JP2005034507A - シーツおよび補助シーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】シーツのセッティング、交換作業が容易で、ずれたり皺が生じたりするのを防止し得るようにしたシーツおよび補助シーツを提供する。
【解決手段】フラットシーツ裁断して上端と左右両端を裏面側にそれぞれ折り曲げることによって、シーツ本体11Aと、上側折曲部11Bと、左側、右側折曲部11C,11Dを設け、上側折曲部11Bと左側、右側折曲部11C,11Dとの結合部分17a,17bを糸によってそれぞれ縫い合すことにより、裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部12を有する半ボックス型のシーツ11を形成し、袋部12にマットレス10を押し込む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、敷布団やベッドのマットレス等の寝床に用いられるシーツおよび補助シーツに関し、特に病院などのリクライニング式ベッドのマットレスに用いて好適なシーツおよび補助シーツに関する。
一般に、敷布団やベッドのマットレス等の寝床は、耐久性および清潔さを維持するとともに、快適な安眠を得るために、表面全体にシーツを被せている(敷いている)。シーツは、大別すると通称フラットシーツと呼ばれるシーツと、ボックスシーツと呼ばれるシーツの2種類があるが、本発明はボックスシーツに属するものである。
フラットシーツは、木綿等の布地によって寝床より大きな長方形に形成され、寝床に敷くときは通常就眠中にずれたり皺が生じないようにするために各端縁部を引っ張り、上下、左右の各端縁部を裏面側に折り曲げて寝床の下に差し込むことにより固定している。
このようなフラットシーツは、就寝者の体重は寝床の中央部分にのみかかり裏面側に折り曲げられた各端縁部が寝床の下に差し込まれているだけであるため容易に動き易く、就眠中に寝返りをうつなどしたときに差し込んだ部分が寝床の下から引き出され、背中や腰、肘、尻などが当たる部分に皺が寄ったり、ずれたりして快適な安眠の妨げとなる。特に、就寝者が動くことができない長期療養を要する者である場合、シーツの僅かな皺が皮膚に接触したりすると、床ずれなどの炎症を起こす原因になっていた。
さらに、フラットシーツは、そのセッティングに手間がかかる。すなわち、シーツを敷くときの人の動きを観察すると、シーツの上下、左右の各端縁部を裏面側に順次折り曲げてマットレスの下に差し込むとき、シーツを引っ張って上下左右のずれや皺を取り除いているが、そのときの引っ張り加減の調整が難しく強く引っ張りすぎると、既にマットレスの下に差し込んでいる反対側端縁部がマットレスの下から引き出されてシーツがずれてしまう。このため、再度反対側に戻って引き出されたシーツをマットレスの下に差し込まなければならず、このような作業を各辺について繰り返し行うとセッティングに時間がかかる。
ボックスシーツは、図8に示すように布地の上下、左右両端部1a〜1dを裏面側にそれぞれ折り曲げて互いに隣り合う端縁部分を縫合することにより裏面側に裏面中央に開放するロ字状の袋部2を形成し、その開放端縁3にゴム紐を通して伸縮自在に形成したものが一般的である。このようなボックスシーツ1によれば、袋部2を開いて寝床に被せると、ゴム紐の張力によってボックスシーツ1の表面を張った状態に敷くことができるため、セッティング作業がフラットシーツに比べて容易であるという利点がある。
この他、シーツのずれや皺の発生を防止するための対策として、シーツをベッドに固定したり、シーツの上下端に袋部をそれぞれ設け、これらの袋部にマットレスの上下端部をそれぞれ差し込むようにしたシーツも提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。なお、出願人は本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見つけ出すことはできなかった。
特開2000−135154号公報(明細書の段落「0020」〜「0027」 図1、図2) 意匠登録第1124576号
前記特開2000−135154号公報に記載されているシーツは、先方部分(上端部分)をマットレスの先端部とベッドのヘッドボードとの間に差し込んで固定するようにしたベッド用シーツであって、シーツの先方部分にマットレスの先端部とヘッドボードとの間に差し込み可能でかつ当該マットレスの幅に対応した長さを有する板状部材を着脱可能に保持させたものである。具体的には、シーツの上端部に側方に開放する袋部を形成し、この袋部にプラスチック製または木製の板状部材を差し込み、この袋部を裏面側に折り曲げてマットレスの上端面とヘッドボードとの間に差し込むことにより固定するものである。
前記意匠登録第1124576号に記載されているシーツは、シーツの上下端部を裏面側に折り曲げ、その折曲部の両端部をシーツの左右両側縁に縫合することにより、シーツの裏面上下端部に袋部を形成し、これらの袋部にマットレスの上下端部をそれぞれ差し込むものである。
図8に示したボックスシーツ1は、ゴム紐の伸張によって裏面側の袋部2を開くことができるため、寝床に対するシーツ1のセッティング作業を容易かつ迅速に行うことができる。しかしながら、ゴム紐が伸縮するとシーツが寝床に対してずれ易いため、皺が生じ易いという問題があった。特に、病院などで用いられている患者用のリクライニング式ベッドに使用するときは、ベッドの上半部を所要角度起立させると、患者の体重と摩擦によりシーツ1に下方へ引っ張る大きな力が加わるため、ゴム紐が伸びてシーツ1の上端部がマットレスから外れてしまうし、また皺が発生する原因となる。また、ゴム紐は通常縮んでいるため、シーツ1の布地が寄って波を打ち、整然と折り畳むことができないという問題もあった。
前記特開2000−135154号公報に記載されているシーツは、洗濯したり、交換したりするときに板状部材の着脱作業を必要とするため、その作業が煩わしいという問題があった。また、シーツの板状部材を収納した袋部をマットレスとヘッドボードとの間に差し込む必要があるため、ヘッドボードを備えたベッドに対しては使用できるが、一般の敷布団やマットレスには使用することができない。また、病院などで使用されているリクライニング式ベッドの場合、マットレスの上半部をベッドの床板とともに所要角度起立させると、マットレスがヘッドボードから離間するため袋部を固定しておくことができなくなり、前述したように患者の体重と摩擦によりシーツがマットレスからずり落ちて皺が生じるという問題があった。したがって、ベッドを上げ下げする度にシーツを皺がないように直す必要がある。特に、自力では体を自由に動かすことができないような患者が寝ている状態では、看護士や介護者が直すに際して看護士や介護者が寝ている患者の体を抱き抱えながらシーツを引き伸ばして皺を取り除かなければならず、体力と労力を要するという問題がある。
前記意匠登録第1124576号に記載されているシーツは、上下端にマットレスの上下端部を覆う袋部をそれぞれ設けているため、マットレスに対するシーツの取付け、取り外し作業が著しく面倒である。すなわち、シーツの上下端に設けた袋部にマットレスの上下端を差し込むときに、マットレスを表面側に折り曲げて両端間の直線距離をシーツの長さより短くした状態にする必要がある。しかし、マットレスは通常復元力の大きな発泡樹脂を素材としており、この発泡樹脂を3つ折りに折畳み可能に形成したものであるため、袋部にマットレスの端部を差し込む作業が面倒で時間を要するという問題があった。特に、自力では体を自由に動かすことができないような患者が寝ている場合は、看護士や介護者にとってその患者を抱き抱えながらシーツの交換作業を行う必要があるため、多大な労力を要するものである。
上記した従来のシーツはいずれもセッティングや交換作業が面倒であったり、皺やずれが生じ易いため、このような問題を解決するための対策の一つとして、例えばシーツに加えてバスタオルを併用することにより、シーツを清潔に保ちシーツの交換回数を少なくして、看護士や介護者の肉体的負担を軽減するようにしている。すなわち、大きめのバスタオルをベッド上の患者の背中、腰および尻の部分が当たるようにシーツの上半部に敷いてその左右両端部を裏面側に折り曲げてマットレスの下に差し込んで固定しておくことにより、シーツの汚れを少なくすることができる。また、一般にバスタオルはシーツより小さいため、セッティングや交換作業が容易である。しかしながら、このようなバスタオルは両端部を折り曲げてマットレスの下に差し込むことにより固定しているだけであるため、患者が寝返りをうったりすると皺が生じ易く、依然として上記した問題を解決するための対策としては不十分であった。
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、セッティングや交換作業が容易で、ずれたり皺が生じたりするのを確実に防止し得るシーツおよび補助シーツを提供することを目的とするものである。
このため、第1の発明に係るシーツは、寝床の表面全体を覆うシーツにおいて、前記シーツの上端と左右両端を裏面側にそれぞれ折り曲げることによって上側折曲部、左側折曲部および右側折曲部を設け、前記上側折曲部と左側、右側折曲部との互いに接続する部分を結合手段によって結合し、裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部を形成したものである。
第2の発明に係る補助シーツは、寝床の上端側に被せられシーツの表面の一部を覆う補助シーツであって、前記補助シーツの上端と左右両端を裏面側にそれぞれ折り曲げることによって上側折曲部と左側、右側折曲部を設け、前記上側折曲部、左側折曲部および右側折曲部との互いに接続する部分を結合手段によって結合し、裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部を形成し、前記補助シーツの長さを寝床の長さの1/2〜2/3にしたものである。
第1の発明に係るシーツによれば、裏面側に設けたコ字状の袋部に寝床を押し込むと、寝床にしっかりとフィットして固定されるので、ベッド上の患者が左右に寝返りをうったり、またリクライニング式のベッドに使用される場合にはベッドの上半部を繰り返し起伏させても、マットレスからずれて引き出されたり、皺が生じたり、外れたりすることがない。また、上側折曲部の左右端と左側、右側折曲部の上端を結合手段によって結合しているので、左側、右側折曲部が寝床の下から引き出されることも少なく皺の発生を軽減することができる。したがって、安眠、快眠性を向上させることができる。
第2の発明に係る補助シーツによれば、シーツの一部(上半部)を覆っているので、シーツの汚れを防止し、シーツの交換回数を削減することができる。また、補助シーツは裏面側に設けたコ字状の袋部に寝床の上半部を押し込むと、寝床にしっかりとフィットして固定されるので、ベッド上の患者が左右に寝返りをうったり、リクライニング式のベッドに使用される場合にはベッドの上半部を繰り返し起伏させても、補助シーツ自体、さらには下のシーツもマットレスからずれて引き出されたり、皺が生じたり、外れたりすることがない。したがって、安眠、快眠性を向上させることができる。
補助シーツは長さが寝床の長さの1/2〜2/3であるので、最も汚れ易い就寝者の背中、腰、尻の下に敷くことができる。
ここで、本発明における補助シーツとは、シーツの汚れを少なくするためにシーツとともに寝床に敷かれ、シーツの上端から長手方向中央部付近を覆うものである。シーツ、補助シーツの上端は就寝者の頭側端部、下端は就寝者の脚側となる端部である。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るシーツの一実施の形態を示すマットレスにセッティングした状態の外観斜視図、図2はマットレスを裏返して示す外観斜視図、図3はシーツの展開図である。これら図において、10はリクライニング式の介護用ベッドに用いられるマットレス、11はこのマットレス10に用いられるシーツである。マットレス10は、サイズ(幅、長さ、厚み)で大別すると現状では大中小の3種類あり、その大きさに応じた大きさのシーツ11が用いられる。
前記シーツ11は、木綿布、ストレッチ性のある布等によって前記マットレス10および図示していない敷物(例えば、防水シーツ、ベッドパッド等)を覆い得る大きさのフラットシーツを裁断して縫合することにより形成されるもので、裏面側の中央部と下方(足の方向)に開放するコ字状の袋部12を設けたことにより、所謂半ボックス型のシーツを形成している。さらに、シーツ11の構成を詳述すると、このシーツ11は、図3に示すようにシーツ本体11Aと、このシーツ本体11Aの上端に設けられ縫合時に折り曲げ線13aに沿って裏面側に折り曲げられる上側折曲部11Bと、シーツ本体11Aの左端に設けられ同じく縫合時に折り曲げ線13bに沿って裏面側に折り曲げられる左側折曲部11Cと、シーツ本体11Aの右端に設けられ同じく縫合時に折り曲げ線13cに沿って裏面側に折り曲げられる右側折曲部11Dと、シーツ本体の両肩部に設けられた縫代14a,14bとで構成されている。
前記シーツ本体11Aは、前記折り曲げ線13a〜13cによって囲まれた矩形の部分で、マットレス10の表面全体を覆うように長さがマットレス10より長く、幅(a−b間の長さ)はマットレス10の幅と厚さを加えた寸法に設定されている。ただし、シーツ11をマットレス10に被せた時、マットレス10の表面に密着する部分は、内側の折り曲げ線18a〜18cによって囲まれた部分である。
前記上側折曲部11Bは、両端部が45°の角度で切り落とされた点a−b−c−eを結ぶ左右対称な台形に形成されている。上側折曲部11Bの底辺長さ(a−b間の長さ)は、シーツ本体11Aの幅と等しい。
前記左側折曲部11Cは、上端が同じく45°の角度で切り落とされた点a−d−g−hを結ぶ上下非対称な台形に形成されている。同じく、前記右側折曲部11Dは、上端が同じく45°の角度で切り落とされた点b−f−j−kを結ぶ上下非対称な台形に形成されている。
このような上側折曲部11B、折曲部11Cおよび右側折曲部11Dを折り曲げ線13a〜13dに沿ってそれぞれ裏面側に折り曲げると、c−d間の縫代14aが中点aで2つ折りに折り曲げられて縫代a−c間部分と縫代a−d間部分が互いに接触し、e−f間の縫代14bが中点bで2つ折りに折り曲げられて縫代b−e間部分と縫代b−f間部分が互いに接触する。そして、縫代a−c間部分と縫代a−d間部分および縫代b−e間部分と縫代b−f間部分を糸でそれぞれ縫い合わせて接合部17a,17b(図2)とすることにより、シーツ本体11Aの裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部12が形成された半ボックス型のシーツ11が完成する。なお、15は縫代14a,14bの折り曲げ線を示す。
このようなシーツ11をマットレス10にセッティングするには、裏面側の袋部12内に前記マットレス10をシーツ11の下端側開放部16から押し込むか、または反対にマットレス10の上端部にシーツ11を被せて下方に引っ張ればよい。シーツ11をマットレス10に被せ、袋部12内にマットレス10を完全に押し込むと、シーツ11のセッティングを終了する。図1および図2はこの状態を示す。
このセッティング状態において、シーツ11は、図3に示す折り曲げ線18a〜18cと19a〜19cに沿ってそれぞれ折り曲げられることになる。すなわち、内側の折り曲げ線18a〜18cはマットレス10の表面側の側端縁に沿って折り曲げられる線を示し、外側の19a〜19cはマットレス10の裏面側の側端縁に沿って折り曲げられる線を示す。シーツ本体11Aの一部(上端)と上側折曲部11Bは、折り曲げ線18a,19aに沿って断面コ字状に折り曲げられることにより、基端部分(折り曲げ線18aと19aとの間の部分)11B-1がマットレス10の上面にフィットし、先端部分11B-2がマットレス10の裏面にフィットする。シーツ本体11Aの一部(左側縁)と左側折曲部11Cは、同じく折り曲げ線18b,19bに沿って断面コ字状に折り曲げられることにより、基端部分(折り曲げ線18bと19bとの間の部分)11C-1がマットレス10の左側面にフィットし、先端部分11C-2がマットレス10の裏面にフィットする。そして、シーツ本体11Aの一部(右側縁)と右側折曲部11Dは、同じく折り曲げ線18c,19cに沿って断面コ字状に折り曲げられることにより、基端部分(折り曲げ線18cと19cとの間の部分)11D-1がマットレス10の右側面にフィットし、先端部分11D-2がマットレス10の裏面にフィットする。
前記上側折曲部11B、左側折曲部11Cおよび右側折曲部11Dの幅、厳密にはマットレス10の裏面側に折り曲げられる先端部分11B-2,11C-2,11D-2の幅Dは、マットレス10の幅D0 の1/3程度である。このような幅寸法(D)を有するものであれば、上側折曲部11Bがマットレス10から外れてシーツ11が下方にずり落ちたり、左側折曲部11Cの先端部分11C-2または右側折曲部11Dの先端部分11D-2がマットレス10の下から引き出されることがなく、安定した状態を維持することができる。
このようなシーツ11によれば、作業者がシーツ11の下端側から袋部12にマットレス10を押し込みながらシーツ11の下端を下方に引っ張って皺を取り除くとともに、シーツ11の左側折曲部11Cと右側折曲部11Dの下端を引っ張ってマットレス10の下に差し込めば、シーツ11をマットレス10にセッティングすることができるので、マットレス10の周りを何回も回ってセッティングする必要がなく、シーツ11のセッティング作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、シーツ11の左側折曲部11Cと右側折曲部11Dの上端と上側折曲部11Bの左右両端とは互いに縫い合すことにより接続部分17a,17bを形成しているので、左側折曲部11Cと右側折曲部11Dの上端は一定の間隔を保持して開くことがない。したがって、就寝者が左右に寝返りをうつなどしても、マットレス10の下から引き出されることが少なく、ずれや皺の発生を防止することができ、就寝者の快眠、安眠性を向上させることができる。さらに、シーツ11をストレッチ性の高い素材で形成すると、皺の発生をより一層防止することができる。
また、リクライニング式のベッドに用いても下方へずれて外れたりすることがなく、良好な状態を維持することができる。すなわち、図4に示すようにベッドの上半部を所要角度起立させたとき、ベッドに就寝している者20が自身の体重によってずり下がり、シーツ11のシーツ本体11Aを摩擦によって引き下げるように作用する。このとき、シーツ11の袋部12はマットレス10の上端部10aにフィットした状態で被せられているので、ずり下がってマットレス10から外れたりすることがない。したがって、ベッドを繰り返し上げ下げしてもシーツ本体11Aに皺が生じたりすることが少なく、就寝者20に不快感を与えることが少ない。
さらに、ゴム紐を用いていないのでシーツ11を折り曲げ線13a〜13cに沿って折り畳むと、皺が生じたりすることがなく、整然と折り畳んで収納することができる。特に、折り畳むときに、上側折曲部11Bと左側、右側折曲部11C,11Dの接続部分17a,17bの基端部21において布が重なり合って膨らんだりすることがなく整然と折り畳むことができる。
図5は本発明に係る補助シーツの使用する以前の状態を示す外観斜視図、図6は同補助シーツの使用状態を示す外観斜視図である。これらの図において、10はマットレス、22はシーツ、23は補助シーツである。ここではシーツ22として、木綿布等の布地によって形成した一般のフラットシーツを用い、その上下および左右の各端部を裏面側に折り曲げてマットレス10の下に差し込んで固定した例を示している。ただし、このようなフラットシーツ22に限らず、種々のシーツに対して本発明に係る補助シーツ23を使用することが可能である。例えば、図1に示したシーツ11や図8に示したボックスシーツ1にも使用することができる。
前記補助シーツ23はタオル地のようにストレッチ性のある布地製で、シーツ本体23Aと、このシーツ本体23Aの上端に設けられ裏面側に折り曲げられた上側折曲部23Bと、同じくシーツ本体23Aの左端に設けられ裏面側に折り曲げられた左側折曲部23Cと、同じくシーツ本体23Aの右端に設けられ裏面側に折り曲げられた右側折曲部23D等で構成されることにより、シーツ本体23Aの裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部25が形成されている。上側折曲部23Bの左右両端と、左側折曲部23C、右側折曲部23Dの上端は、それぞれ糸によって縫い合わされることにより、結合部24a,24bを形成している。このような補助シーツ23は、図1に示したシーツ11と全く同一構造からなる半ボックス型の補助シーツではあるが、長さが前記シーツ11より短い点のみが異なっている。補助シーツ23の長さはマットレス10の長さの1/2〜2/3程度であり、患者の背中、腰および尻が当たる長さがあればよい。
補助シーツ23をマットレス10にセッティングするには、シーツ22の上から上記したシーツ1のセッティングと同様にマットレス10の上端部を袋部25に押し込むか、またはマットレス10の上端部に補助シーツ23を被せて下方に引っ張り、皺が生じないように伸ばせばよい。
このような補助シーツ23をシーツ22の上に被せて用いると、シーツ22の汚れを軽減することができるため、シーツ22自体の交換、洗濯、セッティング回数を軽減でき、看護士や介護者の肉体的負担を軽減することができる。
また、補助シーツ23は、図1に示したシーツ11と同様に裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部25を有し、この袋部25をマットレス10の上半部にフィットした状態で被せて固定しているので、就寝者が寝返りをうったり、ベッドを起こしたり倒したりしても、ずれたり皺が寄ったりすることが少なく安定した綺麗な状態を維持することができる。したがって、シーツ22もずれたり皺が寄ったりすることが少ない。また、補助シーツ23をストレッチ性の高い素材で製作すると、シーツ22に対して良好にフィットし、シーツ22のずれ、皺等の発生をより一層防止することができる。また、補助シーツ23は丈が短いため、セッティング、交換作業が容易である。
なお、上記した実施の形態においては、シーツ11(補助シーツ23についても同様)の上側折曲部11Bと左側、右側折曲部11C,11Dを結合する結合手段として糸を用いて縫い合したが、これに限らず糸以外の結合手段、例えば釦、ホック、チャック、面ファスナ等を用いることも可能である。
また、シーツ11としては、図3に示したように台形に裁断されたフラットシーツを縫い合わせて形成されるものに限らず、図7に示す既製品からなる長方形のフラットシーツ30を裁断せずに用い、その上端部30Aと、左右両端部30B,30Cを裏面側にそれぞれ折り曲げてその重なり合う部分を縫い目31に沿って縫い合わせて形成するようにしてもよい。この場合は、既製品のフラットシーツ30を裁断する必要がないので製作が容易である。また、結合手段として糸の代わりに面ファスナーや釦を用いて重なり合う部分を結合しておくと、簡単に取り外すことができるため、重なり合う部分を開けば元のフラットシーツとして使用することでき、また洗濯した後早く乾燥させることができる。
本発明に係るシーツの一実施の形態を示すマットレスにセッティングした状態の外観斜視図である。 同マットレスを裏返して示す外観斜視図である。 シーツの展開図である。 リクライニング式のベッドに用いたときの様子を示す図である。 本発明に係る補助シーツの使用する前の状態を示す外観斜視図である。 同補助シーツの使用状態を示す外観斜視図である。 シーツの他の実施の形態を示す外観斜視図である。 従来のシーツを示す底面図である。
符号の説明
10…マットレス、11…シーツ、11A…シーツ本体、11B…上側折曲部、11C…左側折曲部、11D…右側折曲部、12…コ字状の袋部、13a〜13c…折り曲げ線、14a,14b…縫代、15…折り曲げ線、22…シーツ、23…補助シーツ、23A…シーツ本体、23B…上側折曲部、23C…左側折曲部、23D…右側折曲部、25…コ字状の袋部。

Claims (2)

  1. 寝床の表面全体を覆うシーツにおいて、
    前記シーツの上端と左右両端を裏面側にそれぞれ折り曲げることによって上側折曲部、左側折曲部および右側折曲部を設け、前記上側折曲部と左側、右側折曲部との互いに接続する部分を結合手段によって結合することにより、裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部を形成したことを特徴とするシーツ。
  2. 寝床の上端側に被せられシーツの表面の一部を覆う補助シーツであって、
    前記補助シーツの上端と左右両端を裏面側にそれぞれ折り曲げることによって上側折曲部、左側折曲部および右側折曲部を設け、前記上側折曲部と左側、右側折曲部との互いに接続する部分を結合手段によって結合することにより、裏面側の中央部と下方に開放するコ字状の袋部を形成し、前記補助シーツの長さを寝床の長さの1/2〜2/3にしたことを特徴とする補助シーツ。
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