JP2002326644A - キャップ - Google Patents
キャップInfo
- Publication number
- JP2002326644A JP2002326644A JP2001131020A JP2001131020A JP2002326644A JP 2002326644 A JP2002326644 A JP 2002326644A JP 2001131020 A JP2001131020 A JP 2001131020A JP 2001131020 A JP2001131020 A JP 2001131020A JP 2002326644 A JP2002326644 A JP 2002326644A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- cylindrical
- inner plug
- bottle mouth
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筒状中栓体をワンプッシュ操作により挿入筒
状壁部外周面に嵌合装着し得ると共に、キャップの取り
外しに伴ない確実にキャップ本体から離脱し、瓶口部内
に残存するキャップの提供；更に、何ら手作業なく自動
巻締装置による瓶口部装着が可能なキャップの提供。 【解決手段】 筒状中栓体の内面壁に縦長リブを形設す
ると共に、その外面壁に瓶口部内面壁のひけ凹所と嵌合
する環状膨出部を設けた；更に筒状中栓体を被冠筒状壁
部より短寸とした。
状壁部外周面に嵌合装着し得ると共に、キャップの取り
外しに伴ない確実にキャップ本体から離脱し、瓶口部内
に残存するキャップの提供；更に、何ら手作業なく自動
巻締装置による瓶口部装着が可能なキャップの提供。 【解決手段】 筒状中栓体の内面壁に縦長リブを形設す
ると共に、その外面壁に瓶口部内面壁のひけ凹所と嵌合
する環状膨出部を設けた；更に筒状中栓体を被冠筒状壁
部より短寸とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はキャップ、更に詳細
には、瓶口部に一旦装着後、取り外すとキャップ本体か
ら離脱して瓶口部内に残存し、その後は注出誘導具及び
パッキンとして機能する合成樹脂製筒状中栓体を備えた
キャップに関する。
には、瓶口部に一旦装着後、取り外すとキャップ本体か
ら離脱して瓶口部内に残存し、その後は注出誘導具及び
パッキンとして機能する合成樹脂製筒状中栓体を備えた
キャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図５に示すように、この種キャッ
プの筒状中栓体２０は、被冠筒状壁部１１と挿入筒状壁
部１２を有する合成樹脂製キャップ本体１０の当該挿入
筒状壁部１２外周面に嵌合され、挿入筒状壁部１２外周
面との嵌合力に比し、瓶口部３０内周面との嵌合力を大
きくすることにより、キャップを瓶口部３０に一旦装着
した後、取り外すとキャップ本体１０から筒状中栓体２
０が離脱して瓶口部３０内に残存するようになっている
が、必ずしも当該離脱残存がスムースにいかず、キャッ
プの取り外しに伴ない筒状中栓体２０が上方に摺動して
しまうことが往々にして生じると云う問題があった。
プの筒状中栓体２０は、被冠筒状壁部１１と挿入筒状壁
部１２を有する合成樹脂製キャップ本体１０の当該挿入
筒状壁部１２外周面に嵌合され、挿入筒状壁部１２外周
面との嵌合力に比し、瓶口部３０内周面との嵌合力を大
きくすることにより、キャップを瓶口部３０に一旦装着
した後、取り外すとキャップ本体１０から筒状中栓体２
０が離脱して瓶口部３０内に残存するようになっている
が、必ずしも当該離脱残存がスムースにいかず、キャッ
プの取り外しに伴ない筒状中栓体２０が上方に摺動して
しまうことが往々にして生じると云う問題があった。
【０００３】そこで、斯かる問題を解消すべく、筒状中
栓体２０を挿入筒状壁部１２に外周面に、被冠筒状壁部
１１と瓶口部３０外周面との螺合リードと同一の螺合リ
ードで螺合せしめることにより、キャップの螺合回転取
り外しに伴ない、挿入筒状壁部１２も螺合回転して確実
に筒状中栓体２０から離脱するようにしたキャップも提
案されているが、斯かる螺合方式によった場合、筒状中
栓体２０をキャップ本体１０に装着せしめるためには、
嵌合方式の如きワンプッシュ操作による装着は不可能
で、いちいち回転螺合操作が必要となると云う問題があ
った。
栓体２０を挿入筒状壁部１２に外周面に、被冠筒状壁部
１１と瓶口部３０外周面との螺合リードと同一の螺合リ
ードで螺合せしめることにより、キャップの螺合回転取
り外しに伴ない、挿入筒状壁部１２も螺合回転して確実
に筒状中栓体２０から離脱するようにしたキャップも提
案されているが、斯かる螺合方式によった場合、筒状中
栓体２０をキャップ本体１０に装着せしめるためには、
嵌合方式の如きワンプッシュ操作による装着は不可能
で、いちいち回転螺合操作が必要となると云う問題があ
った。
【０００４】また、図５に示すように、従来の筒状中栓
体２０の下端と被冠筒状壁部１１の下端はほぼ同一水平
面上に位置せしめられていたため、キャップを瓶口部３
０に装着する際に、当該筒状中栓体２０の下端が瓶口部
３０の上縁と当接して瓶口部３０内に没入し得ず、従っ
てまた被冠筒状壁部１１の下部も瓶口部３０外周壁に全
く被冠係止されることがないので、そのままでは自動巻
締装置による装着が不可能と云う問題があった。
体２０の下端と被冠筒状壁部１１の下端はほぼ同一水平
面上に位置せしめられていたため、キャップを瓶口部３
０に装着する際に、当該筒状中栓体２０の下端が瓶口部
３０の上縁と当接して瓶口部３０内に没入し得ず、従っ
てまた被冠筒状壁部１１の下部も瓶口部３０外周壁に全
く被冠係止されることがないので、そのままでは自動巻
締装置による装着が不可能と云う問題があった。
【０００５】そのため、従来は筒状中栓体２０が瓶口部
３０の上縁と当接している状態のキャップを、一旦手指
で瓶口部３０方向に押し込み、当該筒状中栓体２０を若
干瓶口部３０内に没入せしめると共に、被冠筒状壁部１
１の下部を瓶口部３０外周壁に若干被冠係止せしめた
後、自動巻締装置に供給していた。すなわち、従来は事
実上手作業を余儀なくされていたのが実状であった。
３０の上縁と当接している状態のキャップを、一旦手指
で瓶口部３０方向に押し込み、当該筒状中栓体２０を若
干瓶口部３０内に没入せしめると共に、被冠筒状壁部１
１の下部を瓶口部３０外周壁に若干被冠係止せしめた
後、自動巻締装置に供給していた。すなわち、従来は事
実上手作業を余儀なくされていたのが実状であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、筒状中栓
体２０をワンプッシュ操作により挿入筒状壁部１２外周
面に嵌合装着し得ると共に、キャップの取り外しに伴な
い確実にキャップ本体から離脱せしめることができるキ
ャップを提供することを目的とする。
来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、筒状中栓
体２０をワンプッシュ操作により挿入筒状壁部１２外周
面に嵌合装着し得ると共に、キャップの取り外しに伴な
い確実にキャップ本体から離脱せしめることができるキ
ャップを提供することを目的とする。
【０００７】また、本発明は何ら手作業の必要なく、自
動巻締装置により瓶口部へ装着することができるキャッ
プを提供することを目的とする。
動巻締装置により瓶口部へ装着することができるキャッ
プを提供することを目的とする。
【０００８】而して、本発明者は当該目的を達成すべく
種々検討を重ねた結果、瓶成形時に口元から僅かに下っ
た瓶口部内面壁にリング状に生じるひけ部分の凹所（通
常巾２〜５mm程度で、深さ０．１〜０．３mm程度）を利
用し、筒状中栓体の外面壁に当該凹所と嵌合する膨出部
を設けると共に、筒状中栓体の内面壁に縦長のリブを設
ければ、筒状中栓体と瓶口部の嵌合摩擦力が筒状中栓体
と挿入筒状壁部の嵌合摩擦力より明らかに大きくなるた
め、筒状中栓体がキャップの取り外しに伴ない、よりス
ムースにかつ確実にキャップ本体から離脱することを見
い出し、本発明を完成した。
種々検討を重ねた結果、瓶成形時に口元から僅かに下っ
た瓶口部内面壁にリング状に生じるひけ部分の凹所（通
常巾２〜５mm程度で、深さ０．１〜０．３mm程度）を利
用し、筒状中栓体の外面壁に当該凹所と嵌合する膨出部
を設けると共に、筒状中栓体の内面壁に縦長のリブを設
ければ、筒状中栓体と瓶口部の嵌合摩擦力が筒状中栓体
と挿入筒状壁部の嵌合摩擦力より明らかに大きくなるた
め、筒状中栓体がキャップの取り外しに伴ない、よりス
ムースにかつ確実にキャップ本体から離脱することを見
い出し、本発明を完成した。
【０００９】また、その際筒状中栓体を、挿入筒状壁部
に嵌合されている状態で、被冠筒状壁部より短寸状態と
すれば、筒状中栓体の下部が障害となることはないの
で、何ら手作業の必要なく、自動巻締装置により瓶口部
へ効率良く装着し得ることを見い出し、本発明を完成し
た。
に嵌合されている状態で、被冠筒状壁部より短寸状態と
すれば、筒状中栓体の下部が障害となることはないの
で、何ら手作業の必要なく、自動巻締装置により瓶口部
へ効率良く装着し得ることを見い出し、本発明を完成し
た。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、瓶
口部に一旦装着後、取り外すとキャップ本体から離脱し
て瓶口部内に残存し、その後は注出誘導具及びパッキン
として機能する合成樹脂製筒状中栓体が、被冠筒状壁部
と挿入筒状壁部を有する合成樹脂製キャップ本体の挿入
筒状壁部外周面に嵌合されているキャップであって、当
該筒状中栓体が、その内面壁に縦長リブを適宜本数備え
ていると共に、その外面壁に瓶口部内面壁のひけ凹所と
嵌合する環状膨出部を備えているキャップにより上記目
的を達成したものである。
口部に一旦装着後、取り外すとキャップ本体から離脱し
て瓶口部内に残存し、その後は注出誘導具及びパッキン
として機能する合成樹脂製筒状中栓体が、被冠筒状壁部
と挿入筒状壁部を有する合成樹脂製キャップ本体の挿入
筒状壁部外周面に嵌合されているキャップであって、当
該筒状中栓体が、その内面壁に縦長リブを適宜本数備え
ていると共に、その外面壁に瓶口部内面壁のひけ凹所と
嵌合する環状膨出部を備えているキャップにより上記目
的を達成したものである。
【００１１】また、本発明は前記筒状中栓体が、キャッ
プ本体の被冠筒状壁部より短寸となっているキャップに
より上記目的を達成したものである。
プ本体の被冠筒状壁部より短寸となっているキャップに
より上記目的を達成したものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【００１３】図１は本発明キャップの分解断面説明図、
図２は本発明キャップの断面説明図、図３は本発明キャ
ップの瓶口部への装着操作時の状態を示す断面説明図、
また図４は本発明キャップを瓶口部に装着した状態を示
す断面説明図である。当該図１〜図４に於て、１０は合
成樹脂製キャップ本体で、装着時瓶口部３０の外周壁に
被冠螺合される被冠筒状壁部１１と、この被冠筒状壁部
１１から所定間隔を以って内側に形設され、装着時瓶口
部３０内に挿入する挿入筒状壁部１２とを有し、挿入筒
状壁部１２は被冠筒状壁部１１より短寸となっている。
また、挿入筒状壁部１２は、その外径を後述の筒状中栓
体２０の縦長リブ２１と軽く接触する程度とし、加えて
図４に示す如く、その外周面を下方に向って小径となる
テーパー（通常３〜１０°）面とすると共に、その下端
部に丸味を付与するのがキャップ本体１０の嵌脱操作を
スムースにする上で好ましい。
図２は本発明キャップの断面説明図、図３は本発明キャ
ップの瓶口部への装着操作時の状態を示す断面説明図、
また図４は本発明キャップを瓶口部に装着した状態を示
す断面説明図である。当該図１〜図４に於て、１０は合
成樹脂製キャップ本体で、装着時瓶口部３０の外周壁に
被冠螺合される被冠筒状壁部１１と、この被冠筒状壁部
１１から所定間隔を以って内側に形設され、装着時瓶口
部３０内に挿入する挿入筒状壁部１２とを有し、挿入筒
状壁部１２は被冠筒状壁部１１より短寸となっている。
また、挿入筒状壁部１２は、その外径を後述の筒状中栓
体２０の縦長リブ２１と軽く接触する程度とし、加えて
図４に示す如く、その外周面を下方に向って小径となる
テーパー（通常３〜１０°）面とすると共に、その下端
部に丸味を付与するのがキャップ本体１０の嵌脱操作を
スムースにする上で好ましい。
【００１４】２０は合成樹脂製筒状中栓体で、その内面
壁には軸線方向に沿う縦長リブ２１が適宜本数、例えば
６本形設されていると共に、その外面壁には瓶口部３０
内面壁に形成されているひけ凹所３１と嵌合する周方向
に沿う環状膨出部２２が形設されている。ここに環状膨
出部２２の膨出巾ａは、縦長リブ２１の高さｂと同じか
それ未満とするのが、筒状中栓体２０を瓶口部３０へ挿
入する際に、当該環状膨出部２２の抵抗を内方に逃がす
上で好ましく、通常は環状膨出部２２の膨出巾ａを０．
２〜０．５mm程度とし、縦長リブ２１の高さｂを０．５
mmより大きくするのが望ましい。因に、縦長リブ２１
は、筒状中栓体２０の保持機能と環状膨出部２２の抵抗
逃がし機能を兼ね備えているものである。また、環状膨
出部２２の縦巾は、ひけ凹所の巾と同じかそれよりやや
小さくするのが嵌合性の点で好ましい。
壁には軸線方向に沿う縦長リブ２１が適宜本数、例えば
６本形設されていると共に、その外面壁には瓶口部３０
内面壁に形成されているひけ凹所３１と嵌合する周方向
に沿う環状膨出部２２が形設されている。ここに環状膨
出部２２の膨出巾ａは、縦長リブ２１の高さｂと同じか
それ未満とするのが、筒状中栓体２０を瓶口部３０へ挿
入する際に、当該環状膨出部２２の抵抗を内方に逃がす
上で好ましく、通常は環状膨出部２２の膨出巾ａを０．
２〜０．５mm程度とし、縦長リブ２１の高さｂを０．５
mmより大きくするのが望ましい。因に、縦長リブ２１
は、筒状中栓体２０の保持機能と環状膨出部２２の抵抗
逃がし機能を兼ね備えているものである。また、環状膨
出部２２の縦巾は、ひけ凹所の巾と同じかそれよりやや
小さくするのが嵌合性の点で好ましい。
【００１５】２３は挿入筒状壁部の下端を受止するため
に、筒状中栓体２０の下端部に形成された環状の内方突
出部で、これを設けることにより、筒状中栓体２０を嵌
合装着せしめたキャップ本体１０の瓶口部３０への装着
をより容易かつ確実に行なうことができる。すなわち、
筒状中栓体２０をセットしたキャップ本体１０を瓶口部
３０に装着するときに、図３に示す状態までは極めてス
ムーズであるが、環状膨出部２２を乗り越えて押し込む
際にかなりの抵抗を受け、筒状中栓体２０の首部分２４
が薄い場合には中折れ座屈の恐れもあるが、当該内方突
出部２３の存在により、押し込み操作時に挿入筒状壁部
１２の下端を該内方突出部２３が受止するので、変形座
屈が生じることなく、容易かつ確実に正常な形で押し込
み装着することができる。
に、筒状中栓体２０の下端部に形成された環状の内方突
出部で、これを設けることにより、筒状中栓体２０を嵌
合装着せしめたキャップ本体１０の瓶口部３０への装着
をより容易かつ確実に行なうことができる。すなわち、
筒状中栓体２０をセットしたキャップ本体１０を瓶口部
３０に装着するときに、図３に示す状態までは極めてス
ムーズであるが、環状膨出部２２を乗り越えて押し込む
際にかなりの抵抗を受け、筒状中栓体２０の首部分２４
が薄い場合には中折れ座屈の恐れもあるが、当該内方突
出部２３の存在により、押し込み操作時に挿入筒状壁部
１２の下端を該内方突出部２３が受止するので、変形座
屈が生じることなく、容易かつ確実に正常な形で押し込
み装着することができる。
【００１６】因に、この場合、既に軽く螺合しているキ
ャップ本体１０の雌ネジ１３と瓶口部３０の雄ネジ３２
との螺合作用を利用すれば、環状膨出部２２も内方に若
干変形しつつ逃げるので、それぼど強い押し込み力をか
けずとも容易に挿入装着が可能となる。
ャップ本体１０の雌ネジ１３と瓶口部３０の雄ネジ３２
との螺合作用を利用すれば、環状膨出部２２も内方に若
干変形しつつ逃げるので、それぼど強い押し込み力をか
けずとも容易に挿入装着が可能となる。
【００１７】加えて、当該内方突出部２３が挿入筒状壁
部１２の下端を受止している結果、キャップ本体１０の
瓶口部３０への螺合装着完了後に於ても筒状中栓体２０
が瓶口部３０内周面に強く圧接されるので、より完全な
液封状態とすることができる。
部１２の下端を受止している結果、キャップ本体１０の
瓶口部３０への螺合装着完了後に於ても筒状中栓体２０
が瓶口部３０内周面に強く圧接されるので、より完全な
液封状態とすることができる。
【００１８】また、この筒状中栓体２０は、キャップ本
体１０の挿入筒状壁部１２外周面に、上記縦長リブ２１
を介在せしめて嵌合装着され、当該嵌合状態に於てキャ
ップ本体１０の被冠筒状壁部１１より短寸となってい
る。ここに具体的な短寸差は瓶口部３０のネジスタート
部位、ネジピッチ、被冠筒状壁部１１のネジスタート部
位等により適宜定められるが、通常被冠筒状壁部１１下
端と筒状中栓体２０下端との間の寸法差ｈを３〜７mmと
するのが、手作業なく被冠筒状壁部１１の下部を瓶口部
３０外周壁に若干被冠係止せしめる上で効果的である。
体１０の挿入筒状壁部１２外周面に、上記縦長リブ２１
を介在せしめて嵌合装着され、当該嵌合状態に於てキャ
ップ本体１０の被冠筒状壁部１１より短寸となってい
る。ここに具体的な短寸差は瓶口部３０のネジスタート
部位、ネジピッチ、被冠筒状壁部１１のネジスタート部
位等により適宜定められるが、通常被冠筒状壁部１１下
端と筒状中栓体２０下端との間の寸法差ｈを３〜７mmと
するのが、手作業なく被冠筒状壁部１１の下部を瓶口部
３０外周壁に若干被冠係止せしめる上で効果的である。
【００１９】而して、斯かる実施の形態によれば、ワン
プッシュ操作により筒状中栓体２０を挿入筒状壁部１２
外周面に縦長リブ２１を介在せしめて嵌合装着し得ると
共に、キャップを瓶口部３０に装着するに際しては、筒
状中栓体２０が被冠筒状壁部１１より短寸状態となって
いるため、当該筒状中栓体２０が瓶口部３０上縁と当接
せず、従ってまた障害となることがないので、被冠筒状
壁部１１の下部が若干、すなわち自動巻締装置の起動可
能な程度に瓶口部３０外周壁に被冠係止される。その状
態で自動巻締装置により一旦瓶口部３０に装着される
と、筒状中栓体２０の環状膨出部２２が瓶口部３０のひ
け凹所３１と凹凸嵌合する。次いで、キャップの取り外
し操作を行なうと、取り外し方向に沿う縦長リブ２１が
介在している筒状中栓体２０と挿入筒状壁部１２の嵌合
摩擦力が、取り外し方向とは直交的に凹凸嵌合している
筒状中栓体２０と瓶口部３０の嵌合摩擦力より小さいた
め、筒状中栓体２０が挿入筒状壁部１２から離脱し、瓶
口部３０内に残存する。
プッシュ操作により筒状中栓体２０を挿入筒状壁部１２
外周面に縦長リブ２１を介在せしめて嵌合装着し得ると
共に、キャップを瓶口部３０に装着するに際しては、筒
状中栓体２０が被冠筒状壁部１１より短寸状態となって
いるため、当該筒状中栓体２０が瓶口部３０上縁と当接
せず、従ってまた障害となることがないので、被冠筒状
壁部１１の下部が若干、すなわち自動巻締装置の起動可
能な程度に瓶口部３０外周壁に被冠係止される。その状
態で自動巻締装置により一旦瓶口部３０に装着される
と、筒状中栓体２０の環状膨出部２２が瓶口部３０のひ
け凹所３１と凹凸嵌合する。次いで、キャップの取り外
し操作を行なうと、取り外し方向に沿う縦長リブ２１が
介在している筒状中栓体２０と挿入筒状壁部１２の嵌合
摩擦力が、取り外し方向とは直交的に凹凸嵌合している
筒状中栓体２０と瓶口部３０の嵌合摩擦力より小さいた
め、筒状中栓体２０が挿入筒状壁部１２から離脱し、瓶
口部３０内に残存する。
【００２０】因に、瓶口部３０内に残存した筒状中栓体
２０は従来と同様に、液ダレしない注出誘導具、あるい
はまたキャップ本体１０の再装着時に液モレを防止する
パッキンとして機能するが、本発明に於ては縦長リブ２
１の存在により、注出終了後の液の瓶本体内への戻りが
よりスムースとなる。
２０は従来と同様に、液ダレしない注出誘導具、あるい
はまたキャップ本体１０の再装着時に液モレを防止する
パッキンとして機能するが、本発明に於ては縦長リブ２
１の存在により、注出終了後の液の瓶本体内への戻りが
よりスムースとなる。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、筒状中栓体をワンプッ
シュ操作により挿入筒状壁部１２外周面に嵌合装着し得
ると共に、キャップの取り外しに伴ない確実にキャップ
本体から離脱せしめることができる。しかも、筒状中栓
体の下部が障害となることはないので、何ら手作業の必
要なく、自動巻締装置による瓶口部への効率の良い装着
が可能となる。
シュ操作により挿入筒状壁部１２外周面に嵌合装着し得
ると共に、キャップの取り外しに伴ない確実にキャップ
本体から離脱せしめることができる。しかも、筒状中栓
体の下部が障害となることはないので、何ら手作業の必
要なく、自動巻締装置による瓶口部への効率の良い装着
が可能となる。
【図１】本発明キャップの分解断面説明図。
【図２】本発明キャップの断面説明図。
【図３】本発明キャップの装着操作時の状態を示す断面
説明図。
説明図。
【図４】本発明キャップの装着例を示す断面説明図。
【図５】従来キャップの断面説明図。
１０：キャップ本体 １１：被冠筒状壁部 １２：挿入筒状壁部 １３：雌ネジ ２０：筒状中栓体 ２１：縦長リブ ２２：環状膨出部 ２３：内方突出部 ２４：首部分 ３０：瓶口部 ３１：ひけ凹所 ３２：雄ネジ ａ：膨出巾 ｂ：縦長リブの高さ ｈ：寸法差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 孝二 茨城県真壁郡明野町向上野1500−12 日水 製薬株式会社内 (72)発明者 青木 清 茨城県真壁郡明野町向上野1500−12 日水 製薬株式会社内 (72)発明者 斉藤 森作 東京都荒川区荒川５−39−２ 株式会社荒 川樹脂コルク工業所内 (72)発明者 大塚 忠三郎 東京都荒川区荒川５−39−２ 株式会社荒 川樹脂コルク工業所内 Ｆターム(参考） 3E084 AA04 BA02 CA01 CC03 DA01 DB02 DB12 DB13 DC03 EA04 EC03 FA09 FB01 FC07 GA01 GA08 GB01 HA03 HB01 HC03 HD01 LA05 LA15 LB02 LD01
Claims (4)
- 【請求項１】 瓶口部に一旦装着後、取り外すとキャッ
プ本体から離脱して瓶口部内に残存し、その後は注出誘
導具及びパッキンとして機能する合成樹脂製筒状中栓体
が、被冠筒状壁部と挿入筒状壁部を有する合成樹脂製キ
ャップ本体の挿入筒状壁部外周面に嵌合されているキャ
ップであって、当該筒状中栓体が、その内面壁に縦長リ
ブを適宜本数備えていると共に、その外面壁に瓶口部内
面壁のひけ凹所と嵌合する環状膨出部を備えていること
を特徴とするキャップ。 - 【請求項２】 筒状中栓体が、キャップ本体の被冠筒状
壁部より短寸となっていることを特徴とする請求項１記
載のキャップ。 - 【請求項３】 被冠筒状壁部下端と筒状中栓体下端との
間に３〜７mmの寸法差があることを特徴とする請求項２
記載のキャップ。 - 【請求項４】 筒状中栓体が、下端部に挿入筒状壁部の
下端を受止する内方突出部を有することを特徴とする請
求項１〜３の何れか１項記載のキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001131020A JP2002326644A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001131020A JP2002326644A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002326644A true JP2002326644A (ja) | 2002-11-12 |
Family
ID=18979273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001131020A Pending JP2002326644A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002326644A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1462379A2 (en) * | 2003-03-26 | 2004-09-29 | Portola Packaging Limited | Closures and containers in combination therewith |
| WO2006010960A1 (en) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Bapco Closures Research Ltd | Resealable closures |
| JP2006264735A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Taisei Kako Co Ltd | 液だれ防止中栓付きキャップ |
| GB2464320A (en) * | 2008-10-13 | 2010-04-14 | Packaging Innovation Ltd | A cap and insert assembly |
| CN104010945A (zh) * | 2011-12-22 | 2014-08-27 | 凸版印刷株式会社 | 塞子 |
| CN108341155A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-31 | 深圳迎凯生物科技有限公司 | 容器盖 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53119244A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-18 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Processing heat treating method of weldable structural steel plate |
| JPH047444A (ja) * | 1990-04-24 | 1992-01-10 | Kajima Corp | Ｆｒｐ緊張材の定着方法 |
| JPH0471648A (ja) * | 1990-07-10 | 1992-03-06 | Nippon Steel Corp | 良好な耐久性を有する自動車排ガス触媒用金属担体 |
| JPH09315450A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-09 | Koji Hirota | コルク栓キャップ |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001131020A patent/JP2002326644A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53119244A (en) * | 1977-03-28 | 1978-10-18 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Processing heat treating method of weldable structural steel plate |
| JPH047444A (ja) * | 1990-04-24 | 1992-01-10 | Kajima Corp | Ｆｒｐ緊張材の定着方法 |
| JPH0471648A (ja) * | 1990-07-10 | 1992-03-06 | Nippon Steel Corp | 良好な耐久性を有する自動車排ガス触媒用金属担体 |
| JPH09315450A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-09 | Koji Hirota | コルク栓キャップ |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1462379A3 (en) * | 2003-03-26 | 2004-12-01 | Portola Packaging Limited | Closures and containers in combination therewith |
| EP1462379A2 (en) * | 2003-03-26 | 2004-09-29 | Portola Packaging Limited | Closures and containers in combination therewith |
| US8573423B2 (en) | 2004-07-27 | 2013-11-05 | Babco Closures Research Ltd. | Resealable closures |
| WO2006010960A1 (en) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Bapco Closures Research Ltd | Resealable closures |
| US8827094B2 (en) | 2004-07-27 | 2014-09-09 | Babco Closures Research Ltd. | Resealable closures |
| US7963409B2 (en) | 2004-07-27 | 2011-06-21 | Bapco Closures Research Ltd. | Resealable closures |
| AU2005266155B2 (en) * | 2004-07-27 | 2012-06-28 | Bap Tech Pty Ltd | Resealable closures |
| JP2006264735A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Taisei Kako Co Ltd | 液だれ防止中栓付きキャップ |
| GB2464320B (en) * | 2008-10-13 | 2012-12-05 | Packaging Innovation Ltd | A cap assembly with insert |
| GB2464320A (en) * | 2008-10-13 | 2010-04-14 | Packaging Innovation Ltd | A cap and insert assembly |
| CN104010945A (zh) * | 2011-12-22 | 2014-08-27 | 凸版印刷株式会社 | 塞子 |
| US9656786B2 (en) | 2011-12-22 | 2017-05-23 | Toppan Printing Co., Ltd. | Plug |
| CN104010945B (zh) * | 2011-12-22 | 2019-01-01 | 凸版印刷株式会社 | 塞子 |
| CN108341155A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-31 | 深圳迎凯生物科技有限公司 | 容器盖 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4090631A (en) | Screw-type bottle cap having improved sealing properties | |
| US9511905B2 (en) | Synthetic resin container closure and combination of same and container | |
| US4253581A (en) | Container with screw cap | |
| US3979002A (en) | Tearable skirt plastic water bottle cap | |
| JP2004196417A (ja) | 液体用容器のノズル構造 | |
| JP7262306B2 (ja) | キャップ | |
| JPS61232163A (ja) | ねじ締めキヤツプを備えたボトル閉成装置 | |
| JP2003522080A (ja) | ボトルプラグ | |
| JP2002326644A (ja) | キャップ | |
| JP5560395B2 (ja) | 中栓付き容器 | |
| US4364486A (en) | Plug-type bottle closure (plastic cork) | |
| JP7154981B2 (ja) | 抜栓キャップ | |
| JP3789611B2 (ja) | 押出容器 | |
| JP2018154340A (ja) | 複合容器蓋 | |
| US2035004A (en) | Dispensing container and closure therefor | |
| JP7394922B2 (ja) | 液体容器 | |
| US2370535A (en) | Bottle | |
| JP6017981B2 (ja) | 中栓付きキャップ | |
| US3217950A (en) | Pouring spout for bottle | |
| JP6466052B2 (ja) | キャップ付き容器 | |
| JP4643883B2 (ja) | 吐出弁付き容器 | |
| JP7438632B2 (ja) | 抜栓キャップ | |
| JP2003191983A (ja) | 液注出容器の中栓とキャップ | |
| JP2020104886A (ja) | 注出容器 | |
| JPH043981Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071220 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100714 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100929 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110105 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110426 |