JPH08119805A - 抗菌性多孔質材料 - Google Patents
抗菌性多孔質材料Info
- Publication number
- JPH08119805A JPH08119805A JP6295524A JP29552494A JPH08119805A JP H08119805 A JPH08119805 A JP H08119805A JP 6295524 A JP6295524 A JP 6295524A JP 29552494 A JP29552494 A JP 29552494A JP H08119805 A JPH08119805 A JP H08119805A
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- JP
- Japan
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- porous material
- materials
- porous
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- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた殺菌脱臭機能を有する各種の機能性多
孔質製品の提供。 【構成】 キトサン、コラーゲンを抗菌性成分と共に含
有する液に含浸させることによって、製品に殺菌脱臭機
能を持たせる。
孔質製品の提供。 【構成】 キトサン、コラーゲンを抗菌性成分と共に含
有する液に含浸させることによって、製品に殺菌脱臭機
能を持たせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は不織布、セラミック、ス
ポンジ等、多孔質材料及び製品に関するもので、特にキ
トサン及びコラーゲンを含有する抗菌性多孔質製品に関
する。
ポンジ等、多孔質材料及び製品に関するもので、特にキ
トサン及びコラーゲンを含有する抗菌性多孔質製品に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、紙以外の不織布製品としては衣料
用として衣料副資材（芯地（紳士、婦人子供服、ブラウ
ス、シャツ、コート類））、保温材（中入綿（防寒ジャ
ケット、ナイトガウン））使い捨て衣料（保護着、下
着）、寝装寝具用として毛布、シーツ、ベッドカバー、
布団、座布団、家具楽器インテリアとしてカーペット、
カーテン、壁紙、家具緩衝材、音響器材、靴鞄材として
靴材（甲皮、裏皮、中敷、すべり止め、先芯、補強
材）、鞄材（鞄袋物の内張材、手組芯、鞄袋物レザーの
パッキング材）、産業用資材として空調用材フィルター
（液体、気体、集塵）、ワイパー（リントリ−ワイパ
ー、各種ワイピングクロス）、エレクトロニクス（絶縁
材（テープ、電池セパレータ、電線押巻））、印刷物基
材（地図、カレンダー、ラベル、タグ、封筒）、包装袋
物資材（封筒、ショッピング袋、菓子包装）、その他
（研磨材、油吸着材、空気浄化用フィルター、各種テー
プ基材）、土木資材用として（アスファルトオーバーレ
イ、土壌安定材、瀘過用資材、貯水用アンダーライナ
ー、浸食防止材、流砂防止材）、建設資材用として（ル
ーフィング、床材、遮音材、パッキング）、農業・園芸
用資材として（遮熱材、風よけ材、日除け材、果実保護
材、育苗材）、生活関連資材として各種包材（食品包
装、ティーバッグ、カイロシート、手袋）、キッチン洗
濯用品（タオル、おしぼり、たわし、エプロン）、コス
メティックワイパー（化粧用パフ、ガーゼ、ワイピング
クロス）、その他（各種吸水紙、手芸洋裁用材料、乗れ
ん、りぼん類）、医療資材として病院用（手術用マス
ク、ガウン、キャップ、包帯、眼帯）、医薬品用（バッ
プ材基布、花粉症マスク、粘着テープ）、衛生材料とし
て生理用品（サニタリーナプキン、パンティーシール
ド）、おむつ（成人用おむつ、ベビーオムツ、失禁者パ
ッド）が知られており、紙以外の多孔質材料分野での最
近の発展はめざましいものがある。
用として衣料副資材（芯地（紳士、婦人子供服、ブラウ
ス、シャツ、コート類））、保温材（中入綿（防寒ジャ
ケット、ナイトガウン））使い捨て衣料（保護着、下
着）、寝装寝具用として毛布、シーツ、ベッドカバー、
布団、座布団、家具楽器インテリアとしてカーペット、
カーテン、壁紙、家具緩衝材、音響器材、靴鞄材として
靴材（甲皮、裏皮、中敷、すべり止め、先芯、補強
材）、鞄材（鞄袋物の内張材、手組芯、鞄袋物レザーの
パッキング材）、産業用資材として空調用材フィルター
（液体、気体、集塵）、ワイパー（リントリ−ワイパ
ー、各種ワイピングクロス）、エレクトロニクス（絶縁
材（テープ、電池セパレータ、電線押巻））、印刷物基
材（地図、カレンダー、ラベル、タグ、封筒）、包装袋
物資材（封筒、ショッピング袋、菓子包装）、その他
（研磨材、油吸着材、空気浄化用フィルター、各種テー
プ基材）、土木資材用として（アスファルトオーバーレ
イ、土壌安定材、瀘過用資材、貯水用アンダーライナ
ー、浸食防止材、流砂防止材）、建設資材用として（ル
ーフィング、床材、遮音材、パッキング）、農業・園芸
用資材として（遮熱材、風よけ材、日除け材、果実保護
材、育苗材）、生活関連資材として各種包材（食品包
装、ティーバッグ、カイロシート、手袋）、キッチン洗
濯用品（タオル、おしぼり、たわし、エプロン）、コス
メティックワイパー（化粧用パフ、ガーゼ、ワイピング
クロス）、その他（各種吸水紙、手芸洋裁用材料、乗れ
ん、りぼん類）、医療資材として病院用（手術用マス
ク、ガウン、キャップ、包帯、眼帯）、医薬品用（バッ
プ材基布、花粉症マスク、粘着テープ）、衛生材料とし
て生理用品（サニタリーナプキン、パンティーシール
ド）、おむつ（成人用おむつ、ベビーオムツ、失禁者パ
ッド）が知られており、紙以外の多孔質材料分野での最
近の発展はめざましいものがある。
【０００３】これらの各種不織布製品の中でも靴底敷、
室内空気浄化用フィルター、タオル、オシボリ、シーツ
等の寝具肌着類、生理帯、オムツ等の不織布は使用によ
って雑菌、悪臭が付着するものが数多く知られ、その脱
臭、殺菌のために各種の試みがなされているにも拘ら
ず、多孔質材料自体にこれらの機能を付与するための試
みは殆ど成功することなく、これまでに優れた殺菌脱臭
機能を有する多孔質製品、特に抗菌性の紙、セラミック
製品は殆ど市場に知られていない。
室内空気浄化用フィルター、タオル、オシボリ、シーツ
等の寝具肌着類、生理帯、オムツ等の不織布は使用によ
って雑菌、悪臭が付着するものが数多く知られ、その脱
臭、殺菌のために各種の試みがなされているにも拘ら
ず、多孔質材料自体にこれらの機能を付与するための試
みは殆ど成功することなく、これまでに優れた殺菌脱臭
機能を有する多孔質製品、特に抗菌性の紙、セラミック
製品は殆ど市場に知られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は優
れた殺菌脱臭機能を有する各種の機能性不織布製品を得
ることを主たる目的とするものであり、またそのための
新規の処理液を提供するためのものである。
れた殺菌脱臭機能を有する各種の機能性不織布製品を得
ることを主たる目的とするものであり、またそのための
新規の処理液を提供するためのものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は不織布製品に対
する各種の殺菌脱臭剤及び高吸水性材料について研究を
続けた結果、得られたもので、紙力増強剤としてのキト
サン及びコラーゲンをベースとする紙処理剤を開発し、
さらにこれに抗菌性成分や無機系多孔質材料（けい石、
ゼオライト等）や植物培養成分等を組み合わせ、紙、セ
ラミック製品を含めた各種の複合多孔質製品を得るもの
で、殺菌脱臭性を有する紙、不織布、スポンジ、セラミ
ック分野の製品を含め、特に衣料分野、農林水産、食品
分野において優れた性能を有する機能性多孔質製品を提
供することに成功したものである。
する各種の殺菌脱臭剤及び高吸水性材料について研究を
続けた結果、得られたもので、紙力増強剤としてのキト
サン及びコラーゲンをベースとする紙処理剤を開発し、
さらにこれに抗菌性成分や無機系多孔質材料（けい石、
ゼオライト等）や植物培養成分等を組み合わせ、紙、セ
ラミック製品を含めた各種の複合多孔質製品を得るもの
で、殺菌脱臭性を有する紙、不織布、スポンジ、セラミ
ック分野の製品を含め、特に衣料分野、農林水産、食品
分野において優れた性能を有する機能性多孔質製品を提
供することに成功したものである。
【０００６】本発明で使用されるコラーゲンは人体の総
蛋白質重量の１／３を占め人体にとっては必要不可欠の
ものであり、またキトサンは甲殻類、菌類等から抽出さ
れる天然高分子の多糖類であり、医療分野では人工皮膚
や手術縫合用糸に又、食品分野では植物繊維健康食品及
び食品保存安定剤として広く利用されているものであ
る。
蛋白質重量の１／３を占め人体にとっては必要不可欠の
ものであり、またキトサンは甲殻類、菌類等から抽出さ
れる天然高分子の多糖類であり、医療分野では人工皮膚
や手術縫合用糸に又、食品分野では植物繊維健康食品及
び食品保存安定剤として広く利用されているものであ
る。
【０００７】また、本発明で使用される多孔質材料とし
ては紙、不織布だけでなく、スポンジ、多孔性セラミッ
クも含まれるもので、不織布としては通常のアクリル系
の高吸水性樹脂製の不織布や、紙パルプ等の天然紙系統
のもの、セルロースーキトサン系、コラーゲン−キトサ
ン系その他最近の自己崩壊性繊維等を使用した不織布も
含まれる。
ては紙、不織布だけでなく、スポンジ、多孔性セラミッ
クも含まれるもので、不織布としては通常のアクリル系
の高吸水性樹脂製の不織布や、紙パルプ等の天然紙系統
のもの、セルロースーキトサン系、コラーゲン−キトサ
ン系その他最近の自己崩壊性繊維等を使用した不織布も
含まれる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明の処
理対象がこれらの実施例に示される不織布だけに限定さ
れるものでないことは当然理解されなければならないと
ころである。
理対象がこれらの実施例に示される不織布だけに限定さ
れるものでないことは当然理解されなければならないと
ころである。
【０００９】実施例１ エアコン用フィルターとしてユーラミンＴ−１２００
４％、ユーラミンＴ−６２２ＨＶ ２％、ユーラミンＴ
−１０００ ２％（以上何れも三井東圧製）、キトコラ
１％、キトサン １％（以上日本理化製）、キャタリ
ストＭＫ ０．２％、水 ８８．８％にノバロン（銀系
無機抗菌材−東亜合成製） １％よりなる処理剤を天然
紙の製品に使用した。得られた製品は高殺菌性のもので
あった。
４％、ユーラミンＴ−６２２ＨＶ ２％、ユーラミンＴ
−１０００ ２％（以上何れも三井東圧製）、キトコラ
１％、キトサン １％（以上日本理化製）、キャタリ
ストＭＫ ０．２％、水 ８８．８％にノバロン（銀系
無機抗菌材−東亜合成製） １％よりなる処理剤を天然
紙の製品に使用した。得られた製品は高殺菌性のもので
あった。
【００１０】実施例２ エアコン用フィルターとして実施例１と同様な組成とし
てノバロンの代りにＣＡＰ（カルファケミカル株式会
社） １％よりなる処理剤を合成紙製不織布の製造に使
用した。実施例１と同様に得られた製品の殺菌性は優れ
たものとなった。
てノバロンの代りにＣＡＰ（カルファケミカル株式会
社） １％よりなる処理剤を合成紙製不織布の製造に使
用した。実施例１と同様に得られた製品の殺菌性は優れ
たものとなった。
【００１１】実施例３ 野菜、果物等の鮮度保持不織布用としてユーラミンＴ−
１２００ ４％、ユーラミンＴ−６２２ＨＶ ２％、ユ
ーラミンＴ−１０００ ２％（以上何れも三井東圧
製）、キトコラ １％、キトサン １％（以上日本理化
製）、キャタリストＭＫ ０．２％、組織培養ホルモン
２％、ノバロン（銀系無機抗菌剤）東亜合成製 １
％、水 ８６．８％からなる処理液を天然紙系不織布材
料に含浸して高保存性の不織布を得た。
１２００ ４％、ユーラミンＴ−６２２ＨＶ ２％、ユ
ーラミンＴ−１０００ ２％（以上何れも三井東圧
製）、キトコラ １％、キトサン １％（以上日本理化
製）、キャタリストＭＫ ０．２％、組織培養ホルモン
２％、ノバロン（銀系無機抗菌剤）東亜合成製 １
％、水 ８６．８％からなる処理液を天然紙系不織布材
料に含浸して高保存性の不織布を得た。
【００１２】
【発明の効果】本発明によればこれまでにない優れた殺
菌脱臭機能を有する各種の複合多孔質製品を極めて容易
に得ることができばかりでなく、さらに木酢等の微生物
培養成分等の肥効性成分を組み合わせることによって農
業分野に、自己崩壊性樹脂繊維と組み合わせることによ
って農林分野の他にさらに食品、化粧品、医療分野等に
も新規分野を開拓することができる。
菌脱臭機能を有する各種の複合多孔質製品を極めて容易
に得ることができばかりでなく、さらに木酢等の微生物
培養成分等の肥効性成分を組み合わせることによって農
業分野に、自己崩壊性樹脂繊維と組み合わせることによ
って農林分野の他にさらに食品、化粧品、医療分野等に
も新規分野を開拓することができる。
Claims (3)
- 【請求項１】 キトサン、コラーゲン、抗菌性成分、及
び架橋性樹脂成分を含有させたことを特徴とする多孔質
材料含浸液。 - 【請求項２】 生物組織培養成分を含有させたことを特
徴とする請求項１の多孔質材料含浸液。 - 【請求項３】 キトサン、コラーゲン及び抗菌性成分を
含浸されたことを特徴とする多孔質材料及び製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6295524A JPH08119805A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 抗菌性多孔質材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6295524A JPH08119805A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 抗菌性多孔質材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08119805A true JPH08119805A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17821746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6295524A Pending JPH08119805A (ja) | 1994-10-22 | 1994-10-22 | 抗菌性多孔質材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08119805A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000049219A1 (en) * | 1999-02-20 | 2000-08-24 | Foxwood Research Limited | Substrates with biocidal properties and process for making them |
| EP1312262A1 (en) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Alan John Taylor | Powders having contact biocidal properties |
| WO2006111347A1 (de) * | 2005-04-18 | 2006-10-26 | Lohmann & Rauscher Gmbh & Co Kg. | Autosterile, antiseptische kollagenzubereitungen, ihre verwendung und verfahren zu ihrer herstelllung |
| EP1825754A3 (en) * | 2006-02-24 | 2009-05-06 | Pignatti Marzia | Disposable hygienic device for protecting the human skin against the spread of pathogenic micro-organisms |
| US7784710B2 (en) | 2002-06-08 | 2010-08-31 | Ian Robert Thomson | Delivery system for a medicament or well-being enhancing composition |
| EP3808891A1 (en) * | 2015-02-27 | 2021-04-21 | Livinguard AG | Textiles having antimicrobial properties |
-
1994
- 1994-10-22 JP JP6295524A patent/JPH08119805A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000049219A1 (en) * | 1999-02-20 | 2000-08-24 | Foxwood Research Limited | Substrates with biocidal properties and process for making them |
| EP1312262A1 (en) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Alan John Taylor | Powders having contact biocidal properties |
| US7784710B2 (en) | 2002-06-08 | 2010-08-31 | Ian Robert Thomson | Delivery system for a medicament or well-being enhancing composition |
| WO2006111347A1 (de) * | 2005-04-18 | 2006-10-26 | Lohmann & Rauscher Gmbh & Co Kg. | Autosterile, antiseptische kollagenzubereitungen, ihre verwendung und verfahren zu ihrer herstelllung |
| JP2008536886A (ja) * | 2005-04-18 | 2008-09-11 | ローマン ウント ラウシャー ゲーエムベーハー ウント ツェーオー．カーゲー | 自己殺菌された防腐コラーゲン製剤、それらの使用およびそれらの製造方法 |
| US7956094B2 (en) | 2005-04-18 | 2011-06-07 | Lohmann & Rauscher Gmbh & Co. Kg | Self-sterilized, antiseptic collagen preparations, their use and methods for producing them |
| EP1825754A3 (en) * | 2006-02-24 | 2009-05-06 | Pignatti Marzia | Disposable hygienic device for protecting the human skin against the spread of pathogenic micro-organisms |
| EP3808891A1 (en) * | 2015-02-27 | 2021-04-21 | Livinguard AG | Textiles having antimicrobial properties |
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