JP6295589B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置に関する。
半導体集積回路の特性を調整する方法として、抵抗値を調整可能なポリシリコンヒューズを用いたトリミングが公知である。ポリシリコンヒューズは、ポリシリコンからなる抵抗体(以下、ポリシリコン抵抗体とする)を有し、回路特性を調整するためのデータの書き込みなどに利用されている。ポリシリコンヒューズを用いたトリミングでは、ポリシリコン抵抗体に比較的大きな電流を流して融点以上に加熱し、電流経路となるポリシリコン抵抗体の一部をシリコン酸化物などの絶縁体や空隙に変えることで、ポリシリコンヒューズの抵抗値を増加させている。
ポリシリコンヒューズは、低電圧で抵抗値を変化させることができる構成であるのが好ましい。その理由は、半導体集積回路の内部で使用される低電圧でポリシリコンヒューズをトリミングすることができるからである。これによって、ポリシリコンヒューズをパッケージに組み込んだ後においても、半導体集積回路の内部で使用される低電圧でポリシリコンヒューズをトリミングして回路特性を調整することができるなど、ポリシリコンヒューズのトリミングのタイミングやポリシリコンヒューズに電流を流すための手段など設計の自由度が向上するという利点がある。
低電圧で抵抗値を増加させることができるポリシリコンヒューズを備えた半導体装置として、局所的に幅の狭い領域(断面積の小さい部分)を有するポリシリコン抵抗体と、一部を略半円状にくり貫いた平面形状とすることで、ポリシリコン抵抗体の幅の狭い領域からほぼ同心円状に一定距離を隔てた位置に配置したコンタクト電極と、からなるポリシリコンヒューズを備えた装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。下記特許文献1では、ポリシリコン抵抗体の幅の狭い領域からコンタクト電極までの距離を一定にし、ポリシリコン抵抗体の幅の狭い領域に電流を集中させている。
しかしながら、下記特許文献1では、ポリシリコン抵抗体の幅の狭い領域に発熱箇所を集中させてポリシリコン抵抗体を溶断させているが、ポリシリコン抵抗体の溶断部分の状態によっては十分な信頼性が得られない虞がある。その理由は、次のとおりである。従来の半導体集積回路では、ポリシリコンヒューズに電圧がかかった状態で動作している場合が多い。このため、ポリシリコン抵抗体の溶断部分の状態によっては、この溶断部分が電流経路となってしまい、ポリシリコンヒューズ全体にリーク電流が流れて発熱し、ポリシリコンヒューズの状態が製品出荷時と異なる状態に変化する虞がある。すなわち、長時間使用する際の長期的な信頼性が低いという問題がある。
このような問題が生じないようにポリシリコンヒューズをトリミングするには、ポリシリコン抵抗体の一部を絶縁体や空隙に変えることでポリシリコン抵抗体を確実に切断し、かつ絶縁体や空隙に置き換えた部分を挟んで対向するポリシリコン抵抗体間の距離を可能な限り長く確保する必要がある(例えば、下記非特許文献1参照。)。下記非特許文献1では、ポリシリコン抵抗体の一部を空隙に変えることでポリシリコンヒューズの抵抗値を増加させている。下記非特許文献1に示すポリシリコンヒューズについて、図9〜11を参照して説明する。図9〜11は、下記非特許文献1の図1,2である。
図9は、従来のポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。図10は、図9のポリシリコンヒューズを備えた半導体装置の構造を示す斜視図である。図11は、図10の半導体装置のポリシリコンヒューズ周辺の構造を示す平面図である。図9〜11に示すように、従来のポリシリコンヒューズは、半導体基板101上にLOCOS膜(不図示)を介して設けられたポリシリコン抵抗体102で構成される。ポリシリコン抵抗体102は、溶断される第1部分102−1の幅(短手方向の長さ)w102−1を他の第2部分102−2の幅w102−2よりも狭くした平面形状を有する。
ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1の平面形状は細長い略矩形状となっている。具体的には、ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1は、長手方向の長さl102−1を3μm程度とし、短手方向の長さ(幅)w102−1を1μm程度とし、厚さt101を0.5μm程度としている。溶断前のポリシリコンヒューズの抵抗値は200Ω程度である。電圧4Vでの溶断後のポリシリコンヒューズの抵抗値は例えば10GΩ以上である。ポリシリコン抵抗体102を低電圧で溶解するために、ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1の周囲には酸化膜104を除去してなる空洞103が設けられている。
ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1の周囲に空洞103を形成するには、一般的なCMOSプロセスに、エッチングにより酸化膜104に空洞103を形成する際にマスクとして用いるエッチングマスクの形成工程が追加される。また、酸化膜104をエッチングするときに、ポリシリコン抵抗体102のカバープレートとして使用するポリシリコン膜105をポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1の上方に形成する。ポリシリコン膜105には、エッチングにより空洞103を形成するために必要な処理が施されている。符号106は酸化膜であり、符号107はパッシベーション膜である。
空洞103は、酸化膜104に比べて、熱伝導率が小さく、熱の発散が少ない。このため、図9〜11に示す半導体装置では、ポリシリコン抵抗体102を溶断するために外部から供給されるエネルギーは、ポリシリコン抵抗体の周囲が酸化膜で覆われている場合と比べて少なく、ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1を低電圧で溶断する(焼き切る)ことができる。また、空洞103には、ポリシリコン抵抗体102の溶解した部分が流れ込むのに十分な空間があり、溶断されたポリシリコンは下方に流れ落ち、ポリシリコン抵抗体102の第2部分102−2間に残留しない。このため、ポリシリコン抵抗体102の第1部分102−1を確実に空隙に置き換えられる。
特開2000−40790号公報
ディ・メイヤー−シュナイダー(D.Maier−Schneider)、外3名、ノベル サーフェイス−マイクロマシンド ロー−パワー フュージズ フォア オン−チップ キャリブレーション(Novel surface−micromachined low−power fuses for on−chip calibration)、(独国)、センサーズ アンド アクチュエータズ A:フィジカル(Sensors and Actuators A:Physical)、エルゼビア(Elsevier)、2002年、第97〜98巻、p.173−178
しかしながら、上述した非特許文献1では、次の2つの理由により、コストが増加するという問題がある。1つ目の理由は、上述したように、エッチングにより空洞103を形成する際に用いるエッチングマスクが必要となるからである。2つ目の理由は、溶解したポリシリコンが流れ込む空間を形成するために空隙103を広くしているため、ポリシリコン抵抗体102のカバープレートとして使用するポリシリコン膜105の面積を広くする必要があり(例えば上記非特許文献1では30μm×30μm)、周囲が酸化膜で覆われた通常のポリシリコンヒューズよりもサイズが大きくなるからである。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、信頼性の高いヒューズを備えた半導体装置を低コストで提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。半導体基板上に絶縁膜が設けられている。前記絶縁膜上にヒューズが設けられている。前記ヒューズを覆う酸化膜が設けられている。前記酸化膜に、前記ヒューズの一部を露出するコンタクトホールが選択的に設けられている。前記コンタクトホールの内部に、コンタクト電極が設けられている。前記コンタクト電極は、前記ヒューズに接する。前記ヒューズは、第1抵抗体、第2抵抗体および第3抵抗体からなる。第1抵抗体、第2抵抗体および第3抵抗体は、多結晶シリコンからなる。前記第2抵抗体は前記第1抵抗体の一方の端部に連続し、前記第3抵抗体は前記第1抵抗体の他方の端部に連続する。前記第2抵抗体および前記第3抵抗体は、前記第1抵抗体よりも抵抗が低い。そして、前記第1抵抗体の幅は、前記第2抵抗体側および前記第3抵抗体側から所定箇所に向かって狭くなっている。前記第1抵抗体は、前記第2抵抗体と前記第3抵抗体との間に、電流経路に直交する方向に並列に、複数形成されている。前記第2抵抗体および前記第3抵抗体にそれぞれ1つ以上の前記コンタクト電極が設けられている。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1抵抗体は、前記所定箇所を上底とし、前記第2抵抗体との界面および前記第3抵抗体との界面をそれぞれ下底とする2つの台形形状を上底同士が対向するように配置した平面形状を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1抵抗体の、前記第2抵抗体との界面を下底とする台形形状部分の側面と、前記第3抵抗体との界面を下底とする台形形状部分の側面と、のなす角度は、90度より大きいことを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記ヒューズには、前記第2抵抗体から前記第1抵抗体を介して前記第3抵抗体に向かう電流経路で電流が流れ、前記第1抵抗体の前記所定箇所は、前記電流が流れることにより最も発熱する箇所であることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1抵抗体の、前記電流経路に直交する方向の幅は、前記第2抵抗体および前記第3抵抗体の、前記電流経路に直交する方向の幅よりも狭いことを特徴とする。
上述した発明によれば、半導体集積回路の内部で使用される低電圧(例えば5V〜10V程度)であっても、ヒューズの切断面間の距離を従来よりも長くすることができる。これにより、従来構造より確実に、ヒューズを切断することができる。また、本発明によれば、ヒューズの周囲を空洞にするためのエッチング処理に用いるエッチングマスクや、ポリシリコン抵抗体のカバープレートを必要としないため、コストが増加することを防止することができる。
本発明にかかる半導体装置によれば、信頼性の高いヒューズを備えた半導体装置を低コストで提供することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの構造を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。 図2のポリシリコンヒューズの切断後の状態を示す平面図である。 従来のポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。 図4のポリシリコンヒューズの切断後の状態を示す平面図である。 本発明にかかる半導体装置のポリシリコンヒューズを構成するポリシリコン抵抗体の高抵抗導体の1/2の部分を示す平面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの別の一例の平面構造を示す平面図である。 従来のポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。 図9のポリシリコンヒューズを備えた半導体装置の構造を示す斜視図である。 図10の半導体装置のポリシリコンヒューズ周辺の構造を示す平面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、添付図面において、この発明にかかる半導体装置の各構成は、当該構成を見やすくするために実際の寸法と異なる寸法で図示されている。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる半導体装置の構造について説明する。図1は、実施の形態1にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの構造を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかるポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。実施の形態1にかかる半導体装置は、図1,2に示すようなポリシリコンヒューズを複数備える。複数のポリシリコンヒューズは、例えば、1つのポリシリコンヒューズを1ビットとし、ポリシリコンヒューズが切断されているか否かによってデータの書き込みを行う記憶部(メモリ)を構成する。ポリシリコンヒューズは、半導体基板(不図示)上にLOCOS膜(局部絶縁膜)を介して設けられている。すなわち、ポリシリコンヒューズは、半導体基板上の例えば絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)などの半導体素子のおもて面素子構造(不図示)が設けられていない部分に配置されている。
ポリシリコンヒューズは、例えば、ポリシリコン(多結晶シリコン)からなる抵抗体(以下、ポリシリコン抵抗体とする)1で構成される。ポリシリコン抵抗体1は、例えば、一般的な半導体製造プロセスによって形成されるポリシリコン層を用いて形成される。ポリシリコン抵抗体1は、例えばシリコン酸化膜(SiO2膜)によって覆われている。また、ポリシリコン抵抗体1は、相対的に高抵抗な部分(以下、高抵抗導体とする、第1抵抗体)2と、相対的に低抵抗な部分(以下、低抵抗導体とする、第2,3抵抗体)3とからなる。具体的には、例えば、ポリシリコン抵抗体1は、高抵抗導体2と、高抵抗導体2の一方の端部に接する低抵抗導体(第2抵抗体)3と、高抵抗導体2の他方の端部に接する低抵抗導体(第3抵抗体)3と、からなる。ポリシリコンヒューズのトリミング時、ポリシリコン抵抗体1には、一方の低抵抗導体3から高抵抗導体2を介して他方の低抵抗導体3へ向かう電流経路で電流が流れる。高抵抗導体2は、低抵抗導体3の幅(ポリシリコン抵抗体1の電流経路に直交する方向における長さ、以下、単に幅とする)w3よりも幅w2−1,2−2(詳細は後述)を狭くすることによって低抵抗導体3よりも高抵抗となっており、電流が集中し温度が上昇しやすくなっている。
高抵抗導体2のうち、ポリシリコンヒューズに電流が流れたときに最も活発に反応する第1箇所(例えば、ポリシリコン抵抗体1の電流経路に平行な方向における高抵抗導体2の中央部)21の幅w2−1は最も狭くなっている。また、高抵抗導体2のうち、低抵抗導体3との界面である第2箇所22の幅w2−2は最も広くなっている。ポリシリコン抵抗体1が反応するとは、ポリシリコンヒューズのトリミング時にポリシリコン抵抗体1に電圧が印加されることにより、ジュール熱が生じて発熱することである。第1箇所21は、最も活発に反応する箇所であり、発熱によりポリシリコンが溶解する、または溶解して蒸発する。ポリシリコンヒューズのトリミングのメカニズムについては後述する。
高抵抗導体2の幅は、第1箇所21から第2箇所22に向かって徐々に広くなっているのが好ましい。すなわち、高抵抗導体2は、第1箇所21を上底とし、第2箇所22を下底とする台形状の平面形状を有する部分(以下、台形形状部分とする)を、当該台形形状部分の上底同士が対向するように当該上底を対称軸として線対称に配置した平面形状を有するのが好ましい。それは、次の3つの理由による。
1つ目の理由は、高抵抗導体を略矩形状の平面形状とした従来構造(以下、単に従来構造とする)よりも、確実にポリシリコン抵抗体1を切断することができるからである。具体的には、ポリシリコンヒューズのトリミング時に、高抵抗導体2の第1箇所21付近の溶解の結果、ポリシリコンの収縮によって形成される空隙部分の長さ(ポリシリコン抵抗体1の電流経路に平行な方向における長さ、以下、単に長さとする)、すなわち第1箇所21を上底とした空隙部分の台形形状の高さは、従来構造の高抵抗導体の溶解する部分の長さよりも長くなる(後述する図6の説明を参照)。これにより、トリミングによって切断されたポリシリコン抵抗体1の切断面間の距離を従来構造よりも長くすることができる。したがって、ポリシリコン抵抗体1の切断面間に挟まれた部分の抵抗を従来構造よりも高抵抗とすることができる。
2つ目の理由は、高抵抗導体2の第1箇所21を溶断しやすくすることができるからである。具体的には、例えば、高抵抗導体2の幅を第1箇所21から第2箇所22に向かって段階的に広くする場合、電界が集中する箇所が段差の角部となるため、最も発熱する箇所(第1箇所21)と、電界が集中する箇所とにずれが生じる。それに対して、高抵抗導体2の平面形状を第1箇所21から第2箇所22に向かって徐々に広くした台形状の平面形状にした場合には、第1箇所21に電界が集中するため、最も発熱する箇所と、電界が集中する箇所とを一致させることができ、高抵抗導体2の第1箇所21を溶断しやすくすることができる。
3つ目の理由は、高抵抗導体2の寸法を設計基準(デザインルール)に基づいて決定される最小寸法とすることができるからである。具体的には、例えば、高抵抗導体2の幅を第1箇所21から第2箇所22に向かって段階的に広くする場合、段差の長さを少なくとも設計基準に基づいて決定される最小値である例えば1μm程度にする必要がある。このため、第1箇所21から第2箇所22に向かって1段階広くした場合でも、第1箇所21の長さと、第1箇所21を挟み込む一方の低抵抗導体3側の段差の長さと、第1箇所21を挟み込む他方の低抵抗導体3側の段差の長さとを、それぞれ設計基準に基づく最小値(例えば1μm)にする必要があり、高抵抗導体2の長さl2は少なくとも3μmとなる。
それに対して、高抵抗導体2の平面形状を第1箇所21から第2箇所22に向かって徐々に広くした台形状の平面形状とした場合、高抵抗導体2の台形形状部分の高さに相当する高抵抗導体2の長さl2の半分の長さを設計基準に基づく最小値(例えば1μm)とすることができるため、高抵抗導体2の長さl2を少なくとも2μmとすることができる。なお、高抵抗導体2の長さl2が短すぎる場合、ポリシリコンヒューズのトリミング時に、高抵抗導体2の第1箇所21付近の溶解されたポリシリコンが移動しにくく、高抵抗導体2の第1箇所21付近に隙間が生じにくくなる。一方、高抵抗導体2の長さl2が長すぎる場合、高抵抗導体2が高抵抗になりすぎて、高抵抗導体2を溶断するために高電圧を印加する必要がある。このため、高抵抗導体2の長さl2は、所望の電圧で高抵抗導体2が溶断される程度の長さであるのがよく、具体的には、例えば設計基準に基づいて決定される最小値である例えば2μm程度であるのがよい。
また、高抵抗導体2の平面形状を第1箇所21から第2箇所22に向かって徐々に広くした台形状の平面形状とした場合、高抵抗導体2の側面23は、2つの台形状部分の上底同士の界面である第1箇所21を交線とし、一方の台形形状部分の側面24と、他方の台形形状部分の側面25とのなす角度θが90度より大きいことが好ましい。その理由は、角度θが90度以下である場合、一方の台形形状部分の側面24と、他方の台形形状部分の側面25との距離が近すぎるため、製品として長期間使用する際に、一方の低抵抗導体3から他方の低抵抗導体3に向かってリーク電流が生じるなどにより長期的な信頼性が低くなる虞があるからである。さらに好ましくは、角度θを120度以上とすることがよい。一方、角度θを150度以下とすることが、第1箇所21が溶断され易く好ましい。
低抵抗導体3には、おもて面素子構造を構成する電極にポリシリコン抵抗体1を接続するための複数のコンタクト電極4が接する。コンタクト電極4は、例えば、ポリシリコン抵抗体1を覆うシリコン酸化膜に設けられたコンタクトホール内に設けられている。コンタクト電極4は、ポリシリコンヒューズをトリミングするためのスイッチとして機能する例えばMOSFETのゲート電極や、pチャネル型MOSFETのドレイン電極などと接続される。スイッチとなるMOSFETのオン・オフによって、高抵抗導体2を挟んで対向するコンタクト電極4間に電流が流れる。コンタクト電極4は、例えば、高抵抗導体2と低抵抗導体3との界面である第2箇所22から例えば1μm程度離れた位置に配置されている。複数のコンタクト電極4の配置は、種々変更可能であるが、高抵抗導体2との距離が近いほうが高抵抗導体2の第1箇所21が発熱しやすいため、高抵抗導体2と低抵抗導体3との界面に平行に配置されるのがよい。
次に、ポリシリコンヒューズのトリミングのメカニズムについて説明する。図3は、図2のポリシリコンヒューズの切断後の状態を示す平面図である。ポリシリコンヒューズのトリミングとは、ポリシリコンヒューズの一部が溶断されることであり、ポリシリコン抵抗体1の第1箇所21が酸化膜に置き換えられることでなされる。具体的には、ポリシリコン抵抗体1の低抵抗導体3に電圧を印加することで、高抵抗導体2が電流経路となり、一方の低抵抗導体3から高抵抗導体2を介して他方の低抵抗導体3へと電流が流れる。これによって、ポリシリコン抵抗体1にジュール熱が生じる。このとき、高抵抗導体2は低抵抗導体3よりも高温となり、高抵抗導体2の第1箇所21は最も高温となる。
高抵抗導体2の第1箇所21付近のポリシリコンは、温度が1400℃程度を超えたときに溶解して液化し、温度が2300℃程度を超えたときに蒸発する。液化したポリシリコンは、表面張力およびエレクトロマイグレーションによって収縮し、両端の低抵抗導体3側へ移動して島状にまとまろうとする。また、液化したポリシリコンは、固体のときよりも高密度となり、体積が10%程度減少する。このように、ポリシリコンの液化によるポリシリコンの移動および体積減少と、ポリシリコンの気化によるポリシリコンの蒸発とにより、高抵抗導体2の第1箇所21付近に部分的にポリシリコンがほぼ存在しない領域(隙間)が生じる。一方、シリコン酸化膜の、ポリシリコン抵抗体1を覆う部分は、1600℃程度で溶解し、高抵抗導体2の第1箇所21付近に生じた隙間に流れ込む。
高抵抗導体2の第1箇所21付近に生じた隙間へのシリコン酸化膜が流入することにより、高抵抗導体2の第1箇所21がシリコン酸化膜に置き換わる。このため、ポリシリコン抵抗体1は、高抵抗導体2の第1箇所21で溶断された状態となる。高抵抗導体2が溶断されることにより、ポリシリコン抵抗体1の電流経路が分断されるため、ポリシリコン抵抗体1にジュール熱が発生しなくなり、温度が下がり始める。ポリシリコン抵抗体1の温度が下がることで、液化されたポリシリコンおよびシリコン酸化膜が固体となる。このため、ポリシリコン抵抗体1は、高抵抗導体2の第1箇所21付近で2つに切断された状態で固化される。これによって、ポリシリコンヒューズのトリミングが完了する。
次に、実施の形態1のポリシリコンヒューズのトリミング後の状態について、従来構造と比較しながら説明する。図4は、従来のポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。図5は、図4のポリシリコンヒューズの切断後の状態を示す平面図である。図3に示すように、本発明のポリシリコン抵抗体1の高抵抗導体2は、ポリシリコンヒューズのトリミングのメカニズムに記載したように、第1箇所21付近で2つに切断される。高抵抗導体2の第1箇所21付近には、ポリシリコンの液化により高抵抗導体2の全体積の例えば10%の体積が減少され、ポリシリコンがほぼ存在しない領域(隙間)26が形成される。液化したポリシリコンは、例えば高抵抗導体2を挟んで対向する低抵抗導体3側(例えば図面上下)にそれぞれ分かれるとする。高抵抗導体2の第1箇所21の幅w2−1を例えば1.0μmとし、高抵抗導体2の第2箇所22の幅w2−2を例えば2.0μmとし、高抵抗導体2の長さl2を例えば2.0μmとした場合、隙間26の間隔l2aは例えば0.28μmとなる。2つに切断された後の各高抵抗導体2−1,2−2の長さl2b,l2cは例えば0.86μmとなる(l2=l2a+l2b+l2c)。
一方、図4,5に示すように、高抵抗導体112の第1箇所121と第2箇所122との幅w112が等しい略矩形状の平面形状とした従来構造のポリシリコン抵抗体111においても、高抵抗導体112の第1箇所121付近に、ポリシリコンの液化により高抵抗導体112の全体積の例えば10%の体積が減少され、ポリシリコンがほぼ存在しない領域(隙間)126が形成される。液化したポリシリコンは、例えば高抵抗導体112を挟んで対向する低抵抗導体113側(例えば図面上下)にそれぞれ分かれているとする。高抵抗導体112の第1箇所121は、ポリシリコン抵抗体1の電流経路に平行な方向における高抵抗導体112の中央部である。高抵抗導体112の第2箇所122は、高抵抗導体112と低抵抗導体113との界面である。符号114は、コンタクト電極である。高抵抗導体112の幅w112を例えば1.0μmとし、高抵抗導体2の長さl112を例えば2.0μmとした場合、隙間126の間隔l112aは例えば0.20μmとなる。2つに切断された後の各高抵抗導体112−1,112−2の長さl112b,l112cは例えば0.90μmとなる(l112=l112a+l112b+l112c)。
このように、本発明においては、高抵抗導体2の第1箇所21付近に生じる隙間26の間隔l2aを、従来構造の高抵抗導体112の第1箇所121付近に生じる隙間126の間隔l112aよりも40%広くすることができる。その理由は、次のとおりである。図6は、本発明にかかる半導体装置のポリシリコンヒューズを構成するポリシリコン抵抗体の高抵抗導体の1/2の部分を示す平面図である。図6(a)に、図2の高抵抗導体2の下側半分の台形形状部分(以下、台形形状部分2とする)を示す。また、図6(b)には、比較として、図4の従来構造の高抵抗導体112の下側半分の矩形形状部分(以下、矩形形状部分112とする)を示す。すなわち、本発明の台形形状部分2の厚さt0=l2/2であり、従来構造の矩形形状部分112の厚さt2=l112/2である。
本発明の台形形状部分2の第1箇所21の幅w2−1は、第2箇所22の幅w2−2よりも狭い。このため、例えば台形形状部分2の全体積に対して体積10%となるように、かつ底部に平行に台形形状部分2を分割した場合、台形形状部分2の第1箇所21側の体積10%の部分の厚さは、台形形状部分2の第2箇所22側の体積10%の部分の厚さよりも厚い。一方、従来構造の矩形形状部分112の第1箇所121と第2箇所122との幅w112は等しい。このため、例えば矩形形状部分112の全体積に対して体積10%となるように、かつ底部に平行に矩形形状部分112を分割した場合、矩形形状部分112の体積10%の部分の厚さは、矩形形状部分112いずれの部分であっても等しい。
ここで、高抵抗導体の第1箇所付近におけるポリシリコンが溶解されることによって生じる隙間について、次のように仮定する。図6(a)に示すように、本発明において、台形形状部分2の第1箇所21から台形形状部分2の全体積に対して体積10%にあたる部分(ハッチング部分S1)が溶解されて隙間26(高抵抗導体2の第1箇所21付近に生じるポリシリコンがほぼ存在しない領域)となる。また、図6(b)に示すように、従来構造において、矩形形状部分112の第1箇所121から矩形形状部分112の全体積に対して体積10%にあたる部分(ハッチング部分S2)が溶解されて隙間126となる。
この場合、上述したように、台形形状部分2の体積10%の部分の厚さが深さ方向の部分によって異なり、矩形形状部分112の体積10%の部分の厚さが深さ方向のいずれの部分においても等しいことより、台形形状部分2の総厚さt0に対する台形形状部分2のハッチング部分S1の厚さt1の比(=t1/t0)は、矩形形状部分112の総厚さt2に対する矩形形状部分112のハッチング部分S2の厚さt3の比(=t3/t2)よりも厚くなる。すなわち、台形形状部分2の総厚さt0と矩形形状部分112の総厚さt2とが等しい場合(t0=t2)、台形形状部分2のハッチング部分S1の厚さt1は、矩形形状部分112のハッチング部分S2の厚さt3よりも厚くなる(t1>t3)。したがって、本発明のハッチング部分S1が溶解されてなる隙間26の間隔l2aは、従来構造のハッチング部分S2が溶解されてなる隙間126の間隔l112aよりも広くなる。このように隙間26の間隔l2aを従来構造よりも広くすることができることにより、従来構造よりも確実にポリシリコン抵抗体1を切断することができる。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、ポリシリコンヒューズを構成するポリシリコン抵抗体の、他の部分(低抵抗導体)よりも高抵抗な高抵抗導体のうち、電流が流れたときに最も活発に反応する第1箇所の幅を、低抵抗導体との界面である第2箇所の幅よりも狭くすることにより、半導体集積回路の内部で使用される低電圧(例えば5V〜10V程度)であっても、ポリシリコンヒューズの切断面間の距離を従来よりも長くすることができる。これにより、従来構造よりも確実に、ポリシリコンヒューズを構成するポリシリコン抵抗体を切断することができる。また、実施の形態1によれば、半導体集積回路の内部で使用される低電圧でポリシリコン抵抗体を切断することができるため、ポリシリコンヒューズをパッケージに組み込んだ後に精度よく回路特性を調整することができる。個々のチップにダイシングする前のウェハの状態のまま、ポリシリコンヒューズをトリミングしてもよい。
また、実施の形態1によれば、ポリシリコン抵抗体の周囲を空洞にするためのエッチング処理に用いるエッチングマスクや、ポリシリコン抵抗体のカバープレートを必要としないため、コストが増加することを防止することができる。したがって、信頼性の高いポリシリコンヒューズを低コストで提供することができる。例えば、IPM(Intelligent Power Module)用の過電流検出に用いる場合に、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)を用いる場合よりも信頼性が高い記憶部を低コストで提供することができる。また、実施の形態1によれば、従来と同様に高電圧でポリシリコンヒューズのトリミングを行う場合においても同様に効果を奏する。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる半導体装置の構造について説明する。図7は、実施の形態2にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの平面構造を示す平面図である。図8は、実施の形態2にかかる半導体装置に設けられたポリシリコンヒューズの別の一例の平面構造を示す平面図である。実施の形態2にかかる半導体装置が実施の形態1にかかる半導体装置と異なる点は、ポリシリコン抵抗体10の対向する低抵抗導体3の間に複数の高抵抗導体2を設けた点である。複数の高抵抗導体2は、ポリシリコン抵抗体10の電流経路に直交する方向に並列に設けられている。これにより、高抵抗導体2を挟んで対向するコンタクト電極4間に、複数の電流経路(高抵抗導体2)が形成される。このように、2つ以上の高抵抗導体2を並列に配置することにより、高抵抗導体2から熱を逃げにくくすることができる。
また、図8に示すように、ポリシリコン抵抗体20の対向する低抵抗導体3の間に、第1箇所31と第2箇所32との幅が等しい略矩形状の平面形状を有する高抵抗導体12を並列に複数設けてもよい。高抵抗導体12の第1箇所31は、ポリシリコン抵抗体20の電流経路に平行な方向における高抵抗導体12の中央部である。高抵抗導体12の第2箇所32とは、高抵抗導体12と低抵抗導体3との界面である。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上において本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、各実施の形態では、ポリシリコンからなる抵抗体からなるポリシリコンヒューズを例に説明しているが、ポリシリコンに代えて、液化したときに収縮する材料からなる抵抗体を用いてヒューズを構成してもよい。また、各実施の形態では、高抵抗導体の両側面において、第1箇所を交線とし、一方の台形形状部分の側面と、他方の台形形状部分の側面とが所定の角度をなす構成としているが(すなわち台形形状部分が略等脚台形状の平面形状をなす)、これに限らず、高抵抗導体の一方の側面のみが、第1箇所を交線とし、一方の台形形状部分の側面と、他方の台形形状部分の側面とが所定の角度をなす構成となっていてもよい。また、各実施の形態では、ポリシリコンヒューズによって記憶部を構成する場合を例に説明しているが、これに限らず、本発明にかかるポリシリコンヒューズによって例えば基準電圧を調整してもよい。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、IPM用の過電流検出など、電力変換装置や種々の産業用機械などの電源装置に使用されるパワー半導体装置に有用である。
1 ポリシリコン抵抗体
2 高抵抗導体
3 低抵抗導体
4 コンタクト電極
21 高抵抗導体の第1箇所
22 高抵抗導体の第2箇所
23 高抵抗導体の側面
24 高抵抗導体の一方の台形形状部分の側面
25 高抵抗導体の他方の台形形状部分の側面
l2 高抵抗導体の長さ
l2a ポリシリコンがほぼ存在しない領域(隙間)の間隔
w2−1 高抵抗導体の第1箇所の幅
w2−2 高抵抗導体の第2箇所の幅
w3 低抵抗導体の幅
θ 高抵抗導体の一方の台形形状部分の側面と他方の台形形状部分の側面とのなす角度

Claims (5)

  1. 半導体基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に設けられたヒューズと、
    前記ヒューズを覆う酸化膜と、
    前記酸化膜に選択的に設けられ、前記ヒューズの一部を露出するコンタクトホールと、
    前記コンタクトホールの内部に設けられ、前記ヒューズに接するコンタクト電極と、
    を備え、
    前記ヒューズは、
    多結晶シリコンからなる第1抵抗体と、
    前記第1抵抗体の一方の端部に連続する、前記第1抵抗体よりも抵抗が低い多結晶シリコンからなる第2抵抗体と、
    前記第1抵抗体の他方の端部に連続する、前記第1抵抗体よりも抵抗が低い多結晶シリコンからなる第3抵抗体と、からなり、
    前記第1抵抗体の幅は、前記第2抵抗体側および前記第3抵抗体側から所定箇所に向かって狭くなっており、
    前記第1抵抗体は、前記第2抵抗体と前記第3抵抗体との間に、電流経路に直交する方向に並列に、複数形成されており、
    前記第2抵抗体および前記第3抵抗体にそれぞれ1つ以上の前記コンタクト電極が設けられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1抵抗体は、前記所定箇所を上底とし、前記第2抵抗体との界面および前記第3抵抗体との界面をそれぞれ下底とする2つの台形形状を上底同士が対向するように配置した平面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1抵抗体の、前記第2抵抗体との界面を下底とする台形形状部分の側面と、前記第3抵抗体との界面を下底とする台形形状部分の側面と、のなす角度は、90度より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記ヒューズには、前記第2抵抗体から前記第1抵抗体を介して前記第3抵抗体に向かう電流経路で電流が流れ、
    前記第1抵抗体の前記所定箇所は、前記電流が流れることにより最も発熱する箇所であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置。
  5. 前記第1抵抗体の、前記電流経路に直交する方向の幅は、前記第2抵抗体および前記第3抵抗体の、前記電流経路に直交する方向の幅よりも狭いことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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