JP6262243B2 - 部品装着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品装着装置に関する。
従来より、ヘッドに設けられたノズルの先端に部品を吸着し、該吸着した部品を基板上の所定位置に装着する部品装着装置が知られている。こうした部品装着装置として、ヘッド保持部に保持された1個のノズルを備えた一ノズルヘッドを12個のノズルを備えたリボルバヘッドに交換するものが知られている(特許文献1)。具体的には、一ノズルヘッドを保持したヘッド保持部は、空の一ノズルヘッド収納部へ移動し、保持していた一ノズルヘッドを解放し、解放後、リボルバヘッドが収納されたリボルバヘッド収納部へ移動し、リボルバヘッドを保持する。
特開2006−261325号公報
しかしながら、上述した部品装着装置は、ヘッド交換前にどの位置に収納されたヘッドと交換すべきかを認識してはいるものの、その位置にオペレータが正しいヘッドをセットしていなかった場合には、そのヘッドをうまく保持できなかったり、交換できたとしても交換後のヘッドに適さない制御を実行したりするおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、部品装着装置において交換対象のヘッドの種類に適した交換動作を実行することを主目的とする。
本発明の部品装着装置は、
ヘッドに設けられたノズルの先端に部品を保持し、該保持した部品を基板上の所定位置に装着する部品装着装置であって、
識別符号とヘッドの種類との対応関係を記憶する記憶手段と、
前記識別符号が付されたヘッドを1以上収納する収納手段と、
ヘッドを保持するヘッド保持手段と、
前記ヘッド保持手段を移動させるヘッド移動手段と、
前記収納手段に収納されたヘッドに付された識別符号を読み取る読取手段と、
前記ヘッド保持手段に保持されているヘッドを前記収納手段に収納されたヘッドと交換するにあたり、ヘッド交換前に前記読取手段によって読み取られた前記識別符号を前記対応関係に照らして前記収納手段に収納されたヘッドのヘッド種類を認識し、ヘッド交換動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、
を備えたものである。
この部品装着装置では、制御手段は、ヘッド保持手段に保持されているヘッドを収納手段に収納されたヘッドと交換するにあたり、ヘッド交換前に読取手段によって読み取られた識別符号を識別符号とヘッドの種類との対応関係に照らして収納手段に収納されたヘッドのヘッド種類を認識する。その後、制御手段は、認識したヘッド種類に応じてヘッド交換動作を行うようヘッド保持手段及びヘッド移動手段の少なくとも一方を制御する。このように、この部品装着装置は、ヘッド交換前にヘッドに付された識別符号からそのヘッドの種類を認識するため、収納手段に収納されたヘッドの種類を正しく認識することができる。また、この部品装着装置は、正しく認識したヘッドの種類に応じてヘッド交換動作を行うため、そのヘッドの種類に適した交換動作を実行することができる。
なお、「ヘッド交換動作」は、通常の部品装着動作とは異なる動作であって、ヘッド交換のために必要となる動作をいう。この「ヘッド交換動作」は、ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後に行うヘッド交換のために必要な動作及びヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持するまでに行うヘッド交換のために必要な動作の少なくとも一方を含むものとする。
本発明の部品装着装置において、前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後の動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御してもよい。こうすれば、ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後の動作をヘッド種類に応じて適切に実行することができる。
本発明の部品装着装置において、前記ヘッド保持手段は、前記ヘッドに設けられたノズルを昇降させるノズル昇降機構、前記ヘッドを昇降させるヘッド昇降機構、前記ノズルの圧力を調整する弁を開閉させる開閉機構及び前記ノズルの先端に保持された部品を水平方向から撮影するカメラを昇降させるカメラ昇降機構の少なくとも一つを有し、前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後の動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段が有する機構の少なくとも一つを制御してもよい。こうすれば、例えばノズルの高さ、ヘッドの高さ、ノズルの圧力調整弁の位置、ノズル先端に保持された部品の位置などがヘッド種類によって異なる場合であっても、適切に対処することができる。
本発明の部品装着装置において、前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持するまでの動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御してもよい。こうすれば、ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持するまでの動作をヘッド種類に応じて適切に実行することができる。
本発明の部品装着装置において、前記ヘッド保持手段は、前記ヘッドに設けられた被係合部材に係合する係合部材を有し、前記ヘッドは、前記被係合部材をヘッド種類に応じて異なる高さに備え、前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段の係合部材が交換対象のヘッドの被係合部材を保持するまでの動作を前記認識したヘッド種類の高さに応じて行うよう前記ヘッド保持手段を制御してもよい。こうすれば、例えばヘッドの被係合部材の高さがヘッド種類に応じて異なる場合であっても、ヘッド保持手段の係合部材とヘッドの被係合部材とを適切に係合させることができる。
部品装着システム1の全体構成を示す説明図。 ヘッドユニット110の斜視図。 ヘッド保持体21を下から斜め上向きに見たときの斜視図。 第1ヘッド120を上から斜め下向きに見たときの斜視図。 第1及び第2レバー挟持部51,71の周辺部分の断面図。 第2ヘッド220の斜視図。 第3ヘッド320の斜視図。 ヘッド自動交換ルーチンのフローチャート。
本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は部品装着システム1の全体構成を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1に示した通りとする。
[部品装着システム1の構成]
部品装着システム1は、部品装着装置100と、管理コンピュータ200とを備えている。
部品装着装置100は、図1に示すように、基台102に搭載された基板搬送装置104と、XY平面を移動可能なヘッドユニット110と、ヘッドユニット110に着脱可能に取り付けられた第1ヘッド120と、基板101を上方から撮影するマークカメラ130と、吸着ノズル13に吸着された部品を下方から撮影するパーツカメラ132と、各種ヘッドを収納するためのヘッド収納エリア140と、基板101へ装着する部品を供給する部品供給装置150と、各種制御を実行するコントローラ160とを備えている。
基板搬送装置104は、前後一対の支持板106,106にそれぞれ取り付けられたコンベアベルト108,108(図1では片方のみ図示)により基板101を左から右へと搬送する。
ヘッドユニット110は、X軸スライダ112に取り付けられ、X軸スライダ112がガイドレール114,114に沿って左右方向に移動するのに伴って左右方向に移動し、Y軸スライダ116がガイドレール118,118に沿って前後方向に移動するのに伴って前後方向に移動する。このため、ヘッドユニット110は、XY平面を移動可能である。各スライダ112,116は、それぞれ図示しないサーボモータによって駆動される。
第1ヘッド120は、ヘッドユニット110に着脱可能に取り付けられている。吸着ノズル13は、圧力を利用して、ノズル先端に部品を吸着したり、ノズル先端に吸着している部品を放したりするものである。吸着ノズル13は、第1ヘッド120には12本取り付けられているが、第2ヘッド220には4本、第3ヘッド320には1本取り付けられている。
マークカメラ130は、X軸スライダ112の下面に取り付けられている。マークカメラ130は、下方が撮影領域であり、基板101に付されたマークを読み取るカメラである。このマークは、基板101上の基準位置を示すものである。この基準位置は、吸着ノズル13に吸着した部品を基板101上の所望の位置に装着する際に利用される。マークカメラ130は、各種ヘッドに付された2次元バーコードを読み取るバーコードリーダの機能も有している。
パーツカメラ132は、基板搬送装置104の前側に配置されている。部品を吸着した吸着ノズル13がパーツカメラ132の上方を通過する際、パーツカメラ132は吸着ノズル13に吸着された部品の状態を撮影する。パーツカメラ132によって撮影された画像は、部品が正常に吸着ノズル13に吸着されているか否かを判定するのに用いられる。
ヘッド収納エリア140は、基台102の上面右側に設けられ、第1〜第3ヘッド120,220,320を収納するための収納場所142を複数有している。前2つの収納場所142には、それぞれ第2ヘッド220と第3ヘッド320が収納されているが、最後部の収納場所142は空いた状態である。
部品供給装置150は、部品装着装置100の前方に取り付けられている。この部品供給装置150は、複数のスロットを有しており、各スロットにはフィーダ152が差し込み可能となっている。フィーダ152には、テープが巻き付けられたリール154が取り付けられている。テープの表面には、部品がテープの長手方向に沿って並んだ状態で保持されている。これらの部品は、テープの表面を覆うフィルムによって保護されている。こうしたテープは、図示しないスプロケット機構によって後方へ送り出され、フィルムが剥がされて部品が露出した状態で所定位置に配置される。所定位置とは、吸着ノズル13がその部品を吸着可能な位置である。この所定位置で部品を吸着した吸着ノズル13は、基板101上の定められた位置にその部品を実装することができる。
その他に、部品装着装置100は、ノズルストッカー134などを備えている。ノズルストッカー134は、複数種類の吸着ノズル13をストックするボックスであり、パーツカメラ132の隣に配置されている。吸着ノズル13は、部品を装着する基板の種類や部品の種類に適したものに交換される。
コントローラ160は、各種制御を実行するCPU162、制御プログラム等を記憶するROM164、作業領域として利用されるRAM166及び大容量のデータを記憶するHDD168を備え、これらは図示しないバスによって接続されている。コントローラ160は、基板搬送装置104、X軸スライダ112、Y軸スライダ116及びヘッドユニット110と信号のやり取りが可能なように接続されている。
管理コンピュータ200は、基板101の生産ジョブを管理するコンピュータであり、オペレータが作成した生産ジョブデータを記憶している。生産ジョブデータには、部品装着装置100においてどのスロット位置のフィーダからどの部品をどういう順番でどの基板種の基板101へ実装するか、また、そのように実装した基板101を何枚作製するかなどが定められている。管理コンピュータ200は、部品装着装置100のコントローラ160と双方向通信可能に接続されている。
ここで、ヘッドユニット110について、詳細に説明する。図2は、カバーを外した状態のヘッドユニット110の斜視図であり、詳しくは、ヘッド保持体21のR軸22に対して第1ヘッド120を下げた状態の斜視図である。図3は、ヘッド保持体21を下から斜め上向きに見たときの斜視図、図4は、第1ヘッド120を上から斜め下向きに見たときの斜視図である。
ヘッドユニット110は、ヘッド保持体21と第1ヘッド120とを備えている。
ヘッド保持体21は、X軸スライダ112(図1参照)に、図示しない昇降機構によって昇降可能に取り付けられている。このヘッド保持体21は、上部にリング状の2つのギア、R軸ギア24及びQ軸ギア27を有し、下部に円柱状のR軸22を有している。R軸ギア24及びQ軸ギア27は、互いに独立して回転するように取り付けられている。R軸ギア24は、R軸モータ25によって回転駆動され、R軸22と一体的に回転する。Q軸ギア27は、Q軸モータ28によって回転駆動され、リング状のクラッチ部材61(図3参照)と一体的に回転する。R軸22は、下端にフックを有する係合部材31を複数個(ここでは4つ)有している。フックの向きは、R軸22が正回転する方向と同じになるように揃えられている。これらの係合部材31は、R軸22の下面の同一円周上(この円の中心はR軸22の中心軸と一致する)に等間隔に配置されている。また、各係合部材31は、図示しないエアシリンダによって上下動可能となっている。ヘッド保持体21は、更に、図5に示す第1及び第2レバー挟持部51,71を有しているが、これらについては後述する。
第1ヘッド120は、外観が略円柱状の部材であり、下方に複数(ここでは12本)の吸着ノズル13を有している。吸着ノズル13は、上下方向に延びるノズルホルダ12と一体化されている。ノズルホルダ12は、上端付近にノズル操作レバー39を有し、スプリング40によって上方へ付勢されて所定の定位置(上方位置)に位置決めされている。ノズル操作レバー39は、吸着ノズル13を操作する順番にしたがって1番目のノズル操作レバー39(A)から最終番目(12番目)のノズル操作レバー39(L)まで存在する。この順番は、図2の上方から見たとき、1番目から反時計回りに最終番目まで数えるものとする。1番目のノズル操作レバー39(A)には、2次元バーコード42が付されている。この2次元バーコード42には、ヘッドの種類を表す識別符号、ここでは第1ヘッド120であることを表す識別符号が含まれている。ノズル操作レバー39が押下されると、スプリング40の弾性力に抗してノズルホルダ12及び吸着ノズル13が下降し、ノズル操作レバー39の押下が解除されると、ノズルホルダ12及び吸着ノズル13はスプリング40の弾性力によって定位置に戻る。ノズルホルダ12は、ノズルホルダ12と同軸となるように配置された小ギア34と噛み合わされている。各小ギア34は、同一円周上(この円の中心はR軸22の中心軸と一致する)に等間隔となるように配置されている。円筒ギア33は、小ギア34の並んだ円周よりも内側に配置され、側面にギアを有し、各小ギア34と噛み合わされている。また、円筒ギア33は、R軸22を挿入できるような寸法に設計されている。この円筒ギア33の上端には、ヘッド保持体21のクラッチ部材61(図3参照)と嵌まり合うクラッチ部材62が設けられている。
また、第1ヘッド120は、吸着ノズル13ごとに、ノズル先端に負圧を供給するか大気圧を供給するかを切り替える圧力操作レバー35を有している。圧力操作レバー35は、復帰機能を有さないスイッチであり、上方に位置決めされるとノズル先端に負圧を供給し、下方に位置決めされるとノズル先端に大気圧を供給する。圧力操作レバー35も、吸着ノズル13を操作する順番にしたがって1番目の圧力操作レバー35(A)から最終番目の圧力操作レバー35(L)まで存在する。
更に、第1ヘッド120は、円筒ギア33の内側に円盤状のベース36(図4参照)を有している。ベース36は、ノズルホルダ12や小ギア34を支持するサポート部材と一体化されているが、円筒ギア33とは一体化されていない。このため、円筒ギア33は、ベース36とは独立して回転可能となっている。ベース36には、円弧状の係合孔37がR軸22の係合部材31のフックと係合可能なように形成されている。
こうした第1ヘッド120は、以下の手順でヘッド保持体21に保持される。まず、ヘッド保持体21を下降させてR軸22を円筒ギア33に挿入しつつ、図示しないエアシリンダにより係合部材31をR軸22から下降させてベース36の係合孔37に差し込む。その後、R軸モータ25によりR軸22を正回転させることにより、係合部材31のフックを係合孔37の周縁に係合させる。そして、図示しないエアシリンダにより係合部材31を上昇させて、円筒ギア33のクラッチ部材62がヘッド保持体21のクラッチ部材61に嵌まり込むようにする。その結果、第1ヘッド120はヘッド保持体21に保持される。この状態でヘッド保持体21のQ軸ギア27を回転させると、それに伴ってクラッチ部材61、クラッチ部材62、小ギア34及びノズルホルダ12が回転するため、吸着ノズル13が軸回転する。これにより、吸着ノズル13に吸着された部品の向き(角度)を修正することが可能になる。
ここで、再びヘッド保持体21の説明に戻る。図5は、第1及び第2レバー挟持部51,71の周辺部分の断面図である。図5に示すように、ヘッド保持体21が有するレバー挟持部51は、ヘッド保持体21に設けられた第1Z軸ガイドレール55に沿って上下方向に移動可能な第1Z軸スライダ56に取り付けられている。なお、第1Z軸スライダ56は、図示しないサーボモータによって駆動される。第1レバー挟持部51は、L字部材の水平部分52とその水平部分52の上側に取り付けられたローラ54とによってノズル操作レバー39を上下から挟み込むものである。ローラ54は、水平軸53に回転可能に支持されている。また、1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の隙間は、第1レバー挟持部51が上下方向に通過可能な大きさになっているが、そのほかの隣り合うノズル操作レバー39の隙間は、第1レバー挟持部51が上下方向に通過できない大きさになっている(図4参照)。このため、図2の状態から、R軸22に対して第1ヘッド120を相対的に上昇させてヘッド保持体21に第1ヘッド120を保持する際には、第1レバー挟持部51がノズル操作レバー39とぶつからないように、ヘッド保持体21の第1レバー挟持部51を1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の隙間の直上に配置する必要がある。
ヘッド保持体21は、第2レバー挟持部71を有している。第2レバー挟持部71は、圧力操作レバー35がノズル操作レバー39よりも半径方向外側に位置している関係上、第1レバー挟持部51よりも半径方向外側に位置している。第2レバー挟持部71は、第1レバー挟持部51と同様、ヘッド保持体21に設けられた第2Z軸ガイドレール75に沿って上下方向に移動可能な第2Z軸スライダ76に取り付けられている。なお、第2Z軸スライダ76は、図示しないサーボモータによって駆動される。第2レバー挟持部71は、L字部材の水平部分72とその水平部分72の上側に取り付けられたローラ74とによって圧力操作レバー35を上下から挟み込むものである。隣り合う圧力操作レバー35の隙間は、第2レバー挟持部71が上下方向に通過可能な大きさになっている。図2の状態から、R軸に対して第1ヘッド120を相対的に上昇させてヘッド保持体21に第1ヘッド120を保持する際に、上述したようにヘッド保持体21の第1レバー挟持部51を1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の隙間の直上に配置すれば、第2レバー挟持部71も1番目と最終番目の圧力操作レバー35(A),(L)の隙間の直上に配置される。
次に、第1ヘッド120とは異なる種類の第2ヘッド220,第3ヘッド320について説明する。図6は第2ヘッド220の斜視図、図7は第3ヘッド320の斜視図である。図6に示す第2ヘッド220は、ヘッド収納エリア140に収納されている(図1参照)。第2ヘッド220は、吸着ノズル13を4本備えている点、ヘッド収納エリア140に収納されたときのノズル操作レバー39や圧力操作レバー35、ベース36の高さが第1ヘッド120と異なる点、隣り合うノズル操作レバー39の間隔が広い点を除いては、第1ヘッド120と同じ構成である。例えば、1番目のノズル操作レバー39(A)には、2次元バーコード42が付されている。図7は、第3ヘッド320の斜視図である。第3ヘッド320も、ヘッド収納エリア140に収納されている(図1参照)。第3ヘッド320は、吸着ノズル13を1本だけ備えており、ノズル操作レバー39や圧力操作レバー35を有していない。このため、2次元バーコード42はベース36の上面に付されている。また、第3ヘッド320は、収納場所142に収納されたときのベース36の高さ位置が他の第1ヘッド120,第2ヘッド220とは異なる。
[部品装着システム1の動作−部品装着動作]
次に、部品装着装置100のコントローラ160のCPU162が、管理コンピュータ200から受信した生産ジョブデータに基づいてヘッドユニット110を利用して基板101へ部品を装着する動作について説明する。ヘッドユニット110には、第1ヘッド120が取り付けられているものとする。また、予め、第1レバー挟持部51が1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の隙間に位置し且つその高さがノズル操作レバー39と一致しており、第2レバー挟持部71が1番目と最終番目の圧力操作レバー35,35の隙間に位置し且つその高さが圧力操作レバー35と一致しているものとする。
まず、CPU162は、ヘッドユニット110の複数の吸着ノズル13にフィーダ152から供給される部品を順次吸着させる。具体的には、CPU162は、R軸モータ25により第1ヘッド120を回転させて、第1レバー挟持部51に1番目のノズル操作レバー39(A)が挟持され、第2レバー挟持部71に1番目の吸着ノズル13の圧力操作レバー35が挟持されるようにする。なお、第1ヘッド120を回転させる際には、原則として、円筒ギア33を第1ヘッド120と同位相となるように回転させる。これにより、第1ヘッド120が回転するときに吸着ノズル13が軸回転することはない。但し、吸着ノズル13に吸着された部品の向き(角度)を修正する際には、円筒ギア33を第1ヘッド120とは独立して回転させる。
次に、CPU162は、X軸スライダ112及びY軸スライダ116を制御して1番目の吸着ノズル13を所望の部品の真上に配置する。その後、CPU162は、第1Z軸スライダ56を制御して第1レバー挟持部51により1番目の吸着ノズル13を下降させ、それと共に第2Z軸スライダ76を制御して第2レバー挟持部71により1番目の吸着ノズル13へ負圧が供給されるように圧力操作レバー35を切り替える。これにより、1番目の吸着ノズル13に所望の部品が吸着される。
次に、CPU162は、R軸モータ25により第1ヘッド120を所定角度だけ回転させる。第1ヘッド120が回転している間に、CPU162は、第1Z軸スライダ56を制御して1番目の吸着ノズル13が定位置に戻るように第1レバー挟持部51を上昇させ、更に2番目のノズル操作レバー39が第1レバー挟持部51に挟持されるようにする。それと共に、CPU162は、1番目の圧力操作レバー35が第2レバー挟持部71を通り抜けるのを待って、第2Z軸スライダ76を制御して第2レバー挟持部71を元の位置に戻し、2番目の圧力操作レバー35が第2レバー挟持部71に挟持されるようにする。このため、1番目の吸着ノズル13は、負圧が供給されたままとなり、部品を吸着し続ける。
次に、CPU162は、X軸スライダ112及びY軸スライダ116を制御して2番目の吸着ノズル13を所望の部品の真上に配置する。その後、CPU162は、第1Z軸スライダ56を制御して第1レバー挟持部51により2番目の吸着ノズル13を下降させ、それと共に第2Z軸スライダ76を制御して第2レバー挟持部71により2番目の吸着ノズル13へ負圧が供給されるように圧力操作レバー35を切り替える。これにより、2番目の吸着ノズル13に所望の部品が吸着される。
3番目以降の吸着ノズル13についても、これと同様の動作を繰り返す。これにより、1番目から最終番目の吸着ノズル13のすべてに部品を吸着させることができる。
その後、CPU162は、X軸スライダ112及びY軸スライダ116を制御して、ヘッドユニット110を基板101の上方へ向かって移動させる。その移動中、各吸着ノズル13に吸着された部品が部品装着装置100上の構造物や基板101に既に装着された部品と干渉しないように、ヘッド保持体21を上方へ退避しておく。また、移動中、第1ヘッド120を回転させて1番目のノズル操作レバー39(A)を第1レバー挟持部51の間に配置させる。そして、基板101の所望の位置で、CPU162は、第1Z軸スライダ56を制御して第1レバー挟持部51により1番目の吸着ノズル13を下降させ、その後、第2Z軸スライダ76を制御して第2レバー挟持部71により1番目の吸着ノズル13へ大気圧が供給されるように圧力操作レバー35を切り替える。これにより、1番目の吸着ノズル13に吸着されていた部品が基板101の所望の位置に装着される。2番目以降の吸着ノズル13に吸着されていた部品についても、同様にして基板101上に装着していく。
[部品装着システム1の動作−ヘッド自動交換]
次に、部品装着装置100のコントローラ160のCPU162が、管理コンピュータ200から受信した生産ジョブデータに基づいてヘッドを自動的に交換する動作について説明する。図8は、ヘッド自動交換ルーチンのフローチャートである。ヘッド自動交換ルーチンのプログラムは、コントローラ160のROM164に記憶されている。コントローラ160のCPU162は、管理コンピュータ200から受信した生産ジョブデータに基づいて、ヘッドを自動交換するタイミングか否かを判定し、ヘッドを自動交換するタイミングだったならば、ヘッド自動交換ルーチンを開始する。
ヘッド自動交換ルーチンを開始すると、CPU162は、まず、ヘッド収納エリア140の各収納場所142に収納されたヘッドの2次元バーコードを読み取り、ヘッドの識別符号を取得する(ステップS110)。具体的には、CPU162は、X軸スライダ112やY軸スライダ116を制御して、ヘッドユニット110をヘッド収納エリア140に移動する。そして、各収納場所142に収納されたヘッドに付された2次元バーコード42をバーコードリーダの機能を備えたマークカメラ130で読み取り、そこに記録されている識別符号を取得する。
次に、CPU162は、取得したヘッドの識別符号に基づいてヘッドの種類を認識する(ステップS120)。HDD168には、識別符号とヘッドの種類との対応関係がテーブル化されて記憶されている。そのテーブルには、例えば、表1に示すように、識別符号「001」には12本の吸着ノズルを持つ第1ヘッド120が対応づけられ、識別符号「002」には4本の吸着ノズルを持つ2ヘッド220が対応づけられている。CPU162は、取得したヘッドの識別符号をこのテーブルに照らしてヘッドの種類を認識する。
Figure 0006262243
次に、CPU162は、ヘッド収納エリア140に収納されているヘッドの中に交換対象のヘッドが存在しているか否かを判定する(ステップS130)。今回の交換対象のヘッドがどの種類のヘッドであるかは、管理コンピュータ200から受信した生産ジョブデータに記述されている。
ステップS130で交換対象のヘッドが存在しなかったならば、ヘッド自動交換を実行できないため、CPU162は、警告を出力し(ステップS170)、このルーチンを終了する。具体的には、CPU162は、部品装着装置100の図示しないディスプレイに警告文(例えば「交換対象のヘッドが存在しない」という文章)を出力したり、図示しないスピーカから警告音を出力したりする。
一方、ステップS130で交換対象のヘッドが存在していたならば、CPU162は、現在保持しているヘッドを解除する(ステップS140)。例えば、ヘッドユニット110のヘッド保持体21に第1ヘッド120が保持されている場合、以下の手順で第1ヘッド120を解除する。すなわち、CPU162は、X軸スライダ112及びY軸スライダ116を制御して、ヘッドユニット110をヘッド収納エリア140の空いている収納場所142の直上に移動する。続いて、CPU162は、第1ヘッド120を回転させて、第1レバー挟持部51が1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の隙間に位置するようにする。続いて、CPU162は、ヘッド保持体21を下降させて第1ヘッド120をその収納場所142に収納する。その後、CPU162は、係合部材31のフックを係合孔37よりも下方へ下げたあとR軸22を回転させることにより、係合部材31のフックを第1ヘッド120の係合孔37から外す。更に、CPU162は、係合部材31を上昇させることにより、第1ヘッド120の解除を終了する。
次に、CPU162は、ヘッド交換動作のうちヘッドを保持するまでの動作を、交換対象のヘッドの種類に応じて実行する(ステップS150)。例えば、ヘッドユニット110のヘッド保持体21に第2ヘッド220を保持させる場合、以下の手順で第2ヘッド220を保持するまでの動作を行う。なお、収納場所142に収納されている第2ヘッド220の向きは、1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),39(L)の間に第1レバー挟持部51が位置するように予め決められている。まず、CPU162は、X軸スライダ112及びY軸スライダ116を制御して、ヘッドユニット110を第2ヘッド220が収納されている収納場所142の直上に移動する。続いて、CPU162は、ヘッド保持体21を下降させてR軸22を円筒ギア33に挿入しつつ各係合部材31を下降させることにより、各係合部材31のフックを第2ヘッド220のベース36に設けた係合孔37に挿入する。その後、CPU162は、R軸22を回転させて、係合部材31のフックを係合孔37の周縁に係合させる。このとき、ベース36の高さは第2ヘッド220に固有の値であり、第2ヘッド220に対応づけてHDD168に記憶されている。CPU162は、ヘッドの種類を把握しているため、HDD168からそのヘッドに対応するベース36の高さを取得し、それに基づいてヘッド保持体21の下降位置を設定することができる。ヘッド保持体21の下降位置は、係合部材31の上下方向のストローク長さとベース36の高さに応じて設定される。続いて、CPU162は、係合部材31を上昇させて、第2ヘッド220のクラッチ部材62をヘッド保持体21のクラッチ部材61と嵌め合わせることにより、第2ヘッド220を保持する。
次に、CPU162は、ヘッド交換動作のうちヘッドを保持した後の動作を、交換対象のヘッドの種類に応じて実行し(ステップS160)、本ルーチンを終了する。例えば、ヘッドユニット110のヘッド保持体21に第2ヘッド220を保持した場合、以下の手順で第2ヘッド220を保持した後の動作を行う。まず、CPU162は、第1及び第2Z軸スライダ56,76を制御して、第1レバー挟持部51を第2ヘッド220のノズル操作レバー39の高さまで下降させると共に第2レバー挟持部71を第2ヘッド220の圧力操作レバー35の高さまで下降させる。これにより、第1レバー挟持部51は1番目と最終番目のノズル操作レバー39(A),(L)の隙間に位置し、第2レバー挟持部71は1番目と最終番目の圧力操作レバー35(A),(L)の隙間に位置する。ノズル操作レバー39や圧力操作レバー35の高さは、第2ヘッド220に固有の値であり、第2ヘッド220に対応づけてHDD168に記憶されている。CPU162は、ヘッドの種類を把握しているため、HDD168からそのヘッドに対応するノズル操作レバー39や圧力操作レバー35の高さを取得し、それらに基づいて第1及び第2レバー挟持部51,71の下降位置を設定することができる。また、ヘッド保持体21の昇降機構を制御して、第2ヘッド220の吸着ノズル13あるいは吸着ノズル13に吸着される部品が部品装着装置100上の構造物等と干渉しない退避位置までヘッド保持体21を上昇させる。この退避位置も、第2ヘッド220に固有の値であり、第2ヘッド220に対応づけてHDD168に記憶されている。CPU162は、ヘッドの種類を把握しているため、HDD168からそのヘッドに対応する退避位置を適切に設定することができる。その後、CPU162は、R軸22を正回転させることにより第2ヘッド220を回転させ、第1レバー挟持部51が1番目のノズル操作レバー39(A),(L)を挟み込み、且つ、第2レバー挟持部71が1番目の圧力操作レバー35を挟み込むようにする。以上により、ヘッド交換動作のうちヘッドを保持した後の動作を終了する。
ヘッド自動交換ルーチンが終了した後は、CPU162は上述した部品装着動作を実行し、基板101に部品を装着する。
[本実施形態と本発明との対応関係]
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のHDD168が本発明の記憶手段に相当し、ヘッド収納エリア140が収納手段に相当し、ヘッド保持体21がヘッド保持手段に相当し、X軸スライダ112やY軸スライダ116がヘッド移動手段に相当し、CPU162が制御手段に相当する。また、第1Z軸スライダ56及び第1レバー挟持部51がノズル昇降機構に相当し、第2Z軸スライダ76及び第2レバー挟持部71が開閉機構に相当し、係合孔37を備えたベース36が被係合部材に相当する。
[本実施形態の効果]
以上説明した本実施形態の部品装着装置100によれば、ヘッド交換前にヘッドに付された識別符号からそのヘッドの種類を認識するため、ヘッド収納エリア140に収納されたヘッドの種類を正しく認識することができる。また、この部品装着装置100によれば、正しく認識したヘッドの種類に応じてヘッド交換動作を行うため、そのヘッドの種類に適した交換動作を実行することができる。なお、ヘッド交換動作とは、通常の部品装着動作とは異なる動作であって、ヘッド交換のために必要な動作をいう。
また、部品装着装置100によれば、ヘッド交換動作のうち、ヘッド保持体21が交換対象のヘッドを保持した後に行う動作を、ヘッド種類に応じて適切に実行することができる。例えばヘッド収納エリア140に収納されたヘッドのノズル操作レバー39の高さや圧力操作レバー35の高さがヘッド種類によって異なる場合であっても、適切に対処することができる。
更に、部品装着装置100によれば、ヘッド交換動作のうち、ヘッド保持体21が交換対象のヘッドを保持するまでの動作を、ヘッド種類に応じて適切に実行することができる。例えばヘッド収納エリア140に収納されたヘッドのベース36の高さがヘッド種類に応じて異なる場合であっても、係合部材31とベース36に設けられた係合孔37とを適切に係合させることができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態において、部品装着装置100のヘッド保持体21は、第1Z軸スライダ56と同様のZ軸昇降スライダと、そのZ軸昇降スライダの下端に取り付けられ、第1ヘッド120の吸着ノズル13に吸着された極小部品を水平方向から撮影可能な小型カメラとを備えていてもよい。この小型カメラによって撮影された画像を解析することにより、第1ヘッド120の吸着ノズル13に吸着された極小部品の向き(角度)を認識でき、正しい向きに直すことができる。ヘッド保持体21に保持されるヘッドが吸着ノズル13を1本のみ有する第3ヘッド320である場合、吸着ノズル13に吸着される部品は比較的大型の部品であるため、その部品の向きはパーツカメラ132で確認することできる。そのため、小型カメラは使用しない。その場合、小型カメラは上方へ退避させる。その退避位置は、小型カメラが第3ヘッド320の吸着ノズル13に吸着される大型の部品と干渉しない高さになるため、第3ヘッド320に固有の値になる。そこで、ヘッド自動交換ルーチンのステップS160において、交換対象のヘッドが第3ヘッド320だった場合、CPU162は、その第3ヘッド320に応じて小型カメラの退避位置を設定し、Z軸昇降スライダを制御して小型カメラをその退避位置に移動させるようにしてもよい。
上述した実施形態において、各動作軸のサーボモータのパラメータをヘッドに固有の値となるように設定してもよい。例えば、第1ヘッド120の保持を解除したあと第2ヘッド220を保持し、その第2ヘッド220を収納場所142から引き上げる際、ヘッド保持体21の昇降機構が備えるZ軸のサーボモータのトルクを第2ヘッド220の重量に応じて設定してもよい。こうすれば、各ヘッドの重量に応じた適切なトルクでヘッドを引き上げることができる。
上述した実施形態において、ヘッド自動交換ルーチンを開始する前に、ヘッド収納エリア140に収納されたすべてのヘッドに付された2次元バーコードの読み取りを実行し、どの収納場所142にどの種類のヘッドが収納されているかをRAM166に記憶しておいてもよい。こうすれば、ヘッド自動交換ルーチンのステップS110,S120の処理をスキップすることができる。
上述した実施形態において、CPU162は、交換対象のヘッドがヘッド収納エリア140のどの収納場所142に収納されているのかを生産ジョブデータから把握している場合には、ヘッド自動交換ルーチンのステップS110において、その収納場所に収納されているヘッドの2次元バーコードのみを読み取るようにしてもよい。
上述した実施形態では、ヘッドに固有の値(ベース36の高さやノズル操作レバー39、圧力操作レバー35の高さ、退避位置など)は、各ヘッドの種類に対応づけてHDD168に記憶されているとしたが、これらの値は、識別符号とヘッドの種類との対応関係を示すテーブル(表1参照)に、ヘッドの種類に含めて記憶されていてもよい。こうすれば、CPU162は、識別符号から直接ヘッドに固有の値を取得することができる。
上述した実施形態では、部品供給装置150はリール部品を供給するものであったが、トレイ部品やバルク部品を供給するものであってもよい。
上述した実施形態では、ヘッド保持体21に保持されたヘッドの吸着ノズルをノズルストッカー134に収納された吸着ノズルと自動交換できるようにしてもよい。
本発明は、部品を実装した基板を利用する制御機器などに利用可能である。
1 部品装着システム、12 ノズルホルダ、13 吸着ノズル、21 ヘッド保持体、22 R軸、24 R軸ギア、25 R軸モータ、27 Q軸ギア、28 Q軸モータ、31 係合部材、33 円筒ギア、34 小ギア、35 圧力操作レバー、36 ベース、37 係合孔、39 ノズル操作レバー、40 スプリング、42 2次元バーコード、51 第1レバー挟持部、52 水平部分、53 水平軸、54 ローラ、55 第1Z軸ガイドレール、56 第1Z軸スライダ、61 クラッチ部材、62 クラッチ部材、71 第2レバー挟持部、72 水平部分、74 ローラ、75 第2Z軸ガイドレール、76 第2Z軸スライダ、100 部品装着装置、101 基板、102 基台、104 基板搬送装置、106 支持板、108 コンベアベルト、110 ヘッドユニット、112 X軸スライダ、114 ガイドレール、116 Y軸スライダ、118 ガイドレール、120 第1ヘッド、130 バーコードリーダ、132 パーツカメラ、134 ノズルストッカー、140 ヘッド収納エリア、142 収納場所、150 リールユニット、152 フィーダ、154 リール、160 コントローラ、162 CPU、164 ROM、166 RAM、168 HDD、200 管理コンピュータ、220 第2ヘッド、320 第3ヘッド。

Claims (5)

  1. ヘッドに設けられたノズルの先端に部品を保持し、該保持した部品を基板上の所定位置に装着する部品装着装置であって、
    識別符号とヘッドの種類との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記識別符号が付されたヘッドを1以上収納する収納手段と、
    ヘッドを保持するヘッド保持手段と、
    前記ヘッド保持手段を移動させるヘッド移動手段と、
    前記収納手段に収納されたヘッドに付された識別符号を読み取る読取手段と、
    前記ヘッド保持手段に保持されているヘッドを前記収納手段に収納されたヘッドと交換するにあたり、ヘッド交換前に前記読取手段によって読み取られた前記識別符号を前記対応関係に照らして前記収納手段に収納されたヘッドのヘッド種類を認識し、ヘッド交換動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を備えた部品装着装置。
  2. 前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後の動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御する、
    請求項1に記載の部品装着装置。
  3. 前記ヘッド保持手段は、前記ヘッドに設けられたノズルを昇降させるノズル昇降機構、前記ヘッドを昇降させるヘッド昇降機構、前記ノズルの圧力を調整する弁を開閉させる開閉機構及び前記ノズルの先端に保持された部品を水平方向から撮影するカメラを昇降させるカメラ昇降機構の少なくとも一つを有し、
    前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持した後の動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段が有する機構の少なくとも一つを制御する、
    請求項1又は2に記載の部品装着装置。
  4. 前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段が交換対象のヘッドを保持するまでの動作を前記認識したヘッド種類に応じて行うよう前記ヘッド保持手段及び前記ヘッド移動手段の少なくとも一方を制御する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の部品装着装置。
  5. 前記ヘッド保持手段は、前記ヘッドに設けられた被係合部材に係合する係合部材を有し、
    前記ヘッドは、前記被係合部材をヘッド種類に応じて異なる高さに備え、
    前記制御手段は、前記ヘッド交換動作のうち少なくとも前記ヘッド保持手段の係合部材が交換対象のヘッドの被係合部材を保持するまでの動作を前記認識したヘッド種類の高さに応じて行うよう前記ヘッド保持手段を制御する、
    請求項4に記載の部品装着装置。
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