JP6374698B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

この開示物は信号処理装置に関する。
例えば、特許文献1乃至3では、パストランジスタのソース及びドレインを介した一対のノード間の電気的な接続を制御する信号処理装置(プログラマブルロジックデバイス、PLD)が開示されている。当該信号処理装置においては、パストランジスタのゲートの電位が酸化物半導体等を用いたトランジスタをオフ状態にすることによって保持される。ここで、当該トランジスタでは、酸化物半導体等を用いることによって、きわめて高いオフ抵抗を実現しうる。そのため、当該信号処理装置においては、パストランジスタのオン状態あるいはオフ状態を長期間維持することができる。
米国特許第8547753号明細書 米国特許出願公開第2012/0212995号明細書 米国特許出願公開第2012/0293200号明細書
新しい回路構成の信号処理装置を提供する。
複数の書き込みトランジスタを直列に接続し、それぞれの接続部分にパストランジスタのゲートあるいはインバータの入力等を直接あるいは間接に接続する。
一例として、第1乃至第3のパストランジスタと1つの半導体層と、半導体層と重なる第1乃至第3の配線を有し、第1乃至第3の配線のそれぞれは、その電位によって、半導体層のうち、少なくともそれぞれの配線が重なる部分の導電性を変化させることができ、第1乃至第3のパストランジスタのゲートは半導体層以外とは電気的な接続がなく、半導体層の導電性によって、浮遊状態とすることができ、浮遊状態の際の、第1乃至第3のパストランジスタのそれぞれのゲートの電位によって、第1乃至第3のパストランジスタのそれぞれのソースとドレインの間の導電性を制御するプログラマブルな信号処理装置である。
または、上記において、第1のパストランジスタのソースまたはドレインの一方、第2のパストランジスタのソースまたはドレインの一方、第3のパストランジスタのソースまたはドレインの一方がマルチプレクサの第1の入力端子、第2の入力端子、第3の入力端子と、それぞれ、直接あるいは間接に接続し、第1のパストランジスタのソースまたはドレインの他方の電位は、第2のパストランジスタのソースまたはドレインの他方、第3のパストランジスタのソースまたはドレインの他方の電位と常に同じである信号処理装置である。
または、上記において、半導体層の一端の電位が、第1のパストランジスタのソースまたはドレインの他方、第2のパストランジスタのソースまたはドレインの他方、第3のパストランジスタのソースまたはドレインの他方の電位と常に同じである信号処理装置である。
回路構成が簡略化され、歩留まりの向上や集積化が図れる。なお、効果はこれらに限定されず、以下に詳述される。
信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の回路例を示す。 信号処理装置の動作例を示す。 プログラマブルロジックデバイスの構成例を示す図とプログラマブルロジックエレメントの構成例を示す。 プログラマブルロジックエレメントの構成例を示す。 プログラマブルロジックデバイス(A)とスイッチ回路(B)の構成例を示す。 プログラマブルロジックデバイス全体の構成例を示す。 プログラマブルロジックデバイスの作製工程例を示す。 プログラマブルロジックデバイスの主要な構造物のレイアウト例を示す。 プログラマブルロジックデバイスの主要な構造物のレイアウト例を示す。
以下では、実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、実施の形態は以下の説明に限定されず、趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。従って、この開示物が開示する内容は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、トランジスタのソースとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるソース領域、あるいは上記半導体膜に電気的に接続されたソース電極も意味する。同様に、トランジスタのドレインとは、活性層として機能する半導体膜の一部であるドレイン領域、あるいは上記半導体膜に電気的に接続されたドレイン電極も意味する。また、ゲートはゲート電極も意味する。
(実施の形態1)
図1には、信号処理装置に用いられる回路例を示す。図1(A)に示されるプログラマブルスイッチ101では、パストランジスタ121のソースとドレインの導通をゲートの電位で制御される。プログラマブルスイッチ101において、パストランジスタ121のゲートは、書き込みトランジスタ111のソースまたはドレインの一方に直接あるいは間接に接続する。書き込み制御端子G1の電位によって、書き込みトランジスタ111のオンオフを制御する。
書き込みトランジスタ111としては、各種のトランジスタを使用できるが、パストランジスタ121のゲート(ノードN1)の電位を必要とする時間保持するには、相応のオフ抵抗を必要とする。特許文献1乃至3に記載されているトランジスタを用いることができる。
パストランジスタ121としては、各種のトランジスタを使用できるが、オン抵抗の低いものが好ましい。また、パストランジスタ121はNチャネル型でもPチャネル型でもよい。以下では、パストランジスタ121はNチャネル型であるとして例示する。
例えば、パストランジスタ121のソースとドレインの電位をいずれもローレベル電位とした状態で、書き込みトランジスタ111をオンとした後、ノードN1の電位とローレベル電位の差をパストランジスタ121のしきい値より高い電位とすると、パストランジスタ121はオン状態となる。その後、書き込みトランジスタ111をオフとしても、ゲートとチャネルとの間に形成される容量でノードN1の電位が保持されるので、パストランジスタ121のオン状態は維持される。
ノードN1の電位をローレベル電位とする場合にはノードN1の電位を必要とする時間にわたって十分に保持できない可能性がある。例えば、パストランジスタ121のソースとドレインの電位をいずれもローレベル電位とした状態で、書き込みトランジスタ111をオンとする。その後、ノードN1の電位をローレベル電位とする。この場合、書き込みトランジスタ111をオフとすると、パストランジスタ121はオフ状態なので、ゲートとチャネルとの間に形成される容量は非常に小さくなる。この場合は、データ入力端子Dの電位をローレベルに保持することで、ノードN1の電位はローレベルを維持できる。
このように、ノードN1の電位を必要とする値にし、パストランジスタ121の導通を設定する操作はコンフィギュレーションと呼ばれ、そのような操作が可能な状態にあることをコンフィギュレーションモードにある、という。また、ノードN1の電位を設定するためのデータをコンフィギュレーションデータという。
プログラマブルスイッチ101を有する信号処理装置においては、通常、演算処理は書き込みトランジスタ111がオフ状態の時になされる。これはユーザーモードと呼ばれる。このとき、ノードN1は浮遊状態であり、パストランジスタ121のゲート容量等を介してパストランジスタ121のソースやドレイン、チャネルと容量結合しているため、パストランジスタ121のソースやドレインの電位が変動すると、その影響を受けて変動する。
すなわち、ノードN1の電位とパストランジスタ121のソースの電位の差がパストランジスタ121のしきい値より高い場合には、パストランジスタ121はオン状態であり、ゲート容量による容量結合で、ソースあるいはドレインの電位の上昇がゲート(ノードN1)にも及び、ノードN1の電位は上昇する。このような効果をブースティング効果という。一般に、パストランジスタ121のゲートとチャネル(やソース、ドレイン)との間の容量が大きく、ノードN1に接続する他の容量(寄生容量を含む)が小さいほどこの効果が大きい。
例えば、ブースティング効果が全くない場合には、パストランジスタ121のドレインにゲートと同じ電位が与えられると、ソースの電位は、ドレインの電位よりパストランジスタ121のしきい値分だけ低い電位となる(ただし、ドレインの電位>ソースの電位、とする)が、ノードN1の電位が、パストランジスタ121のドレインの電位とパストランジスタ121のしきい値の和より高くなれば、ソースの電位はドレインの電位と同等となることができる。
このような効果は、パストランジスタのゲートにSRAMセルを接続して、定電圧を供給するタイプの信号処理装置では生じない。パストランジスタのゲートの電位が十分でない場合には、上記のように、ソースの電位がドレインよりも低い電位となる。これを避けるには、パストランジスタのゲートの電位は、あらかじめ十分に高く設定しておく必要がある。
プログラマブルロジックデバイスでは、図1(A)に示すプログラマブルスイッチ101を複数設ける。図1(B)にその例を示す。図1(B)はプログラマブルロジックデバイスの一部を示す。プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104の書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ114のソースまたはドレインのうち、パストランジスタ121乃至パストランジスタ124のゲートに接続しないほうを、それぞれ、データ入力端子Dに直接あるいは間接に接続する。
そして、コンフィギュレーションモードでは、書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G4の電位によって、書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ114のオンオフを制御しつつ、それぞれ、データ入力端子Dにプログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104に入力するデータを与えることで、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のノードN1乃至ノードN4の電位を必要とするものとすることができる。
この方式では、任意のプログラマブルスイッチのデータを書き換えられるが、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のそれぞれにデータ入力端子Dと接続するためのコンタクトが設けられる必要がある。
図2には、プログラマブルスイッチを複数有する回路の別の例を示す。図2はプログラマブルロジックデバイスの一部を示す。この例でも、4つのプログラマブルスイッチ(プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104)を有するが、各プログラマブルスイッチの書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ114が直列に接続した構成となる。なお、書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ114の間に何らかの素子を有してもよい。そのため、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のそれぞれにデータ入力端子Dと接続するためのコンタクトが設けられる必要がない。
そのため、回路構成を単純化できる。また、コンタクトの数が減らせるため、コンタクト不良が低減し、歩留まりが向上する。さらに、コンタクト数が減るため、集積化が図れる。
書き込みトランジスタ111のソースとドレインの一方は、データ入力端子Dに直接あるいは間接に接続する。また、書き込みトランジスタ114のソースとドレインの一方はノードN4であり、パストランジスタ124のゲートに直接あるいは間接に接続する。
書き込みトランジスタ111と書き込みトランジスタ112が接続するノードN1はパストランジスタ121のゲートに、書き込みトランジスタ112と書き込みトランジスタ113が接続するノードN2はパストランジスタ122のゲートに、書き込みトランジスタ113と書き込みトランジスタ114が接続するノードN3はパストランジスタ123のゲートに、それぞれ接続する。
このような接続構成を有する回路へのデータの書き込み方法について説明する。データの書き込みは、順に行われる必要がある。すなわち、いずれかのプログラマブルスイッチにおいて、データの書き込みや書き換えが必要な場合は、そのプログラマブルスイッチにデータの書き込みあるいは書き換えをおこなうのみならず、データ入力端子Dとそのプログラマブルスイッチの間にあるプログラマブルスイッチのデータを再度、書き換える必要があることがある。
例えば、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のうち、プログラマブルスイッチ103のデータのみを変更する場合には、プログラマブルスイッチ103にデータを書き込んだ後、さらに、プログラマブルスイッチ102に、以前に書かれていたものと同じデータを書き込み、その後、プログラマブルスイッチ101に、以前に書かれていたものと同じデータを書き込むという方法を採用する。
具体的には、書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ113をオン、書き込みトランジスタ114をオフとした状態で、データ入力端子Dに、プログラマブルスイッチ103に書き込むデータを入力する。次に、書き込みトランジスタ113と書き込みトランジスタ114をオフ、書き込みトランジスタ111と書き込みトランジスタ112をオンとした状態で、データ入力端子Dに、プログラマブルスイッチ102に書き込むデータ(以前に書き込まれていたデータ)を入力する。最後に、書き込みトランジスタ112乃至書き込みトランジスタ114をオフ、書き込みトランジスタ111をオンとした状態で、データ入力端子Dに、プログラマブルスイッチ101に書き込むデータ(以前に書き込まれていたデータ)を入力する。
このように特定のプログラマブルスイッチのデータのみを書き換えるには、本来書き換えなくてもよいプログラマブルスイッチのデータも書き換える必要があるので、処理時間がかかる。一方、例えば、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のすべてのデータを書き換える場合は、図1(B)に示す回路と同程度の速度で実行できる。
プログラマブルロジックデバイスでは、ランダムにプログラマブルスイッチのデータを修正することは少なく、大きなブロックごと、あるいはデバイス全体を書き直す場合が多いので、そのような場合には、図2のような回路構成および上記で説明した方法でのデータの書き込みでも問題は少ない。
図2に示す回路で、プログラマブルスイッチ101乃至プログラマブルスイッチ104のすべてのデータを書き換える場合について図10を用いて説明する。ここでは、ノードN1乃至ノードN4の電位を、それぞれ、ローレベル、ハイレベル、ローレベル、ハイレベルとする場合(実線)、ハイレベル、ローレベル、ハイレベル、ローレベルとする場合(点線)の2通りを示す。
いずれの場合でも、書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G4に与えられるパルス幅は、それぞれ、T1、T2、T3、T4である。この例では、書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G4に与えられるパルスはほぼ同時に始まり、終了する時期が異なる。制御端子G4に与えられるパルスが最も短く、制御端子G1に与えられるパルスが最も長い。
ここで、書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G4に与えられるパルスが重なっている時期では、相当する書き込みトランジスタが同時にオンとなっている。
期間T1と期間T2の差(ΔT1)、期間T2と期間T3の差(ΔT2)、期間T3と期間T4の差(ΔT3)はすべて同じでもよいが、異なっていてもよい。例えば、ΔT1<ΔT2<ΔT3<T4でもよい。ΔT1、ΔT2、ΔT3、T4は、それぞれ、プログラマブルスイッチ101、プログラマブルスイッチ102、プログラマブルスイッチ103、プログラマブルスイッチ104にデータを書き込むのに許容されている期間を意味する。
データ入力端子Dから遠いプログラマブルスイッチほど、信号の遅延が大きいので、データの書き込みには時間がかかるので、T4は十分に大きくする必要がある。一方で、データ入力端子Dに近いプログラマブルスイッチでは、信号の遅延が小さいので、データの書き込みは短時間で済み、ΔT1は小さくてもよい。したがって、信号の遅延に合わせてΔT1、ΔT2、ΔT3、T4を設定することで、より少ない時間ですべてのプログラマブルスイッチにデータを書き込むことができる。
図3は、図2で示した回路の応用例の1つであり、ルックアップテーブル100aを示す。図2では、パストランジスタ121乃至パストランジスタ124のソースとドレインの接続先を示していなかったが、ルックアップテーブル100aでは、パストランジスタ121乃至パストランジスタ124のソースとドレインの一方は、それぞれ、マルチプレクサ110の入力端子に直接あるいは間接に接続し、ソースとドレインの他方は信号入力端子Fに直接あるいは間接に接続される。
選択制御端子Aと選択制御端子Bのそれぞれに入力される信号によって、4つの入力端子のいずれか1つと出力端子Cが電気的に接続し、信号入力端子Fに信号を入力することで、入力端子のいずれか1つに電気的に接続するパストランジスタの導通状態によって、出力端子の電位が決定される。
コンフィギュレーションモードでルックアップテーブル100aにデータを入力する方法は図2において示したものと同様である。ただし、その際、信号入力端子FとノードN5乃至N8の電位はいずれもローレベルとしておくとよい。
次に、ユーザーモードでは、選択制御端子Aと選択制御端子Bに信号を入力し、その組み合わせによって出力端子Cからハイレベルあるいはローレベルの電位が出力される。その際にも、当初、出力端子Cの電位と信号入力端子Fの電位をともにローレベルとし、その後、出力端子Cは浮遊状態、信号入力端子Fの電位はハイレベルとする。
選択制御端子Aと選択制御端子Bの組み合わせによって選択されたパストランジスタのゲートの電位がハイレベルであれば、出力端子Cの電位は上昇し、ローレベルであれば電位はほとんど変動しない。
なお、パストランジスタのゲートの電位がハイレベルで固定されており、その状態で、信号入力端子Fがハイレベルであると、パストランジスタからは、そのしきい値だけ低い電位が出力される。
しかしながら、図3のルックアップテーブル100aでは、パストランジスタ121乃至パストランジスタ124のゲートは浮遊状態であるため、ソースやドレインの電位によって、ゲートの電位が変動する。
例えば、コンフィギュレーションモードのとき、パストランジスタ121乃至パストランジスタ124のソースとドレインをともにローレベル、ゲートの電位をハイレベルとなるように設定し、その後、ゲートを浮遊状態とすると、その後のユーザーモードの際に、信号入力端子Fの電位をハイレベルとした段階で、ブースティング効果により、パストランジスタのゲートの電位はハイレベルよりも高くなる。その結果、パストランジスタより出力される電位は、パストランジスタのゲートの電位がハイレベルで固定されている場合の電位より高くなり、場合によってはハイレベルとなる。また、パストランジスタのゲートの電位がハイレベルよりも高くなることにより、パストランジスタのオン抵抗が低下する。
図4に示すルックアップテーブルは図3の変形例であり、図3の信号入力端子Fをデータ入力端子Dに接続し、回路構成を単純化したものである。データ入力端子Dはコンフィギュレーションモードのときのみ、信号入力端子Fはユーザーモードのときのみ使用されるので、これらを接続しても問題は生じない。
図5に示すルックアップテーブルは図3の変形例であり、図3のノードN1乃至N4に、それぞれ、容量素子131乃至容量素子134を接続したものである。容量素子131乃至容量素子134により、ノードN1乃至N4の電位をより長時間保持できる。ただし、この場合には、上述のブースティング効果は小さくなる。
そこで、コンフィギュレーションモードにおいて、以下のような方法でデータを書き込むとブースティング効果の低減を補うことができる。例えば、パストランジスタ124をユーザーモードの際にオンとする場合には、パストランジスタ124のデータ入力時に、データ入力端子Dにはハイレベルを、容量電位供給端子Eにはローレベルを入力する。逆にオフとする場合には、データ入力端子Dにはローレベルを、容量電位供給端子Eにはハイレベルを入力する。そして、ユーザーモードの際には、容量電位供給端子Eの電位をハイレベルとすると、ノードN4の電位は、前者の場合にはハイレベルより高くなり、後者の場合にはローレベルのままである。
図6に示すルックアップテーブルは図3の変形例であり、図3のノードN1乃至N4に、それぞれ、容量素子131乃至容量素子134の一方の電極を接続し、かつ、それぞれの他方の電極の電位を容量電位制御端子E1乃至容量電位制御端子E4に印加する電位で制御できるようにしたものである。
以上の例では、ノードN1乃至ノードN4には、パストランジスタのゲートを接続したが、図7に示すようにインバータ141乃至インバータ144の入力端子を直接あるいは間接に接続してもよい。
また、図2に示す回路の応用例は、ルックアップテーブルに限られず、図8に示すように、交点に設けられるスイッチ回路100bに用いてもよい。図8では、4方向の端子P、端子Q、端子R、端子S間の電気的な接続をパストランジスタ121乃至パストランジスタ126で制御するものであり、パストランジスタ121乃至パストランジスタ126のゲートは、直列に接続された書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ116のノードN1乃至N6に接続される。書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ116は書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G6で制御される。
さらに、プログラマブルロジックデバイスの一部100cにおいて、書き込みトランジスタが直列に接続する回路が、2つ以上のマルチプレクサ、2つ以上のスイッチ回路、マルチプレクサとスイッチ回路、あるいはその他の複数の回路に直接あるいは間接に接続してもよい(例えば、図9参照)。ここでは、書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ118が直列に接続され、ノードN1乃至ノードN8が、パストランジスタ121乃至パストランジスタ128のゲートに直接あるいは間接に接続する。パストランジスタ121乃至パストランジスタ124はマルチプレクサ110aに、パストランジスタ125乃至パストランジスタ128はマルチプレクサ110bに直接あるいは間接に接続する。書き込みトランジスタ111乃至書き込みトランジスタ118は書き込み制御端子G1乃至書き込み制御端子G8で制御される。
選択制御端子A1、選択制御端子A2、選択制御端子B1、選択制御端子B2に信号を入力し、その組み合わせによって出力端子C1、出力端子C2よりハイレベルあるいはローレベルの電位が出力される。
図3乃至図9に示した回路は、その特徴を相互に組み合わせてもよい。
書き込みトランジスタ111等に用いることのできる酸化物半導体について説明する。
酸化物半導体は、例えば、インジウムを含む。インジウムを含む酸化物半導体は、キャリア移動度(電子移動度)が高くなる。また、酸化物半導体は、元素Mを含むと好ましい。元素Mとして、例えば、アルミニウム、ガリウム、イットリウムまたはスズなどがある。元素Mは、例えば、酸素との結合エネルギーが高い元素である。元素Mは、例えば、酸化物半導体のエネルギーギャップを大きくする機能を有する元素である。また、酸化物半導体は、亜鉛を含むと好ましい。酸化物半導体が亜鉛を含むと、結晶質の酸化物半導体となりやすい。また、酸化物半導体の価電子帯上端のエネルギー(Ev)は、例えば、亜鉛の原子数比によって制御できる場合がある。
ただし、酸化物半導体は、インジウムを含まなくてもよい。酸化物半導体は、例えば、Zn−Sn酸化物、Ga−Sn酸化物であっても構わない。
なお、酸化物半導体は、InおよびMの和を100atomic%としたとき、InとMの原子数比率をInが50atomic%未満、Mが50atomic%以上、またはInが25atomic%未満、Mが75atomic%以上であるIn−M−Zn酸化物としてもよい。また、酸化物半導体は、InおよびMの和を100atomic%としたとき、InとMの原子数比率をInが25atomic%以上、Mが75atomic%未満、またはInが34atomic%以上、Mが66atomic%未満であるIn−M−Zn酸化物としてもよい。
また、酸化物半導体は、エネルギーギャップが大きい。酸化物半導体のエネルギーギャップは、2.7eV以上4.9eV以下、好ましくは3eV以上4.7eV以下、さらに好ましくは3.2eV以上4.4eV以下とする。
トランジスタの電気特性を安定にするためには、酸化物半導体中の不純物濃度を低減し、高純度真性化することが有効である。なお、酸化物半導体において、主成分以外(1atomic%未満)の軽元素、半金属元素、金属元素などは不純物となる。例えば、水素、リチウム、炭素、窒素、フッ素、ナトリウム、シリコン、塩素、カリウム、カルシウム、チタン、鉄、ニッケル、銅、ゲルマニウム、ストロンチウム、ジルコニウムおよびハフニウムは酸化物中で不純物となる場合がある。従って、近接する膜中の不純物濃度も低減することが好ましい。
例えば、酸化物半導体中にシリコンが含まれることで不純物準位を形成する場合がある。また、酸化物半導体の表層にシリコンがあることで不純物準位を形成する場合がある。そのため、酸化物半導体の内部、表層におけるシリコン濃度は、二次イオン質量分析法(SIMS:Secondary Ion Mass Spectrometry)において、1×1019atoms/cm未満、好ましくは5×1018atoms/cm未満、さらに好ましくは2×1018atoms/cm未満とする。
また、酸化物半導体中で水素は、不純物準位を形成し、キャリア密度を増大させてしまう場合がある。そのため、酸化物半導体の水素濃度はSIMSにおいて、2×1020atoms/cm以下、好ましくは5×1019atoms/cm以下、より好ましくは1×1019atoms/cm以下、さらに好ましくは5×1018atoms/cm以下とする。また、酸化物半導体中で窒素は、不純物準位を形成し、キャリア密度を増大させてしまう場合がある。そのため、酸化物半導体中の窒素濃度は、SIMSにおいて、5×1019atoms/cm未満、好ましくは5×1018atoms/cm以下、より好ましくは1×1018atoms/cm以下、さらに好ましくは5×1017atoms/cm以下とする。
酸化物半導体は、例えば非単結晶を有してもよい。非単結晶は、例えば、CAAC(C Axis Aligned Crystal)、多結晶、微結晶、非晶質部を有する。
酸化物半導体は、例えばCAACを有してもよい。なお、CAACを有する酸化物半導体を、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。
CAAC−OSは、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)による観察像で、結晶部を確認することができる場合がある。CAAC−OSに含まれる結晶部は、例えば、TEMによる観察像で、一辺100nmの立方体内に収まる大きさであることが多い。また、CAAC−OSは、TEMによる観察像で、結晶部と結晶部との境界を明確に確認できない場合がある。また、CAAC−OSは、TEMによる観察像で、粒界(グレインバウンダリーともいう。)を明確に確認できない場合がある。CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、不純物が偏析することが少ない。また、CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、欠陥準位密度が高くなることが少ない。また、CAAC−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、電子移動度の低下が小さい。
CAAC−OSは、例えば、複数の結晶部を有し、当該複数の結晶部においてc軸が被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃っている場合がある。また、CAAC−OSは、例えば、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装置を用い、out−of−plane法による分析を行うと、配向を示す2θが31°近傍のピークが現れる場合がある。また、CAAC−OSは、例えば、電子線回折像で、スポット(輝点)が観測される場合がある。なお、特に、ビーム径が10nmφ以下、または5nmφ以下の電子線を用いて得られる電子線回折像を、極微電子線回折像と呼ぶ。また、CAAC−OSは、例えば、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが揃っていない場合がある。CAAC−OSは、例えば、c軸配向し、a軸または/およびb軸はマクロに揃っていない場合がある。
CAAC−OSに含まれる結晶部は、例えば、c軸がCAAC−OSの被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向になるように揃い、かつab面に垂直な方向から見て金属原子が三角形状または六角形状に配列し、c軸に垂直な方向から見て金属原子が層状または金属原子と酸素原子とが層状に配列している。なお、異なる結晶部間で、それぞれa軸およびb軸の向きが異なっていてもよい。本明細書において、単に垂直と記載する場合、80°以上100°以下、好ましくは85°以上95°以下の範囲も含まれることとする。また、単に平行と記載する場合、−10°以上10°以下、好ましくは−5°以上5°以下の範囲も含まれることとする。
また、CAAC−OSは、例えば、欠陥準位密度を低減することで形成することができる。CAAC−OSを形成するためには、例えば、酸化物半導体に酸素欠損を生じさせないことが重要となる。従って、CAAC−OSは、欠陥準位密度の低い酸化物半導体である。または、CAAC−OSは、酸素欠損の少ない酸化物半導体である。
不純物濃度が低く、欠陥準位密度の低い(酸素欠損の少ない)ことを高純度真性または実質的に高純度真性と呼ぶ。高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体は、キャリア発生源が少ないため、キャリア密度を低くすることができる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、しきい値電圧がマイナスとなる電気特性(ノーマリーオンともいう。)になることが少ない場合がある。また、高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体は、欠陥準位密度が低いため、トラップ準位密度も低くなる場合がある。従って、当該酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性の変動が小さく、信頼性の高いトランジスタとなる場合がある。なお、酸化物半導体のトラップ準位に捕獲された電荷は、消失するまでに要する時間が長く、あたかも固定電荷のように振る舞うことがある。そのため、トラップ準位密度の高い酸化物半導体をチャネル形成領域に用いたトランジスタは、電気特性が不安定となる場合がある。
また、高純度真性または実質的に高純度真性であるCAAC−OSを用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が小さい。
酸化物半導体は、例えば多結晶を有してもよい。なお、多結晶を有する酸化物半導体を、多結晶酸化物半導体と呼ぶ。多結晶酸化物半導体は複数の結晶粒を含む。
酸化物半導体は、例えば微結晶を有してもよい。なお、微結晶を有する酸化物半導体を、微結晶酸化物半導体と呼ぶ。
微結晶酸化物半導体は、例えば、TEMによる観察像では、明確に結晶部を確認することができない場合がある。微結晶酸化物半導体に含まれる結晶部は、例えば、1nm以上100nm以下、または1nm以上10nm以下の大きさであることが多い。特に、例えば、1nm以上10nm以下の微結晶をナノ結晶(nc:nanocrystal)と呼ぶ。ナノ結晶を有する酸化物半導体を、nc−OS(nanocrystalline Oxide Semiconductor)と呼ぶ。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、結晶部と結晶部との境界を明確に確認できない場合がある。また、nc−OSは、例えば、TEMによる観察像では、明確な粒界を有さないため、不純物が偏析することが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、欠陥準位密度が高くなることが少ない。また、nc−OSは、例えば、明確な粒界を有さないため、電子移動度の低下が小さい。
nc−OSは、例えば、微小な領域(例えば、1nm以上10nm以下の領域)において原子配列に周期性を有する場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、巨視的には原子配列に周期性が見られない場合、または長距離秩序が見られない場合がある。従って、nc−OSは、例えば、分析方法によっては、非晶質酸化物半導体と区別が付かない場合がある。nc−OSは、例えば、XRD装置を用い、結晶部よりも大きいビーム径のX線でout−of−plane法による分析を行うと、配向を示すピークが検出されない場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部よりも大きいビーム径(例えば、20nmφ以上、または50nmφ以上)の電子線を用いる電子線回折像では、ハローパターンが観測される場合がある。また、nc−OSは、例えば、結晶部と同じか結晶部より小さいビーム径(例えば、10nmφ以下、または5nmφ以下)の電子線を用いる極微電子線回折像では、スポットが観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、円を描くように輝度の高い領域が観測される場合がある。また、nc−OSの極微電子線回折像は、例えば、当該領域内に複数のスポットが観測される場合がある。
nc−OSは、微小な領域において原子配列に周期性を有する場合があるため、非晶質酸化物半導体よりも欠陥準位密度が低くなる。ただし、nc−OSは、結晶部と結晶部との間で規則性がないため、CAAC−OSと比べて欠陥準位密度が高くなる。
なお、酸化物半導体が、CAAC−OS、多結晶酸化物半導体、微結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半導体の二種以上を有する混合膜であってもよい。混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域を有する場合がある。また、混合膜は、例えば、非晶質酸化物半導体の領域、微結晶酸化物半導体の領域、多結晶酸化物半導体の領域、CAAC−OSの領域、のいずれか二種以上の領域の積層構造を有する場合がある。
酸化物半導体は、多層膜で構成されていてもよい。例えば、酸化物半導体層(S1)と、酸化物半導体層(S2)とが、この順番で形成された多層膜であってもよい。
このとき、例えば、酸化物半導体層(S2)の伝導帯下端のエネルギー(Ec)を、酸化物半導体層(S1)よりも低くする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)よりも電子親和力の0.07eV以上1.3eV以下、好ましくは0.1eV以上0.7eV以下、さらに好ましくは0.15eV以上0.4eV以下大きい酸化物半導体を用いる。なお、電子親和力は、真空準位と伝導帯下端のエネルギーとの差である。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)のエネルギーギャップを、酸化物半導体層(S1)よりも小さくする。なお、エネルギーギャップは、例えば、光学的な手法により導出することができる。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)よりもエネルギーギャップの0.1eV以上1.2eV以下、好ましくは0.2eV以上0.8eV以下小さい酸化物半導体を用いる。
または、酸化物半導体は、例えば、酸化物半導体層(S1)と、酸化物半導体層(S2)と、酸化物半導体層(S3)とが、この順番で形成された多層膜であってもよい。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)の伝導帯下端のエネルギー(Ec)を、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも低くする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも電子親和力の0.07eV以上1.3eV以下、好ましくは0.1eV以上0.7eV以下、さらに好ましくは0.15eV以上0.4eV以下大きい酸化物半導体を用いる。
または、例えば、酸化物半導体層(S2)のエネルギーギャップを、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりも小さくする。具体的には、酸化物半導体層(S2)として、酸化物半導体層(S1)および酸化物半導体層(S3)よりもエネルギーギャップの0.1eV以上1.2eV以下、好ましくは0.2eV以上0.8eV以下小さい酸化物半導体を用いる。
または、例えば、トップゲート型のトランジスタのオン電流を高くするためには、酸化物半導体層(S3)の厚さは小さいほど好ましい。例えば、酸化物半導体層(S3)は、10nm未満、好ましくは5nm以下、さらに好ましくは3nm以下とする。一方、酸化物半導体層(S3)は、電流密度の高い酸化物半導体層(S2)へ、ゲート絶縁膜を構成する元素(シリコンなど)が入り込まないようブロックする機能も有する。そのため、酸化物半導体層(S3)は、ある程度の厚さを有することが好ましい。例えば、酸化物半導体層(S3)の厚さは、0.3nm以上、好ましくは1nm以上、さらに好ましくは2nm以上とする。
また、酸化物半導体層(S1)は厚く、酸化物半導体層(S2)は薄く、酸化物半導体層(S3)は薄く設けられることが好ましい。具体的には、酸化物半導体層(S1)の厚さは、20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上とする。酸化物半導体層(S1)の厚さを、20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上とすることで、絶縁膜と酸化物半導体層(S1)との界面から電流密度の高い酸化物半導体層(S2)までを20nm以上、好ましくは30nm以上、さらに好ましくは40nm以上、より好ましくは60nm以上離すことができる。ただし、半導体装置の生産性が低下する場合があるため、酸化物半導体層(S1)の厚さは、200nm以下、好ましくは120nm以下、さらに好ましくは80nm以下とする。また、酸化物半導体層(S2)の厚さは、3nm以上100nm以下、好ましくは3nm以上80nm以下、さらに好ましくは3nm以上50nm以下とする。
例えば、酸化物半導体層(S1)の厚さは酸化物半導体層(S2)の厚さより厚く、酸化物半導体層(S2)の厚さは酸化物半導体層(S3)の厚さより厚くすればよい。
上記のような酸化物半導体の単層または多層を書き込みトランジスタ111等のチャネルに用いることができる。
(実施の形態2)
図11(A)に、プログラマブルロジックデバイスの構成をブロック図で示す。なお、本明細書に添付した図面では、構成要素を機能ごとに分類し、互いに独立したブロックとしてブロック図を示しているが、実際の構成要素は機能ごとに完全に切り分けることが難しく、一つの構成要素が複数の機能に係わることもあり得る。
図11(A)に示すように、プログラマブルロジックデバイス150は複数のプログラマブルロジックエレメント151を有する。そして、プログラマブルロジックエレメント151どうしは、プログラマブルロジックエレメント151間の接続構造を定義するための情報を含むコンフィギュレーションデータに従って、お互いの電気的な接続(接続可能性)が制御される。
具体的に、プログラマブルロジックエレメント151間の電気的な接続は、複数の配線で構成される配線群と、配線群を構成する配線どうしの電気的な接続をコンフィギュレーションデータに従って制御するスイッチ回路とを有する配線エレメントにより、おこなうことができる。
また、図11(B)に、プログラマブルロジックエレメント151の構成をブロック図で一例として示す。プログラマブルロジックエレメント151は、ルックアップテーブル152と、フリップフロップ153と、マルチプレクサ154とを少なくとも有する。
ルックアップテーブル152には、ルックアップテーブル152の論理ゲートとしての機能を定義するための情報を含んだコンフィギュレーションデータ158が入力される。すなわち、ルックアップテーブル152は、端子156からルックアップテーブル152に入力される入力信号の論理レベルと、ルックアップテーブル152から出力される出力信号の論理レベルの関係が、コンフィギュレーションデータ158に従って定められる。ルックアップテーブル152は、例えば、図3乃至図7に示すルックアップテーブル100aのような、あるいは、それらをさらに発展させた回路構成を有するとよい。
フリップフロップ153には、ルックアップテーブル152からの出力信号が入力される。さらに、一のプログラマブルロジックエレメント151が有するフリップフロップ153に、他のプログラマブルロジックエレメント151が有するフリップフロップ153から出力された信号が、入力されることもある。フリップフロップ153は、入力されたこれらの信号を保持する機能を有する。
マルチプレクサ154には、マルチプレクサ154の動作を制御するための情報を含んだコンフィギュレーションデータ159が入力される。マルチプレクサ154は、ルックアップテーブル152からの出力信号と、フリップフロップ153からの出力信号のいずれか一つを、コンフィギュレーションデータ159に従って選択する機能を有する。マルチプレクサ154によって選択された信号は、プログラマブルロジックエレメント151の端子157から出力される。
〈プログラマブルロジックエレメントの構成例〉
図11(B)に示したプログラマブルロジックエレメント151の具体的な構成を、図12(A)に一例として示す。図12(A)に示すプログラマブルロジックエレメント151は、コンフィギュレーションデータが記憶されたルックアップテーブル152と、フリップフロップ153と、マルチプレクサ154と、マルチプレクサ154用のコンフィギュレーションデータ159が記憶されるコンフィギュレーションメモリ155と、を有する。
ルックアップテーブル152は、記憶されているコンフィギュレーションデータによって、実行される論理演算が異なる。そして、コンフィギュレーションデータによりルックアップテーブル152にて行われる論理演算が確定すると、ルックアップテーブル152は、端子156に与えられた複数の入力信号に対応する出力信号を生成する。フリップフロップ153は、ルックアップテーブル152で生成される出力信号を保持し、信号CKに同期して、ルックアップテーブル152の出力信号に対応した出力信号を出力する。
マルチプレクサ154には、ルックアップテーブル152からの出力信号と、フリップフロップ153からの出力信号とが入力されている。そして、マルチプレクサ154は、コンフィギュレーションメモリ155に格納されているコンフィギュレーションデータに従って、上記2つの出力信号のいずれか一方を選択し、出力する機能を有する。マルチプレクサ154からの出力信号は、端子157に与えられる。
また、図11(B)に示したプログラマブルロジックエレメント151の具体的な構成の別の一例を、図12(B)に一例として示す。図12(B)に示すプログラマブルロジックエレメント151は、マルチプレクサ154aと、マルチプレクサ154a用のコンフィギュレーションデータが記憶されるコンフィギュレーションメモリ155aとを有している点において、図12(A)に示すプログラマブルロジックエレメント151と構成が異なる。
マルチプレクサ154aには、ルックアップテーブル152からの出力信号と、端子160から入力された、他のプログラマブルロジックエレメント151が有するフリップフロップ153からの出力信号とが入力されている。そして、マルチプレクサ154aは、コンフィギュレーションメモリ155aに格納されているコンフィギュレーションデータに従って、上記2つの出力信号のいずれか一方を選択し、出力する機能を有する。
そして、図12(B)に示したプログラマブルロジックエレメント151では、フリップフロップ153は、マルチプレクサ154aからの出力信号を保持し、信号CKに同期して、ルックアップテーブル152の出力信号に対応した出力信号を出力する。
なお、図12(A)または図12(B)に示すプログラマブルロジックエレメント151が、コンフィギュレーションデータによって、フリップフロップ153の種類を定義できる構成を有していても良い。具体的には、コンフィギュレーションデータによって、フリップフロップ153がD型フリップフロップ、T型フリップフロップ、JK型フリップフロップ、またはRS型フリップフロップのいずれかの機能を有するようにしても良い。
〈プログラマブルロジックデバイスの構成例〉
図13(A)にプログラマブルロジックデバイス150の構造の一部を、一例として模式的に示す。図13(A)に示すプログラマブルロジックデバイス150は、複数のプログラマブルロジックエレメント151と、複数のプログラマブルロジックエレメント151のいずれかに接続された配線群161と、配線群161を構成する配線どうしの電気的な接続を制御するスイッチ回路100bとを有する。配線群161及びスイッチ回路100bが、配線リソース163に相当する。スイッチ回路100bによって制御される配線どうしの電気的な接続構造は、コンフィギュレーションデータによって定められる。
図13(B)に、スイッチ回路100bの構成例を示す。図13(B)に示すスイッチ回路100bは、図8に示すものと同等なものであり、配線群161に含まれる配線間の電気的な接続構造を制御する機能を有する。具体的に、スイッチ回路100bは、パストランジスタ121乃至パストランジスタ126を有する。パストランジスタ121は、端子Pと端子Sの電気的な接続を制御する機能を有する。パストランジスタ122は、端子Qと端子Sの電気的な接続を制御する機能を有する。パストランジスタ123は、端子Rと端子Sの電気的な接続を制御する機能を有する。パストランジスタ124は、端子Pと端子Qの電気的な接続を制御する機能を有する。パストランジスタ125は、端子Pと端子Rの電気的な接続を制御する機能を有する。パストランジスタ126は、端子Qと端子Rの電気的な接続を制御する機能を有する。
そして、パストランジスタ121乃至パストランジスタ126の導通状態または非導通状態の選択(スイッチング)は、コンフィギュレーションデータにより定まる。具体的に、プログラマブルロジックデバイス150の場合、パストランジスタ121乃至パストランジスタ126のゲートに入力される信号の電位が、コンフィギュレーションデータにより定まる。
また、スイッチ回路100bは、配線群161と、プログラマブルロジックデバイス150の出力端子164の、電気的な接続を制御する機能を有する。
図14に、プログラマブルロジックデバイス150全体の構成を一例として示す。図14では、プログラマブルロジックデバイス150に、I/Oエレメント165、PLL(phase lock loop)166、RAM167、乗算器168が設けられている。I/Oエレメント165は、プログラマブルロジックデバイス150の外部回路からの信号の入力、または外部回路への信号の出力を制御する、インターフェースとしての機能を有する。PLL166は、信号CKを生成する機能を有する。RAM167は、論理演算に用いられるデータを格納する機能を有する。乗算器168は、乗算専用の論理回路に相当する。プログラマブルロジックデバイス150に乗算を行う機能が含まれていれば、乗算器168は必ずしも設ける必要はない。
〈プログラマブルロジックデバイスの作製工程例〉
図15乃至図17を用いて、プログラマブルロジックデバイスの作製工程の一例を説明する。詳細は特許文献1乃至3を参照すればよい。なお、図15は積層構造をわかりやすく表現するものであり、特定の断面を指すものではない。また、図16および図17は、図4に示されるルックアップテーブルの一部を構成する主要な構造物のレイアウト例を示すものである。図16および図17中の十字の印はマーカーを意味し、各図面で同じ位置を示すものである。したがって、マーカーが重なるように各図面を重ねると、各構造物の相互の位置関係を把握できる。
単結晶、多結晶あるいは非晶質のいずれかの半導体基板200に素子分離用絶縁物201とP型あるいはN型のウェル202を設ける(図15(A))。素子分離用絶縁物201とウェル202の配置例は図16(A)に示される。
第1ゲート絶縁膜203と第1ゲート配線204を形成し、また、ウェル202に不純物領域205を設ける。不純物領域にシリサイド等のより導電性の高い材料を積層してもよい。さらに、第1層間絶縁物206を設ける(図15(B))。第1層間絶縁物206は単層もしくは多層であり、また、上層への酸素供給能力と下層からの水素や水の上層への移動を遮断する能力を有することが好ましい。第1ゲート配線204の配置例は図16(B)に示される。
第1層間絶縁物206上に酸化物半導体層207を設け、さらに、第1層間絶縁物206にコンタクトホール208を形成する(図15(C))。酸化物半導体層207とコンタクトホール208の配置例は図16(C)に示される。なお、酸化物半導体以外の半導体を用いてもよい。例えば、2nm以下の厚さのシリコン膜でもよい。
導電性材料を堆積して、コンタクトホールに導電性材料を埋め込む。このとき、酸化物半導体層207は、導電性材料で覆われる。導電性材料は単層もしくは多層である。さらに、導電性材料の表面を平坦化し、その上に100nm以上の厚さの絶縁性材料を形成する。絶縁性材料は単層もしくは多層であり、また、上層からの水素や水の下層への移動を遮断する能力を有することが好ましい。
そして、絶縁性材料および導電性材料を選択的にエッチングして、配線209、第2層間絶縁物210を形成する。配線209と第2層間絶縁物210は同様な形状となる。このエッチングに際しては、絶縁性材料のエッチングストッパとして、導電性材料を用いるとよい。配線209の配置例は図17(A)に示される。
配線209、第2層間絶縁物210を覆って、第2ゲート絶縁膜211を形成する。さらに、導電性材料を堆積し、その表面を平坦化する。導電性材料は単層もしくは多層であり、また、上層からの水素や水の下層への移動を遮断する能力を有することが好ましい。厚さは、第1層間絶縁物206の上面から第2層間絶縁物210の上面までの厚みよりも大きいことが好ましい。表面を平坦化した導電性材料を選択的にエッチングすることで第2ゲート配線212を形成する(図15(D))。第2ゲート配線212の配置例は図17(B)に示される。
第2層間絶縁物210が存在することにより、配線209と第2ゲート配線212の間の寄生容量が低減できる。このようにして、書き込みトランジスタ111が形成できる。
なお、図16(C)から明らかなように、書き込みトランジスタ111のチャネルは長く狭い。したがって、短チャネル効果は小さく、また、オフ抵抗も高い。一方で、オン抵抗も高く、データの書き込みには時間を要するが、プログラマブルロジックデバイスでは、データの書き込みが頻繁に行われることは少ないため実用的な障害とはならないこともある。
A 選択制御端子
A1 選択制御端子
A2 選択制御端子
B 選択制御端子
B1 選択制御端子
B2 選択制御端子
C 出力端子
C1 出力端子
C2 出力端子
D データ入力端子
E 容量電位供給端子
E1 容量電位制御端子
E2 容量電位制御端子
E3 容量電位制御端子
E4 容量電位制御端子
F 信号入力端子
G1 書き込み制御端子
G2 書き込み制御端子
G3 書き込み制御端子
G4 書き込み制御端子
G5 書き込み制御端子
G6 書き込み制御端子
G7 書き込み制御端子
G8 書き込み制御端子
N1 ノード
N2 ノード
N3 ノード
N4 ノード
N5 ノード
N6 ノード
N7 ノード
N8 ノード
P 端子
Q 端子
R 端子
S 端子
T1 期間
T2 期間
T3 期間
T4 期間
100a ルックアップテーブル
100b スイッチ回路
100c プログラマブルロジックデバイスの一部
101 プログラマブルスイッチ
102 プログラマブルスイッチ
103 プログラマブルスイッチ
104 プログラマブルスイッチ
110 マルチプレクサ
110a マルチプレクサ
110b マルチプレクサ
111 書き込みトランジスタ
112 書き込みトランジスタ
113 書き込みトランジスタ
114 書き込みトランジスタ
115 書き込みトランジスタ
116 書き込みトランジスタ
117 書き込みトランジスタ
118 書き込みトランジスタ
121 パストランジスタ
122 パストランジスタ
123 パストランジスタ
124 パストランジスタ
125 パストランジスタ
126 パストランジスタ
127 パストランジスタ
128 パストランジスタ
131 容量素子
132 容量素子
133 容量素子
134 容量素子
141 インバータ
142 インバータ
143 インバータ
144 インバータ
150 プログラマブルロジックデバイス
151 プログラマブルロジックエレメント
152 ルックアップテーブル
153 フリップフロップ
154 マルチプレクサ
154a マルチプレクサ
155 コンフィギュレーションメモリ
155a コンフィギュレーションメモリ
156 端子
157 端子
158 コンフィギュレーションデータ
159 コンフィギュレーションデータ
160 端子
161 配線群
163 配線リソース
164 出力端子
165 I/Oエレメント
166 PLL
167 RAM
168 乗算器
200 半導体基板
201 素子分離用絶縁物
202 ウェル
203 第1ゲート絶縁膜
204 第1ゲート配線
205 不純物領域
206 第1層間絶縁物
207 酸化物半導体層
208 コンタクトホール
209 配線
210 第2層間絶縁物
211 第2ゲート絶縁膜
212 第2ゲート配線

Claims (4)

  1. 第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタを有し、
    前記第1のトランジスタのゲートは、前記第4のトランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲートは、前記第4のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第5のトランジスタのソース又はドレインの一方とに電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのゲートは、前記第5のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第6のトランジスタのソース又はドレインの一方とに電気的に接続され、
    前記第4のトランジスタのチャネル形成領域と、前記第5のトランジスタのチャネル形成領域と、前記第6のトランジスタのチャネル形成領域とは、一の半導体層に含まれる信号処理装置であって、
    前記第4のトランジスタ乃至前記第6のトランジスタが非導通状態である期間を有し、
    前記期間において、前記第1のトランジスタのゲート、前記第2のトランジスタのゲート、及び前記第3のトランジスタのゲートは、浮遊状態であり、
    前記期間において、前記第1のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御され、前記第2のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御され、かつ、前記第3のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御されることを特徴とするプログラマブルな信号処理装置。
  2. 第1のトランジスタ乃至第6のトランジスタを有し、
    前記第1のトランジスタのゲートは、前記第4のトランジスタのソース又はドレインの一方に電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのゲートは、前記第4のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第5のトランジスタのソース又はドレインの一方とに電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのゲートは、前記第5のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第6のトランジスタのソース又はドレインの一方とに電気的に接続され、
    前記第4のトランジスタのチャネル形成領域と、前記第5のトランジスタのチャネル形成領域と、前記第6のトランジスタのチャネル形成領域とは、一の半導体層に含まれる信号処理装置であって、
    前記第4のトランジスタ乃至前記第6のトランジスタが非導通状態である期間を有し、
    前記期間において、前記第1のトランジスタのゲート、前記第2のトランジスタのゲート、及び前記第3のトランジスタのゲートは、浮遊状態であり、
    前記期間において、前記第1のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御され、前記第2のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御され、かつ、前記第3のトランジスタのゲートの電位に応じて前記第1のトランジスタの導通状態が制御され、
    前記半導体層は、酸化物半導体を有することを特徴とするプログラマブルな信号処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    第1の入力端子乃至第3の入力端子を有するマルチプレクサを有し、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第1の入力端子に電気的に接続され、
    前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第2の入力端子に電気的に接続され、
    前記第3のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記第3の入力端子に電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方と、前記第3のトランジスタのソース又はドレインの他方とは、第1の端子に電気的に接続されることを特徴とするプログラマブルな信号処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記第6のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第1の端子に電気的に接続されることを特徴とするプログラマブルな信号処理装置。
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