JP6269459B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP6269459B2 JP6269459B2 JP2014250043A JP2014250043A JP6269459B2 JP 6269459 B2 JP6269459 B2 JP 6269459B2 JP 2014250043 A JP2014250043 A JP 2014250043A JP 2014250043 A JP2014250043 A JP 2014250043A JP 6269459 B2 JP6269459 B2 JP 6269459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- toner
- shell layer
- core
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
(1)トナーが、トナーコアと、トナーコアの表面に形成されたシェル層とを有するトナー粒子を、複数含む。
(2)シェル層が、第1樹脂と第2樹脂とを含む。第1樹脂が、親水性熱可塑性樹脂、疎水性熱可塑性樹脂、又は疎水性熱硬化性樹脂である。第2樹脂が、親水性熱硬化性樹脂である。外添剤が付着していない状態のトナー粒子(トナー母粒子)のシェル層をRu染色して、Ru染色されたシェル層の反射電子像の輝度値分布を測定した場合に、測定された輝度値分布は、半値全幅30以下のシェル層由来ピークを有する。輝度値分布は、次に示す方法又はその代替方法で測定される。
試料(トナー母粒子)を、常温(25℃)の大気雰囲気下で、濃度5質量%RuO4水溶液2mLの蒸気中に5分間暴露することで、試料のシェル層をRu染色する。続けて、電界放出形走査型電子顕微鏡(SEM)(例えば、日本電子株式会社製「JSM−7600F」)を用いて、加速電圧10kV、照射電流95pA、かつ倍率5000倍の条件で、試料に含まれる少なくとも1つの粒子の全体を撮影する。その結果、Ru染色されたシェル層の反射電子像が得られる。続けて、画像解析ソフトウェア(例えば、三谷商事株式会社製「WinROOF」)を用いて、反射電子像の輝度値分布(縦軸:頻度(個数)、横軸:輝度)を測定する。また、必要に応じて、反射電子像の輝度値分布について、ガウス関数とのフィッティングを行う。反射電子像のうち、最も明るい部分の値を255、最も暗い部分の値を0として、輝度値を256分割する。なお、得られた反射電子像に試料(トナー母粒子)以外の粒子が含まれる場合には、試料のみを抽出した画像データを用いて、輝度値分布を測定する。
トナーコアは、結着樹脂を含む。また、トナーコアは、内添剤(例えば、着色剤、離型剤、電荷制御剤、及び磁性粉)を含んでもよい。
トナーコアの大部分(例えば、85質量%以上)を結着樹脂が占めることが多い。このため、結着樹脂の性質がトナーコア全体の性質に大きな影響を与えると考えられる。例えば、結着樹脂がエステル基、水酸基、エーテル基、酸基、又はメチル基を有する場合には、トナーコアはアニオン性になる傾向が強くなり、結着樹脂がアミノ基又はアミド基を有する場合には、トナーコアはカチオン性になる傾向が強くなる。結着樹脂が強いアニオン性を有するためには、結着樹脂の水酸基価(測定方法:JIS K−0070)及び酸価(測定方法:JIS K−0070)がそれぞれ10mgKOH/g以上であることが好ましく、20mgKOH/g以上であることがより好ましい。
トナーコアは、着色剤を含んでいてもよい。着色剤としては、トナーの色に合わせて公知の顔料又は染料を用いることができる。着色剤の使用量は、結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上20質量部以下であることが好ましく、3質量部以上10質量部以下であることがより好ましい。
トナーコアは、離型剤を含んでいてもよい。離型剤は、例えば、トナーの定着性又は耐オフセット性を向上させる目的で使用される。トナーコアのアニオン性を強めるためには、アニオン性を有するワックスを用いてトナーコアを作製することが好ましい。トナーの定着性又は耐オフセット性を向上させるためには、離型剤の使用量は、結着樹脂100質量部に対して、1質量部以上30質量部以下であることが好ましく、5質量部以上20質量部以下であることがより好ましい。
トナーコアは、電荷制御剤を含んでいてもよい。電荷制御剤は、例えば、トナーの帯電安定性又は帯電立ち上がり特性を向上させる目的で使用される。トナーの帯電立ち上がり特性は、短時間で所定の帯電レベルにトナーを帯電可能か否かの指標になる。
トナーコアは、磁性粉を含んでいてもよい。磁性粉としては、例えば、鉄(より具体的には、フェライト又はマグネタイト等)、強磁性金属(より具体的には、コバルト又はニッケル等)、鉄及び/又は強磁性金属を含む合金、強磁性化処理(例えば、熱処理)が施された強磁性合金、又は二酸化クロムを好適に使用できる。一種の磁性粉を単独で使用してもよいし、複数種の磁性粉を併用してもよい。
本実施形態に係るトナーは、前述の構成(2)を有する。シェル層は、第1樹脂(親水性熱可塑性樹脂、疎水性熱可塑性樹脂、又は疎水性熱硬化性樹脂)と第2樹脂(親水性熱硬化性樹脂)とを含む。第1樹脂は、第2樹脂の官能基(例えば、メチロール基又はアミノ基)と反応し易い官能基(例えば、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、又はグリシジル基)を有することが好ましい。アミノ基は、カルバモイル基(−CONH2)として第1樹脂中に含まれてもよい。
トナー母粒子の表面に外添剤を付着させてもよい。外添剤は、例えばトナーの流動性又は取扱性を向上させるために使用される。トナーの流動性又は取扱性を向上させるためには、外添剤の使用量は、トナー母粒子100質量部に対して、0.5質量部以上10質量部以下であることが好ましい。また、トナーの流動性又は取扱性を向上させるためには、外添剤の粒子径は0.01μm以上1.0μm以下であることが好ましい。
次に、本実施形態に係るトナーの製造方法の一例について説明する。まず、トナーコアを準備する。続けて、液中にトナーコアとシェル材料とを入れる。その後、液を攪拌するなどして、シェル材料を液に溶解又は分散させることが好ましい。続けて、液中でシェル層をトナーコアの表面に形成する(シェル層を硬化させる)。シェル層形成時におけるトナーコア成分(特に、結着樹脂及び離型剤)の溶解又は溶出を抑制するためには、水系媒体(より具体的には、水、メタノール、又はエタノール等)中でシェル層を形成することが好ましい。このため、シェル層の形成には、水溶性のシェル材料(例えば、水溶性モノマー)を使用することが好ましい。
好適なトナーコアを容易に得るためには、凝集法又は粉砕法によりトナーコアを製造することが好ましく、粉砕法によりトナーコアを製造することがより好ましい。
トナーコアとシェル材料とが入れられる上記液として、例えばイオン交換水を準備する。そして、例えば塩酸を用いて液のpHを所定のpH(以下、シェル層形成時のpHと記載する)に調整する。シェル層の形成を促進するためには、シェル層形成時のpHは、3以上5以下(弱酸性)であることが好ましく、4であることが特に好ましい。
(トナーコアの作製)
低粘度ポリエステル樹脂(Tg=38℃、Tm=65℃)750gと、中粘度ポリエステル樹脂(Tg=53℃、Tm=84℃)100gと、高粘度ポリエステル樹脂(Tg=71℃、Tm=120℃)150gと、カルナバワックス(株式会社加藤洋行製「カルナウバワックス1号」)55gと、着色剤(DIC株式会社製「KET BLUE 111」、フタロシアニンブルー)40gとを、FMミキサー(日本コークス工業株式会社製)を用いて回転速度2400rpmで混合した。
温度計及び攪拌羽根を備えた容量1Lの3つ口フラスコをウォーターバスにセットし、フラスコ内にイオン交換水300mLを入れた後、ウォーターバスを用いてフラスコ内の温度を30℃に保った。続けて、フラスコ内に希塩酸を加えて、フラスコ内容物のpHを4に調整した。続けて、フラスコ内に、0.1mLのシェル材料Aと、アニオン界面活性剤(花王株式会社製「ラテムルWX」、成分:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、固形分濃度:26質量%)75mLとを添加した。シェル材料Aは、ヘキサメチロールメラミン初期重合体の水溶液(昭和電工株式会社製「ミルベン(登録商標)レジンSM−607」、固形分濃度80質量%)であった。そして、フラスコ内でメチロールメラミンを溶解させて、シェル材料の水溶液を得た。
上記のようにして得られたトナー母粒子の分散液を、ブフナー漏斗を用いてろ過(固液分離)して、ウェットケーキ状のトナー母粒子を得た。その後、得られたウェットケーキ状のトナー母粒子をイオン交換水に再分散させた。さらに、分散とろ過とを5回繰り返して、トナー母粒子を洗浄した。
続けて、得られたトナー母粒子を、濃度50質量%のエタノール水溶液に分散させた。これにより、トナー母粒子のスラリーが得られた。続けて、連続式表面改質装置(フロイント産業株式会社製「コートマイザー(登録商標)」)を用いて、熱風温度45℃かつブロアー風量2m3/分の条件で、スラリー中のトナー母粒子を乾燥させた。その結果、トナー母粒子の粉体が得られた。
続けて、得られたトナー母粒子を外添処理した。詳しくは、トナー母粒子100質量部と乾式シリカ微粒子(日本アエロジル株式会社製「REA90」)1.0質量部とを、容量10LのFMミキサー(日本コークス工業株式会社製)を用いて5分間混合することにより、トナー母粒子の表面に外添剤(シリカ粒子)を付着させた。その後、得られたトナーを、200メッシュ(目開き75μm)の篩を用いて篩別した。その結果、多数のトナー粒子を含むトナーA−1が得られた。
トナーA−2の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから17mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから1mLに変更した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径39nmのサスペンションであった。
トナーA−3の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから8mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから10mLに変更した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径24nmのサスペンションであった。
トナーA−4の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから5mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから15mLに変更した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径32nmのサスペンションであった。
トナーB−1の製造方法は、シェル層形成工程において、14mLの熱可塑性モノマーA、2mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのHEMAの代わりに、15mLの熱可塑性モノマーA、1mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのアクリル酸2−ヒドロキシエチル(BHEA)を使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径34nmのサスペンションであった。
トナーB−2の製造方法は、シェル層形成工程において、14mLの熱可塑性モノマーA、2mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのHEMAの代わりに、15mLの熱可塑性モノマーA、1mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのアクリル酸2−ヒドロキシプロピル(HPA)を使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径32nmのサスペンションであった。
トナーB−3の製造方法は、シェル層形成工程において、14mLの熱可塑性モノマーA、2mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのHEMAの代わりに、15mLの熱可塑性モノマーA、3mLの熱可塑性モノマーB、及び4mLのメタクリル酸2−ヒドロキシプロピル(HPMA)を使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径43nmのサスペンションであった。
トナーC−1の製造方法は、シェル層形成工程において、0.1mLのシェル材料Aの代わりに、0.1mLのシェル材料Bを使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。シェル材料Bは、グリオキサールの水溶液(東京化成工業株式会社製「G0152」、濃度39質量%)であった。
トナーC−2の製造方法は、シェル層形成工程において、0.1mLのシェル材料Aの代わりに、0.1mLのシェル材料Cを使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。シェル材料Cは、N,N’−ジメチロール尿素(東京化成工業株式会社製「D0767」)であった。
トナーD−1の製造方法は、シェル層形成工程において、分散剤(アニオン界面活性剤)を使用せず、第1の液として、スチレン14mLと、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA)4mLと、アクリル酸ブチル2mLと、ジビニルベンゼン0.5mLとの混合液の代わりに、アクリルアミド12mLと、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA)8mLとの混合液を使用した以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は水溶液であった。以下、アクリルアミドを、熱可塑性モノマーCと記載する。
トナーD−2の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーCの添加量を12mLから14mLに変更し、HEMAの添加量を8mLから6mLに変更した以外は、トナーD−1の製造方法と同じであった。
トナーD−3の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーCの添加量を12mLから10mLに変更し、HEMAの添加量を8mLから10mLに変更した以外は、トナーD−1の製造方法と同じであった。
トナーD−4の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーCの添加量を12mLから8mLに変更し、HEMAの添加量を8mLから12mLに変更した以外は、トナーD−1の製造方法と同じであった。
トナーE−1の製造方法は、シェル層形成工程において、分散剤(アニオン界面活性剤)及び架橋剤(ジビニルベンゼン)を使用しなかった以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径39nmのサスペンションであった。
トナーE−2の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから17mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから1mLに変更した以外は、トナーE−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径32nmのサスペンションであった。
トナーE−3の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから8mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから10mLに変更した以外は、トナーE−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径41nmのサスペンションであった。
トナーE−4の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから2mLに変更し、HEMAの添加量を4mLから15mLに変更した以外は、トナーE−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径35nmのサスペンションであった。
トナーF−1の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから20mLに変更し、HEMAを使用しなかった以外は、トナーA−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径45nmのサスペンションであった。
トナーF−2の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーCの添加量を12mLから20mLに変更し、HEMAを使用しなかった以外は、トナーD−1の製造方法と同じであった。第1の液は水溶液であった。
トナーF−3の製造方法は、シェル層形成工程において、熱可塑性モノマーAの添加量を14mLから18mLに変更し、HEMAを使用しなかった以外は、トナーE−1の製造方法と同じであった。第1の液は、粒子径40nmのサスペンションであった。
各試料(トナーA−1〜A−4、B−1〜B−3、C−1〜C−2、D−1〜D−4、E−1〜E−4、及びF−1〜F−3)の評価方法は、以下の通りである。なお、シェル層の均一性の評価は、外添処理前に行った。ただし、外添処理後に外添剤を除去して、トナー母粒子(トナー粒子に外添剤が付着していない状態のトナー)を評価してもよい。
試料(未外添のトナー)を、常温(25℃)の大気雰囲気下で、濃度5質量%RuO4水溶液2mLの蒸気中に5分間暴露することで、試料のシェル層をRu染色した。続けて、電界放出形走査型電子顕微鏡(SEM)(日本電子株式会社製「JSM−7600F」)を用いて、加速電圧10kV、照射電流95pA、かつ倍率5000倍の条件で、試料に含まれる少なくとも1つの粒子の全体を撮影した。その結果、Ru染色されたシェル層の反射電子像が得られた。続けて、画像解析ソフトウェア(三谷商事株式会社製「WinROOF」)を用いて、反射電子像の輝度値分布(縦軸:頻度(個数)、横軸:輝度)を測定した。また、反射電子像の輝度値分布について、最小二乗法によるガウス関数とのフィッティングを行った。反射電子像のうち、最も明るい部分の値を255、最も暗い部分の値を0として、輝度値を256分割した。そして、測定された輝度値分布に含まれるシェル層由来ピークの数、及びシェル層由来ピークの半値全幅(Wc)を求めた。ピークの数とピークの半値全幅との各評価値はそれぞれ、20個のトナー母粒子について測定した値の個数平均である。なお、得られた反射電子像に試料(トナー母粒子)以外の粒子が含まれる場合には、試料のみを抽出した画像データを用いて、輝度値分布を測定した。
試料(トナー)2gを容量20mLのポリ容器に入れて、その容器を、60℃に設定された恒温器内に3時間静置した。これにより、容器内に評価用トナーが調製された。
凝集度(質量%)=100×篩上の残留トナーの質量/篩別前のトナーの質量
現像剤用キャリア(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製の「TASKalfa5550ci」用キャリア)100質量部と、試料(トナー)10質量部とを、ボールミルを用いて30分間混合し、評価用現像剤(2成分現像剤)を調製した。
現像剤用キャリア(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製のカラープリンター「FS−C5400DN」用キャリア)と試料(トナー)とを、ボールミルを用いて30分間混合して、トナー含有量10質量%の評価用現像剤(2成分現像剤)を調製した。そして、得られた2成分現像剤を用いて画像を形成して、トナーの耐ドラム付着性を評価した。評価機としては、京セラドキュメントソリューションズ株式会社製のカラープリンター「FS−C5400DN」を用いた。上述のようにして調製した評価用現像剤を評価機の現像器に投入し、評価機のトナーコンテナに試料(トナー)を投入した。
トナーA−1〜A−4、B−1〜B−3、C−1〜C−2、D−1〜D−4、E−1〜E−4、及びF−1〜F−3の各々についての評価結果は以下のとおりである。
Claims (5)
- コアと、前記コアの表面に形成されたシェル層とを有するトナー粒子を複数含み、
前記シェル層が、第1樹脂と第2樹脂とを含み、
前記第1樹脂が、親水性熱可塑性樹脂、疎水性熱可塑性樹脂、又は疎水性熱硬化性樹脂であり、
前記第1樹脂が、メラミン樹脂、尿素樹脂、及びグリオキザール樹脂のいずれも含まず、前記第2樹脂とは異質の樹脂のみを含み、
前記第2樹脂が、メラミン樹脂、尿素樹脂、及びグリオキザール樹脂からなる群より選択される1種以上の樹脂であり、
外添剤が付着していない状態の前記トナー粒子の前記シェル層をRu染色して、前記Ru染色されたシェル層の反射電子像の輝度値分布を測定した場合に、前記測定された輝度値分布には、ピークが1つのみ存在し、当該ピークは、半値全幅30以下のシェル層由来ピークである、静電荷像現像用トナー。 - 前記シェル層が、前記第1樹脂として、アクリル系樹脂及びスチレン−アクリル系樹脂からなる群より選択される1種以上の樹脂を含む、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記第1樹脂は、疎水性熱硬化性樹脂であり、
前記疎水性熱硬化性樹脂は、熱可塑性モノマーに由来する繰返し単位が架橋された架橋構造を有する、請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。 - 前記疎水性熱硬化性樹脂の前記架橋構造は、ジビニルベンゼンに由来する架橋構造である、請求項3に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記第1樹脂が、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、又はメタクリル酸2−ヒドロキシプロピルに由来するアルコール性水酸基を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の静電荷像現像用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014250043A JP6269459B2 (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014250043A JP6269459B2 (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016110022A JP2016110022A (ja) | 2016-06-20 |
JP6269459B2 true JP6269459B2 (ja) | 2018-01-31 |
Family
ID=56124096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014250043A Expired - Fee Related JP6269459B2 (ja) | 2014-12-10 | 2014-12-10 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6269459B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016170328A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | トナー |
JP6519537B2 (ja) * | 2016-06-29 | 2019-05-29 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
JP6493321B2 (ja) * | 2016-07-13 | 2019-04-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用トナー |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2762507B2 (ja) * | 1988-01-29 | 1998-06-04 | ミノルタ株式会社 | 静電潜像現像用トナーおよびその製造方法 |
JP3200362B2 (ja) * | 1995-05-19 | 2001-08-20 | キヤノン株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
JP4957275B2 (ja) * | 2007-02-05 | 2012-06-20 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | トナーの製造方法 |
JP5448406B2 (ja) * | 2008-10-08 | 2014-03-19 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP5865683B2 (ja) * | 2011-11-29 | 2016-02-17 | シャープ株式会社 | カプセルトナーの評価方法 |
JP6248453B2 (ja) * | 2012-09-18 | 2017-12-20 | 株式会社リコー | トナー、現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP6061671B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-01-18 | キヤノン株式会社 | トナー |
-
2014
- 2014-12-10 JP JP2014250043A patent/JP6269459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016110022A (ja) | 2016-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6369574B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6038108B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6006701B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像用トナーの製造方法、及び静電潜像現像用トナーを用いた定着方法 | |
JP6465045B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2017116712A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6380330B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6269459B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP6369567B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6231449B2 (ja) | トナー | |
JP6458862B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6409763B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6237677B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6387901B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP6332007B2 (ja) | トナー | |
JP6330696B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP6248879B2 (ja) | トナー | |
JP6248866B2 (ja) | トナー | |
JP2016170328A (ja) | トナー | |
JP6750580B2 (ja) | トナー | |
JP6170020B2 (ja) | トナー | |
JP6394582B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6332127B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法 | |
JP6493321B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2017116644A (ja) | 正帯電性トナー | |
WO2015060046A1 (ja) | 静電潜像現像用トナー、及び静電潜像現像用トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170816 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6269459 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |