JP3175807U - 枕カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 リクライニングベッドで使用される枕を覆うための枕カバーについて、クライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態での枕のずり落ちを確実に防止し、安価に製造できるようにし、長期使用できるようにする。
【解決手段】 枕Sが内部に収納される布材の袋形のカバー本体1と、カバー本体1に取付けられ布団の上端部から裏側面に配設される長さに形成された広幅の布材の延長布2と、延長布2の先端部を加工して形成され布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に挟込まれる滑止材Sが着脱可能に収納される袋部3とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】 枕Sが内部に収納される布材の袋形のカバー本体1と、カバー本体1に取付けられ布団の上端部から裏側面に配設される長さに形成された広幅の布材の延長布2と、延長布2の先端部を加工して形成され布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に挟込まれる滑止材Sが着脱可能に収納される袋部3とからなる。
【選択図】図1
Description
本考案は、リクライニングベッド(起床式寝台)で使用される枕を覆うための枕カバーに係る技術分野に属する。
最近、医療用,介護用として背もたれ部分を起伏可能にしたリクライニングベッドが普及してきている。このリクライニングベッドでは、患者の床ずれの防止等の目的で背もたれ部分を長時間起立させた状態で使用する際に、患者の姿勢の安定性等から枕が必要になることがある。然しながら、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態で枕を使用すると、枕が傾斜した布団(マット)の上を滑ってずり落ちてしまうという不具合が生じてしまう。このため、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態での枕のずり落ちを防止することのできる技術の開発が要望されている。
従来、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態での枕のずり落ちを防止することを指向した技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には、枕が内部に収納されるカバー本体と、カバー本体に取付けられ布団の上端部から裏側面に配設される長さに形成されたベルトと、ベルトの先端部に取付けられ布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に挟込まれる粘着性ゴム材の滑止材とからなる枕カバーが記載されている。
特許文献1に係る枕カバーは、枕をカバー本体に収納して、ベルトを布団の上端部から裏側面に配設し滑止材を布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に介在させることで、滑止材を布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間で摩擦によって固定させて枕(枕カバー)をベルトで吊持ちする格好となるようにして、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させても枕がずり落ちないようにするものである。
特許文献1に係る枕カバーでは、布材からなるカバー本体に非布材のベルト,滑止材が非着脱可能に取付けられるため、通常布材のみで製造される枕カバーに比して製造コストが高くなるとともに、洗濯に不適となって長期使用が不能であるという問題点がある。また、滑止材がベルトの先端部に取付けられ摩擦面積が小さな小片状であるため、滑止材の摩擦による固定力が弱く枕のずり落ちを完全に防止することができないという問題点がある。
本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態での枕のずり落ちを確実に防止すことができしかも安価に製造することができて長期使用が可能な枕カバーを提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案に係る枕カバーは、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、枕が内部に収納される布材の袋形のカバー本体と、カバー本体に取付けられ布団の上端部から裏側面に配設される長さに形成された広幅の布材の延長布と、延長布の先端部を加工して形成され布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に挟込まれる滑止材が着脱可能に収納される袋部とからなる。
この手段では、カバー本体,延長布,袋部が布材からなることで、通常布材のみで製造される枕カバーの材料特性が選択される。また、布材に特定されない滑止材が袋部に対して着脱可能とされることで、滑止材を袋部から取外した状態でのカバー本体,延長布,袋部の洗濯が可能になる。また、広幅の延長布の先端部に滑止材が収納される袋部が設けられることで、滑止材を大きくして摩擦面積を拡張することができ、広幅の延長布が布団の上端部から裏側面に配設されて布団に当接されることで、延長布が滑止材としても機能することになる。
また、請求項2では、請求項1の枕カバーにおいて、袋部は延長布の先端部を折返して先端縁を延長布の中途部に固定して平板形の滑止材を抜差しにより着脱可能にした方形の袋形状であることを特徴とする。
この手段では、袋部が延長布の先端部の折返し固定からなる加工で平板形の滑止材が抜差しされる方形の袋形状形成されることで、手間の掛かる特殊な加工が避けられている。
また、請求項3では、請求項1または2の枕カバーにおいて、カバー本体,延長布,袋部は布材を逢着することにより形成されていることを特徴とする。
この手段では、布材の縫製技術を利用してカバー本体,延長布,袋部を形成することで、手間の掛かる特殊な加工が避けられるとともに各部の取付強度が強化される。
本考案に係る枕カバーは、カバー本体,延長布,袋部が布材からなることで、通常布材のみで製造される枕カバーの材料特性が選択されるため、安価に製造することができる効果がある。また、布材に特定されない滑止材が袋部に対して着脱可能とされることで、滑止材を袋部から取外した状態でのカバー本体,延長布,袋部の洗濯が可能になるため、長期使用が可能になる効果がある。また、広幅の延長布の先端部に滑止材が収納される袋部が設けられることで、滑止材を大きくして摩擦面積を拡張することができ、広幅の延長布が布団の上端部から裏側面に配設されて布団に当接されることで、延長布が滑止材としても機能することになるため、リクライニングベットの背もたれ部分を起立させた状態での枕のずり落ちを確実に防止すことができる効果がある。
さらに、請求項2として、袋部が延長布の先端部の折返し固定からなる加工で平板形の滑止材が抜差しされる方形の袋形状形成されることで、手間の掛かる特殊な加工が避けられているため、より安価に製造することができる効果がある。
さらに、請求項3として、布材の縫製技術を利用してカバー本体,延長布,袋部を形成することで、手間の掛かる特殊な加工が避けられるとともに各部の取付強度が強化されるため、より安価に製造することができるとともに、洗濯等による損傷が防止されより長期使用が可能になる効果がある。
以下、本考案に係る枕カバーを実施するための形態を図面に基づいて説明する。
この形態では、ほぼ直方体形の標準的な枕Sと長方形の平板状の合成樹脂材等の滑止材Pとを対象とするものを示してある。
この形態は、図1に示すように、布材で縫着されたカバー本体1,延長布2,袋部3からなる。
カバー本体1は、図2に詳細に示されるように、長方形の布片11,12を2枚重ねて3辺を糸で13逢着し縫着部分が内側になるように裏返しにして枕Sが内部に収納される袋形に形成されている。このカバー本体1については、縫着されていない1辺の開口部14から枕Sを内部に収納し(図1(A)参照)、開口部14付近の余裕代を袋形の内部に差込む(図1(B)参照)ことによって枕Sの被覆が完成することができる。
延長布2は、図3,図4に示されるように、布団Mの上端部から裏側面に配設される長さに形成された幅広の布材に形成されている。この延長布2は、図2に詳細に示されるように、長方形の1枚の布片21の基端部がカバー本体1の布片11,12の長手辺の間に挟込まれて布片11,12を逢着する糸13でともに縫着されさらに別の糸22でカバー本体1の布片11,12に外側から縫着されることで、カバー本体1に取付けられている。
袋部3は、延長布2の先端部を加工して形成され布団Mの裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分Bとの間に挟込まれる滑止材Sが着脱可能に収納されるようになっている。この袋部3は、図2に詳細に示されるように、延長布2の布片21の先端部を折返して先端縁を延長布2の布片21の中途部に糸31で逢着して固定した方形の袋形状に形成されている。この袋部3については、糸31で縫着されていない開口部32から長方形の平板状の滑止材Pを抜差して着脱することができる。なお、開口部32については、延長布2の布片21の長手辺の両側に設けることもできるし片側にのみ設けることもできる。
この形態によると、カバー本体1,延長布2,袋部3が布材で形成されているため、安価に製造することができるとともに、洗濯を行うことができて長期使用が可能になる。洗濯に際しては、カバー本体1から枕Sを取出し、袋部3から滑止材Pを引抜くようにして取出せばよい。従って、洗濯が面倒になることはない。
また、カバー本体1,延長布2,袋部3が布材の重ね折返しの縫着で形成され、手間の掛かる特殊な加工が避けられていることも、安価な製造に寄与している。また、カバー本体1,延長布2,袋部3が縫着で強固に組付けられていることから、各部の取付強度が強化され洗濯等による損傷が防止されて、長期使用の可能性を高めることになる。
この形態を使用するには、前述の特許文献1に係る枕カバーとほぼ同様に、枕Sをカバー本体1に収納し、滑止材Pを袋部3に収納して、延長布2を布団Mの上端部から裏側面に配設し滑止材Pを布団Mの裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分Bとの間に介在させることで、滑止材Pを布団Mの裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分Bとの間で摩擦によって固定させて枕Sを延長布2で吊持ちする格好となるようにする。
この使用状態では、広幅の延長布2の先端部に滑止材Sが収納される袋部3が設けられることで、滑止材Pを大きくして摩擦面積を拡張することができる。また、広幅の延長布2が布団Mの上端部から裏側面に配設されて布団に広い幅aで当接されることで、延長布2が滑止材Pとしても機能することになる。従って、リクライニングベットの背もたれ部分Bを起立させた状態での枕Sのずり落ちを確実に防止すことができる。
なお、使用状態では、カバー本体1への延長布2の取付部分に強いテンションが掛かることになるが、カバー本体1,延長布2が2種類の縫着構造で強固に連結されて充分な耐久性が確保されている。
以上、図示した形態の外に、カバー本体1の形状を枕Sの形状に対応して適宜変更することも可能である。
さらに、滑止材Pをタオル,新聞紙等で代用することも可能である。
本考案に係る枕カバーは、医療用,介護用のリクライニングベッドに限られず、一般居住用のリクライニングソファにおける枕兼用クッション等にも適用が可能である。
1 カバー本体
2 延長布
3 袋部
B リクライニングベッドの背もたれ部分
M 布団
P 滑止材
S 枕
2 延長布
3 袋部
B リクライニングベッドの背もたれ部分
M 布団
P 滑止材
S 枕
Claims (3)
- 枕が内部に収納される袋形のカバー本体と、カバー本体に取付けられ布団の上端部から裏側面に配設される長さに形成された広幅の延長布と、延長布の先端部を加工して形成され布団の裏側面とリクライニングベッドの背もたれ部分との間に挟込まれる滑止材が着脱可能に収納される袋部とからなる枕カバー。
- 請求項1の枕カバーにおいて、袋部は延長布の先端部を折返して先端縁を延長布の中途部に固定して平板形の滑止材を抜差しにより着脱可能にした方形の袋形状であることを特徴とする枕カバー。
- 請求項1または2の枕カバーにおいて、カバー本体,延長布,袋部は布材を逢着することにより形成されていることを特徴とする枕カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001622U JP3175807U (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 枕カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001622U JP3175807U (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 枕カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3175807U true JP3175807U (ja) | 2012-05-31 |
Family
ID=48002817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001622U Expired - Fee Related JP3175807U (ja) | 2012-03-06 | 2012-03-06 | 枕カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175807U (ja) |
-
2012
- 2012-03-06 JP JP2012001622U patent/JP3175807U/ja not_active Expired - Fee Related
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