JPH0421477Y2 - - Google Patents

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JPH0421477Y2
JPH0421477Y2 JP18950587U JP18950587U JPH0421477Y2 JP H0421477 Y2 JPH0421477 Y2 JP H0421477Y2 JP 18950587 U JP18950587 U JP 18950587U JP 18950587 U JP18950587 U JP 18950587U JP H0421477 Y2 JPH0421477 Y2 JP H0421477Y2
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rail
drawer
locking
guide roller
rails
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はキヤビネツトや机などに設けられた引
出しを進退自在に案内するレール構造に関する。
[従来の技術] 特に金属製のキヤビネツトや机などに設けられ
た引出しを進退自在に案内するレール構造は、従
来は第5図乃至第7図に示すように構成されてい
た。レールは左右1対が対称的に設けられてなつ
ているが、図では片側のみを示す。図において、
図示せぬ机やキヤビネツトなどの筐体に固定され
る側の第1のレール1(一般にキヤビネツトメン
バーと称されている)は、断面がほぼコの字状に
形成されており、矢印Aで示す引き出す側(前
側)の一端には第1の案内ローラ2が回転自在に
取り付けられている。またこの第1のレール1の
中間部分の内側には係止ローラ3が設けられてお
り、後側の一端はほぼ直角に内側に折り曲げられ
ており、第1の係止部1aが形成されている。ま
た第1のレール1の下面はさらに上方に直角に折
り曲げられており、第1の案内部1bが形成され
ている。第2のレール4(一般に中間メンバーと
称されている)はそれぞれ断面がほぼコの字状に
形成された2本のレール5,6が開放側を外側に
して一体に固定されてなつている。そして第2の
レール4のうち前記第1のレール1側のレール5
の後端には第2の案内ローラ7が回転自在に取り
付けられており、この第2の案内ローラ7は前記
第1のレール1の下面に形成された第1の案内部
1bによつて案内されている。またレール5の上
面はさらに下方に直角に折り曲げられており、第
2の案内部5aが形成されており、前記第1の案
内ローラ2はこの第2の案内部5aによつて案内
されている。前記レール6の前端には第3の案内
ローラ8が回転自在に取り付けられており、後端
はほぼ直角に内側に折り曲げられていて第2の係
止部6aが形成されている。さらにレール6の前
端上面には切欠部6bが形成されている。第3の
レール9(一般に引出メンバーと称されている)
は図示せぬ引出しの両側面に固定されており、上
面がほぼ直角にキヤビネツト側に折り曲げられて
いる。またこの上面には下方に向つて突起部9a
が形成されており、後端には第4の案内ローラ1
0が回転自在に取り付けられている。そしてこの
第4の案内ローラ10は前記第2のレール4の内
側のレール6に案内され、前記第3の案内ローラ
8は前記第3のレール9に案内されている。
上記のように構成された従来の引出用レール構
造において、引出しを手前に引くと第3のレール
9は第3及び第4の案内ローラ8,10を介して
第2のレール4に対して前方に移動する。更に引
出しを引くと第3の案内ローラ8に第3のレール
9に形成された突起部9aが当接係止され、その
後は第3のレール9と第2のレール4とは一体に
前方に移動する。このとき第2のレール4は第1
及び第2の案内ローラ2,7を介して第1のレー
ル1に対して前方に移動する。そして第2の案内
ローラ7が第1のレール1に固定された係止ロー
ラ3に当接して移動が係止される。引出しを収納
するときは、第2の案内ローラ7が第1の係止部
1aに当接し、第4の案内ローラ10が第2の係
止部6aに当接して停止し収納される。一方引出
しを筐体から取り外すときは、引出しを上方に持
ち上げて第3のレール9の突起部9aを第3の案
内ローラ8上に乗り上げて通過させ、この第3の
案内ローラ8をレール6に形成された切欠部6b
を通して取り外す。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら上記の従来の引出用レール構造に
よると、引出しを筐体に取り付けるとき、又は引
出を一杯に引き出したときに第3のレール9(引
出メンバー)の突起部9aを第2のレール4(中
間メンバー)に取り付けられた第3の案内ローラ
8上に乗り上げさせようとすると、第2のレール
4(中間メンバー)は第1のレール1(キヤビネ
ツトメンバー)に対して後方には移動自在である
ため動いてしまい、操作性が悪く引出の取り付け
又は使用が出来にくいという問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、筐体から引出しを操作性よく容易に取り外す
ことのできる引出用レール構造を提供することを
目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するための構成を、実施例に
対応する図面を参照して説明する。本考案に係る
引出用レール構造は、対向して筐体に固定された
1対の第1のレール1(キヤビネツトメンバー)
と、該第1のレール1にそれぞれ案内ローラ2,
7を介して摺動自在に係合する1対の第2のレー
ル4(中間メンバー)と、該第2のレール4にそ
れぞれ案内ローラ8,10を介して摺動自在に係
合し、引出しの両側に固定された1対の第3のレ
ール9(引出メンバー)と、前記第2のレール4
に設けられた案内ローラ7に当接可能に前記第1
のレール1に取り付けられた係止ローラ3と、前
記第2のレール4に設けられた案内ローラ10に
係合可能に前記第3のレール9に形成された突起
部9aとを具備してなる引出用レール構造におい
て、前記第2のレール4に前記係止ローラ3を弾
性的に挟持する上下1対のバネ板よりなる係止部
材11を設けたことを特徴としている。
[作用] 上記の構成によると、引出しを筐体に取り付け
又は一杯に引き出すとき、第2のレール4(中間
メンバー)を第1のレール1(キヤビネツトメン
バー)に対して前方に移動させると、第2のレー
ル4に設けられた係止部材11により第1のレー
ル1に取り付けられた係止ローラ3が弾性的に挟
持されるので、第2のレール4は第1のレール1
に対してほぼ固定される。従つて第2のレール4
に取り付けられた第3の案内ローラ8に第3のレ
ール9(引出メンバー)に形成された突起部9a
を乗り上げさせるようにして引出しを取り付ける
ときの操作性が安定し、また引出を筐体から一杯
に引き出したときも同様であつて、容易に該作業
を行なわせることができる。
[実施例] 以下、本考案に係る引出用レール構造の一実施
例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図に本考案の一実施例を示す。
図において、第5図乃至第7図に示す従来例と同
一または同等部分には同一符号を付して示す。本
実施例の特徴は第2のレール4(中間メンバー)
に係止部材11を設けた点にあり、他の部分は従
来例と同様であるので説明及び図示を省略する。
係止部材11はバネ鋼などの弾性板により形成さ
れており、ほぼ矩形状の基部11aと、この基部
11aの一端から延設され直角に折り曲げられた
上下1対のバネ板よりなる係合部11bとからな
つている。1対の係合部11b,11bは、その
開放側端部(前端部)が、上下方向に湾曲して縮
径された後先端がハ字状に開かれた形状となつて
いる。前記基部11aの係合部11bと反対側は
ほぼ直角に折り曲げられており、この折曲部11
cをレール5の後端の端面に当接させて、係止部
材11をレール5に固定している。また上記基部
11aの板面には、第2の案内ローラ7が枢支さ
れている。また第2のレール4(中間メンバー)
を第1のレール1(キヤビネツトメンバー)に対
し矢印B方向(前方)に移動したとき、第1のレ
ール1に取り付けられた係止ローラ3を係止部材
11の係合部11bが弾性的に挟持し、移動が係
止されるようになつている。
次に本実施例の作用を説明する。引出しを筐体
から一杯に引き出すときに、引出しを前方(矢印
B方向)に引くとこの引出しに固定されている第
3のレール9(引出メンバー)が前方に移動し、
第3のレール9に形成された突起部9aが第2の
レール4(中間メンバー)の内側のレール6に設
けられた第3の案内ローラ8に当接する。更に引
出しを前方に引くと第1のレール1(キヤビネツ
トメンバー)に対し第2のレール4(中間メンバ
ー)が矢印Bで示す前方に移動し、第2のレール
4(中間メンバー)の外側のレール5に設けられ
た第2の案内ローラ7が第1のレール1(キヤビ
ネツトメンバー)に設けられた係止ローラ3に当
接する。このときこの係止ローラ3は前記レール
5に取付けられた係止部材11の係止部11bに
嵌合保持される。この結果第2のレール4(中間
メンバー)は第1のレール(キヤビネツトメンバ
ー)に対してほぼ固定されて引出しの使用が安定
する。また、取り外された引出しを再び筐体に装
着するときは、第3のレール9の後退に設けられ
た第4の案内ローラ10をレール6に形成された
切欠部6bからレール6内に挿入し、引出しを持
ち上げて突起部9aを第3の案内ローラ8の上部
を乗りこえて後方に移動させ、第4の案内ローラ
10を第2のレール4の内側のレール6の後端に
形成された第2の係止部6aに当接させる。さら
に引出しを後側に押すと第2のレール4は第3の
レール9と一体となつて第1のレール1に対して
矢印Bと反対側に移動する。このとき固定状態に
ある第2のレール4に設けられた係止部材11の
係合部11bは係止ローラ3によつて押し広げら
れ、係止ローラ3から離脱する。そして第2の案
内ローラ7が第1のレール1の後端に形成された
係止部1aに当接して収納が完了する。
本実施例によれば、引出しを筐体に取り付ける
とき、又は一杯に引き出して使用すとき第2のレ
ール4は係止部材11が係止ローラ3に保持され
ることにより第1のレール1にほぼ固定されるの
で、その操作が安定する。
[考案の効果] 上述したように本考案によれば、3段階で引き
出される引出用レールの中間の第2のレールに第
1のレールを設けられた係止ローラを挟持する係
止部材を設けたので、引出しを筐体に取り付ける
とき、又は一杯に引き出して使用すときに、第2
のレールが筐体側の第1のレールにほぼ固定さ
れ、その操作性が著しく向上し容易に該作業をな
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引出用レール構造の一実
施例による要部を示す正面図、第2図は第1図の
X−X線断面図、第3図は第1図の側面図、第4
図は第1図の係止部材を示す斜視図、第5図、第
6図及び第7図はそれぞれ従来の引出用レール構
造を示す正面図、平面図及び側面図である。 1……第1のレール(キヤビネツトメンバー)、
2,7,8,10……案内ローラ、3……係止ロ
ーラ、4……第2のレール(中間メンバー)、9
……第3のレール(引出メンバー)、9a……突
起部、11……係止部材、11b……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向して筐体に固定された1対の第1のレール
    と、該第1のレールにそれぞれ案内ローラを介し
    て摺動自在に係合する1対の第2のレールと、該
    第2のレールにそれぞれ案内ローラを介して摺動
    自在に係合し、引出しの両側に固定された1対の
    第3のレールと、前記第2のレールに設けられた
    案内ローラに当接可能に前記第1のレールに取り
    付けられた係止ローラと、前記第2のレールに設
    けられた案内ローラに係合可能に前記第3のレー
    ルに形成された突起部とを具備してなる引出用レ
    ール構造において、前記第2のレールに前記係止
    ローラを弾性的に挟持する上下1対のバネ板より
    なる係合部を設けたことを特徴とする引出用レー
    ル構造。
JP18950587U 1987-12-15 1987-12-15 Expired JPH0421477Y2 (ja)

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JP18950587U JPH0421477Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15

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JPH0192844U JPH0192844U (ja) 1989-06-19
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JP6257509B2 (ja) * 2014-12-19 2018-01-10 三菱電機株式会社 電子機器および電子機器の取り付け構造

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