JP6264641B2 - クリーニング装置、並びにこれを備えた定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、並びにこれを備えた定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、被清掃体の表面に摺擦して該被清掃体の表面をクリーニングするためのウェブシートを備えるクリーニング装置、並びにこれを備えた定着装置、及び複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置は、記録媒体である用紙上に作像された未定着トナーを定着せしめる定着装置を備えている。この定着装置においては、定着ベルトや定着ローラ等の定着部材と加圧ローラ等の加圧部材との圧接領域となる定着ニップ部で用紙上の未定着トナーに熱と圧力を与え、トナー像を溶融・固着させる。
定着ニップ部で溶融されるトナーは、定着ニップ部を通過した後に、その全てが用紙上に固着するのではなく、その一部が定着部材に付着した状態となってしまうことがある。移動する定着部材に付着したトナーは、定着部材と接触する用紙剥離爪や定着部材表面温度検出センサや加圧部材の表面を汚してしまう。そして、定着部材表面に付着したトナーは、次の通紙時に用紙に再付着してしまうという不具合があった。
このような不具合を事前に防ぐために、例えば、図16に示すように、清掃部材としてウェブシート44を用いるウェブクリーニング方式を採用したクリーニング装置100が提案されている。このクリーニング装置100は、ウェブシート44を供給ローラ41と巻取ローラ43で張架し、その張架範囲においてウェブシート44を押圧ローラ42によって定着部材たる定着ローラ31に圧接させ、その圧接領域となるウェブニップ部で定着ローラ31表面の残留トナーを清掃する。そして、所定のタイミングで、巻取ローラ43を巻き取り方向に回転させることで、徐々に新しいウェブシート44を供給ローラ41側からウェブニップ部に移動させる。このようなウェブクリーニング方式によるクリーニング装置100では、初期の清掃能力を大きく低下させることなく、ウェブシート44を使い切るまで定着ローラ31のクリーニングを行うことができる。
ここで、クリーニングを終えた使用済みウェブシート44を巻き取る方向は、定着ローラ31の移動方向とは逆方向であることが好ましい。これは、次のような理由によるものである。
定着ローラ31表面の残留トナーは、ウェブシート44が定着ローラ31表面に当接するウェブニップ部の先端側、即ち、定着ローラ31表面が移動する方向の上流側で除去される。このように除去されたトナーは、ウェブニップ部上流部のウェブシート44に回収される。そのため、ウェブシート44を巻き取るときは、ウェブシート44に回収されたトナーがウェブニップ部を通過しない方向、すなわち定着ローラ31表面が移動する方向とは逆方向に巻き取るのが好ましい。もし、ウェブシート44を定着ローラ31表面が移動する方向と同じ方向へ巻き取ると、ウェブシート44に回収されたトナーがウェブニップ部を通過し、その通過している間にウェブシート44に回収されたトナーが定着ローラ31側へ戻って定着ローラ31表面を汚す虞がある。
また、低温状態では、硬化したトナーが定着ローラ31を傷付ける虞がある。さらに、部分的にトナーを吸って厚さが不均一になったウェブシー44トがウェブニップ部を通過すると、ウェブシート44の定着ローラ31への圧接力が不均一になる。その結果、定着ローラ31から受ける摩擦力も不均一になって、ウェブシート44にシワが生じる原因になる。ウェブシート44にシワがよった状態が継続されると、ウェブシート44が破れてしまう虞がある。
特許文献1に記載のクリーニング装置には、ウェブシートの巻き取り方向とは逆方向への押圧ローラの回転を阻止する逆転防止機構として、押圧ローラの軸に直結或いは連結されるワンウェイクラッチが設けられている。このように、ワンウェイクラッチを設けることで、ウェブシートの巻き取り方向とは逆方向に押圧ローラが回転するのがワンウェイクラッチに阻止されるので、ウェブシートの逆行を防止することができる。
しかしながら、従来のウェブクリーニング方式を採用したクリーニング装置100においては、巻取ローラ43に巻き取られたウェブシート44に緩み(巻き取りムラ)が生じることがあった。巻取ローラ43に巻き取られたウェブシート44に緩みがあると、ウェブニップ部でウェブシート44に巻き取り方向とは逆方向への力が働いた時に、ウェブシート44が緩みを解消しながら引き出されて逆行してしまう。その結果、図17に示すように、ウェブニップ部でウェブシート44がたるんだ状態になる。
上述したウェブシート44のたるみは、小さければ問題ないが、そのままウェブシート44の逆行が続くと、ウェブシート44の同じ箇所でトナーを回収し続けることになる。ウェブシート44に回収できるトナー容量を超えてトナーが回収されると、ウェブシート44に回収されたトナーが定着ローラ31側へ戻って定着ローラ31表面を汚してしまう。さらに、ウェブシート44のたるみが大きくなると、図18に示すように用紙の搬送路を塞ぎ、用紙詰まりとなる。この場合、用紙を除去しても通紙を継続できなくなる。
特許文献1に記載のクリーニング装置には、上述したように、ウェブシートの巻き取り方向とは逆方向への押圧ローラの回転を阻止する逆回転防止機構としてワンウェイクラッチが設けられている。しかし、ワンウェイクラッチによる逆転防止機構を用いる構成では、ワンウェイクラッチが非ロック状態で放置されることで、ワンウェイクラッチに動作不良(ロック不良)が生じることがある。特に、ワンウェイクラッチが非ロック状態で、ワンウェイクラッチが押圧ローラの押圧力を受ける場合や、装置動作がなく長時間放置された場合や、低温環境に放置された場合などでは、ワンウェイクラッチの動作不良の発生率が高い。
ワンウェイクラッチに動作不良が生じると、押圧ローラがウェブシートの巻き取り方向とは逆方向に回転するのをワンウェイクラッチで阻止することができない。そのため、ワンウェイクラッチの動作不良時に巻取ローラに巻き取られたウェブシートに緩みがあると、緩んだウェブシートに何らかの引き出す力が働いたときに、ウェブシートが緩みを解消しながら引き出されて逆行するという問題が上述したように生じる。ワンウェイクラッチが動作不良を起こしても、巻取ローラに巻き取られたウェブシートに緩みがなければ、ウェブシートの逆行は発生しない。よって、上述したワンウェイクラッチを備えたクリーニング装置においても、巻取ローラに巻き取られたウェブシートに緩みがないことが好ましい。
巻取ローラ43に使用済みのウェブシート44を緩みなく巻き取るためには、巻き取り動作時の巻き取り方向に引っ張る力よりも、巻き取り方向と逆方向に引っ張る力(以下、バックテンションという)を適度に強くする必要がある。このバックテンションとして作用する力には、ウェブニップ部で押圧ローラ42がウェブシート44を定着ローラ31側へ押圧している加圧力がある。同様に、定着ローラ31の回転によるウェブシート44との摺動摩擦力がある。これらのウェブニップ部から受ける力を合わせたバックテンションは、図20中実線Aで示すように経時で一定である。
これに加えて、バックテンションを付与する手段として、供給ローラ41の回転に負荷を与える回転負荷付与手段たるブレーキ機構を設けることが考えられる。図19(a)(b)に示すブレーキ機構では、供給ローラ41の回転軸若しくは駆動連結されている別の軸(以下、単に軸という)にゴムなどの摩擦力のある押圧部材101を付勢部材102により押し当てて負荷を付与している。このように、供給ローラ41の軸に負荷を付与する場合、押圧部材101の材質や押圧部材101を付勢する付勢部材102の付勢力を調整することで、その負荷を調整することができる。この負荷を含めたバックテンションは、図20中破線Bに示すように、実線Aに比べ大きくなり、経時で略一定である。
一方、供給ローラ41の軸に負荷を付与する場合には、巻取ローラ43の軸にウェブシート44を巻き取る力、すなわち巻取ローラ43の駆動に要する力(駆動トルク)は、ウェブシート44の使い初めと使い終わりで大きく異なる。巻取ローラ43の駆動に要する力は、軸に付与される負荷とウェブニップ部から受ける力の合力となるバックテンションが一定の場合でも、ウェブシート44の使用が進むにつれ徐々に大きくなっていくのである。供給ローラ41の軸に負荷を付与する場合には、巻取ローラ43の駆動に要する力は、図21に示すように、供給ローラ41の軸に負荷を付与しない場合(図中実線A)に比べ、破線Bで示す二次曲線のように大きくなってしまうのである。なお、ウェブシート44の使用が進むとは、巻取ローラ(巻き回したウェブシートの厚みを含む)43の外径が次第に小さくなり、供給ローラ(巻き回したウェブシートの厚みを含む)41の外径が次第に大きくなることをいう。
これは、つぎのような理由によるものである。一つ目は、巻取ローラ43の外径がウェブシート44の使用につれ大きくなると、巻取ローラ43の軸にかかるモーメント力は大きくなっていくからである。例えば、巻取ローラ43の軸の外径(芯金)がφ8mmで、ウェブシート44使用後の巻取ローラ43の外径がφ32mmとすると、バックテンションが一定でも、巻取ローラ43の軸にかかる力は4倍となるのである。二つ目は、供給ローラ41の外径がウェブシート44の使用につれ小さくなると、軸に付与された負荷に抗してウェブシート44を引き出す力はモーメントの関係で大きくなるからである。例えば、使用初期の供給ローラ41の外径をφ32mmとし、ウェブシート44使用後の供給ローラ41の軸の外径をφ8mmとすると、負荷は一定でも供給ローラ41からウェブシート44を引き出す力は4倍となる。上記二つの作用により、巻取ローラ43の巻き取りに必要な駆動力(駆動トルク)は、ウェブシート44使用開始時に対し終了時は16倍必要となる。ウェブシート44の使用が進むにつれ、巻き取りに必要な駆動力(駆動トルク)は、供給ローラ41と巻取ローラ43の径の変化に対して二乗で大きくなるのである。
このように、ウェブシートを緩みなく巻き取るためのバックテンションを、供給ローラの軸に一定の負荷を付与するブレーキ機構によって得ようとすると、ウェブシートの使用が進むにつれ巻取ローラの駆動力が大きくなり過ぎてしまう。そのため、供給ローラの軸に一定の負荷を付与するブレーキ機構では、巻取ローラの駆動源となる駆動用モータを大型化する必要があり、高コスト及び装置大型化の課題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものである。その目的は、巻取部材に巻き取られたウェブシートの緩みによるウェブシートの逆行を低コスト、省スペースな構成で抑制することができるクリーニング装置、並びにこれを用いた定着装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、被清掃体の表面に摺擦して該被清掃体の表面をクリーニングするためのウェブシートと、該ウェブシートを巻き回して送り出し可能に保持する保持部材と、該ウェブシートを巻き回して巻き取り可能な巻取部材と、該巻取部材を回転駆動させる駆動手段と、該ウェブシートを該被清掃体へ押圧する押圧部材とを備えるクリーニング装置において、上記保持部材に保持される上記ウェブシートの外周面に当接することにより、上記保持部材の回転に負荷を付与する回転負荷付与手段を備え、その負荷は該保持部材のウェブシートの保持量に応じて可変であり、上記回転負荷付与手段の上記ウェブシートとの当接部は、上記ウェブシートの幅方向の長さと同等の幅に形成されており、上記回転負荷付与手段は、上記保持部材の回転軸方向に複数に分割され、その複数に分割された上記回転負荷付与手段は、上記保持部材への負荷が互いに異なることを特徴とする。
本発明は、巻取部材に巻き取られたウェブシートの緩みによるウェブシートの逆行を低コスト、省スペースな構成で抑制することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタの定着装置とクリーニング装置の構成を示す概略構成図。 実施例1に係るクリーニング装置とブレーキ機構の構成を示す斜視図。 (a)実施例1に係るクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図。 実施例1に係るクリーニング装置におけるウェブシートの使用量とブレーキ力との関係を示す特性図。 実施例1に係るクリーニング装置におけるウェブシートの使用量と駆動トルクとの関係を示す特性図。 実施例2に係るクリーニング装置とブレーキ機構の構成を示す斜視図。 (a)実施例2に係るクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図。 (a)実施例3に係るクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図。 実施例4に係るクリーニング装置とブレーキ機構の構成を示す斜視図。 実施例4に係るクリーニング装置におけるウェブシートの使用量とブレーキ力との関係を示す特性図。 実施例4に係るクリーニング装置におけるウェブシートの使用量と駆動トルクとの関係を示す特性図。 別の実施形態に係るクリーニング装置の構成を示す斜視図。 (a)(b)は、ワンウェイクラッチの内部構造の一例を示す断面図。 ワンウェイクラッチが内蔵された軸受けの構成を示す模式図。 従来の定着装置とクリーニング装置の構成を示す概略構成図。 同クリーニング装置のウェブシートにたるみが生じた状態を説明する概略構成図。 同クリーニング装置のウェブシートのたるみが大きくなった状態を説明する概略構成図。 (a)従来のクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図。 従来のクリーニング装置におけるウェブシートの使用量とブレーキ力との関係を示す特性図。 従来のクリーニング装置におけるウェブシートの使用量と駆動トルクとの関係を示す特性図。
以下、本発明を適用した電子写真方式の画像形成装置の一実施形態について説明する。本実施形態の画像形成装置は、電子写真方式でタンデム式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラープリンタ(以下「プリンタ」と記す)である。画像形成装置としては、カラーに限らず白黒でもよく、またプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置等であってもよい。
図1は、本実施形態に係るプリンタの概略構成図である。まず、図1を用いてプリンタとしての基本構成とその動作について説明する。このプリンタは、その基部となるプリンタ本体1の下部に、記録媒体としての転写紙19が収納される給紙カセット2が配設される。また、プリンタ内の各装置の動作を制御する図示しない制御部も備えている。
プリンタ本体1の中央部には、像担持体である感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kを備えたトナー像形成手段として4個の作像ユニット8Y、8C、8M、8Kを備えた作像部80が設けられている。また、張架ローラ4、5、6に回転可能に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトである中間転写体としての中間転写ベルト3を有する中間転写ユニット7が設けられている。さらに、各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kに光書込みを行う光書き込みユニット15や、転写紙19にトナー像を定着させる定着装置30などが設けられている。また、作像ユニット8Y、8C、8M、8Kや中間転写ユニット7は、プリンタ本体1に対して着脱可能となっている
中間転写ベルト3のループ外側面であるおもて面には、張架ローラ6と対向する位置に二次転写装置の二次転写ローラ20が配設され、張架ローラ4と対向する位置に中間転写ベルト3のおもて面を清掃するベルトクリーニング装置21が配設されている。
中間転写ベルト3の張架ローラ4と張架ローラ5との間は、中間転写ベルト3の下部側ベルト走行辺に相当している。作像部80は、中間転写ベルト3の下方に配設されており、中間転写ベルト3の下部側ベルト走行辺と対向するように各作像ユニット8Y、8C、8M、8Kが配置されている。
各作像ユニット8Y、8C、8M、8Kの各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kは、中間転写ベルト3のおもて面と接するように配置されている。各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの周りには、帯電装置11Y、11C、11M、11K、現像装置12Y、12C、12M、12K及びドラムクリーニング装置13Y、13C、13M、13Kがそれぞれ配置されている。
また、中間転写ベルト3を介して各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kと対向する位置に、一次転写手段としての一次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kがそれぞれ設けられている。一次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kは、各感光体ドラム10Y、10C、10M、10K上に形成されたトナー像を中間転写ベルト3上に一次転写する。
作像ユニット8Y、8C、8M、8Kの各現像装置12Y、12C、12M、12Kには、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナーが収納されている。各現像装置12Y、12C、12M、12Kには、収納しているトナーが減ると、プリンタ本体1の上部に配設されたトナー補給ボトル70Y、70C、70M、70Kから補給用のトナーがそれぞれ供給される。
作像部80の下方に設けられた光書き込みユニット15は、光変調されたレーザ光Lを各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面に照射して、感光体ドラム10の表面上に色毎の潜像を形成する。
トナー補給ボトル70Y、70C、70M、70K、中間転写ユニット7、作像部80、及び光書き込みユニット15は、同一方向に傾斜してプリンタ本体1に内に配設されている。このように配設することで、これら要素をプリンタ本体1内に水平に配置する場合よりも、その設置面積を小さくすることができる。
画像形成動作が開始されると、各作像ユニット8Y、8C、8M、8Kの感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kが図示しない駆動装置によって図中時計回り方向に回転駆動される。各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面が帯電装置11Y、11C、11M、11Kによって所定の極性に一様に帯電される。帯電装置11Y、11C、11M、11Kによって帯電された各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面には、光書き込みユニット15からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの表面に潜像が形成される。このとき、光書き込みユニット15が各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kを露光するのに用いる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色情報に分解した単色の画像情報である。
各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面に形成された潜像は、各感光体ドラム10の回転に伴って現像装置12Y、12C、12M、12Kとの対向部分を通るときに、各現像装置12のトナーによってトナー像として可視像化される。
中間転写ベルト3が巻きかけられた張架ローラ4と張架ローラ5と張架ローラ6とのうち、1つの張架ローラが図示していない駆動装置によって図中反時計回り方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト3が図中矢印で示す反時計回り方向に回転する。なお、駆動装置によって回転駆動されない他の張架ローラは、中間転写ベルト3の回転に従動して回転する。
このように回転する中間転写ベルト3の表面には、作像ユニット8Y、8C、8M、8Kで形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像、ブラックトナー像が一次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kによって順次重ね合うように転写される。これにより、中間転写ベルト3の表面にフルカラートナー像が担持される。
トナー像が転写された後の各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面に付着する残留トナーは、各ドラムクリーニング装置13Y、13C、13M、13Kによって感光体ドラム10の表面から除去される。そして、各感光体ドラム10Y、10C、10M、10Kの表面が図示していない除電装置によって除電され表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
給紙カセット2から給紙される転写紙19は、搬送路に送り込まれ、二次転写ローラ20よりも用紙搬送方向上流に配設されたレジストローラ対24によって給紙タイミングを計られ、張架ローラ6と二次転写ローラ20との対向部に送り出される。
このとき、二次転写ローラ20には、中間転写ベルト3の表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3の表面のトナー像が転写紙19上に一括して転写される。トナー像が転写された転写紙19は、定着装置30へと搬送され、定着装置30を通過する際に熱と圧力とが加えられてトナー像が定着される。トナー像が定着された転写紙19は、搬送路の終端に位置しプリンタ本体1の上部に設けられた排出部23へと搬送され、プリンタ本体1の機外上部に設けられた積載部25へと排出される。トナー像を転写紙19に転写した後の中間転写ベルト3の表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置21よって中間転写ベルト3の表面から除去される。
なお、これまでの説明は、転写紙19上に4色のフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、作像部80の作像ユニット8Y、8C、8M、8Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色または3色の画像を形成したりすることもできる。また、本実施形態のプリンタを用いてモノクロ印刷をする場合には、作像ユニット8Kの感光体ドラム10K上にのみ潜像を形成して同ユニットによって現像して転写紙19に転写し定着装置30で定着すればよい。
図2は、定着装置とクリーニング装置の構成を示す概略構成図である。本実施形態の定着装置30は、図2に示すように、定着部材たる定着ローラ31と、定着ローラ31に圧接して定着ローラ31との間に定着ニップを形成する加圧部材たる加圧ローラ32とを備えている。
上記定着ローラ31は、加熱手段であるヒータ33を内蔵し、図示していない駆動装置によって図中矢印R2方向(反時計回り方向)に回転駆動される。加圧ローラ32は、定着ローラ31の回転に伴って図中時計方向に従動回転する。また、定着ローラ31の周りには、定着ローラ31への転写紙19の巻き付きを抑制する分離爪34や、定着ローラ31の表面温度を検知する温度センサ35や、転写紙19を案内する入口ガイド36、出口ガイド37などが配置されている。そして、定着ローラ31と加圧ローラ32との間の定着ニップにトナー像を担持した転写紙19が送り込まれると、トナー像が熱と圧力との作用を受けて転写紙19の表面に定着される。
このような定着動作が行われるとき、定着ローラ31には転写紙19のトナー像が接するので、定着ローラ31の表面にトナーが移行することがある。転写紙19から定着ローラ31の表面へのトナーの移行を少なくする種々の対策が施されるが、定着ローラ31への僅かなトナーの移行は避けられない。そして、定着ローラ31の表面に移行したトナーの量が増えると、そのトナーが転写紙19の表面に再付着して転写紙19を汚し画像品質を劣化させる虞がある。そのため、本実施形態に係る定着装置30おいて、転写紙19から定着ローラ31の表面に移行したトナーは、クリーニング装置40によって定着ローラ31の表面から除去される。
上記クリーニング装置40は、被清掃体たる定着ローラ31の表面に摺擦して定着ローラ31の表面をクリーニングするウェブシート44を用いるウェブクリーニング方式を採用している。図2及び図3に示すように、クリーニング装置40は、ウェブシート44を巻き回して送り出し可能に保持する保持部材たる供給ローラ41と、ウェブシート44を巻き回して巻き取り可能な巻取部材たる巻取ローラ43とを備えている。供給ローラ41と巻取ローラ43の軸には、ウェブシート44の一端が固定されている。さらに、クリーニング装置40は、供給ローラ41から送り出されたウェブシート44を定着ローラ31へ押圧する押圧ローラ42を備えている。
これら供給ローラ41、押圧ローラ42、巻取ローラ43は、定着装置30又はクリーニング装置40などの図示しない側板に回転可能に支持されている。巻取ローラ43は、軸の一端が図示しない駆動装置とギヤ等を介して連結されており、図中矢印R1方向(反時計回り方向)に回転駆動される。供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44は、巻取ローラ43の回転駆動により、所定のタイミングでウェブニップ部を通って移動し、巻取ローラ43に巻き取られることになる。
ウェブシート44は、布、紙、樹脂シート、樹脂フィルム、及び、金属箔などの適宜選択された材料によって構成できる。本実施形態では、ウェブシート44が定着ローラ31の表面に摺接してその表面を清掃するとともに、その表面にオイルを塗布する機能も有している。そのため、ウェブシート44は、オイルを含浸できる材料、例えば、アラミドとPETとの繊維を混合して作製された不織布で構成されている。そして、このウェブシート44が定着ローラ31の表面に摺接したときに、ウェブシート44に含浸されたオイルが定着ローラ31の表面に薄く均一に塗布される。定着ローラ31の表面に塗布するオイルとしては、定着ローラ31の表面に転写紙19からトナーが移行し難くし、また、その表面の潤滑性を高め、さらにその表面の摩耗を抑制するものが用いられる。
次に、本発明の特徴部となるクリーニング装置40のブレーキ機構について説明する。本実施形態に係るクリーニング装置40は、ウェブシート44へのバックテンションを付与する手段として、供給ローラ41の回転に負荷を付与する回転負荷付与手段たるブレーキ機構を備えている。このブレーキ機構は、供給ローラ41のウェブシート44の保持量に応じてブレーキ力が可変となることを特徴とする。つまり、供給ローラ41に保持されるウェブシート44の保持量が多い時は、ブレーキ機構によるブレーキ力が大きく、ウェブシート44に強いバックテンションがかかる。そして、供給ローラ41に保持されるウェブシート44の保持量が少なくなると、ブレーキ機構によるブレーキ力が小さくなりウェブシート44にかかるバックテンションが小さくなる。これにより、巻取ローラ43に巻き取られるウェブシート44の緩み(巻き取りムラ)は、一定の負荷によるバックテンションが付与される場合に比べ少なくなる。よって、本実施形態に係るブレーキ機構は、ウェブシートの緩みによるウェブシート44の逆行を抑制することができるのである。以下、具体的な実施例を基に説明する。
[実施例1]
図3は、実施例1に係るクリーニング装置とブレーキ機構の構成を示す斜視図である。図4(a)はクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図である。図3及び図4に示すブレーキ機構45は、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の端面に当接し、供給ローラ41の回転に負荷を付与する第一ブレーキ部材46と弾性部材たるバネ47とを備えている。なお、図3及び図4中では、供給ローラ41の一端部のみを図示しているが、両端部に第一ブレーキ部材46及びバネ47が設置されている。
上記第一ブレーキ部材46は、図3及び図4に示すように、供給ローラ41の軸両端部の同軸上に配置され、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の端面に当接した状態で軸方向に移動可能に保持される。この第一ブレーキ部材46は、図4に示すように、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44に当接する当接面側が、回転中心に近づくにつれウェブシート44の端面から遠ざかるテーパ状に形成されている。上記バネ47は、第一ブレーキ部材45aの周方向に均等に複数配置され、一端が定着装置30やクリーニング装置40の図示しない側板等に固定され、他端が第一ブレーキ部材46に取り付けられている。これにより、第一ブレーキ部材46は、バネ47の弾性力によって供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44方向に付勢されている。
上述したブレーキ機構45では、ウェブシート44の使用につれ供給ローラ41の径が小さくなると、第一ブレーキ部材46はテーパ形状となっているのでバネ47による弾性力を受けて軸方向中央部側へ移動する。バネ47は、作用距離が長くなるほど変形量が小さくなり、弾性力が小さくなる。つまり、ウェブシート44の使用が進むにつれ、バネ47により付勢された第一ブレーキ46が供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の端面に付与するブレーキ力は次第に小さくなるのである。このように、第一ブレーキ部材46は、簡易、低コスト、且つ省スペースな構成で、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の保持量に応じて、供給ローラ41に付与するブレーキ力を可変に制御することができる。ブレーキ力(負荷)は、バネ47の加圧力、バネ定数、第一ブレーキ部材46のテーパ形状の設定により最適化することが可能である。
なお、供給ローラ41への回転に負荷を付与する回転負荷付与手段として、負荷を可変とするために、ソレノイド、ステッピングモータなどの負荷を可変とするブレーキ機構を供給ローラ41の軸上に設置することも考えられる。しかし、これらソレノイド、ステッピングモータなどを用いる場合には、コスト、スペースの課題が生じる。これに対し、第一ブレーキ部材46及びバネ47を備えたブレーキ機構45は、低コスト、且つ省スペースな構成で、供給ローラ41への回転に付与する負荷を可変とすることができるのである。
図5は、ウェブシートの使用量とブレーキ力との関係を示す特性図である。図6は、ウェブシートの使用量と駆動トルクとの関係を示す特性図である。なお、図5及び図6中実線Aは、バックテンションがウェブニップ部から受けるブレーキ力のみである場合の特性を示すものである。図5及び図6中破線Bは、供給ローラの軸に押圧部材を押し当てるブレーキ機構を用いた場合の特性を示すものである。
上述したように、第一ブレーキ部材46及びバネ47を備えたブレーキ機構45は、図5中太線Cで示すように、ウェブシート44の使用が進むにつれブレーキ力が次第に小さくなる。また、このブレーキ機構45では、ブレーキ力が次第に小さくなるので、図6中太線Cで示すように、ウェブシート44の使用が進むにつれ、供給ローラ41の駆動に要する駆動トルクが増大しない。よって、供給ローラ41の駆動源となる駆動装置には、大きな駆動力を必要とせず、低コスト、省スペースな構成のものを採用することができる。
[実施例2]
図7は、実施例2に係るクリーニング装置及びブレーキ機構の構成を示す斜視図である。図8(a)はクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図である。図7及び図8に示すブレーキ機構48は、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に当接し、供給ローラ41の回転に負荷を付与する第二ブレーキ部材49を備えている。なお、各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に省略する。
上記第二ブレーキ部材49は、図7に示すように、板バネにより形成され、ウェブシート44の幅方向と略同等の幅に形成されている。そして、第二ブレーキ部材49は、一端が定着装置30やクリーニング装置40などの図示しない側板に固定され、他端(自由端)が供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に自身の弾性力で当接した状態で設置されている。この第二ブレーキ部材49は、図8(a)に示すように、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44が多い場合には、変形量が大きく当接圧(ブレーキ力)が強い。また、第二のブレーキ部材49は、図8(b)に示すように、ウェブシートの使用が進むにつれ供給ローラ41に巻き回されているウェブシートが少なくなると、変形量が小さくなって当接圧(ブレーキ力)が弱くなる。
上述したように、第二ブレーキ部材49を備えたブレーキ機構48では、ウェブシート44の使用につれ供給ローラ41の径が小さくなると、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44に付与するブレーキ力も次第に小さくなる。このように、ブレーキ機構48は、簡易、低コスト、省スペースな構成で、供給ローラ41のウェブシート44の保持量に応じて、供給ローラ41に付与するブレーキ力を可変に規制することができる。なお、ブレーキ力(負荷)は、第二ブレーキ部材49(板バネ)の加圧力、バネ定数の設定により最適化することが可能である。
また、上記第二ブレーキ部材49を備えたブレーキ機構48は、図5及び図6で説明したのと同様に、ウェブシート44の使用が進むにつれ、ブレーキ力が次第に小さくなるので巻取ローラ43の駆動に要する駆動トルクが増大しない。よって、供給ローラ41の駆動源となる駆動装置には、大きな駆動力を必要とせず、低コスト、省スペースな構成のものを採用することができる。
[実施例3]
図9(a)は、実施例3に係るクリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給初期の状態を説明する概略構成図、(b)は同クリーニング装置とブレーキ機構のウェブシート供給末期の状態を説明する概略構成図である。図9に示す第三ブレーキ機構50は、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に当接して供給ローラ41の回転に負荷を与える第三ブレーキ部材51とこれを付勢する弾性部材たるバネ52を備えている。なお、各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に省略する。
上記第三ブレーキ部材51は、図9に示すように、ウェブシート44の幅方向と略同等の幅で板状に形成され、一端が定着装置などの図示しない側板に固定され、他端(自由端)が供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に当接している。上記バネ52は、一端が定着装置30やクリーニング装置40などの図示しない側板に固定され、他端(自由端)が第三ブレーキ部材51に取り付けられている。そして、バネ52は、自身の弾性力により、供給ローラ41の外周面に当接する第三ブレーキ部材51を供給ローラ41側に付勢している。図9(a)に示すように、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44が多い場合には、バネ52の変形量が大きく第三ブレーキ部材51の当接圧(ブレーキ力)が強い。また、図9(b)に示すように、ウェブシート44の使用が進むと、バネ52の変形量が小さく第三ブレーキ部材51の当接圧(ブレーキ力)が弱くなる。
上述したように、第三ブレーキ部材51とバネ52を備えた第三ブレーキ機構50では、ウェブシート44の使用につれ、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44に付与するブレーキ力も次第に小さくなる。このように、第三ブレーキ機構50は、簡易、低コスト、且つ省スペースな構成で、供給ローラ41のウェブシート44の保持量に応じて、供給ローラ41に付与するブレーキ力を可変に規制することができる。なお、ブレーキ力(負荷)は、バネ52の加圧力、バネ定数の設定により最適化することが可能である。
また、上記第三ブレーキ部材51及びバネ52を備えた第三ブレーキ機構50は、図5及び図6で説明したのと同様に、ウェブシート44の使用が進むにつれ、ブレーキ力が次第に小さくなるので巻取ローラ43の駆動に要する駆動トルクが増大しない。よって、供給ローラ41の駆動源となる駆動装置には、大きな駆動力を必要とせず、低コスト、省スペースな構成のものを採用することができる。
[実施例4]
実施例4に係るブレーキ機構53は、ブレーキ力が互いに異なる複数の第四ブレーキ部材54が設けられている。図10は、実施例4に係るクリーニング装置とブレーキ機構の構成を示す斜視図である。図11は、ウェブシートの使用量とブレーキ力との関係を示す特性図である。図12は、ウェブシートの使用量と駆動トルクとの関係を示す特性図である。なお、各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に省略する。
実施例4に係るブレーキ機構53においては、図19に示す従来の構成と同様に、供給ローラ41の回転軸上に摩擦力のある押圧部材101が押し当てられている。そして、押圧部材101は、図11中実線Aで示すように、供給ローラ41に一定のブレーキ力を与えている。また、ブレーキ機構53は、図10に示すように、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に当接し、供給ローラ41の回転に負荷を付与する板バネ状の第四ブレーキ部材54a、54b、54cを供給ローラ41の軸方向に沿って複数備えている。各第四ブレーキ部材54a、54b、54cは、一端が定着装置30やクリーニング装置40などの図示しない側板に固定され、他端(自由端)が供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44の外周面に自身の弾性力で当接した状態で設置されている。
供給ローラ41の軸方向両端部の上記第四ブレーキ部材54a、54cは、図11中実線Bで示すように、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44が多い場合(使用初期)にはブレーキ力が強く、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44が半分ぐらいになると(使用中期)ブレーキ力がなくなる。また、軸方向中央部の第四ブレーキ部材54bは、第四ブレーキ54a、54cに比べウェブシート44との当接角が寝ているため、図11中実線Cで示すように、使用初期にはブレーキ力が弱いが、供給ローラ41に巻き回されているウェブシート44がなくなるまで(使用末期)ブレーキ力を継続する。
このように、実施例4に係るブレーキ機構53においては、使用初期には、押圧部材101、第四ブレーキ部材54a、54b、54cの合力が働き、供給ローラ41には大きなブレーキ力が付与される。使用初期は駆動トルクに余裕があるので、強いブレーキ力を付与することができる。使用中期には、第四ブレーキ部材54a、54cのブレーキ力を速く減じることで、駆動トルクが上昇することを軽減しながら、ブレーキ力を付与する。使用末期には、押圧部材101、ブレーキ部材54a、54b、54cのそれぞれのブレーキ力は小さくなるが、駆動トルクの上限を超えない範囲で、ブレーキ部材54a、54b、54cの合力を付与する。このように、ブレーキ部材54のブレーキ初期値、互いに異なるバネ定数の組み合わせなどを最適化することで、駆動トルクの上限値を超えない範囲でできるだけ強いブレーキ力を使用初期から使用末期まで維持することが可能となる。
なお、上記実施例では、供給ローラ41の軸方向両端部に設置されたブレーキ部材54a、54cが使用初期にブレーキ力が強い設定で、軸方向中央部に設置されたブレーキ部材54bが使用初期から使用末期までブレーキ力が継続する設定であったが、この逆であってもよい。また、上記実施例では、供給ローラ41の軸方向に三つに分割されたブレーキ部材を用いたが、分割数はこれに限定されない。
次に、別の実施形態に係るクリーニング装置の構成について説明する。図13は、別の実施形態に係るクリーニング装置の構成を示す斜視図である。本実施形態に係るクリーニング装置60は、図13に示すように、ウェブシート44の巻き取り方向とは逆方向への押圧ローラ42の回転を阻止する逆回転防止機構として、ワンウェイクラッチ61を備えている。このワンウェイクラッチは、押圧ローラ42の軸42aを回転可能に保持する軸受け62に内蔵されている。
上記ワンウェイクラッチ61の構成について説明する。図14(a)(b)は、ワンウェイクラッチの内部構造の一例を示す断面図である。図15は、ワンウェイクラッチが内蔵された軸受けの構成を示す模式図である。図14及び図15に示したワンウェイクラッチ61は、押圧ローラ42の軸42aの外周に回転可能に嵌められた外輪61a、外輪61aの内周部に形成された凹部に収容されるコロ61b、及びコロ61bを付勢するスプリング61cを有する。なお、軸受け62は、バネ63によって付勢され押圧ローラ42を定着ローラ31に向かって押し付けられるように、定着装置30の側壁に設けられている。
上記構成のワンウェイクラッチ61は、次のような動作状態をとる。
<状態1>
図13及び図14に示すように、巻取ローラ43が矢印R1方向に回転している場合は、ワンウェイクラッチ61が空転する(非ロック状態)。図14(b)に示すように、押圧ローラ42の軸42aが図中R4方向へ回転すると、コロ61bはスプリング61cの付勢力に抗して外輪41aの凹部の内周面から離れ、軸42aが外輪61aに対して空転するのである。
<状態2>
巻取ローラ43及び定着ローラ31が停止している場合は、ワンウェイクラッチ61が中立(=前状態)を維持する。
<状態3>
巻取ローラ43が停止し、定着ローラ31が図中矢印R2方向に回転している場合は、ワンウェイクラッチ61がロック状態となる。これは、図14(a)に示すように、軸42aが図中矢印R3方向へ回転する場合を示している。軸42aが図中R3方向へ回転すると、スプリング61cに付勢されたコロ61bは外輪61aの内周部に形成された凹部の噛み合い位置に進み、前記凹部の内周面と軸62aの外周面とのくさび作用によって軸42aがロックされる。
このように、ワンウェイクラッチ61を設けることで、押圧ローラ42は、ウェブシート44の巻き取り方向に回転可能であるが、該巻き取り方向とは逆方向に回転するのが阻止されるので、ウェブシート44の逆行を阻止することができる。また、ワンウェイクラッチ61を軸受け機能と同一構成とすることで非常にコンパクトにでき、省スペース化や低コスト化を図ることができる。
ところが、ワンウェイクラッチ61の動作不良が(ロック不良)が原因で狙いの動作を得られないことがある。特に、ワンウェイクラッチ61が非ロック状態で、軸42aから押し圧力を受け長時間放置された場合や、低温環境に放置された場合に、コロ61bがくさび形状のロック位置に移動できなくなるなど、くさび作用がうまく働かず動作不良を起こすことがある。このようなワンウェイクラッチ61の動作不良時に、巻取ローラ43に巻き取られたウェブシート44に緩みがあると、何らかの引っ張り力によって巻取ローラ43からウェブシート44の緩みを締め込んでいく形でウェブシートが逆行してしまう。
これに対し、本実施形態に係るクリーニング装置60は、上述したブレーキ機構45、48、50、53のいずれかを採用することにより、巻取ローラ43に巻き回されているウェブシート44に緩みがない。よって、ワンウェイクラッチ61の動作不良が発生しても、ウェブシート44が逆行することがない。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
定着ローラ31などの被清掃体の表面に摺擦して被清掃体の表面をクリーニングするためのウェブシート44などのウェブシートと、ウェブシートを巻き回して送り出し可能に保持する供給ローラ41などの保持部材と、ウェブシートを巻き回して巻き取り可能な巻取ローラ43などの巻取部材と、該巻取部材を回転駆動させる駆動手段と、ウェブシートを被清掃体へ押圧する押圧ローラ42などの押圧部材とを備えるクリーニング装置40、60などのクリーニング装置において、上記保持部材の回転に負荷を付与するブレーキ機構45、48、50、53などの回転負荷付与手段を備え、その負荷は保持部材のウェブシートの保持量に応じて可変である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、保持部材の回転に負荷を付与することにより、ウェブシートにバックテンションをかける。保持部材のウェブシートの保持量が多い時(使用初期)は、回転負荷付与手段による負荷を大きくする。そして、保持部材のウェブシートの保持量が少なくなるに従い、回転負荷付与手段による負荷を小さくする。これにより、回転負荷付与手段が一定の負荷を付与する場合に比べ、巻取部材にウェブシートを緩みなく巻き取ることができる。また、ウェブシートの使用が進むにつれ、回転負荷付与手段の負荷を小さくすることができるので、巻取部材の駆動手段への負荷が増大することがなくなり、駆動手段の低コスト化、省スペース化を図ることができる。
(態様B)
(態様A)のクリーニング装置において、ブレーキ機構45、48、50、53などの回転負荷付与手段は、上記保持部材に保持されるウェブシートに当接することにより、保持部材の回転に負荷を付与する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転負荷付与手段は、保持部材に保持されるウェブシートに当接するという、簡易、低コスト、省スペースな構成で、保持部材のウエブ保持量に応じてその負荷を可変に制御することができる。
(態様C)
(態様B)のクリーニング装置において、ブレーキ部材46などの回転負荷付与手段は、上記保持部材に保持されるウェブシートの端面に当接することにより保持部材の回転に負荷を付与する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転負荷付与手段は、保持部材に保持されるウェブシートの端面に当接するという、簡易、低コスト、省スペースな構成で、保持部材のウエブ保持量に応じてその負荷を可変に制御することができる。
(態様D)
(態様B)のクリーニング装置において、ブレーキ部材49、51、54などの回転負荷付与手段は、上記保持部材に保持されるウェブシートの外周面に当接することにより保持部材の回転に負荷を付与する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転負荷付与手段は、保持部材に保持されるウェブシートの外周面に当接するという、簡易、低コスト、省スペースな構成で、保持部材のウエブ保持量に応じてその負荷を可変に制御することができる。
(態様E)
(態様D)のクリーニング装置において、ブレーキ部材54などの回転負荷付与手段は、保持部材の回転軸方向に複数に分割されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、巻取部材の駆動手段への負荷が上限を超えない範囲で、保持部材の回転にできるだけ大きな負荷を付与するという制御が可能となる。よって、巻取部材にウェブシートを緩みなくより確実に巻き取ることができる。
(態様F)
(態様E)のクリーニング装置において、複数に分割されたブレーキ部材54などの回転負荷付与手段は上記保持部材への負荷が互いに異なる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、巻取部材の駆動手段への負荷が上限を超えない範囲で、保持部材の回転にできるだけ大きな負荷を付与するという制御が可能となる。よって、巻取部材にウェブシートを緩みなくより確実に巻き取ることができる。
(態様G)
自身の表面が無端移動し加熱手段を有する定着ローラ31などの定着部材と、自身の表面が無端移動し該定着部材に接触して定着部材との間に定着ニップを形成する加圧ローラ32などの加圧部材と、定着部材及び/又は加圧部材の表面を清掃するクリーニング装置40、60などのクリーニング手段とを備え、定着ニップに記録媒体を通過させ、熱を圧力によって記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着装置30などの定着装置において、上記クリーニング手段は、(態様A)(態様B)(態様C)(態様D)(態様E)又は(態様F)のクリーニング装置である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニング装置のウェブシートの逆行を抑制することができる。よって、ウェブシートの逆行によるクリーニング不良、トナーのすり抜けによる画像汚れ、及びウェブシートによる用紙詰まりなどの発生を防止することができる。
(態様H)
感光体ドラム10などの像担持体と、像担持体上にトナー像を形成する作像部80などのトナー像形成手段と、トナー像を該像担持体から転写紙19などの記録媒体上に転写する中間転写ユニット7などの転写手段と、記録媒体上に転写されたトナー像を記録媒体上に定着させる定着装置30などの定着手段とを備える画像形成装置において、上記定着手段として(態様G)の定着装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、クリーニング装置のウェブシートの逆行を抑制することができる。よって、ウェブシートの逆行によるクリーニング不良、トナーのすり抜けによる画像汚れ、及びウェブシートによる用紙詰まりなどの発生を防止することができる。
30 定着装置
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
40、60 クリーニング装置
41 供給ローラ
42 押圧ローラ
43 巻取ローラ
44 ウェブシート
45、48、50、53 ブレーキ機構
46 第一ブレーキ部材
47 バネ
49 第二ブレーキ部材
51 第三ブレーキ部材
52 バネ
54 第四ブレーキ部材
61 ワンウェイクラッチ
特開2008−15444号公報

Claims (3)

  1. 被清掃体の表面に摺擦して該被清掃体の表面をクリーニングするためのウェブシートと、該ウェブシートを巻き回して送り出し可能に保持する保持部材と、該ウェブシートを巻き回して巻き取り可能な巻取部材と、該巻取部材を回転駆動させる駆動手段と、該ウェブシートを該被清掃体へ押圧する押圧部材とを備えるクリーニング装置において、
    上記保持部材に保持される上記ウェブシートの外周面に当接することにより、上記保持部材の回転に負荷を付与する回転負荷付与手段を備え、その負荷は該保持部材のウェブシートの保持量に応じて可変であり、
    上記回転負荷付与手段の上記ウェブシートとの当接部は、上記ウェブシートの幅方向の長さと同等の幅に形成されており、
    上記回転負荷付与手段は、上記保持部材の回転軸方向に複数に分割され、
    その複数に分割された上記回転負荷付与手段は、上記保持部材への負荷が互いに異なることを特徴とするクリーニング装置
  2. 身の表面が無端移動し加熱手段を有する定着部材と、自身の表面が無端移動し該定着部材に接触して該定着部材との間に定着ニップを形成する加圧部材と、該定着部材及び/又は該加圧部材の表面を清掃するクリーニング手段とを備え、該定着ニップに記録媒体を通過させ、熱を圧力によって該記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させる定着装置において、
    上記クリーニング手段は、請求項のクリーニング装置であることを特徴とする定着装置。
  3. 像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像を該像担持体から記録媒体上に転写する転写手段と、該記録媒体上に転写されたトナー像を該記録媒体上に定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、
    上記定着手段として請求項の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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