JP6257509B2 - 電子機器および電子機器の取り付け構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両などに取り付ける構造を改良した電子機器および電子機器の取り付け構造に関する。
例えば、特許文献1には、車載用の電子機器を車両側に取り付ける従来の取り付け構造が開示されている。この取り付け構造において、電子機器の側面にピンが配設され、ピンの周囲にはゴム系の弾性材からなるブッシュが装着されている。
また、車両側には、一対の支持部材が互いに平行に対向配置されており、これらの支持部材には、車両の前後方向に沿ったフランジが形成されている。
電子機器を車両側に取り付けるにあたり、電子機器をその後部側から支持部材間に挿入して、ブッシュが周囲に装着されたピンを支持部材のフランジ上に載置する。
そして、ピンをフランジ上で摺動させながら電子機器を押し込んで、ピンをフランジの端部に設けた係止部まで移動させる。ピンと係止部が係合すると、電子機器の移動が規制され、この位置が車両側における電子機器の取り付け位置となる。この後、電子機器は、ビス止めなどで上記取り付け位置に固定される。
特開2002−211326号公報
特許文献1に記載の取り付け構造においては、支持部材のフランジが電子機器を車両側の取り付け位置までガイドするガイドレールの役割を持っている。このフランジは、支持部材と一体に形成され、支持部材は、剛性のある金属または樹脂などで形成されている。
これに対してピンの周囲にはゴム系の弾性材で形成されたブッシュが装着されている。このため、特許文献1に記載の取り付け構造は、ピンをガイドレール上で摺動させたときの摩擦抵抗が常に大きく、取り付けの作業性が悪いという課題があった。
なお、上記ピンの代わりに剛性のある樹脂または金属で形成したボスに変更すれば、ガイドレール上でボスを摺動させたときの摩擦抵抗は小さくなる。
しかしながら、ボスと上記係止部との両方が剛性を有しているため、互いの寸法が精度よく形成されていないとボスと係止部が滑らかに係合せず、かえって取り付けの作業性が悪化する可能性がある。
また、ボスと係止部が隙間のある状態で係合する寸法関係であると、両者を容易に係合させることはできるが、振動などが加わる度にがたついてラトル音などの異音が発生する懸念があった。
この発明は、上記のような課題を解決するもので、異音の発生を防止しつつ、取り付けの作業性を向上させた電子機器および電子機器の取り付け構造を得ることを目的とする。
この発明に係る電子機器は、筐体および当該筐体の側面から突出したボス部を備え、電子機器取り付け側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置された第1のレール部と第2のレール部とのうち、第1のレール部においてボス部を摺動させて、第1のレール部と第2のレール部との間にボス部が圧入されるガイド完了位置で電子機器取り付け側に取り付けられる。ボス部は、剛性材で形成されて第1のレール部において摺動される剛性部と、弾性材で形成されてガイド完了位置で第2のレール部に圧接する弾性部とを備える。
この発明によれば、異音の発生を防止しつつ、取り付けの作業性が向上するという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る電子機器を示す図であって、図1(a)は実施の形態1に係る電子機器の斜視図、図1(b)は実施の形態1に係る電子機器の側面図である。 実施の形態1に係る電子機器の取り付け手順を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電子機器の取り付け構造を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る電子機器の取り付け構造を示す図であり、図4(a)は実施の形態3に係る電子機器の取り付け構造の斜視図、図4(b)は実施の形態3に係る電子機器の取り付け構造の側面図、図4(c)は実施の形態3に係る電子機器の取り付け構造の要部の拡大図である。 実施の形態3に係る電子機器の取り付け構造の変形例を示す図であって、図5(a)は変形例1の要部の拡大図、図5(b)は変形例2の要部の拡大図である。 この発明の実施の形態4に係る電子機器を示す図である。 実施の形態4に係る電子機器の取り付け手順を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電子機器1を示す図であり、図1(a)は電子機器1の斜視図、図1(b)は電子機器1の側面図である。
図1において、電子機器1は、この発明における電子機器を車載用の表示装置で具体化したものであり、表示部2の裏面に設けられた筐体3が車両側の取り付け部に収納されて取り付けられる。車両側の取り付け部としては、例えば、車両のダッシュボードに設けた凹部が挙げられる。
ボス部4は、筐体3の側面から突出したボス部であって、剛性部4aおよび弾性部4bから構成される。剛性部4aは、ボス部4のうち、樹脂などの剛性材で形成された部分である。弾性部4bは、ボス部4のうち、ゴムなどの弾性材で形成された部分である。
なお、図1では、筐体3の一方の側面のボス部4を示したが、これに対向する側面にもボス部4は形成されている。
ガイドレール5およびガイドレール6は、車両側の取り付け部に設けられ、図1(b)に示すように、互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置される。
なお、図1では、ガイドレール5およびガイドレール6として、筐体3の一方の側面に対応するもののみを示したが、ガイドレール5およびガイドレール6は、筐体3の両側面に対応して設けられる。
ガイドレール5は、この発明における第1のレール部に相当するものであり、樹脂などの剛性材で形成される。また、ガイドレール5は、車両側の取り付け方向に延びたレールとなっている。ガイドレール5とガイドレール6との間隔が広い側からボス部4をガイドレール5に沿って摺動させていくことで、電子機器1は、車両側の取り付け方向にガイドされる。
ガイドレール6は、この発明における第2のレール部に相当するものであり、樹脂などの剛性材で形成される。また、ガイドレール6は、ガイドレール5に対して傾斜して配置されており、ボス部4がガイド完了位置に到達するまで接触されない。
ガイド完了位置とは、ガイドレール5とガイドレール6との間にボス部4が圧入される位置であり、この位置で電子機器1は車両側の取り付け部に固定される。
例えば、ボス部4がガイド完了位置に達するまで電子機器1を車両側の取り付け方向に挿入してから、筐体3の側面に設けた片部7が車両側のブラケットなどにボルト締結などで固定される。
図2は、実施の形態1に係る電子機器1の取り付け手順を示す図であり、(a)から(d)の順に取り付けが進む。また、手順(a)から(c)には、右図として各手順でのボス部4とガイドレール5,6を拡大して示している。
まず、手順(a)において、ガイドレール5とガイドレール6との間隔が広い側にボス部4を配置してから、電子機器1を、矢印で示す取り付け方向に挿入する。このとき、剛性部4aは、ガイドレール5の側にあり、弾性部4bは、ガイドレール6の側にある。
次に、手順(b)において、ボス部4の剛性部4aをガイドレール5に沿って摺動させて、電子機器1を、矢印で示す取り付け方向にさらに挿入する。
このとき、ボス部4の径方向の寸法よりもガイドレール5とガイドレール6との間隔が広いので、弾性部4bは、ガイドレール6に接触しない。また、ボス部4は、剛性部4aの円弧の接点のみでガイドレール5に接触している。
なお、剛性部4aおよびガイドレール5はともに剛性を有し、この剛性により上記接点の接触が維持される。従って、剛性のガイドレール上で弾性部品を摺動させた場合と比較して、ガイドレール5上で剛性部4aを摺動させたときの摩擦抵抗は格段に減少する。
このように電子機器1は車両側に滑らかに挿入することができるので、取り付けの作業性は向上する。
手順(c)において、電子機器1は、ボス部4のガイド完了位置に達する。
このとき、ガイドレール5とガイドレール6の間隔は、ボス部4の径方向の寸法未満となっており、ボス部4は、ガイドレール5とガイドレール6の間に圧入される。
また、ガイド完了位置において、弾性部4bが弾性変形しながらガイドレール6に圧接するので、ボス部4とガイドレール5およびガイドレール6とが、がたつかずに位置決めされる。これにより、がたつきに起因した異音の発生を防止できる。
ボス部4がガイド完了位置に達してガイドレール5とガイドレール6の間に圧入されると、手順(d)において、電子機器1は、車両側の取り付け部に固定される。
例えば、ガイド完了位置において、筐体3の側面に設けた片部7が、車両側の取り付け部に設けたブラケット8と対向する位置になる。片部7とブラケット8をボルト9で締結することにより、電子機器1は、車両側の取り付け部に固定される。
以上のように、この実施の形態1によれば、電子機器1は、筐体3および筐体3の側面から突出したボス部4を備え、車両側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置されたガイドレール5とガイドレール6のうち、ガイドレール5においてボス部4を摺動させ、ガイドレール5とガイドレール6との間にボス部4が圧入されるガイド完了位置に取り付けられる。ボス部4は、剛性材で形成されてガイドレール5において摺動される剛性部4aと、弾性材で形成されてガイド完了位置でガイドレール6に圧接する弾性部4bとを備える。
ボス部4の剛性部4aを剛性のガイドレール5に沿って摺動させることで、摩擦抵抗が小さく、取り付けの作業性が向上する。
また、ガイド完了位置において、弾性部4bがガイドレール6に圧接してガイドレール5とガイドレール6との間にボス部4が圧入されるので、がたつきが起こらず、ラトル音などの異音の発生も防止できる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る電子機器1Aの取り付け構造を示す図である。図3において、電子機器1Aは、この発明における電子機器を車載用の表示装置で具体化したものであり、実施の形態1と同様に、表示部2の裏面に設けられた筐体3が車両側の取り付け部に収納されて取り付けられる。車両側の取り付け部としては、例えば、車両のダッシュボードに設けた凹部が挙げられる。なお、図3において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
筐体3の側面から突出したボス部4Aは、実施の形態1と異なって、樹脂などで全体が形成された剛性のボス部である。
なお、図3では、筐体3の一方の側面のボス部4Aを示したが、これに対向する側面にもボス部4Aは形成されている。
ガイドレール5およびガイドレール6Aは、車両側の取り付け部に設けられて、実施の形態1と同様に、互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置される。
なお、図3では、ガイドレール5およびガイドレール6Aとして、筐体3の一方の側面に対応するもののみを示したが、ガイドレール5およびガイドレール6Aは、筐体3の両側面に対応して設けられる。
ガイドレール6Aは、この発明における第2のレール部に相当する部材であり、実施の形態1と異なってゴムなどの弾性材で形成されている。また、ガイドレール6Aは、図3に示すようにガイドレール5に対して傾斜して配置されており、ボス部4Aがガイド完了位置に到達するまで接触されない。
電子機器1Aの取り付け手順を説明する。
まず、ガイドレール5とガイドレール6Aとの間隔が広い側にボス部4Aを配置して、電子機器1Aを、ガイドレール5に沿った取り付け方向に挿入する。
ボス部4Aをガイドレール5上で摺動させて、電子機器1Aを、取り付け方向にさらに挿入する。このとき、ボス部4Aおよびガイドレール5はともに剛性を有しているので、ガイドレール5上でボス部4Aを摺動させたときの摩擦抵抗は小さい。
従って、電子機器1Aは車両側に滑らかに挿入することができるので、取り付けの作業性は向上する。
ボス部4Aがガイド完了位置に到達すると、ガイドレール5とガイドレール6Aの間隔は、ボス部4Aの径方向の寸法未満となる。これにより、ボス部4Aは、ガイドレール5とガイドレール6Aの間に圧入される。このとき、弾性のガイドレール6が弾性変形しながらボス部4Aに圧接するので、ボス部4Aとガイドレール5およびガイドレール6Aとはがたつかない。これにより、がたつきに起因した異音の発生を防止できる。
以上のように、この実施の形態2によれば、電子機器1Aの取り付け構造は、電子機器1Aの筐体3の側面から突出したボス部4Aを、車両側に設けられ、互いの対向する間隔が徐々に狭くなるガイドレール5とガイドレール6Aのうち、ガイドレール5において摺動させ、ガイドレール5とガイドレール6Aとの間にボス部4Aが圧入されるガイド完了位置で車両側に取り付ける。この構造において、ガイドレール5は、剛性材で形成され、ガイドレール6Aは、弾性材で形成される。
剛性のボス部4Aを剛性のガイドレール5に沿って摺動させることにより、摩擦抵抗が小さく、取り付けの作業性が向上する。
また、ガイド完了位置において、ボス部4Aはガイドレール5とガイドレール6Aとの間に圧入されるので、がたつきが起こらず、ラトル音などの異音の発生も防止できる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3に係る電子機器1Aの取り付け構造を示す図であり、図4(a)は電子機器1Aの取り付け構造の斜視図、図4(b)は電子機器1Aの取り付け構造の側面図、図4(c)は電子機器1Aの取り付け構造の要部の拡大図である。
なお、図4において、図1および図3と同一の構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。
ガイドレール5Aおよびガイドレール6は、車両側の取り付け部に設けられ、図4(b)に示すように、互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置される。
なお、図4では、ガイドレール5Aおよびガイドレール6として、筐体3の一方の側面に対応するもののみを示したが、ガイドレール5Aおよびガイドレール6は筐体3の両側面に対応して設けられる。
ガイドレール5Aは、この発明における第1のレール部に相当するものであって、樹脂などの剛性材で形成される。また、ガイドレール5Aは、車両側の取り付け方向に延びたレールとなっている。ガイドレール5Aとガイドレール6との間隔が広い側から、ボス部4Aをガイドレール5Aに沿って摺動させることで、電子機器1Aは、車両側の取り付け方向にガイドされる。
また、ガイドレール5Aには、ガイドレール6と対向する部位に凹凸部5A−1が形成されている。凹凸部5A−1は、複数のリブから構成される。
例えば、図4(c)に示すように、各リブは、断面形状がガイドレール6に向けて凸な山形状であり、かつこの山の稜線がガイドレール5Aの長手方向に沿っている。凹凸部5A−1には、これらのリブが並んで形成される。
なお、凹凸部5A−1の複数のリブは、ボス部4Aが圧接したときに凸部が潰れる程度に微細なリブであればよい。
電子機器1Aの取り付け手順を説明する。
まず、ボス部4Aをガイドレール5Aとガイドレール6との間隔が広い側に配置して、電子機器1Aをガイドレール5Aに沿った取り付け方向に挿入する。
電子機器1Aを、ボス部4Aをガイドレール5Aに沿って摺動させて、取り付け方向にさらに挿入する。このとき、ボス部4Aとガイドレール5Aはともに剛性を有しており、ボス部4Aは、凹凸部5A−1におけるリブの稜線のみに接触しているので、ボス部4Aをガイドレール5A上で摺動させたときの摩擦抵抗は小さい。
従って、電子機器1Aは車両側に滑らかに挿入することができるので、取り付けの作業性は向上する。
ボス部4Aがガイド完了位置に到達すると、ガイドレール5Aとガイドレール6の間隔は、ボス部4Aの径方向の寸法未満となる。このとき、ボス部4Aは、凹凸部5A−1のリブを潰してガイドレール5Aとガイドレール6の間に圧入される。
これにより、ボス部4Aとガイドレール5Aおよびガイドレール6とが、がたつかずに位置決めされるので、がたつきに起因した異音の発生を防止できる。
なお、図4では、ボス部4Aを摺動させるガイドレール5Aに凹凸部5A−1を設けた場合を示したが、ガイドレール6のみに凹凸部を設けた構成であってもよい。すなわち、ガイドレール5Aを図1で示したガイドレール5とし、ガイドレール5Aと同様な凹凸部をガイドレール6に設ける。このように構成しても、ガイド完了位置で、ボス部4Aは、ガイドレール6の凹凸部におけるリブを潰してガイドレール5とガイドレール6との間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
図5は、実施の形態3に係る電子機器1Aの取り付け構造の変形例を示す図であって、図5(a)は変形例1の要部の拡大図、図5(b)は変形例2の要部の拡大図である。
図5(a)に示す変形例1は、図4の構成におけるガイドレール6の代わりに、ガイドレール6Bを設けたものである。ガイドレール6Bは、樹脂などの剛性材で形成されており、ガイドレール5Aと対向する部位に凹凸部6B−1が設けられる。
凹凸部6B−1は、凹凸部5A−1と同様に、微細な複数のリブから構成される。
例えば、図5(a)に示すように、各リブは断面形状がガイドレール5Aに向けて凸な山形状であり、かつこの山の稜線がガイドレール6Bの長手方向に沿っている。
凹凸部6B−1には、これらのリブが並んで形成される。
このように構成しても、ガイド完了位置で、ボス部4Aは、ガイドレール5Aの凹凸部5A−1におけるリブおよびガイドレール6Bの凹凸部6B−1におけるリブをそれぞれ潰してガイドレール5Aとガイドレール6Bとの間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
また、図5(b)に示す変形例2は、図4の構成におけるガイドレール5Aの代わりにガイドレール5Bを設けたものである。
ガイドレール5Bは、樹脂などの剛性材で形成されており、ガイド完了位置に対応する部位のみに凹凸部5B−1が設けられる。凹凸部5B−1は、凹凸部5A−1と同様に、微細な複数のリブから構成される。
このように構成しても、ガイド完了位置で、ボス部4Aは、ガイドレール5Bの凹凸部5B−1におけるリブを潰してガイドレール5Bとガイドレール6との間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
なお、ガイドレール6のガイド完了位置に対応する部位のみに凹凸部を設けてもよい。
すなわち、ガイドレール5Bを、図1で示したガイドレール5とし、ガイドレール5Bと同様な凹凸部をガイドレール6に設ける。
このように構成しても、ガイド完了位置で、ボス部4Aは、ガイドレール6の凹凸部のリブを潰してガイドレール間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
また、図5(b)の構成において、ガイドレール6にもガイド完了位置に対応する部位に凹凸部を設けてもよい。このように構成しても、ガイド完了位置でボス部4Aが双方の凹凸部のリブをそれぞれ潰してガイドレール間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
これまでの説明では、凹凸部を微細な複数のリブで構成したが、これに限定されるものではない。例えば、凹凸部は、ガイドレールにローレット加工を施したローレット加工部であってもよい。すなわち、ローレット加工を施すことで、ボス部4Aが圧接したときに潰れる程度に微細な凸部を形成する。
このように構成しても、ボス部4Aは、ローレット加工部の凸部のみに接触するので、ボス部4Aをガイドレール上で摺動させたときの摩擦抵抗は小さく、電子機器1Aは車両側に滑らかに挿入することができる。
また、ガイド完了位置において、ボス部4Aはローレット加工部の凸部を潰してガイドレール間に圧入される。従って、図4の構成と同様な効果を得ることができる。
また、凹凸部は微細な複数のリブおよびローレット加工部以外であってもよい。
すなわち、ガイド完了位置においてボス部4Aが潰すことができる程度に微細な凸部を有する凹凸部であればよい。
さらに、凹凸部がガイドレールに沿った複数のリブである場合を示したが、ガイド完了位置においてボス部4Aが潰すことができれば、凸部が1つのリブであってもよい。
以上のように、この実施の形態3によれば、電子機器1Aの取り付け構造は、電子機器1Aの筐体3の側面から突出したボス部4Aを、車両側に設けられ、互いの対向する間隔が徐々に狭くなるガイドレール5Aとガイドレール6のうち、ガイドレール5Aにおいて摺動させ、ガイドレール5Aとガイドレール6の間にボス部4Aが圧入されるガイド完了位置で車両側に取り付ける。ガイドレール5Aは、ガイドレール6と対向する部位に凹凸部5A−1を備える。
剛性のボス部4Aを剛性のガイドレール5Aに沿って摺動させることにより、摩擦抵抗が小さく、取り付けの作業性が向上する。
また、ガイド完了位置で、ボス部4Aが凹凸部5A−1の凸部を潰してガイドレール間に圧入されるので、ボス部4Aとガイドレールは、がたつかずに位置決めされ、がたつきに起因したラトル音などの異音の発生を防止できる。
また、この実施の形態3によれば、ガイドレール5Bは、ガイド完了位置に対応する部位に凹凸部5B−1が形成される。このように構成しても、上記と同様な効果を得ることができる。
さらに、この実施の形態3によれば、凹凸部5A−1,5B−1,6B−1は、1つまたは複数のリブから構成される。これにより、ガイド完了位置で、ボス部4Aがリブを潰してガイドレール間にがたつきなく圧入される。
さらに、この実施の形態3によれば、凹凸部5A−1,5B−1,6B−1は、ローレット加工を施したローレット加工部である。これにより、ガイド完了位置で、ボス部4Aがローレット加工部の凸部を潰してガイドレール間にがたつきなく圧入される。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4に係る電子機器1Bを示す図であり、右側にボス部4Bを拡大して示している。なお、図6において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。筐体3の側面から突出したボス部4Bは、樹脂などで全体が形成された剛性のボス部であり、リブ4B−1が形成されている。図6では、筐体3の一方の側面のボス部4Bを示したが、これに対向する側面にもボス部4Bは形成されている。
リブ4B−1は、この発明におけるボス部に形成される凹凸部であり、ガイド完了位置でガイドレール6に接触する部位に設けられる。
また、リブ4B−1は、断面形状がガイドレール6に向けて凸な山形状の微細なリブであり、ボス部4Bと一体に形成されて剛性を有している。
図7は、実施の形態4に係る電子機器1Bの取り付け手順を示す図であり、(a)から(b)の順に取り付けが進む。図7(c)は、図7(b)のボス部4Bの拡大図である。
まず、手順(a)において、ボス部4Bをガイドレール5上で摺動させて、電子機器1Bを、ガイドレール5に沿った取り付け方向に挿入する。このとき、ボス部4Bとガイドレール5はともに剛性を有しているので、ガイドレール5上でボス部4Bを摺動させたときの摩擦抵抗は小さい。従って、電子機器1Bは車両側に滑らかに挿入することができるので、取り付けの作業性は向上する。
手順(b)において、電子機器1Bは、ボス部4Bのガイド完了位置に達する。
ガイド完了位置において、ガイドレール5とガイドレール6との間隔は、ボス部4Bの径方向の寸法未満となっており、ボス部4Bは、ガイドレール5とガイドレール6の間に圧入される。このとき、図7(c)に示すようにガイドレール6によってリブ4B−1が潰されるので、ボス部4Bおよびガイドレール5,6は、がたつかずに位置決めされる。これにより、がたつきに起因した異音の発生を防止できる。
なお、この発明におけるボス部に形成される凹凸部は、リブ4B−1に限定されるものではない。例えば、ガイド完了位置でガイドレール6に接触する部位に微細な複数のリブを形成してもよい。また、上記部位にローレット加工を施したローレット加工部であってもよい。このように構成しても、ガイドレール6によって凹凸部の凸部が潰されるので、ボス部4Bおよびガイドレール5,6は、がたつかずに位置決めされる。
また、凹凸部は、微細なリブおよびローレット加工部以外であってもよい。
すなわち、ガイド完了位置において、ガイドレール6が潰すことができる程度に微細な凸部を有する凹凸部であればよい。
以上のように、この実施の形態4によれば、電子機器1Bは、筐体3および筐体3の側面から突出したボス部4Bを備え、車両側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置されたガイドレール5とガイドレール6のうち、ガイドレール5においてボス部4Bを摺動させて、ガイドレール5とガイドレール6との間にボス部4Bが圧入されるガイド完了位置で車両側に取り付けられる。この構成において、ボス部4Bは、ガイド完了位置でガイドレール6に圧接するリブ4B−1を備える。
剛性のボス部4Bを剛性のガイドレール5に沿って摺動させることにより、摩擦抵抗が小さく、取り付けの作業性が向上する。
また、ガイド完了位置において、ガイドレール6がリブ4B−1を潰した状態でボス部4Bがガイドレール間に圧入されるので、ボス部4Bとガイドレールは、がたつかずに位置決めされ、がたつきに起因したラトル音などの異音の発生を防止できる。
なお、実施の形態4の構成を、実施の形態3に組み合わせてもよい。
例えば、実施の形態3で示したボス部4Aを、実施の形態4におけるボス部で置換した構成である。実施の形態4におけるボス部には、ガイド完了位置においてガイドレール6に接触する部位に凹凸部を形成されている。
従って、ガイド完了位置では、ガイドレール6がボス部の凹凸部における凸部を潰し、ボス部がガイドレール5の凹凸部における凸部を潰した状態で、ボス部がガイドレール間に圧入される。これにより、ボス部とガイドレールは、がたつかずに位置決めされる。
また、実施の形態1〜4では、この発明に係る電子機器を、車両側の取り付け部に取り付ける場合を示したが、これに限定されるものではない。
すなわち、電子機器取り付け側は、車両に限らず、鉄道、船舶または航空機などを含む移動体であってもよく、建物の内装であってもよい。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A,1B 電子機器、2 表示部、3 筐体、4,4A,4B ボス部、4a 剛性部、4b 弾性部、4B−1 リブ、5,5A,5B,6,6A,6B ガイドレール、5A−1,5B−1,6B−1 凹凸部、7 片部、8 ブラケット、9 ボルト。

Claims (10)

  1. 筐体および当該筐体の側面から突出したボス部を備え、
    電子機器取り付け側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置された第1のレール部と第2のレール部とのうち、前記第1のレール部において前記ボス部を摺動させて、前記第1のレール部と前記第2のレール部との間に前記ボス部が圧入されるガイド完了位置で前記電子機器取り付け側に取り付けられる電子機器であって、
    前記ボス部は、
    剛性材で形成されて前記第1のレール部において摺動される剛性部と、
    弾性材で形成されて前記ガイド完了位置で前記第2のレール部に圧接する弾性部とを備える電子機器。
  2. 筐体および当該筐体の側面から突出したボス部を備え、
    電子機器取り付け側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置された第1のレール部と第2のレール部とのうち、前記第1のレール部において前記ボス部を摺動させて、前記第1のレール部と前記第2のレール部との間に前記ボス部が圧入されるガイド完了位置で前記電子機器取り付け側に取り付けられる電子機器であって、
    前記ボス部は、
    前記ガイド完了位置で前記第2のレール部に圧接する凹凸部を備える電子機器。
  3. 前記凹凸部は、1つまたは複数のリブから構成されることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記凹凸部は、ローレット加工を施したローレット加工部であることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  5. 電子機器の筐体の側面から突出したボス部を、電子機器取り付け側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置された第1のレール部と第2のレール部とのうち、前記第1のレール部において摺動させて、前記第1のレール部と前記第2のレール部との間に前記ボス部が圧入されるガイド完了位置で前記電子機器取り付け側に取り付ける電子機器の取り付け構造であって、
    前記第1のレール部は、剛性材で形成され、
    前記第2のレール部は、弾性材で形成されていることを特徴とする電子機器の取り付け構造。
  6. 電子機器の筐体の側面から突出したボス部を、電子機器取り付け側に設けられた互いに対向する間隔が徐々に狭くなるように配置された第1のレール部と第2のレール部とのうち、前記第1のレール部において摺動させて、前記第1のレール部と前記第2のレール部との間に前記ボス部が圧入されるガイド完了位置で前記電子機器取り付け側に取り付ける電子機器の取り付け構造であって、
    前記第1のレール部および前記第2のレール部の少なくとも一方は、互いに対向する部位に凹凸部を備える電子機器の取り付け構造。
  7. 前記凹凸部は、前記ガイド完了位置に対応する部位に形成されることを特徴とする請求項6記載の電子機器の取り付け構造。
  8. 前記凹凸部は、1つまたは複数のリブから構成されることを特徴とする請求項6または請求項7記載の電子機器の取り付け構造。
  9. 前記凹凸部は、ローレット加工を施したローレット加工部であることを特徴とする請求項6または請求項7記載の電子機器の取り付け構造。
  10. 前記ボス部は、前記ガイド完了位置で前記第2のレール部に圧接する凹凸部を備えることを特徴とする請求項6または請求項7記載の電子機器の取り付け構造。
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