JP6240481B2 - インキ供給方法およびインキ供給装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作をオフとしたうえ、前の印刷ジョブの刷版7を装着したままの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷(白紙印刷)を行い、これによってインキ供給装置内のインキを減らし(刷り減らし)、インキローラ群6に上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ma(図35(a)参照)、すなわち刷版7の絵柄のない部分に対応するインキ膜厚分布Maを残す(インキリムービング)。
特許文献2に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキツボキー4−1〜4−nの開き量をゼロに設定し、その状態でインキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ群6上のインキを全てインキツボ1内に戻す(壺返し)。これにより、インキローラ群6内の各ローラがインキを保有していない状態となる。
また、上述した目的に加え、刷版を交換して次の印刷ジョブの印刷で使用する刷版の絵柄(次の印刷ジョブの刷版の絵柄)に応じたインキ膜厚分布を形成する際に、白紙印刷を行うことなく、また壺返しを行うことなく、短時間で、インキローラ群に形成されているインキ膜厚分布を補正することが可能なインキ供給方法およびインキ供給装置を提供することにある。
また、本発明によれば、前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、インキローラ群を複数のローラ小群に分割し、この分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキをインキ掻き取り部材で掻き取って除去するようにしたので、一部のローラ小群内のインキをブレードやスクレイパーなどで掻き取って除去するようにして、印刷ジョブの切替時に、白紙印刷を行うことなく、また壺返しを行うことなく、短時間で、インキローラ群に形成されているインキ膜厚分布を補正することが可能となる。
印刷ジョブ切替制御装置100の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略的な動作について説明しておく。
そして、印刷機の回転速度がプレインキング時の回転速度Vprとされている状態で、プレインキング時の回転回数N2だけインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を行わせ、インキローラ群6に次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布Mdを作成する(図7(f))。
この時のインキ膜厚分布Mdは、インキツボキー4−1〜4−nの開き量が補正された開き量とされていることから、すなわち開く方向に補正されていることから、次の印刷ジョブの刷版7’の絵柄に応じたインキ膜厚分布よりも少し厚めとされる。
印刷ジョブを切り替える場合、オペレータは印刷停止スイッチ107をオンとする。すると、CPU101は、印刷停止スイッチ107がオンとされたことを確認し(図10:ステップS101のYES)、給紙装置124に給紙停止指令を出力し、印刷機への給紙を停止させるとともに(ステップS102)、胴抜き指令、インキ着ローラの脱指令、水着ローラの脱指令を印刷ユニット125に出力する(ステップS103、S104、S105)。
CPU101は、メモリM1中のブランケット洗浄装置の洗浄回数Xを0とし(図11:ステップS107)、オペレータからのブランケット洗浄開始スイッチ128のオンを待つ(ステップS108)。ブランケット洗浄開始スイッチ128がオンとされると(ステップS108のYES)、CPU101は、ブランケット洗浄終了スイッチ129がオンとされるまで(ステップS110のYES)、ブランケット洗浄装置400に洗浄開始指令を出力する(ステップS109)。
一方、オペレータは、印刷機が停止され、インキ着ローラ6−1〜6−4および水着ローラ12が脱とされている状態で(図7(a))、版胴8に装着されている刷版7を次の印刷ジョブの刷版7’に交換する(ステップS117)。
次に、CPU101は、入力装置104より入力された刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率をメモリM3に格納する。なお、この実施の形態において、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の測定には、本出願人による特許文献5や特許文献6に示されているような「絵柄面積率測定装置」を用い、この「絵柄面積率測定装置」を用いて測定した絵柄面積率を可搬型のメモリに書き込み、この絵柄面積率が書き込まれた可搬型のメモリを入力装置104にセットすることによって、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の入力を行う。なお、CPU101と「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵柄面積率測定装置」から直接、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率を取り込むようにしてもよい。
CPU101は、印刷ジョブ切替開始スイッチ108がオンとされると(図14:ステップS125のYES)、インキ呼び出し装置115に動作停止信号を出力し(ステップS126)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を停止させる。そして、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に分割信号を出力し(ステップS127)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割させる(図3参照)。
次に、CPU101は、メモリM5からプレインキング時の回転速度Vprを読み出し(ステップS128)、原動モータドライバ110にD/A変換器112を介してプレインキング時の回転速度Vprを出力する(ステップS129)。これにより、印刷機が回転し始め、その速度がプレインキング時の回転速度Vprまで上昇する。
次に、CPU101は、メモリM2中のカウント値Nを1とし(図16:ステップS137)、メモリM2からカウント値Nを読み出し(ステップS138)、メモリM3のN番目のインキツボキー用のアドレス位置より、次の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率を読み出す(ステップS139)。
次に、CPU101は、メモリM2中のカウント値Nを1とし(図18:ステップS152)、メモリM2からカウント値Nを読み出し(ステップS153)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS154)。
次に、CPU101は、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に連結信号を出力し(ステップS159)、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを連結し、1つのインキローラ群6に戻す(図7(e))。
次に、CPU101は、メモリM13に格納されているインキツボローラの回転量を読み出し(ステップS160)、その読み出したインキツボローラの回転量をインキツボローラ制御装置200に送信する(ステップS161)。 そして、インキツボローラ制御装置200からのインキツボローラの回転量受信完了信号を受けて(ステップS162のYES)、インキ呼び出し装置115に動作信号を出力し(ステップS163)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を開始させる。CPU101は、このインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を、印刷機の回転回数がメモリM14中のプレインキング時の回転回数N2に達するまで続ける(図20:ステップS164〜S168)。
次に、CPU101は、メモリM2中のカウント値Nを1とし(図16:ステップS170)、メモリM2からカウント値Nを読み出し(ステップS171)、メモリM9のN番目のインキツボキー用のアドレス位置より、次の印刷ジョブのN番目のインキツボキーの開き量を読み出し(ステップS172)、N番目のインキツボキー制御装置300に送信する(ステップS173)。そして、メモリM2中のカウント値Nに1を加算し(ステップS174)、メモリM4からインキツボキーの総数nを読み出し(ステップS175)、カウント値Nがインキツボキーの総数nを超えるまで(ステップS176のYES)、ステップS171〜S176の処理動作を繰り返す。
次に、CPU101は、メモリM2中のカウント値Nを1とし(図22:ステップS177)、メモリM2からカウント値Nを読み出し(ステップS178)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS179)。
そして、CPU101は、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に分割信号を出力し(図23:ステップS184)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに再分割させる(図3参照)。
次に、CPU101は、水着ローラの着指令、インキ着ローラの着指令、版胴とゴム胴の着指令を印刷ユニット125に出力する(ステップS185、S186、S187)。すなわち、水着ローラの着指令によって、水着ローラ12を着とし、刷版7’に接した状態とする。また、インキ着ローラの着指令によって、インキ着ローラ6−1〜6−4を着とし、刷版7’に接した状態とする。また、版胴とゴム胴の着指令によって、版胴8とゴム胴9のみを着状態とする。すなわち、ゴム胴9を版胴8に対してのみ着とする。これにより、下流側のローラ小群6Bと版胴8およびゴム胴9とが着状態とされる(図7(h))。
そして、この状態で、CPU101は、印刷機の回転回数がメモリM15中の版胴・ゴム胴プレインキング時の回転回数N3に達するまで、印刷機を回転させる(ステップS188(図23)〜S192(図24))。
〔インキローラ群の連結〕
CPU101は、印刷機の回転回数カウント用カウンタ114のカウント値が版胴・ゴム胴プレインキング時の回転回数N3に達すると(ステップS192のYES)、インキ呼び出し装置115に動作信号を出力し(ステップS193)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を開始させる。
そして、CPU101は、メモリM16から印刷速度Vpを読み出し(ステップS195)、原動モータドライバ110にD/A変換器112を介して印刷速度Vpの回転指令を出力し(ステップS196)、印刷機の速度を印刷速度Vpとする。また、給紙装置124に給紙指令を出力し(ステップS197)、印刷機への給紙を開始する。また、胴入れ指令(圧胴とゴム胴の着指令)を印刷ユニット125に出力し(ステップS198)、ゴム胴9を圧胴10に対しても着状態とする。すなわち、版胴8、ゴム胴9および圧胴10間を接触させた胴入れ状態とする(図2参照)。これにより、刷版7’を使用しての次の印刷ジョブの印刷が開始される。
図25にインキツボローラ制御装置200の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置200は、CPU201、RAM202、ROM203、インキツボローラ駆動用モータ204、インキツボローラ駆動用モータドライバ205、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ206、入出力インターフェイス(I/O,I/F)207,208、メモリ209,210を備えており、インターフェイス207を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ209には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ210には目標とするインキツボローラの回転量が記憶される。
図27にインキツボキー制御装置300(300−1〜300−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置300は、CPU301、RAM302、ROM303、インキツボキー駆動用モータ304、インキツボキー駆動用モータドライバ305、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ306、カウンタ307、入出力インターフェイス(I/O,I/F)308,309、メモリ310〜313を備えており、インターフェイス308を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ310には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ311には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ312にはカウンタ307のカウント値が記憶される。メモリ313には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
Claims (16)
- インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次の印刷ジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ供給方法において、
前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、前記刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴に装着されたブランケットを洗浄するブランケット洗浄ステップと、
次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた前記各インキツボキーの開き量を求める開量演算ステップと、
前記開量演算ステップによって求められた各インキツボキーの開き量を前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値で補正して補正された開き量とする開量補正ステップと、
前記各インキツボキーの開き量が前記補正された開き量に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記インキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布形成ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1に記載されたインキ供給方法において、
前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値は、次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値である
ことを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1又は2に記載されたインキ供給方法において、
前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値は、前記ブランケット洗浄ステップにおけるブランケット洗浄装置の動作回数に応じた値である
ことを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ膜厚分布形成ステップによって前記インキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成された後、前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた開き量に設定する開量設定ステップ
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載されたインキ供給方法において、
前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するリムービング時のローラ群分割ステップと、
前記リムービング時のローラ群分割ステップによって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキをインキ掻き取り部材で掻き取って除去するインキ除去ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項5に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ除去ステップによって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結ステップを備え、
前記インキ膜厚分布形成ステップは、
前記ローラ群連結ステップによって前記インキローラ群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記各インキツボキーの開き量が前記補正された開き量に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記1つに戻されたインキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成する
ことを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ膜厚分布形成ステップによって次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布が形成されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にするとともに、当該版胴とこの版胴に装着されている刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴とを着状態にする着ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割され、前記着ステップによって着状態とされている版胴およびローラ小群ならびにゴム胴を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版および前記ゴム胴に供給するインキ供給ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項7に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ供給ステップによるインキの供給後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻して、前記版胴に装着されている刷版を使用しての次の印刷ジョブの印刷を開始する印刷開始ステップ
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次の印刷ジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ供給装置において、
前の刷版を使用しての印刷ジョブの終了後、前記刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴に装着されたブランケットを洗浄するブランケット洗浄手段と、
次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた前記各インキツボキーの開き量を求める開量演算手段と、
前記開量演算手段によって求められた各インキツボキーの開き量を前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値で補正して補正された開き量とする開量補正手段と、
前記各インキツボキーの開き量が前記補正された開き量に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記インキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布形成手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項9に記載されたインキ供給装置において、
前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値は、次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値である
ことを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項9又は10に記載されたインキ供給装置において、
前記ブランケットの洗浄により生じる影響を考慮した各インキツボキーの開き量の補正値は、前記ブランケット洗浄手段におけるブランケット洗浄装置の動作回数に応じた値である
ことを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項9〜11の何れか1項に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ膜厚分布形成手段によって前記インキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成された後、前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた開き量に設定する開量設定手段
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項9〜12の何れか1項に記載されたインキ供給装置において、
前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するリムービング時のローラ群分割手段と、
前記リムービング時のローラ群分割手段によって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキをインキ掻き取り部材で掻き取って除去するインキ除去手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項13に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ除去手段によって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結手段を備え、
前記インキ膜厚分布形成手段は、
前記ローラ群連結手段によって前記インキローラ群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記各インキツボキーの開き量が前記補正された開き量に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記1つに戻されたインキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布を形成する
ことを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項9〜14の何れか1項に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ膜厚分布形成手段によって次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた補正されたインキ膜厚分布が形成されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にするとともに、当該版胴とこの版胴に装着されている刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴とを着状態にする着手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割され、前記着手段によって着状態とされている版胴およびローラ小群ならびにゴム胴を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版および前記ゴム胴に供給するインキ供給手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項15に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ供給手段によるインキの供給後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻して、前記版胴に装着されている刷版を使用しての次の印刷ジョブの印刷を開始する印刷開始手段
を備えることを特徴とするインキ供給装置。
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