JPH0770599B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0770599B2
JPH0770599B2 JP19203086A JP19203086A JPH0770599B2 JP H0770599 B2 JPH0770599 B2 JP H0770599B2 JP 19203086 A JP19203086 A JP 19203086A JP 19203086 A JP19203086 A JP 19203086A JP H0770599 B2 JPH0770599 B2 JP H0770599B2
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fuse
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semiconductor device
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半導体装置のためのヒューズ素子を形成するためにp型
シリコン基板の表面の絶縁層にコンタクトホールを形成
し、このコンタクトホールをアルミニウム(Al)で埋め
込み、Al/Si接合部を作るにおいて、Al/Si(n+層)接合
部を合金化してp型層を形成し、p−nジャンクション
にして絶縁(非導通)状態を作る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体装置の製造方法に関し、さらに詳しく言
えば、アルミニウム(Al)と半導体基板(シリコン基
板)の接合部を合金化することによりヒューズ素子を形
成する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
D−RAMなどのLSIにおいては冗長回路内で切断を行うた
めに多結晶シリコン(ポリシリコン)ヒューズが設置さ
れている。第2図を参照すると、21は選択用(スイッチ
ング)トランジスタ、22はヒューズ、23は冗長回路であ
る。LSIの製作においてテストを行い、不良部分のある
ことが判明すればそれを冗長回路につなぎ代え、またテ
ストの結果が完全であれば冗長回路を切断する。それに
はトランジスタをスイッチングさせ、大電流を流して冗
長回路へのヒューズを切断する。
従来例のヒューズは第3図の平面図に示され、図におい
て、24はポリシリコンヒューズ、25はそれぞれトランジ
スタと冗長回路とをつなぐアルミニウム(Al)配線層で
ある。図示のヒューズを切断するには、Al配線層25に大
電流を流し、ポリシリコンヒューズ24の幅の狭くなった
部分24aを溶融し、焼き切ってAl配線層25の間の接続を
切断する(絶縁する)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のポリシリコンヒューズは第3図に示す如く平面状
に延在する構成のものであるので、LSIの集積化を阻害
し、またヒューズをLSI内に形成するためのプロセスが
複雑化する問題がある。
本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、LSI
の冗長回路の切断などに用いるヒューズ素子を、従来例
の如く面積をとることなくLSI回路が形成された半導体
基板内に製作する方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図(a)と(b)は本発明実施例の断面図で、図
中、11はp型シリコン(Si)基板、12はシリコン基板11
内に形成されたn+型層、13は絶縁膜(SiO2膜)、14はAl
配線である。
本発明においては、SiO2膜13に形成されたコンタクトホ
ール16をAl配線14で埋め込み、コンタクトホール内で基
板とAl配線の接合部分すなわちAl/Si(n+型層)の接合
部を第1図(b)に示す如く合金化してAl・Siのp型層
15を形成し、p−nジャンクション(接合)を作ってAl
配線14を絶縁(非導通)状態にする。
〔作用〕
第1図(a)に示す状態では電流は矢印Iの方向にもそ
の反対方向にも流れることができて導通状態にあるが、
Al/Siの接合部にp型のAl/Si合金層15を作ると、第1図
(b)に矢印IIで示す電流はn−p接合部に障壁ができ
て合金層15で流れなくなって非導通状態になり、また前
記と反対方向の電流の流れの場合も反対側のコンタクト
ホールにおいて同様の現象が発生する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
先ず第1図(a)を参照すると、p型シリコン基板11に
公知の技術でn+型層12を作り、シリコン基板11上に例え
ば1μmの厚さのSiO2膜13を作り、次いでSiO2膜13にコ
ンタクトホール16を窓開けし、引続き厚さが例えば1μ
mのAl配線14をn+型層12を経て導通するようパターニン
グする。この状態で電流は矢印1方向またはその反対方
向に流れることができる。
次に、第1図(b)に示される如く、コンタクトホール
領域にレーザパルス17を照射する。連続波(CW)レーザ
ビームはそれを照射するとAl配線14が剥がれることがあ
るので用いない。このレーザパルスの加熱によってコン
タクトホール領域のAlが溶融し、Al/Siの接合部が合金
化されてAl・Si合金層15が形成される。この合金化には
Alが高い吸収係数をもった光を発振するレーザが必要で
あり、また合金層15が深くなりすぎてn+層12を突き抜け
ることのないように、例えばパワーが約5J/cm2のArFエ
キシマレーザのパルスを照射する。Alは元素周期表で3
価の元素であるのでAl・Si合金層15はp型Si層となる。
この合金層15は基板11内だけでなく接合部のAl中にも拡
がる。
Al/Si(n+型層)接合部にp型の合金層が作られる結
果、矢印IIの方向に流れる電流は第1図(b)の右のAl
・Si合金層15で止められ、反対方向の電流は同図の左の
合金層15で止められるので、Al配線14は非導通の絶縁状
態になり、図示のデバイスはヒューズ素子として働く。
コンタクトホール領域のAl配線を上記の如く選択的に加
熱すると、当該領域のAl配線の表面が平坦化する効果も
ある。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように本発明によれば、従来のヒューズ
が平面的に延在したために占有した面積(第3図に見て
ポリシリコンヒューズ24の幅Wは20μm程度であったも
のが、第1図(b)にW′で示される5μm程度の幅に
短縮化されて、LSIの集積化に有効であり、また本発明
のヒューズ素子は通常の半導体プロセスで形成されうる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)と(b)は本発明実施例断面図、 第2図は冗長回路の構成用、 第3図は従来例平面図である。 第1図において、 11はシリコン基板、 12はn+型層、 13はSiO2膜、 14はAl配線、 15はAl−Si合金層、 16はコンタクトホール、 17はレーザパルスである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】p型半導体基板(11)に形成したn+型層
    (12)を経由して導通をとるアルミニウム配線(14)を
    形成してなるヒューズを絶縁状態にするにおいて、アル
    ミニウム配線(14)とn+型層(12)との接合部のアルミ
    ニウムを溶融し、当該接合部にp型のアルミニウム・シ
    リコン合金層(15)を形成してアルミニウム配線(14)
    を絶縁状態にすることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP19203086A 1986-08-19 1986-08-19 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JPH0770599B2 (ja)

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FR2713398B1 (fr) * 1993-11-30 1996-01-19 Sgs Thomson Microelectronics Fusible pour circuit intégré.
JP6295589B2 (ja) * 2013-10-15 2018-03-20 富士電機株式会社 半導体装置

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