14は、CM15(コンフィギュレーションメモリ)から入力される、コンフィギュレーションデータを含む信号に従って、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bの動作を制御することで、複数の配線25(配線25a、配線25b等)に入力された信号のうち、いずれか一つを選択して一以上の配線26の一に供給する機能を有する。CM15は、コンフィギュレーションデータを記憶するレジスタに相当する。
配線25aを複数の配線25の一つと仮定すると、プログラマブルスイッチ20aは、CM15から入力される、コンフィギュレーションデータを含む信号に従って、配線25aに入力された信号の一以上の配線26の一つである配線26aへの供給を制御する機能を有する。また、配線25bを複数の配線25の別の一つと仮定すると、プログラマブルスイッチ20bは、CM15から入力される、コンフィギュレーションデータを含む信号に従って、配線25bに入力された信号の配線26aへの供給を制御する機能を有する。
また、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bは、それぞれトランジスタ21及びトランジスタ22を有する。トランジスタ21は、コンフィギュレーションデータを含む信号の、トランジスタ22のゲートへの入力を制御する機能を有する。トランジスタ22は、ゲートに入力された、コンフィギュレーションデータを含む信号に従って、オン状態またはオフ状態が定められる。トランジスタ22がオン状態であるとき、配線25aまたは配線25bに入力された信号が、トランジスタ22を介して配線26aに供給される。逆に、トランジスタ22がオフ状態であるとき、配線25aまたは配線25bに入力された信号は配線26aに供給されない。
具体的に、トランジスタ21は、ソース及びドレインの一方に、コンフィギュレーションデータを含む信号が入力され、ソース及びドレインの他方が、トランジスタ22のゲートに接続されている。トランジスタ22は、ソース及びドレインの一方が配線25aまたは配線25bに接続されており、ソース及びドレインの他方が、配線26aに接続されている。
そして、プログラマブルスイッチ20aとプログラマブルスイッチ20bにそれぞれ入力される、コンフィギュレーションデータを含む信号は、論理レベルが互いに異なるものとする。具体的に、図4では、プログラマブルスイッチ20aに入力される信号の論理レベルをインバータ27により反転させた信号が、プログラマブルスイッチ20bに入力されている場合を例示している。ただし、インバータ27を用いずに、プログラマブルスイッチ20aとプログラマブルスイッチ20bのそれぞれに、論理レベルの異なる上記信号がCM15から入力されるようにしても良い。
なお、図4では、インバータ27がMUX14に含まれないものとして、MUX14の構成を例示しているが、MUX14はインバータ27をその構成要素に含んでいても良い。
上記構成により、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bは、いずれか一方においてトランジスタ22がオン状態となり、他方においてトランジスタ22がオフ状態となる。すなわち、配線25aまたは配線25bに入力された信号のいずれか一方のみがプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bにより選択されて、配線26aに供給されることとなる。すなわち、図4に示されるように、見かけ上(あるいは回路構成的に)、配線25aと配線25b双方とも、それぞれ、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20b(のトランジスタ22)を介して配線26aに接続している(あるいは配線25aと配線26aの間、及び配線25bと配線26aの間に、それぞれ、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bが設けられている)が、実質的には、配線25aと配線25bのいずれか一方のみが配線26aに接続するような状態となる。
なお、複数の配線25の数によっては、MUX14にプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bを複数設ける場合もあり得る。その場合、MUX14には、複数のプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bによって選択された信号が入力される配線26aが、複数存在することとなる。そして、上記場合のMUX14は、複数の配線26aに入力される信号をさらに選択するための単数または複数のプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bを有する。複数のプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bにより繰り返し信号の選択を行うことで、最終的に一あるいは複数の信号がMUX14より出力されてもよい。
トランジスタ21はトランジスタ22に比べてオフ電流が著しく小さいものとする。シリコンよりもバンドギャップが広く、真性キャリア密度がシリコンよりも低い半導体膜に、チャネル形成領域が形成されることを特徴とするトランジスタは、オフ電流が著しく小さいので、トランジスタ21として用いるのに好適である。このような半導体としては、例えば、シリコンの2倍以上の大きなバンドギャップを有する、酸化物半導体、窒化ガリウムなどが挙げられる。上記半導体を有するトランジスタは、通常のシリコンやゲルマニウムなどの半導体で形成されたトランジスタに比べて、オフ電流を極めて小さくすることができる。
上記構成を有するトランジスタ21を用いることで、トランジスタ21がオフ状態のときに、ノードSNに保持されている電荷がリークするのを防ぐことができる。そして、ノードSNに電荷が保持されることで、トランジスタ22のオン状態またはオフ状態が保持されるので、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bに信号が選択された状態も、維持される。
また、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bでは、トランジスタ21がオフ状態にあるときノードSNが浮遊状態になることから、実施の形態1で説明したブースティング効果が期待できる。すなわち、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bでは、ノードSNが浮遊状態にあると、配線25aまたは配線25bの電位がローレベルからハイレベルに変化するのに伴い、トランジスタ22のソースとゲートの間に形成される容量により、ノードSNの電位が上昇する。そして、そのノードSNの電位の上昇幅は、トランジスタ22のゲートに入力されたコンフィギュレーションデータの論理レベルによって異なる。
そして、トランジスタ22のゲートに入力される信号の電位が小さくなっても、すなわち、当該ゲートに与えられる電位が低くなっても、上記ブースティング効果により、MUX14を正常に動作させることができる。なお、図では、ノードSNに接続する容量素子を明記していないが、他の配線との寄生容量等が存在する。もちろん、ノードSNに意図的に容量素子を接続させてもよい。なお、ブースティング効果を享受するには、実施の形態1で示した設計指針に基づいて容量等を設定するとよい。
〈プログラマブルスイッチの動作例〉
次いで、図4に示したプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bの動作例について説明する。図5(A)に、図4に示したプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bと各種配線の回路構成を、一例として示す。また、図5(B)に、上記各種配線に入力される信号と、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bのノードSNの電位の、タイミングチャートの一例を示す。
図5(A)に示すプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bでは、トランジスタ21のゲートが、共に配線23に接続されている。また、プログラマブルスイッチ20aのトランジスタ21は、そのソース及びドレインの一方が配線24に接続されており、プログラマブルスイッチ20bのトランジスタ21は、そのソース及びドレインの一方がインバータ27の出力端子に接続されている。インバータ27の入力端子は、配線24に接続されている。
図5(B)に示すように、期間T1において配線23にハイレベルの電位が与えられると、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bにおいてトランジスタ21がオン状態になる。また、”1”の論理レベルに対応するハイレベルの電位が配線24に与えられることで、プログラマブルスイッチ20aではノードSNに、”1”の論理レベルに対応するハイレベルの電位がトランジスタ21を介して与えられる。また、プログラマブルスイッチ20bではノードSNに、”0”の論理レベルに対応するローレベルの電位がトランジスタ21を介して与えられる。なお、プログラマブルスイッチ20aにおいてノードSNに与えられる電位は、配線24の電位よりもトランジスタ21のしきい値分降下している。
期間T1が終了すると、配線23にローレベルの電位が与えられ、それによりプログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bにおいてトランジスタ21はオフ状態となる。よって、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bのそれぞれにおいて、ノードSNの電位が保持される。
次いで、期間T2において、配線25aの電位がローレベルからハイレベルに変化し、配線25bにはローレベルの電位が与えられる。プログラマブルスイッチ20aでは、ノードSNが浮遊状態にあり、トランジスタ22が強反転モードにあることから、ブースティング効果により、配線25aの電位がローレベルからハイレベルに変化するのに伴い、ノードSNの電位がさらに上昇する。一方、プログラマブルスイッチ20bでは、配線25bにはローレベルの電位が与えられており、なおかつ、トランジスタ22が弱反転モードにあることから、ノードSNの電位はローレベルを維持する。よって、プログラマブルスイッチ20aのトランジスタ22がオン状態、プログラマブルスイッチ20bのトランジスタ22がオフ状態にあるので、プログラマブルスイッチ20aを介して配線25aの電位が配線26aに与えられる。なお、プログラマブルスイッチ20aのノードSNの電位は、ハイレベルよりも高く、ノードSNの電位と配線25aの電位の差が、トランジスタ22のしきい値よりも大きければ、配線26aの電位は、実質的に配線25aの電位と等しくなる。
次いで、期間T3において、配線25aにローレベルの電位が与えられ、配線25bの電位がローレベルからハイレベルに変化する。プログラマブルスイッチ20aでは、ノードSNが浮遊状態にあり、トランジスタ22が強反転モードにあるが、配線25aの電位がローレベルであるので、ノードSNは、期間T1において与えられた電位、すなわち、配線24の電位よりもトランジスタ21のしきい値分降下した電位が保持される。一方、プログラマブルスイッチ20bでは、ノードSNが浮遊状態にあることから、ブースティング効果により、配線25bの電位がローレベルからハイレベルに変化するのに伴い、ノードSNの電位が上昇する。ただし、プログラマブルスイッチ20bではトランジスタ22が弱反転モードにあることから、ノードSNの電位の上昇幅は、期間T2のプログラマブルスイッチ20aにおけるノードSNの電位の上昇幅よりも小さい。そのため、プログラマブルスイッチ20bではトランジスタ22がオフ状態を維持する。よって、配線25aの電位がローレベル、プログラマブルスイッチ20bのトランジスタ22が非導通状態にあるので、配線26aの電位はローレベルとなる。
次いで、2ビットの信号が入力されるMUX14の構成を、図6に一例として示す。図6に示すMUX14は、プログラマブルスイッチ20a乃至プログラマブルスイッチ20fで示すプログラマブルスイッチ20を6つ有する。プログラマブルスイッチ20a乃至プログラマブルスイッチ20fは、それぞれトランジスタ21及びトランジスタ22を有しており、トランジスタ21とトランジスタ22の回路構成は、図4に示すMUX14と同じである。
ただし、図6に示すMUX14では、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20cが有するトランジスタ21は、ソース及びドレインの一方が、コンフィギュレーションデータを含む信号が入力される配線24aに接続されている。また、プログラマブルスイッチ20b及びプログラマブルスイッチ20dが有するトランジスタ21は、ソース及びドレインの一方が、インバータ27aの出力端子に接続されている。インバータ27aの入力端子は、配線24aに接続されている。また、プログラマブルスイッチ20eが有するトランジスタ21は、ソース及びドレインの一方が、コンフィギュレーションデータを含む信号が入力される配線24bに接続されている。また、プログラマブルスイッチ20fが有するトランジスタ21は、ソース及びドレインの一方が、インバータ27bの出力端子に接続されている。インバータ27bの入力端子は、配線24bに接続されている。
また、図6に示すMUX14では、プログラマブルスイッチ20a乃至プログラマブルスイッチ20dがそれぞれ有するトランジスタ22は、ソース及びドレインの一方が配線25a乃至配線25dにそれぞれ接続されている。また、プログラマブルスイッチ20a及びプログラマブルスイッチ20bがそれぞれ有するトランジスタ22は、ソース及びドレインの他方が、プログラマブルスイッチ20eが有するトランジスタ22のソース及びドレインの一方に接続されている。また、プログラマブルスイッチ20c及びプログラマブルスイッチ20dがそれぞれ有するトランジスタ22は、ソース及びドレインの他方が、プログラマブルスイッチ20fが有するトランジスタ22のソース及びドレインの一方に接続されている。プログラマブルスイッチ20e及びプログラマブルスイッチ20fが有するトランジスタ22のソース及びドレインの他方は、配線26aに接続されている。
図6に示すMUX14では、配線24a及び配線24bから入力される、コンフィギュレーションデータを含む信号に従って、トランジスタ22のオン状態とオフ状態が定められる。そして、配線25a乃至配線25dにそれぞれ入力された信号のいずれか一つが、コンフィギュレーションデータに従い、プログラマブルスイッチ20a乃至プログラマブルスイッチ20fによって選択され、配線26aに入力される。
〈PLEの構成例〉
次いで、図3(B)に示したPLE11の具体的な構成を、図7(A)に一例として示す。図7(A)に示すPLE11は、LUT12と、FF13と、MUX14と、LUT12用のコンフィギュレーションデータ18が記憶されるCM18aと、MUX14用のコンフィギュレーションデータ19が記憶されるCM15とを有する。
LUT12は、CM18aにおいて記憶されているコンフィギュレーションデータによって、実行される論理演算が異なる。そして、コンフィギュレーションデータによりLUT12にて行われる論理演算が確定すると、LUT12は、端子16に与えられた複数の入力信号に対応する出力信号を生成する。FF13は、LUT12で生成される出力信号を保持し、信号CKに同期して、LUT12の出力信号に対応した出力信号を出力する。
MUX14には、LUT12からの出力信号と、FF13からの出力信号とが入力されている。そして、MUX14は、CM15に格納されているコンフィギュレーションデータに従って、上記2つの出力信号のいずれか一方を選択し、出力する機能を有する。MUX14からの出力信号は、端子17に与えられる。
また、図3(B)に示したPLE11の具体的な構成の別の一例を、図7(B)に一例として示す。図7(B)に示すPLE11は、MUX80と、MUX80用のコンフィギュレーションデータが記憶されるCM81とを有している点において、図7(A)に示すPLE11と構成が異なる。
MUX80には、LUT12からの出力信号と、端子82から入力された、他のPLE11が有するFF13からの出力信号とが入力されている。そして、MUX80は、CM81に格納されているコンフィギュレーションデータに従って、上記2つの出力信号のいずれか一方を選択し、出力する機能を有する。
そして、図7(B)に示したPLE11では、FF13は、MUX80からの出力信号を保持し、信号CKに同期して、LUT12の出力信号に対応した出力信号を出力する。
なお、図7(A)または図7(B)に示すPLE11が、コンフィギュレーションデータによって、FF13の種類を定義できる構成を有していても良い。具体的には、コンフィギュレーションデータによって、FF13がD型フリップフロップ、T型フリップフロップ、JK型フリップフロップ、またはRS型フリップフロップのいずれかの機能を有するようにしても良い。
〈PLDの構成例〉
図8(A)にPLD10の構造の一部を、一例として模式的に示す。図8(A)に示すPLD10は、複数のPLE11と、複数のPLE11のいずれかに接続された配線群121と、配線群121を構成する配線どうしの接続を制御するスイッチ領域122とを有する。配線群121及びスイッチ領域122が、配線リソース123に相当する。スイッチ領域122によって制御される配線どうしの接続および切断は、コンフィギュレーションデータによって定められる。
図8(B)に、スイッチ領域122の構成例を示す。図8(B)に示すスイッチ領域122は、配線群121に含まれる配線125と配線126の接続および切断を制御する機能を有する。具体的に、スイッチ領域122は、トランジスタ127乃至トランジスタ132を有する。トランジスタ127は、配線125におけるPointAと、配線126におけるPointCの電気的な接続を制御する機能を有する。トランジスタ128は、配線125におけるPointBと、配線126におけるPointCの電気的な接続を制御する機能を有する。トランジスタ129は、配線125におけるPointAと、配線126におけるPointDの電気的な接続を制御する機能を有する。トランジスタ130は、配線125におけるPointBと、配線126におけるPointDの電気的な接続を制御する機能を有する。トランジスタ131は、配線125におけるPointAとPointBの電気的な接続を制御する機能を有する。トランジスタ132は、配線126におけるPointCとPointDの電気的な接続を制御する機能を有する。
そして、トランジスタ127乃至トランジスタ132のオン状態またはオフ状態の選択(スイッチング)は、コンフィギュレーションデータにより定まる。具体的に、PLD10の場合、トランジスタ127乃至トランジスタ132のゲートに入力される信号の電位が、コンフィギュレーションデータにより定まる。
また、スイッチ領域122は、配線群121と、PLD10の出力端子124の、電気的な接続を制御する機能を有する。
図9に、PLD10全体の構成を一例として示す。図9では、PLD10に、I/Oエレメント140、PLL(phase lock loop)141、RAM142、乗算器143が設けられている。I/Oエレメント140は、PLD10の外部回路からの信号の入力、または外部回路への信号の出力を制御する、インターフェースとしての機能を有する。PLL141は、信号CKを生成する機能を有する。RAM142は、論理演算に用いられるデータを格納する機能を有する。乗算器143は、乗算専用の論理回路に相当する。PLD10に乗算を行う機能が含まれていれば、乗算器143は必ずしも設ける必要はない。
〈PLDの断面構造例〉
図10に、PLDの、断面構造の一例を示す。そして、図10では、酸化物半導体膜にチャネル形成領域を有するトランジスタ21が、単結晶のシリコン基板にチャネル形成領域を有するトランジスタ22上に形成されている場合を例示している。
なお、トランジスタ22は、非晶質、微結晶、多結晶または単結晶である、シリコン又はゲルマニウムなどの半導体膜を活性層に用いることもできる。或いは、トランジスタ22は、酸化物半導体膜にチャネル形成領域を有していても良い。全てのトランジスタが酸化物半導体膜にチャネル形成領域を有している場合、トランジスタ21はトランジスタ22上に積層されていなくとも良く、トランジスタ21とトランジスタ22とは、同一の層に形成されていても良い。
薄膜のシリコンを用いてトランジスタ22を形成する場合、プラズマCVD法などの気相成長法若しくはスパッタリング法で作製された非晶質シリコン、非晶質シリコンをレーザーアニールなどの処理により結晶化させた多結晶シリコン、単結晶シリコンウェハに水素イオン等を注入して表層部を剥離した単結晶シリコンなどを用いることができる。
トランジスタ22が形成される半導体基板200は、例えば、n型またはp型の導電型を有するシリコン基板、ゲルマニウム基板、シリコンゲルマニウム基板、化合物半導体基板(GaAs基板、InP基板、GaN基板、SiC基板、GaP基板、GaInAsP基板、ZnSe基板等)等を用いることができる。図10では、n型の導電性を有する単結晶シリコン基板を用いた場合を例示している。
また、トランジスタ22は、素子分離用絶縁膜201により、他のトランジスタと、電気的に分離されている。素子分離用絶縁膜201の形成には、選択酸化法(LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法)またはトレンチ分離法等を用いることができる。
具体的に、トランジスタ22は、半導体基板200に形成された、ソース領域またはドレイン領域として機能する不純物領域202及び不純物領域203と、ゲート電極204と、半導体基板200とゲート電極204の間に設けられたゲート絶縁膜205とを有する。ゲート電極204は、ゲート絶縁膜205を間に挟んで、不純物領域202と不純物領域203の間に形成されるチャネル形成領域と重なる。
トランジスタ22上には、絶縁膜209が設けられている。絶縁膜209には開口部が形成されている。そして、上記開口部には、不純物領域202、不純物領域203にそれぞれ接する配線210、配線211と、ゲート電極204に電気的に接続されている配線212とが、形成されている。
そして、配線210は、絶縁膜209上に形成された配線215に電気的に接続されており、配線211は、絶縁膜209上に形成された配線216に電気的に接続されており、配線212は、絶縁膜209上に形成された配線217に電気的に接続されている。
配線215乃至配線217上には、絶縁膜220及び絶縁膜240が順に積層するように形成されている。絶縁膜220及び絶縁膜240には開口部が形成されており、上記開口部に、配線217に電気的に接続された配線221が形成されている。
そして、図10では、絶縁膜240上にトランジスタ21が形成されている。
トランジスタ21は、絶縁膜240上に、酸化物半導体を含む半導体膜230と、半導体膜230上の、ソース電極またはドレイン電極として機能する導電膜232及び導電膜233と、半導体膜230、導電膜232及び導電膜233上のゲート絶縁膜231と、ゲート絶縁膜231上に位置し、導電膜232と導電膜233の間において半導体膜230と重なっているゲート電極234と、を有する。なお、導電膜233は、配線221に電気的に接続されている。
そして、トランジスタ21上に、絶縁膜241及び絶縁膜242が順に積層するように設けられている。絶縁膜241及び絶縁膜242には開口部が設けられており、上記開口部においてゲート電極234に接する導電膜243が、絶縁膜241上に設けられている。
なお、図10において、トランジスタ21は、ゲート電極234を半導体膜230の片側において少なくとも有していれば良いが、半導体膜230を間に挟んで存在する一対のゲート電極を有していても良い。
トランジスタ21が、半導体膜230を間に挟んで存在する一対のゲート電極を有している場合、一方のゲート電極には導通状態または非導通状態を制御するための信号が与えられ、他方のゲート電極は、電位が他から与えられている状態であっても良い。この場合、一対のゲート電極に、同じ高さの電位が与えられていても良いし、他方のゲート電極にのみ接地電位などの固定の電位が与えられていても良い。他方のゲート電極に与える電位の高さを制御することで、トランジスタの閾値電圧を制御することができる。
また、図10では、トランジスタ21が、一のゲート電極234に対応した一のチャネル形成領域を有する、シングルゲート構造である場合を例示している。しかし、トランジスタ21は、電気的に接続された複数のゲート電極を有することで、一の活性層にチャネル形成領域を複数有する、マルチゲート構造であっても良い。
図11にPLDの他の構成例を示す。
図11において、A1−A2に、チャネル長方向(ソースからドレインにかけての方向)におけるトランジスタ21及びトランジスタ22の断面図を示し、A3−A4に、チャネル幅方向(チャネル長方向に直角な方向)における同断面図を示す。ただし、レイアウトにおいてトランジスタ21のチャネル長方向とトランジスタ22のチャネル長方向とが、必ずしも一致していなくともよい。また、図では、酸化物半導体膜にチャネル形成領域を有するトランジスタ21が、単結晶のシリコンにチャネル形成領域を有するトランジスタ22上に形成されている場合を例示している。図11では、単結晶シリコン基板を半導体基板300として用いる場合を例示している。
また、トランジスタ22は、素子分離法により、他の半導体素子と電気的に分離されている。素子分離法として、トレンチ分離法(STI法:Shallow Trench Isolation)等を用いることができる。図11では、トレンチ分離法を用いてトランジスタ22を電気的に分離する場合を例示している。エッチング等により半導体基板300に形成されたトレンチに、酸化珪素などが含まれる絶縁物を埋め込んだ後、当該絶縁物をエッチング等により部分的に除去することで形成される素子分離用絶縁膜301により、トランジスタ22を素子分離させる場合を例示している。
また、トレンチ以外の領域に存在する半導体基板300の凸部には、トランジスタ22の不純物領域302及び不純物領域303と、不純物領域302及び不純物領域303に挟まれたチャネル形成領域304とが設けられている。さらに、トランジスタ22は、チャネル形成領域304を覆う絶縁膜305と、絶縁膜305を間に挟んでチャネル形成領域304と重なるゲート電極306とを有する。
トランジスタ22では、チャネル形成領域304における凸部の側部及び上部と、ゲート電極306とが絶縁膜305を間に挟んで重なることで、チャネル形成領域304の側部と上部を含めた広い範囲においてキャリアが流れる。そのため、トランジスタ22の基板上における専有面積を小さく抑えつつ、トランジスタ22におけるキャリアの移動量を増加させることができる。その結果、トランジスタ22は、オン電流が大きくなると共に、電界効果移動度が高められる。特に、チャネル形成領域304における凸部のチャネル幅方向の長さ(チャネル幅)をW、チャネル形成領域304における凸部の厚さをTとすると、チャネル幅Wに対する厚さTの比に相当するアスペクト比が高い場合、キャリアが流れる範囲はより広くなるため、トランジスタ22のオン電流をより大きくすることができ、電界効果移動度もより高められる。
なお、バルクの半導体基板を用いたトランジスタ22の場合、アスペクト比は0.5以上であることが望ましく、1以上であることがより望ましい。
トランジスタ22上には、絶縁膜311が設けられている。絶縁膜311には開口部が形成されている。そして、上記開口部には、不純物領域302、不純物領域303にそれぞれ電気的に接続されている導電膜312、導電膜313と、ゲート電極306に電気的に接続されている導電膜314とが、形成されている。導電膜312は、絶縁膜311上に形成された導電膜316に電気的に接続されており、導電膜313は、絶縁膜311上に形成された導電膜317に電気的に接続されており、導電膜314は、絶縁膜311上に形成された導電膜318に電気的に接続されている。
導電膜316乃至導電膜318上には、絶縁膜320が設けられている。絶縁膜320上には、酸素、水素、水の拡散を防ぐブロッキング効果を有する絶縁膜321が設けられている。絶縁膜321上には絶縁膜322が設けられており、絶縁膜322上には、トランジスタ21が設けられている。
絶縁膜321は、密度が高くて緻密である程、また未結合手が少なく化学的に安定である程、より高いブロッキング効果を示す。酸素、水素、水の拡散を防ぐブロッキング効果を示す絶縁膜321として、例えば、酸化アルミニウム、酸化窒化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化窒化ガリウム、酸化イットリウム、酸化窒化イットリウム、酸化ハフニウム、酸化窒化ハフニウム等を用いることができる。水素、水の拡散を防ぐブロッキング効果を示す絶縁膜321として、例えば、窒化シリコン、窒化酸化シリコン等を用いることができる。
トランジスタ21は、半導体膜330、半導体膜330に接する導電膜332及び導電膜333、半導体膜330を覆っている絶縁膜331、並びに、絶縁膜331を間に挟んで半導体膜330と重なるゲート電極334を有する。導電膜332及び導電膜333は、ソース電極またはドレイン電極として機能する。導電膜333は、絶縁膜320乃至絶縁膜322に設けられた開口において導電膜318に接続されている。
なお、トランジスタ21上に、絶縁膜が設けられてもよい。絶縁膜には開口部が設けられ、上記開口部においてゲート電極334に接する導電体が、絶縁膜上に設けられてもよい。
なお、図11において、トランジスタ21は、ゲート電極334を半導体膜330の片側において少なくとも有していればよいが、絶縁膜322を間に挟んで半導体膜330と重なるゲート電極を、さらに有していてもよい。
トランジスタ21が、一対のゲート電極を有している場合、一方のゲート電極にはオン状態またはオフ状態を制御するための信号が与えられ、他方のゲート電極は、他の電位が独立して与えられている状態であってもよい。この場合、一対のゲート電極に、同じ高さの電位が与えられていてもよいし、他方のゲート電極にのみ接地電位などの固定の電位が与えられていてもよい。他方のゲート電極に与える電位の高さを制御することで、トランジスタの閾値電圧を制御することができる。
また、図11では、トランジスタ21が、一のゲート電極334に対応した一のチャネル形成領域を有する、シングルゲート構造である場合を例示している。トランジスタ21に、例えば、電気的に接続された複数のゲート電極を設けることで、一の酸化物半導体膜に複数のチャネル形成領域を有する、マルチゲート構造とすることができる。
図11においては、トランジスタ21は、半導体膜330が、半導体膜330a乃至半導体膜330cでなる3層構造で、半導体膜330aおよび半導体膜330bの形成後に、導電膜332と導電膜333が形成され、その後、半導体膜330cが形成される。しかし、半導体膜330a乃至半導体膜330cのいずれか一つあるいは二つを有しない構造でもよい。
A ノード
B ノード
CS 容量素子
SN ノード
TR1 第1のトランジスタ
TR2 第2のトランジスタ
R 負荷抵抗
C 負荷容量
X ノード
Y ノード
Z ノード
10 PLD
11 PLE
12 LUT
13 FF
14 MUX
15 CM
16 端子
17 端子
18 コンフィギュレーションデータ
18a CM
19 コンフィギュレーションデータ
20 プログラマブルスイッチ
20a プログラマブルスイッチ
20b プログラマブルスイッチ
20c プログラマブルスイッチ
20d プログラマブルスイッチ
20e プログラマブルスイッチ
20f プログラマブルスイッチ
21 トランジスタ
22 トランジスタ
23 配線
24 配線
24a 配線
24b 配線
25 配線
25a 配線
25b 配線
25c 配線
25d 配線
26 配線
26a 配線
27 インバータ
27a インバータ
27b インバータ
80 MUX
81 CM
82 端子
121 配線群
122 スイッチ領域
123 配線リソース
124 出力端子
125 配線
126 配線
127 トランジスタ
128 トランジスタ
129 トランジスタ
130 トランジスタ
131 トランジスタ
132 トランジスタ
140 I/Oエレメント
141 PLL
142 RAM
143 乗算器
200 半導体基板
201 素子分離用絶縁膜
202 不純物領域
203 不純物領域
204 ゲート電極
205 ゲート絶縁膜
209 絶縁膜
210 配線
211 配線
212 配線
215 配線
216 配線
217 配線
220 絶縁膜
221 配線
230 半導体膜
231 ゲート絶縁膜
232 導電膜
233 導電膜
234 ゲート電極
240 絶縁膜
241 絶縁膜
242 絶縁膜
243 導電膜
300 半導体基板
301 素子分離用絶縁膜
302 不純物領域
303 不純物領域
304 チャネル形成領域
305 絶縁膜
306 ゲート電極
311 絶縁膜
312 導電膜
313 導電膜
314 導電膜
316 導電膜
317 導電膜
318 導電膜
320 絶縁膜
321 絶縁膜
322 絶縁膜
330 半導体膜
330a 半導体膜
330b 半導体膜
330c 半導体膜
331 絶縁膜
332 導電膜
333 導電膜
334 ゲート電極

Claims (5)

  1. 第1のトランジスタのソース又はドレインの一方に、第2のトランジスタのゲートが接続される回路を有し、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方と前記第2のトランジスタのゲートとの接続部分のノードに存在する容量を第1容量とし、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に接続する負荷容量を第2容量とし、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方と前記第2のトランジスタのゲートとの間の容量を第3容量とし、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方と前記第2のトランジスタのゲートとの間の容量を第4容量とするとき、
    前記第1の容量は、前記第2の容量と前記第3の容量との直列合成容量と、前記第4の容量との和の2倍未満(但し、ゼロである場合を除く)であることを特徴とする信号処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方に接続される第3のトランジスタを有し、
    前記第2のトランジスタのチャネル幅は、前記第3のトランジスタのチャネル幅の4倍以上であることを特徴とする信号処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1のトランジスタのチャネルは、酸化物半導体を含むことを特徴とする信号処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一において、
    前記第2のトランジスタのチャネルは、単結晶シリコン基板に設けられ、
    前記第1のトランジスタは、前記第2のトランジスタの上層に設けられることを特徴とする信号処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一において、
    前記第1容量は、寄生容量のみによって構成されることを特徴とする信号処理装置。
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