JP6323958B2 - 鞍乗り型車両のスタンド支持部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造に関するものである。
自動二輪車等の鞍乗り型車両においては、サイドスタンド等の車体スタンドが車体前後方向の略中央領域に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、後輪支持用のスイングアームを揺動可能に支持するピボットブロック(ピボットプレート)が、車両前後方向の略中央位置において車両のメインフレームに固定され、ピボットブロックの車幅方向外側の面にスタンド支持用ブラケットが溶接固定されている。車体スタンドは、スタンド支持用ブラケットに跳ね上げ回動可能に取り付けられている。
特開2008−143377号公報
近年、鞍乗り型車両においては、車両の軽量化のために車体フレーム以外の部品においても、中空構造が採用されている。例えば、メインフレームに取り付けられるピボットブロックにおいても、内外二つのプレート部材が相互に結合されて、両プレート部材の間に中空部を確保したものが知られている。
特許文献1に記載の車両において、このような多層構造のピボットブロックを採用すると、車幅方向の肉厚が比較的厚いピボットブロックの外側側面にスタンド支持用ブラケットが溶接固定されることになり、ピボットブロックとスタンド支持用ブラケットが車幅方向でスペースを大きく占有するうえ、車体重量も増加してしまう。
そこでこの発明は、車幅方向の部品占有スペースの抑制と車両の軽量化を図ることができる鞍乗り型車両のスタンド支持部構造を提供しようとするものである。
この発明に係る鞍乗り型車両のスタンド支持部構造は、車両のメインフレーム(14)と、前記メインフレーム(14)に取り付けられる第1プレート(17A)及び第2プレート(17B)が相互に結合されて成り、後輪支持用のスイングアーム(8)を揺動可能に支持するピボットブロック(17)と、前記ピボットブロック(17)に取り付けられて車体スタンド(26)を支持するスタンド支持用ブラケット(27)と、を備え、前記ピボットブロック(17)は、前記第1プレート(17A)が前記第2プレート(17B)の延出端(17B−1)よりも長手方向に突出する突出部(17A−1)を有し、前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記突出部(17A−1)の車幅方向に臨む面に、前記第2プレート(17B)の長手方向の延長線上で結合されていることを特徴とする。
上記の構成により、スタンド支持用ブラケット(27)が、第1プレート(17A)の第2プレート(17B)と重ねられない突出部(17A−1)に結合されることになる。このため、スタンド支持用ブラケット(27)の設置部の車幅方向の占有スペースが小さくなるとともに、第2プレート(17B)の小型・軽量化が可能になる。
前記第2プレート(17B)は、前記第1プレート(17A)の車幅方向内側に配置され、前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記突出部(17A−1)の車幅方向内側の面に結合されている構成としても良い。
この場合、スタンド支持用ブラケット(27)は、第1プレート(17A)の突出部(17A−1)の車幅方向内側に配置されているため、第2プレート(17B)とスタンド支持用ブラケット(27)の境界部が外部から見えにくくなる。したがって、この構成を採用することにより、車両の外観を高めることができる。
前記スタンド支持用ブラケット(27)の前記突出部(17A−1)に対する結合部(27a)の車幅方向の厚みは、前記第2プレート(17B)の車幅方向の厚み以下の厚みであることが望ましい。
この場合、スタンド支持用ブラケット(27)の結合部(27a)の車幅方向の占有スペースがより小さくなり、車両の一層のコンパクト化が可能になる。
前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記第1プレート(17A)と前記メインフレーム(14)とに接合されている構成としても良い。
この場合、スタンド支持用ブラケット(27)が第1プレート(17A)だけでなく、メインフレーム(14)にも接合されるため、スタンド支持用ブラケット(27)の接合部面積が増大してスタンド支持用ブラケット(27)の接合強度が高まる。
前記第2プレート(17B)の延出端(17B−1)と、前記スタンド支持用ブラケット(27)の間には、他部品(38)を保持するための保持孔(40)が両者に跨って形成されるようにしても良い。
この場合、他部品(38)を保持するための保持孔(40)を、第2プレート(17B)の延出端(17B−1)と、スタンド支持用ブラケット(27)の端部の加工時に同時に形成することができる。したがって、この構成を採用した場合には、保持孔(40)の形成が容易になり、製造コストの抑制が可能になる。
前記第1プレート(17A)と前記第2プレート(17B)とは、相互に結合されて両者間に中空部(25)が構成されるようにしても良い。
この場合、ピボットブロック(17)の内部が中空となるため、ピボットブロック(17)の軽量化、延いては車両全体の軽量化を図ることができる。
この発明によれば、スタンド支持用ブラケットが、第1プレートの第2プレートと重ねられない突出部に結合されるため、スタンド支持用ブラケットの設置部の車幅方向の占有スペースの抑制と車両の軽量化を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の車体フレームを示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の図1の一部を拡大して示した側面図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両のスタンド支持部の斜視図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両のスタンド支持部の図4のV矢視図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の図3のVI−VI線に沿って破断した正面図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の左側のピボットブロック部分の斜視図。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の左側のピボットブロック部分の斜視図。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の図8のIX−IX線に沿う断面図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の図8のX−X線に沿う断面図である。 この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の図8のXI−XI線に沿う断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を指す矢印FR、車両の左方を指す矢印LH、車両上方を指す矢印UPが示されている。
図1は、この実施形態に係る鞍乗り型車両の左側面を示す図である。この実施形態に係る鞍乗り型車両は、車高を低くかつ前後長を長くした所謂クルーザータイプの自動二輪車1である。自動二輪車1の前輪Wfは、左右一対のフロントフォーク3の下端部に回転自在に支持されている。左右のフロントフォーク3は、上下のブリッジ部材5と図示しないステアリングステムを介して、車体フレームFの前端部のヘッドパイプ2に支持されている。上側のブリッジ部材5には、バータイプの操向ハンドル6が取り付けられている。
自動二輪車1の後輪Wrは、スイングアーム8の後端部に支持されている。スイングアーム8の前端部は、車体フレームFのピボット部13aに上下揺動可能に支持されている。後輪Wrは、自動二輪車1の原動機であるエンジン30に対して、例えば、チェーン7による伝動機構等を介して連係されている。スイングアーム8の後輪支持部の近傍には、後輪Wr側のサスペンション部品であるリヤクッション9の下端部が連結されている。
図2は、自動二輪車1の車体フレームFの主要部を示す図である。
同図にも示すように、車体フレームFは、前端部に位置して図示しないステアリングステムを支持するヘッドパイプ2と、ヘッドパイプ2の上部後方から左右に分岐し、それぞれが側面視で後下方に延びた後に後湾曲部14aで下方に向きを変えて延出する左右一対のメインフレーム14と、ヘッドパイプ2の下部後方から左右に分岐し、それぞれ側面視でメインフレーム14よりも急傾斜をなして後下方に延びる左右一対のダウンフレーム15と、左右のメインフレーム14の後部上面側に連結された後部フレーム16と、前部領域が後部フレーム16に連結され、後輪Wrの上方を覆うリヤフェンダー50を支持するリヤフェンダーフレーム60(図1参照)と、を備えている。なお、図2においては、リヤフェンダーフレーム60の図示は省略されている。
左右のメインフレーム14は、平面視において、前端部のヘッドパイプ2との接合部から車幅方向外側に湾曲して両者の離間幅が一度一定幅になった後、後湾曲部14aの近傍部に向かって両者の離間幅が狭まり、後湾曲部14aの近傍部から下方に向かって離間幅が再度拡がっている。これらの左右のメインフレーム14の間は、複数のクロスパイプ18A,18B,18Cによって連結されている。左右のメインフレーム14の前部側の離間幅の広い領域の上方には、燃料タンク19の前部領域が配置され、左右のメインフレーム14の後部側の離間幅の狭い領域の上方には、後部フレーム16を介して燃料タンク19の後部領域と乗員着座用のシート20が配置されている。
また、左右のメインフレーム14の後湾曲部14aとその下方領域には、ピボットブロック17が取り付けられている。スイングアーム8の前端部を支持するピボット部13aは、ピボットブロック17に取り付けられている。
左右のダウンフレーム15は、複数のクロスパイプ21A,21Bによって相互に連結され、上部側領域が、左右のメインフレーム14の前部領域に対しガセットフレーム22A,22Bによって連結されている。
ダウンフレーム15とメインフレーム14とに囲まれた領域には、エンジン30と変速機31が一体化されたパワーユニットPUが配置されている。パワーユニットPUは、ダウンフレーム15とメインフレーム14とに取り付けられて、車体フレームFの一部を構成している。
後部フレーム16は、左右の各メインフレーム14の後湾曲部14aの近傍の上面から、後部上方に向かって延出する(シート20の後部位置に向かって延出する)左右一対のシートフレーム部23L,23Rと、左右のシートフレーム部23L,23Rの後部同士を連結する略U字状に湾曲した連結部23Aと、を有している。
また、後部フレーム16は、さらに左右の各シートフレーム部23L,23Rの延出方向の略中間位置から前部上方側に延出して、前端部が左右の各メインフレーム14に連結される左右一対のシートサブフレーム部24L,24Rを有している。
図3は、図1のメインフレーム14の下端領域の近傍部を拡大して示した図であり、図4は、図3と同部分を車両左前部上方側から見た図である。また、図5は、同部分を図4のV矢視方向から見た図であり、図6は、同部分を図3のVI−VI線に沿って破断して正面から見た図である。また、図7,図8は、左側のピボットブロック17を車幅方向内側の前部上方側から見た図(車体スタンド26等は図示省略)と、同ピボットブロック17を車幅方向外側の前部上方側から見た図(車体スタンド26等は図示省略)であり、図9〜図11は、図8の各部の断面を示す図である。
ピボットブロック17は、左右の対応するメインフレーム14の後湾曲部14aから下端部に亘る領域に溶接固定され、この領域の前方側に突出している。各ピボットブロック17は、ピボット部13aを保持する前後幅の広いブロック本体部17aの下方に前後幅の狭い下縁部17bがメインフレーム14の下縁形状に略沿って延出している。
ピボットブロック17は、車幅方向外側の第1プレート17Aと車幅方向内側の第2プレート17Bが相互に結合されて構成されている。具体的には、第1プレート17Aと第2プレート17Bは、図8に示すように、後縁部がメインフレーム14の外側面に溶接されるとともに、後縁部を除く周縁部のほぼ全域が相互に対向する向きに湾曲して形成され、両者が嵌合状態で溶接固定されている。これにより、第1プレート17Aと第2プレート17Bの間には中空部25(図10,図11参照)が構成されている。
ここで、車体右側に配置されるピボットブロック17は、第1プレート17Aと第2プレート17Bの側面視がほぼ同じ形状に形成されているが、車体左側に配置されるピボットブロック17は、第1プレート17Aと第2プレート17Bの側面視形状が異なっている。
具体的には、ブロック本体部17aはいずれもほぼ同じ側面視形状に形成されているが、下縁部17bは、第1プレート17Aの方が第2プレート17Bよりも下方への延出長さが長く形成されている。また、第2プレート17Bの下縁部17bの下端は、第1プレート17A側に向かって湾曲する湾曲部が設けられておらず、直線的に切除されている。この切除された部分を、第2プレート17Bの延出端17B−1と呼ぶ。
したがって、第1プレート17Aの下縁部17bの一部は、第2プレート17Bの延出端17B−1よりも長手方向下方(外側)に所定長さだけ突出している。第1プレート17Aの下縁部17bのうちの、第2プレート17Bの延出端17B−1よりも下方に突出している部分を突出部17A−1と呼ぶ。
左側のピボットブロック17における第1プレート17Aの突出部17A−1には、車体スタンド26(サイドスタンド)を跳ね上げ回動可能に支持するスタンド支持用ブラケット27が結合されている。
スタンド支持用ブラケット27は、第1プレート17Aの突出部17A−1の車幅方向内側の面に重ねられて突出部17A−1に溶接固定されるベース壁27aと、ベース壁27aの端部に鈍角をなして連設されている支持壁27bと、を有している。支持壁27bは、ベース壁27aが第1プレート17Aの突出部17A−1に固定された状態において車幅方向外側に所定角度傾斜するようになっている。ベース壁27aは、図7,図9に示すように、第1プレート17Aの端面(車幅方向内側に臨む面)と、メインフレーム14の外周面とに溶接固定されている。なお、図面において、溶接部には符号wが付されている。
スタンド支持用ブラケット27のベース壁27aと支持壁27bの前縁部には、車幅方向内側に向かって突出するフランジ部45が突設されている。スタンド支持用ブラケット27のベース壁27aのうちの、フランジ部45を除く領域(結合部)の車幅方向の厚みは、図5に示すように、第2プレート17Bの車幅方向の厚み以下の厚みに設定されている。
スタンド支持用ブラケット27の支持壁27bには、スタンド取付孔28(図8参照)が形成されているとともに、係止ロッド29が取り付けられている。スタンド取付孔28には、車体スタンド26の上端部を回動可能に支持する支持ロッド32が挿通されている。係止ロッド29は、支持壁27bの車幅方向内側と外側の両側に突出している。
係止ロッド29の車幅方向内側に突出した部分には、車体スタンド26を跳ね上げ方向に付勢する付勢スプリング33の一端部が係止されている。また、係止ロッド29の車幅方向外側に突出した部分は、車体スタンド26の跳ね上げ検出スイッチ34の一部を係止している。
また、左右のピボットブロック17の車幅方向外側には、メインステップ35を支持するステップ支持ブラケット36がボルト37A,37Bによって締結固定されている。これらのボルト37A,37Bは、ピボットブロック17に車幅方向に貫通するように取り付けられた筒状のねじ受け部材38(図5,図9,図11参照)に締め込まれる。図5,図9,図11には、左側のピボットブロック17に取り付けられた下方側のねじ受け部材38が示されている。
ここで、左側のピボットブロック17においては、図5に示すように、第2プレート17Bの延出端17B−1に半円状の切欠き部40aが形成されている。これに対し、スタンド支持用ブラケット27の支持壁27bの上端部には、第2プレート17Bの切欠き部40aと対向して同半径の半円状の切欠き部40bが形成されている。第2プレート17Bの切欠き部40aとスタンド支持用ブラケット27の切欠き部40bとは、下方側のねじ受け部材38を保持するための保持孔40を構成している。
したがって、下方側のねじ受け部材38(他部品)は、第2プレート17Bの延出端17B−1と、スタンド支持用ブラケット27の間に跨って形成された保持孔40に保持されている。
以上のように、この実施形態に係る自動二輪車1のスタンド支持部構造においては、スタンド支持用ブラケット27が、ピボットブロック17のうちの、第1プレート17A上の第2プレート17Bと重ねられない突出部17A−1に接合されているため、スタンド支持用ブラケット27のベース壁27aの設置部の車幅方向の占有スペースが小さくなる。また、この実施形態に係るスタンド支持部構造では、第2プレート17Bの下縁部17bの一部が切欠かれ、そこにスタンド支持用ブラケット27が配置されているため、第2プレート17Bの下縁部17bが切り欠かれる分、車両の軽量化を図ることができる。
したがって、この実施形態に係るスタンド支持部構造を採用した場合には、スタンド支持用ブラケット27の設置部の車幅方向の占有スペースの抑制と、車両の軽量化とを図ることができる。
また、この実施形態に係るスタンド支持部構造においては、左側のピボットブロック17の第2プレート17Bが、第1プレート17Aの車幅方向内側に配置され、スタンド支持用ブラケット27が、第1プレート17Aの突出部17A−1の車幅方向内側の面に結合されている。このため、第2プレート17Bとスタンド支持用ブラケット27の境界部が第1プレート17Aによって車幅方向外側から覆われ、境界部が外部から見えにくくなる。
したがって、この実施形態に係るスタンド支持部構造を採用した場合には、車両の外観を良好にすることができる。
また、この実施形態に係るスタンド支持部構造では、突出部17A−1に接合されるスタンド支持用ブラケット27のベース壁27aの車幅方向の厚みが、第2プレート17Bの車幅方向の厚み以下の厚みとされている。このため、スタンド支持用ブラケット27の車幅方向内側での占有スペースが小さくなり、自動二輪車1の一層のコンパクト化を図ることが可能になる。
さらに、この実施形態に係るスタンド支持部構造においては、スタンド支持用ブラケット27が、ピボットブロック17の第1プレート17Aだけでなく、メインフレーム14に対しても溶接固定されている。
したがって、この実施形態に係るスタンド支持部構造を採用した場合には、スタンド支持用ブラケット27の接合部面積が増大し、スタンド支持用ブラケット27の接合強度が高まる。
また、この実施形態に係るスタンド支持部構造の場合、ピボットブロック17の第2プレート17Bの延出端17B−1と、スタンド支持用ブラケット27の端部の間に、ねじ受け部材38を保持するための保持孔40が、両者に跨って形成されている。このため、ねじ受け部材38を保持するための保持孔40を、第2プレート17Bの延出端17B−1と、スタンド支持用ブラケット27の端部の加工時に同時に形成することができる。
したがって、この実施形態に係るスタンド支持部構造を採用した場合には、保持孔40の形成が容易になり、製造コストの抑制が可能になる。
また、この実施形態に係るスタンド支持部構造においては、ピボットブロック17の第1プレート17Aと第2プレート17Bが相互に結合されて両者間に中空部25が構成されているため、ピボットブロック17の軽量化、延いては自動二輪車1全体の軽量化を図ることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、車両の左側のピボットブロック17にスタンド支持用ブラケット27が取り付けられているが、スタンド支持用ブラケット27は、車両の右側のピボットブロック17に取り付けられるようにしても良い。
また、鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む。)のみならず、前二輪かつ後一輪の三輪車両等も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
8…スイングアーム
14…メインフレーム
17…ピボットブロック
17A…第1プレート
17A−1…突出部
17B…第2プレート
17B−1…延出端
25…中空部
26…車体スタンド
27…スタンド支持用ブラケット
27a…ベース壁(結合部)
38…ねじ受け部材(他部品)
40…保持孔

Claims (6)

  1. 車両のメインフレーム(14)と、
    前記メインフレーム(14)に取り付けられる第1プレート(17A)及び第2プレート(17B)が相互に結合されて成り、後輪支持用のスイングアーム(8)を揺動可能に支持するピボットブロック(17)と、
    前記ピボットブロック(17)に取り付けられて車体スタンド(26)を支持するスタンド支持用ブラケット(27)と、を備え、
    前記ピボットブロック(17)は、前記第1プレート(17A)が前記第2プレート(17B)の延出端(17B−1)よりも長手方向に突出する突出部(17A−1)を有し、
    前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記突出部(17A−1)の車幅方向に臨む面に、前記第2プレート(17B)の長手方向の延長線上で結合されていることを特徴とする鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
  2. 前記第2プレート(17B)は、前記第1プレート(17A)の車幅方向内側に配置されており、
    前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記突出部(17A−1)の車幅方向内側の面に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
  3. 前記スタンド支持用ブラケット(27)の前記突出部(17A−1)に対する結合部(27a)の車幅方向の厚みは、前記第2プレート(17B)の車幅方向の厚み以下の厚みであることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
  4. 前記スタンド支持用ブラケット(27)は、前記第1プレート(17A)と前記メインフレーム(14)とに接合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
  5. 前記第2プレート(17B)の延出端(17B−1)と、前記スタンド支持用ブラケット(27)の間には、他部品(38)を保持するための保持孔(40)が両者に跨って形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
  6. 前記第1プレート(17A)と前記第2プレート(17B)とは、相互に結合されて両者間に中空部(25)が構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両のスタンド支持部構造。
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