JP6300292B2 - 上半身用補助シーツ - Google Patents

上半身用補助シーツ Download PDF

Info

Publication number
JP6300292B2
JP6300292B2 JP2017515993A JP2017515993A JP6300292B2 JP 6300292 B2 JP6300292 B2 JP 6300292B2 JP 2017515993 A JP2017515993 A JP 2017515993A JP 2017515993 A JP2017515993 A JP 2017515993A JP 6300292 B2 JP6300292 B2 JP 6300292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary sheet
bed
sheet
mattress
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017515993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016178412A1 (ja
Inventor
智子 河野
智子 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Forward
Original Assignee
Forward
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Forward filed Critical Forward
Publication of JPWO2016178412A1 publication Critical patent/JPWO2016178412A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6300292B2 publication Critical patent/JP6300292B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G9/00Bed-covers; Counterpanes; Travelling rugs; Sleeping rugs; Sleeping bags; Pillows
    • A47G9/02Bed linen; Blankets; Counterpanes
    • A47G9/0238Bed linen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C31/00Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
    • A47C31/10Loose or removable furniture covers
    • A47C31/105Loose or removable furniture covers for mattresses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G9/00Bed-covers; Counterpanes; Travelling rugs; Sleeping rugs; Sleeping bags; Pillows
    • A47G9/02Bed linen; Blankets; Counterpanes
    • A47G9/0238Bed linen
    • A47G9/0246Fitted sheets
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/05Parts, details or accessories of beds

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

本発明は、敷布団やマットレス等の寝床のうち上半身が位置する部分を覆う上半身用補助シーツに関し、特に病院で用いられる上半身用補助シーツに関する。
敷布団やマットレス等の寝床(bed)はサイズが大きく厚みもあるため、汚れた時に容易に洗濯することができない。そこで、寝床が汚れないように、通常、交換可能で且つ洗濯が比較的容易なシーツで寝床の表面を覆うようにしている。
シーツには、大きく分けてフラットシーツとボックス型シーツの2種類がある。寝床にシーツを取り付けたり、取り外したりする作業の容易さの点でボックス型シーツが優れる。ボックス型シーツは、例えば1枚の長方形状の布地の上下、左右の辺部を裏側に折り曲げ、隣り合う辺部の折り曲げ部分同士を縫合したもので、折り曲げ部分に囲まれた矩形状の開口を裏面側に有する。開口の周縁全体または一部にはゴム紐が通されており、該ゴム紐を伸ばして開口を大きく広げ、この部分から寝床に被せることによりボックス型シーツが寝床に取り付けられる。
一般的なボックス型シーツは寝床の表面全体を覆うものであるが、寝床表面の一部のみを覆うようなボックス型シーツも提案されている。特に病院では、術後、身体を動かすことができない患者や寝たきりの患者が使用する寝具に対して、汚れやすい上半分のみを覆うボックス型シーツが補助シーツとして多用される。
例えば特許文献1には、1枚の長方形状の布地の3辺を裏側に折り曲げ、隣り合う辺の折り曲げ部分同士を縫合して袋状にした補助シーツが記載されている。この補助シーツは、袋状になっていない残りの1辺側から寝床の頭頂部に被せることにより寝床の上半分に取り付けられる。また、寝床に取り付けられた補助シーツは、頭頂側から引き抜くことにより該寝床から取り外される。
特許文献2には、1枚の長方形状の布地の1辺のみを裏側に折り曲げ、その両端を縫合して袋状にした補助シーツが記載されている。袋状の部分と反対側の補助シーツの辺部(下辺部)の両端部間にはゴム紐が掛け渡されている。この補助シーツは、寝床の頭頂部側から該寝床を補助シーツとゴム紐の間に通し、袋状の部分を頭頂部に被せることにより該寝床の上半分に取り付けられる。また、寝床に取り付けられた補助シーツは、そのまま又はゴム紐を緩めながら、頭頂側から引き抜くことにより該寝床から取り外される。
特開2005-034507号公報 実開平7-007570号公報
特許文献1の補助シーツは、3箇所の袋状部分に寝床の頭頂部および左右縁部が挿入されるため、寝床の上半分にしっかりと固定することができる。また、寝床の上半分の表面だけでなく、寝床の表面から上端部及び左右端部を経て裏面に至る部分が補助シーツで覆われるため、寝床が汚れることを確実に防止できる。その反面、寝床に取り付けたり取り外したりする作業に手間がかかり、特に患者が寝床に横たわったままの状態で補助シーツを取り付けたり取り外したりすることは困難である。
これに対して特許文献2の補助シーツは1個の袋状部分と1個の止着部材によって寝床に固定される。このため、寝床に取り付けたり取り外したりする作業が容易である反面、寝ている人が大きく動いて補助シーツの位置がずれたときに寝床表面の一部が露出し易く、汚れてしまうおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、取り外し・取り付けが容易で、しかも寝床が汚れることを確実に防止することができる上半身用補助シーツを提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係る上半身用補助シーツは、
寝床の上部分の表面を覆う矩形状の被覆部と、
前記被覆部の左右の側辺部分にそれぞれ延設された、前記寝床の厚みよりも大きな幅を有する左右の折り返し部と、
前記被覆部の頭部側辺部分に延設された、前記寝床の厚みよりも大きな長さを有する頭頂部と、
前記被覆部と前記頭頂部の境界部分の左端及び右端と、前記頭頂部の先端辺部分の左及び右の所定箇所をそれぞれ繋ぎ止めるための左右の繋止部材と
を有することを特徴とする。
ここで、寝床の上部分とは、寝床の頭頂部(上端)から該寝床に横たわった人の肩が位置する部分、ないし腰部が位置する部分までの領域をいう。
本発明に係る上半身用補助シーツは、例えば次のような手順で寝床に取り付けられる。まず初めに頭頂部を裏側に半分に折り曲げ、左右の繋止部材によって被覆部と頭頂部の境界部分の左右端と、頭頂部の先端辺部分の左右の所定箇所を繋ぎ止める。この左右の所定箇所は、前記被覆部と前記左右の折り返し部の境界線を延長した線上にあることが望ましい。繋止部材は、被覆部と頭頂部の境界部分の左端と頭頂部の先端辺部分の左の所定箇所、及び前記境界部分の右端と前記先端辺部分の右の所定箇所にそれぞれ取り付けられた一対の結び紐、面ファスナーのオス面とメス面、ボタンとボタン穴等から構成することができる。これにより、上半身用補助シーツの上端(頭頂部)が袋状となる。この袋状部分を寝床の頭頂部に被せて上半身用補助シーツの上端を寝床に固定する。それから被覆部を寝床の上にシワを伸ばしながら広げて、最後に、左右の折り返し部を寝床の下に折り込む。
また、本発明に係る上半身用補助シーツは次のような手順で寝床に取り付けることができる。まず、寝床の上部分の表面に上半身用補助シーツの被覆部と頭頂部の一部を被せ、頭頂部の残りの部分(上半部分)及び左右の折り返し部を寝床の下に折り込む。その後、左右の繋止部材によって被覆部と頭頂部の境界部分の左右端と、頭頂部の先端辺部分の左右の所定箇所をそれぞれ繋ぎ止める。
いずれの手順で取り付けるかは、寝床の上に人が横たわっているか否か等の状況に応じて決めると良い。
本発明に係る上半身用補助シーツが寝床に取り付けられた状態においては、寝床の上部分の表面に被覆部と頭頂部の一部が配置され、その他の部分は寝床の上部分の上側面及び左右側面、あるいは裏側に位置する。また、袋状になった部分に寝床の上端部分が入り込む。このため、寝床に寝ている人が大きく動いても頭頂部及び被覆部の位置がずれることがない。また、寝床の上部分の表面から左右の側面、上側面に至る広範囲が上半身用補助シーツで覆われるため、寝床が汚れることを防止できる。
この上半身用補助シーツを取り外すときは、繋止部材を外した後、頭頂部及び左右の折り返し部を寝床の下から引き出して寝床から剥ぐ。また、寝床に人が横たわっているときは、左右の折り返し部、頭頂部のいずれか一つを引っ張り、寝床と人の間から引き抜く。
さらに、上半身用補助シーツが汚れているときは、次のような手順で寝床から取り外す。繋止部材をそのままの状態にして、左右の折り返し部を寝床の下から引き出し、いずれか一方(例えば汚れが多く付着している側)を表面が内側にくるように、被覆部に向かって丸めるように折り畳む。被覆部の半分程度が折り畳まれたら、他の折り返し部も同様に折り畳み、その後、左右の折り返し部とともに折り畳まれた被覆部を頭頂部に向かって折り畳む。そして、袋状の頭頂部を寝床の頭頂部から引き抜き、その部分に折り畳んだ部分(すなわち左右の折り返し部と被覆部)を収容する。
このようにすることで、汚れを内側に閉じ込めながら上半身用補助シーツを寝床から取り外すことができるため、作業者の手や服等に汚れが付いたり、汚れが飛び散ったりすることがない。
前記頭頂部の左右の側辺部分に、寝床の厚みより大きな幅の左右の折込部を延設することが好ましい。折込部は、頭頂部の左右の側辺部分の全体に設けても良いが、寝床の表面に位置する部分の左右の側辺部分のみに設けても良い。
この構成により、寝床の上部分の両側面全体が上半身用補助シーツで覆われることとなり、寝床の汚れをより広範囲に防止できる。また、上半身用補助シーツを取り付けたときの見た目がよくなる。
前記被覆部の裏面を防水性にすれば、汚れが上半身用補助シーツの裏面に染み込まず、下の寝床が汚れない。
前記被覆部の下辺部分及び/又は左右の側辺部分を防水性にすれば、汚れが被覆部から流れ出ることを防止でき、上半身用補助シーツで覆われていない寝床部分が汚れることを防止できる。
また、上記課題を解決するために成された本発明に係る上半身用補助シーツは、
寝床の上端部に被せられる袋状の頭頂部と、
前記頭頂部の下端辺部に延設された、前記寝床の上半部の表面のうち上端部を除く部分を覆う矩形状の被覆部と、
前記被覆部の左右の辺部にそれぞれ延設された左右の折り返し部と
を備え、
前記頭頂部が、1枚のシーツ素材を折り曲げた状態が保持部で保持されることにより袋状に構成されていることを特徴とする。
前記保持部は、上下方向に折り曲げられた状態のシーツ素材の左端及び右端をそれぞれ繋ぎ止める複数の繋止部材から構成することができる。繋止部材としては、一組の紐状部材が挙げられる。この構成によれば、繋止部材を緩く繋ぎ止めたり、きつく繋ぎ止めたりすることにより、寝床の大きさに合わせて頭頂部の大きさを調整することができる。
前記繋止部材は、一組の紐状部材やベルトと該ベルトが挿入されるベルト通しから構成することができる。
繋止部材をベルトとベルト通しから構成する場合、ベルト通しに挿入された前記ベルトが該ベルト通しから抜け出ることを妨げる規制部材を設けると、頭頂部を袋状にした状態を確実に保持することができる。
また、保持部は、折り曲げられた状態のシーツ素材の端部を圧着加工することにより形成された圧着加工部とすることができる。この構成によれば、頭頂部を予め袋状にしておくことができる。
本発明に係る上半身用補助シーツによれば、取り外し・取り付けが容易で、しかも寝床が汚れることを確実に防止することができる。
本発明の第1実施例に係る上半身用補助シーツの概略図(a)、及びこの補助シーツの頭頂部を展開した図(b)。 同実施例の上半身用補助シーツをマットレスに取り付ける作業の手順の説明図。 同実施例の上半身用補助シーツをマットレスから取り外す作業の手順の説明図。 本発明の第2実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 第2実施例に係る上半身用補助シーツの変形例の平面図。 第2実施例に係る上半身用補助シーツの別の変形例の平面図。 本発明の第3実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例の上半身用補助シーツをマットレスに取り付ける作業の手順の説明図。 本発明の第4実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例の上半身用補助シーツをマットレスに取り付ける作業の手順の説明図。 本発明の第5実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例の上半身用補助シーツをマットレスに取り付ける作業の手順の説明図。 本発明の第6実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 本発明の第7実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 本発明の第8実施例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例に係る上半身用補助シーツを、頭頂部を展開して示す図。 同実施例の変形例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例の変形例に係る上半身用補助シーツの展開図。 同実施例の別の変形例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例の別の変形例に係る上半身用補助シーツの展開図。 同実施例のさらに別の変形例に係る上半身用補助シーツの平面図。 同実施例のさらに別の変形例に係る上半身用補助シーツの展開図。 本発明の変形例に係る上半身用補助シーツをマットレスに装着した様子を示す斜視図。 本発明の別の変形例に係る上半身用補助シーツをマットレスに装着した様子を示す斜視図。
以下、本発明に係る上半身用補助シーツの具体的な実施例について説明する。なお、以下の説明では、寝床の上に人が仰向けで横たわったときのその人の頭部側を上、脚部側を下、その人の右手側を左、左手側を右とする。
[第1実施例]
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の第1実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、単に「補助シーツ」ともいう。)10は、シーツ本体11と2本のゴム紐16から構成されている。シーツ本体11は1枚のシートを所定の形状に切り取ったもので、寝床であるマットレスの表面を覆う長方形状の被覆部12と、該被覆部12の左辺部及び右辺部からそれぞれ延設された左折り返し部13及び右折り返し部14と、被覆部12の上辺部に延設された頭頂部15とから成る。
シーツ本体11を構成するシートとしては、防水加工が施された不織布や綿や麻等の布、紙等を用いることができる。例えば医療の現場において手術用シーツとして汎用されている「ラミシーツ」(商品名、メドライン・ジャパン合同会社製)の材料として用いられている、防水性のポリオレフィン系不織布あるいはセルロース系不織布が挙げられる。シーツ本体11を防水性にすることにより、補助シーツ10の表面に付着した汚れがマットレスまで浸透することを防ぐことができる。
また、シーツ本体11は、表面側を不織布やパイル地(タオル地)等の吸水性を有する材料から構成し、裏面側をポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等の防水性を有する素材から構成する等、表面側と裏面側が異なる材料から構成されていても良い。表面を吸水性を有する素材から構成することにより、肌触りのよい補助シーツ10となる。このような材料として例えば「アンダーパッドC」(商品名、日本シグマックス株式会社製)が挙げられる。
どのような材料からシーツ本体11を構成するかは、補助シーツ10が取り付けられる寝床の種類、使用目的等を考慮して適宜選択するとよい。
被覆部12の幅w1はマットレスの幅と略同じ長さに設定され、被覆部12の長さL1はマットレスの長さの半分よりもやや短い長さに設定されている。被覆部12の長さL1がこのような長さに設定されていることにより、補助シーツ10をマットレスに取り付けた状態で該マットレスの上に人が横たわったとき、その人の腕の付け根辺り、もしくは腰部辺りに被覆部12の下辺部が位置する。
左右の折り返し部13、14は略矩形状であり、その幅w2はマットレスの厚みの約2倍〜3倍に設定されている。この幅w2はマットレスの幅より長ければ特に限定されないが、2倍より短いと、マットレスに取り付けられた補助シーツ10が外れやすくなり、3倍より長いと、マットレスに補助シーツ10を取り付けにくくなる。
頭頂部15はマットレスの上端部に被せられる部分である。頭頂部15は、六角形の部分を折り返して袋状にしたもので、該六角形の部分の左右両側の上端部と下端部の間にそれぞれ1本ずつゴム紐16が掛け渡されている。六角形の部分の長さL2は、頭頂部15をマットレスの頭頂側に被せたときに直ぐに外れてしまわない長さで、且つ、人が横たわっているマットレスの頭頂側に容易に取り付けることができる長さ、具体的には、マットレスの厚みよりも20cm〜50cm程度長く設定されている。
2本のゴム紐16は本発明の繋止部材、もしくは保持部に相当する。2本のゴム紐16のうちの1本は、その一端が被覆部12の上辺部の左端部付近(図1(b)に符号B1を付した箇所)に、他端が頭頂部15の上端部の左端部付近(図1(b)に符号B2を付した箇所)に縫合されている。また、残り1本のゴム紐16は、その一端が被覆部12の上辺部の右端部付近(図1(b)に符号B3を付した箇所)に、他端が頭頂部15の上端部の右端部付近(図1(b)に符号B4を付した箇所)に縫合されている。袋状の頭頂部15をマットレスに取り付ける際はゴム紐16は引き伸ばされ、頭頂部15がマットレスに取り付けられた後は、ゴム紐16の弾性力によって該頭頂部15はマットレスの上端に固定される。
上記構成の補助シーツ10を、人Hが仰向けに寝ているマットレスMに取り付ける作業を図2を参照しながら説明する。なお、図2中、アルファベットSに併記する数字は作業の順番を示しており、その横の矢印は各作業における補助シーツ10の動きを表す。
まず、左右の折り返し部13、14を被覆部12の上に折り畳んで重ねる(図2(a)のS11)。そして、被覆部12の下辺部側から上辺部まで、被覆部12の上面を内側にして補助シーツ10を折り畳む、あるいは巻回する(図2(a)のS12、図2(b))。この状態でゴム紐16を引き伸ばして、頭頂部15をマットレスMの上端部に被せる(図2(c)のS13)。その後、ゴム紐16を引き伸ばすことを止めると、補助シーツ10の頭頂部15がゴム紐16の弾性力によってマットレスMに固定される。
次に、人HをマットレスMの右端に移動させて(図2(d)、S14)、マットレスMの左半部を空け、その部分に被覆部12を広げた後(図2(d)、S15、S16)、折り返し部13をマットレスMの下に折り込む(図2(d)、S17)。続いて、人HをマットレスMの左端に移動させて(図2(e)、S18)、マットレスMの右半部を空け、その部分に被覆部12を広げた後(図2(e)、S19)、折り返し部14をマットレスMの下に折り込む(図2(e)、S20)。
このように本実施例の補助シーツ10は、左右の側辺部分が袋状となっていないため、マットレスMの全体に一度に被せる必要がなく、部分的に取り付けていくことができる。その結果、マットレスMの上に人Hが寝ていても容易に取り付けることができる。また、最初に頭頂部15をマットレスMに固定しているため、取り付け時や使用時の位置ずれが起こりにくい。
また、本実施例の補助シーツ10は、頭頂部15の繋止部材に伸縮性を有するゴム紐16を用いているため、頭頂部15の幅w1がマットレスMの幅より多少短い又は長い場合でも補助シーツ10の頭頂部15をマットレスの上端にしっかりと固定することができる。また、補助シーツ10の左右の折り返し部13、14は袋状ではなくシートのままであるため、マットレスMの表面と側面を好適に覆うことができる。さらに、頭頂部15は略六角形状でマットレスMの上端にくる部分が幅広となっているため、頭頂部15の幅w1がマットレスMの幅より多少短い場合でも、マットレスMの上端を好適に覆うことができる。
続いて、補助シーツ10をマットレスMから取り外す作業を図3を参照しながら説明する。ここでは、マットレスMの右側に人Hが寝ており、補助シーツ10の左側に汚れDが付着しているものとする(図3(a))。
まず、左の折り返し部13をマットレスMの下から引き出し(図3(a)、S31)、この折り返し部13とそれに繋がる被覆部12を、該被覆部12の上面が内側にくるように丸めながら、あるいは折り畳みながらマットレスMから剥いでいく(図3(a)、S32)。または、汚れDが付着した部分を隠すように折り返し部13を折り畳んだ上で、被覆部12を丸めても良い。頭頂部15がマットレスMに固定されているため、被覆部12は、その左上半部よりも左下半部の方が大きく折り畳まれることになる。そして、汚れDが付着した箇所が隠れるまで被覆部12を折り畳んだら(図3(b))、マットレスMの左側に人Hを移動させる(図3(c)、S33)。
続いて、右の折り返し部14をマットレスMの下から引き出し(図3(c)、S34)この折り返し部14とそれに?がる被覆部12を、該被覆部12の上面が内側にくるように丸める(図3(c)、S35)。そして、折り畳まれていない、残りの被覆部12の形状が略三角形になった時点で(図3(d))、被覆部12を頭頂部15に向けて折り畳み(図3(d)、S36)、人Hの頭部よりも上まで折り畳まれたら、頭頂部15の袋状部分をマットレスMの上端部から引き抜く(図3(e)、S37)。その後、頭頂部15の袋状部分を裏返し、その中に折り畳んだ部分(すなわち左右の折り返し部13、14と被覆部12)を収容する(図3(f)、図3(g)、S38、S39)。
このように、補助シーツ10は折り返し部13、14が袋状になっていないため、マットレスMの上に人Hが寝ていても該マットレスMの下から折り返し部13、14を簡単に引き出すことができる。また、補助シーツ10に付着した汚れDを包み込むように該補助シーツ10を折り畳みながらマットレスMから取り外すことができるため、汚れDが周囲に飛び散ったり、マットレスMの上の人Hの身体や衣服、作業者の手や衣服に汚れDが付着することを防止できる。さらに、折り畳んだ部分を頭頂部15の袋状部分に収容することにより、補助シーツ10を折り畳んだ状態を維持することができる。従って、取り外した補助シーツ10をしばらくの間、放置して別の作業を行っても、補助シーツ10に付着した汚れ10が露出することがない。また、補助シーツ10を廃棄する際に嵩張らないため、使い捨て仕様の補助シーツに好適である。
[第2実施例]
図4は、第2実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)110の平面図である。第1実施例に係る補助シーツ10と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付し、適宜説明を省略する。
この補助シーツ110は、シーツ本体111と2組の結び紐150、151から構成されている。シーツ本体111は、矩形状の被覆部112と、該被覆部112の上辺に延設された矩形状の頭頂部115と、該頭頂部115の左右の辺部の下半部に延設された左折込部152及び右折込部153と、該被覆部112の左右の辺部に延設された矩形状の左折り返し部113及び右折り返し部114とから成る。
2組の結び紐150、151は、それぞれ頭頂部115の左右の辺部の上下に接着により取り付けられている。結び紐150、151の長さは、例えば折り返し部113、114の幅とほぼ同じ長さ(マットレスの厚みの約2倍〜3倍)に設定されている。
上記補助シーツ110は、次のようにしてマットレスに取り付けられる。
まず、頭頂部115を裏側に向けて半分に折り曲げ、各組の2本の結び紐を結ぶ。このとき、結んだ後の2本の結び紐の長さがマットレスの厚み程度になるようにしておく。これにより、補助シーツ110の頭頂部115が袋状となるため、第1実施例の補助シーツ10と同様の手順(S11〜S20)でマットレスに取り付ける。そして、最後に、左右の折込部152、153を、左右の折り返し部113、114と同じようにマットレスの下に折り込む。
このようにしてマットレスに取り付けた補助シーツ110は、2組の結び紐150、151の結び目を解くことなく、頭頂部115を袋状にしたままの状態で、第1実施例と同様の手順(S32〜S39)でマットレスから取り外すことができる。
このように、本実施例の補助シーツ110では、2組の結び紐150、151を結ぶことにより頭頂部115を袋状にしたため、様々な厚みのマットレスに適用できる。また、頭頂部115と、その左右両側の折込部152、153によってマットレスの上端部分の全体を覆うようにしたため、マットレスが汚れることをより一層防止することができる。
なお、この補助シーツ110は、2組の結び紐150、151の結び目をそれぞれ解き、頭頂部115、左右の折込部152、153、及び左右の折り返し部113、114をマットレスの下から引き出した後、マットレスの左側、右側、足元側の適宜の方向から引っ張って取り外すこともできる。
また、本実施例に係る補助シーツ110は次のような手順でも取り付けることができる。まず、被覆部112と、頭頂部115の下半部をマットレスの上半部の上に広げる。続いて、頭頂部115の残りの部分(上半部)及び左右の折り返し部113、114をマットレスの下に折り込む。そして、マットレスの左右両側において、各組の結び紐150、151をそれぞれマットレスの厚みに合わせて結んだ後、左右の折込部152、153をそれぞれマットレスの下に折り込む。
補助シーツ110を取り付ける手順、取り外す手順は、寝床の上に人が横たわっているか否かや、補助シーツ110に汚れが付着している位置等の状況に応じて決めると良い。
図5は、第2実施例に係る補助シーツ110の変形例を示す。この例では、シーツ本体111と2組の結び紐150A、151Aが一体的に構成されている。このような補助シーツ110は1枚の不織布製のシートを切り抜き加工することにより製造することができる。
図6は、第2実施例に係る補助シーツのさらに別の変形例を示す。この例では、頭頂部115の両側の折込部が省略されている以外は図5に示す補助シーツと同じである。つまり、この例でも、シーツ本体111と2組の結び紐150A、151Aが一体的に構成されている。
上述の2つの変形例では、シーツ本体111に結び紐を接着する手間が省けるため、製造コストを低く抑えることができる。
[第3実施例]
図7は、第3実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)210の平面図である。第2実施例に係る補助シーツ110と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付し、適宜説明を省略する。
この補助シーツ210は、1枚の不織布シートを打ち抜き加工したもので、シーツ本体211と、2本の締め付けベルト260、261と、ベルト通し270、271とから構成されている。シーツ本体211は、矩形状の被覆部212と、該被覆部212の上辺に延設された矩形状の頭頂部215と、該被覆部212の左右の辺部に延設された左折り返し部213及び右折り返し部214とから成る。
2本の締め付けベルト260、261は、それぞれ頭頂部215の左右の辺部の上部から延設されており、その長さは、例えばマットレスの厚みの約3倍〜5倍に設定されている。
ベルト通し270、271は頭頂部215の左右の辺部の下部に延設されており、それぞれ、前記締め付けベルト260、261の幅とほぼ同じ長さの細孔272、273を2個ずつ有している。
上記補助シーツ210は図8に示す手順でマットレスMに取り付けられる。
まず、被覆部212と、頭頂部215の下半部をマットレスMの上半部の上に広げる。そして、頭頂部215の上半部、及び左右の折り返し部213、214をそれぞれマットレスMの下に折り込む(図8(1))。次に、締め付けベルト260、261を、それぞれベルト通し270、271の内側(頭頂部215側)の細孔272、273に下から上に向かって通す(図8(2))。続いて、細孔272、273に通した締め付けベルト260、261を、ベルト通し270、271の外側の細孔272、273に上から下に向かって通した後、マットレスMの下に折り込む(図8(3))。以上により、補助シーツ210はマットレスMに取り付けられる。
マットレスMに取り付けられた補助シーツ210は、第1実施例と同様の手順(S32〜S39)でマットレスMから取り外すことができる。
本実施例の補助シーツ210では、締め付けベルト260、261をベルト通し270、271の細孔272、273に通すことで頭頂部215が袋状になるようにしたため、補助シーツ210のマットレスMへの取り付け作業が簡単になる。
[第4実施例]
図9は、第4実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)310の平面図である。第3実施例に係る補助シーツ210と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付している。
この補助シーツ310は、補助シーツ210と同様に、1枚の不織布シートを打ち抜き加工したもので、シーツ本体311と、2本の締め付けベルト360、361と、ベルト通し370、371とから構成されている。シーツ本体311は、矩形状の被覆部312と、該被覆部312の上辺に延設された矩形状の頭頂部315と、該被覆部312の左右の辺部に延設された左折り返し部313及び右折り返し部314とから成る。
2本の締め付けベルト360、361は、それぞれ頭頂部315の左右の辺部の上部から延設されており、その長さは、例えばマットレスの厚みの約3倍〜5倍に設定されている。
締め付けベルト360、361は、いずれも縁部が鋸歯状になっており、ベルト通し370、371の細孔372、373に通した締め付けベルト360、361を、該細孔372、373から引き抜くことができないようになっている。従って、本実施例では、締め付けベルト360、361自身が本発明の規制部材に相当する。
図10(1)〜(3)は、上記補助シーツ310をマットレスMに取り付ける手順を示しており、基本的な作業の内容は、第3実施例の補助シーツ210と同じである。
ただし、補助シーツ310は、締め付けベルト360、361の縁部が鋸歯状になっており、ベルト通し370、371の細孔372、373に通した締め付けベルト360、361が緩むことがないため、マットレスMの上端部に頭頂部315を強く固定することができる。
[第5実施例]
図11は、第5実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)410の平面図である。第3実施例に係る補助シーツ210と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付している。
この補助シーツ410は、補助シーツ210と同様に、1枚の不織布シートを打ち抜き加工したもので、シーツ本体411と、2組の締め付けベルト460、461と、2組のベルト通し470、471とから構成されている。
具体的には、頭頂部415の左辺部の上下端部には、それぞれベルト通し470が形成されており、該ベルト通し470に締め付けベルト460が一体的に形成されている。また、頭頂部415の右辺部の上下端部には、それぞれベルト通し471が形成されており、該ベルト通し471に締め付けベルト461が延設されている。各ベルト通し470、471には締め付けベルト460、461の幅と同じ細孔472、473が形成されている。
図12(1)〜(3)は、上記補助シーツ410をマットレスMに取り付ける手順を示している。
まず、被覆部412と、頭頂部415の下半部をマットレスMの上半部の上に広げる。そして、頭頂部415の上半部、及び左右の折り返し部413、414をそれぞれマットレスMの下に折り込む(図12(1))。この結果、各組の2本の締め付けベルト460及び2個のベルト通し470のうちの一方、並びに締め付けベルト461及びベルト通し471のうちの一方はマットレスMの下側に位置し、残りはマットレスMの上側に位置する。
次に、マットレスMの上側に位置する締め付けベルト460、461を、それぞれマットレスMの下側に位置するベルト通し470、471の細孔472、473に下から上に向かって通し、マットレスMの下側に位置する締め付けベルト460、461を、それぞれマットレスMの上側に位置するベルト通し470、471の細孔472、473に上から下に向かって通す(図12(2))。
そして、2個の細孔472に通した2本の締め付けベルト460同士を結び、2個の細孔473に通した2本の締め付けベルト461同士を結ぶ(図12(3))。以上により、補助シーツ410はマットレスMに取り付けられる。
マットレスMに取り付けられた補助シーツ410は、第1実施例と同様の手順(S32〜S39)でマットレスMから取り外すことができる。
上記補助シーツ410では、締め付けベルト460、461をベルト通し470、471の細孔472、473に通した後で、各組の締め付けベルト460、461同士を結ぶため、補助シーツ410のマットレスMへの取付作業にやや時間がかかるものの、補助シーツ410をマットレスに強く固定することができる。
[第6実施例]
図13は、第6実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)510の平面図である。第5実施例に係る補助シーツ410と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付している。
この補助シート510は、締め付けベルト560、561の縁部が鋸歯状になっている以外は、第5実施例に係る補助シーツ410と同じ構成である。このため、補助シーツ510をマットレスに取り付ける作業は第5実施例とほぼ同じ手順になる。また、締め付けベルト560、561の縁部を鋸歯状にしたことにより、補助シート510をより強くマットレスに取り付けることができる。
[第7実施例]
図14は、第7実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)610の平面図である。第2実施例に係る補助シーツ110と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付して、適宜説明を省略する。
この補助シーツ610は、表面側がパイル地等の吸収性シート、裏面側がポリプロペン等の防水性シートから構成されている。
補助シーツ610は、長方形状の被覆部612と、該被覆部612の左辺部及び右辺部にそれぞれ延設された左折り返し部613及び右折り返し部614と、被覆部612の上辺部に延設された頭頂部615と、頭頂部615の左辺部及び右辺部に延設された左折込部652及び右折込部653とから成る。
左折込部652の裏面であって頭頂部615との境界付近の上下端部には、面ファスナーのオス面661とメス面662が縫いつけられている。また、右折込部653の裏面であって、頭頂部615との境界付近の上下端部には、面ファスナーのオス面663とメス面664が縫いつけられている。
また、被覆部612及び左右の折り返し部613、614の下端部には所定の幅の防水帯域680が形成されている。防水帯域680は、シーツ本体611の下端部を表側に折り返し、縫合することにより形成されている。シーツ本体611の裏面側が防水性材料から構成されているため、折り返すことにより裏面の防水性材料が表側に露出する。
このように、補助シーツ610では、第2実施例の補助シーツ110の結び紐150に代えて面ファスナーとしたため、頭頂部615を簡単に袋状にすることができる。
また、シーツ本体611の下端部に防水帯域680を設けたため、被覆部612の上に液体状の汚れが付着した場合であっても、その汚れが被覆部612からマットレス側に流れ出ることを防止できる。
さらに、折込部652、653を頭頂部615の幅とほぼ同じにしたため、マットレスの上端部の表面と側面が頭頂部615と折込部652、653で覆われる。マットレスの上半部の残り部分の表面と側面は被覆部612と折り返し部613、614によって覆われるため、マットレスに汚れが付着することを確実に防止することができる。また、マットレスの上半部の全体が補助シーツ610によって完全に覆われるため、見た目もよい。
[第8実施例]
図15は、第8実施例に係る上半身用補助シーツ(以下、「補助シーツ」という。)710の平面図、図16は補助シーツ710の展開図である。第1実施例に係る補助シーツ10と同一又は対応する部分には下2桁が同じ数字を付して、適宜説明を省略する。
この補助シーツ710はシーツ素材710Aをシール加工することにより予め袋状の頭頂部715を形成した点が上記実施例と異なる。
シーツ素材710Aは、1枚の不織布シートを切り抜き加工したもので、被覆部712、左右の折り返し部713、714、頭頂部展開部715A、及び頭頂部展開部715Aの左辺部の上下に位置する2個のシール部720、頭頂部展開部715Aの右辺部の上下に位置する2個のシール部721を有する。
シーツ素材710Aの頭頂部展開部715Aを二点鎖線L1に沿って半分に折り、シール部720同士、シール部721同士をそれぞれ熱圧着する(図15中、符号H1、H2で示す領域が熱圧着した箇所。熱圧着部H1、H2は本発明の保持部に相当する。)。これにより、袋状の頭頂部715が形成される。
このような構成の補助シーツ710は、次のようにして寝具に取り付けられる。
まず、頭頂部715を寝具の上端部に被せる。そして、被覆部712を寝具の上に広げ、左折り返し部713及び右折り返し部714をそれぞれ寝具の下に折り込む。
このように本実施例では、頭頂部715を袋状にするために紐を結んだり、ベルトをベルト通しに通したりする必要がない。
なお、予めシール加工により袋状の頭頂部を形成した他の上半身用補助シーツの例を図17〜図22に示す。
図17の補助シーツ810は、図18に示すシーツ素材810Aを二点鎖線L2に沿って折り曲げ、上端部を熱圧着加工したものである。この例では、シーツ素材810Aのうち左側の頭頂部を構成する部分と左折り返し部813、右側の頭頂部を構成する部分と右の折り返し部814がそれぞれ?がっているため、シーツ素材810Aを二点鎖線L2に沿って折り曲げると、頭頂部815が形成されるとともに、折り返し部813、814が補助シーツ810の裏側に位置する。この結果、マットレスの上半部の表面及び裏面のほぼ全てを覆う補助シーツ810が完成する。
図19に示す補助シーツ910は、図20に示すシーツ素材910Aを二点鎖線L3に沿って折り曲げ、左右両側の上部を熱圧着加工したものである(図19において符号H4で示す領域が熱圧着部)。この補助シーツ910も、図17に示す補助シーツ810と同様、マットレスの上半部の表面及び裏面のほぼ全てを覆う。
図21に示す補助シーツ1010は、図22に示すシーツ素材1010Aの頭頂部展開部1015Aを二点鎖線L4に沿って折り曲げ、その部分の左右両側を熱圧着加工することにより頭頂部1015を形成したものである(図21において符号H5で示す領域が熱圧着部)。補助シーツ1010は、被覆部1012の上辺に前記頭頂部1015が延設されているが、被覆部1012の左右の辺部に折り返し部が設けられていない簡便なタイプで、頭頂部1015をマットレスの上端部に被せて、被覆部1012を広げることによりマットレスに取り付けられる。
なお、上記実施例の上半身用補助シーツは本発明の一例であり、本発明の趣旨の範囲で適宜に変形や修正、追加が許容される。
上述した補助シーツに枕を収納するためのポケットを設けても良い。具体的には、図23に示す補助シーツ1110は、頭頂部1115に、枕を収納するためのポケット1118を設けたものである。このポケット1118は、上部に開口1118aを有しており、ここから枕を挿入する。また、図24に示す補助シーツ1210は、頭頂部1215に、枕を収納するためのポケット1218を設けたものである。このポケット1218は、側部に開口1218aを有しており、ここから枕を挿入する。
例えば、シーツ本体の材料は、一般のシーツやドローシーツに使用される素材であればどのようなものでも用いることができる。また、伸縮性を有する素材を用いれば、補助シーツがマットレスよりも若干小さくても、該補助シーツを引き延ばして使用することができる。特に、圧着加工により頭頂部を袋状にしたタイプの補助シーツでは、伸縮性を有する布や紙、不織布等をシーツ素材として採用することが好ましい。
第3実施例においては、被覆部のうち、寝床の左右の側辺に対応する部分にも防水帯域を設けると、汚れが寝床の側辺から広がることを防止できる。
繋止部材は、ゴム紐や一対の結び紐、面ファスナーなどは、頭頂部を袋状にすることができる部材であれば特に限定されず、例えばボタンとボタン穴であってもよい。また、繋止部材を補助シーツに取り付ける手段は、縫合や接着などに限定されず、例えばステイプラーなどによる固定であってもよい。この時、マットレスの厚みや幅が多少変化しても対応可能なように、繋止部材の長さが調整できるようになっていればより望ましい。
10、110、210、310、410、510、610、710、810、910、1010、1110、1210…上半身用補助シーツ
11、111、211、311、411、511、611、711、911、1011…シーツ本体
12、112、212、312、412、512、612、712、812、912、1012、1112、1212…被覆部
13、113、213、313、413、513、613、713、813、913…左折り返し部
14、114、214、314、414、514、614、714、814、914…右折り返し部
15、115、215、315、415、515、615、715、815、915、1015、1115、1215…頭頂部
16…ゴム紐
1118、1218…ポケット
150、151…結び紐
152、153、652、653…折込部
260、261、360、361、460、461、560、561…締め付けベルト
270、271、370、371、470、471、570、571…ベルト通し
272、273、372、373、472、473、572、573…細孔
661、663…面ファスナーのオス面
662、664…面ファスナーのメス面
670…防水帯域
D…汚れ
H…人
M…マットレス
H1〜H4…熱圧着部

Claims (5)

  1. 寝床の上部分の表面を覆う矩形状の被覆部と、
    前記被覆部の左右の側辺部分にそれぞれ延設された、前記寝床の厚みよりも大きな幅を有する左右の折り返し部と、
    前記被覆部の頭部側辺部分に延設された、前記寝床の厚みよりも大きな長さを有する頭頂部と、
    前記被覆部と前記頭頂部の境界部分の左端及び右端と、前記頭頂部の先端辺部分の左及び右の所定箇所をそれぞれ繋ぎ止めるための左右の繋止部材と
    を有し、
    前記左の繋止部材が、前記被覆部と前記頭頂部の境界部分の左端、及び前記頭頂部の先端辺部分の左の所定箇所にそれぞれ取り付けられた、一対の結び紐から構成され、
    前記右の繋止部材が、前記被覆部と前記頭頂部の境界部分の右端、及び前記頭頂部の先端辺部分の右の所定箇所にそれぞれ取り付けられた、一対の結び紐から構成され、
    前記被覆部、前記左右の折り返し部、前記頭頂部、前記左の繋止部材を構成する一対の結び紐、及び前記右の繋止部材を構成する一対の結び紐が、防水性及び吸水性の少なくとも一方を有する1枚のシーツ素材から形成されていることを特徴とする上半身用補助シーツ。
  2. 前記頭頂部の左右の側辺部分に、寝床の厚みより大きな幅の左右の折込部が延設されていることを特徴とする請求項1に記載の上半身用補助シーツ。
  3. 寝床の上端部に被せられる袋状の頭頂部と、
    前記頭頂部の下端辺部に延設された、前記寝床の上半部の表面のうち上端部を除く部分を覆う矩形状の被覆部と、
    前記被覆部の左右の辺部にそれぞれ延設された左右の折り返し部と
    を備え、
    前記頭頂部、前記被覆部、及び前記左右の折り返し部が、1枚のシーツ素材から形成され、
    前記頭頂部が、前記1枚のシーツ素材を折り曲げた状態が保持部で保持されることにより袋状に構成されており、
    前記保持部が、上下方向に折り曲げた状態のシーツ素材の左端及び右端をそれぞれ繋ぎ止める、前記袋状の頭頂部の大きさを調整可能な複数の繋止部材から構成されており、
    前記繋止部材が、前記頭頂部の左右の辺部の対向する2箇所の一方に設けられたベルトと他方に設けられた該ベルトが挿入されるベルト通しとから構成され、
    前記ベルト及び前記ベルト通しが、前記頭頂部、前記被覆部、及び前記左右の折り返し部とともに1枚のシーツ素材から形成されている上半身用補助シーツ。
  4. 前記ベルト通しに挿入された前記ベルトが該ベルト通しから抜け出ることを妨げるための鋸歯部が、前記ベルトの両側縁部に形成されていることを特徴とする請求項に記載の上半身用補助シーツ。
  5. 前記頭頂部が、枕を収容するための枕収容部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の上半身用補助シーツ。
JP2017515993A 2015-05-01 2016-04-28 上半身用補助シーツ Active JP6300292B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093788 2015-05-01
JP2015093788 2015-05-01
PCT/JP2016/063415 WO2016178412A1 (ja) 2015-05-01 2016-04-28 上半身用補助シーツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016178412A1 JPWO2016178412A1 (ja) 2017-07-27
JP6300292B2 true JP6300292B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=57217727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017515993A Active JP6300292B2 (ja) 2015-05-01 2016-04-28 上半身用補助シーツ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20180160827A1 (ja)
JP (1) JP6300292B2 (ja)
WO (1) WO2016178412A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220378232A1 (en) * 2021-03-13 2022-12-01 Tanner Scott Norton EZ Sheets

Family Cites Families (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2239017A (en) * 1941-04-22 Bed covering
US1267593A (en) * 1918-05-28 Mary A Roever Spring-bed cover.
US738674A (en) * 1902-02-05 1903-09-08 Delina Grattan Sheet for beds.
US1865329A (en) * 1929-10-22 1932-06-28 Mchorter Evelyn Bed clothing
US2543552A (en) * 1946-08-01 1951-02-27 Leader Zeleg Mattress cover
US2462156A (en) * 1947-12-09 1949-02-22 Berman Bertha Bed sheet construction
US2499698A (en) * 1948-04-01 1950-03-07 Gretchen G Thomas Mattress or box spring cover
US2630588A (en) * 1951-08-01 1953-03-10 Levin Max Bed sheet
US2682062A (en) * 1952-05-02 1954-06-29 Anna S Cogan Bed sheet with separable corner pocket fasteners
US2695414A (en) * 1952-06-18 1954-11-30 Pacific Mills Article of bedding
US2689961A (en) * 1952-08-21 1954-09-28 Harold M Lieberthal Blanket
US3072776A (en) * 1960-04-18 1963-01-08 Quenneville Jean Paul Bed covering
US3083379A (en) * 1961-03-20 1963-04-02 Marinsky Isaac Bed sheet
US3243827A (en) * 1963-05-27 1966-04-05 Mildred M Kintner Bedding securing structure
US3795019A (en) * 1971-04-19 1974-03-05 R Fragas Bed sheet or other bed covering having two head portions
US3906559A (en) * 1974-04-15 1975-09-23 Agnes K Bahr Blanket and sheet
US4144602A (en) * 1977-12-19 1979-03-20 Fernandes Marilyn M Flat contour sheet
US4161044A (en) * 1978-04-05 1979-07-17 Bogle Gladys D Cover secure contour bed sheets
US4266308A (en) * 1979-11-05 1981-05-12 Shatz Mark F Bed covering
JPS56135268U (ja) * 1980-03-13 1981-10-14
US4461048A (en) * 1982-05-10 1984-07-24 Allaire Jr Ralph M Universal bed covering or bed sheet apparatus
US4672702A (en) * 1984-12-17 1987-06-16 Isham Barbara K Articles of bedding with stretch fit ends
JPS6221974U (ja) * 1985-07-25 1987-02-09
US4651371A (en) * 1985-09-05 1987-03-24 Hahn Betty K Bed linens with releasable fasteners
US5165128A (en) * 1988-02-19 1992-11-24 Ethelyn Honig Fitted top bedsheet
JPH09187482A (ja) * 1996-01-11 1997-07-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 介護用シ−ツ
US5901389A (en) * 1997-08-15 1999-05-11 Manner; Marianne Bed sheet
US6122783A (en) * 1999-03-10 2000-09-26 Herndon; Tyrone Removably securable bed covering
US6311347B1 (en) * 1999-05-18 2001-11-06 Virginia Ann Limardi Sectional bed covering
JP3078477U (ja) * 2000-12-21 2001-07-10 今村株式会社 ベッド用シーツ
US6389621B1 (en) * 2001-07-26 2002-05-21 Robert D. Elliott Fitted sheet with corner pockets and longitudinally dividing slit
US6618880B1 (en) * 2002-06-27 2003-09-16 Fabrictech 2000 Llc Mattress cover with expandable sidewalls
US6892404B2 (en) * 2003-04-09 2005-05-17 Keith E. Harbin Top bed sheet with fitted foot end
JP2005034507A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Tomoko Tateishi シーツおよび補助シーツ
US8256046B2 (en) * 2004-09-03 2012-09-04 Cellcomb Aktiebolag Sanitary product
US7260858B2 (en) * 2005-01-31 2007-08-28 Cushing Cheryl J Toddler bed safety top sheet
JP2006230705A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Tokihiro Matsuzaki 敷布団カバー
JP3115349U (ja) * 2005-08-01 2005-11-04 町子 城戸 敷き布団カバー
US20080072378A1 (en) * 2006-09-27 2008-03-27 Gail Head Novel bed linens
US7398570B2 (en) * 2006-10-02 2008-07-15 Louisville Bedding Company Mattress cover with fit enhancing composite end panels
US8347431B1 (en) * 2008-05-08 2013-01-08 Cohron Iii William N Apparatus and method for a pillow holder
WO2010111739A1 (en) * 2009-03-31 2010-10-07 Cozitots Australia Pty Ltd Improvements relating to covering
US8015636B2 (en) * 2009-07-06 2011-09-13 Robert Bolish Cornerless sheets
JP2011218007A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Hirakawa Corporation 吸汗消臭機能付保冷具
US9545164B2 (en) * 2012-02-20 2017-01-17 Symone Tulloch System for securing a mattress cover
US9149136B2 (en) * 2013-01-28 2015-10-06 Elizabeth Mikesell Bed covering
US20150026887A1 (en) * 2013-07-26 2015-01-29 Clara Taylor Foldable fitted bed sheet
JP3186629U (ja) * 2013-08-05 2013-10-17 株式会社信公 下側寝具用防水シーツ
US20180008065A1 (en) * 2015-05-05 2018-01-11 Yong C. Mun Convertible Reversible Easy Fold Fitted Flat

Also Published As

Publication number Publication date
US20180160827A1 (en) 2018-06-14
WO2016178412A1 (ja) 2016-11-10
JPWO2016178412A1 (ja) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008255533A (ja) 乳児包被具
JP2005111119A (ja) おむつカバーの止着構造
JP5952567B2 (ja) 紙おむつ用ファスナー部材及び紙おむつ
JP6300292B2 (ja) 上半身用補助シーツ
JP2006230705A (ja) 敷布団カバー
JP5314382B2 (ja) 介護服
JP4648452B2 (ja) おむつ用陰茎固定具
JP3184568U (ja)
JP3159882U (ja) 敷巻兼用防水シーツ
JP6869560B2 (ja) 吸水性パッド
JP6293957B1 (ja) 介護用着衣
JP5681312B1 (ja) 男性用下着
JP4094892B2 (ja) エプロン
KR102477882B1 (ko) 다용도 손수건
JP6188062B2 (ja) 男性用パンツ
JP6708914B1 (ja) 機器類の装着用ベルト及び機器類の装着用ベルトの製造方法
JP2006223597A (ja) カバー一体型布おむつ
JP6108146B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP3932314B2 (ja) サポーター
JP3116919U (ja) 布おむつ
JP3124300U (ja) エプロン
JP2004105632A (ja) 病院用包布
JP2006299445A (ja) 食事用エプロン
JP3122713U (ja) 敷布団カバー及び敷布団カバー固定用のバンド
JP4061228B2 (ja) 布製おむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170321

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170321

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170321

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170328

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6300292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250