JP6281530B2 - パイル織機における経糸開口方法 - Google Patents

パイル織機における経糸開口方法 Download PDF

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Description

本願発明は、グラウンド経糸及びパイル経糸を備えたパイル織機における経糸開口方法に関する。
特許文献1には、3本緯タオルの布移動式パイル織機におけるパイル織方法とパイル織時の地経糸及びパイル経糸の開口パターンが開示されている。緯糸の筬打ちは常に定位置で行われ、織前が筬打ち位置と筬打ち位置より織機前方の位置との間をテリーモーションにより往復移動される。
3本緯タオルのパイル組織を製織する場合、3ピックで1リピートとなる。第1ピック及び第2ピックは、織前が筬打ち位置より織機前方へ前進した状態で緯入れされ、筬打ちされる(ルーズピックという)。第3ピックは、織前が筬打ち位置に後退した状態で緯入れされ、筬打ちされる(ファーストピックという)。このファーストピック時に、筬打ち位置と織機前方位置との間に延ばされたパイル経糸が縮められ、設定された高さのパイルが形成される。
3本緯タオルのパイル組織の製織において、地経糸及びパイル経糸の1リピートにおける開口パターンは、同一のパターンで作成されている。但し、地経糸の開口パターンに対してパイル経糸の開口パターンは、1ピック分位相をずらした状態で繰り返すように設定されている。また、地経糸の開口パターン及びパイル経糸の開口パターンにおけるクロスタイミングは、所定の回転角度(例えば、320度)に設定され、同一のタイミングで交差するように設定されている。
特開2002−173849号公報
特許文献1は、ファーストピックの筬打ちタイミングを含む期間で、パイル経糸張力を低くしてパイルを確実に形成している。また、ファーストピック後のパイル経糸のクロスタイミングを含む期間では、パイル経糸張力を高くして経糸さばきを良くし、開口不良による緯入れミスを減少している。
しかし、特許文献1において、ファーストピックにより形成されるパイルは、パイル経糸張力を低くすることにより良好に形成されるが、続くパイル経糸の開口に伴うパイル経糸張力の上昇によりパイル抜けを生じ易い。パイル抜けは、パイル高さが設定された高さより低くなるため、パイルの不揃いを生じ、パイル織布の品質低下の大きな要因となる。
従来、パイル抜けの対策として、パイル経糸の送り出し側にテンションローラ等のテンション調整手段が設置されている。パイル経糸は、テンション調整手段を経過後、ドロッパー、綜絖、筬のそれぞれの糸通過孔を経由して織前に至るため、テンション調整手段の調整力がドロッパー、綜絖及び筬による抵抗を受け、織前位置のパイル経糸に直ちに作用しない。このため、従来のテンション調整手段は、パイル抜けに対して有効に作用していなかった。
本願発明は、パイル織機におけるパイル抜けを抑制することを目的とする。
請求項1は、グラウンド経糸及びパイル経糸を挿通した複数の綜絖枠を個別に駆動する複数の駆動系と前記複数の駆動系を個別に制御する経糸開口制御装置とを備え、織前の前後移動に合わせた複数回のルーズピック及び前記ルーズピックに続くファーストピックによりパイルを形成するパイル織機における経糸開口制御装置において、前記経糸開口制御装置には、前記グラウンド経糸の開口曲線及び前記パイル経糸の開口曲線が設定され、少なくとも前記ルーズピックから前記ファーストピックへの移行時における前記グラウンド経糸の開口曲線のクロスタイミングを前記パイル経糸の開口曲線のクロスタイミングより早めたことを特徴とする。
請求項1によれば、グラウンド経糸のクロスタイミングを早めることにより、ルーズピックにより緯入れされた緯糸は、大きな経糸張力に設定されているグラウンド経糸により強力に把持される。その後、パイル経糸が開口を始めるとともに、ルーズピックにより緯入れされた緯糸が筬打ちされる。このため、先行するルーズピックにより緯入れされた緯糸と最後のルーズピックにより緯入れされた緯糸とによりパイル経糸が強く挟持され、開口により増大するパイル経糸の張力によるパイル抜けを抑制することができる。パイル抜けの抑制は、形成されるパイルを設定された高さに揃えることができ、パイル織布の品質を向上させることができる。
請求項2は、前記グラウンド経糸の開口曲線における全てのクロスタイミングを前記パイル経糸の開口曲線における全てのクロスタイミングより早めたことを特徴とする。請求項2によれば、緯入れされた緯糸はグラウンド経糸の開閉口毎にグラウンド経糸により強く把持され、筬打ちされるため、パイル織布全体での緯糸の打ち込み力が高まり、パイル抜けの抑制効果をより高めることができる。
請求項3は、前記グラウンド経糸のクロスタイミングは、前記グラウンド経糸の開口曲線の位相をずらすことにより早めたことを特徴とする。請求項3によれば、グラウンド経糸のクロスタイミングをパイル経糸のクロスタイミングより早めたグラウンド経糸の開口曲線を簡単に作成することができる。また、グラウンド経糸のクロスタイミングの変更は、回転角度を変更するのみであるため、経糸開口制御装置による綜絖枠の駆動系の制御が簡単である。
請求項4は、前記複数の駆動系は、前記複数の綜絖枠に個別に連結された複数の開口モータにより構成したことを特徴とする。請求項4によれば、綜絖枠の駆動系は、各綜絖枠を個別の開口モータにより駆動する電子開口装置により構成されるため、各綜絖枠における昇降速度、昇降量、クロスタイミング等の開口要件を自由に設定できる。
本願発明は、パイル織機におけるパイル抜けを抑制することができる。
第1の実施形態におけるパイル織機の概要を示す全体図である。 パイル織りにおける開口パターンを示す線図である。 (A)は第1ルーズピックの動作図、(B)は、第2ルーズピックの動作図である。 (A)、(B)、(C)は、第2ルーズピックの動作図である。 (A)、(B)、(C)は、ファーストピックの動作図である。 第2の実施形態におけるパイル織りの開口パターンを示す線図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。なお、本願明細書においては、図1の左側を前、右側を後とし、上側及び下側をそれぞれ上、下として説明する。図1はパイル織機の側面視であり、グラウンド経糸ビーム1はグラウンド経糸送出し制御装置C2に電気的に接続された送出しモータM2により駆動される。
送出しモータM2の回転によりグラウンド経糸ビーム1から送り出されるグラウンド経糸TGは、円弧状のバックガイドプレート2及びテンションローラ3を経由して複数の綜絖枠4A〜4D及び筬5に通される。筬5は、図示しない駆動装置により、仮想線で示した筬打ち位置と実線で示した緯入れ位置との間を揺動される。織布Wはエキスパンションバー6、サーフェスローラ7及びガイドローラ8、9を経由してクロスローラ10に巻き取られる。
パイル織機のフレーム11は、バックガイドプレート2を支持するとともに、テンションローラ3への付勢力付与機構(図示せず)を備えたテンションパイプ12を回転可能に支持する。テンションパイプ12に固定された上方支持アーム13は上端にテンションローラ3を回転可能に支持する。なお、経糸開口運動によるグラウンド経糸TGの張力変動は、テンションパイプ12の付勢力付与機構により付勢されたテンションローラ3の消極イージングにより吸収される。
テンションパイプ12の付勢力付与機構に固定された下向きレバー14の先端には、ロッド15が回転可能に連結されている。ロッド15には、テンションローラ3にかかるグラウンド経糸TGの張力を検出するロードセル16が取り付けられている。ロードセル16はグラウンド経糸送出し制御装置C2に電気的に接続されている。グラウンド経糸送出し制御装置C2は予め設定された基準張力及びロードセル16から得られる張力検出情報に基づいて送出しモータM2の送り出し速度を制御する。
グラウンド経糸ビーム1の上方にはパイル経糸ビーム17が配設されている。パイル経糸ビーム17はパイル経糸送出し制御装置C3に電気的に接続された送出しモータM3により駆動される。パイル経糸ビーム17から送り出されるパイル経糸TPは、転向ローラ18、張力付与部材19及びテリーモーションローラ20を経由して綜絖枠4A〜4D及び筬5に通される。
転向ローラ18はフレーム11に固定されるとともに、ロードセル21を備えた軸22に回転可能に支持されている。パイル経糸TPの張力はロードセル21により検出され、パイル経糸送出し制御装置C3に出力される。また、転向ローラ18のパイル経糸TPが接触していない端部位置には、図示しない一対の被検出要素が設けられている。
前記一対の被検出要素と対応する一対の近接スイッチ23は、転向ローラ18の回転を検出し、パイル経糸送出し制御装置C3に出力する。従って、パイル経糸送出し制御装置C3は予め設定された基準張力とロードセル21から得られる張力検出情報との比較及び近接スイッチ23から得られる回転検出信号に基づいて送出しモータM3の送出し速度を制御する。
張力付与部材19はフレーム11に固定された板ばね24によって支持されている。張力付与部材19は、板ばね24の撓みによる消極イージングにより、経糸開口運動によるパイル経糸TPの張力変動を吸収する。なお、パイル織機では、パイルの形成を確実に行うために、パイル経糸TPの張力は、グラウンド経糸TGの張力よりも小さく設定されている。テリーモーションローラ20は軸25によって回転可能に支持された揺動レバー26の上方アーム先端に回転可能に支持されている。揺動レバー26の下方アームはロッド15に回転可能に連結している。
織機の前後方向中央部には、二叉状の中間レバー27が軸28に回転可能に設けられている。中間レバー27の上方位置には、パイルモーション機構29が配設されている。パイルモーション機構29は、専用の駆動モータ(図示せず)又は織機駆動モータM1によって駆動されるボールねじ機構又はカム機構からなる駆動装置(図示せず)が内装され、パイルモーション機構29の駆動装置の作動により駆動軸30に固定された駆動レバー31が往復回転される。
織機駆動モータM1の作動は織機回転角度を検出するロータリエンコーダ32と接続する織機制御装置C1によって制御される。また、織機制御装置C1及びパイル経糸送出し制御装置C3は柄出し制御装置33と接続する。柄出し制御装置33には、パイル製織用の織り柄パターンが設定されている。柄出し制御装置33は緯入れ1サイクル中の所定の織機回転角度毎に織機制御装置C1及びパイル経糸送出し制御装置C3に織り柄パターンを送る。従って、織機制御装置C1は柄出し制御装置33から得られる織り柄パターンに基づいてパイルモーション機構29を作動する。
パイルモーション機構29の駆動レバー31は中間レバー27の一方のアーム34と連結するロッド35を介して中間レバー27に往復回動運動を伝える。中間レバー27はその他方のアーム36に連結するロッド15を介してテンションローラ3及びテリーモーションローラ20に揺動運動、即ちテリーモーションを伝えることができる。また、織機の前方位置で織布Wを案内するエキスパンションバー6は、軸37に回転可能に支持された揺動レバー38の上端に支持され、揺動レバー38の下端がロッド39を介して中間レバー27の他方のアーム36に連結されている。
従って、中間レバー27の往復回動は同時にロッド39を介して揺動レバー38を揺動し、エキスパンションバー6にテンションローラ3及びテリーモーションローラ20と同一方向のテリーモーションを伝えることができる。なお、前記織り柄パターンに基づくテリーモーションは次のように動作される。パイル織り工程のルーズピック時には、テンションローラ3、テリーモーションローラ20及びエキスパンションバー6が織機前方に揺動され、織前W1を筬打ち位置(筬5の仮想線位置)よりパイル織機の前方側となる仮想線で示したルーズピック位置に移動する。また、パイル織り工程のファーストピック時及びボーダ織時には、テンションローラ3、テリーモーションローラ20及びエキスパンションバー6がパイル織機の後方側に揺動され、織前W1が実線で示した筬打ち位置(筬5の仮想線位置)に移動する。
綜絖枠4A〜4Dは、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPを挿通した綜絖枠を示しており、経糸開口装置40により駆動される。なお、本実施形態では、綜絖枠4A〜4Dを便宜上4枠で示したが、稼働するパイル織機では、6枠、8枠、12枠等の多数枠が使用され、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPを多数枠に分散して挿通する形態で実施されている。
経糸開口装置40には、複数の駆動系として綜絖枠4A〜4Dに連結される複数の開口モータM4〜M7が備えられている。開口モータM4は綜絖枠4Aと、開口モータM5は綜絖枠4Bと、開口モータM6は綜絖枠4Cと、開口モータM7は綜絖枠4Dと連結されている。開口モータM4〜M7は、それぞれモータの回転速度を自由に制御できるため、各綜絖枠4A〜4Dに独立した開口運動を行わせることができる。
経糸開口装置40は経糸開口制御装置C4に電気的に接続されている。経糸開口制御装置C4は織機制御装置C1との間で相互通信可能に電気的に接続されている。経糸開口制御装置C4には、柄出し制御装置33に設定されたパイル織りのための織柄パターンに基づくグラウンド経糸TG及びパイル経糸TPの開口パターンが設定されている。経糸開口制御装置C4は開口パターンに基づいて開口モータM4〜M7に駆動信号を発信する。
パイル織り工程及びグラウンド経糸TG、パイル経糸TPの開口パターンを、図2に基づき説明する。本実施形態では、2回のルーズピック後ファーストピックを行う3ピックパイルと呼ばれるパイル形成方法で説明している。しかし、パイル形成方法は、3回以上のルーズピックを行った後、ファーストピックを行う方法でも構わない。
図2には、パイル織機の回転角度に対応させた第1ルーズピックL1、第2ルーズピックL2及びファーストピックFの緯入れタイミング、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPの開口曲線、織前W1の前(パイル織機の前方位置)後(筬打ち位置)の移動タイミングが示されている。
緯入れタイミングでは、パイル織機の1回転毎(回転角度で0度〜360度)に、第1ルーズピックL1、第2ルーズピックL2及びファーストピックFが順に実行され、第1ルーズピックL1、第2ルーズピックL2及びファーストピックFを1リピートとして繰り返し行われることを示している。
実線及び点線で示したグラウンド経糸TGの開口曲線は、第1ルーズピックL1から第2ルーズピックL2の間では連続した緯入れ2回分の開口を形成し、ファーストピックFでは、緯入れ1回分の開口が形成される。パイル経糸TPの開口曲線は、グラウンド経糸TGの開口曲線をパイル織機の1回転(360度)分だけ位相をずらせた形態で、ファーストピックFから第1ルーズピックL1の間では連続した緯入れ2回分の開口を形成し、第2ルーズピックL2では、緯入れ1回分の開口を形成している。
織前W1の移動タイミングは、第2ルーズピックL2の筬打ち(回転角度0度)後の回転角度α1で、織前W1が前方位置から後方の筬打ち位置W2へ向けて移動を開始する。織前W1の後方移動開始時には、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPは既に開口を開始している。ファーストピックFの緯入れ後、回転角度α2で織前W1は筬打ち位置W2に到達し、回転角度0度で筬打ちが行われる。
ファーストピックFの筬打ち後、回転角度α3で織前W1は筬打ち位置W2から前方へ向けて移動を開始し、第1ルーズピックL1の筬打ち(回転角度0度)の前の回転角度α4で最前進位置へ到達する。織前W1は、第1ルーズピックL1、第2ルーズピックL2及びファーストピックFに対応して回転角度α1〜α4のタイミングで最前進位置と筬打ち位置W2との間を前後移動される。
従来のパイル織り工程では、パイル経糸TPに対するグラウンド経糸TGの開口曲線は、図2に示す仮想線のように設定されている。即ち、グラウンド経糸TGの開口曲線はパイル経糸TPの開口曲線との間で、パイル織機の回転角度1回転(360度)分だけ位相をずらせて設定されている。このため、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK1はパイル経糸TPのクロスタイミングK1と同一となるように設定されている。
本実施形態では、グラウンド経糸TGの開口曲線が、仮想線で示した従来の開口曲線の位置から回転角度差βだけ早めた方向に位相をずらせた図2に示す実線の開口曲線として設定されている。このため、グラウンド経糸TGの開口曲線におけるクロスタイミングK2は、全てパイル経糸TPのクロスタイミングK1より早く生じる。
クロスタイミングK1、K2の差(回転角度差β)の設定により、パイル経糸TPが閉口状態となる時(クロスタイミングK1)、グラウンド経糸TGが既に開口を開始している。なお、グラウンド経糸TGとパイル経糸TPとが同一ピック内で閉口運動及び開口運動を行うのは、第2ルーズピックL2からファーストピックFに移行するタイミングであり、織前W1が筬打ち位置W2に向けて移動する直前のタイミングである。
図2〜図5に基づき、本実施形態におけるパイル織り工程の動作を具体的に説明する。グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPを挿通した綜絖枠4A〜4Dは、経糸開口制御装置C4により制御された開口モータM4〜M7により駆動される。綜絖枠4A〜4Dはグラウンド経糸TG及びパイル経糸TPを、図2に示した開口曲線のように開閉口する。図3(A)は、第1ルーズピックL1を示している。織前W1はテリーモーションにより回転角度α3で前方移動を開始され、第1ルーズピックL1の緯入れ終了後、回転角度α4で最前進位置に到達する。第1ルーズピックL1により緯入れされた緯糸Y1は筬打ち位置W2に筬打ちされる。
図3(B)〜図4は、第2ルーズピックL2を示している。織前W1は最前進位置に維持されている。図3(B)では、グラウンド経糸TGは第1ルーズピックL1から継続して開口状態を維持される。パイル経糸TPは第1ルーズピックL1の緯入れ後、クロスタイミングK1を経て反転した方向に開口した状態にあり、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPの開口内に緯糸Y2が緯入れされる。
図4(A)では、第2ルーズピックL2における緯糸Y2の緯入れが終了し、筬5が筬打ち方向に揺動する時、グラウンド経糸TGは、閉口運動を開始し、パイル経糸TPより先にクロスタイミングK2に達して閉口状態となる。図4(B)では、グラウンド経糸TGがクロスタイミングK2を経過し、反転した方向へ開口した状態にあり、この時、パイル経糸TPはクロスタイミングK1に達し、閉口状態となる。クロスタイミングK1では、パイル経糸TPが最も張力低下した状態にある。しかし、大きな経糸張力を付与されているグラウンド経糸TGが反転方向に開口しているため、緯糸Y2はグラウンド経糸TGによって強固に把持され、安定した状態にある。
図4(C)では、グラウンド経糸TGの開口角度が大きくなるとともに、パイル経糸TPがクロスタイミングK1を経過して反転方向に開口を始め、緯糸Y2が筬5により回転角度0度で筬打ち位置W2に筬打ちされる。パイル経糸TPは、クロスタイミングK1を経過し、反転方向への開口が始まると、張力が上昇する。このため、開口によるパイル経糸TPの上昇張力は、既に緯入れされている緯糸Y1と緯糸Y3の間に伸びるパイル経糸TPをパイル織機の後方側へ引き出す力として作用する。従って、パイル経糸TPの上昇張力は、パイル抜けの要因となる。
しかし、緯糸Y2は、パイル経糸TPが反転方向へ開口する前に、グラウンド経糸TGの反転方向への開口により強固に把持された状態で筬打ちされる。このため、緯糸Y1と緯糸Y2との間で反転するパイル経糸TPは、緯糸Y2により緯糸Y1との間に強固に挟持され、織布W側の緯糸Y1と緯糸Y3との間に伸びるパイル経糸TPをパイル織機の後方側へ引き出そうとする力によるパイル抜けを抑制することができる。
図5は、ファーストピックFを示している。図5(A)では、織前W1が、第2ルーズピックL2で緯入れされた緯糸Y2の筬打ち後、回転角度α1で筬打ち位置W2に向けて後退を開始する。織前W1の後退中に、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPが開口し、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPの開口内にファーストピックFにおける緯糸Y3が緯入れされる。
図5(B)では、ファーストピックFにおける緯糸Y3の緯入れが終了するとともに、グラウンド経糸TGがクロスタイミングK2で閉口する。この時、織前W1は筬打ち位置W2に向けて後退中である。グラウンド経糸TGが閉口すると、緯糸Y3は大きな経糸張力に設定されているグラウンド経糸TGによって強固に把持される。なお、パイル経糸TPは、続く第1ルーズピックL1も開口状態を継続する。
図5(C)では、グラウンド経糸TGがクロスタイミングK2を経て反転方向に開口を始め、織前W1は回転角度α2において筬打ち位置W2に到達する。続く回転角度0度において、グラウンド経糸TGにより強固に把持されている緯糸Y3が織前W1に筬打ちされる。この時、図5(B)で示されている緯糸Y3と緯糸Y1との間に伸びるパイル経糸TPが織布Wの両面に突出し、新しいパイルP1が形成される。以降、図3〜図5に示した第1ルーズピックL1、第2ルーズピックL2及びファーストピックFが繰り返し行われ、パイル織布が製織される。
図5(A)〜(C)において、織前W1が筬打ち位置W2へ後退する間におけるパイル経糸TP及び筬打ち位置W2への到達後における新しく形成されたパイルP1は、開口運動によって上昇するパイル経糸TPの張力の影響を受ける。しかし、パイルP1から開口するパイル経糸TPに繋がる部分は、グラウンド経糸TGと緯糸Y2及び緯糸Y3とによって強く挟持されているため、パイル経糸TPの開口に起因するパイル抜けを抑制することができる。
第1の実施形態では、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK2をパイル経糸TPのクロスタイミングK1より早めることにより、第2ルーズピックL2により緯入れされた緯糸Y2は、グラウンド経糸TGの大きな経糸張力により強力に把持される。このため、先行する第1ルーズピックL1により緯入れされた緯糸Y1と第2ルーズピックL2により緯入れされた緯糸Y2との間にパイル経糸TPが強く挟持され、開口により増大するパイル経糸TPの張力によるパイル抜けを抑制することができる。パイル抜けの抑制により、パイルP、P1を設定された高さに揃えることができ、パイル織布の品質を向上させることができる。
また、グラウンド経糸TGの開口曲線における全てのクロスタイミングK2をパイル経糸TPの開口曲線における全てのクロスタイミングK1より早めている。このため、緯入れされた緯糸Y2、Y3は、グラウンド経糸TGの開閉口毎にグラウンド経糸により強く把持されるので、パイル抜けの抑制効果をより高めることができる。
また、グラウンド経糸TGの開口曲線の位相をパイル経糸TPに対してずらすことにより、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK2を早めている。このため、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK2をパイル経糸TPのクロスタイミングK1より早めたグラウンド経糸TGの開口曲線を簡単に作成することができる。また、経糸開口制御装置C4による綜絖枠4A〜4Dの駆動系である開口モータM4〜M7の制御が簡単である。
また、綜絖枠4A〜4Dの駆動系は、各綜絖枠4A〜4Dを個別の開口モータM4〜M7により駆動する電子開口装置により構成するため、各綜絖枠4A〜4Dにおける昇降速度、昇降量、クロスタイミングK1、K2等を自由に設定できる。
また、本実施形態では、パイル抜けを確実に抑制することができるため、パイル経糸ビーム17から織前W1に至るパイル経糸TPのパイル抜けによる緩みが無くなり、ドロッパーピン(図示せず)の垂れ下がりによる無駄止まりを防止することができる。また、パイル抜けの確実な抑制は、パイル経糸TPの張力を従来の場合より下げることが可能となるため、パイルP、P1の立ち状態が良くなり、パイル織布の品質向上に大きく寄与することができる。
また、パイル抜けの確実な抑制は、従来のように、パイル抜け量を考慮したパイルモーション量の設定が不要となり、パイルモーション量を必要最小限にすることができ、パイル織機の安定した運転と高速化にも寄与することができる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態を示したもので、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号にて説明し、詳細な説明を省略する。第2の実施形態は、グラウンド経糸TG及びパイル経糸TPの開口曲線に静止角γを持たせるとともに、グラウンド経糸TGの開口時及び閉口時の速度を変化させることによりクロスタイミングK2をパイル経糸TPのクロスタイミングK1より早めた構成である。
グラウンド経糸TGの開口曲線は、第2ルーズピックL2の緯入れ終了に伴うグラウンド経糸TGの閉口速度を高めてクロスタイミングK2を早め、続く反転方向の開口速度を低くしてファーストピックFの緯入れタイミングに備えている。また、ファーストピックFから第1ルーズピックL1への移行時でも、ファーストピックFの緯入れ終了時に、グラウンド経糸TGは、閉口速度を高めることでクロスタイミングK2を早め、続く反転方向の開口速度を低くして第1ルーズピックL1の緯入れに備える。
第2の実施形態においても、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK2をパイル経糸TPのクロスタイミングK1より回転角度差βだけ早めたグラウンド経糸TGの開口曲線を構成することができる。このため、パイル経糸TPが閉口する前にグラウンド経糸TGを閉口し、かつ開口して緯糸Y2、Y3を強固に把持し、パイル経糸TPの開口時の張力上昇によるパイル抜けを抑制することができる。従って、第2の実施形態は、第1の実施形態と同一の作用効果を得ることができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
(1)第1及び第2の実施形態では、グラウンド経糸TGの開口曲線における全てのクロスタイミングK2をパイル経糸TPの開口曲線のクロスタイミングK1より早めている。しかし、グラウンド経糸TGのクロスタイミングK2は、第2ルーズピックL2からファーストピックFへの移行時にのみ、パイル経糸TPのクロスタイミングK1より早め、それ以外ではパイル経糸TPのクロスタイミングK1と同一にしても良い。
(2)第1及び第2の実施形態では、駆動系として各綜絖枠4A〜4Dを独立した開口モータM4〜M7により個別に駆動する電子開口装置を使用したが、各綜絖枠4A〜4Dをマグネット等の電磁的装置により駆動部に個別に連結して駆動する電子ドビーを用いても良い。
1 グラウンド経糸ビーム
3 テンションローラ
4A〜4D 綜絖枠
5 筬
6 エキスパンションバー
7 サーフェスローラ
10 クロスローラ
12 テンションパイプ
15、35、39 ロッド
17 パイル経糸ビーム
18 転向ローラ
19 張力付与部材
20 テリーモーションローラ
24 板ばね
27 中間レバー
29 パイルモーション機構
31 駆動レバー
33 柄出し制御装置
38 揺動レバー
40 経糸開口装置
α1〜α4 回転角度
β 回転角度差
γ 静止角
C1 織機制御装置
C2 グラウンド経糸送出し制御装置
C3 パイル経糸送出し制御装置
C4 経糸開口制御装置
F ファーストピック
K1、K2 クロスタイミング
L1 第1ルーズピック
L2 第2ルーズピック
M1 織機駆動モータ
M2、M3 送出しモータ
M4〜M7 開口モータ
P、P1 パイル
TG グラウンド経糸
TP パイル経糸
W 織布
W1 織前
W2 筬打ち位置
Y1〜Y3 緯糸

Claims (4)

  1. グラウンド経糸及びパイル経糸を挿通した複数の綜絖枠を個別に駆動する複数の駆動系と前記複数の駆動系を個別に制御する経糸開口制御装置とを備え、織前の前後移動に合わせた複数回のルーズピック及び前記ルーズピックに続くファーストピックによりパイルを形成するパイル織機における経糸開口制御装置において、
    前記経糸開口制御装置には、前記グラウンド経糸の開口曲線及び前記パイル経糸の開口曲線が設定され、
    少なくとも前記ルーズピックから前記ファーストピックへの移行時における前記グラウンド経糸の開口曲線のクロスタイミングを前記パイル経糸の開口曲線のクロスタイミングより早めたことを特徴とするパイル織機における経糸開口方法。
  2. 前記グラウンド経糸の開口曲線における全てのクロスタイミングを前記パイル経糸の開口曲線における全てのクロスタイミングより早めたことを特徴とする請求項1に記載のパイル織機における経糸開口方法。
  3. 前記グラウンド経糸のクロスタイミングは、前記グラウンド経糸の開口曲線の位相をずらすことにより早めたことを特徴とする請求項2に記載のパイル織機における経糸開口方法。
  4. 前記複数の駆動系は、前記複数の綜絖枠に個別に連結された複数の開口モータにより構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のパイル織機における経糸開口方法。
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