JP6269737B2 - 機能利用装置、機能利用方法、及び、機能利用プログラム - Google Patents

機能利用装置、機能利用方法、及び、機能利用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、実行可能な複数の機能のうち、ある機能を、ユーザの操作に基づいて、使用できないように設定できる、機能利用装置、機能利用方法、及び、機能利用プログラムに関する。
従来から、欧米の高校や大学等では、学力試験等の際に、生徒や学生が複数の機能を実行可能な電卓等の機能利用装置を試験会場に持ち込み、試験中に機能利用装置を用いて計算等を行うことが許されている場合がある。複数の機能のうち1つの機能として、例えば、この例に限られるものではないが、プログラム機能がある。これは、ユーザが予め所望のプログラムを作成して、これを電卓の内部記憶装置に記憶させ、あとで必要なときに、ユーザの操作に基づいて、予めプログラムしておいたプログラムを読出し、実行することができる便利な機能である。
しかし、このように普段の利用シーンにおいては便利な機能であっても、それらの機能が特定の場面、例えば試験中等に実行されることは好ましくない場合がある。そのため、例えば特開2000−10932号公報に記載されているように、電卓等の機能利用装置が実行可能な複数の機能のうち、ある機能を、ユーザの操作に基づいて、使用できないように設定できるとともに、所定の時間が経過すると、その機能を再び使用できるように設定される機能利用装置がある。
特開2000−10932号公報
しかしながら、上記のように構成されている場合、所定の時間が経過し、その機能を再び使用できるように設定される際に、ユーザがその時点で入力済みであったデータや電卓等の機能利用装置を用いて行った処理の結果等が、消去されてしまう仕様も考えられるが、そうすると、ユーザは、消去されたデータや処理結果を再現するために、再び同じ操作を行う必要があり、この点、ユーザにとっては利便性に欠けるおそれがあった。
そこで、本発明は、一旦使用できないように設定したある機能を、所定の時間が経過後に再度使用できるように設定する際における、ユーザの利便性を高めることができる、機能利用装置、機能利用方法、及び、機能利用プログラムを提供することである。
本発明の機能利用装置は、
制御装置を備える機能利用装置であって、
前記制御装置は、
前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行し、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定し、
前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除する、
ことを特徴とする。
本発明の機能利用プログラムは、
機能利用装置の制御装置に、
前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行させ、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定させ、
前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除させる、
ことを特徴とする。
本発明の機能利用方法は、
複数の機能を利用可能な機能利用装置を用いた機能利用方法であって、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定し、
前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、一旦使用できないように設定したある機能を、所定の時間が経過後に再度使用できるように設定する際における、ユーザの利便性を高めることができる、機能利用装置、機能利用方法、及び、機能利用プログラムを提供することができる。
電子機器の一例としての電卓の概観を示す平面図である。 電卓の内部構成を示すブロック図である。 電卓のCPUの動作等を説明するフローチャートである。 (A)電卓と外部装置とを接続した状態を表す図であり、(B)外部装置の表示部上に表示された電卓内のストレージ状態を表す図である。 電卓のCPUの動作等を説明するイメージ図である。
図1は、本実施形態に係る機能利用装置の一つの実施形態としての電卓の平面図である。他の実施形態において、機能利用装置は、例えば、これらの例に限られるものではないが、電子辞書や教育用タブレット等であってもよい。
図1に示すように、電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ10とを備えている。入力キー群2は、入力装置の一例に過ぎず、他の実施形態においては、これらに限定されるわけではないが、入力装置は、キーボード、タッチパネル、及び、マイクロフォン等の何れか、又はそれらの組み合わせであってよい。タッチパネルは、ディスプレイ10の表示画面全体に重なるように設け、ユーザがタッチパネルにタッチすることにより入力できるように構成してよい。また、ディスプレイ10は、出力装置の一例に過ぎず、他の実施形態においては、これらに限定されるわけではないが、出力装置は、プロジェクタ、プリンタ、及び、スピーカ等の何れか、又はそれらの組み合わせであってよい。
入力キー群2は、ユーザから数値や計算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするための複数のキーを含み、各キーには固有の機能が割り当てられている。本実施形態では、入力キー群2は、テンキー20やカーソルキー21、MENUキー22、EXITキー23、EXAMキー24等を備えている。
テンキー20は、数字の入力を受け付ける。カーソルキー21は、押下する場所に応じて上下左右の4方向の何れかを指示するように構成されている。例えば、カーソルキー21の上部(△が刻印された部分)を押下すると、ディスプレイ10の表示画面内に表示されたカーソルが上方へ移動させることができる。他の方向についても同様である。
MENUキー22は、電卓1が実行可能な複数の機能の一覧をディスプレイ10の表示画面に表示するためのキーである。EXITキー23は、実行中の機能を停止させるためのキーである。EXAMキー24は、試験モードを設定するための専用のキーである。試験モードを設定するための専用のキーを設ける代わりに、任意の予め定められた複数のキーが同時又は予め定めた順に押下されることで、試験モードが設定されるようにしてもよい。
入力キー群2に含まれる何れのキーも、他のキーや入力方法と組み合わせて操作されると、別の機能を実行するように構成してよい。また、互いに異なる実行モードにおいて操作された場合には、互いに異なる機能を実行するように構成してよい。
ディスプレイ10は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)等により構成されており、入力キー群2などの操作に応じた数や記号、各種データ等を表示するようになっている。
[内部構成]
図2は、電卓1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、電卓1は、ディスプレイ10と、CPU(Central Processing Unit)11と、表示駆動装置12と、キー入力部13と、通信部14と、記録媒体読取部15と、フラッシュROM(Read Only Memory)16及びRAM(Random Access Memory)17等の記憶装置と、計時部18と、電源19とを備えて構成されている。
表示駆動装置12は、プロセッサ11からの信号に基づいて、ディスプレイ10の表示画面に各種情報を表示するように、ディスプレイ10を駆動制御する。表示駆動装置12は、プロセッサ11と同じプロセッサであってよい。また、表示駆動装置12は、ディスプレイ10と一体化されて、プロセッサ11とは別のプロセッサであってもよい。
キー入力部13は、前述した入力キー群2を含む。キー入力部13は、入力キー群2の各キーがユーザによって押下されると、押下されたキーに応じたキー入力信号を、プロセッサ11に出力する。プロセッサ11は、受信したキー入力信号に基づいて、該キー入力信号に応じた数や記号等をディスプレイ10の表示画面に表示させたり、該キー入力信号に応じた演算を実行等し、得られた各種データをディスプレイ10の表示画面に表示させたりする。
通信部14は、外部とのインターフェイスとして、例えばUSB端子140等を備えている。電卓1は、USB端子140およびUSBケーブルを介して、図4(a)に示すパーソナルコンピュータ等の外部装置50に通信可能に接続できる。
電卓1と外部装置50との間の通信のための接続は、USBケーブル等の有線による接続に限らず、NFCやBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信や、無線LAN通信などの無線による接続であってもよい。好ましくは、電卓1と外部装置50とが接続されているときに、電卓1に内蔵されたフラッシュROM16やRAM17、または電卓1の記録媒体読取部15に装着された外部情報記録媒体15Aのうち少なくとも一部の記憶エリアに対し、外部装置50からデータ編集可能にアクセスできる1以上の接続形態によって、電卓1と外部装置50とが接続可能である。
記録媒体読取部15は、プロセッサ11からの信号に基づいて、着脱自在に装着されるメモリカード等の外部情報記録媒体15Aから情報を読み取る。
なお、本実施形態では、後述するプログラムを、通信部14を介して外部装置50から読み込んだり、外部情報記録媒体15Aから記録媒体読取部15経由で読み込んだりするように構成してもよい。また、これとは逆に、後述するプログラムを、電卓1から、通信部14を介して外部装置50に書き出したり、外部情報記録媒体15Aに書き出したりすることができるように構成してもよい。
フラッシュROM16は、本実施形態のプログラムを含む各種のプログラムを記憶するプログラム記憶エリア160や、電卓1に特有の形式で記載された各種データ等を外部装置50で認識できるようにデータ等の形式を外部装置50で読むことが可能な形式に変換する変換プログラムを記憶する変換プログラム記憶エリア161、電卓1での演算等に必要なデータ等を記憶するデータエリア162を有している。
また、フラッシュROM16は、試験モードが設定されているか否かを表すモードフラグFを記憶するモードフラグ記憶エリア163や、上記の変換プログラムで形式が変換された各種データ等を記憶する記憶エリアである変換データ記憶エリア164を有している。なお、本実施形態では、変換データ記憶エリア164は、外部メモリとして外部装置50からデータ編集可能にアクセスできる記憶エリアであり、ストレージエリア164ともいう。また、RAM17は、記憶手段の一種であり、プロセッサ11が各種の処理を行う際の作業領域等として用いられる。計時部18は、時限タイマ180を備えており、CPU11による制御の下で、後述するように、試験モードが設定されてからの経過時間Tを計測するようになっている。
プロセッサ11は、電卓1の各部を中央制御する。プロセッサ11は、記憶部16のプログラム記憶エリア160に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から、1以上のプログラムを読み出してRAM17の作業領域に展開し、RAM17に展開されたプログラムと協働して、複数の機能の実行を含む各種処理を実行する。また、プロセッサ11は、ユーザ操作や読み出したプログラムの内容に応じて、表示駆動装置12を制御して、ディスプレイ10に情報を表示する。情報の出力先は、ディスプレイ10に限らず、上述の通り、プロジェクタ、プリンタ、及び、スピーカ等の何れか、又はそれらの組み合わせであってよい。
図3は、本実施形態の電卓1の動作を説明するフローチャートである。電卓1の各部が、RAM17に展開された上述のプログラムに従って動作するプロセッサ11によって制御されることで、このフローチャートに示す動作が実現される。
電源19は、一次電池または二次電池等の電池であり、電卓1の各部へ電力を供給する。ここで、既定の閾値以上のレベルの電圧が、電源110から各部へ供給されている状態のことを、電卓1が電源オン状態であると言う。この電源オン状態では、CPU11が電源19を制御することにより、既定の閾値以上のレベルの電圧として、計時部18による計時処理、CPU11による各種の演算処理、表示駆動装置12によるディスプレイ10への各種の表示処理を行うために十分な電圧が、電源19から、CPU11、ディスプレイ10、表示駆動装置12、計時部18等の電卓1の各部へ供給される。
また、既定の閾値未満のレベルの電圧が、電源110から各部へ供給されている状態のことを、電卓1が電源オフ状態であると言う。この電源オフ状態では、CPU11が電源19を制御することにより、既定の閾値未満のレベルの電圧として、CPU11が電源オン/オフ状態の切り替えを除く各種の演算処理を行ったり、表示駆動装置12によってディスプレイ10に各種の表示を行わせたりするために十分な電圧よりも低い電圧であって、かつ、計時部18が計時処理を行うためには十分な電圧が、電源19から、CPU11、ディスプレイ10、表示駆動装置12、計時部18等の電卓1の各部へ供給される。
即ち、電源19としての電池が電卓1から外されたり、電力消費により出力電圧が電卓1の作動電圧未満になったりしない限り、電卓1が電源オン状態であるか電源オフ状態であるかにかかわらず、CPU11が電源19を制御することにより、計時部18が計時処理を行うために十分な電圧が、電源19から計時部18へ常時供給される。
入力キー群2のACキーが押下されると、プロセッサ11は、既定の閾値以上の電圧を電卓1の各部へ供給するように電源19を制御することで、電卓1を電源オン状態とするとともに、電卓1を通常モードで動作させる。この通常モードにおいては、プロセッサ11は、電卓1が実行可能な複数の機能の全ての機能を、ユーザの操作等に基づいて実行できる(ステップS1)。本実施形態では、このように全ての機能を利用できるモードのことを、「機能利用非制限モード」又は「通常モード」等という。
電卓1がプロセッサ11によって通常モードで実行されている間、プロセッサ11は、ユーザによる予め定めた操作に基づいて試験モードが設定されたか否かを常時監視している。電卓1が通常モードで実行中に、試験モードが設定されると(ステップS2;Yes)、プロセッサ11は、フラッシュROM16のモードフラグ記憶エリア163に記憶されているモードフラグFを1に変えることで、電卓1の実行モードを試験モードに設定する(ステップS3)。また、プロセッサ11は、計時部18の時限タイマ180による計時をスタートさせる(ステップS4)。この試験モードにおいては、プロセッサ11は、電卓1が実行可能な複数の機能のうち一部の機能を実行しない(ステップS5)。本実施形態では、このように一部の機能を利用できないモードのことを、「特定機能利用制限モード」又は「試験モード」等という。
ユーザによる予め定めた操作は、例えば、この例に限られるものではないが、入力キー群2のうちEXAMキー24等の押下されることを含む。なお、試験モードの使い方として、ユーザは、例えば試験会場において教師の指示に従って、試験の開始前に、電卓1を試験モードへ設定する操作を行うが、その他の場面においても、ユーザの操作に基づいて試験モードを設定してよい。
試験モードでは、プロセッサ11は、表示駆動装置12を制御して、ディスプレイ10に、「EXAM」や「EXAMINATION」の文字を含む文字列を表示させる。これにより、電卓1が試験モードになっていることを、ユーザが認識できるようになっている。また、試験モードでは、電卓1は、例えば前述のプログラム機能等の、試験中に実行されることは好ましくないとされる1以上の機能(以下、「利用制限対象機能」という場合がある)が利用できないように設定されている。プロセッサ11は、電卓1の各部を制御し、この設定の範囲内で各種機能を実行する(ステップS4)。
プロセッサ11は、具体的には、これらの例に限られるものではないが、試験モード中は、入力キー群2のうち上述の利用制限対象機能を起動するためのキーからのキー入力信号を受信しても、当該利用制限対象機能を起動しない。また、試験モード中に、ユーザ操作によってMENUキー22が押下され、電卓1が実行可能な複数の機能の一覧をディスプレイ10の表示画面に表示されているとき、プロセッサ11は、それらの複数の機能のうち上述の1以上の利用制限対象機能を起動するためのアイコンをグレイアウト表示或いは非表示等にし、それらのアイコンをカーソルによって選択できないようにし、又は入力装置がタッチパネルを含む場合には、タッチパネルのうち該アイコンに対応する位置をタッチしても、該当する機能を起動しないようにする。これによって、試験モード中は、ユーザは、電卓1を用いて、例えば、この例に限られるものではないが、単純な四則演算等しかできないようになっている。
上述の通り、計時部18が計時処理を行うために十分な電圧は、電源19から計時部18へ常時供給されているので、計時部18の時限タイマ180による計時処理、即ち、経過時間を計測する処理は、電卓1が電源オン状態であるかまたはオフ状態であるかにかかわらず、常時継続される。従って、計時部18の時限タイマ180により計測される数値は、計時部18への電力供給が停止しない限り、時間の経過とともに増加する。なお、何らかの理由により、計時部18への電力供給が停止すると、時限タイマ180により計測された経過時間はリセットされる。
電卓1が通常モードで動作中であるか、試験モードで動作中であるかにかかわらず、電卓1が電源オン状態であるときに入力キー群2のACキーが押下されると、プロセッサ11は、電源19を制御することで、電卓1を電源オン状態とし、電卓1が電源オフ状態であるときに入力キー群2のACキーが押下されると、プロセッサ11は、既定の閾値未満の電圧を電卓1の各部へ供給するように電源19を制御することで、電卓1を電源オフ状態とする。
試験モード中に、入力キー群2のACキーが押下されて、電卓1が電源オフ状態から電源オン状態へ切り替える操作が行われると、プロセッサ11は、計時部18の時限タイマ180の値、即ち、経過時間を取得し、この経過時間と、ユーザ操作による設定や工場出荷時の初期設定等により予め定められた閾値とを比較する(ステップS7)。この経過時間の閾値は、例えば、この例に限られるものではないが「12時間」である。
上記の比較の結果、経過時間が予め定めた閾値を超えていなかった場合(ステップS7;No)、プロセッサ11は、電卓1の試験モードを解除させる処理を実行せず、試験モードを維持したままにする。従って、この場合、プロセッサ11は、フラッシュROM16のモードフラグ記憶エリア163に記憶されているモードフラグFの値を変更しない。
一方、経過時間が閾値以上であった場合には(ステップS7;Yes)、プロセッサ11は、電卓1の試験モードを解除する制御を行う。この場合、プロセッサ11は、フラッシュROM16のモードフラグ記憶エリア163に記憶されているモードフラグFを読出し、試験モードが設定されているか否かを判定する(ステップS8)。ここで、モードフラグFが1ではないとき(ステップS8;No)、即ち、モードフラグが0であった場合は、別の特定機能利用制限モード解除処理によって、試験モードが解除された場合である。この別の処理については後述する。
モードフラグFが1であるとき(ステップS8;Yes)、表示駆動装置12を制御することでディスプレイ10に、例えば図5下部に示すように、EXITキー23を押下することをユーザに促す報知メッセージを表示する(ステップS9)。さらに、EXITキー23が押下されたことを検知すると(ステップS10;Yes)、フラッシュROM16のモードフラグ記憶エリア163に記憶されているモードフラグFの値を0に変更することで、電卓1の試験モードを解除し(ステップS11;試験モード解除)、プロセッサ11は、電卓1を通常モードで動作させる(ステップS1)。
上述のように、本実施形態では、試験モード中に、入力キー群2のACキーが押下され、電卓1が電源オフ状態から電源オン状態へ切り替える操作が行われない限り、プロセッサ11は、計時部18の時限タイマ180が示す経過時間と、上記の閾値とを比較しないし、従って、比較の結果に基づいて電卓1の試験モードを解除させる処理も実行しない。即ち、プロセッサ11は、電卓1が電源オン状態であるか電源オフ状態であるかにかかわらず、計時部18の時限タイマ180が示す経過時間を上記の閾値と常時比較し、経過時間が閾値を超えた時に、それをトリガとして即時的に、何らかの処理、具体的には、試験モードを解除させる処理を行うことはない。換言すれば、計時部18の時限タイマ180が示す経過時間が上記の閾値を超えた時、プロセッサ11は、そのときの動作モード、即ち、試験モードを維持する。
計時部18の時限タイマ180が示す経過時間が上記の閾値を超えた時であって、特に、電卓1が電源オン状態であった場合には、ユーザが電卓1を使用中である可能性がある。そのときに、試験モードを維持することで、ユーザが電卓1に入力しているデータや電卓1を用いて行った演算等の処理の結果等が消去されてしまうことがなく、その時点で入力済みのデータや設定を、引き続き、継続して使用することができる。
次に、前述した、別の特定機能利用制限モード解除処理について、簡単に説明する。プロセッサ11は、電卓1が電源オンしている間、電卓1と外部装置50との間でUSB接続が確立されたか否かを常時監視している。図4(A)に示すように、電卓1のUSB端子140と外部装置50の図示しないUSB端子とがUSBケーブルで接続されると、USB接続が確立される。
電卓1のプロセッサ11は、外部装置50とのUSB接続の確立を検知すると、フラッシュROM16のストレージエリア164の予め定めた事項(例えば、該ストレージエリア164の空き容量A1等)に関する第1情報を取得する。また、電卓1と外部装置50との間でUSB接続が確立されると、電卓1のフラッシュROM16の記憶エリアの一部は、外部記憶装置50の外部記憶容量として動作し、後述するように、外部装置50のプロセッサ52によりアクセス可能な状態となる。
一方、外部装置50のプロセッサ52は、電卓1とのUSB接続の確立を検知すると、外部装置50にインストールされた基本ソフトウェアの標準機能の一つであるファイルマネージャ機能を、自動的に又はユーザの操作に基づいて起動する。ファイルマネージャが起動されると、図4(B)に示すように、外部装置50のプロセッサ52によって、表示部51に「コンピューター」のウィンドウWが表示される。外部装置50のプロセッサ52は、ユーザ操作に基づいて、電卓1のフラッシュROM16のストレージエリア164にアクセスし、表示部51に表示中のウィンドウW内に、該ストレージエリア164内に記憶されたファイルの一覧を表示させる。
この状態で、外部装置50のプロセッサ52は、ユーザ操作に基づいて、このストレージエリア164に任意の1以上の新たなファイルを追加(データの追記)したり、該ストレージエリア164内に保存済みの任意の1以上のファイルを削除(データの消去)したり、またはファイルの書き換え(データの変更)等を行う。ストレージエリア164内のファイル又はデータを編集する場合、電卓1のフラッシュROM16のストレージエリア164に、例えばテキスト形式の、ファイルサイズが0ではない任意のファイルをダミーファイルとして追加してよい。
外部装置50のプロセッサ52は、外部装置50が電源オンしている間、外部装置50と電卓1のUSB接続が解除されたか否かを常時監視している。外部装置50のプロセッサ52は、ユーザによる予め定められた操作に基づいて、外部装置50と電卓1との論理的な接続を解除(USB接続を解除)する。
電卓1のプロセッサ11は、外部装置50とのUSB接続の解除を検知すると、フラッシュROM16のストレージエリア164の予め定めた事項(例えば、該ストレージエリア164の空き容量A2等)に関する第2情報を取得する。この第2情報が関連する事項は、上述した第1情報が関連する事項と同じ事項である。
電卓1のプロセッサ11は、第2情報であるこの第2の空き容量A2と、第1情報である前述した第1の空き容量A1とを比較する。電卓1のプロセッサ11は、2つの空き容量A1,A2が異なっていると判定すると、表示駆動装置12を制御することでディスプレイ10に、例えば図5下部に示したような、EXITキー23を押下することをユーザに促す報知メッセージを表示する。さらに、EXITキー23が押下されたことを検知すると、電卓1の試験モードを解除する。
このように、本実施形態の電卓1は、複数の特定機能利用制限モード解除処理が並行して実行される。従って、上述のステップS12において、電卓1を電源オンしたときには、すでに別の特定機能利用制限モード解除処理が実行されて、モードフラグFが0、即ち、試験モードが解除済みである場合がある。また、本実施形態では、一種類の、別の特定機能利用制限モード解除処理を説明したが、他の実施形態では、さらに別の1以上の特定機能利用制限モード解除処理が並行して実行されてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記1]
制御装置を備える機能利用装置であって、
前記制御装置は、
前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行し、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を使用できないように設定し、
前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過した時、前記機能利用装置の電源がオンであるかオフであるかにかかわらず、前記1つの機能を使用できない状態を解除せずに維持する、
ことを特徴とする機能利用装置。
[付記2]
前記制御装置は、
前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除する、
ことを特徴とする付記1に記載の機能利用装置。
[付記3]
前記制御装置は、
ユーザが試験を受ける前に入力される前記ある操作に基づいて、前記1つの機能として、前記試験中に実行されることは好ましくない機能を使用できないように設定する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の機能利用装置。
[付記4]
前記制御装置は、
入力装置を介して、前記ある操作を含む操作を受け付ける、
前記入力装置を介した操作に基づいて、前記複数の機能の一つの機能の実行結果を出力装置に出力させる、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一項に記載の機能利用装置。
[付記5]
ユーザの操作を受け付ける入力装置と、
ユーザの操作に基づいて、前記複数の機能の一つの機能の実行結果が出力される出力装置と、のうちの少なくとも何れかをさらに備える、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一項に記載の機能利用装置。
[付記6]
機能利用装置のコンピュータに、
前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行させ、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を使用できないように設定させ、
前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過した時、前記機能利用装置の電源がオンであるかオフであるかにかかわらず、前記1つの機能を使用できない状態を解除せずに維持させる、
ことを特徴とする機能利用プログラム。
[付記7]
複数の機能を利用可能な装置を用いた機能利用方法であって、
ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を使用できないように設定し、
前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過した時、前記機能利用装置の電源がオンであるかオフであるかにかかわらず、前記1つの機能を使用できない状態を解除せずに維持する、
ことを特徴とする機能利用方法。
1 電卓(機能利用装置)
2 キー入力群(入力装置)
10 ディスプレイ(出力装置)
11 CPU(制御装置)
18 計時部
19 電源
50 外部装置
180 時限タイマ

Claims (6)

  1. 制御装置を備える機能利用装置であって、
    前記制御装置は、
    前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行し、
    ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定し、
    前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除する、
    ことを特徴とする機能利用装置。
  2. 前記制御装置は、
    ユーザが試験を受ける前に入力される前記ある操作に基づいて、前記1つの機能として、前記試験中に実行されることは好ましくない機能を使用できないように設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機能利用装置。
  3. 前記制御装置は、
    入力装置を介して、前記ある操作を含む操作を受け付ける、
    前記入力装置を介した操作に基づいて、前記複数の機能の一つの機能の実行結果を出力装置に出力させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機能利用装置。
  4. ユーザの操作を受け付ける入力装置と、
    ユーザの操作に基づいて、前記複数の機能の一つの機能の実行結果が出力される出力装置と、のうちの少なくとも何れかをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の機能利用装置。
  5. 機能利用装置の制御装置に、
    前記機能利用装置で利用可能な複数の機能を実行させ、
    ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定させ、
    前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除させる、
    ことを特徴とする機能利用プログラム。
  6. 複数の機能を利用可能な機能利用装置を用いた機能利用方法であって、
    ある操作に基づいて、前記複数の機能のうちの1つの機能を一時的に使用できないように設定し、
    前記機能利用装置の電源がオフからオンになったときに、前記1つの機能を使用できないように設定してからある時間が経過していることを検出した場合、前記1つの機能を使用できない状態を解除する、
    ことを特徴とする機能利用方法。
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