JP4648452B2 - おむつ用陰茎固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、陰茎をおむつに対して固定するための固定具に関する。
従来から、軽度の尿失禁などによって漏れた尿で下着等の衣服が濡れないように、大人用の紙おむつが多数提供されている。大人用紙おむつとしては、一般のショーツやブリーフのような形状をし、穿くタイプのパンツタイプと、装着したショーツやブリーフなどに貼り付けたり挟み込んだりして使用するパッドタイプとがある。また、パッドタイプでは、折り合わせたシート内部や袋状のシート内部にペニスを挿し込んで使用するタイプのものも多く提供されている。
しかし、男性の場合、単に紙おむつを装着しただけでは、装着中の体の動作によって、紙おむつと陰茎との位置関係がずれてしまい、最悪の場合には、排出された尿が紙おむつの外部に漏れてしまうといった問題も生じていた。
このような問題を解決するために、下記特許文献1に開示された紙おむつや、特許文献2に開示された尿受けパッド用陰茎固定具が提供されている。特許文献1には、紙おむつの袋内面に取着されてペニスを挿し込ませる挿嵌用部材を備えた紙おむつが開示されている。また、特許文献2には、陰茎を挿嵌するリング状の筒状部材と、この筒状部材の外表面に取り付けられ、尿受けパッドに対して着脱可能な止着部材(メカニカルファスナー)とから構成され、陰茎を尿受けに対して固定するための尿受けパッド用陰茎固定具が開示されている。
登録実用新案第3034664号公報 特開2003−116900号公報
しかし、特許文献1に開示された紙おむつでは、紙おむつの内面に挿嵌用部材が固定されており、紙おむつを装着する際には、紙おむつを動かしながら陰茎を挿嵌用部材の中に挿入する必要があるため、陰茎を引っ張る必要があるなど、装着に手間がかかり困難である。
一方、特許文献2に開示された尿受けパッド用陰茎固定具では、陰茎に尿受けパッド用陰茎固定具を装着した後に、尿受けパッドを装着し、この陰茎固定具を尿受けパッドの内面に止着すれば良いので、装着は手軽に行うことができる。しかし、特許文献2の尿受けパッド用陰茎固定具では、筒状部材が単なるリング状であるため、装着者が運動をしたり、陰茎が膨張・収縮したりした場合に、陰茎から容易に外れてしまう場合がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、陰茎をおむつに対して固定するためのおむつ用陰茎固定具であって、手軽に装着できると共に、陰茎に対して確実に固定することのできるおむつ用陰茎固定具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るおむつ用陰茎固定具は、陰茎をおむつに対して固定するためのおむつ用陰茎固定具において、装着時に内部に陰茎が嵌挿される、伸縮性の高い素材から形成された筒状本体と、前記筒状本体と一体に形成され、筒状本体の外側面において筒の延伸方向に沿って延在するひだ部と、前記ひだ部をおむつの所定の箇所に固定するための接続部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るおむつ用陰茎固定具によれば、陰茎をおむつに対して固定するためのおむつ用陰茎固定具であって、手軽に装着できると共に、陰茎に対して確実に固定することのできるおむつ用陰茎固定具を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る紙おむつ用陰茎固定具の基本構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る紙おむつ用陰茎固定具を紙おむつと共に人体に装着した状態を説明するための斜視図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る紙おむつ用の陰茎固定具10は、直径2cm程度、長さ10cm程度の円筒形状の筒状本体11と、陰茎固定具10を紙おむつ5に対して固定するための部分として作用する第1ひだ部12及び第2ひだ部13と、このひだ部12,13の4本の足の先端に接続され、このひだ部12,13を紙おむつ5の縁に固定するための接続部材として作用する4つのスナップボタン15とを備えている。
筒状本体11と第1及び第2ひだ部12,13は、同一のストッキング素材をカット、縫製して形成されており、本実施形態では、シリコーンのグリスを染み込ませた伸縮性の高いストッキング素材(ゾッキ編み)から形成されている。シリコーンを染み込ませることで、切断部からのほつれや伝線を防止し、陰茎皮膚との密着性も増し、撥水性も増すこととなる。
本実施形態に係るストッキング素材は、伸縮率が300%以上のものを使用しており、筒状本体11を陰茎に密着させて確実に固定させるためには、筒状本体11の素材として、筒の周方向における伸縮率が150%以上(望ましくは200%以上)の素材を用いることが望ましい。
第1ひだ部12は、図1に示すように、ひだ本体12aが、筒状本体11の延伸方向に沿って一端から他端まで外表面(側面)に突出して延在しており、一端近傍と他端近傍では、スナップボタン15が接続固定される足部として5cm程度さらに突出している。第2ひだ部13は、筒状本体11の筒周りに第1ひだ部12とほぼ180°離れて対向する反対側に位置しており、第1ひだ部11と同様に形成されている。
よって、陰茎固定具10を紙おむつ5に固定する際には、第1ひだ部12の2本の足を紙おむつ5の一方の縁部、第1ひだ部と筒周りに離れて対向する第2ひだ部の2本の足を紙おむつ5のもう一方の縁部に固定すれば、陰茎固定具10を左右から引っ張りながら、しっかりと固定することができる。また、筒状本体11の側面において本体と一体になったひだ(ひだ本体12a)が筒の延伸方向に延在していれば、陰茎の伸び縮み等によって、筒状本体11が捲れて縮んでしまったり、捲れた筒状本体11が陰茎から外れてしまったりといったことを防止できる。
また、筒状本体11の内部に陰茎を挿入する際にも、このひだ部12,13を摘んで筒状本体11の端部を引っ張ることができるので、装着が容易になると共に、装着後に筒状本体11が縮んでしまった場合にも、このひだ部12,13の所定の部分を引っ張ることで、筒状本体11を元の伸ばした状態で戻すことが簡単にできる。
スナップボタン15は、凸の雄体(雄ボタン)15aと凹の雌体(雌ボタン)15bから構成され、この雄ボタン15aと雌ボタン15bとの間に紙おむつ5の縁部を挟んだ状態で、雄ボタン15aと雌ボタン15bとを嵌合させれば、スナップボタン15が紙おむつ5の縁部に固定され、陰茎固定具10を紙おむつ5に対して固定することができる。なお、紙おむつ5の縁部に、スナップボタンが通過できる穴を設けておいて、スナップボタンをこの穴に通して留めるようにしても良い。
以上、本実施形態に係る陰茎固定具10の構成について詳細に説明したが、続いて、陰茎固定具10の使用方法について説明する。陰茎固定具10を紙おむつ5と共に装着する場合には、まず、陰茎固定具10の筒状本体11を陰茎に装着する。具体的には、筒状本体11の一方の開口部分を陰茎の先端にあてがい、上記ひだ部12,13を摘みながら筒状本体11を引っ張って、陰茎を筒状本体11内に挿入する。なお、筒状本体11をストッキングや靴下を履く要領で、たぐり寄せたままリング状に広げて筒全体を陰茎に被せた後、ひだ部12,13を摘んで筒状本体11を引き延ばして装着しても良い。
このとき、本実施形態に係る筒状本体11は、直径が2cm程度と細いため、開口部分を引っ張って拡げながら陰茎に装着する必要があるが、一度装着されれば、伸縮性の高い素材であるため、筒状本体11が陰茎に密着してしっかりと装着される。なお、筒状本体11内に挿入する陰茎は、包皮を剥いて亀頭を完全に露出した状態としておくことが望ましい。亀頭を完全に露出させておけば、筒状本体11から陰茎が抜けそうになった場合でも、亀頭のカリ首が筒状本体11の一方の開口縁に引っ掛かって、抜けにくくなるといったメリットがある。
続いて、紙おむつ5を装着しながら、図2に示すように、陰茎固定具10のスナップボタン15を紙おむつ5の縁部に固定する。同図に示すように、本実施形態に係る紙おむつ5は、パッドタイプの大人用紙おむつであり、男性用として使う際には、二つ折りにして、その間に陰茎を挟んで用いる。もちろん、パンツタイプ、テープタイプ等、パッドタイプ以外の型の紙おむつにも陰茎固定具10を用いることができる。
なお、陰茎固定具10を紙おむつ5と共に人体に装着した後は、陰茎固定具10内に挿入された陰茎を下向きにした状態のまま、その上に下着を穿けば、陰茎固定具10を紙おむつ5ごと人体と下着の間に挟んで保持することができる。また、陰茎を上向き状態としたい場合には、陰茎固定具10及び紙おむつ5を陰茎と共に上向き側に起こして移動させれば良い。陰茎を上向き状態とする場合であっても、軽度の尿失禁程度であれば、尿漏れの防止に対応可能である。なお、仰臥位の場合には、陰茎が上向き状態でもほぼ水平となるので、通常の排尿の尿漏れも防止でき、側臥位の場合には、おむつが袋状であれば、陰茎が上向き状態でも通常の排尿の脳漏れも十分防止できる。
以上、第1実施形態に係る陰茎固定具の構成及び使用方法について説明したが、本実施形態によれば、陰茎を紙おむつに対して固定するに際して、まず、陰茎固定具の筒状本体を陰茎に装着してから、陰茎固定具を紙おむつに対して固定することで、陰茎を紙おむつに対して固定することができる。したがって、陰茎を筒内に貫挿する作業が、取り扱いやすい筒状本体を動かすだけで行うことができ、紙おむつに対して陰茎を固定するための作業が手軽で容易に行うことができる。なお、紙おむつを交換しても陰茎固定具はそのまま使い続けることが可能である。
また、第1実施形態によれば、陰茎を紙おむつ内に固定することで、陰茎が紙おむつから外れてしまって尿が外に漏れるといったことを防止できる。さらに、陰茎固定具を介して間接的に陰茎を紙おむつに対して固定すると共に、陰茎固定具が伸縮性の大きい素材で形成されていることなどによって、陰茎と紙おむつとの相対的な位置を多少変更することが可能である。このような柔軟性によっても、陰茎固定具が紙おむつから外れたり、陰茎が陰茎固定具の筒部から抜けたりといったことが防止できる。
また、陰茎固定具を紙おむつに固定するための接続部材として固い突起物が多数形成された面ファスナー等を使用すると、デリケートな陰茎に面ファスナーが接触することで装着者が痛み等の不快を感じすることがあるが、本実施形態では、接続部材としてベビー服にも多数使用されている肌触りの良いスナップボタンを用いており、陰茎固定具の装着者に痛み等を感じさせないで済む。
また、第1実施形態の陰茎固定具は、筒状本体の側面に筒の延伸方向に沿って延在するひだ部を形成しているため、筒状本体に貫挿した陰茎が縮んだ場合、ひだ部は縮んだり捲れたりし難いため、筒状本体が大きく縮んだり捲れたりするのを防止でき、陰茎固定具の筒状本体から陰茎が抜けてしまうのを防止することができる。また、このひだ部は指で掴みやすいので、陰茎固定具を陰茎に装着する際にもこのひだ部を引っ張ることで、装着時の作業性を良くすることができる。
また、第1実施形態の陰茎固定具は、伸縮率300%以上のストッキング素材から形成されており、亀頭を完全に露出させた状態で陰茎固定具を装着すれば、密着しながら陰茎を締め付けるので、陰茎の縮みを防止して、陰茎が陰茎固定具から抜けるのを防止することができる。また、第1実施形態の陰茎固定具は、既存の紙おむつと組み合わせて使用することが可能であるため、低コストで紙おむつからの尿漏れを防止できるようになる。
なお、本発明の実施の形態は、上記第1実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、パッドタイプの紙おむつに陰茎固定具を固定する場合を例に挙げて説明したが、紙おむつに限らず、接続部材を固定することができるおむつであれば、布おむつ等の他のおむつに対しても本実施形態に係る陰茎固定具を適用することができる。
また、陰茎固定具を構成する素材は、シリコーンを塗布したストッキング素材に限らず、通常のストッキング素材でも良いし、不織布とゴム紐を組み合わせて大きな伸縮率を発揮する素材や、伸縮包帯等、伸縮率(特に、筒周り方向)が150%以上の伸縮性の高い素材であり、且つ、肌触りの良い素材であれば適宜採用することができる。
また、陰茎固定具の筒状本体のサイズも適宜変更可能であり、装着者の陰茎のサイズ等に合わせたサイズとすることが望ましい。例えば、複数サイズの陰茎固定具を用意しておき、所望のサイズの物を選択可能にしておけば良い。但し、陰茎の伸縮による捲れを防止して、陰茎の挿入状態を確実に維持するためには、筒状本体の長さは3cm以上あることが望ましい。また、伸縮性の高い材質によって筒状本体が陰茎に密着して装着されるように、筒状本体の直径は、装着される陰茎の非勃起状態の太さよりも細い直径であることが望ましい。
また、本実施形態では、陰茎固定具の筒状本体は、最初から筒状に縫製された構成となっているが、非装着時には、展開された伸縮性の高い布状部材を、装着時に陰茎に巻き付けることで、筒状の本体となるような構成であっても良い。
また、本実施形態では、ひだ部を紙おむつの縁部に接続するための接続部材として、スナップボタンを採用しているが、通常のボタン、クリップ、面ファスナー、メカニカルファスナー等、適宜他の接続部材を採用することができる。但し、通常のボタンや面ファスナー等であれば、紙おむつ側にも細工を施す必要が出てしまう。よって、紙おむつ側への加工が必要ないという点では、スナップボタンやクリップ等、紙おむつの一部を挟んで固定する挟持タイプの接続部材が望ましい。また、上述したように、装着者の肌触りを考慮すれば、固い突起物が多数形成された面ファスナーやメカニカルファスナー等は採用しないことが望ましい。
また、接続部材としては、一端が陰茎固定具に固定され、他端を紙おむつに結びつける紐を用いても良い。紐を用いる場合には、紙おむつ側に、紐を結びつけるための穴を設ける等の細工が必要となるが、肌触りの良いソフトな紐を用いれば、装着者にとって非常に快適である。
続いて、第1実施形態の変形例について説明する。図3は、第1実施形態の変形例1に係る紙おむつ用陰茎固定具の構成を示す斜視図である。同図に示すように、変形例1に係る陰茎固定具20は、筒状本体21と、筒状本体21の外側面において筒の延伸方向に沿って延在する第1ひだ部22及び第2ひだ部23と、このひだ部22,23を紙おむつの縁部に固定するための接続部材として作用する4つのスナップボタン25とを備えている。
変形例1に係る陰茎固定具20は、上記第1実施形態の陰茎固定具10と同様の素材から形成され、サイズ等もほぼ同じであるが、ひだ部22,23の形状と、非装着時には、4つのスナップボタン25がひだ部22,23から離れている点が異なっている。
ひだ部22,23は、筒状本体21の一方の開口端から他方の開放端までの全体において同じ長さ(1〜2cm程度)で突出しており、足部は形成されていない。このひだ部22,23を紙おむつに対して固定する際には、筒状本体21を陰茎に装着した後に、伸縮性の高いこのひだ部22,23を引っ張って、紙おむつの縁部に重ねた状態で、スナップボタン25の雄ボタンと雌ボタンとの間に挟んでボタンを留めれば良い。なお、ひだ部22,23や紙おむつの縁部に、予めスナップボタン25を通すことのできる穴を開けておいても良い。
本変形例1によれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を得られると共に、ひだ部22,23の所望の場所を紙おむつに対して固定することができるので、装着態様が拡がり、組み合わせることのできる紙おむつも、様々なタイプや形状のものと組み合わせることができるようになる。
続いて、第1実施形態の変形例2乃至4について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態の変形例2乃至4に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図であり、図4(a)は、上記第1実施形態に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図、図4(b)は、変形例2に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図、図4(c)は、変形例3に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図、図4(d)は、変形例4に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図である。
また、図5は、変形例4に係る陰茎固定具を模式的に示す斜視図である。なお、ここでは、ひだ部を紙おむつに固定するための接続部材を省略して示している。
まず、図4(a)は、上記第1実施形態に係る陰茎固定具10の断面であり、上述したように、筒状本体11の筒周りに180°離れた図中左右の二箇所にひだ部12,13が形成されている。
変形例2に係る陰茎固定具30では、図4(b)に示すように、筒状本体31の筒周りに90°ずつ離れた位置に、ひだ部32a,32b,33c,33dが形成されており、図中左右の位置のひだ部32a,32bと、上下の位置のひだ部33c,33
dが形成されている。本変形例2に係る陰茎固定具30によれば、4つのひだ部32,33があるので、筒状本体31が捲れたりするのをさらに防止することができると共に、陰茎に固定する際や、縮んだ筒状本体31を引っ張って戻す際に、掴める場所が多いので、作業性を高めることができる。
変形例3に係る陰茎固体具40では、図4(c)に示すように、筒状本体41が二重構造になっており、外側筒状本体41aと内側筒状本体41bとが形成されている。外側筒状本体41aと内側筒状本体41bとは、図中左右の二枚の素材を縫い合わせて、共通の素材から繋げて形成されており、図中上下に位置する縫製部43a,43bにおいて二枚の素材が縫い合わされている。したがって、外側筒状本体41aと内側筒状本体41bとは、縫製部43a,43bにおいて繋がっている。
なお、図4(c)では、説明が分かり易いように、外側筒状本体41aの直径が内側筒状本体41bよりもだいぶ大きく描いているが、伸びていない状態では、外側筒状本体41aと内側筒状本体41bとの直径が同じ、または、少しだけ外側筒状本体41aの直径が大きい程度が望ましい。
この縫製部43a,43bは、筒状本体41の延伸方向に沿って一端から他端にわたって形成されており、外側筒状本体41aの縫製部43と繋がった部分は、ひだ部のように内側筒状本体41bから外に突出している。また、外側筒状本体41aからみれば、内側筒状本体41bの縫製部43と繋がった部分は、ひだ部のように外側筒状部材41aから内側に突出している。このため、この内側筒状本体41bと外側筒状本体41aとを繋げる縫製部43によっても、内側筒状本体41bや外側筒状部材41aが縮んだり捲れたりするのを防止する効果がある。
また、外側筒状本体41aの図中左右の二箇所にひだ部42a,42bが形成されている。本変形例3によれば、筒状本体41を二重構造とし、陰茎に直接密着する内側筒状本体41bと、紙おむつに固定されるひだ部42が一体に形成された外側筒状本体41bとが縫製部43で繋がってはいるが、別体に形成しているので、装着者の運動や寝たきりの人を移動させる動きによってひだ部42が強く引っ張られた場合であっても、陰茎に装着された内側筒状本体41bへの影響を大きく軽減させ、陰茎が抜けてしまうと行ったことを防止することができる。
なお、変形例3では、内側筒状本体41bと外側筒状本体41aとが、縫製部43において繋がった構成としているが、繋がりのない完全な別体構成としても良い。別体であれば、装着時の手間がかかるなどのデメリットはあるが、外側筒状本体41aにひだ部が形成されていれば、筒状本体の縮み防止などについては、繋がっている構成と同様の作用効果を奏することができる。
続いて、変形例4に係る陰茎固定具50では、図4(d)に示すように、筒状本体51が上記変形例3と同様に二重構造(外側筒状本体51a、内側筒状本体51b)となっている。但し、図5に示すように、陰茎固定具50は、内側筒状本体51bの図中上下左右にも、ひだ部54a,54b,55a,55b,55c,55dが形成されている。また、本変形例4では、外側筒状本体51aの長さが4cm、内側筒状本体51bの長さが7cmと、陰茎に装着される内側筒状本体51bのほうが長くなっている。
本変形例4によれば、上記変形例3と同様の作用効果を奏すると共に、内側筒状本体51bに形成されたひだ部54,55によって、筒状本体51を適宜所望の方向に引っ張って、位置や形状等を調整する作業を、より簡単に行うことが可能となる。また、陰茎に直接接する内側筒状本体51bのほうが長くて、その両端部分が露出しているので、装着時に内側筒状本体51bを直接掴むことができるなど、使い勝手も良い。
なお、図4(d)では、説明が分かり易いように、外側筒状本体51aの直径が内側筒状本体51bよりもだいぶ大きく描いているが、伸びていない状態では、外側筒状本体51aと内側筒状本体51bとの直径が同じ、または、少しだけ外側筒状本体51aの直径が大きい程度が望ましい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図6は、第2実施形態に係る受尿器具の構成を示す斜視図である。本実施形態では、上記第1実施形態の陰茎固定具を、陰茎に装着する受尿器具と組み合わせて使用することを特徴とする。
図6に示すように、本実施形態に係る受尿器具70は、根元側から陰茎に被せて装着されるコンドーム型の受尿器本体71と、受尿器本体71の先端部72に接続されたシリコーンゴム製のチューブ73とを備えている。
受尿器本体71は、拡げた状態のコンドームのようなコンドーム型の形状をしており、薄さ0.02〜0.2mm程度のラテックスゴム製であり、伸縮性や変形性に富んでいる。受尿器本体71は、伸びていない状態では、直径32mm、長さ180mmの筒型をしている。受尿器本体71の根元側には、陰茎を挿入するための筒部と同径の開口が形成されているが、先端側では徐々に径が細くなっており、先端部72には、チューブ73を接続するための小孔が形成されている。
続いて、本実施形態における陰茎固定具と受尿器本体71とを組み合わせて使用する際の使用態様について説明する。装着者は、まず、受尿器具70を陰茎に装着する。このとき、陰茎の包皮をむいて、亀頭を完全に露出させた状態で、受尿器本体71を被せることが望ましい。
そして、陰茎に装着された受尿器本体71の上に、陰茎固定具を装着してから、紙おむつを装着する。なお、チューブ73の先端は開放されたままであり、装着時には、パッドタイプの紙おむつの袋状の底の部分にチューブ73の先端が位置するように設置すれば良い。
第2実施形態によれば、上記第1実施形態における作用効果に加えて、陰茎先端の尿道から排出された尿を確実に紙おむつの底部に排出することができるので、紙おむつ外への尿漏れをほぼ確実に防止することができるようになる。なお、受尿器具と陰茎との間には厳密な水密性までは必要ないので(多少の漏れはおむつに吸収されるため)、陰茎固定具の上に短い受尿器本体を亀頭の部分のみに被せるようにしても良い。
第2実施形態においても種々の変形が可能であり、例えば、チューブの先端に蓄尿袋を接続し、排尿を蓄尿袋内に導入するように構成しても良い。蓄尿袋を接続すれば、蓄尿袋と紙おむつとの二重保護により、外部への尿漏れを確実に防止できるようになる。この場合、蓄尿袋の入口又は接続チューブの途中に逆止弁を設けて、逆流を防止することが望ましい。
図1は、本実施形態に係る紙おむつ用陰茎固定具の基本構成を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る紙おむつ用陰茎固定具を紙おむつと共に人体に装着した状態を説明するための斜視図である。 図3は、第1実施形態の変形例1に係る紙おむつ用陰茎固定具の構成を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態の変形例2乃至4に係る陰茎固定具の断面を模式的に示す図である。 図5は、第1実施形態の変形例4に係る陰茎固定具を模式的に示す斜視図である。 図6は、第2実施形態に係る受尿器具の構成を示す斜視図である。
符号の説明
5 紙おむつ
10,20,30,40,50 紙おむつ用陰茎固定具
11,21,31,41,51 筒状本体
12,13,22,23,32 ひだ部
42,52,54,55 ひだ部
33,43,53 縫製部
15,25 スナップボタン
70 受尿器具
71 受尿器本体
72 先端部
73 チューブ

Claims (5)

  1. 陰茎をおむつに対して固定するためのおむつ用陰茎固定具において、
    装着時に内部に陰茎が嵌挿される、伸縮性の高い素材から形成された筒状本体と、
    前記筒状本体と一体に形成され、筒状本体の外側面において筒の延伸方向に沿って延在するひだ部と、
    前記ひだ部をおむつの所定の箇所に固定するための接続部材と、
    を備えることを特徴とするおむつ用陰茎固定具。
  2. 前記筒状本体は、内側筒状本体と外側筒状本体とを有する二重構造であり、前記外側筒状本体の外側面に前記ひだ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のおむつ用陰茎固定具。
  3. 前記内側筒状本体と前記外側筒状本体とが、筒の延伸方向に沿って延在する縫製部において縫い合わされていることを特徴とする請求項2記載のおむつ用陰茎固定具。
  4. 前記ひだ部は、前記筒状本体の筒周りに離れて対向する少なくとも2つのひだ部を備えることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載のおむつ用陰茎固定具。
  5. 前記接続部材は、前記おむつの一部を挟んで固定する挟持タイプの接続部材であることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載のおむつ用陰茎固定具。
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