JP6818255B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置として、画像形成部でトナー像が形成された記録媒体にトナー像を定着する定着装置と、定着装置が有する定着部材にウェブシートを接触させて定着部材を清掃する定着クリーニング装置を備えたものがある。この定着クリーニング装置では、駆動手段によって巻取部材を回転させてウェブシートを巻き取ることで、送出部材に保持されたウェブシートを引き出すことで、送出部材から定着部材との接触部に向けてウェブシートを送り出す。
特許文献1には、この種の画像形成装置として、ウェブ保持部材として回転することで巻き回されたウェブシートを送り出す保持部材を備え、この保持部材の回転に負荷を付与するブレーキ機構を備えるものが記載されている。
特許文献1に記載の画像形成装置では、定着したトナー像の画像面積率が変動すると、ウェブシートに弛みが発生することがあった。ウェブシートに弛みが発生すると、弛んだ部分のウェブシートが定着部材に巻き付いて、巻き付いたウェブシートが定着部材による記録媒体の搬送を阻害して紙詰まりとなるおそれがある。
ウェブシートに弛みが発生する問題は、ウェブシートによって清掃される被清掃体が定着部材である場合に限らず、トナー等の画像形成物質が付着し、画像形成手段で形成する画像の画像面積率によって付着量が変動する部材であれば生じ得る問題である。
上述した課題を解決するために、本発明は、画像形成手段の画像形成に用いる画像形成物質が付着し得る被清掃体の表面を清掃するクリーニング手段が、前記被清掃体に接触するウェブシートを前記被清掃体との接触部に向けて送り出す送出部材と、回転駆動することで前記被清掃体と接触した前記ウェブシートを巻き取る巻取部材とを備える画像形成装置において、前記画像形成手段によって記録媒体に形成された画像の画像面積率に基づいて、前記巻取部材に巻き取られた前記ウェブシートの巻きを引き締める巻き締め動作を実行する制御手段を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ウェブシートに弛みが発生することを抑制できる、という優れた効果がある。
実施例1の定着クリーニング装置の駆動制御のフローチャート。 実施形態に係るプリンタの概略構成図。 定着装置と定着クリーニング装置との構成を示す概略構成図。 画像面積率の違いよって変化するウェブシートに作用する力関係についての説明図。 ウェブシートに弛みが生じた状態を示す説明図。 巻取軸に巻き取られてローラ状となったウェブシートについて画像面積率の違いによるローラ径の推移を示すグラフ。 実施例2の定着クリーニング装置の駆動制御のフローチャート。 実施例3の定着クリーニング装置の駆動制御のフローチャート。 実施形態の定着クリーニング装置に適用可能なウェブ供給規制機構の説明図。 通紙動作後のウェブ巻き取り動作の前後での巻取軸の状態の変化についての説明図。
以下、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態について説明する。本実施形態の画像形成装置は、電子写真方式でタンデム式を採用してフルカラー画像を形成可能なカラープリンタ(以下「プリンタ」と記す)である。画像形成装置としては、カラーに限らず白黒でもよく、またプリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置等であってもよい。
図2は、本実施形態に係るプリンタ(以下、「プリンタ100」とよぶ)の概略構成図である。まず、図2を用いてプリンタ100としての基本構成とその動作について説明する。プリンタ100は、その基部となるプリンタ本体1の下部に、記録媒体としての転写紙Pが収納される給紙カセット2が配設される。また、プリンタ100内の各装置の動作を制御する制御部90も備えている。
プリンタ本体1の中央部には、像担持体であるドラム状の感光体10(Y,C,M,K)を有するトナー像形成手段である四つの作像ユニット8(Y,C,M,K)を備えた作像部80が設けられている。また、複数の張架ローラ(4,5,6)に回転可能に巻き掛けられた可撓性を有する無端ベルトである中間転写体としての中間転写ベルト3を有する中間転写ユニット7が設けられている。さらに、感光体10に光書込みを行う露光ユニット15や、転写紙Pにトナー像を定着させる定着装置30などが設けられている。また、個々の作像ユニット8(Y,C,M,K)や中間転写ユニット7は、プリンタ本体1に対して着脱可能となっている。
中間転写ベルト3のループ外側面であるおもて面には、張架ローラの一つである二次転写対向ローラ6と対向する位置に二次転写装置の二次転写ローラ20が配設されている。また、張架ローラのひとつであるクリーニング対向ローラ4と対向する位置に中間転写ベルト3のおもて面を清掃するベルトクリーニング装置21が配設されている。
作像部80は、中間転写ベルト3の下方に配設されており、中間転写ベルト3の下部の張架面と対向するように四つの作像ユニット8(Y,C,M,K)が配置されている。そして、個々の作像ユニット8(Y,C,M,K)の感光体10(Y,C,M,K)は、それぞれ中間転写ベルト3のおもて面に接触する。
個々の感光体10(Y,C,M,K)の周りには、帯電装置11(Y,C,M,K)、現像装置12(Y,C,M,K)及び感光体クリーニング装置13(Y,C,M,K)がそれぞれ配置されている。
中間転写ベルト3を挟んで感光体10(Y,C,M,K)と対向する位置に、一次転写手段としての一次転写ローラ14(Y,C,M,K)がそれぞれ設けられている。一次転写ローラ14(Y,C,M,K)は、感光体10(Y,C,M,K)上に形成されたトナー像を中間転写ベルト3上に一次転写する。
作像ユニット8(Y,C,M,K)の現像装置12(Y,C,M,K)には、それぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)のトナーが収納されている。個々の現像装置12(Y,C,M,K)に対しては、収納しているトナーが減ると、プリンタ本体1の上部に配設されたトナー補給ボトル70(Y,C,M,K)から補給用のトナーがそれぞれ供給される。
作像部80の下方に設けられた露光ユニット15は、光変調されたレーザ光Lを感光体10(Y,C,M,K)の表面に照射して、感光体10(Y,C,M,K)の表面上に色毎の潜像を形成する。
画像形成動作が開始されると、作像ユニット8(Y,C,M,K)の感光体10(Y,C,M,K)が駆動装置によって図2中の時計回り方向に回転駆動される。感光体10(Y,C,M,K)の表面が帯電装置11(Y,C,M,K)によって所定の極性に一様に帯電される。帯電装置11(Y,C,M,K)によって帯電された感光体10(Y,C,M,K)の表面には、露光ユニット15からレーザ光Lがそれぞれ照射されて、それぞれの表面に潜像が形成される。このとき、露光ユニット15が個々の感光体10(Y,C,M,K)を露光するのに用いる画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色情報に分解した単色の画像情報である。
感光体10(Y,C,M,K)の表面に形成された潜像は、感光体10(Y,C,M,K)の回転に伴って現像装置12(Y,C,M,K)との対向部分を通るときに、現像装置12(Y,C,M,K)のトナーによってトナー像として可視像化される。
中間転写ベルト3が巻きかけられた三つの張架ローラ(4,5,6)とのうちの一つが駆動装置によって図2中の反時計回り方向に回転駆動されることにより、中間転写ベルト3が図2中の矢印で示す反時計回り方向に回転する。
このように回転する中間転写ベルト3の表面には、感光体10(Y,C,M,K)の表面上に形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像、ブラックトナー像が一次転写ローラ14(Y,C,M,K)によって順次重ね合うように転写される。これにより、中間転写ベルト3の表面にフルカラートナー像が担持される。
トナー像が転写された後の感光体10(Y,C,M,K)の表面に付着する残留トナーは、感光体クリーニング装置13(Y,C,M,K)によって感光体10(Y,C,M,K)の表面から除去される。そして、感光体10(Y,C,M,K)の表面が除電装置によって除電され表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
給紙カセット2から給紙される転写紙Pは、搬送路に送り込まれる。そして、二次転写ローラ20よりも用紙搬送方向上流に配設されたレジストローラ対24によって給紙タイミングを計られ、二次転写対向ローラ6と二次転写ローラ20との対向部である二次転写ニップに送り出される。
二次転写ローラ20には、中間転写ベルト3の表面のトナー像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップでは中間転写ベルト3の表面上のトナー像が転写紙P上に一括して転写される。トナー像が転写された転写紙Pは、定着装置30へと搬送され、定着装置30を通過する際に熱と圧力とが加えられてトナー像が定着される。トナー像が定着された転写紙Pは、搬送路の終端に位置しプリンタ本体1の上部に設けられた排出ローラ対23によってプリンタ本体1の機外上部に設けられた積載トレイ25へと排出される。トナー像を転写紙Pに転写した後の中間転写ベルト3の表面に残留したトナーは、ベルトクリーニング装置21によって中間転写ベルト3の表面から除去される。
これまでの説明は、転写紙P上に四色のフルカラー画像を形成するときの画像形成動作についてであるが、作像部80の作像ユニット8(Y,C,M,K)の何れか一つを使用して単色画像を形成したり、二色または三色の画像を形成したりすることもできる。また、本実施形態のプリンタ100を用いてモノクロ印刷をする場合には、ブラック用作像ユニット8Kのブラック用感光体10K上にのみトナー像を形成し、転写紙Pに転写し定着装置30で定着すればよい。
プリンタ100は、記録媒体である転写紙Pの上に画像形成物質であるトナーを付与して画像を形成する画像形成手段である作像部80と、画像であるトナー像が形成された転写紙Pにトナー像を定着する定着装置30と、を備える。さらに、定着装置30においてトナーが付着し得る被清掃体である定着ローラ31の表面を清掃するクリーニング手段として、定着クリーニング装置40を備える。
図3は、定着装置30と定着クリーニング装置40との構成を示す概略構成図である。
図3に示すように、定着装置30は、定着部材である定着ローラ31と、定着ローラ31に圧接して定着ローラ31との間に定着ニップを形成する加圧部材である加圧ローラ32とを備えている。
定着ローラ31は、加熱手段であるヒータ33を内蔵し、駆動手段によって図3中の矢印「R2」方向(反時計回り方向)に回転駆動される。加圧ローラ32は、定着ローラ31の回転に伴って図3中時計方向に従動回転する。また、定着ローラ31の周りには、定着ローラ31への転写紙Pの巻き付きを抑制する分離爪34や、定着ローラ31の表面温度を検知する温度センサ35や、転写紙Pを案内する入口ガイド36、出口ガイド37などが配置されている。そして、定着ローラ31と加圧ローラ32との間の定着ニップにトナー像を担持した転写紙Pが送り込まれると、トナー像が熱と圧力との作用を受けて転写紙Pの表面に定着される。
このような定着動作が行われるとき、定着ローラ31には転写紙Pのトナー像が接するので、転写紙Pから定着ローラ31の表面にトナーが移行することがある。そして、定着ローラ31の表面に移行したトナーの量が増えると、そのトナーが転写紙Pの表面に再付着して転写紙Pを汚し画像品質を劣化させるおそれがある。これに対して、定着装置30では、転写紙Pから定着ローラ31の表面に移行したトナーは、定着クリーニング装置40によって定着ローラ31の表面から除去される。
定着クリーニング装置40は、被清掃体である定着ローラ31の表面に摺擦して定着ローラ31の表面をクリーニングするウェブシート44を用いるウェブクリーニング方式を採用している。図3に示すように、定着クリーニング装置40は、ウェブシート44を巻き回して送り出し可能に保持する送出部材である供給軸41と、ウェブシート44を巻き回して巻き取り可能な巻取部材である巻取軸43とを備えている。巻取軸43にはウェブシート44の一端が固定され、供給軸41にはウェブシート44の他端が固定されている。さらに、定着クリーニング装置40は、供給軸41から送り出されたウェブシート44を定着ローラ31へ押圧し、ウェブニップ部を形成する押圧ローラ42を備えている。
ウェブシート44の一端が固定された巻取軸43は、回転することによりウェブニップ部で定着ローラ31と接触したウェブシート44を巻き取る。ウェブシート44の他端が固定された供給軸41は、定着ローラ31に接触させるウェブシート44を保持し、ウェブシート44の一端側を引っ張られることでウェブシート44をウェブニップ部に向けて送り出す。
供給軸41、押圧ローラ42、巻取軸43は、定着装置30または定着クリーニング装置40などの図3の紙面に直行する手前−奥方向の両端に設けられた側板に回転可能に支持されている。巻取軸43は、軸方向の一端が巻取駆動手段である巻取モータ49とギヤ等を介して連結されており、図3中の矢印「R1」方向(反時計回り方向)に回転駆動される。供給軸41に巻き回されているウェブシート44は、巻取軸43の回転駆動により、所定のタイミングでウェブニップ部を通って移動し、巻取軸43に巻き取られる。
定着クリーニング装置40は、巻き取り動作を行うまでの間は、巻取軸43の回転を停止しており、ウェブシート44も移動しないため、ウェブニップ部では、ウェブシート44の同じ部分によって定着ローラ31の表面の残留トナーを清掃する。そして、所定のタイミングで、巻取軸43を巻き取り方向に回転させることで、徐々にウェブシート44の新しい部分を供給軸41側からウェブニップ部に移動させる。このようなウェブクリーニング方式による定着クリーニング装置40では、巻き取り動作を行う毎に、ウェブシート44における定着ローラ31に接触する部分が新しくなる。このため、初期の清掃能力を大きく低下させることなく、ウェブシート44を使い切るまで定着ローラ31のクリーニングを行うことができる。
本実施形態のプリンタ100では、制御部90で画像形成を行った転写紙Pの枚数をカウントし、定着ニップを通過した転写紙Pの枚数の情報を制御部90内の記録部に記録する。そして、所定枚数の通紙毎という一定間隔で制御部90が巻取モータ49を予め設定した所定時間だけ駆動し、巻取軸43を回転させ、ウェブシート44の巻き取りを行う。
本実施形態では、巻取軸43がウェブシート44を巻き取る方向(図3中の矢印「R1」で示す反時計回り方向)のみに回転可能となるようにカムクラッチ等の逆回転防止手段を備える。これにより、ウェブニップ部でウェブシート44が定着ローラ31に引っ張られる等により、ウェブシート44を巻取軸43から引き出す方向の力が作用しても、巻取軸43が、巻き取り方向の逆方向には回転しない構成となっている。
ウェブシート44は、布、紙、樹脂シート、樹脂フィルム、及び、金属箔などの適宜選択された材料によって構成できる。本実施形態では、ウェブシート44が定着ローラ31の表面に摺接してその表面を清掃するとともに、その表面にオイルを塗布する機能も有している。そのため、ウェブシート44は、オイルを含浸できる材料、例えば、アラミドとPETとの繊維を混合して作製された不織布で構成されている。そして、このウェブシート44が定着ローラ31の表面に摺接したときに、ウェブシート44に含浸されたオイルが定着ローラ31の表面に薄く均一に塗布される。定着ローラ31の表面に塗布するオイルとしては、定着ローラ31の表面に転写紙Pからトナーが移行し難くし、また、その表面の潤滑性を高め、さらにその表面の摩耗を抑制するものが用いられる。
定着クリーニング装置40のように、電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着部材の清掃で用いるウェブクリーニング方式では、ウェブシートの定着部材と接触していた使用済みの部分を巻取部材で巻き取る。このとき、巻取部材に巻き取ったウェブシートの巻きが緩い状態となる巻き緩みが生じると、以下の理由によりウェブシートに弛み(たるみ)が発生し易くなる。
すなわち、紙詰まり等により大量のオフセットトナーがウェブニップ部に進入してウェブシートに付着すると、ウェブニップ部でのウェブシートと定着部材との間での摩擦力が過剰に作用し、定着部材の表面移動にウェブシートが引っ張られることがある。また、分離不良ジャム紙が潜り込んでウェブニップ部で引っかかりウェブシートを引き出す方向に負荷を掛けることがある。これらの状態では、巻取部材からウェブシートを引き出す力が作用する。
巻き緩みが生じたウェブシートに対して、巻取部材から引きだすような何らかの力が作用すると、巻取部材からウェブシートが引き出されウェブシートに弛みが発生する。
ウェブシートに弛みが生じると、ウェブシートの弛んだ部分が定着部材に巻き付いて紙詰まりや異常画像が発生するおそれがある。
巻き緩みを抑制する構成として、供給軸41等の供給部材に巻かれたウェブシートに対して直接板バネを当接させたり、供給部材の回転軸にブレーキ部材を当接させたりして、ウェブシートの供給負荷を常に高くするブレーキ機構を備える構成が考えられる。しかし、ウェブシートの供給負荷を常に高くするブレーキ機構では、定着したトナー像の画像面積率(印字率)の変動によって生じる巻取部材が巻き取るウェブシートに働くテンションの変動を抑制することができない。そして、巻取部材が巻き取るウェブシートのテンションが変動すると、テンションが小さいときに、上述した巻き緩みが発生するおそれがある。
ここで、巻取部材が巻き取るウェブシートに働くテンションの変動について説明する。
図4は、転写紙Pに形成されたトナー像の画像面積率の違いよって変化するウェブシート44に作用する力関係についての説明図である。図4(a)は、高画像面積率のトナー像を定着した後、巻取軸43によってウェブシート44を巻き取るときにウェブシート44に作用する力関係の説明図である。また、図4(b)は、低画像面積率のトナー像を定着した後、ウェブシート44を巻き取るときにウェブシート44に作用する力関係の説明図である。
図4に示すように、ウェブシート44には、「F1」、「F2」及び「F3」の力が作用する。「F1」は、巻取軸43にてウェブシート44を巻き取る方向にはたらく力である。「F2」は、押圧ローラ42によって定着ローラ31に押圧されたウェブシート44と定着ローラ31との摩擦によって巻き取り方向とは逆方向に作用する摩擦力である。「F3」は、供給軸41においてウェブシート44の巻き取り方向とは逆方向に作用する力である。この「F3」は、巻取軸43を回転させることで、供給軸41に巻かれているウェブシート44を引き出して供給軸41を回転させる巻き取り方向の力に対する反力である。
ウェブシート44が供給軸41、押圧ローラ42及び巻取軸43に張架された状態では、「F1=F2+F3」の関係が成り立っている。ウェブニップ部においてトナーがウェブシート44に付着すると、トナーによりウェブシート44と定着ローラ31との動摩擦力が増加し、力「F2」が増加する。
定着ローラ31に対するトナー付着量が多くなる高画像面積率の通紙では、動摩擦力が大きくなることで「F2」がより大きくなる。これにより、ウェブシート44の巻き取り方向と逆方向に引っ張る力の合力「F2+F3」(以下、「バックテンション」という)が大きくなる。そして、このバックテンションとつり合う巻取軸43に作用する力「F1」が大きくなることで、図4(a)に示すように、巻き取る対象である使用済みのウェブシート44が強く張った状態となる。このため、使用済みのウェブシート44が巻取軸43にきつく巻かれる。
一方、定着ローラ31に対するトナー付着量が少ない低画像面積率の通紙では、動摩擦力が小さくなることで高画像面積率のときと比べて力「F2」は小さくなり、バックテンションが小さくなる。このため、バックテンションとつり合う巻取軸43に作用する力「F1」も小さくなることで、図4(b)に示すように、巻き取る対象である使用済みのウェブシートが強く張られない状態となる。この状態で巻き取り動作を行うと、使用済みのウェブシート44が巻取軸43に緩く巻かれる。
図5は、ウェブシート44に弛みが生じた状態を示す説明図である。
ウェブシート44が巻取軸43に緩く巻かれる状態が継続すると、巻取軸43で巻き緩みが生じる。
図4に示す構成のウェブニップ部では、定着ローラ31の表面移動方向と、巻き取り動作の際のウェブシート44の移動方向とが逆方向である。このため、定着ローラ31が回転している状態では、接触部での摩擦力によってウェブシート44が定着ローラ31の表面移動に連れ回ろうとする力は、巻取軸43に巻き取られたウェブシート44を引き出す方向に作用する。このような構成では、大量のオフセットトナーがウェブニップ部に進入する等により、ウェブシート44と定着ローラ31との間での摩擦力が大きくなると、巻取軸43に巻き取られたウェブシート44を引き出す力も大きくなる。そして、巻取軸43で巻き緩みが生じている状態で、巻取軸43に巻き取られたウェブシート44を引き出す力が大きくなると、巻取軸43に緩く巻き取られたウェブシート44が引き出される。巻取軸43からウェブシート44が引き出されると、引き出された分のウェブシート44が、定着ローラ31の表面移動に連れ回ってウェブニップ部を通過して、図5中の「α」で示す部分のようにウェブシート44に弛みを発生させてしまう。
大量のオフセットトナーがウェブニップ部に進入した場合に限らず、巻取軸43に緩く巻かれたウェブシート44に対して何らかの引き出す力が作用すると、ウェブシート44に弛みが発生する。
図6は、巻取軸43に巻き取られてローラ状となったウェブシート44について画像面積率の違いによるローラ径の推移を示すグラフである。図6の横軸は通紙枚数を示し、縦軸は巻取軸43に巻き取られたローラ状のウェブシート44のローラ径である。図6中の実線のグラフは低画像面積率の通紙を行ったときのグラフであり、図6中の破線のグラフは高画像面積率の通紙を行ったときのグラフである。
高画像面積率の通紙では、図4(a)を用いて説明したように、使用済みのウェブシート44が巻取軸43にきつく巻かれる。そのため、通紙枚数「S」だけ通紙した後の巻取軸43におけるウェブシート44のローラ径の増加は緩やかで、図6に示す例では外径が「D1」となる。
一方、低画像面積率の通紙では、図4(b)を用いて説明したように、使用済みのウェブシート44が巻取軸43に緩く巻かれる。そのため、通紙枚数「S」だけ通紙した後の巻取軸43におけるウェブシート44のローラ径の増加は急で、図6に示す例では外径が「D2」となる。
同じ通紙枚数「S」を通紙しても、画像面積率の違いにより巻取軸43におけるウェブシート44のローラ径は、図6中の「D2−D1」に相当する外径拡大が発生し、これは、巻き緩みが生じていることを示している。ウェブシート44は、巻取軸43におけるウェブシート44のローラ径が拡大するほど、巻取軸43に緩く巻かれた状態になるため、弛みが発生し易い状態となる。
低画像面積率の通紙に起因するウェブシート44の弛みの発生を抑制する構成として、次のような構成が考えられる。すなわち、定着したトナー像の画像面積率の積算値(以下、「積算画像面積率」とよぶ)を算出し、予め規定した積算画像面積率に到達するまで、巻取軸43による巻き取り動作を行わない構成が考えられる。しかし、このような構成では、画像面積率が極端に低いトナー像が形成された転写紙Pを連続して通紙されると、所謂地汚れトナーと呼ばれる積算画像面積率にカウントされないトナーがウェブニップ部に蓄積される。積算画像面積率が規定値に達するまでウェブシート44の巻き取り動作が行われないと、ウェブニップ部に蓄積したトナーは、定着ローラ31の回転に引きずられて、ウェブニップ部内で定着ローラ31の表面移動方向下流側に引きずられる。そして、最終的にウェブニップ部からすり抜けてしまい、定着ニップに到達して転写紙Pに付着することで、画像上に黒ポチと呼ばれる異常画像が発生するおそれがある。
よって、ウェブシート44の弛みによる紙詰まりや異常画像の発生を防止することと、トナーすり抜けによる異常画像の発生を防止することとを、両立させる構成が求められる。
本実施形態のプリンタ100では、送出部材である供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制するウェブ供給規制機構48を備える。そして、画像形成手段である作像部80によって形成されたトナー像の画像面積率に基づいて、制御部90がウェブ供給規制機構48と巻取モータ49とを制御する。具体的には、低画像面積率の通紙が続いた場合に、ウェブ供給規制機構48によって供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制しつつ、巻取モータ49によって巻取軸43の回転駆動させる巻き取り動作を実行する。ウェブシート44の送り出しが規制された状態で巻き取り動作を実行することで、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44の締め付けがきつくなり、低画像面積率の通紙で緩く巻かれた状態を解消することができる。これにより、ウェブシート44が弛んでしまうことを防止できる。
また、上述したように本実施形態のプリンタ100では、一定間隔で制御部90が巻取モータ49を駆動し、巻取軸43を回転させ、ウェブシート44の巻き取りを行う。このため、上述した積算画像面積率に基づいて巻取部材を回転させる構成で生じるおそれのあったウェブニップ部からトナーがすり抜けることに起因する異常画像の発生を抑制することができる。
一定間隔で巻取モータ49を駆動する際には、被清掃体である定着ローラ31は回転させた状態でもよいし、定着ローラ31の回転を停止させた状態でもよい。また、巻き緩みを解消させる巻き締め動作の際も、定着ローラ31は回転させた状態でもよいし、定着ローラ31の回転を停止させた状態でもよい。
〔実施例1〕
次に、供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制しつつ、巻き取り動作を実行する構成の一つ目に実施例(以下、「実施例1」とよぶ)について説明する。
図1は、実施例1の定着クリーニング装置40の駆動制御のフローチャートである。
定着装置30で通紙動作が開始されると、通紙時に一定間隔でウェブシート44の巻き取りを行う動作(通紙時ウェブ巻き取り動作)が開始される(S11)。この通紙時ウェブ巻き取り動作では、巻取軸43の回転に応じて供給軸41も回転し、供給軸41に巻かれたウェブシート44が送り出される。
通紙動作中は、制御部90の記録部が通紙ページ数のカウントを行い(S12)、制御部90の算出部で各通紙ページの画像面積率を算出し(S13)、予め規定した画像面積率を下回るページ数をカウントする。
通紙動作が終了すると、通紙時に一定間隔でウェブの巻き取りを行う通紙時ウェブ巻き取り動作も終了する(S14)。通紙動作終了後、通紙ページ数と予め規定した画像面積率を下回るページ数とから、規定した画像面積率を下回るページ数の割合を算出する。そして、算出した割合が予め設定した基準値を上回るか否かの判定を行う(S15)。
規定した画像面積率を下回るページ数の割合が基準値に達しなければ(S15で「No」)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理は行わずに定着クリーニング装置40の制御を終了する。
一方、規定した画像面積率を下回るページ数の割合が基準値以上であった場合(S15で「Yes」)は、ウェブ供給規制機構48によって、供給軸41の回転を規制(固定)し(S16)、ウェブシート44の送り出し規制(停止)する。
そして、供給軸41を固定した状態で、巻取モータ49を駆動して巻取軸43を回転させてウェブシート44の巻き取り動作を行う「ウェブ巻き締めモード」を実行する(S17)。ウェブ巻き締めモードでは、巻取軸43のみが回転し、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44の締め付けがきつくなり、低画像面積率の通紙で緩く巻かれた状態が解消する。
ウェブ巻き締めモードで巻取軸43によるウェブシート44の巻き取り動作を所定時間行った後、ウェブ供給規制機構48による供給軸41の規制(固定)を解除して(S18)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理を終了する。
図1に示すフローチャートの処理は、通紙動作が行われるたびに実行され、供給軸41に巻き回されたウェブシート44がなくなるウェブシート44の寿命まで行うことで、ウェブシート44の弛みを防止する。
次に、実施例1の制御のウェブ巻き締めモードにおけるウェブシート44の巻き取り時間の設定について説明する。
通紙動作後のウェブ巻き取り動作の所定時間は、予め決められた固定時間としても、低画像面積率のページ数割合に応じて可変するようにしてもよい。
表1は、図1に示す「S15」の基準値を「50[%]」とした条件で、低画像面積率のページ数の割合に応じてウェブ巻き取り動作の時間を可変とする構成での、低画像面積率のページ数の割合とウェブ巻き取り動作の時間との関係の一例を示す。表2は、表1に示す「直近の通紙ページ数」と「係数C」との関係を示す。
Figure 0006818255
Figure 0006818255
ウェブ巻き取り動作の時間を可変とする場合は、例えば、表1に示すように、規定の画像面積率を下回るページ数の割合別に動作時間を定め、直近の通紙ページ数に応じて変動するテーブルを、制御部90の記憶部に記憶して設定しておくことができる。
表1の動作時間は一例であり、各動作時間を限定するものではない。巻取軸43の軸径や巻取軸43を駆動する駆動源である巻取モータ49に応じて、実験的に求め設定することができる。これにより、ウェブシート44の巻き緩みを過不足なく解消することができる。
〔実施例2〕
次に、供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制しつつ、巻き取り動作を実行する構成の二つ目に実施例(以下、「実施例2」とよぶ)について説明する。
図7は、実施例2の定着クリーニング装置40の駆動制御のフローチャートである。
定着装置30で通紙動作が開始されると、通紙時に一定間隔でウェブシート44の巻き取りを行う通紙時ウェブ巻き取り動作が開始される(S21)。この通紙時ウェブ巻き取り動作では、巻取軸43の回転に応じて供給軸41も回転し、供給軸41に巻かれたウェブシート44が送り出される。
通紙動作中は、制御部90内の算出部で各通紙ページの画像面積率を算出し(S22)、制御部90内の記録部が予め規定した画像面積率を下回るページの連続数のカウントを行う(S23)。
通紙動作が終了すると、通紙時に一定間隔でウェブの巻き取りを行う通紙時ウェブ巻き取り動作も終了する(S24)。通紙動作終了後、予め規定した画像面積率を下回るページの連続数が、予め設定した基準値を上回るか否かの判定を行う(S25)
規定した画像面積率を下回るページの連続数が基準値に達しなければ(S25で「No」)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理は行わずに、定着クリーニング装置40の制御を終了する。
一方、規定した画像面積率を下回るページの連続数が基準値以上であった場合(S25で「Yes」)は、ウェブ供給規制機構48によって、供給軸41の回転を規制(固定)し(S26)、ウェブシート44の送り出し規制(停止)する。
そして、供給軸41を固定した状態で、巻取モータ49を駆動して巻取軸43を回転させてウェブシート44の巻き取り動作を行う「ウェブ巻き締めモード」を実行する(S27)。ウェブ巻き締めモードでは、巻取軸43のみが回転し、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44の締め付けがきつくなり、低画像面積率の通紙で緩く巻かれた状態が解消する。
ウェブ巻き締めモードで巻取軸43によるウェブシート44の巻き取り動作を所定時間行った後、ウェブ供給規制機構48による供給軸41の規制(固定)を解除して(S28)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理を終了する。
図7に示すフローチャートの処理は、通紙動作が行われるたびに実行され、供給軸41に巻き回されたウェブシート44がなくなるウェブシート44の寿命まで行うことで、ウェブシート44の弛みを防止する。
次に、実施例2の制御のウェブ巻き締めモードにおけるウェブシート44の巻き取り時間の設定について説明する。
通紙動作後のウェブ巻き取り動作の所定時間は、予め決められた固定時間としても、規定の画像面積率を下回るページの連続数に応じて可変するようにしてもよい。
表3は、規定の画像面積率を下回るページ(低画像面積率のページ)の連続数に応じてウェブ巻き取り動作の時間を可変とする構成での、低画像面積率の連続ページ数とウェブ巻き取り動作の時間との関係の一例を示す。
Figure 0006818255
ウェブ巻き取り動作の時間を可変とする場合は、例えば、表3に示すように、規定の画像面積率を下回る連続ページ数別に巻き取り動作時間を定め、制御部90の記憶部に記憶して設定しておくことができる。
表3の動作時間は一例であり、各動作時間を限定するものではない。巻取軸43の軸径や巻取軸43を駆動する駆動源である巻取モータ49に応じて、実験的に求め設定することができる。これにより、ウェブシート44の巻き緩みを過不足なく解消することができる。
〔実施例3〕
次に、供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制しつつ、巻き取り動作を実行する構成の三つ目に実施例(以下、「実施例3」とよぶ)について説明する。
図8は、実施例3の定着クリーニング装置40の駆動制御のフローチャートである。
定着装置30で通紙動作が開始されると、通紙時に一定間隔でウェブシート44の巻き取りを行う通紙時ウェブ巻き取り動作が開始される(S31)。この通紙時ウェブ巻き取り動作では、巻取軸43の回転に応じて供給軸41も回転し、供給軸41に巻かれたウェブシート44が送り出される。
通紙動作中は、制御部90内の算出部で各通紙ページの画像面積率を算出し(S32)、制御部90内の記録部が予め規定した画像面積率を下回るページ数及び予め規定した画像面積率を下回るページの連続数のカウントを行う(S33)。
通紙動作が終了すると、通紙時に一定間隔でウェブの巻き取りを行う通紙時ウェブ巻き取り動作も終了する(S34)。通紙動作終了後、予め規定した画像面積率を下回るページの連続数が、予め設定した基準値を上回るか否かの判定を行う(S35)
規定した画像面積率を下回るページの連続数が基準値以上であった場合(S35で「Yes」)は、ウェブ供給規制機構48によって、供給軸41の回転を規制(固定)し(S36)、ウェブシート44の送り出し規制(停止)する。
そして、供給軸41を固定した状態で、巻取モータ49を駆動して巻取軸43を回転させてウェブシート44の巻き取り動作を行う「ウェブ巻き締めモード」を実行する(S37)。ウェブ巻き締めモードでは、巻取軸43のみが回転し、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44の締め付けがきつくなり、低画像面積率の通紙で緩く巻かれた状態が解消する。
通紙動作後のウェブ巻き取り動作の所定時間は、予め決められた固定時間としても、規定の画像面積率を下回るページの連続数に応じて可変するようにしてもよい。
「S37」のフローでウェブ巻き取り動作の時間を可変とする場合は、例えば、表3に示すように、規定の画像面積率を下回る連続ページ数別に巻き取り動作時間を定め、制御部90の記憶部に記憶して設定しておくことができる。
ウェブ巻き締めモードで巻取軸43によるウェブシート44の巻き取り動作を所定時間行った後、ウェブ供給規制機構48による供給軸41の規制(固定)を解除して(S38)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理を終了する。
一方、「S35」のフローで規定した画像面積率を下回るページの連続数が基準値に達しない場合(S35で「No」)は、次のような制御を行う。すなわち、通紙ページ数と予め規定した画像面積率を下回るページ数とから、規定した画像面積率を下回るページ数の割合を算出する。そして、算出した割合が予め設定した基準値を上回るか否かの判定を行う(S39)。
規定した画像面積率を下回るページ数の割合が基準値に達しなければ(S39で「No」)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理は行わずに定着クリーニング装置40の制御を終了する。
一方、規定した画像面積率を下回るページ数の割合が基準値以上であった場合(S39で「Yes」)は、ウェブ供給規制機構48によって、供給軸41の回転を規制(固定)し(S40)、ウェブシート44の送り出し規制(停止)する。
そして、供給軸41を固定した状態で、巻取モータ49を駆動して巻取軸43を回転させてウェブシート44の巻き取り動作を行う「ウェブ巻き締めモード」を実行する(S41)。ウェブ巻き締めモードでは、巻取軸43のみが回転し、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44の締め付けがきつくなり、低画像面積率の通紙で緩く巻かれた状態が解消する。
通紙動作後のウェブ巻き取り動作の所定時間は、予め決められた固定時間としても、低画像面積率のページ数割合に応じて可変するようにしてもよい。
可変とする場合は、例えば、表1及び表2に示すように、規定の画像面積率を下回るページ数の割合別に動作時間を定め、直近の通紙ページ数に応じて変動するテーブルを、制御部90の記憶部に記憶して設定しておくことができる。直近の通紙ページ数とは、直前の画像形成ジョブで画像を形成した転写紙Pの枚数である。
ウェブ巻き締めモードで巻取軸43によるウェブシート44の巻き取り動作を所定時間行った後、ウェブ供給規制機構48による供給軸41の規制(固定)を解除して(S42)、通紙動作後のウェブ巻き取り処理を終了する。
図8に示すフローチャートの処理は、通紙動作が行われるたびに実行され、供給軸41に巻き回されたウェブシート44がなくなるウェブシート44の寿命まで行うことで、ウェブシート44の弛みを防止する。
次に、供給軸41の回転を規制するウェブ供給規制機構48の一例について説明する。
図9は、本実施形態の定着クリーニング装置40に適用可能なウェブ供給規制機構48の説明図である。図9(a)は、供給軸41の回転を規制(固定)した状態を示し、図9(b)は、供給軸41の回転の規制(固定)を解除した状態を示す。
図9に示すウェブ供給規制機構48は、供給軸41の回転を規制する回転規制部材55とソレノイド56とを備える。回転規制部材55は、一端が規制部材回動軸55bによって回動可能に支持され、他端にソレノイド連結軸55aを介してソレノイド56の可動芯56aに接続されている。また、供給軸41の回転規制部材55と対向する部分の断面は多角形(図9に示す例では正六角形)状となっており、多角形の辺の部分が平面部41aとなる。
通紙動作後のウェブ巻き取り動作(ウェブ巻き締めモード)時には、図9(a)に示すように、回転規制部材55をソレノイド56によって引いて、規制部材回動軸55bを中心に図9中の時計回り方向に回転規制部材55を回転させる。これにより、供給軸41の平面部41aに回転規制部材55が押しつけられて、供給軸41の回転が回転規制部材55によって阻止され、供給軸41の回転を完全に止めることができる。
このように供給軸41の回転を止めることで、通紙動作後のウェブ巻き取り動作時に行う巻取軸43の回転分が、すべてウェブシート44の緩み解消に用いられることになり、効率良く、より確実にウェブシート44の巻き緩みを解消することができる。
一方、通常動作時では、図9(b)に示すように回転規制部材55をソレノイド56によって押し上げて、規制部材回動軸55bを中心に図9中の反時計回り方向に回転規制部材55を回転させ、回転規制部材55を平面部41aから離れた位置に位置させる。これにより、回転規制部材55による供給軸41の回転規制が解除され、供給軸41が回転可能となる。
ウェブシート44の送り出しを規制する方法は、図9に示す構成のように供給軸41を固定する方法に限らない。例えば、ウェブシート44を挟み込んで送り出しを規制する方法も挙げることができる。しかし、ウェブシート44を挟み込む方法ではウェブシート44の局所に負荷が掛かり、ウェブシート44に破れを発生させるおそれがある。これに対して、図9に示す構成のように、供給軸41を固定する方法では、ウェブシート44の局所に負荷が作用することを防止し、ウェブシート44に破れが発生することを抑制できる。
図10は、通紙動作後のウェブ巻き取り動作の前後での巻取軸43の状態の変化についての説明図である。図10(a)は、巻き緩みの発生後、通紙動作後のウェブ巻き取り動作の前の巻取軸43の状態を示す説明図であり、図10(b)は、巻き緩みの発生後、通紙動作後のウェブ巻き取り動作の後の巻取軸43の状態を示す説明図である。
予め規定した画像面積率を下回るページ数の割合が予め設定した基準値を上回ったり、予め規定した画像面積率を下回るページの連続数が予め設定した基準値を上回ったりした場合、図10(a)に示すように巻き緩みが発生した状態となる。
巻き緩みが生じると、上述したように、ウェブシート44に弛みが発生し易くなるため、通紙動作後のウェブ巻き取り動作を行う必要がある。
図9(a)に示すように、回転規制部材55によって供給軸41の回転を規制(固定)する状態にして、通紙動作後のウェブ巻き取り動作を行うと、巻取軸43に巻き回されたウェブシート44はきつく巻かれていく。これにより、図10(b)に示すように、巻き緩みが解消された状態となる。
上述した実施形態では、ウェブシートを用いたクリーニング手段がクリーニングを行う被清掃体が定着部材としての定着ローラ31である場合について説明したが、被清掃体としては定着部材に限らない。
中間転写ベルト3、感光体10、搬送ベルト等、画像形成物質が付着し得る表面移動体で、作造する画像の画像面積率によって画像形成物質の付着量が変動し得る表面移動体であれば、適用可能である。
また、上述した実施形態では、ウェブシートの送り出しを規制する構成として、送出部材である供給軸41の回転を止める構成について説明した。ウェブシートの送り出しを規制する構成としては、送出部材の回転を止めるものに限らず、ブレーキ機構によるブレーキを作用させて、回転負荷を上昇させて巻き緩みを解消する構成としても良い。
本実施形態の定着クリーニング装置40では、ウェブシート44の供給軸41側に作用する「F3」は、供給軸41を回転させるために必要なトルク(N・cm)を、供給軸41に巻き付いたローラ状のウェブシート44の半径(cm)で割った値(N)である。力「F3」を構成する力としては、上述したトルクによって作用する力に加えて、ウェブ供給規制機構48とは別途設けたブレーキ機構によってウェブシート44の送り出しの抵抗力を追加する構成としてもよい。通紙時ウェブ巻き取り動作の際に、ブレーキ機構によってウェブシート44の送り出しの抵抗力を作用させることで、通紙時ウェブ巻き取り動作時の巻き緩みの発生を抑制できる。しかし、一定の抵抗を作用させ続ける構成では、画像面積率の変動に起因したウェブシート44と定着ローラ31との動摩擦力の変動に対応しきれず、巻き緩みの発生を完全に防ぐことは困難である。これに対して、本実施形態の定着クリーニング装置40では、画像面積率に基づいて、ウェブ巻き締めモードを実行するため、発生した巻き緩みを解消することができ、巻き緩みに起因するウェブシート44の弛みの発生を防止できる。
本実施形態では、ウェブニップ部に入力されるトナーの量が多いほど、ウェブニップ部におけるウェブシート44と定着ローラ31との摺動負荷が大きくなる。このため、摺動負荷が小さくなる画像面積率の低い画像の割合が多くなったときに、ウェブ巻き締めモードを実行する。一方、トナー等の画像形成物質が潤滑剤のように作用し、ウェブニップ部に入力されるトナーの量が多いほど、ウェブニップ部におけるウェブシート44と定着ローラ31との摺動負荷が小さくなることがあり得る。このような場合は、画像面積率の高い画像の割合が多くなったときに、ウェブ巻き締めモードを実行する構成とする。
本実施形態では、ウェブシート44を定着ローラ31の表面へ押圧する押圧部材である押圧ローラ42を備える。これにより、適切な当接圧でウェブシート44を定着ローラ31に当接させることができ、ウェブシート44によるクリーニング性能を確保することができる。
本実施形態のプリンタ100が備える定着クリーニング装置40は、ウェブシート44を一定間隔で巻き取るウェブ方式である。そして、画像面積率の変動により生じる巻取軸43に作用するテンションの変動が生じる状態では、供給軸41の動きを規制して、ウェブシート44の巻き取り動作を行う。これにより、巻取軸43に巻き付けられたウェブシート44がきつく巻かれ、ウェブシート44の巻き緩みの抑制、または、発生した巻き緩みの解消を行うことができる。テンションの変動が生じる状態とは、通紙ページ数に対して、規定の画像面積率を下回るページ数の割合が閾値を超えた場合や、規定の画像面積率を下回るページ数が規定枚数以上連続した場合である。
本実施形態のプリンタ100では、巻取軸43に巻き付けられたウェブシート44の巻き緩みを解消する巻き締め動作として、供給軸41からのウェブシート44の送り出しを規制しつつ、巻取軸43の回転駆動を行う動作を実行する。画像面積率に応じて実行する巻き締め動作としてはこれに限るものではない。
巻き締め動作としては、ウェブシート44が巻取軸43に向かって移動することを規制した状態で巻取軸43を回転駆動させる動作であればよい。ウェブシート44が巻取軸43に向かって移動することを規制する構成としては、例えば、以下の構成を挙げることができる。
押圧ローラ42による定着ローラ31への押圧力を可変とし、この押圧力を大きくしウェブニップ部での定着ローラ31とウェブシート44との摩擦力を大きくし、ウェブニップ部でのウェブシート44の通過を規制する構成としてもよい。ウェブニップ部の通過を規制することでウェブシート44が巻取軸43に向かって移動することを規制できる。
また、押圧ローラ42の回転を規制する押圧ローラ回転規制機構を設け、押圧ローラ42の回転を規制して押圧ローラ42に掛けまわされたウェブシート44が巻取軸43に向かって移動することを規制する構成としてもよい。
さらに、供給軸41から巻取軸43までの間に、ウェブシート44を挟み込むブレーキ部材を設け、このブレーキ部材によってウェブシート44が巻取軸43に向かうことを規制する構成としてもよい。
本実施形のプリンタ100では、画像形成手段によって形成された画像の画像面積率を算出する画像面積率算出手段は、制御部90である。巻き締め動作を行うか否かの判定に用いる画像面積率を算出する構成としては、プリンタ100が備える構成に限らない。外部装置から入力された画像情報に基づいて画像を出力する場合、外部装置で画像情報に基づいて画像面積率を算出し、画像情報とともに画像面積率の情報をプリンタ100の制御部90に送信する構成としてもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
作像部80等の画像形成手段の画像形成に用いるトナー等の画像形成物質が付着し得る定着ローラ31等の被清掃体の表面を清掃する定着クリーニング装置40等のクリーニング手段が、被清掃体に接触するウェブシート44等のウェブシートを被清掃体との接触部(ウェブニップ部等)に向けて送り出す供給軸41等の送出部材と、回転駆動することで被清掃体と接触したウェブシートを巻き取る巻取軸43等の巻取部材とを備えるプリンタ100等の画像形成装置において、画像形成手段によって転写紙P等の記録媒体に形成された画像の画像面積率に基づいて、巻取部材に巻き取られたウェブシートの巻きを引き締めるウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作を実行する制御部90等の制御手段を備える。
これによれば、従来の画像形成装置よりもウェブシートに弛みが発生することを抑制できる。これは以下の理由による。
すなわち、本発明者ら鋭意検討を重ねたところ、画像面積率が変動して被清掃体に付着する画像形成物質の量が変動すると、巻取部材に巻き取られたウェブシートの巻きが緩い状態となる巻き緩みが生じることがあることを見出した。これは、画像面積率が変動すると、被清掃体に付着する画像形成物質の量が変動し、被清掃体とウェブシートとの接触部に到達する画像形成物質の量が変動して、接触部における被清掃体に対するウェブシートの摺動負荷が変動するためと考えられる。
摺動負荷が大きい状態であれば、接触部と巻取部材との間でウェブシートが強く張った状態となり、この状態で巻取部材がウェブシートを巻き取ることにより、ウェブシートが巻取部材にきつく巻かれる。
一方、摺動負荷が小さい状態であれば、接触部と巻取部材との間でウェブシートが強く張られない状態となり、この状態で巻取部材がウェブシートを巻き取ることにより、ウェブシートが巻取部材に緩く巻かれて巻き緩みが生じる。巻き緩みが生じた状態で、巻取部材に巻かれたウェブシートを引き出す方向の力が作用すると、巻き緩みが生じているウェブシートが巻取部材から引き出され、ウェブシートに弛みが発生する。
これに対して、態様Aでは、画像面積率に基づいて、制御手段が巻き締め動作を実行する。具体的には、画像面積率が低い画像の画像形成の割合が多くなった場合や連続した場合など、接触部での摺動負荷が小さくなり、巻き緩みが生じた可能性があるときに巻き締め動作を実行する。巻き締め動作では、巻取部材に緩く巻かれたウェブシートが巻取部材にきつく巻かれ、巻き緩みを解消することができる。これにより、巻き緩みが生じている巻取部材からウェブシートが引き出され、ウェブシートに弛みが発生することを抑制できる。
(態様B)
態様Aにおいて、トナー像等の画像が形成された転写紙P等の記録媒体のページ数等の数に対して、規定の画像面積率を下回る画像が形成された記録媒体の数の割合が50[%]等の基準値を超えた場合に、ウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作を実行する。
これによれば、上記実施例1について説明したように、ウェブシートの巻き緩みを適切に解消することができ、ウェブシートの弛みを防止することができる。
(態様C)
態様Bにおいて、規定の画像面積率を下回るトナー像等の画像が形成された転写紙P等の記録媒体の数の割合に応じて、ウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作を実行する時間を決定する。
これによれば、上記実施例1について説明したように、ウェブシートの巻き緩みを過不足なく解消することができる。
(態様D)
態様Bにおいて、規定の前記画像面積率を下回るトナー像等の画像が形成された転写紙P等の記録媒体の数の割合と、直近の画像形成を行った記録媒体の数(直近の通紙ページ数等)とに応じて、ウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作を実行する時間を決定する。
これによれば、上記実施例1について説明したように、ウェブシートの巻き緩みを過不足なく解消することができる。
(態様E)
態様Aにおいて、規定の画像面積率を下回るトナー像等の画像が形成された転写紙P等の記録媒体の連続数が基準値を超えた場合に、ウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作を実行する。
これによれば、上記実施例2について説明したように、ウェブシートの巻き緩みを適切に解消することができ、ウェブシートの弛みを防止することができる。
(態様F)
態様Eにおいて、規定の画像面積率を下回るトナー像等の画像が形成された転写紙P等の記録媒体の連続数に応じて、巻き締め動作を実行する時間を決定する。
これによれば、上記実施例2について説明したように、ウェブシートの巻き緩みを過不足なく解消することができる。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、供給軸41等の送出部材からのウェブシート44等のウェブシートの送り出しを規制するウェブ供給規制機構48等の規制手段を備え、ウェブ巻き締めモード等の巻き締め動作では、規制手段によって送出部材からのウェブシートの送り出しを規制した状態で、巻取軸43等の巻取部材の回転駆動を行う。
これによれば、上記実施形態について説明したように、巻取部材に緩く巻かれたウェブシートが巻取部材にきつく巻かれる巻き締め動作を実現できる。
(態様H)
態様Gにおいて、供給軸41等の送出部材は、ウェブシート44等のウェブシートが巻きつけられ、回転することによってウェブシートを送り出す軸部材であり、ウェブ供給規制機構48等の規制手段は、軸部材を固定することで送出部材からのウェブシートの送り出しを規制する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ウェブシートに破れが発生することを抑制しつつ、ウェブシートの巻き緩みを解消することができる。
(態様I)
態様A乃至Hの何れかの態様において、画像形成時には、形成するトナー像等の画像に係る画像情報に寄らず、所定枚数の通紙毎等の一定間隔で巻取軸43等の巻取部材を回転駆動する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、ウェブニップ部等の接触部からトナー等の画像形成物質がすり抜けることに起因する異常画像の発生を抑制することができる。
(態様J)
態様A乃至Iの何れかの態様において、被清掃体は、転写紙P等の記録媒体にトナー像等の画像を定着させる定着装置30等の定着手段で、記録媒体に接触する定着ローラ31等の定着部材である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、定着部材に接触するウェブシートに弛みが生じることに起因する紙詰まり等の不具合の発生を抑制することができる。
1 プリンタ本体
2 給紙カセット
3 中間転写ベルト
4 クリーニング対向ローラ
6 二次転写対向ローラ
7 中間転写ユニット
8 作像ユニット
8K ブラック用作像ユニット
10 感光体
10K ブラック用感光体
11 帯電装置
12 現像装置
13 感光体クリーニング装置
14 一次転写ローラ
15 露光ユニット
20 二次転写ローラ
21 ベルトクリーニング装置
23 排出ローラ対
24 レジストローラ対
25 積載トレイ
30 定着装置
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
33 ヒータ
34 分離爪
35 温度センサ
36 入口ガイド
37 出口ガイド
40 定着クリーニング装置
41 供給軸
41a 平面部
42 押圧ローラ
43 巻取軸
44 ウェブシート
48 ウェブ供給規制機構
49 巻取モータ
55 回転規制部材
55a ソレノイド連結軸
55b 規制部材回動軸
56 ソレノイド
56a 可動芯
70 トナー補給ボトル
80 作像部
90 制御部
100 プリンタ
L レーザ光
P 転写紙
特開2015−090428号公報

Claims (10)

  1. 画像形成手段の画像形成に用いる画像形成物質が付着し得る被清掃体の表面を清掃するクリーニング手段が、前記被清掃体に接触するウェブシートを前記被清掃体との接触部に向けて送り出す送出部材と、回転駆動することで前記被清掃体と接触した前記ウェブシートを巻き取る巻取部材とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成手段によって記録媒体に形成された画像の画像面積率に基づいて、前記巻取部材に巻き取られた前記ウェブシートの巻きを引き締める巻き締め動作を実行する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記画像が形成された前記記録媒体の数に対して、規定の前記画像面積率を下回る前記画像が形成された前記記録媒体の数の割合が基準値を超えた場合に、前記巻き締め動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    規定の前記画像面積率を下回る前記画像が形成された前記記録媒体の数の割合に応じて、前記巻き締め動作を実行する時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2の画像形成装置において、
    規定の前記画像面積率を下回る前記画像が形成された前記記録媒体の数の割合と、直近の画像形成を行った前記記録媒体の数とに応じて、前記巻き締め動作を実行する時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1の画像形成装置において、
    規定の前記画像面積率を下回る前記画像が形成された前記記録媒体の連続数が基準値を超えた場合に、前記巻き締め動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置において、
    規定の前記画像面積率を下回る前記画像が形成された前記記録媒体の連続数に応じて、前記巻き締め動作を実行する時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一に記載の画像形成装置において、
    前記送出部材からの前記ウェブシートの送り出しを規制する規制手段を備え、
    前記巻き締め動作では、前記規制手段によって前記送出部材からの前記ウェブシートの送り出しを規制した状態で、前記巻取部材の回転駆動を行うことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    前記送出部材は、前記ウェブシートが巻きつけられ、回転することによって前記ウェブシートを送り出す軸部材であり、
    前記規制手段は、前記軸部材を固定することで前記送出部材からの前記ウェブシートの送り出しを規制することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一に記載の画像形成装置において、
    画像形成時には、形成する前記画像の画像情報に寄らず、一定間隔で前記巻取部材を回転駆動することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一に記載の画像形成装置において、
    前記被清掃体は、前記記録媒体に前記画像を定着させる定着手段で、前記記録媒体に接触する定着部材であることを特徴とする画像形成装置。
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