JP6263400B2 - 廃棄物処分施設 - Google Patents
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Description
第2の発明は、廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、前記保護層の上方に覆土が設けられ、前記覆土の表面に舗装層が設けられ、前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、ブロックまたは石が用いられることを特徴とする廃棄物処分施設である。
第3の発明は、廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、前記保護層の上方に覆土が設けられ、前記覆土の表面に舗装層が設けられ、前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、コンクリートが用いられることを特徴とする廃棄物処分施設である。
第4の発明は、廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、前記保護層の上方に覆土が設けられ、前記覆土の表面に舗装層が設けられ、前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、セメントベントナイトが用いられることを特徴とする廃棄物処分施設である。
第5の発明は、廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、前記保護層の上方に覆土が設けられ、前記覆土の表面に舗装層が設けられ、前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、粒径の異なる砕石によるフィルタ部が用いられることを特徴とする廃棄物処分施設である。
前記廃棄物は、掘削箇所から最も近い位置にある地盤より下のレベルのみに配置されることが望ましい。
これにより、最上段の容器の重量を大きくして外部へ放出されにくくできる。結果、貯蔵部全体の廃棄物の放出が防がれる。
第7の発明は、廃棄物を埋設した貯蔵部の上部と周辺部、もしくは上部に保護層が設けられ、前記保護層に、アスファルト、第1のブロック、石、コンクリート、セメントベントナイト、フィルタ部、空隙を有するシート材のいずれかが用いられ、前記保護層の上方に覆土が設けられ、前記覆土の表面に舗装層が設けられ、前記舗装層に第2のブロックが用いられ、前記第2のブロックは、他の前記第2のブロックと相対回転可能に連結するための連結部と、所定位置の台部に近づくに従って表面高さが大きくなるように傾斜する傾斜部と、を有することを特徴とする廃棄物処分施設である。
ブロックを上記のように構成すると、ブロックを確実に連結しつつ地盤等の表面の誤差を吸収してフラットに配置できる。また、地盤等の変形への追随性能も高いので損壊しにくい構造となる。さらに施工も簡単である。
保護層として空隙を有するシート材を用いる場合は、軽量かつ簡易な構成とできる利点がある。
こうして津波による地盤や貯蔵部の洗掘を見込んで保護層の配置を行うことで、保護層が損壊しにくくなり、廃棄物の放出や貯蔵部の崩壊等が抑制できる。
エア抜き管により被覆部内の空気を好適に外部へ解放でき、例えば地震時に保護層が損壊するなどして被覆部内の水位が上昇した場合に、被覆部内の空気を逃がして空気圧により被覆部が崩壊するのを防止できる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る廃棄物処分施設1を示す図である。この廃棄物処分施設1は、比較的海岸に近く、地震に伴う津波の影響を考慮すべき立地条件下で設けられるものとする。
図3(a)は本発明の第2の実施形態に係る廃棄物処分施設1aを示す図である。この廃棄物処分施設1aは、保護層として、貯蔵部10の上部に高耐久性のブロック15を敷き詰めるとともに、貯蔵部10の周辺部の地盤100に同じく高耐久性のブロック21を敷き詰めたものである。
図4(a)は本発明の第3の実施形態に係る廃棄物処分施設1bを示す図である。
図4(b)は本発明の第4の実施形態に係る廃棄物処分施設1cを示す図である。
本発明の第5の実施形態は、第2〜第4の実施形態で用いるブロックを、互いに連結可能なブロックとする例である。図5は第5の実施形態に係るブロック19の例を示す図である。図5(a)はブロック19を上から見た図、図5(b)はブロック19を図5(a)の矢印aに示す方向から見た図である。
本発明の第6の実施形態として、互いに連結可能なブロックの別の例について説明する。図7は第6の実施形態に係るブロック23の例を示す図である。図7(a)はブロック23を上から見た図、図7(b)は図7(a)の線A−A〜線E−Eに沿った鉛直方向断面を示す図である。
図9は本発明の第7の実施形態に係る廃棄物処分施設1dを示す図である。この廃棄物処分施設1dは、保護層として、貯蔵部10の上部と周辺部に網状シート材24を敷設したものである。網状シート材24は、例えば十分な強度を有する合成繊維等を網状に構成したものであり、空隙を有する。
第8の実施形態は、津波による地盤100や貯蔵部10の洗掘を見込んで保護層の配置を行う例である。すなわち、図12(a)のような従来の廃棄物処分施設では、地震や津波によって覆土30が崩壊、流失した場合、その後の図10(a)の矢印Aに示す津波や、図10(b)の矢印Bに示す引き波によって、貯蔵部10の側壁部である土留壁11の両側近傍で、地盤100や埋戻し土砂13が洗掘されて洗掘部101、131が生じる。
図11(a)は本発明の第9の実施形態の廃棄物処分施設1fを示す図である。この廃棄物処分施設1fは、第1の実施形態の廃棄物処分施設1において、覆土30の上部を透気性フィルタ部301とし、覆土30の両側の法肩部分で、透気性フィルタ部301に下端部が位置するようにエア抜き管32を設けたものである。
図11(b)は本発明の第10の実施形態の廃棄物処分施設1gを示す図である。この廃棄物処分施設1gは、第1の実施形態の廃棄物処分施設1に対し覆土30aの形状が異なり、海側(図の左側)が陸側(図の右側)よりも高く盛り上がっている。
図11(c)は本発明の第11の実施形態の廃棄物処分施設1hを示す図である。この廃棄物処分施設1hも、第1の実施形態の廃棄物処分施設1に対し覆土30bの形状が異なり、覆土30bの海側の法肩部分近傍の頂面から陸側の法尻部分にかけて、海側法面の傾斜よりも緩やかに傾斜するようになっている。
10;貯蔵部
11;土留壁
12、12a;コンテナ
13;埋戻し土砂
14;アスファルトマスチック
15、16、17、19、21、23、25、26;ブロック
18;フィルタ部
20;アスファルトマット
22;フィルタユニット
24;網状シート材
30、30a、30b;覆土
31;舗装層
32;エア抜き管
100;地盤
101、131;洗掘部
301;透気性フィルタ部
Claims (9)
- 廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、アスファルトマスチックとアスファルトマットの少なくともいずれかが用いられることを特徴とする廃棄物処分施設。 - 廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、ブロックまたは石が用いられることを特徴とする廃棄物処分施設。 - 廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、コンクリートが用いられることを特徴とする廃棄物処分施設。 - 廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、セメントベントナイトが用いられることを特徴とする廃棄物処分施設。 - 廃棄物を地盤の掘削箇所に埋設した貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記貯蔵部の上部と前記上部の外側の地盤上の保護層に、粒径の異なる砕石によるフィルタ部が用いられることを特徴とする廃棄物処分施設。 - 前記廃棄物は、掘削箇所から最も近い位置にある地盤より下のレベルのみに配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の廃棄物処分施設。
- 前記貯蔵部の側壁部の外側近傍では、前記保護層が前記側壁部の上端よりも低い位置に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の廃棄物処分施設。
- 廃棄物を埋設した貯蔵部の上部と周辺部、もしくは上部に保護層が設けられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記保護層にブロックが用いられ、
前記ブロックは、
他の前記ブロックと相対回転可能に連結するための連結部と、
所定位置の台部に近づくに従って表面高さが大きくなるように傾斜する傾斜部と、
を有することを特徴とする廃棄物処分施設。 - 廃棄物を埋設した貯蔵部の上部と周辺部、もしくは上部に保護層が設けられ、
前記保護層に、アスファルト、第1のブロック、石、コンクリート、セメントベントナイト、フィルタ部、空隙を有するシート材のいずれかが用いられ、
前記保護層の上方に覆土が設けられ、
前記覆土の表面に舗装層が設けられ、
前記舗装層に第2のブロックが用いられ、
前記第2のブロックは、
他の前記第2のブロックと相対回転可能に連結するための連結部と、
所定位置の台部に近づくに従って表面高さが大きくなるように傾斜する傾斜部と、
を有することを特徴とする廃棄物処分施設。
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