JP6254664B2 - インクジェット記録用キャスト塗工紙 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット記録用キャスト塗工紙に関する。更に詳しくは、一般的なキャスト塗工紙の光沢度を有し、かつ優れたインクジェット記録(印字)適性を備えたインクジェット記録用キャスト塗工紙に関する。
インクジェット記録方式は、インクの液滴を微細なノズルから記録紙上に吐出し、付着させることによってドットを形成して記録を行う方式である。近年、インクジェットプリンター、インク、更に記録媒体等の技術的進歩によって、記録の高速化、音の軽減化、印字品質の高い画像の形成が容易となってきており、多方面で使われている。特に、商業印刷等の分野においては、デジタル情報を製版することなく高速に印刷し、小ロット多品種、可変情報印刷を扱うことが可能なため、オンデマンド印刷において導入されつつある。最近では、装置の高速化や高精細化に著しい進歩が見られることによる用途の拡大に伴い、表面光沢の高い、優れた外観を有するインクジェット記録用紙も求められてきている。
一般に、表面光沢の高い用紙としては、表面に板状顔料を塗工し、さらに、必要に応じてキャレンダー処理を施した塗工紙、あるいは湿潤状態にある塗工層を鏡面仕上げした加熱ドラムの表面に圧着、乾燥させて、光沢仕上げするキャスト塗工紙等が知られる。中でもキャスト塗工紙はキャレンダー仕上げした塗工紙と比較して、より高い表面光沢とより優れた表面平滑性を有し、優れた印刷効果が得られる。
キャスト塗工紙の製造方法としては、一般に、ウェットキャスト法、再湿潤キャスト法(リウェットキャスト法)、ゲル化キャスト法などの方法が知られている。ウェットキャスト法においては、顔料および結着剤を主成分とするキャスト塗工液を支持体に塗工した後、塗工層が湿潤状態にある間に鏡面仕上げした加熱ドラム(ドラム)の表面に圧着(圧接)、乾燥させて光沢仕上げを行う。再湿潤キャスト法においては、湿潤状態の塗工層を一旦乾燥した後、再湿潤液により可塑化させた後、加熱ドラム面に圧接、乾燥させて仕上げを行う。さらにゲル化キャスト法においては、湿潤状態の塗工層をゲル状態にして加熱ドラム面に圧接、光沢仕上げを行う。
一般に、キャスト塗工紙は、その塗工層を構成する顔料組成物中の接着剤等の成膜性物質がキャストコーターの鏡面ドラム表面を写し取ることにより高い光沢を得ている。他方、この成膜性物質の存在によって塗工層の多孔性が失われインクジェット用インクに対する吸収性や乾燥性が著しく劣るため、印字画質が不良となるといった問題がある。また、キャスト塗工紙の製造工程では光沢感や平滑性を付与するためドラム仕上げを行なうが、その際ドラムに汚れが発生しやすく、ドラム汚れの抑制ために塗工層に離型剤を使用する。一般的に使用される離型剤は撥水性を有するため、離型剤の撥水作用によってインクジェット用インクの吸収性が低下し、しいてはインクの乾燥性が劣り、印字画質の低下に繋がる。
一方、従来のインクジェット記録用紙のインク受容層においては、アルミナ、シリカ、ベーマイト等の顔料を主成分とし、塗工層の細孔容積を大きくしたものを用いることによってインク吸収性を付与し、印字画質を高めることでインク吸収性の問題を解消してきた(特許文献1)。しかし、アルミナ、シリカ等は高価であることから、オンデマンド印刷のような商業用印刷分野には適さない。
特開2000−062314
本発明は、一般的なキャスト塗工紙の光沢度を有し、かつ優れたインクジェット記録(印字)適性を備えたインクジェット記録用キャスト塗工紙に関する。
本発明者等は、一般的なキャスト塗工紙の光沢度を有するインクジェット記録用キャスト塗工紙においてそのインク吸水性・インク乾燥性が劣る原因として、製造工程中におけるキャスト処理の際のドラム汚れを抑制するために使用する離型剤に問題があることを見出した。また、本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、顔料とスチレンブタジエンラテックスを主成分としたインク受容層に水溶性離型剤を含有させることで上記課題を解決することができることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明により、一般的なキャスト塗工紙の光沢度を有し、インク吸収性に優れたインクジェット記録用キャスト塗工紙を提供することができる。さらに、本発明では従来のキャスト塗工紙と同様の製造効率で安価なインクジェット記録用キャスト塗工紙を提供することが可能なため、本発明の用紙は、特にオンデマンド印刷など商業的印刷分野で使用されるインクジェット記録用キャスト塗工紙として最適である。また、一般印刷用紙と同じようにオフセット印刷も可能である。
即ち、本発明に係るインクジェット記録用キャスト塗工紙は、基紙の少なくとも片面に、顔料とスチレンブダジエンラテックスを主成分として含むインク受容層が設けられており、かつ、該インク受容層に水溶性離型剤を含有する。このような構成とすることで、キャスト処理の際のドラム汚れ防止効果に優れており、さらに吸収性の優れたインクジェット記録用キャスト塗工紙を得ることができる。
また、本発明に係るインクジェット記録用キャスト塗工紙においては、前記水溶性離型剤がヒマシ油硫酸化油塩を含有することが好ましい。ドラム汚れ防止効果とより優れたインク吸収性を維持することができる。
また、本発明に係るインクジェット記録用キャスト塗工紙においては、前記インク受容層に、更に水分散性の離型剤を含有することが好ましい。インク吸収性を維持しながらより優れたドラム汚れ防止効果を得ることができる。
次に、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
(1)基紙
本実施形態に係るインクジェット記録用キャスト塗工紙は基紙の少なくとも片面にインク受容層を設ける。基紙に使用するパルプ繊維はLBKP(広葉樹さらしクラフトパルプ)、NBKP(針葉樹さらしクラフトパルプ)などの化学パルプ、TMP(サーモメカニカルパルプ)、GP(砕木パルプ)、CTMP(ケミサーモメカニカルパルプ)、RMP(リファイナーメカニカルパルプ)、などの機械パルプ、DIP(脱インキパルプ)などの木材パルプ及びコットン、ケナフ、竹、バガスなどの非木材パルプである。これらは、単独で使用するか、又は任意の割合で混合して使用することができる。また、本発明の目的とする効果を損なわない範囲において、合成繊維を更に配合することができる。環境保全の観点から、ECF(Elemental Chlorine Free)パルプ、TCF(Total Chlorine Free)パルプを含有することが好ましい。
また、本発明に係る基紙を構成するパルプは、インクジェット記録用キャスト塗工紙として適切な叩解度を有する紙料とすることが好ましい。適切な叩解度としては、例えば、カナダ標準ろ水度(フリーネス)(JIS P 8121:1995「パルプのろ水度試験方法」)で、350〜650mlCSFである。
本実施形態に係る基紙に使用する填料としては、例えば、タルク、カオリン、焼成クレー、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、二酸化チタン、クレーである。紙中の填料含有量は、パルプの乾燥質量100質量部に対して、例えば、1〜25質量部であることが好ましい。より好ましくは2〜20質量部である。さらに好ましくは、3〜18質量部である。1質量部以下では白色度向上、不透明度向上等の効果が得られないことがある。25質量部を超えると紙自体の強度が不足し印刷・加工に耐えられず実質使用することが出来ないことがある。
本実施形態に係る基紙に使用するパルプ、填料以外には内添サイズ剤、湿潤紙力増強剤などの内添紙力増強剤、ピッチコントロール剤、蛍光増白剤、着色染料、着色顔料、蛍光消色剤、などの各種助剤を、各製品に合わせて好適に配合することが可能である。内添サイズ剤は、各種公知のものが使用でき、特に限定されず、例えば、AKD、ASA、強化ロジンサイズ剤、弱酸性ロジンサイズ剤、酸性ロジンサイズ剤、である。前記内添紙力増強剤としては、従来公知の紙力増強剤を使用することが可能であり、例えば、澱粉系紙力増強剤、ポリビニルアルコール系紙力増強剤、ポリアクリルアミド系紙力増強剤である。
基紙を抄紙する方法は、特に限定されるものではなく、ツインワイヤー抄紙機、長網抄紙機、円網多層抄紙機、長網多層抄紙機、円網抄紙機、長網円網コンビ多層抄紙機などの各種装置で製造できる。
本実施形態に係る抄紙方法で得られる基紙には、その表面に表面サイズ液を塗布しても良い。表面サイズ液としてポリビニルアルコール、澱粉、ポリアクリルアミドなどの公知の水溶性高分子などが上げられるが特に限定されない。基紙の坪量は、特に限定されないが、通常40〜500g/mである。
本発明においては、基紙の片面又は両面には顔料と結着剤を主体とした塗工液を塗工して設けられるアンダー層を塗工しても何ら差し支えなく、このアンダー層を塗工した後の支持体をキャスト塗工用の基紙として用いる事ができる。
(2)インク受容層
本発明のインクジェット記録用キャスト塗工紙においては、基紙の少なくとも片面に、顔料と結着剤としてスチレンブタジエンラテックスを含む。インク受容層に用いる顔料としては、一般に印刷用塗工紙に使用されている公知の白色顔料が例示できる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン(クレーを含む)、水酸化アルミニウム、焼成クレー、酸化チタン、プラスチックピグメント等の有機高分子微粒子等であり、これらの中から目的に応じて1種以上が適宜選択して使用される。例えば、カオリンクレーを顔料全体100質量部に対して20〜100質量部、25〜90質量部、25〜80質量部使用できる。キャストコート紙の光沢性及びキャストドラム表面からの離型性の点で優れているからである。また、軽質炭酸カルシウムを顔料全体100質量部に対して2〜50質量部、5〜45質量部、10〜40質量部使用できる。軽質炭酸カルシウムを添加することで、高い白色度を得ることができるからである。また、本発明においては、高価なアルミナ、シリカ、ベーマイト等の顔料はコストが上昇しない程度に使用しても良い。
本発明においては、インク受容層に用いる結着剤として、インク受容層の強度を一般的な印刷用紙と同様のものとするために、スチレンブタジエンラテックスを使用することが必要である。スチレンブタジエンラテックスは安価なため、製造コストの観点からも好ましい。さらに、目的に応じて、水性接着剤、合成樹脂系接着剤、セルロース誘導体、アクリル系重合体ラテックス、ビニル系重合体ラテックス及びその他の重合体等の結着剤を使用することができる。例えばポリビニルアルコール(シラノール変性ポリビニルアルコール、カルボキシル変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコールなども含む)、ポリビニルアセタール、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、ポリエチレンイミド系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、ポリアクリル酸又はその共重合体、無水マレイン酸共重合体、アクリルアミド系樹脂、アクリル酸エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ系樹脂、エピクロルヒドリン系樹脂、尿素樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス類、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス類などの一般的な印刷用紙に使用される公知の結着剤を併用して用いることができる。例えば、光沢発現効果が高いカゼインや大豆タンパクなどの水溶性タンパク質を使用することが好ましい。
結着剤の配合量は、記録媒体の印字適性、塗工層強度、塗料液性を考慮して決定される。インク受容層中の全顔料100質量部に対し結着剤を3〜50質量部含有させることが好ましく、5〜40質量部とすることがより好ましい。配合量が3質量部未満であるとインク受容層が脱落する恐れがあり、50質量部を超えると、離型性が悪化して、ドラムが汚れて効率が低下する、またはインク吸収性が低下する場合がある。また、インク受容層に配合するスチレンブタジエンラテックスの配合量は、顔料100質量部に対し、例えば、3〜40質量部、さらに、3〜30質量部が好ましい。3質量部未満では塗工層強度が低下する場合があり、30質量部を超えるとインク吸収性が低下する場合がある。さらに、スチレンブタジエンラテックスについては、インク受容層中の全顔料100質量部に対し、好ましくは5〜30質量部、さらに好ましくは7〜20質量部含有させればよい。また、カゼインや大豆タンパクなどの水溶性タンパク質は、全顔料100質量部に対し、1〜20質量部、好ましくは3〜15質量部含有させればよい。
本発明においては、キャスト処理により高光沢度を付与しているが、キャスト処理装置のドラム表面は比較的汚れやすく、ドラムの加温温度などのキャスト処理条件によっては、インク受容層によるドラム汚れが発生しやすくなる。ドラム汚れが発生すると、光沢を付与することが困難となり、一般的なキャスト塗工紙と同等の光沢を得られない。さらに、インク受容層の表面においても欠点が発生するため、インク吸水性が低下し、優れた印字画像が得られない。
キャスト処理装置のドラム汚れは、インク受容層中に離型剤を含有させることで防ぐことが可能である。公知の離型剤の種類として、高級脂肪酸エステルや高級脂肪酸アミド等の高級脂肪酸塩の誘導体系、金属石鹸系、炭化水素系がある。炭化水素系では、ポリエチレンエマルジョン、流動パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられる。
しかし、前述した一般的な離型剤は、水に不溶で撥水性を有するため、水溶性の離型剤よりもインク吸収性に劣る。このため、インクジェット記録の画像適性に劣り、特に印字ベタ部で筋ムラを発生させやすくなる。従って、本発明においては、キャスト処理装置のドラム汚れを防止すると共に、インク吸収性付与のために、少なくとも1種以上の水溶性離型剤をインク受容層に含有させる必要がある。水溶性であれば離型剤の種類は問わない。インク受容層における水溶性離型剤の含有量は、顔料100質量部あたり0.01〜10質量部、好ましくは0.05質量部から7質量部含ませることが好ましい。もしくは、インク受容層における水溶性離型剤の含有量は、固形分換算でインク受容層の片面当たり0.01〜0.80g/mが好ましい。0.01g/m未満の場合は離型性に劣り、0.80g/m質量部を超える場合は白紙光沢度が低下する恐れがある。更に好ましくは、0.03〜0.70g/mである。水溶性離型剤としては、水溶性の高級脂肪酸塩またはその誘導体が挙げられる。水溶性の高級脂肪酸塩としては、例えば、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム等が挙げられる。水溶性の高級脂肪酸塩の誘導体としては、ヒマシ油硫酸化油塩が挙げられる。
本発明で使用する水溶性離型剤としては、ヒマシ油硫酸化油塩を含有することが好ましい。ヒマシ油硫酸化油塩としては、例えば、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩、ヒマシ油硫酸化油カリウム塩、ヒマシ油硫酸化油アンモニウム塩等が挙げられる。水溶性離型剤はインク吸収性を阻害しにくく、特にヒマシ油硫酸化油塩はインク吸収性を向上する作用がある。インク受容層におけるヒマシ油硫酸化油塩の含有量は、顔料100質量部あたり0.01〜10質量部、好ましくは0.05質量部から7質量部含ませることが好ましい。もしくは、インク受容層におけるヒマシ油硫酸化油塩の含有量は、固形分換算でインク受容層の片面当たり0.01〜0.80g/mが好ましい。0.01g/m未満の場合はインク吸収性に劣り、0.80g/m質量部を超える場合は白紙光沢度が低下する恐れがある。更に好ましくは、0.03〜0.70g/mである。
また、本発明においては、水溶性離型剤と、水分散性の離型剤を併用しても構わない。水分散性の離型剤は、インク吸水性を阻害するおそれがあるが、キャスト処理装置のドラム汚れの防止には水溶性離型剤単独で使用する場合よりも高い効果を発揮する。従って、所望するキャスト処理装置のドラム汚れの防止と、インク吸収性付与のバランスを考慮し、水溶性離型剤と、水分散性の離型剤を併用してしてもよい。併用する場合、インク受容層における水分散性の離型剤の含有量は、顔料100質量部あたり0.001〜5質量部、好ましくは0.005質量部から5質量部含ませることが好ましい。もしくは、インク受容層における水分散性の離型剤の含有量は、固形分換算でインク受容層の片面当たり0.001〜0.40g/mが好ましい。0.001g/m未満では離型性に劣り、0.40g/mを超える場合はインク吸収性に劣る。更に好ましくは、0.003〜0.30g/mである。水分散性の離型剤としては、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アンモニウム、ステアリン酸マグネシウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸バリウム、リシノール酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、オレイン酸カルシウム、オレイン酸バリウム、パルチミン酸カルシウムなどの水に不溶な高級脂肪酸塩を、分散乳化剤を用いて乳化し、水分散体としたものが挙げられる。スルホ化、エステル化等の誘導体化処理をしたものを用いても良い。
インク受容層用塗工液を塗工する塗工装置としては、特に限定するものではなく、キャスト塗工紙分野で一般的に使用されているカーテンコーター、ダイコーター、エアーナイフコーター、フレキシブル、ロールアプリケーション、ファウンテンアプリケーション、ショートドゥエル等のベベルタイプやベントタイプのブレードコーター、バーコーター、グラビアコーター、スプレーコーター、ロッドブレードコーター、チャンプレックスコーター、ゲートロールコーター等の公知の塗工装置が適宜使用できる。また、インク受容層の絶乾塗工量は基紙の片面あたり2〜40g/mの範囲が好ましい。絶乾塗工量が2g/m未満では所望の白紙光沢を得ることが困難となり、40g/mを超える場合はドラムが汚れやすく、効率が落ちてコスト的に不利となる。
また、前記インク受容層には、必要に応じ各種助剤、例えば、粘度調節剤、柔軟剤、光沢付与剤、耐水化剤、分散剤、流動変性剤、紫外線吸収剤、安定化剤、帯電防止剤、架橋剤、サイズ剤、蛍光増白剤、着色剤、pH調節剤、消泡剤、可塑剤、防腐剤が必要に応じて適宜配合される。例えば、耐水化剤として、水溶性接着剤を不溶化させるような亜鉛含有化合物、例えば、酸化亜鉛、炭酸亜鉛などを、顔料100質量部あたり、例えば、亜鉛換算で0.05〜3質量部を配合することができる。
(3)再湿潤液
本発明によるキャスト塗工紙の製造方法としては、前記再湿潤キャスト法が製造効率の観点から好ましい。前記再湿潤キャスト法であれば、キャスト塗工層を一旦乾燥する工程を経ているためにキャストドラムの温度を100℃以上でキャスト処理することができる。そのため、他のキャスト処理法と比較して生産性が高く、更なるコストダウンを図ることができる。本発明における再湿潤液とは、一旦乾燥したインク受容層を膨潤させ、ドラムにインク受容層を適度に密着させる作用のある再湿潤用の処理液(水溶液)のことをいう。再湿潤液としては、クエン酸ナトリウム、蟻酸などを含む水溶液を使用する。例えば、クエン酸ナトリウムは0.05〜0.3質量%含むことが好ましい。さらに、本発明においては、前記再湿潤液に離型剤として水溶性離型剤を添加することが好ましい。離型剤の添加量を最小限度にすることが可能である。再湿潤液への離型剤の添加は、その含有量が0.001〜1.0%となるようにすることが好ましい。0.001%未満では離型性に劣り、1.0%を超える場合は光沢度が低下する。更に好ましくは0.005〜0.5%である。
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、実施例において示す「部」及び「%」は特に明示しない限り固形質量部および固形質量%を示す。
(実施例1)
サイズプレスにて酸化澱粉を表面処理した坪量80g/mの上質紙を基紙とした。次いで、顔料としてカオリン(アストラグロス:イメリス・ミネラルズ・ジャパン社製)75部と軽質炭酸カルシウム(タマパールTP−221GS、奥多摩工業製)25部、結着剤としてカゼイン7質量部、大豆タンパク2質量部、スチレン・ブタジエン系ラテックス(スマーテックスPA−9160、日本エイアンドエル社製)15質量部、さらに、耐水化剤として、炭酸亜鉛のアンモニア錯体水溶液(ハードナーA12、旭化成ケミカルズ社製)を亜鉛換算で0.5質量部、離型剤として水溶性離型剤であるヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)1.0質量部からなる固形分濃度50%のインク受容層用塗工液を調製した。次いでこのインク受容層用塗工液をエアーナイフコーターにて前記基紙の片面に絶乾塗工量20g/mとなるように塗工して乾燥し、インク受容層を設けた。次いで、クエン酸ナトリウム0.1%からなる固形分濃度0.1%の再湿潤液(水溶液)をインク受容層表面にウェット塗布量30g/mとなるように塗布した後、塗布面が湿潤状態にあるうちにドラムに圧接し、乾燥後ドラムから剥離してインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例2)
実施例1において、水溶性離型剤を、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)1.0部から、ヒマシ油硫酸化油カリウム塩1.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例3)
実施例1において、水溶性離型剤を、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)1.0部から、ヒマシ油硫酸化アンモニウム塩1.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例4)
実施例1において、水溶性離型剤を、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)1.0部から、オレイン酸ナトリウム(昭和化学社製)1.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例5)
実施例1において、水溶性離型剤を、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)1.0部から、パルミチン酸カリウム(昭和化学社製)1.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例6)
実施例1において、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)の配合量を0.06部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.01g/mであった。)
(実施例7)
実施例1において、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)の配合量を0.2部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.03g/mであった。)
(実施例8)
実施例1において、ヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)の配合量を5.0部に変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.77g/mであった。)
(実施例9)
実施例1において、インク受容層用塗工液に更にステアリン酸カルシウム(LB−131、東邦化学工業社製)0.006部を配合した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例10)
実施例1において、インク受容層用塗工液に更にステアリン酸カルシウム(LB−131、東邦化学工業社製)0.5部を配合した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.24g/mであった。)
(実施例11)
実施例1において、インク受容層用塗工液に更にステアリン酸カルシウム(LB−131、東邦化学工業社製)3.0部を配合した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.62g/mであった。)
(実施例12)
実施例1において、再湿潤液に、更に離型剤としてヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)を0.001%となるように添加した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
(実施例13)
実施例1において、再湿潤液に、更に離型剤としてヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)を0.1%となるように添加した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.19g/mであった。)
(実施例14)
実施例1において、再湿潤液に、更に離型剤としてヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)を1.0%となるように添加した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.46g/mであった。)
(比較例1)
実施例1において、インク受容層用塗工液にヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)を添加しなかった以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0g/mであった。)
(比較例2)
実施例1において、インク受容層用塗工液にヒマシ油硫酸化油ナトリウム塩(ロート油、第一工業製薬社製)を添加せず、ステアリン酸カルシウム(LB−131、東邦化学工業社製)1.0部を添加した以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用キャスト塗工紙を得た。(この時のインク受容層中の全離型剤の含有量は0.16g/mであった。)
各実施例及び比較例で得られたインクジェット記録用キャスト塗工紙についての構成と評価結果とを表1〜表3に示す。尚、表中の評価は次の方法により実施した。
(1)キャスト処理装置のドラム汚れ評価
キャスト処理装置のドラム汚れを以下のように目視で評価した。
◎:キャスト処理装置のドラム表面に汚れが全くなく、実用できる。
○:キャスト処理装置のドラム表面に僅かな汚れが発生するが、実用できる。
△:キャスト処理装置のドラム表面に汚れが発生し、実用不可。
×:キャスト処理装置のドラム表面に汚れが著しく発生し、実用不可。
(2)60°白紙光沢度
JIS−Z8741に準じ、60度光沢度計を用いて測定を行った。数値が高い方が高級感に優れていて好ましい。65%以上が好ましい。
(3)印刷ベタ部の筋ムラ
以下のインクジェットプリンターを用いて、ベタ印刷を行い、印字部の筋ムラ程度を以下のように目視で評価した。
プリンターA:エッジライン HP CM8060(ヒューレットパッカード社製)
プリンターB:PX−G5300(セイコーエプソン社製)
◎:筋ムラが全くなく、実用できる。
○:筋ムラが僅かに発生するが、実用できる。
△:筋ムラが発生し、実用不可。
×:筋ムラが著しく発生し、実用不可。
Figure 0006254664
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表1〜4から明らかなように、実施例1〜14で得られたインクジェット記録用キャスト塗工紙は、キャスト処理装置のドラム表面に汚れが評価に優れ、印刷ベタ部の筋ムラに優れているものであった。また、白紙光沢度も満足できるものであった。
これに対し、比較例1で得られたインクジェット記録用キャスト塗工紙は、インク受容層が離型剤を含有していないため、キャスト処理装置のドラム汚れが著しく生じた。また、比較例2で得られたインクジェット記録用キャスト塗工紙は、インク受容層が水分散性の離型剤を含有するが、水溶性離型剤を含有しないため、印刷ベタ部の筋ムラが発生した。

Claims (8)

  1. 基紙の少なくとも片面に、顔料とスチレンブタジエンラテックス、水溶性タンパク質、水溶性離型剤、および耐水化剤として亜鉛含有化合物を含むインク受容層を設け、キャスト仕上げして得られるインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法であって、顔料としてカオリンクレーを顔料全体100質量部に対して25〜80質量部使用し、かつ、顔料として軽質炭酸カルシウムを顔料全体100質量部に対して10〜40質量部使用し、前記インク受容層を設けた後に、再湿潤液を前記インク受容層表面に塗布した後、塗布面が湿潤状態にあるうちにドラムに圧接し、乾燥後ドラムから剥離することを特徴とする前記インクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  2. 前記再湿潤液に離型剤として水溶性離型剤であるヒマシ油硫酸化油塩を添加することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  3. 前記インク受容層に、更に水分散性の離型剤を含有し、当該水分散性の離型剤がステアリン酸カルシウムであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  4. 該インク受容層に耐水化剤の亜鉛含有化合物として炭酸亜鉛のアンモニア錯体水溶液を亜鉛換算で顔料100質量部あたり0.05〜3質量部含む、請求項1〜3のいずれか一つに記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  5. 前記水溶性離型剤が、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸カリウム、ヒマシ油硫酸化油塩から成る群から選択される、請求項1〜4のいずれか一つに記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  6. 前記水溶性離型剤がヒマシ油硫酸化油塩である、請求項1〜5のいずれか一つに記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  7. 前記再湿潤液としてクエン酸ナトリウムまたは蟻酸を含む水溶液を使用する、請求項1〜6のいずれか一つに記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
  8. 前記再湿潤液としてクエン酸ナトリウムは0.05〜0.3質量%含む水溶液を使用する、請求項7に記載のインクジェット記録用キャスト塗工紙の製造方法。
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