JPH09187482A - 介護用シ−ツ - Google Patents
介護用シ−ツInfo
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- JPH09187482A JPH09187482A JP8002760A JP276096A JPH09187482A JP H09187482 A JPH09187482 A JP H09187482A JP 8002760 A JP8002760 A JP 8002760A JP 276096 A JP276096 A JP 276096A JP H09187482 A JPH09187482 A JP H09187482A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸れを防止し、抗菌性を有することで床ずれ
の防止に好適な介護用シ−ツの提供。 【解決手段】 抗菌性を有する熱可塑性繊維層と防水層
とが積層されてなる複合シ−トであって、該抗菌性を有
する熱可塑性繊維層が吸水加工されている介護用シ−
ツ。
の防止に好適な介護用シ−ツの提供。 【解決手段】 抗菌性を有する熱可塑性繊維層と防水層
とが積層されてなる複合シ−トであって、該抗菌性を有
する熱可塑性繊維層が吸水加工されている介護用シ−
ツ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝具に使用される
シ−ツに関し、特に長期病気療養者や寝たきり老人用の
寝具として用いられる床ずれ防止に有効な介護用シ−ツ
に関するものである。
シ−ツに関し、特に長期病気療養者や寝たきり老人用の
寝具として用いられる床ずれ防止に有効な介護用シ−ツ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長期にわたり横臥状態を余儀なくされる
病人や寝たきり老人は、自由に身動きがとれないため、
常に背中の同じ部分が布団にすれ、さらには発汗、ある
いは失禁によって、寝床の中が蒸れ、すれた部分に細菌
が繁殖しやすくなって床ずれを患う者が多い。
病人や寝たきり老人は、自由に身動きがとれないため、
常に背中の同じ部分が布団にすれ、さらには発汗、ある
いは失禁によって、寝床の中が蒸れ、すれた部分に細菌
が繁殖しやすくなって床ずれを患う者が多い。
【0003】これに対しては看護する人が、定期的に横
臥者に寝返りをうたせて、すれを防止したり、寝床の中
が蒸れないように通気性をよくするなど様々な工夫を施
しても、完全には床ずれを防止できていないのが現状で
ある。そこで寝具の面から床ずれを防止することを考え
た場合には、まず第一に発汗、失禁が生じて吸水しても
蒸れないこと、そして第二にはたとえ蒸れが生じたとし
ても細菌の繁殖を抑えることが必要となる。
臥者に寝返りをうたせて、すれを防止したり、寝床の中
が蒸れないように通気性をよくするなど様々な工夫を施
しても、完全には床ずれを防止できていないのが現状で
ある。そこで寝具の面から床ずれを防止することを考え
た場合には、まず第一に発汗、失禁が生じて吸水しても
蒸れないこと、そして第二にはたとえ蒸れが生じたとし
ても細菌の繁殖を抑えることが必要となる。
【0004】特開平3−103254号公報には吸水性
樹脂層に脱臭、防菌・防カビ剤を含有したシ−トが、ま
た特開平5−9827号公報にはセルロ−ス繊維と抗菌
性イオン含有繊維とを混合した抗菌性セルロ−ス繊維が
開示されている。しかしながら、吸水性樹脂、セルロ−
ス繊維いずれも保水性が高く吸水後の乾燥スピ−ドが遅
いため蒸れを生じ、細菌の生育に好条件となって、付与
した抗菌性では細菌の繁殖を完全に抑えることはできな
いという問題点があった。
樹脂層に脱臭、防菌・防カビ剤を含有したシ−トが、ま
た特開平5−9827号公報にはセルロ−ス繊維と抗菌
性イオン含有繊維とを混合した抗菌性セルロ−ス繊維が
開示されている。しかしながら、吸水性樹脂、セルロ−
ス繊維いずれも保水性が高く吸水後の乾燥スピ−ドが遅
いため蒸れを生じ、細菌の生育に好条件となって、付与
した抗菌性では細菌の繁殖を完全に抑えることはできな
いという問題点があった。
【0005】また、実開昭60−73527号公報には
吸水性不織布層の上に抗菌層が積層されて成る長期病臥
者用敷布が提示されている。しかし、この敷布は吸水層
と抗菌層とが別であるため、水の存在下で細菌が最も繁
殖しやすい吸水層での細菌の繁殖を抑えることができな
いという問題点があった。以上のように、従来の技術で
は、蒸れずに、かつ細菌の繁殖を抑え、床ずれを防止で
きる介護用シ−ツは得ることができなかった。
吸水性不織布層の上に抗菌層が積層されて成る長期病臥
者用敷布が提示されている。しかし、この敷布は吸水層
と抗菌層とが別であるため、水の存在下で細菌が最も繁
殖しやすい吸水層での細菌の繁殖を抑えることができな
いという問題点があった。以上のように、従来の技術で
は、蒸れずに、かつ細菌の繁殖を抑え、床ずれを防止で
きる介護用シ−ツは得ることができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、まず
第一に、発汗、失禁の水分を吸水して、その後は素早く
乾燥して蒸れにくく細菌の繁殖が極力抑えられて、さら
に第二には、たとえ細菌が繁殖しても抗菌性が働くとい
う性能を発揮する、全く新規な介護用シ−ツを提供しよ
うとするものである。
第一に、発汗、失禁の水分を吸水して、その後は素早く
乾燥して蒸れにくく細菌の繁殖が極力抑えられて、さら
に第二には、たとえ細菌が繁殖しても抗菌性が働くとい
う性能を発揮する、全く新規な介護用シ−ツを提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗菌性を有す
る熱可塑性繊維層と防水層とで積層されてなる複合シ−
トであって、該抗菌性を有する熱可塑性繊維層に吸水加
工されていることを特徴とする介護用シ−ツ、である。
つまり、本発明は、速乾性のある熱可塑性繊維で蒸れが
防止でき、繊維に抗菌性が付与されていて細菌の増殖が
抑えられると共に、吸水加工が施されていてシ−ツ本来
の役割である発汗、失禁によって発生した水分は吸水す
る抗菌吸水層と、防水層により吸水した水分の裏抜けを
防止することができる、床ずれ防止に良好な、積層構造
の介護用シ−ツ、である。
る熱可塑性繊維層と防水層とで積層されてなる複合シ−
トであって、該抗菌性を有する熱可塑性繊維層に吸水加
工されていることを特徴とする介護用シ−ツ、である。
つまり、本発明は、速乾性のある熱可塑性繊維で蒸れが
防止でき、繊維に抗菌性が付与されていて細菌の増殖が
抑えられると共に、吸水加工が施されていてシ−ツ本来
の役割である発汗、失禁によって発生した水分は吸水す
る抗菌吸水層と、防水層により吸水した水分の裏抜けを
防止することができる、床ずれ防止に良好な、積層構造
の介護用シ−ツ、である。
【0008】以下本発明を詳細に説明する。本発明で使
用する熱可塑性繊維層の繊維素材は、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル、
ビニロン等、あるいはこれらを組み合わせた複合繊維が
挙げられ、いずれでもよい。本発明に用いる熱可塑性繊
維層は、編物、織物、不織布のいずれの形態でもよく、
なかでも不織布が好ましい。
用する熱可塑性繊維層の繊維素材は、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル、
ビニロン等、あるいはこれらを組み合わせた複合繊維が
挙げられ、いずれでもよい。本発明に用いる熱可塑性繊
維層は、編物、織物、不織布のいずれの形態でもよく、
なかでも不織布が好ましい。
【0009】介護用シ−ツは、失禁が発生した場合は取
り替えする必要があるものであること、さらには抗菌効
果の持続性が必要であることから、使い捨てにすること
ができる不織布が好ましい。本発明に用いる不織布は、
強力の高さ、風合の良さから、さらには病院内で使用す
る場合にはリントの発生しにくいことすが求められるこ
とから、スパンボンドが好ましく、特に好ましくは、ナ
イロンスパンボンドである。
り替えする必要があるものであること、さらには抗菌効
果の持続性が必要であることから、使い捨てにすること
ができる不織布が好ましい。本発明に用いる不織布は、
強力の高さ、風合の良さから、さらには病院内で使用す
る場合にはリントの発生しにくいことすが求められるこ
とから、スパンボンドが好ましく、特に好ましくは、ナ
イロンスパンボンドである。
【0010】本発明に用いる不織布は、目付が20〜1
00g/m2のものが好ましい。特に好ましくは、20
〜50g/m2のものである。また、本発明に用いる抗
菌剤としては、無機系抗菌剤の中の銀系抗菌剤、天然系
抗菌剤のキトサン、ヒノキチオ−ル、竹・茶・柑橘類種
子・柑橘類表皮・カラシ・ワサビ抽出物、ポリリジン、
プロタミン等が挙げられ、人体に対して安全な抗菌剤で
あればいずれでよい。
00g/m2のものが好ましい。特に好ましくは、20
〜50g/m2のものである。また、本発明に用いる抗
菌剤としては、無機系抗菌剤の中の銀系抗菌剤、天然系
抗菌剤のキトサン、ヒノキチオ−ル、竹・茶・柑橘類種
子・柑橘類表皮・カラシ・ワサビ抽出物、ポリリジン、
プロタミン等が挙げられ、人体に対して安全な抗菌剤で
あればいずれでよい。
【0011】銀系抗菌剤とは、銀を無機担体に担持させ
たものが主流であり、担体としてはゼオライトをはじ
め、シリカゲル、ガラス、アパタイト、チタニア、リン
酸ジルコニウムなど無機化合物を用い、これら無機化合
物の一部を銀で置き換えている。この銀が水に溶出し、
イオン化することで抗菌性を発揮する。銀系抗菌剤は、
特徴としては安全性が高いこと、耐熱性が高いことが挙
げられ、特に耐熱性が高いことからポリマ−のチップ状
態や溶融状態で添加することができ、繊維に練り込むこ
とができる。
たものが主流であり、担体としてはゼオライトをはじ
め、シリカゲル、ガラス、アパタイト、チタニア、リン
酸ジルコニウムなど無機化合物を用い、これら無機化合
物の一部を銀で置き換えている。この銀が水に溶出し、
イオン化することで抗菌性を発揮する。銀系抗菌剤は、
特徴としては安全性が高いこと、耐熱性が高いことが挙
げられ、特に耐熱性が高いことからポリマ−のチップ状
態や溶融状態で添加することができ、繊維に練り込むこ
とができる。
【0012】一方、天然系抗菌剤は、その由来が天然抽
出物であることから安全性が高いという特徴があり、特
に抗菌効果の高さと抗菌スペクトルの広さとから、青森
ヒバから抽出したヒバ油中に含まれるヒノキチオ−ル、
柑橘類種子抽出物、アミノ酸L−リジンのホモポリマ−
であるポリリジン等が有効である。本発明に用いる抗菌
剤は、介護用シ−ツは人の肌に直接触れる部分に使用さ
れること、発汗、失禁が生じた際に水に溶出しやすく抗
菌効果が発揮され易いものであることが好ましく、前記
の銀系抗菌剤が特に好ましい。
出物であることから安全性が高いという特徴があり、特
に抗菌効果の高さと抗菌スペクトルの広さとから、青森
ヒバから抽出したヒバ油中に含まれるヒノキチオ−ル、
柑橘類種子抽出物、アミノ酸L−リジンのホモポリマ−
であるポリリジン等が有効である。本発明に用いる抗菌
剤は、介護用シ−ツは人の肌に直接触れる部分に使用さ
れること、発汗、失禁が生じた際に水に溶出しやすく抗
菌効果が発揮され易いものであることが好ましく、前記
の銀系抗菌剤が特に好ましい。
【0013】また、抗菌剤は、1種または2種以上を併
用してもよい。本発明に用いる熱可塑性繊維層は、抗菌
剤の添加量が、特に限定されるものでなく、抗菌剤の種
類によってその抗菌効果の大きさが異なるため、種類ご
とに定めればよい。ただし、一般的には基材である熱可
塑性繊維に対し0.01〜5重量%が好ましい。
用してもよい。本発明に用いる熱可塑性繊維層は、抗菌
剤の添加量が、特に限定されるものでなく、抗菌剤の種
類によってその抗菌効果の大きさが異なるため、種類ご
とに定めればよい。ただし、一般的には基材である熱可
塑性繊維に対し0.01〜5重量%が好ましい。
【0014】抗菌剤が付与される方法としては、原料ポ
リマ−のチップ状態で添加する方法、ポリマ−の溶融状
態で添加する方法、あるいは該抗菌剤を他の適当な溶媒
に分散させたり、マイクロカプセルに担持させたり、さ
らには樹脂化合物を併用して紡糸後に浸漬させる方法、
スプレ−などで噴霧する方法、表面にコ−ティングする
方法などが挙げられ、いずれでもよい。
リマ−のチップ状態で添加する方法、ポリマ−の溶融状
態で添加する方法、あるいは該抗菌剤を他の適当な溶媒
に分散させたり、マイクロカプセルに担持させたり、さ
らには樹脂化合物を併用して紡糸後に浸漬させる方法、
スプレ−などで噴霧する方法、表面にコ−ティングする
方法などが挙げられ、いずれでもよい。
【0015】前記の無機系抗菌剤である銀系抗菌剤の場
合は、前述したように耐熱性が高いためポリマ−のチッ
プ状態や溶融状態で添加することができ、繊維に練り込
むこともできる。天然系抗菌剤の場合は、種類によって
耐熱性の高いものは繊維に練り込むこともできるが、そ
れほど耐熱性の高くないものは浸漬、噴霧、コ−ティン
グなどの後加工を行う。いずれも各々の抗菌剤や熱可塑
性繊維の素材に応じて加工方法を選択すればよい。
合は、前述したように耐熱性が高いためポリマ−のチッ
プ状態や溶融状態で添加することができ、繊維に練り込
むこともできる。天然系抗菌剤の場合は、種類によって
耐熱性の高いものは繊維に練り込むこともできるが、そ
れほど耐熱性の高くないものは浸漬、噴霧、コ−ティン
グなどの後加工を行う。いずれも各々の抗菌剤や熱可塑
性繊維の素材に応じて加工方法を選択すればよい。
【0016】次に、本発明に用いる吸水剤としては、遊
離水酸基やアミド基を含む化合物、解離し得るNaイオ
ン、Kイオンなどを含む無機、または有機塩、イオン
性、非イオン性の界面活性剤などが挙げられ、人体に対
して安全であればいずれでもよい。具体的には、ポリオ
キシエチレンモノソルビタンラウレ−ト、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエ−ト、ソルビタンモノラウ
レ−ト、ソルビタンモノステアレ−ト、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テル、アル
キルサルフェ−ト類、アルキルホスフェ−ト類、第三級
アミン塩、第四級アンモニウム塩などを主成分とする吸
水剤が挙げられ、特にポリオキシエチレンモノソルビタ
ンラウレ−トが好ましい。
離水酸基やアミド基を含む化合物、解離し得るNaイオ
ン、Kイオンなどを含む無機、または有機塩、イオン
性、非イオン性の界面活性剤などが挙げられ、人体に対
して安全であればいずれでもよい。具体的には、ポリオ
キシエチレンモノソルビタンラウレ−ト、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエ−ト、ソルビタンモノラウ
レ−ト、ソルビタンモノステアレ−ト、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ−テル、アル
キルサルフェ−ト類、アルキルホスフェ−ト類、第三級
アミン塩、第四級アンモニウム塩などを主成分とする吸
水剤が挙げられ、特にポリオキシエチレンモノソルビタ
ンラウレ−トが好ましい。
【0017】本発明に用いる熱可塑性繊維層に吸水剤を
加工する方法としては、吸水剤を含浸させる方法、表面
に塗布する方法、バインダ−などを用いて固着させる方
法などが挙げられるが、いずれの方法で付与されてもよ
い。吸水剤は2種類以上混合して用いられても、先の抗
菌剤と同時に添加されてもよく、添加量としては0.1
〜10重量%が好ましい。
加工する方法としては、吸水剤を含浸させる方法、表面
に塗布する方法、バインダ−などを用いて固着させる方
法などが挙げられるが、いずれの方法で付与されてもよ
い。吸水剤は2種類以上混合して用いられても、先の抗
菌剤と同時に添加されてもよく、添加量としては0.1
〜10重量%が好ましい。
【0018】抗菌剤と吸水剤との組み合わせは、特に、
無機系抗菌剤の銀系抗菌剤と吸水剤のポリオキシエチレ
ンモノソルビタンラウレ−トとを組み合わせた場合に、
床ずれ防止に有効な抗菌性を発揮するので好ましいもの
である。さらに、本発明に用いる防水層は、プラスチッ
クフィルム、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン・酢酸ビニル等
の単層フィルム、あるいはこれらを組み合わせた多層フ
ィルムが挙げられる。また通気性を上げて蒸れを防止す
るために、これらプラスチックフィルムに微多孔フィル
ムを用いてもよい。
無機系抗菌剤の銀系抗菌剤と吸水剤のポリオキシエチレ
ンモノソルビタンラウレ−トとを組み合わせた場合に、
床ずれ防止に有効な抗菌性を発揮するので好ましいもの
である。さらに、本発明に用いる防水層は、プラスチッ
クフィルム、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、エチレン・酢酸ビニル等
の単層フィルム、あるいはこれらを組み合わせた多層フ
ィルムが挙げられる。また通気性を上げて蒸れを防止す
るために、これらプラスチックフィルムに微多孔フィル
ムを用いてもよい。
【0019】熱可塑性繊維層と防水層との積層方法とし
ては、重ねて熱圧着する方法、抗菌吸水加工した熱可塑
性繊維に接着剤を塗布、乾燥し、上記プラスチックフィ
ルムを重ね合わせて熱圧着させる接着剤を介して接着さ
せる方法、抗菌吸水加工した熱可塑性繊維の上にフィル
ムを直接押し出す方法等が挙げられる。熱圧着方法とし
ては金属ロ−ル、ゴムロ−ル、ペ−パ−ロ−ル、樹脂ロ
−ル、フェルトロ−ルなどを組み合わせて、少なくとも
一方は熱ロ−ルを用いて、ロ−ル・ロ−ル間で圧着させ
る方法が挙げられる。
ては、重ねて熱圧着する方法、抗菌吸水加工した熱可塑
性繊維に接着剤を塗布、乾燥し、上記プラスチックフィ
ルムを重ね合わせて熱圧着させる接着剤を介して接着さ
せる方法、抗菌吸水加工した熱可塑性繊維の上にフィル
ムを直接押し出す方法等が挙げられる。熱圧着方法とし
ては金属ロ−ル、ゴムロ−ル、ペ−パ−ロ−ル、樹脂ロ
−ル、フェルトロ−ルなどを組み合わせて、少なくとも
一方は熱ロ−ルを用いて、ロ−ル・ロ−ル間で圧着させ
る方法が挙げられる。
【0020】以上のような方法で得られる本発明の介護
用シートは、発汗や失禁が生じても吸水性、裏抜け防止
性があると共に、速乾性も高いので蒸れ感が少なく、か
つ抗菌性を有するので細菌の繁殖を抑えることができ、
介護用シ−ツとして使用した場合に床ずれ防止に好適で
ある。
用シートは、発汗や失禁が生じても吸水性、裏抜け防止
性があると共に、速乾性も高いので蒸れ感が少なく、か
つ抗菌性を有するので細菌の繁殖を抑えることができ、
介護用シ−ツとして使用した場合に床ずれ防止に好適で
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、介護用シ−ツの性能評価は
次のような着用試験により行った。 着用試験 床ずれを患っている長期横臥者をパネラーとし、10名
で6か月間の実用評価を行った。
らに詳細に説明する。なお、介護用シ−ツの性能評価は
次のような着用試験により行った。 着用試験 床ずれを患っている長期横臥者をパネラーとし、10名
で6か月間の実用評価を行った。
【0022】使用の方法は、失禁が生じたら取り替えし
て、失禁無しの場合は7日間使用したら取り替えして、
使い捨てとした。また、横臥者の背中の同じ部分が6時
間以上布団に当たっていないように寝返りするようにし
た。 (1)吸水性及び裏抜け性 実際に使用した、捨てる前の介護用シ−ツ全点について
下記、下記、について測定、観察し、吸水性1秒未
満でかつ裏抜けなしの割合で下記の○、△、×の3段階
に総合評価した。
て、失禁無しの場合は7日間使用したら取り替えして、
使い捨てとした。また、横臥者の背中の同じ部分が6時
間以上布団に当たっていないように寝返りするようにし
た。 (1)吸水性及び裏抜け性 実際に使用した、捨てる前の介護用シ−ツ全点について
下記、下記、について測定、観察し、吸水性1秒未
満でかつ裏抜けなしの割合で下記の○、△、×の3段階
に総合評価した。
【0023】発汗、失禁を生じた際の吸水性の評価
は、JIS−L−1096 吸水性吸水速度A法(滴下
法)に従って測定した。 裏抜け性については、吸水性の評価と同様に水滴を滴
下した後、荷重10gのおもりを試料の上に置き、1分
後、試料の下に敷いたろ紙に水が浸みでるか否かを判定
した。
は、JIS−L−1096 吸水性吸水速度A法(滴下
法)に従って測定した。 裏抜け性については、吸水性の評価と同様に水滴を滴
下した後、荷重10gのおもりを試料の上に置き、1分
後、試料の下に敷いたろ紙に水が浸みでるか否かを判定
した。
【0024】吸水性及び裏抜け性の総合評価 ○:吸水性1秒未満で、かつ裏抜けなしが80〜100
% △:吸水性1秒未満で、かつ裏抜けなしが50〜70% ×:吸水性1秒未満で、かつ裏抜けなしが0〜40% (2)抗菌性評価 ランダムに7日間着用試験に供した後の介護用シ−ツか
ら10点選び、任意の部分から普通寒天平板培地に軽く
押しつけ、シ−ト上に繁殖している細菌を転写した。3
5℃、48時間培養してコロニ−数(個/cm2 )を数
え、n=10の平均値を算出した。 (3)床ずれ防止性 6か月、上記の着用試験をした後の床ずれの状態を下記
の通りに判定した。
% △:吸水性1秒未満で、かつ裏抜けなしが50〜70% ×:吸水性1秒未満で、かつ裏抜けなしが0〜40% (2)抗菌性評価 ランダムに7日間着用試験に供した後の介護用シ−ツか
ら10点選び、任意の部分から普通寒天平板培地に軽く
押しつけ、シ−ト上に繁殖している細菌を転写した。3
5℃、48時間培養してコロニ−数(個/cm2 )を数
え、n=10の平均値を算出した。 (3)床ずれ防止性 6か月、上記の着用試験をした後の床ずれの状態を下記
の通りに判定した。
【0025】 ○:床ずれの大きさ(直径)が小さくなった人が8〜1
0人 △:床ずれの大きさ(直径)が小さくなった人が5〜7
人 ×:床ずれの大きさ(直径)が小さくなった人が0〜4
人
0人 △:床ずれの大きさ(直径)が小さくなった人が5〜7
人 ×:床ずれの大きさ(直径)が小さくなった人が0〜4
人
【0026】
【実施例1】目付50g/m2のナイロンスパンボンド
に、銀系抗菌剤ノバロン(東亜合成化学工業(株)製、
商品名)を繊維重量に対し0.75%となるように、ま
た、吸水剤ノプコウェットSN−20−T(サンノプコ
(株)製、商品名)を繊維重量に対し2%となるように
水で希釈し含浸させ、乾燥し、抗菌吸水加工をした。
に、銀系抗菌剤ノバロン(東亜合成化学工業(株)製、
商品名)を繊維重量に対し0.75%となるように、ま
た、吸水剤ノプコウェットSN−20−T(サンノプコ
(株)製、商品名)を繊維重量に対し2%となるように
水で希釈し含浸させ、乾燥し、抗菌吸水加工をした。
【0027】得られた抗菌吸水不織布にエチレン・酢酸
ビニル共重合ポリマ−とポリエチレンポリマ−との多層
フィルムをエチレン・酢酸ビニルポリマ−側が不織布側
になるように重ね合わせ、金属ロ−ルとゴムロ−ルとの
間にフィルムが金属ロ−ルと接する向きに通した。金属
ロ−ルの温度は110℃、加圧力は5kg/cm2、ロ
−ルの回転速度は4m/minであった。以上のように
して本発明の介護用シ−トを得た。
ビニル共重合ポリマ−とポリエチレンポリマ−との多層
フィルムをエチレン・酢酸ビニルポリマ−側が不織布側
になるように重ね合わせ、金属ロ−ルとゴムロ−ルとの
間にフィルムが金属ロ−ルと接する向きに通した。金属
ロ−ルの温度は110℃、加圧力は5kg/cm2、ロ
−ルの回転速度は4m/minであった。以上のように
して本発明の介護用シ−トを得た。
【0028】
【実施例2】実施例1のナイロンスパンボンドに抗菌剤
を含浸させる代わりに、熱溶融したナイロン6ポリマ−
に実施例1と同一の銀系抗菌剤をポリマ−重量に対して
0.75%添加し、以下スパンボンド不織布の製造方法
に従い、紡糸直下エアサッカ−で延伸した繊維を目付5
0g/m2となるようネット上に積層させ、その後熱エ
ンボスロ−ルを用いて熱接合し、抗菌性を有するナイロ
ンスパンボンド不織布を得た。これに実施例1と同様に
吸水加工、フィルム積層を行い、本発明の介護用シ−ト
を得た。
を含浸させる代わりに、熱溶融したナイロン6ポリマ−
に実施例1と同一の銀系抗菌剤をポリマ−重量に対して
0.75%添加し、以下スパンボンド不織布の製造方法
に従い、紡糸直下エアサッカ−で延伸した繊維を目付5
0g/m2となるようネット上に積層させ、その後熱エ
ンボスロ−ルを用いて熱接合し、抗菌性を有するナイロ
ンスパンボンド不織布を得た。これに実施例1と同様に
吸水加工、フィルム積層を行い、本発明の介護用シ−ト
を得た。
【0029】
【実施例3】実施例1のナイロンスパンボンドの代わり
に、アクリル割繊糸を水中に分散させ、抄紙法によりシ
−ト状物として乾燥させた目付50g/m2のアクリル
不織布を用いたことを除いては実施例1と同様の方法に
従い、本発明の介護用シ−トを得た。
に、アクリル割繊糸を水中に分散させ、抄紙法によりシ
−ト状物として乾燥させた目付50g/m2のアクリル
不織布を用いたことを除いては実施例1と同様の方法に
従い、本発明の介護用シ−トを得た。
【0030】
【実施例4】実施例1の銀系抗菌剤の代わりにグレ−プ
フル−ツ種子抽出物(カルファケミカル(株)製、商品
名 CALFA AP)を用いたことを除いては実施例
1と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−トを得た。
フル−ツ種子抽出物(カルファケミカル(株)製、商品
名 CALFA AP)を用いたことを除いては実施例
1と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−トを得た。
【0031】
【実施例5】実施例1の銀系抗菌剤の代わりにポリリジ
ン(チッソ(株)製)を用いたことを除いては実施例1
と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−トを得た。
ン(チッソ(株)製)を用いたことを除いては実施例1
と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−トを得た。
【0032】
【実施例6】実施例1の銀系抗菌剤の代わりにヒノキチ
オ−ル(高砂香料工業(株)製)を用いたことを除いて
は実施例1と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−ト
を得た。
オ−ル(高砂香料工業(株)製)を用いたことを除いて
は実施例1と同様の方法に従い、本発明の介護用シ−ト
を得た。
【0033】
【実施例7】実施例1の多層フィルムの代わりに微多孔
フィルム(徳山曹達(株)製、商品名 ポーラム)を用
いたことを除いては実施例1と同様の方法に従い、本発
明の介護用シ−トを得た。
フィルム(徳山曹達(株)製、商品名 ポーラム)を用
いたことを除いては実施例1と同様の方法に従い、本発
明の介護用シ−トを得た。
【0034】
【比較例1】実施例1のナイロンスパンボンドの代わり
にレ−ヨン不織布を用いたことを除いては実施例1と同
様の方法に従い、シ−トを得た。
にレ−ヨン不織布を用いたことを除いては実施例1と同
様の方法に従い、シ−トを得た。
【0035】
【比較例2】実施例1の吸水加工の代わりにポリアクリ
ル酸系吸水性高分子(三洋化成工業(株)製、商品名
サンウェット ST−500F)を繊維重量に対して1
5%多層フィルムとの間にはさんで積層したことを除い
ては実施例1と同様の方法に従い、シ−トを得た。
ル酸系吸水性高分子(三洋化成工業(株)製、商品名
サンウェット ST−500F)を繊維重量に対して1
5%多層フィルムとの間にはさんで積層したことを除い
ては実施例1と同様の方法に従い、シ−トを得た。
【0036】
【比較例3】実施例1のナイロンスパンボンドに吸水剤
を含浸させる代わりにレ−ヨン不織布を積層したことを
除いては実施例1と同様の方法に従い、シ−トを得た。
を含浸させる代わりにレ−ヨン不織布を積層したことを
除いては実施例1と同様の方法に従い、シ−トを得た。
【0037】
【表1】
【0038】実施例1〜7、及び比較例1〜3の物性評
価結果を表1に示す。抗菌性を有する熱可塑性繊維と防
水層とで積層された複合シ−トで、抗菌性を有する熱可
塑性繊維層に吸水加工されているものは、吸水性が良好
で、裏抜け性がなく、床ずれ防止に有効な介護用シ−ツ
となることがわかる。
価結果を表1に示す。抗菌性を有する熱可塑性繊維と防
水層とで積層された複合シ−トで、抗菌性を有する熱可
塑性繊維層に吸水加工されているものは、吸水性が良好
で、裏抜け性がなく、床ずれ防止に有効な介護用シ−ツ
となることがわかる。
【0039】
【発明の効果】本発明の介護用シ−ツは、素材として熱
可塑性繊維を用いるため、速乾性が高く、細菌の繁殖を
促進する蒸れを極力抑え、またたとえ細菌が繁殖したと
してもその抗菌効果により抗菌性を発揮する。つまり、
細菌が繁殖するための環境面から、さらには細菌に直接
働きかけて、細菌の繁殖を最小限にとどめることができ
るもので、床ずれを防止することができる。加えて発
汗、失禁時には素早く吸水し、吸水した水の裏抜け性も
防止できるのでシ−ツとしての快適性を得ることができ
る。
可塑性繊維を用いるため、速乾性が高く、細菌の繁殖を
促進する蒸れを極力抑え、またたとえ細菌が繁殖したと
してもその抗菌効果により抗菌性を発揮する。つまり、
細菌が繁殖するための環境面から、さらには細菌に直接
働きかけて、細菌の繁殖を最小限にとどめることができ
るもので、床ずれを防止することができる。加えて発
汗、失禁時には素早く吸水し、吸水した水の裏抜け性も
防止できるのでシ−ツとしての快適性を得ることができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 抗菌性を有する熱可塑性繊維層と防水層
とで積層されてなる複合シ−トであって、該抗菌性を有
する熱可塑性繊維層に吸水加工されていることを特徴と
する介護用シ−ツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8002760A JPH09187482A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 介護用シ−ツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8002760A JPH09187482A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 介護用シ−ツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187482A true JPH09187482A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11538302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8002760A Pending JPH09187482A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 介護用シ−ツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09187482A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001047461A1 (fr) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Css., Inc. | Procedes, draps, futons, lits, oreillers, et articles de prevention des escarres, et leurs procedes de fabrication |
WO2002041820A1 (fr) * | 1999-05-13 | 2002-05-30 | Fuji Engineering Co., Ltd. | Drap pour intervention d'urgence |
WO2016178412A1 (ja) * | 2015-05-01 | 2016-11-10 | 株式会社Forward | 上半身用補助シーツ |
JP2017006628A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | ブルネエズ株式会社 | シーツの生産方法 |
JP2020163799A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大日本印刷株式会社 | 抗菌性消臭防汚シート材料 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP8002760A patent/JPH09187482A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002041820A1 (fr) * | 1999-05-13 | 2002-05-30 | Fuji Engineering Co., Ltd. | Drap pour intervention d'urgence |
WO2001047461A1 (fr) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Css., Inc. | Procedes, draps, futons, lits, oreillers, et articles de prevention des escarres, et leurs procedes de fabrication |
WO2016178412A1 (ja) * | 2015-05-01 | 2016-11-10 | 株式会社Forward | 上半身用補助シーツ |
JP2017006628A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | ブルネエズ株式会社 | シーツの生産方法 |
JP2020163799A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 大日本印刷株式会社 | 抗菌性消臭防汚シート材料 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050530 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050607 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050630 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050906 |