JP6256004B2 - 口栓 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ等の印刷装置に用いるインクカートリッジや、医療用途に用いる輸液容器等、取り出し用の中空針を突き刺して内容液を注出して使用する液体容器の口栓に関する。
ゴム膜を用いた口栓に中空針を刺して内容液を注出する液体容器は、古くから医療用の点滴容器として広く用いられて来た。しかしこれらの用途においては、容器が使い捨てであるため、針を何度も抜き差しすることはなかった。また内容液も無色透明の場合が多く、多少の液漏れがあったとしても大きな問題とはならなかった。
プリンタ等の印刷装置に用いるインクカートリッジ等の用途においては、インクの種類を変更するために注出用の針を何度も抜き差しして使用する場合があった。またインクが少しでも漏れると周囲を汚すことになる。そのため、複数回針を抜き差ししてもインク漏れが生じない口栓が必要とされる。
この問題を解決するため、口栓部に、口栓部の口径よりも大きな口径のゴム栓を特殊な装置を用いて圧入する方法があった。しかし、圧入に際して特殊な装置が必要になるという問題に加えて、圧入に当って潤滑剤の塗布が必要であった。そのため、潤滑剤の洗浄工程が煩雑であるという問題があった。
特許文献1に記載されたスパウトは、上記の課題を解決するためのスパウトである。このスパウトでは、筒状の口部内に外径がわずかに小さい弾性体を挿入した後、この弾性体を押圧する突起状の押圧部を備えた冠部を圧着して、弾性体に圧力を加える。
特許文献1に記載されたスパウトは、筒状の口部に設けた孔の外側から、内部の弾性体に向けて、突起状の押圧部を突出させるように冠部を被着する必要があった。よって、冠部の被着は容易ではなかった。
特許文献2に記載されたスパウトは、この冠部(冠体)の被着を容易にするためのスパウトである。このスパウトでは、口部の周壁部の外周面に沿って冠体を摺動可能に案内するテーパ部と、冠体の弾性変形を可能にするスリットが、口部に設けられている。
特許文献2に記載されたスパウトでは、弾性体に圧力を加える方法として、冠体の中央部に設けた突起を軸方向に押圧することにより、弾性体を径方向に広げる。これにより、口部の内周面から押圧力を作用させるようになっている。
このため、スパウトの口径が小さくなった場合、口径の小さい弾性体では押圧力が十分に働かず、内容液が漏れ出す等の問題が生じることがあった。
特許文献3に記載されたスパウトは、この問題を解決するためのスパウトである。このスパウトでは、口部に封入される弾性体を口部の内部空間より大きい形状にする。さらに、冠体を口部に被着した際、口部に封入された弾性体が全周に亘って圧接されるように抽出方向に対して傾斜した傾斜面を冠体の内面に形成している。
特許文献3に記載されたスパウトは、弾性体に対して全周面から圧力をかける構造としたことにより、液漏れの問題を解決している。
特開平7−33178号公報 特許第2706632号公報 特開2006−341914号公報
特許文献1〜3に記載されたスパウトは、いずれも冠体を強制的に圧入することによって弾性体に対して圧力を加える。しかしながら、冠体の圧入は、口栓本体の軸方向に沿って行われるから、さまざまな工夫を施したとしても、弾性体が軸方向に圧縮されることは避けられない。
軸方向に圧縮された弾性体は、同じ軸方向に針を突き刺す時の抵抗を不必要に大きくすることになり、その結果、最初に針を突き刺す時に、針を突き刺し難いという問題を生じる。
また、さらなる問題は、一旦刺した針を抜去する際に、針によって形成された孔部に侵入した液が、引抜かれる針の後を追って飛び出すいわゆる液はねの現象が起ることである。特に特許文献3に記載されたスパウトにおいては、弾性体が全方向から均一に圧縮されているため、特にこの傾向が強かった。
本発明の解決しようとする課題は、針を容易に挿入することができ、また針を抜去する際の液はね現象を防止することができる口栓を提供することである。
本発明の一側面に係る口栓は、液体を収納する容器の口栓であって、口栓本体と、口栓本体に嵌合する蓋体と、口栓本体に収納され、注出用の針によって穿孔可能な円柱形状の弾性体とを備え、口栓本体は、弾性体を収納する弾性体収納部と、弾性体収納部に連通する導液路と、弾性体収納部に面する内壁面に形成されて、軸方向に延びる複数の縦リブと、複数の縦リブ同士の間に形成されて、それぞれ軸方向に延びる溝部とを有し、複数の縦リブの頂点を通る円の直径は、弾性体の直径よりも小さいことを特徴とする。
この口栓において、口栓の封止部材である弾性体は円柱形状である。弾性体を収納する口栓本体の弾性体収納部に面する内壁面に、軸方向に延びる複数の縦リブが形成される。複数の縦リブ同士の間には、それぞれ軸方向に延びる溝部が形成される。よって、弾性体を軸方向に挿入しやすく、また弾性体が軸方向に圧縮されることが少なくて済む。この結果、弾性体に対して容易に針を挿入することができる。また、複数の縦リブの頂点を通る円の直径は、円柱形状の弾性体の直径よりも小さい。よって、軸方向と直交する方向において、弾性体に適度の圧縮応力が加わる。よって、針を抜去した際の液はね現象が防止される。
複数の縦リブのそれぞれが内壁面から径方向に突出する長さは、軸方向において一定であってもよい。
この場合、軸方向と直交する方向において弾性体に加わる圧縮応力は、軸方向において略一定となる。よって、針の位置が変化しても、針が弾性体から受ける圧縮応力は略一定である。したがって、針が曲がることがなく、針を軸方向にスムーズに案内することができる。
弾性体収納部に収容された弾性体と溝部との間には、軸方向に延びる隙間が形成されてもよい。
この場合、隙間が形成されることにより、隙間と弾性体の軸線との間の領域において、弾性体に対して軸方向に加わる圧縮応力が小さくなる。よって、針をより一層スムーズに挿入することができる。
縦リブの軸方向に垂直な断面形状は半円形であり、口栓本体は、弾性体収納部の開口部においてテーパー形状を有してもよい。
この場合、縦リブの軸方向に垂直な断面形状が半円形であり、口栓本体は、弾性体収納部の開口部においてテーパー形状を有するので、弾性体を容易に挿入できる。
弾性体の直径は、複数の縦リブの頂点を通る円筒の直径よりも大きく、溝部の底面を通る円筒の直径よりも小さくてもよい。
この場合、円柱形状の弾性体の直径は、複数の縦リブの頂点を通る円筒の直径よりも大きく、溝部の底面を通る円筒の直径よりも小さい。よって、弾性体を弾性体収納部に挿入する際に、弾性体をさらに容易に挿入可能であり、また弾性体への加圧効果も十分期待できる。
蓋体は、弾性体を保持するための弾性体保持部と、弾性体保持部の中心部に形成されて、針が貫通する貫通部とを有し、貫通部には、針によって穿孔される保護板が設けられてもよい。
この場合、蓋体の貫通部には、保護板が設けられるため、弾性体にほこり等が付着することを防止することができる。さらに、容器が未使用であることの証明にもなる。
弾性体収納部と導液路との間には、封止板が設けられてもよい。
この場合、口栓本体の弾性体収納部との間に封止板が設けられるため、容器の保存時に弾性体と内容液とが長期間接触することが防止され、弾性体と内容液との両方が変質することが防止される。
口栓本体は、容器本体を溶着するための溶着部を有してもよい。
この場合、口栓本体が、容器本体を溶着するための溶着部を有するため、容器本体として袋状の容器を選択することが可能となり、さまざまな用途に展開することが可能となる。
弾性体は、頭部につば部を有し、つば部の肩部のコーナーは面取りされてもよい。
この場合、円柱形状の弾性体が、頭部につば部を有し、つば部の肩部のコーナーは面取りされているため、口栓本体に弾性体を容易に挿入することができる。さらに、口栓本体に蓋体を容易に装着することができる。また液漏れが防止される。
蓋体は、下端部内面において、口栓本体に設けられた嵌合溝に嵌合する嵌合突起を有してもよい。
この場合、蓋体が、下端部内面に、口栓本体に設けられた嵌合溝に嵌合する嵌合突起を有する構造である。よって、口栓の組立工程において、口栓本体に蓋体を上から圧入するだけの簡単な操作により、口栓を組立てることができる。
本発明の一側面に係る口栓によれば、針を容易に挿入することができ、また針を抜去する際の液はね現象を防止することができる。
図1は、本発明に係る口栓の基本的な実施態様を示す断面図である。 図2は、図1に示した口栓の口栓本体を示す平面図である。 図3は、図1に示した口栓を示す正面図である。 図4は、図1に示した口栓を示す底面図である。 図5は、本発明に係る口栓の他の実施態様を示す断面図である。 図6は、図5に示した口栓の口栓本体を示す平面図である。 図7は、図5に示した口栓の弾性体を示す模式図であり、(a)は横から見た弾性体を示し、(b)は上から見た弾性体を示す。 図8は、図1に示した口栓を容器本体に取付けた状態を示す模式図である。 図9(a)は、図8に示した容器本体をカートリッジに収納した状態を示す平面図、図9(b)は、図9(a)のIXB−IXB線に沿う断面図である。 図10(a)は、図10(b)のXA−XA線に沿う断面図、図10(b)は、図1に示した口栓における圧縮部を示す縦断面図である。 図11(a)は、図11(b)のXIA−XIA線に沿う断面図、図11(b)は、図1に示した口栓に針が挿入された状態を示す縦断面図である。 図12(a)は、図12(b)のXIIA−XIIA線に沿う断面図、図12(b)は、図11(b)の状態から少し針を抜いた状態を示す縦断面図である。 図13(a)は、図13(b)のXIIIA−XIIIA線に沿う断面図、図13(b)は、図12(b)の状態から更に針を抜いた状態を示す縦断面図である。 図14(a)は、図14(b)のXIVA−XIVA線に沿う断面図、図14(b)は、針を抜去した状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る口栓の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る口栓1の基本的な実施態様を示す断面図である。また図2は、図1に示した口栓の口栓本体2を示す平面図である。また図3は、図1に示した口栓を示す正面図である。また図4は、図1に示した口栓を示す底面図である。図8は、図1に示した口栓を袋(パウチ)状の容器本体に取付けた状態を示す模式図である。以下これらの図を参照しながら説明する。
口栓1は、液体を収納する容器の口栓であって、口栓本体2と、口栓本体に嵌合する蓋体3と、口栓本体に収納され、注出用の針30によって穿孔可能な円柱形状の弾性体4とを有する。
口栓本体2は、弾性体4を収納する空間である弾性体収納部5と、弾性体収納部に連通する導液路6とを有する。蓋体3は、弾性体4を保持するための弾性体保持部7と、弾性体保持部の中心部に形成されて、注出用の針30が貫通する貫通部8とを有する。
弾性体収納部5に面する口栓本体2の内壁面には、軸方向に延びる複数の縦リブ9が形成されている。「軸方向」は、弾性体収納部5または弾性体4の軸線方向を意味する。複数の縦リブ9同士の間には、それぞれ軸方向に延びる複数の溝部9gが形成されている。各縦リブ9は、軸方向に平行である。各溝部9gは、軸方向に平行である。図1に示した実施態様においては、口栓本体2の内壁面には、8本の縦リブ9とそれぞれの間に形成された8本の溝部9gが設けられている。
複数の縦リブ9は、周方向において等間隔に形成されている。各縦リブ9の軸方向に垂直な断面形状は、半円形である。各縦リブ9の軸方向に垂直な断面形状は、他の形状であってもよい。各縦リブ9の軸方向に垂直な断面形状は、例えば台形状であってもよい。口栓本体2は、弾性体収納部5の開口部においてテーパー形状を有している。各縦リブ9の形状は同一である。各縦リブ9が内壁面から径方向に突出する長さ(すなわち突出幅)は、同一である。各縦リブ9が内壁面から径方向に突出する長さ(すなわち突出幅)は、軸方向において一定である。
複数の縦リブ9の頂点を通る円筒9cの直径は、円柱形状の弾性体4の直径よりも小さい。以上説明した構成を有する複数の縦リブ9により、弾性体4に針30が突き刺された際に、針30に対して直進性が与えられる。
弾性体4は、基本的に円柱形状であるが、円柱形状と同等の効果を奏し得る多角柱状であってもよい。弾性体4は、口栓本体2に設けられた弾性体収納部5に収納される。弾性体収納部5への挿入を容易にするため、弾性体4の下端部は、アール形状とするのが良い(図7(a)参照)。弾性体4の直径は、複数の縦リブ9の頂点を通る円筒9cの直径よりも大きい。
弾性体4の直径は、複数の縦リブ9の頂点を通る円筒9cの直径よりも大きいが、溝部9g底面を通る円筒の直径よりは小さい。これにより、弾性体4を口栓本体2の弾性体収納部5に挿入するのがさらに容易になる。
弾性体4は、口栓本体2の弾性体収納部5の上部から下に向って挿入される。挿入開始時には、弾性体4の直径が、弾性体収納部5の内径と等しいか、わずかに大きい程度であるので、容易に挿入できる。
弾性体4の先端部が口栓本体2の内壁面に設けられた縦リブ9に接触した状態になった後、弾性体4を一気に押し込むことにより、弾性体4の挿入が完了する。なお弾性体4の挿入に当っては、弾性体4の上から蓋体3を被せた状態で、弾性体4と蓋体3とを同時に口栓本体2に装着することもできる。
弾性体4の材質としては、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等が一般的に使用されるが、これらに限定されるものではない。
口栓本体2および蓋体3の材質としては、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(L−LDPE)等が一般的に使用されるが、これら以外にも、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等、内容液の性質に応じて適宜選択される。
次に蓋体3について説明する。蓋体3は、弾性体4が脱落しないように、弾性体4を保持する機能を有する。蓋体3は、弾性体4を保持するための弾性体保持部7と、弾性体保持部の中心部に形成されて、注出用の針30が貫通する貫通部8とを有している。
図1に示した実施態様においては、貫通部8は蓋体3の中央部に形成された貫通孔である。弾性体4が外部に露出することを嫌う場合には、貫通孔とせず薄肉の板状または膜状にしても良い。また別の保護部品、例えば丸く切り抜いたアルミ箔などを弾性体4の上に載置しても良い。
蓋体3を口栓本体2に取り付ける方法は、特に限定されない。図1に示した実施態様においては、蓋体3の下端部内面に設けた嵌合突起15を口栓本体2に設けた嵌合溝14に嵌合させて固定している。この嵌合突起15は、全周に亘って連続した環状であるが、必ずしも全周に亘って連続している必要はない。円周の数カ所に設けた爪状の構造でも良いし、蓋体3の内周と口栓本体2の首部分の外周に互いに螺合するねじを設けても良い。口栓本体2に取り付けられた蓋体3は、口栓本体2に対して圧接される。蓋体3は、弾性体4に対して圧接されない。これにより、弾性体4に対して軸方向の圧縮応力が加わり難くなっている。
次に、図10を参照して、弾性体4が口栓本体2に収納された状態について説明する。
弾性体4は、弾性体収納部5に挿入される前は、円柱形状である。複数の縦リブ9の頂点を通る円筒9cの直径が弾性体4の直径よりも小さいため、弾性体4が弾性体収納部5に挿入された後は、弾性体4の外周の一部が縦リブ9に接触し、その部分がくびれた状態となる(図10(a)参照)。言い換えれば、軸方向に延びる縦リブ9の表面によって、弾性体4に与圧が与えられる。
弾性体収納部5に収容された弾性体4と溝部9gとの間には、複数の隙間25が形成されている。各隙間25は、軸方向に延びる。なお、弾性体4が縦リブ9および溝部9gに密着することにより、隙間25が形成されなくてもよい。弾性体4が溝部9gの一部分に密着し、縦リブ9の他の部分から離間することにより、僅かな隙間が形成されてもよい。
弾性体4のくびれた部分においては、弾性体4が水平方向(すなわち軸方向と直交する方向)に圧縮されている。このため弾性体4の中に、非圧縮部26と圧縮部27とが同一円周上において交互に並ぶように形成されている。この場合の円の中心は、弾性体収納部5の中心軸線Lに略一致する。非圧縮部26とは、圧縮応力が所定の応力よりも小さい部分である。圧縮部27とは、圧縮応力が所定の応力よりも大きい部分である。
複数の圧縮部27は、複数の縦リブ9によって囲まれた弾性体4の下部の領域(導液路6側の領域)Aに形成される。複数の圧縮部27は、周方向において等間隔に形成されている。圧縮部27は、各縦リブ9と弾性体収納部5の中心軸線Lとの間に形成される。圧縮部27が形成される領域の径方向の長さは、弾性体4の半径の1/3〜1/2程度である。
上述したように、各溝部9gが内壁面から径方向に突出する長さは、軸方向において一定である。よって、図10(b)に示されるように、圧縮部27の径方向の長さ(幅)は、軸方向において一定である。言い換えれば、弾性体4の下部の領域Aでは、軸方向の各断面において断面構造が同じになっている。
複数の非圧縮部26は、複数の縦リブ9によって囲まれた弾性体4の下部の領域Aにおいて、複数の圧縮部27の間に形成される。非圧縮部26は、領域Aにおいて、各溝部9gと弾性体収納部5の中心軸線Lとの間に形成される。弾性体4と溝部9gとの間に隙間25が形成されているため、非圧縮部26においては、軸方向と直交する方向における圧縮応力が低減されている。弾性体4において、縦リブ9よりも上方の領域(貫通部8側の領域)Bは、非圧縮部26とされる。言い換えれば、弾性体4において、圧縮部27を除く領域は非圧縮部26である。
以上の構成を有する口栓1が用いられる態様について説明する。図1、図3、図8に示されるように、口栓1は、溶着部12を有する。溶着部12は、口栓本体2を容器本体20に取付けるための部分である。この実施態様においては、溶着部12は菱形の平面形状を有している。袋状の容器本体20の開口部で、この菱形の短径方向を挟むように取り付けて溶着することによって、容器本体20に口栓本体が固着される。
口栓1では、容器本体20に口栓1を溶着した後、貫通部8を介して、周縁がシールされた容器本体20内に内容液Dが充填される。
図3に示されるように、口栓本体2の溶着部12には、3本の溶着リブ12rが設けられている。溶着リブ12rは、横筋状に溶着部12の表面よりもわずかに突出しており、容器本体20を溶着する際に圧力が分散することを防止し、確実に溶着が行われるようにする働きがある。
口栓本体2を容器本体20に取り付ける形態としては、容器本体20の材質や構造に応じて種々の形態が選択される。例えば、特に図示はしないが、口栓本体の下面に円盤状のフランジ部を形成しておき、袋状の容器本体に開けた丸孔に、このフランジ部を溶着する方法もある。
また容器本体が剛性のボトルである場合には、容器本体と口栓本体とをねじによって螺合させても良いし、容器本体と口栓本体とを嵌合構造として打栓によって取り付けても良い。
図1〜6に示されるフランジ部16は、容器本体20を樹脂製のケース40内に正確に取り付けるためのものである。図9に示されるように、口栓1が取り付けられた容器本体20は、長尺状のケース40内に収容される。ケース40の一端部40aに口栓1のフランジ部16が嵌合することにより、容器本体20がケース40に装着されて、カートリッジ50が完成する。カートリッジ50の一端からは、口栓1の蓋体3および口栓本体2の一部が突出する。
次に、図11を参照して、口栓1に針30が挿入される状態について説明する。カートリッジ50は、プリンタ等の印刷装置の所定位置に挿入される。カートリッジ50が挿入される方向はプリンタ等によって異なる。カートリッジ50は、例えば、水平方向に挿入される。カートリッジ50が所定位置に挿入されると、プリンタ等の内部に固定された針30が、口栓1の貫通部8を貫通し、弾性体4に突き刺さる。
弾性体4に針30が突き刺さると、まず、領域Bに形成された非圧縮部26に針30が刺さる。そのため、針30を容易に刺すことができる。針30の先端が縦リブ9によって囲まれた領域Aに到達すると、針30は、複数の圧縮部27の間に形成された非圧縮部26内を進行する。非圧縮部26には、軸方向と直交する方向において、適度の圧縮応力がはたらいている。よって、針30は安定して進行する。各縦リブ9から圧縮部27に加わる圧縮力は均一であるため、非圧縮部26における圧縮応力も周方向で均一となる。中心軸線Lにおける圧縮応力が最も小さくなっているため、針30は、中央(中心軸線L)に案内される。このことにより、針30は正規の位置に近づくよう、案内される。なお、針30が圧縮部27に近接する領域または圧縮部27内に刺された場合でも、圧縮部27は軸方向と直交する方向に圧縮された領域であるため、軸方向へ針30が進行することに支障は生じない。
このように、弾性体4内には、軸方向の圧縮応力はほとんど加わらず、軸方向と直交する方向の圧縮応力が加わっている。言い換えれば、弾性体4は、軸方向と直交する方向に圧縮され、軸方向には圧縮されない。弾性体4は、口栓本体2によって、軸方向と直交する方向に圧縮・保持される。よって、針30を挿入する際の、針30に対する抵抗が低減されている。その結果として、図11(a)および(b)に示されるように、安定した状態(すなわち直進性を保った状態)で、針30を容易に挿入することができる。さらに、針30は、挿入される過程において曲がりにくい。弾性体4を貫通した針30の先端30aは、内容液Dに接触する。
次に、針30の使用後に、針30を抜去する際の挙動について説明する。従来の弾性体に対して全周から圧力をかける方式の場合、抜去された針を追って内容液が飛び出す液はね現象が発生していた。しかし、口栓1の場合、弾性体には水平方向(すなわち軸方向と直交する方向)の圧縮応力のみが加わっているため、針30の抜去に伴う液はね現象が発生しない。
図12〜図14を参照して、針30の抜去についてより詳細に説明する。まず、カートリッジ50がプリンタ等から引き抜かれることにより、針30が少し抜かれた場合について説明する。図12(a)および(b)に示されるように、針30の先端30aが通過した後の領域A内には、針孔Eが形成される。針孔Eは、針30が抜かれることに伴って、徐々に閉じられる。この針孔Eの圧縮部27に対向する部分は、径方向の圧縮応力を受けて径方向に縮退し、凹状となる。すなわち、弾性体4が径方向内方に突出する。一方、針孔Eの非圧縮部26に対向する部分は、径方向に突出し、凸状となる。すなわち、弾性体4が径方向外方に縮退する。このようにして、針孔Eは放射形状に形成されながら、徐々に閉じられる。
すなわち、針孔Eは、縦リブ9により圧縮された部分と縦リブ9により圧縮されない部分との隙間として形成される。この隙間を通じて、容器本体20内(すなわち導液路6側)に内容液Dが戻り易い構造になっている。
さらに針30が抜かれると、図13(a)および(b)に示されるように、針孔Eは上記した放射形状を保ったまま、さらに縮小される。すなわち、針孔Eは、縦リブ9により圧縮された部分と縦リブ9により圧縮されない部分との隙間として形成される。この隙間を通じて、容器本体20内(すなわち導液路6側)に内容液Dが戻り易い構造になっている。この放射状の構造により、針30の先端30aが通過した直後に針孔Eが閉じてしまうことが防止されている。
そして、針30が完全に抜かれると、図14(a)に示されるように、針孔Eは閉じられる。この場合、図14(b)に示されるように、口元(弾性体4の一端面)に極微量の内容液Dが残る程度となる。このように、口栓1の構造は、針30内または口元にインク等の内容液Dを残しにくい構造である。
以上説明した本実施形態の口栓1によれば、口栓本体2の弾性体収納部5に面する内壁面に、軸方向に延びる複数の縦リブ9が形成される。複数の縦リブ9同士の間には、それぞれ軸方向に延びる溝部9gが形成される。よって、弾性体4を軸方向に挿入しやすく、また弾性体4が軸方向に圧縮されることが少なくて済む。この結果、弾性体4に対して容易に針30を挿入することができる。また、複数の縦リブ9の頂点を通る円9cの直径は、円柱形状の弾性体4の直径よりも小さい。よって、軸方向と直交する方向において、弾性体4に適度の圧縮応力が加わる。よって、針30を抜去した際の液はね現象が防止される。
従来、弾性体内に液溜まりとしての空洞が設けられた口栓が知られている。しかしながら、このような空洞を弾性体に形成することは、弾性体の成形を困難にする。上記実施形態の口栓1では、弾性体に液溜まりとしての空洞を設ける必要がなく、弾性体4の成形が容易である。針30によって自然に形成される針孔Eを利用して、内容液Dを容器本体20側に流すことができる。また、針30の抜き差しを複数回行っても液もれが生じることがない。
複数の縦リブ9のそれぞれが内壁面から径方向に突出する長さは、軸方向において一定であるため、軸方向と直交する方向において弾性体4に加わる圧縮応力は、軸方向において略一定となる。よって、針30の位置が変化しても、針30が弾性体4から受ける圧縮応力は略一定である。したがって、針30が曲がることがなく、針30を軸方向にスムーズに案内することができる。
弾性体4と溝部9gとの間には、軸方向に延びる隙間25が形成されることにより、隙間25と弾性体4の軸線との間の領域すなわち非圧縮部26において、弾性体4に対して軸方向に加わる圧縮応力が小さくなる。よって、針30をより一層スムーズに挿入することができる。
縦リブ9の軸方向に垂直な断面形状が半円形であり、口栓本体2は、弾性体収納部5の開口部においてテーパー形状を有するので、弾性体4を容易に挿入できる。
また円柱形状の弾性体4を口栓本体2の弾性体収納部5に挿入する際には、挿入の初めはほぼ同径であるため容易に挿入できる。弾性体4の先端が収納部内壁5の縦リブ9に接触してから単に軸方向に圧入するだけで良いため、弾性体4を容易に挿入することができ、口栓1の組立が簡単である。
円柱形状の弾性体4の直径は、複数の縦リブ9の頂点を通る円筒9cの直径よりも大きく、溝部9gの底面を通る円筒の直径よりも小さいため、弾性体4を弾性体収納部5に挿入する際に、弾性体4をさらに容易に挿入可能である。また弾性体4への加圧効果も十分に期待できる。
口栓本体2が、容器本体20を溶着するための溶着部12を有するため、容器本体20として袋状の容器を選択することが可能となり、さまざまな用途に展開することが可能となる。
口栓本体2が、下端部内面に、口栓本体2に設けられた嵌合溝14に嵌合する嵌合突起15を有するため、口栓1の組立工程において、口栓本体2に蓋体3を上から圧入するだけの簡単な操作により、口栓1を組立てることができる。
図5は、本発明に係る口栓1の他の実施態様を示す断面図である。また図6は、図5に示した口栓1の口栓本体2を上から見た状態を示す平面図である。図7は、図5に示した口栓1の弾性体4を示す模式図であり、(a)は横から見た弾性体4を示し、(b)は上から見た弾性体4を示す。
図5に示した実施態様においては、円柱形状の弾性体4は、頭部につば部13を有する。つば部13の肩部のコーナーには、面取り部13cが形成されている。蓋体3の貫通部8は、薄肉の保護板10によって覆われている。口栓本体2の弾性体収納部5と導液路6との間には、薄肉の封止板11が設けられている。それ以外の点においては、図1に示した実施態様と基本的に変わらない。
弾性体4がつば部13を有することにより、つば部13が口栓本体2の上面に密着するため、容器本体20の密封性がより高められる。つば部13は、口栓本体2の上面と蓋体3によって挟まれて軸方向に圧縮されるが、この影響は弾性体4の中央部には及ばないため、注出用の針の抜き差しに対して悪影響を及すことはない。
つば部13の肩部のコーナーに面取り部13cが形成されているため、口栓本体2に弾性体4を容易に挿入することができる。さらに、口栓本体2に蓋体3を容易に装着することができる。また、液漏れが防止される。
蓋体3の貫通部8に保護板10が設けられていることにより、弾性体4が外部に露出することがなくなり、弾性体4の上面にほこりがたまったりすることが防止できる。保護板10は、薄肉であるので、注出用の針30による穿孔の妨げになることはない。また保護板10が無傷の状態で存在することにより、包装体が未開封であることの証明にもなる。
口栓本体2の弾性体収納部5と導液路6との間に薄肉の封止板11が設けられていることにより、容器本体20の未使用状態において、内容液と弾性体4とが直接接触することを防止することができる。この事は、内容液が弾性体4に長期間接触することによって悪影響を受けたり、弾性体4が内容液に接触することによって劣化したりする事を防止できる。なお、封止板11も薄肉であるため、注出用の針30による穿孔の妨げになることはない。
なお、口栓1に封止板11が設けられている場合、内容液D(内容物)を口栓から充填することができないため、図8に示した例であれば、容器本体20の周縁のシール部を一部未シール状態で残しておき、ここから内容液Dを充填した後に最終的にシールする。
以上述べたように、上記実施形態の口栓1は、単純な構造であるために組立てが容易であり、針30の突き刺し易さ等の基本的な使い勝手が良く、液漏れし難い。また針30を抜去する時の液はねが発生しない等、優れた長所を兼ね備えている。口栓1は、さまざまな液体を収納する容器の口栓として好適に使用され得る。
本発明の口栓は、上記実施形態に限定されない。例えば、複数の縦リブ9が内壁面から径方向に突出する長さは、軸方向において変化してもよい。すなわち、縦リブ9が軸方向において多少傾斜するテーパ形状をなしてもよい。縦リブ9および溝部9gの本数は、特に限定されない。保持される弾性体4の形状、材質、または大きさに応じて、縦リブ9の本数または突出幅が変更されてもよい。
本発明の一側面に係る口栓によれば、針を容易に挿入することができ、また針を抜去する際の液はね現象を防止することができる。
1・・・口栓
2・・・口栓本体
3・・・蓋体
4・・・弾性体
5・・・弾性体収納部
6・・・導液路
7・・・弾性体保持部
8・・・貫通部
9・・・縦リブ
9g・・・溝部
10・・・保護板
11・・・封止板
12・・・溶着部
12r・・・溶着リブ
13・・・つば部
13c・・・面取り部
14・・・嵌合溝
15・・・嵌合突起
16・・・フランジ部
20・・・容器本体
30・・・注出用の針

Claims (12)

  1. 液体を収納する容器の口栓であって、
    口栓本体と、
    前記口栓本体に嵌合する蓋体と、
    前記口栓本体に収納され、予め孔が設けられておらず注出用の針によって穿孔可能な円柱形状の弾性体と、を備え、
    前記口栓本体は、
    前記弾性体を収納する弾性体収納部と、
    前記弾性体収納部に連通する導液路と、
    前記弾性体収納部に面する内壁面に形成されて、前記弾性体の軸方向に延びる複数の縦リブと、
    前記複数の縦リブ同士の間に形成されて、それぞれ前記軸方向に延びる溝部と、を有し、
    前記複数の縦リブの頂点を通る円の直径は、前記弾性体の直径よりも小さいことを特徴とする口栓。
  2. 前記複数の縦リブのそれぞれが前記内壁面から径方向に突出する長さは、前記軸方向において一定であることを特徴とする、請求項1に記載の口栓。
  3. 前記弾性体収納部に収容された前記弾性体と前記溝部との間には、前記軸方向に延びる隙間が形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の口栓。
  4. 前記縦リブの前記軸方向に垂直な断面形状は半円形であり、
    前記口栓本体は、前記弾性体収納部の開口部においてテーパー形状を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の口栓。
  5. 前記弾性体の直径は、前記複数の縦リブの頂点を通る円筒の直径よりも大きく、前記溝部の底面を通る円筒の直径よりも小さいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の口栓。
  6. 前記蓋体は、前記弾性体を保持するための弾性体保持部と、前記弾性体保持部の中心部に形成されて、前記針が貫通する貫通部とを有し、
    前記貫通部には、前記針によって穿孔される保護板が設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の口栓。
  7. 前記弾性体収納部と前記導液路との間には、封止板が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の口栓。
  8. 前記口栓本体は、容器本体を溶着するための溶着部を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の口栓。
  9. 前記弾性体は、頭部につば部を有し、前記つば部の肩部のコーナーは面取りされていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の口栓。
  10. 前記蓋体は、下端部内面において、前記口栓本体に設けられた嵌合溝に嵌合する嵌合突起を有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の口栓。
  11. 前記弾性体の外周の一部は前記複数の縦リブに接触してくびれた部分をなし、当該くびれた部分により、前記弾性体の中には、前記軸方向と直交する径方向に圧縮される圧縮部と前記圧縮部よりは前記径方向への圧縮応力が小さい非圧縮部とが同一平面上において交互に並ぶように設けられていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の口栓。
  12. 前記針は、前記圧縮部の間に形成され前記圧縮部よりは前記径方向への圧縮応力が小さい非圧縮部内を前記軸方向に沿って進行可能であり、前記圧縮部が形成される領域の径方向の長さは、前記弾性体の半径の1/3〜1/2であることを特徴とする、請求項11に記載の口栓。
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