JP2009181003A - クリーニング装置及び定着装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化させることなくクリーニングウェブのたるみを最小限に抑えることができるクリーニング装置及び定着装置並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニングウェブ44が巻回される巻き出し軸41と、巻き出し軸41から繰り出されたクリーニングウェブ44を巻き取る巻き取り軸43とを有し、巻き取り軸43を回転駆動することにより巻き出し軸41から繰り出されるクリーニングウェブ44を定着ローラ31に摺接させて清掃するクリーニング装置40であり、巻き取り軸43と巻き出し軸41とがギヤ列50によって連結され、巻き取り軸43から該ギヤ列50を介して巻き出し軸41までの一箇所には巻き取り軸43における巻き取り方向の回転が非接続で、巻き出し軸41における巻き出し方向の回転が接続となるワンウェイクラッチ51を設けている。
【選択図】図4

Description

本発明は、クリーニングウェブが巻回される巻き出し軸と、該巻き出し軸から繰り出されたクリーニングウェブを巻き取る巻き取り軸とを有し、該巻き取り軸を回転駆動することにより巻き出し軸から繰り出されるクリーニングウェブを被清掃体に摺接させて該被清掃体を清掃するクリーニング装置及びそのクリーニング装置を用いる定着装置並びに該定着装置を用いる画像形成装置とに関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置においては、予め一様に帯電された感光体上に画像情報を照射して得た静電潜像を現像装置から供給されるトナーによって現像するようにし、このトナー像を記録紙上に転写してから、定着装置により加熱しながら加圧することによって記録紙に定着するようにしている。このとき、トナー像を記録紙上に転写した後、定着ローラ表面にはトナー像の残留トナーが付着し、それがオフセットの原因となる。従って、残留トナーを除去する必要があり、その方法が各種提案されている。
特開2002−189374号公報
特許文献1には、内部に熱源を有する定着ローラと、定着ローラに圧接する加圧ローラとそのニップ部に未定着画像を保持した転写紙を通紙することにより、トナー像を定着させる画像形成装置の定着装置と、その定着装置の定着ローラに接触し定着ローラ表面の付着物のクリーニング及び、オフセット防止のオイル塗布を行うクリーニング装置が開示されている。このクリーニング装置は、クリーニングウェブと該クリーニングウェブを加熱ローラへ押し当てるための押圧ローラと、使用済みのクリーニングウェブの巻き取りを行う巻き取りローラと図示しないその駆動手段と、未使用のクリーニングウェブを巻回して保持し、これを巻き出す巻き出しローラを有する。クリーニングウェブの巻き取る制御は、ある一定間隔毎に断続的にクリーニングウェブを巻き取っていくものである。クリーニングウェブの巻き取り方向と定着ローラの回転方向の関係は正逆ありどちらがよいとはいいきれないが、特許文献1では逆方向にクリーニングウェブを巻き取るようにしている。
クリーニングウェブを定着ローラに押し付ける手段は、通常、クリーニングウェブを定着ローラへ実際に押し当て、その接触部に必要なニップ幅をつくる、耐熱性の低硬度ゴム又は発泡シリコンからなるゴム層表面をもつ押圧ローラと、押圧ローラに作用して加熱ローラの方向に一定の加圧力を与える押圧スプリングからなる。クリーニング部に押圧ローラを使う理由としては、ブレード類に比較して、寿命及び使用済みクリーニングウェブの巻き取時の巻き取負荷低減及び加熱ローラへのクリーニングウェブの接触による加熱ローラ側の負荷低減と、ある程度のニップを形成するためである。
上述した定着装置の定着ローラをクリーニングする手段としてクリーニングウェブを使用するクリーニング装置では、通常、クリーニングウェブがクリーニングによって厚みを増すことを想定し、クリーニングウェブの巻き取り軸側は、最終的に使い切って巻き取りを完了した後の径のクリーニングウェブを収納できるようある程度余裕を持ってレイアウト設計する必要がある。しかしながら、画像形成装置の小型化を図る上では、巻き取り装置の大きさは小さいほどよく、クリーニングウェブの巻き取り完了径が新品のクリーニングウェブの巻き取り径に近い寸法になることが望ましい。また、クリーニングウェブの巻き取り径をできる限り小さくするための手段のひとつとして、巻き取り方向を定着ローラの回転と逆方向にし、巻き取り軸と押圧ローラとの間のクリーニングウェブ張力を高めることで巻き取り軸上のクリーニングウェブ密度を高める方法が一般的に採用されている。
また、巻き取り回転数が定着ローラの回転数に対し相当低いことから、クリーニングウェブの駆動源を定着ローラ駆動列からとろうとする場合、減速比を得るために多くのギヤ列が必要になる。ギヤの数を削減させるためにクリーニングウェブ駆動源として別モータを構成させることもある。いずれの場合においても、画像形成装置の小型化に対しては逆行する構成といえる。
上述のとおり、クリーニングウェブの巻き取り方向が定着ローラの回転方向と逆に設定されているクリーニング装置においては、巻き取り軸と押圧ローラ軸のそれぞれの軸受にワンウェイクラッチ機構を構成させることによってクリーニングウェブの逆走を防止している。
しかしながら、例えば紙詰まり処理等の理由で定着ローラを通常とは逆に回転させなくてはならないとき、クリーニングウェブは巻き取り時と同じ方向の力を定着ローラから受けることになる。この力によってクリーニングウェブは巻き出し軸から吐き出されることになり、この吐き出しによるクリーニングウェブが大きくたるむ。そして、たるんだクリーニングウェブが定着ニップへ回り込むと定着器に大きなダメージを与えるという問題があった。
本発明は、上記した従来の問題を解消し、装置の大型化させることなくクリーニングウェブのたるみを最小限に抑えることができるクリーニング装置及び定着装置並びに画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、クリーニングウェブが巻回される巻き出し軸と、該巻き出し軸から繰り出されたクリーニングウェブを巻き取る巻き取り軸とを有し、該巻き取り軸を回転駆動することにより巻き出し軸から繰り出されるクリーニングウェブを被清掃体に摺接させて該被清掃体を清掃するクリーニング装置において、前記巻き取り軸と前記巻き出し軸とがギヤ列の回転伝達手段によって連結され、前記巻き取り軸から該ギヤ列を介して前記巻き出し軸までの一箇所には前記巻き取り軸における巻き取り方向の回転が非接続で、前記巻き出し軸における巻き出し方向の回転が接続となるワンウェイクラッチを設けていることを特徴とするクリーニング装置を提案する。
その際、前記ギヤ列は前記巻き取り軸と前記巻き出し軸に向かって減速するギヤ列であると有利である。
また、本発明のクリーニング装置において、前記ギヤ列のギヤ比が前記巻き出し軸のクリーニングウェブ最小径/前記巻き取り軸のクリーニングウェブ最大径以下とすると有利である。
さらに、本発明のクリーニング装置において、前記巻き取り軸の駆動は該巻き取り軸に装着するギヤがウォームギヤを介して回転駆動されると有利である。
また、本発明は、上記目的を達成するため、加熱手段によって加熱される定着回転体と、該定着回転体に圧接してニップ部を形成する加圧回転体とを有し、前記ニップ部に定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が前記定着回転体の表面に接触する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、請求項1ないし4の何れか1つに記載のクリーニング装置により前記定着回転体の周面が清掃することを特徴とする定着装置を提案する。
さらにまた、本発明は、上記目的を達成するため、請求項5に記載の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置を提案する。
本発明の構成によれば、画像形成装置の省スペース化を達成した上でクリーニングウェブの巻き取り品質を低下させることなく、クリーニングウェブのたるみの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す画像形成装置の概略構成図である。本実施形態の画像形成装置は、電子写真方式でタンデム式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラープリンタ(以下「プリンタ」と記す)である。画像形成装置としては、カラーに限らず白黒でもよく、また図1に示すプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置等であってもよい。
図1を用いてプリンタとしての基本構成とその動作について説明し、この後に本実施形態特有の構成と作用について説明する。
ここに示したプリンタは、その基部となる画像形成装置本体1の下部に、記録材としての転写紙19が収納される給紙カセット2が配設され、その上方に画像形成部を配置した構成となっている。画像形成部には、像担持体を備えた複数の作像手段として4個の作像ユニット8Y,8C,8M,8Kを備えた作像部8と、複数のローラ4,5,6と、これらローラに巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトにより構成された中間転写体としての中間転写ベルト3とを有する中間転写ユニット7と、各像担持体に光書込みを行う光書込み部としての光書き込みユニット15と、転写紙19にトナー像を定着する定着装置30とが設けられている。作像ユニット8Y,8C,8M,8Kと中間転写ユニット7は、装置本体1に対して着脱自在とされている。
中間転写ベルト3のローラ4とローラ5間は、このベルトの下部側ベルト走行辺に相当している。中間転写ベルト3には、ローラ6と対向する部位に2次転写装置となる2次転写ローラ20が搬送経路Rに臨むように配設され、ローラ4と対向する部位にベルト表面を清掃するベルトクリーニング装置21が配設されている。
作像部8は、この下側走行辺に対向するように配置されることで、中間転写ベルト3の下方に配設されている。各作像ユニットは、中問転写ベルト3に接する像担持体としての感光体ドラム10をそれぞれ具備している。各感光体ドラム10の周りには、帯電装置11、現像装置12、クリーニング装置13がそれぞれ配置されている。各感光体ドラム10が中間転写ベルト3に接する位置における中間転写ベルト3の内側には、1次転写を行う転写手段としての転写ローラ14がそれぞれ設けられている。
本実施形態において、作像ユニット8Y,8C,8M,8Kは、基本的には同一構造に構成されており、図1では代表して作像ユニット8Kの構成にのみ符号を付している。各作像ユニットにおいて異なるのは、各現像装置12に収納されている現像剤としてのトナーの色だけである。作像ユニット8Y,8C,8M,8Kの各現像装置12には、それぞれイエロー,シアン,マゼンタ、ブラックのトナーが収納されている。各現像装置12には、トナーが減ると、装置本体1の上部に配設されたトナー補給ボトルT1,T2,T3,T4から補給用のトナーがそれぞれ供給される。
光書き込みユニット15は、光変調されたレーザ光Lを各感光体ドラムの表面に照射して、感光体表面に色毎の潜像を形成するものであり、本実施形態では、作像部8の下方に配置されている。
トナー補給ボトルT1,T2,T3,T4、中間転写ユニット7、作像部8、光書き込みユニット15は、同一方向に傾斜して装置本体1に内に配設されていて、これら要素を装置本体1内に水平に配置する場合に比して、その設置面積が小さくされている。
画像形成動作が開始されると、各作像ユニット8の感光体ドラム10が図示しない駆動装置によって時計方向に回転駆動され、各感光体ドラムの表面が帯電装置11によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラムの表面には、光書き込みユニット15からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの表面に静電潜像が形成される。
このとき、各感光体ドラムに露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像は、各感光体と現像装置12の間を通るとき、各現像装置12のトナーによってトナー像として可視像化される。
中間転写ベルト3が巻きかけられた複数のローラ4,5,6のうち、1つのローラが図示していない駆動装置によって反時計方向に回転駆動され、これにより中間転写ベルト3が矢印で示す反時計周り方向に走行駆動され、他のローラが従動回転する。このように走行する中間転写ベルト3には、イエローのトナーを有する現像装置12を具備する作像ユニット8Yで形成されたイエロートナー像が転写ローラ14によって転写される。
その転写されたイエロートナー像には、作像ユニット8C,8M及び8Kで形成されたシアントナー像、さらにマゼンタトナー像及びブラックトナー像が転写ローラ14によって順次重ね転写され、かくして中問転写ベルト3はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
トナー像が転写された後の各感光体ドラム表面に付着する残留トナーは、各クリーニング装置13によって感光体ドラム表面から除去され、次いでその表面が図示していない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
給紙部2から給紙される転写紙19は、搬送経路に送り込まれ、2次転写ローラ20よりも上流である給紙側に配設されたレジストローラ対24によって給紙タイミングを計られて、ローラ6と2次転写ローラ20との対向部に給送される。そして、このとき2次転写ローラ20には、中問転写ベルト表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3の表面のトナー像が転写紙19上に一括して転写される。
トナー像が転写された転写紙19は、定着装置30へと搬送され、定着装置30を通過する際に熱と圧が加えられてトナー像が熔融されて定着される。トナー像が定着された転写紙19は、搬送経路の終端に位置し、装置本体1の上部により構成された排出部23へと搬送され、装置本体1の上部に構成された積載部25へと排出される。トナー像を転写紙19に転写後の中間転写ベルト3は、このベルトに残留したトナーがクリーニング装置21より除去される。
以上の説明は、転写紙19上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、作像部8の作像ユニットのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。また、本実施形態のプリンタを用いてモノクロ印刷をする場合には、作像ユニット8Kの感光体ドラム上にのみ静電潜像を形成して同ユニットによって現像して転写紙19に転写し、定着装置30で定着すればよい。
図2は、定着装置30の構成を示す概略構成図である。
図2において、本実施形態の定着装置30はヒータ33によって加熱される定着ローラ31と、該定着ローラ31に圧接される加圧ローラ32を有し、定着ローラ31の回りには転写紙19の巻き付きを防止する分離爪34、定着ローラの表面温度を検知する温度センサ35及び定着ローラ表面の汚れを取るクリーニング装置36が配置されている。定着ローラ31は図示していない駆動装置によって反時計方向に回転駆動され、それによって加圧ローラ32が時計方向に従動回転される。そして、この回転する定着ローラ31と加圧ローラ32の間にトナー像を担持した転写紙19が挟持されると、トナー像が熱と圧力の作用を受けて溶け、転写紙19の表面に定着される。なお、符号36は入口ガイド、37は出口ガイドである。
このような定着動作が行われるとき、定着ローラ31には転写紙のトナー像が接するので、定着ローラ31の表面にはトナーの移行を少なくする種々の対策が施されている。しかし、定着ローラ31への僅かなトナーの移行は避けられず、移行したトナー量が増えると、当該トナーが転写紙19の表面に再付着して転写紙19を汚し、画像品質を劣化させるおそれがある。そこで、定着ローラ31に移行したトナーは上記クリーニング装置40によって除去される。
図2及び図3において、クリーニング装置40は回転可能に支持されていて、可撓性のクリーニングウェブ44が巻回された巻き出し軸41と、繰り出したクリーニングウェブ44を定着ローラ31に押し付ける押圧ローラ42と、繰り出したクリーニングウェブ44を巻き取る巻き取り軸43を有している。巻き出し軸41、押圧ローラ42及び巻き取り軸43は図示していない例えば定着装置30等の側板に回転自在に支持されている。
クリーニングウェブ44は、布、紙、樹脂シート、樹脂フィルム、金属箔などの適宜な材料によって構成できるが、図示した例では、クリーニングウェブ44が定着ローラ31の周面に摺接して該周面を清掃するとともに、その周面にオイルを塗布するように構成されているので、クリーニングウェブ44が、オイルを含浸できる材料、例えば、アラミドとPETの繊維を混合して成る不織布で構成されている。かかるクリーニングウェブ44が定着ローラ31の周面に摺接するとき、これに含浸されたオイルが定着ローラ周面に薄く均一に塗布される。このオイルとしては、定着ローラ31の周面にトナーが移行し難くし、またその周面の潤滑性を高め、さらにその周面の摩耗を防止するオイルなどが用いられる。
上記巻き取り軸43には、クリーニングウェブ44の一端が固定されているとともに、軸の一端には図示していない駆動装置からウォームギヤ45を介して駆動される駆動ギヤ42が設けられている。巻き取り軸43と巻き出し軸41はギヤ列50として構成された回転伝達手段によって連結され、巻き取り軸43からギヤ列50を介した巻き出し軸41までの間にワンウェイクラッチ51が設けられており、本実施形態ではワンウェイクラッチ51が巻き取り軸43に設けられている。このワンウェイクラッチ51は、巻き取り軸43における巻き取り方向の回転が非接続(OFF)で、巻き出し軸41における巻き出し方向の回転が接続(ON)に設定されている。したがって、巻き取り軸43における巻き取り方向の回転はワンウェイクラッチ51がOFFなので巻き出し軸41に伝わらず、巻き出し軸41における巻き出し方向の回転はワンウェイクラッチ51がONするので巻き取り軸43に伝わる。
本実施の形態におけるギヤ列50は、ギア列で構成され、巻き取り軸43にはワンウェイクラッチ51を介して巻き取り大径ギヤ52が設けられ、該巻き取り大径ギヤ52は中間小径ギヤ53に噛み合い、中間小径ギヤ53と同軸で一体化された中間大径ギヤ54は回転方向調整用のアイドラギヤ55を介して巻き出し軸41に設けられた巻き出しギヤ56に噛み合っている。
通常、巻き出し軸41は回転自在なので、巻き取り軸43の回転、停止に関係なく回転することができる。よって、従来ではジャム処理等で巻き取り軸43の停止時に定着ローラ31の回転に伴って巻き出し軸41だけを巻き出し方向に回転させてしまうと、クリーニングウェブ44が巻き出されてたるむという問題が発生する。しかし、上記のように構成された本実施の形態においては、巻き取り軸43が停止しているとき巻き出し軸41のみが回転することを防止することができる。すなわち、クリーニングウェブ44がたるませる巻き出し軸41の回転の方向はワンウェイクラッチ51のONする方向であり、したがってギヤ列50からワンウェイクラッチ51を介して巻き取り軸43に回転力が伝達されても、巻き取り軸43がウォームギヤ45を介して駆動されるため、該ウォームギヤ45によって巻き出し軸41の回転がロックされ、クリーニングウェブ44のたるみが防止される。
かくして、本実施の形態ではワンウェイクラッチ51を経由したギヤ列50で巻き取り軸43と巻き出し軸41を連結するという簡単でコンパクトな構成で、巻き出し軸41の回転を巻き取り軸43の回転が前提とすることができ、クリーニングウェブ44がたるむことを確実に防止することができる。
ところで、巻き取りによって巻き取り軸43のクリーニングウェブ径は増大し、巻き出し軸41のクリーニングウェブ径は減少する。つまり、一定の回転数で巻き取り軸43を回転させるため、巻き取り開始から巻き取り完了までの巻き取り軸43と巻き出し軸41の回転数の関係は図4に示すグラフのように、巻き取り軸43がR1のように一定で、巻き出し軸41はR2のように通り巻き取り完了に向かって速くなる。したがって、ギヤ列50の巻き取り軸43と巻き出し軸41のギヤ比が1:1であると、巻き出し軸41の回転数が図4の交点Kを越えると、巻き出し軸41の回転数が巻き取り軸43の回転数より速くなる。このとき、ワンウェイクラッチ51がONするので、巻き出し軸41からの回転は巻き取り軸43が駆動伝達よりも速く回転させるようとするので、クリーニング装置36、特に駆動装置の故障や破損を招くおそれがあった。このため、巻き取り軸43と巻き出し軸41のギヤ比が1:1であると、巻き出し軸41の回転数が図4の交点Kまでしか使用できない。
そこで、本実施形態ではクリーニングウェブ44の巻き取り時にワンウェイクラッチ51がONしない状況を作り出すには、巻き出し軸41からギヤ列50によって回転する巻き取り大径ギヤ52の回転数が、常に巻き取り軸の回転数よりも遅い状態を作り出すような減速比をギヤ列50にて設定すればよいことになる。つまり、図6に示す巻き出し軸41の回転数R2による回転する巻き取り大径ギヤ52の回転数を巻き取り軸43の回転数R1より少ない、例えばR3に減速できれば、常にワンウェイクラッチ51がフリー状態となる。そこで、本実施形態では巻き取り大径ギヤ52と中間小径ギヤ53が噛み合い、中間大径ギヤ54とそれよりも小径のアイドラギヤ55が噛み合う構成により、巻き出し軸41の回転数R2による回転する巻き取り大径ギヤ52をワンウェイクラッチ51がフリー状態となる領域に減速している。
かかる減速は、巻き取り完了時の巻き出し軸41の径と巻き取り軸43の径、減速比の関係を(減速比)<(巻き出し軸最小径/巻き取り軸最大径)にすることであり、この条件をクリアすることによって巻き取り大径ギヤ52の回転数が巻き取り軸43よりも常に遅くなり、この状態の両者は常にワンウェイクラッチ51がフリー状態となる。反対に、巻き取り軸43が停止している状態ではワンウェイクラッチ51とギヤ列によって巻き出し軸41がロック状態となる。この構成をとることで、巻き出し軸41の回転は、巻き取り軸43の回転が前提とすることができる。つまり、巻き出し軸41からのたるみを防止することができる。
また、クリーニングウェブ44を巻き取り軸43に装着する駆動ギヤにウォームギヤ45を配置することで、駆動がかかっている時のみ巻き取り軸43が回転することになる。つまり駆動モータの連結がなくそれのロック作用を受けられなくとも巻き取り軸43がロックすることができることを意味し、このことでクリーニングウェブ44の駆動を装置本体から受けることができ、定着装置30内にモータを配置する必要がないので、定着装置30の小型化も可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態のみに限定されるべきでない。例えば、上記実施形態の定着装置は定着ローラと加圧ローラを備えたローラ定着装置であるが、他の形式の定着装置、例えば、定着ベルトを用いるベルト定着装置等であってもよい。そして、クリーニング装置によって清掃される被清掃体も定着ローラに限らず、加圧ローラや定着ベルト等であってもよい。
また、上記実施形態のクリーニング装置40はクリーニングウェブ44の繰り出し時において図4に示すように、巻き出し軸41が反時計方向、巻き取り軸43が時計方向に回転するが、図7に示すように、クリーニングウェブ44の繰り出し時において巻き出し軸41と巻き取り軸43がともに反時計方向に回転するものであってもよい。
かかる構成のクリーニング装置40では上記実施形態と回転方向の条件が変わるので、ギヤ列50に用いていた回転方向を調整するためのアイドラギヤ55をなくし、中間大径ギヤ54を直接巻き出しギヤ56に噛み合うように構成させる。
なお、回転伝達手段はギヤ列50に限らず、タイミングベルト等の他の回転伝達部材を用いたものでもよい。
画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 本発明に係るクリーニング装置を備えた定着装置の構成図である。 本発明に係るクリーニング装置を備えた定着装置の斜視図である。 本発明に係るクリーニング装置を示す斜視図である。 横軸に巻き取り完了率、縦軸に回転数をとった巻き出し軸と巻き取り軸の関係を示すグラフである。 横軸に巻き取り完了率、縦軸に回転数をとった巻き出し軸による回転を減速したときを示すグラフである。 本発明に係る他の実施形態のクリーニング装置を示す斜視図である。
符号の説明
30 定着装置
31 定着ローラ
40 クリーニング装置
41 巻き出し軸
42 押圧ローラ
43 巻き取り軸
44 クリーニングウェブ
50 ギヤ列
51 ワンウェイクラッチ

Claims (6)

  1. クリーニングウェブが巻回される巻き出し軸と、該巻き出し軸から繰り出されたクリーニングウェブを巻き取る巻き取り軸とを有し、該巻き取り軸を回転駆動することにより巻き出し軸から繰り出されるクリーニングウェブを被清掃体に摺接させて該被清掃体を清掃するクリーニング装置において、
    前記巻き取り軸と前記巻き出し軸とがギヤ列の回転伝達手段によって連結され、前記巻き取り軸から該ギヤ列を介して前記巻き出し軸までの一箇所には前記巻き取り軸における巻き取り方向の回転が非接続で、前記巻き出し軸における巻き出し方向の回転が接続となるワンウェイクラッチを設けていることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 請求項1に記載のクリーニング装置において、前記ギヤ列は前記巻き取り軸と前記巻き出し軸に向かって減速するギヤ列であることを特徴とするクリーニング装置。
  3. 請求項2に記載のクリーニング装置において、前記ギヤ列のギヤ比が前記巻き出し軸のクリーニングウェブ最小径/前記巻き取り軸のクリーニングウェブ最大径以下とすることを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1に記載のクリーニング装置において、前記巻き取り軸の駆動は該巻き取り軸に装着するギヤがウォームギヤを介して回転駆動されることを特徴とするクリーニング装置。
  5. 加熱手段によって加熱される定着回転体と、該定着回転体に圧接してニップ部を形成する加圧回転体とを有し、前記ニップ部に定着すべきトナー像を担持した記録媒体を、該トナー像が前記定着回転体の表面に接触する向きにして通過させ、その通過時に前記トナー像のトナーに熱と圧力を加えて該トナー像を記録媒体に定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
    請求項1ないし4の何れか1つに記載のクリーニング装置により前記定着回転体の周面が清掃することを特徴とする定着装置。
  6. 請求項5に記載の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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