JP2001063402A - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

車載用ディスプレイ装置

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JP2001063402A
JP2001063402A JP24637799A JP24637799A JP2001063402A JP 2001063402 A JP2001063402 A JP 2001063402A JP 24637799 A JP24637799 A JP 24637799A JP 24637799 A JP24637799 A JP 24637799A JP 2001063402 A JP2001063402 A JP 2001063402A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ディスプレイ部に外部振動が加わっても振動異
音を発生させない車載用ディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】車載用ディスプレイ装置において、装置の
本体前面両側部に設けられ垂直方向に延在するガイド溝
が形成されたガイド板14と、ディスプレイ部の上部両
側部に設けられガイド溝に係合するガイドピン21と、
ディスプレイ部の下部を回動自在に保持し前後方向へ移
動可能に設けられたスライドトレイ30と、スライドト
レイの底面に設けられ、移動方向に所定の角度をもって
形成された防振溝と、一方の端に回動支点が設けられ他
方の端に防振溝と係合する軸が立設し、スライドトレイ
の移動により回動するテンションレバー40と、テンシ
ョンレバーに係止されピンを防振溝に圧接するように設
けられた弾性部材とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用ディスプレイ
装置に係り詳細にはディスプレイ部の防振構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用ディスプレイ装置を図6お
よび図7を用いて説明する。
【0003】図6は従来の車載用ディスプレイ装置の概
略構成を示す斜視図である。図7は従来の車載用ディス
プレイ装置の概略構成を示す側断面図である。
【0004】80は車載用ディスプレイ装置で、本体部
81と可動式のディスプレイ部90により構成されてい
る。本体部81の前面パネル82には、CDディスク挿
入排出口83やカセットテープ挿入排出口93(図示省
略)等が形成されている。また、前面両側面にはディス
プレイ部90の上部に設けられたガイドピン91が係合
するガイド溝85が形成されたガイド板84が構成され
ている。
【0005】ディスプレイ部90は、画面を見やすい角
度に傾けたりまたはCDディスクやカセットテープ等の
記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部90を
下方前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ
部90の上部両側面にはガイドピン91が設けられ、ガ
イドピン91は本体部81の前面両側面に設けられたガ
イド溝85に係合している。また、ディスプレイ部90
の下部両側部には前後方向へ移動するスライドトレイ8
6に回動支点軸92により回動自在に接続されている。
尚、ガイド板14のガイド溝85は、垂直方向に延在す
るガイド溝85に接続して、ガイドピン91の再導入が
スムーズになるように溝幅が増大する導入部94が下部
前方開口部方向へ形成されている。
【0006】スライドトレイ86は平底溝形状をしてお
り両側面には回動支点軸92が挿通する孔87および前
後方向へ形成された長孔88が形成されており、長孔8
8は2本のガイド軸89により上下方向の位置規制がさ
れている。また、スライドトレイ86は、引張コイルば
ね95により後方へ付勢して、ディスプレイ部90に発
生するガタを防止するようになっている。尚、スライド
トレイ86はモータ駆動機構(図示省略)に接続され釦
操作により前後方向へ移動する。
【0007】次に、ディスプレイ部の動作について説明
する。
【0008】ディスプレイ部90を最も見やすい角度に
傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等の記
録媒体の挿排を行うためにディスプレイ部90を傾斜さ
せる必要がある。それには、押釦を操作してスライドト
レイ86を前方へ移動させる。スライドトレイ86が前
方へ移動すると、ディスプレイ部90の下部がスライド
トレイ86と一緒に前方の方へ移動する。そして、ディ
スプレイ部90の下部が前方へ移動すると、ディスプレ
イ部90の上部両側面に設けられたガイドピン91がガ
イド溝85に沿って下方向へ移動しディスプレイ部90
が傾斜する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の車載用
ディスプレイ装置80では、車の走行等による外部振動
により発生する振動異音を防止する対策として、ディス
プレイ部90の駆動機構部に構成されるスライドトレイ
86を引張コイルばね95により後方へ付勢して、ディ
スプレイ部90に発生するガタを防止する構造になって
いる。しかし、スライドトレイ86の移動距離の違いに
より引張コイルばね95の引張力(反発力)が大きく変
化するので、力のバランスが崩れ駆動機構部(ディスプ
レイ部90の動き)の動作フィーリングが悪くなると共
に全長の長いばねを必要とするので、採用するばねの選
択が困難となる。また、駆動機構部の駆動力は最大の引
張力に対応して設定するので、必要以上の大きさの動力
源が必要となり無駄が発生するおそれがある。その他
に、引張コイルばね95の長さの変化(短縮時と延伸
時)が大きいので、引張コイルばね95を設けるスペー
スの確保が必要となりスペース効率が悪くなる。
【0010】本発明は上述の問題を解決するもので、車
の走行等による外部振動が車載用ディスプレイ装置に加
わっても、ディスプレイ部の保持部および角度変換用の
駆動機構部等から振動異音を発生させない車載用ディス
プレイ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するもので、ディスプレイ部の角度が変位可能な車載
用ディスプレイ装置において、前記ディスプレイ部の下
部を回動自在に保持し前後方向へ移動可能に設けられた
スライドトレイと、前記スライドトレイの平面部分に設
けられ、該スライドトレイの移動軸線方向に所定の角度
をもって形成された防振溝と、一方の端に回動支点が設
けられ他方の端に前記防振溝と係合する軸が立設し、前
記スライドトレイの移動により回動するテンションレバ
ーと、前記テンションレバーに係止され前記ピンを前記
防振溝に圧接するように設けられた弾性部材とからなる
ことを特徴とするものである。
【0012】また、前記防振溝は、前記スライドトレイ
の前方から後方に向けて該スライドトレイの移動軸線に
対し所定の角度をもって形成された前方傾斜溝と、前記
前方傾斜溝の後端部に接続され前記移動軸線方向に平行
に形成された前後溝と、前記前後溝の後端部に接続され
前記前方傾斜溝と同じ向きに所定の角度をもって形成さ
れた後方傾斜溝とからなることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、前記軸には、ベアリングが用いられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図
1、図2、図3および図4を用いて説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施の形態に係る車
載用ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図である。
図2は本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディスプ
レイ装置の概略構成を示す側断面図である。図3は本発
明の第1の実施の形態に係るスライドトレイの概略構成
図で、(a)は平面図、(b)はA矢視図である。図4
は本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ部とス
ライドトレイとの関係を示す概略側面図である。
【0016】10は車載用ディスプレイ装置で、本体部
11と可動式のディスプレイ部20により構成されてい
る。本体部11の前面パネル12にはCDディスク挿入
排出口13やカセットテープ挿入排出口17等が形成さ
れ、その他に操作用の押釦(図示省略)が設けられてい
る。また、本体部11の前面両側部には、垂直方向に延
在するガイド溝15が形成されたガイド板14が設けら
れている。
【0017】ディスプレイ部20は、画面を見やすい角
度に傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等
の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部20
を下方前方へ移動させる構造になっている。ディスプレ
イ部20の上部両側面には、ガイドピン21が設けら
れ、ガイドピン21は本体部11の前面両側面に設けら
れたガイド板14のガイド溝15に係合している。ま
た、ディスプレイ部20の下部両側部は、前後方向へ移
動するスライドトレイ30に回動支点軸22により回動
自在に接続している。尚、ガイド板14のガイド溝15
は、垂直方向に延在するガイド溝15に接続して、ガイ
ドピン21の再導入がスムーズになるように溝幅が増大
する導入部16が下部前方開口部方向へ形成されてい
る。
【0018】スライドトレイ30は、平底溝形状をして
おり両側面にはディスプレイ部20の下部に設けられた
回動支点軸22が挿通する孔31、および前後方向へ形
成された長孔32等が形成されており、長孔32は2本
のガイド軸33により上下方向の位置規制がされてい
る。また、スライドトレイ30の平面部分である底面3
4には、スライドトレイ30の移動中心軸線に対して所
定(スライドトレイ30の前端部の、テンションレバー
40の回動支点41側を始点とし、移動中心軸線方向の
後方へ傾斜)の角度(θ1)をもって形成された前方傾
斜溝35と、前方傾斜溝35の終端部に接続し移動中心
軸線方向に平行に形成された前後溝36と、前後溝36
の終端部に接続し移動中心軸線に対して所定(前方傾斜
溝35と同じ傾斜方向で、テンションレバー40と反対
側の方向へ傾斜)の角度(θ2)をもって形成された後
方傾斜溝37とからなる防振溝38が形成されている。
【0019】前方傾斜溝35部は、ディスプレイ部20
を通常使用角度範囲(視認角度)に傾ける範囲に対応し
た部分で、最も振動に対するガタ止めが必要な範囲であ
り、角度(θ1)が大きくなるとガタ止め効果は上が
る。しかし、角度(θ1)が大きくなると、スライドト
レイ30を移動させる駆動力を大きくする必要があるの
で、駆動力をできるだけ小さくするためには角度(θ
1)と引張コイルばね50の弾性力との兼ね合いにより
ガタ止めに最も適した角度(θ1)に設定する。
【0020】前後溝36部は、カセットテープ等の記録
媒体を挿入、排出するために挿入排出口を出現させるた
めに、ディスプレイ部20を水平方向へさらに傾けるた
めの範囲に相当する部分で、振動に対するガタ止めおよ
びディスプレイ部20を元の垂直状態の方向へ戻す力
(スライドトレイ30を後方へ引っ張る力)がともに不
要な範囲であり、後述する引張コイルばね50の変形が
なく一定の引張力が保持される。つまりこの範囲では引
張コイルばね50の長さは変化せず、これによって引張
コイルばね50の長さ全体の変化量を抑えることができ
る。
【0021】後方傾斜溝37部は、ディスプレイ部20
を水平状態から元の垂直状態の方向へ戻す力(スライド
トレイ30を後方へ引っ張る力)を補助する範囲であ
る。この範囲では引張コイルばね50が最も変形し引張
力が強くなるので、スライドトレイ30を後方へ引っ張
る力が強くなる。その結果、ディスプレイ部20を水平
状態から元の垂直状態の方向へ戻す力を補助することが
できる。尚、スライドトレイ30は、モータ駆動機構
(図示省略)に接続されており押釦操作により前後方向
へ移動する。
【0022】このように前方傾斜溝35と後方傾斜溝3
7を前後方向に対して斜めに形成することで、軸42が
矢印P方向だけでなく後方向に対してもテンションがか
かるようにしている。従って、後方向に対してもテンシ
ョンを大きくしたい場合は、角度(θ1)、(θ2)を
大きくし、引張コイルばね50の引張力を強くすればよ
い。尚、後方向へテンションを加えるのはディスプレイ
部20を後側の機器に押しつけておくことでディスプレ
イ部20を安定させ、ディスプレイ部20に対する操作
釦の押圧フィーリングを向上させるためにある。
【0023】テンションレバー40は、板形状をしてお
り一方の端に回動支点41が設けられ、本体部11の底
部18(図示下方)に回動自在に固定されている。他方
の端には防振溝38と係合する軸42(固定された軸に
ベアリングが挿入されている)が立設しており、先端部
にはテンションレバー40を矢印P方向へ付勢する引張
コイルばね50(弾性部材に相当)を係止する係止部4
3が形成されている。尚、テンションレバー40は、ス
ライドトレイ30の前後方向の移動に追従し、防振溝3
8に係合した軸42を防振溝38の側面(矢印P方向)
に圧接させた状態で回動支点41を中心に回動する。
【0024】引張コイルばね50は、一方の端がテンシ
ョンレバー40の係止部43に係止し、他方の端はスラ
イドトレイ30の外側に構成される本体部11の底部1
8(図示下方)に固定されており、軸42が前方傾斜溝
35の図中左端にある場合にばね力が最も小さく(この
時のばね力は0ではなく所定のテンションを加えてい
る)、後方傾斜溝37の図中右端にある場合にそのばね
力が最も大きくなるように設定されている。
【0025】次に、ディスプレイ部の動作について説明
する。
【0026】ディスプレイ部20を垂直状態から最も見
やすい角度に傾けて固定するには、スライドトレイ30
を前方へ移動させることにより、ディスプレイ部20の
下部がスライドトレイ30と一緒に前方の方へ移動す
る。スライドトレイ30が移動することにより、スライ
ドトレイ30に形成された防振溝38の前方傾斜溝35
に係合したテンションレバー40の軸42が、前方傾斜
溝35の端面に圧接した状態で中心方向へ移動するが、
矢印P方向へ引張コイルばね50により付勢されている
ので、スライドトレイ30に矢印P方向と後方の2方向
へテンションが加わりディスプレイ部20を所望する角
度に固定する。そして振動によるガタ止めが行われる。
【0027】また、CDディスクやカセットテープ等の
記録媒体の挿排を行うために挿入排出口を出現させるに
は、スライドトレイ30を前方へさらに移動させ、ディ
スプレイ部20を傾斜させることになるが、この範囲に
相当する防振溝38の前後溝36部は、振動によるガタ
止めを必要としないので、テンションレバー40の軸4
2は矢印P方向にのみ一定のテンションが加わった状態
で移動する。
【0028】ディスプレイ部20を水平状態(完全OP
EN状態)にするには、スライドトレイ30を前方へさ
らに移動させ、ディスプレイ部20を傾斜させることに
なるが、この範囲に相当する防振溝38の後方傾斜溝3
7に係合したテンションレバー40の軸42が、後方傾
斜溝37に沿って前後溝36の中心から離れる方向(図
示上方)へ移動するが、矢印P方向へ引張コイルばね5
0により付勢されているので、スライドトレイ30に矢
印P方向と後方の2方向へ最も大きいテンションが加わ
る。この状態からディスプレイ部20を元の垂直の状態
に戻すには、モータ駆動機構(図示省略)を逆方向に駆
動させ、スライドトレイ30を後方へ移動させるが、ス
ライドトレイ30を後方へ移動させる方向に最も大きな
テンションが加わっているので、ディスプレイ部20を
元の垂直の状態に戻す力を補助することになる。
【0029】以上説明したように第1の実施の形態に係
る車載用ディスプレイ装置によれば、スライドトレイ3
0に防振溝38を形成し、その防振溝38にテンション
レバー40の軸42を常に圧接した状態で保持している
ので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった場
合でも、ディスプレイ部の保持部および角度変換(調
整)用の駆動機構部等から振動異音が発生するのを防止
することができる。
【0030】また、防振溝38にはディスプレイ部20
の傾斜角度範囲および姿勢に応じて必要なテンションが
加わるように、前方傾斜溝35部(通常使用角度範
囲)、前後溝36部(記録媒体の挿入、排出時)および
後方傾斜溝37部(ディスプレイ部20を垂直方向の元
の状態へ戻す時)とに分け、テンションの強さを調整し
て形成しているので、ディスプレイ部20を回動させる
駆動力を最小必要限度に抑えることができる。また、防
振溝38に係合する軸42にベアリングを用いることに
よりスライドトレイ30が移動時の接触抵抗を小さくす
ることができるので駆動部の小型化が可能となり省スペ
ース化が図れる。
【0031】その他に、本実施の形態に係る車載用ディ
スプレイ装置によれば構造が簡単で、振動による振動異
音の発生防止効果が優れているので品質の向上とコスト
低減を図ることができる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態を図5を
用いて説明する。
【0033】図5は本発明の第2の実施の形態に係るス
ライドトレイの概略構成図で、(a)は平面図、(b)
はB矢視図である。尚、第2の実施の形態は第1の実施
の形態の一部を変更したもので、その他については第1
の実施の形態と略同じであるので同じ構成については同
じ符号を付し説明を省略する。
【0034】スライドトレイ60は、平底溝形状をして
おり両側面にはディスプレイ部20の下部に設けられた
回動支点軸22が挿通する孔61、および前後方向へ形
成された長孔62等が形成されており、長孔62は2本
のガイド軸63により上下方向の位置規制がされてい
る。また、底面64には、スライドトレイ60の移動中
心軸線に対して所定(スライドトレイ60の前端部の、
テンションレバー40の回動支点41側を始点とし、移
動中心軸線方向の後方へ傾斜)の角度(θ1)をもって
形成された前方傾斜溝65と、前方傾斜溝65の終端部
に接続し移動軸線方向に形成された前後溝66とからな
る防振溝67が形成されている。
【0035】前方傾斜溝65部は、ディスプレイ部20
を通常使用角度範囲(視認角度)に傾ける範囲に対応し
た部分で、最も振動に対するガタ止めが必要な範囲であ
り、角度(θ1)が大きくなるとガタ止め効果はある。
しかし、角度(θ1)が大きくなると、スライドトレイ
60を移動させる駆動力を大きくする必要があるので、
駆動力をできるだけ小さくするために角度(θ1)と引
張コイルばね50の弾性力との兼ね合いによりガタ止め
に最も適した角度(θ1)に設定する。
【0036】前後溝66部は、カセットテープ等の記録
媒体を挿入、排出するために挿入排出口を出現させるた
めに、ディスプレイ部20を水平方向へさらに傾けるた
めの範囲に相当する部分で、最も振動に対するガタ止め
が不要な範囲である。尚、スライドトレイ60は、モー
タ駆動機構(図示省略)に接続されており押釦操作によ
り前後方向へ移動する。
【0037】以上説明したように第2の実施の形態に係
る車載用ディスプレイ装置においても、スライドトレイ
60に防振溝67を形成し、その防振溝67にテンショ
ンレバー40の軸42を常に圧接した状態で保持してい
るので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった
場合でも、ディスプレイ部の保持部および角度変換(調
整)用の駆動機構部等から振動異音が発生するのを防止
することができる。
【0038】また、防振溝67が前方傾斜溝65と前後
溝66により形成されているので、テンションレバー4
0の回動角度が小さくなり、短い引張コイルばね50の
使用が可能となると共に引張コイルばね50の弾性限界
内の使用が容易となる。
【0039】尚、未実施の形態に限らず仕様に応じて防
止溝67の形状を変更するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
の走行等による外部振動が車載用ディスプレイ装置に加
わっても、ディスプレイ部の保持部および角度変換用の
駆動機構部等から振動による振動異音が発生するのを防
止することができると共に全長の短いばねでスライドト
レイのストローク全体にテンションを加えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディス
プレイ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディス
プレイ装置の概略構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るスライドトレ
イの概略構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るディスプレイ
部とスライドトレイとの関係を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るスライドトレ
イの概略構成を示す図である。
【図6】従来の車載用ディスプレイ装置の概略構成を示
す斜視図である。
【図7】従来の車載用ディスプレイ装置の概略構成を示
す側断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・車載用ディスプレイ装置 11・・・・・本体部 12・・・・・前面パネル 13・・・・・CDディスク挿入排出口 14・・・・・ガイド板 15・・・・・ガイド溝 16・・・・・導入部 17・・・・・カセットテープ挿入排出口 18・・・・・底部 20・・・・・ディスプレイ部 21・・・・・ガイドピン 22・・・・・回動支点軸 30,60・・スライドトレイ 31,61・・孔 32,62・・長孔 33,63・・ガイド軸 34,64・・底面 35,65・・前方傾斜溝 36,66・・前後溝 37・・・・・後方傾斜溝 38,67・・防振溝 40・・・・・テンションレバー 41・・・・・回動支点 42・・・・・軸 43・・・・・係止部 50・・・・・引張コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 581 H04N 5/64 581K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ部の角度が変位可能な車載
    用ディスプレイ装置において、 前記ディスプレイ部の下部を回動自在に保持し前後方向
    へ移動可能に設けられたスライドトレイと、 前記スライドトレイの平面部分に設けられ、該スライド
    トレイの移動軸線方向に所定の角度をもって形成された
    防振溝と、 一方の端に回動支点が設けられ他方の端に前記防振溝と
    係合する軸が立設し、前記スライドトレイの移動により
    回動するテンションレバーと、 前記テンションレバーに係止され前記ピンを前記防振溝
    に圧接するように設けられた弾性部材とからなることを
    特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記防振溝は、前記スライドトレイの前
    方から後方に向けて該スライドトレイの移動軸線に対し
    所定の角度をもって形成された前方傾斜溝と、 前記前方傾斜溝の後端部に接続され前記移動軸線方向に
    平行に形成された前後溝と、 前記前後溝の後端部に接続され前記前方傾斜溝と同じ向
    きに所定の角度をもって形成された後方傾斜溝とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の車載用ディスプレイ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記軸には、ベアリングが用いられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車載用ディスプレイ
    装置。
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