JP2003053937A - 印刷機の運転方法及びオフセット輪転印刷機並びにその制御プログラム - Google Patents

印刷機の運転方法及びオフセット輪転印刷機並びにその制御プログラム

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JP2003053937A
JP2003053937A JP2001250836A JP2001250836A JP2003053937A JP 2003053937 A JP2003053937 A JP 2003053937A JP 2001250836 A JP2001250836 A JP 2001250836A JP 2001250836 A JP2001250836 A JP 2001250836A JP 2003053937 A JP2003053937 A JP 2003053937A
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Hiroshi Obara
浩志 小原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット輪転印刷機において準備時間の短
縮と一連の運転動作中に発生する損紙の低減を可能にす
る。 【解決手段】 生産速度からの減速中(工程A)にイン
キローラ群のインキ刷り減らし(工程B)と巻取ロール
の交換(工程L)とブランケット胴の洗浄(工程Q)を
行う。次に、各印刷ユニットを独立制御して刷版の交換
を並行して行うとともに(工程C)、版交換と並行して
折機の折帖切換を行う(工程D)。版交換後にはウェブ
を案内するローラの独立制御によりウェブに張力を付与
する(工程F)。その間に次回印刷条件に応じた印刷機
のプリセットを行う(工程E)。次に、ドライヤの過熱
(工程H)と並行して各印刷ユニットの高速回転による
ブランケット胴からの洗浄液の除去(工程M)とインキ
ローラ群へのインキの予備供給(工程G)を行い、色調
及び見当の調整(工程J)後は、調整速度から生産速度
まで段階的に昇速させていく(工程K)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット輪転印
刷機、特に、シャフトレス形式のオフセット輪転印刷機
において刷版を交換する場合の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】商業用オフセット輪転印刷機(以下、印
刷機という)は、巻取ロールを備えた給紙部、給紙部か
らウェブ(帯状の用紙)を繰り出すインフィード部、ウ
ェブに印刷を施す複数の印刷ユニットが備えられた印刷
部、印刷を施されたウェブを加熱乾燥させるドライヤ装
置、加熱されたウェブを冷却する冷却装置、ウェブパス
部、そして帯状のウェブを折帖に加工する折機を所要部
として構成されている。従来の印刷機は、各印刷ユニッ
ト、インフィード部のインフィードローラ、そして折機
等が共通のラインシャフトによって駆動されるラインシ
ャフト型が一般的であった。
【0003】図9は、このようなラインシャフト型の印
刷機において、ウェブへの印刷に供する刷版を交換する
場合の運転方法を印刷ユニットの回転速度とウェブの走
行速度(印刷速度)の時間変化によって示したタイムチ
ャートである。なお、図中の実線が印刷ユニットの回転
速度を示したものであり、破線がウェブの走行速度を回
転速度に換算して示したものである。実線と破線が重な
る部分は実線のみを示している。
【0004】図9に示すように、まず、今回の印刷が終
了すると、回転速度を生産速度(図中では800rp
m)から停止状態まで減速させていく(減速工程P)。
その間、回転速度が所定速度(図中では200rpm)
まで減速したところで所定時間(図中では1分程度)回
転速度を維持し、洗浄液を用いてブランケット胴の洗浄
を行う(洗浄工程Q)。そして、印刷機が停止したら、
給紙部の巻取ロールを新しい巻取ロールに交換する。こ
の交換は通常オペレータによる手作業で行われる(巻取
ロール交換工程R)。
【0005】巻取ロールの交換後には、各印刷ユニット
の版胴に巻回されている旧刷版を変更する絵柄に対応し
た新しい刷版に交換する。変更する絵柄によっては必ず
しも全ての刷版を交換する必要はないが、通常、印刷機
には、墨,シアン,マゼンタ,イエローの4色に対応し
て4つの印刷ユニットが備えられ、各印刷ユニットには
上下2つの版胴が備えられているので、最大では合計8
つの刷版を交換することになる。従来、この刷版の交換
に関しては、オペレータが一つ一つ版胴を所定の版交換
位置に回転させた後、旧刷版の版尻を版胴の咥え部から
解放して旧刷版を版胴から取り外し、新しい刷版に交換
するといった作業が行われていた(版交換工程S)。ま
た、絵柄の変更とともに折機における折帖の折り方にも
変更がある場合には、版交換後に折機を操作して折帖の
折り方の切り換えを行う(折帖切換工程T)。
【0006】その後、ラインシャフトを再び回転駆動し
てウェブを微速で走行させる(白紙出し工程U)。この
とき、インフィードローラとラインシャフトを繋ぐ無断
変速機を操作して、インフィードローラの周速度をニッ
ピングローラの周速度よりも僅かに遅くする。この工程
Uは、巻取ロールを交換した際のウェブの継目を印刷部
の下流側に出すための工程であると同時に、インフィー
ドローラとニッピングローラとの周速度差によってウェ
ブに印刷に必要な張力を付与する工程にもなっている。
また、この工程Uの後半では、ドライヤ装置に着火して
ドライヤ装置を再加熱する(ドライヤ加熱工程V)。な
お、このドライヤ加熱工程Vを白紙出し工程U中に実施
するのは、ドライヤ装置の熱によってウェブが燃えてし
まうのを防止するためである。
【0007】ドライヤ装置の加熱完了後は、印刷ユニッ
トの回転速度を所定の調整速度(図中では300rp
m)まで昇速する。そして、回転速度を調整速度に維持
しながら、各印刷ユニットにおけるインキ供給を開始し
て予備印刷を行い、印刷物の絵柄の色調、印刷ユニット
におけるウェブの天地見当、及び折機におけるウェブの
断裁見当の調整を行う(調整工程W)。
【0008】各調整項目について調整完了後は、印刷ユ
ニットの回転速度、すなわち印刷速度を調整速度から生
産速度まで一気に昇速する(昇速工程X)。そして、生
産速度への昇速後、安定待ち時間Yが経過した時点から
正紙、つまり商品としての品質を有している印刷物が得
られるようになる。この安定待ち時間Yは、昇速時に生
じた天地見当や断裁見当のズレが、見当のズレをフィー
ドバック制御により自動修正する見当修正装置によって
吸収されるまでの待ち時間であり、また、インキ供給制
御装置により生産速度におけるインキ消費量に見合った
インキ量がインキ供給元から複数のローラを介して版面
に供給されるようになるまでの待ち時間である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、従来
のようにラインシャフトを有さず、各印刷ユニット、イ
ンフィード装置のインフィードローラ、折機のニッピン
グローラ等の回転部毎にモータ等の独立した駆動系を備
え、各回転部を電気的に同期させて運転するようにした
シャフトレス形式の印刷機が開発されている。このシャ
フトレス形式の印刷機においても、刷版を交換する場合
には、図9のタイムチャートで示す従来の運転手順を適
用することは勿論可能である。
【0010】しかしながら、従来の運転手順では印刷終
了から再び正紙が印刷されるようになるまでの準備時間
が長く、少しでも準備時間を短縮して生産性を高めたい
という要望があった。また、従来の運転手順では正紙が
得られるまでの間に繰り出された用紙は、廃棄処分の対
象となる損紙、つまり商品としての品質を有していない
紙となるが、この損紙の枚数を低減することによって生
産性を高めたいという要望もあった。特に、シャフトレ
ス形式の印刷機は、各印刷ユニット、インフィードロー
ラ、折機等を独立して制御できるという特徴を有してい
るので、この特徴を生かして上記の課題を解決すること
が望まれていた。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たものであり、刷版の交換に伴う準備時間を短縮できる
ようにした、印刷機の運転方法及びオフセット輪転印刷
機並びにその制御プログラムを提供することを目的とす
る。また、刷版の交換に伴う一連の運転動作中に発生す
る損紙を低減できるようにした、印刷機の運転方法及び
オフセット輪転印刷機並びにその制御プログラムを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷機の運転方
法は、巻取ロールから連続して繰り出される帯状の用紙
を複数の印刷ユニット内に順次案内し、各印刷ユニット
において印刷を施された用紙をドライヤ装置で乾燥した
後に折機により所望の折帖に加工する、シャフトレス形
式のオフセット輪転印刷機を適用対象とした、用紙への
印刷に供せられる刷版を交換する場合の印刷機の運転方
法である。そして、本発明の印刷機の運転方法は、次の
ような手順で印刷機を運転することを特徴としている。
【0013】まず、本発明の印刷機の運転方法は、用紙
の走行速度を所定の生産速度から停止状態まで減速させ
ていき(減速工程)、その間に各印刷ユニットのブラン
ケット胴の洗浄を実施する(洗浄工程)。そして、用紙
の走行停止後に、各印刷ユニットの版胴に巻回された刷
版のうち交換の必要のある刷版を新刷版に交換する(版
交換工程)。新刷版への交換後には、用紙を案内するロ
ーラのうち少なくとも一つのローラの回転を他のローラ
とは独立して制御して用紙に張力を付与する(プリテン
ション工程)。また、版交換工程からプリテンション工
程までの間には、次回の印刷条件に応じて上記印刷機各
部のプリセットを行っておく(プリセット工程)。用紙
への張力付与後には、用紙を低速で走行させながらドラ
イヤ装置を再加熱する(ドライヤ加熱工程)。そして、
ドライヤ装置の加熱後には、用紙を所定の調整速度で走
行させながら色調及び/又は用紙見当を調整し(調整工
程)、色調及び/又は用紙見当の調整後には、用紙の走
行速度を調整速度から生産速度まで昇速させていく(昇
速工程)。
【0014】このような手順で印刷機を運転することに
よって僅かな時間で用紙に張力を付与することができ、
従来用紙に張力を付与するのに要した時間を短縮するこ
とができるので、その分だけ準備時間を短縮することが
可能になる。また、このように用紙を走行させることな
く用紙に張力を付与することができることから、白紙出
しはドライヤ装置の加熱時間のみでよくなり、白紙出し
にともなう損紙を低減することも可能になる。
【0015】好ましくは、上記の版交換工程において、
各印刷ユニットの版胴(両面印刷の場合は上下の版胴)
を所定の版交換位置に回転させた後、交換の必要な全て
の刷版の版尻を版胴から同時に解放し、新刷版への交換
を交換の必要な全ての刷版について並行して行うように
する。これにより交換の必要な全ての刷版を短時間で交
換することが可能になり、その分だけ準備時間を短縮す
ることが可能になる。
【0016】また、巻取ロールの交換が必要な場合に
は、好ましくは、旧巻取ロールから繰り出されている用
紙の新巻取ロールへの紙継ぎを減速工程中に実施する
(巻取ロール交換工程)。具体的には、減速開始から洗
浄工程までの間に旧巻取ロール及び新巻取ロールを所定
の紙継ぎ位置にセットしておき、用紙の走行速度が一定
に保たれる洗浄工程中において用紙の走行速度に新巻取
ロールの周速度を同期させながら、紙継ぎ装置を作動さ
せて旧巻取ロールから新巻取ロールへ用紙を紙継ぎす
る。このように減速工程中に巻取ロールの交換も行うこ
とで、従来、巻取ロールの交換に要していた時間を削減
することができ、その分だけ準備時間を短縮することが
可能になる。さらに、印刷終了後、用紙の走行が停止す
る前に紙継ぎを行うことで用紙の継目を停止前に外部に
出すことができるので、白紙出しはドライヤ装置の加熱
時間のみでよくなり、白紙出しにともなう損紙を低減す
ることも可能になる。
【0017】また、好ましくは、各印刷ユニットにおけ
るインキ供給を停止してインキローラ群に残存するイン
キを刷り減らすインキ刷り減らし工程を減速工程中に実
施するとともに、次回の絵柄に応じたインキ量をインキ
ローラ群に予備供給するインキ予備供給工程をドライヤ
加熱工程中に実施する。このようにインキの刷り減らし
や予備供給を事前に実施しておくことにより、色調の調
整時間(調整工程の所要時間)を短縮することができ、
その分だけ準備時間を短縮することが可能になる。ま
た、調整時間の短縮により調整時に発生する損紙を低減
することも可能になる。
【0018】この場合、より好ましくは、ドライヤ加熱
工程中においてインキ予備供給工程に先立ち、各印刷ユ
ニットを用紙の走行とは独立して高速で空転させ、洗浄
工程においてブランケット胴に付着した洗浄液を吹き飛
ばしておくようにする(洗浄液除去工程)。これにより
ブランケット胴に残存していた洗浄液が印刷中に紙面を
汚してしまうことによる損紙の発生を防止することが可
能になる。
【0019】また、折機における折帖の折り方の切り換
えが必要な場合には、好ましくは、版交換工程中に折帖
の折り方を切り換えるようにする(折帖切換工程)。こ
のよう折帖の切り換えを刷版の交換と並行して行うこと
で、従来、折帖の切り換えに要していた時間を削減する
ことができ、その分だけ準備時間を短縮することが可能
になる。
【0020】また、用紙の見当(天地見当や断裁見当)
のズレをフィードバック制御により自動修正する見当修
正装置やインキ供給元から複数のローラを介して版面に
供給されるインキ量を印刷速度に応じて制御するインキ
供給制御装置が印刷機に備えられている場合には、好ま
しくは、昇速工程では急加速運転と緩加速運転或いは定
速運転とを交互に繰り返しながら調整速度から生産速度
まで用紙の走行速度を段階的に昇速させるようにする。
このような方法で昇速することにより、急加速運転によ
り発生した微少な見当のずれを緩加速運転或いは定速運
転中の見当修正装置による自動修正によって解消しなが
ら目的とする速度まで加速することができるので、見当
のずれに伴う損紙の発生を抑制することができる。ま
た、急加速運転により発生した微少な印刷濃度の変動を
緩加速運転或いは定速運転中のインキ供給量の追従によ
って解消しながら目的とする速度まで加速することがで
きるので、印刷濃度の変動に伴う損紙の発生を抑制する
ことができる。
【0021】また、本発明は上記の印刷機の運転方法に
て自動運転されるオフセット輪転印刷機も提供する。本
発明のオフセット輪転印刷機は、巻取ロールから連続し
て繰り出される帯状の用紙を複数の印刷ユニット内に案
内し、各印刷ユニットにおいて印刷を施された用紙をド
ライヤ装置で乾燥した後に折機により所望の折帖に加工
する、シャフトレス形式のオフセット輪転印刷機におい
て、上記の印刷機の運転方法にて印刷機全体を自動運転
する制御装置を備えたことを特徴としている。
【0022】さらに、本発明はシャフトレス形式のオフ
セット輪転印刷機を上記の印刷機の運転方法にて自動運
転させるための制御プログラムも提供する。本発明の制
御プログラムは、シャフトレス形式のオフセット輪転印
刷機の制御用コンピュータにおいて実行可能な制御プロ
グラムであって、制御用コンピュータにおいて実行され
ることにより、上記の印刷機の運転方法にて印刷機全体
を自動運転することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)第1実施形態 本発明の第1実施形態について図1、図2を用いて説明
する。図1は本発明の第1実施形態にかかる印刷機の運
転方法が適用されるシャフトレス形式の商業用オフセッ
ト輪転印刷機(以下、印刷機という)の概略構成を示す
図である。印刷機は、図1に示すように、給紙部1,イ
ンフィード部2,印刷部3,ドライヤ装置4,冷却装置
5,ウェブパス部6,折機7及びこれらを制御する制御
装置8等をその主要部として備えている。
【0024】給紙部1は、巻取ロール11,12が装着
されるリールスタンド13を備えており、印刷稼働の途
上で新,旧巻取紙を互いに接続して連続的にウェブ(帯
状の用紙)10を給送すべく機能する。ここでは、巻取
ロール12は使用中のものであり、巻取ロール11は次
の使用のために準備されたものである。新旧巻取ロール
11,12の交換は、まず、リールスタンド13のアー
ム14を図中時計周り方向にターンさせて、新巻取ロー
ル11をウェブ10の走行ラインに接近させる。そし
て、旧巻取ロール12から繰り出されるウェブ10の走
行速度に新巻取ロール11の周速度を同期させる。同期
完了後、図示しない紙継ぎ装置を作動させて新巻取ロー
ル11の先端の糊付け部をウェブ10に押し付けて紙継
ぎした後、旧巻取ロール12とウェブ10とを紙継ぎ装
置のカッターにより切り離す。これにより旧巻取ロール
12から新巻取ロール11へのウェブ10の紙継ぎが完
了する。この新旧巻取ロール11,12の交換作業は、
制御装置8による制御により自動で行われる。
【0025】インフィード部2には、巻取ロール12か
ら引き出されたウェブ10に張力を付与して印刷部3へ
移送するインフィードローラ21が設けられている。イ
ンフィードローラ21は、制御装置8によって制御され
る図示しない専用のモータによって他の駆動系とは独立
して駆動されるように構成されている。このインフィー
ドローラ21のモータは、正転と逆転を任意に切り換え
できると共に、回転速度を自由に設定できる機能を有し
ている。
【0026】印刷部3には、墨,シアン,マゼンタ,イ
エローの4色それぞれに対応した4組の印刷ユニット3
1a〜31dがウェブ走行方向に沿って並設されてい
る。そして、ウェブ10を各印刷ユニット31a〜31
dへ順次通紙させることによって多色印刷ができるよう
になっている。各印刷ユニット31a〜31dには、ウ
ェブ10の走行ラインに対して上下に略対照にブランケ
ット胴32a〜32d,33a〜33dや版胴34a〜
34d,35a〜35dをはじめとするローラが備えら
れている。版胴34a〜34d,35a〜35dの周面
には図示しない刷版がその版尻と版頭を版胴34a〜3
4d,35a〜35dの咥え部に咥えられた状態で巻き
付けられている。そして、インキ元ローラからインキロ
ーラ群(いずれも図示略)を介して版胴34a〜34
d,35a〜35dに巻回された刷版にインキを供給す
ることにより、刷版の絵柄がブランケット胴32a〜3
2d,33a〜33dを介してウェブ10に転写される
ようになっている。なお、各印刷ユニット31a〜31
dは、それぞれ制御装置8によって制御される図示しな
い専用のモータによって独立して駆動されるように構成
されている。
【0027】印刷部3において印刷を終えたウェブ10
は、次工程のドライヤ装置4で加熱乾燥された後、冷却
装置5にて冷却されウェブパス部6へ移送される。ドラ
イヤ装置4は、印刷部3を通過したウェブ10上のイン
キを乾燥させるための装置であり、冷却装置5は、ドラ
イヤ部4での乾燥後の過剰な熱を蓄えるウェブ10を適
当な温度まで冷却し、ウェブ10にインキを定着させる
為の装置である。
【0028】そして、乾燥、冷却を終えたウェブ10
は、ウェブパス部6から折機7へ移送される。ウェブパ
ス部6、折機7におけるウェブ10は、三角板61を経
て縦に二つ折りされた後、リードインローラ62,ニッ
ピングローラ71を順次経由し、折機7によって印刷部
3において印刷された絵柄を単位とした大きさに裁断さ
れると共に折り畳まれ、目的とする折帖に形成されて外
部へ搬出されるようになっている。ニッピングローラ7
1はウェブ10を挟持して下流に移送するローラであ
る。
【0029】制御装置8は、印刷機全体を総合制御する
装置であり、簡単には一般的なコンピュータによって実
現することができる。そして、制御装置8を構成するC
PU、RAM、ROM等の構成部品と、制御装置8にお
いて実行される制御プログラムとの協働によって、後述
するような運転方法によって印刷機の運転を制御するよ
うになっている。
【0030】なお、図示はしていないが4色目の印刷ユ
ニット31dの出口部には自動見当センサが設けられて
いる。制御装置8は、この自動見当センサにより各色の
色ずれ量を検出し、検出した各色の色ずれ量に応じて各
版胴34a〜34d,35a〜35dに備えられた図示
しない天地見当モータを駆動して見当修正を行うことに
より、各色の色ずれ量をゼロに近づけるようになってい
る(制御装置8の天地見当修正装置としての機能)。
【0031】また、ウェブパス部6の入口直前には図示
しないカットオフセンサが設けられている。制御装置8
は、このカットオフセンサにより絵柄全体の位相を検出
し、検出した位相に応じてウェブパス部6内の図示しな
い全幅コンペンモータ(見当修正モータ)を駆動して見
当修正を行うことにより、絵柄位相を折機位相に合致さ
せるようになっている(制御装置8の断裁見当修正装置
としての機能)。さらに、制御装置8は、印刷速度(ウ
ェブ10の走行速度)に応じて各インキ元モータの回転
速度を変化させることで、各速度におけるインキ消費量
に見合ったインキ量を供給するようにもなっている(制
御装置8のインキ供給量制御装置としての機能)。
【0032】図2は、上述のシャフトレス形式の印刷機
における刷版交換時の運転方法の一実施形態を印刷ユニ
ット31a〜31dの回転速度とウェブ10の走行速度
(印刷速度)の時間変化によって示したタイムチャート
である。なお、図中の実線が印刷ユニットの回転速度を
示したものであり、破線がウェブの走行速度を回転速度
に換算して示したものである。実線と破線が重なる部分
は実線のみを示している。この第1実施形態では、新旧
巻取ロール11,12の交換と折機7の調整は行わず、
刷版の交換のみを行うものとする。なお、図9に示す従
来の運転方法と同一の工程については、図中同一の記号
を用いて示している。
【0033】図2に示すように、まず、今回の印刷が終
了すると、従来同様に、印刷ユニット31a〜31dの
回転速度を生産速度から停止状態まで減速させていく
(減速工程P)。その間、回転速度が所定速度まで減速
したところで所定時間回転速度を維持し、洗浄液を用い
て各ブランケット胴32a〜32d,33a〜33dの
洗浄を行う(洗浄工程Q)。
【0034】ウェブ10の走行が停止したら、次に、各
印刷ユニット31a〜31dの各版胴34a〜34d,
35a〜35dに巻回されている旧刷版のうち交換の必
要のあるものを新しい刷版に交換する。ここでは、従来
と同様の方法で1枚ずつ版交換を行うものとする(版交
換工程S)。なお、このときには印刷ユニット31a〜
31dとウェブ10との係合を切り離し、ウェブ10の
走行は停止させた状態で印刷ユニット31a〜31dの
みを運転して版胴34a〜34d,35a〜35dを適
宜回転させながら版交換を行う。
【0035】版交換が完了すると、ウェブ10の走行を
停止した状態で、ウェブ10を案内するローラのうちイ
ンフィードローラ21のみを独立して回転させることに
よりウェブ10に張力を付与する(プリテンション工程
F)。また、版交換工程Eからプリテンション工程Fま
での間には、次回の印刷条件に応じた印刷機各部のプリ
セット、例えばインキキー開度の調整やウェブ幅に対応
した各装置の位置調整を行う(プリセット工程E)。
【0036】ウェブ10への張力付与後には、ウェブ1
0を低速(図中では100rpm)で走行させながら、
ドライヤ装置4に点火してドライヤ装置4を再加熱する
(ドライヤ加熱工程H)。なお、ドライヤ装置4の加熱
時間は従来と同様である(図中では約1分)。ドライヤ
装置4の加熱完了後は、従来同様、ウェブ10の走行速
度を所定の調整速度まで昇速する。そして、各印刷ユニ
ット31a〜31dにおけるインキ供給を開始して予備
印刷を行い、印刷物の絵柄の色調、各印刷ユニット31
a〜31dにおける用紙の天地見当、及び折機7におけ
る用紙の断裁見当の調整を行う(調整工程W)。各調整
項目の調整完了後は、従来同様、印刷速度を調整速度か
ら生産速度まで一気に昇速する(昇速工程X)。そし
て、生産速度への昇速後、安定待ち時間Yが経過した時
点から正紙が得られるようになる。
【0037】このような運転方法により印刷機を運転す
ることによって、僅かな時間でウェブ10に張力を付与
することができ、従来ウェブ10に張力を付与するのに
要した時間を短縮することができるので、その分だけ準
備時間を短縮することが可能になる。また、ウェブ10
を走行させることなくウェブ10に張力を付与すること
ができることから、白紙出しはドライヤ装置4の加熱時
間内のみでよくなり、白紙出しにともなう損紙を低減す
ることも可能になる。
【0038】(B)第2実施形態 本発明の第2実施形態について図3を用いて説明する。
第2実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第2実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0039】図3は、第2実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第2実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第1実
施形態とは刷版交換工程に相違がある。以下、第1実施
形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態
と同一の工程については、図中同一の記号を用いて示し
ている。
【0040】図3に示すように、第1実施形態と同内容
の減速工程P及び洗浄工程Qが終了してウェブ10の走
行が停止すると、次に、各印刷ユニット31a〜31d
の各版胴34a〜34d,35a〜35dに巻回されて
いる旧刷版を新しい刷版に交換する。ここでは、まず、
各印刷ユニット31a〜31dの上下の版胴34a〜3
4d,35a〜35dを所定の版交換位置まで回転さ
せ、次に、交換の必要な全ての刷版の版尻を対応する版
胴34a〜34d,35a〜35dの咥え部から同時に
解放する(同時版尻出し)。そして、旧刷版から新刷版
への交換を対応する版胴34a〜34d,35a〜35
dにおいて並行して行う(版交換工程C)。なお、この
場合も、印刷ユニット31a〜31dとウェブ10との
係合を切り離し、ウェブ10の走行は停止させた状態で
印刷ユニット31a〜31dのみを運転して版胴34a
〜34d,35a〜35dを適宜回転させながら版交換
を行う。
【0041】そして、この版交換工程Cから版交換完了
後のプリテンション工程Fまでの間に第1実施形態と同
様にプリセット工程Eを実施し、版交換完了後にプリテ
ンション工程F、ドライヤ加熱工程H、調整工程W、及
び昇速工程Xを順次実施することにより、生産速度への
昇速後、安定待ち時間Yが経過した時点から正紙が得ら
れるようになる。このような運転方法により印刷機を運
転することによって、全ての刷版を短時間で交換するこ
とが可能になり、その分だけ第1実施形態よりも準備時
間を短縮することが可能になる。
【0042】(C)第3実施形態 本発明の第3実施形態について図4を用いて説明する。
第3実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第3実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0043】図4は、第3実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第3実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第2実
施形態の運転方法にさらに新旧巻取ロール11,12を
交換する工程(巻取ロール交換工程)を追加したもので
ある。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明す
る。なお、第2実施形態と同一の工程については、図中
同一の記号を用いて示している。
【0044】図4に示すように、第3実施形態では、減
速工程P中に巻取ロール交換工程Lを実施する。具体的
には、まず、今回の印刷が終了してウェブ10の走行速
度(印刷ユニット31a〜31dの回転速度)を生産速
度から洗浄工程Qを実施する所定速度まで減速させてい
く間に、リールスタンド13のアーム14をターンして
新巻取ロール11をウェブ10の走行ライン近傍の紙継
ぎ位置にセットしておく。
【0045】そして、ウェブ10の走行速度が一定に保
たれる洗浄工程Q中においてウェブ10の走行速度に新
巻取ロール11を同期させながら、図示しない紙継ぎ装
置を作動させて旧巻取ロール12から新巻取ロール11
へウェブ10を紙継ぎする。紙継ぎによりできたウェブ
10の継目は、洗浄工程Qからウェブ10の走行が停止
するまでの間に印刷部3の下流側まで排出される。
【0046】このような運転方法により印刷機を運転す
ることによって、従来、新旧巻取ロール11,12の交
換に要していた時間を減速工程P内で吸収することがで
きる。つまり、新旧巻取ロール11,12の交換を行う
場合でも第2実施形態と同等の準備時間ですみ、実質的
には第2実施形態よりもさらに準備時間を短縮すること
が可能になる。
【0047】なお、版交換工程C以降の手順は第2実施
形態と同様なので説明は省略するが、このように印刷機
の停止前にウェブ10の継目部を印刷部3の下流側に排
出することができるので、白紙出しはドライヤ装置4の
加熱時間内のみでよいという利点もある。つまり、従来
のようにウェブ10の継目を印刷部3の下流側に排出す
るための白紙出しが不要になって、白紙出しにともなう
損紙を低減することが可能になる。
【0048】(D)第4実施形態 本発明の第4実施形態について図5を用いて説明する。
第4実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第4実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0049】図5は、第4実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第2実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第3実
施形態とは色調の調整方法に相違がある。以下、第3実
施形態との相違点を中心に説明する。なお、第3実施形
態と同一の工程については、図中同一の記号を用いて示
している。
【0050】図5に示すように、第4実施形態にかかる
減速工程Aは生産速度から停止状態までウェブ10の走
行速度(印刷ユニット31a〜31dの回転速度)を減
速していく間に、2度の一定速度期間を有している。一
つは第3実施形態と同様の洗浄工程Qであり、比較的低
速度に長時間(図中では200rpmで約1分間)保持
されている。もう一つは、新たに設けられたインキ刷り
減らし工程Bであり、これは比較的高速度に短時間(図
中では600rpmで約4秒間)保持される。インキ刷
り減らし工程Bでは、ウェブ10への印刷を続行する一
方で各印刷ユニット31a〜31dにおけるインキ供給
を停止し、インキローラ群に残存するインキを刷り減ら
すようになっている。これにより前回ジョブの履歴が簡
易的に消し去られることになる。
【0051】ウェブ10の走行停止後は、第3実施形態
と同様に版交換工程C、プリセット工程E及びプリテン
ション工程Fを実施した後、ドライヤ加熱工程Hに移行
するが、第4実施形態ではドライヤ加熱工程Hの初め
に、インキ予備供給工程Gを実施する。インキ予備供給
工程Gでは、次回ジョブの絵柄に応じたインキ量をイン
キ基ローラからインキローラ群に事前に供給(予備供
給)しておくようになっている。なお、インキ予備供給
工程Gは、通常のドライヤ加熱工程Hよりも高回転で短
時間(図中では150rpmで4秒)行われる。
【0052】ドライヤ装置4の加熱完了後は、第3実施
形態と同様に色調や見当を調整する調整工程に移行する
が、第4実施形態ではインキの刷り減らしや予備供給が
事前に実施されているので、色調の調整時間(調整工程
Jの所要時間)は第3実施形態よりも短縮されている。
また、第4実施形態では、各印刷ユニット31a〜31
dの回転速度を第3実施形態よりも高く設定(図中では
約400rpm)し、インキと水との混合の安定性を高
めることによって、調整時間のさらなる短縮化をはかっ
ている。色調及び見当の調整完了後は、第3実施形態と
同様に昇速工程Xを実施する。このような運転方法によ
り印刷機を運転することによって、色調の調整に要して
いた時間を短縮することができ、その分だけ第3実施形
態よりも準備時間を短縮することが可能になる。また、
調整時間の短縮により調整時に発生する損紙を低減する
ことも可能になる。
【0053】(E)第5実施形態 本発明の第5実施形態について図6を用いて説明する。
第5実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第5実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0054】図6は、第5実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第5実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第4実
施形態の運転方法にさらに折機7における折帖の折り方
を切り換える工程(折帖切換工程)を追加したものであ
る。以下、第4実施形態との相違点を中心に説明する。
なお、第4実施形態と同一の工程については、図中同一
の記号を用いて示している。
【0055】図6に示すように、第4実施形態と同内容
の減速工程A、インキ刷り減らし工程B及び洗浄工程Q
が終了してウェブ10の走行が停止すると、次に、版交
換工程Cを実施するとともに、折帖切換工程Dも並行し
て実施する。折帖切換工程Dでは、折機7を制御して折
帖の折りかたを次回ジョブに応じたものに切り換える。
なお、折帖の切り換えは刷版の交換よりも短時間で完了
するので、図4に示すように版交換工程Cの開始よりも
少し送れて折帖切換工程Dを開始してもよい。その他の
工程は、第4実施形態と同様なので説明は省略する。
【0056】このような運転方法により印刷機を運転す
ることによって、従来、折機7における折帖の折り方の
切り換えに要していた時間を版交換工程C内で吸収する
ことができる。つまり、折帖の折り方を切り換える場合
でも第4実施形態と同等の準備時間ですみ、実質的には
第4実施形態よりもさらに準備時間を短縮することが可
能になる。
【0057】(F)第6実施形態 本発明の第6実施形態について図7を用いて説明する。
第6実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第6実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0058】図7は、第6実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第6実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第5実
施形態とは調整速度から生産速度までの昇速方法に相違
がある。以下、第5実施形態との相違点を中心に説明す
る。なお、第5実施形態と同一の工程については、図中
同一の記号を用いて示している。
【0059】図7に示すように、第6実施形態にかかる
運転方法は、減速工程Aから調整工程Jまでの一連の運
転方法は第5実施形態と全く同様である。そして、昇速
工程Kでは、加速運転(急加速運転)と定速運転(緩加
速運転でも可)とを交互に繰り返しながら調整速度から
生産速度まで印刷速度(ウェブ10の走行速度)を段階
的に昇速させていくようになっている。
【0060】ここでは、加速運転と定速運転との切り替
えタイミングをそれぞれ次のように設定している。ま
ず、加速運転から定速運転へは、加速運転中の加速量
(印刷速度の増加量)が所定量に達したら切り換えるよ
うにしている。また、定速運転から加速運転へは、定速
運転中に印刷された印刷物の枚数が所定枚数に達したら
切り換えるようにしている。なお、上記所定量は、加速
運転に伴う天地見当のずれや断裁見当のずれ、及び印刷
濃度の変動が印刷物の品質に及ぼす影響が許容範囲に収
まる最大加速量に設定されている。また、上記所定枚数
は、制御装置8による見当ずれの自動修正の結果や、印
刷速度に応じたインキ供給の結果が印刷物上に反映され
るまでの最小印刷枚数に設定されている。
【0061】このような運転方法により印刷機を運転す
ることによって、加速運転により発生した微少な見当の
ずれを定速運転中の自動修正によって解消しながら目的
とする速度まで加速することができるので、見当のずれ
に伴う損紙の発生を抑制することができる。また、加速
運転により発生した微少な印刷濃度の変動を定速運転中
のインキ供給量の追従によって解消しながら目的とする
速度まで加速することができるので、印刷濃度の変動に
伴う損紙の発生を抑制することができる。つまり、第6
実施形態にかかる運転方法によれば、昇速工程Kにおい
て印刷された印刷物も正紙とすることができ、第5実施
形態よりもさらに損紙の発生を低減することが可能にな
る。また、第6実施形態にかかる印刷機の運転方法によ
れば、昇速工程Kから生産に入ることができるので、準
備時間も大幅に短縮される。
【0062】(G)第7実施形態 本発明の第7実施形態について図8を用いて説明する。
第7実施形態にかかる印刷機の運転方法も第1実施形態
で説明したシャフトレス形式の商業用オフセット輪転印
刷機に適用することができるので、第7実施形態にかか
る印刷機の説明には第1実施形態と同様に図1を参照す
る。
【0063】図8は、第7実施形態にかかる刷版交換時
の印刷機の運転方法を印刷ユニット31a〜31dの回
転速度の時間変化によって示したタイムチャートであ
る。第7実施形態にかかる印刷機の運転方法は、第6実
施形態の運転方法にさらにブランケット胴32a〜32
d,33a〜33dから洗浄工程Q時に付着した洗浄液
を除去する工程(洗浄液除去工程)を追加したものであ
る。以下、第6実施形態との相違点を中心に説明する。
なお、第6実施形態と同一の工程については、図中同一
の記号を用いて示している。
【0064】図7に示すように、第7実施形態にかかる
運転方法は、減速工程Aからプリテンション工程Fまで
の一連の運転方法は第6実施形態と全く同様である。そ
して、プリテンション工程Fに続くドライヤ加熱工程H
において、並行して洗浄液除去工程Mを実施する。洗浄
液除去工程Mでは、各印刷ユニット31a〜31dを空
転状態で印刷機の最高生産速度以上まで加速し、その高
速回転状態で所定時間(数秒)維持する。これにより、
ブランケット胴32a〜32d,33a〜33dのギャ
ップに入った洗浄液が吹き飛ばされることになる。その
後、各印刷ユニット31a〜31dの回転速度を減速さ
せていき、所定速度まで減速したらインキ予備供給工程
Gを実施する。その後の工程は、第6実施形態と同様な
ので説明は省略する。
【0065】洗浄液がブランケット胴32a〜32d,
33a〜33dのギャップに残っていると、印刷中に紙
面に飛んで印刷物を汚してしまい損紙を発生させてしま
うが、このような運転方法により印刷機を運転すること
によって、印刷前にブランケット胴32a〜32d,3
3a〜33dのギャップから洗浄液を除去しておくこと
ができ、洗浄液の飛散による損紙の発生を防止すること
が可能になる。また、この洗浄液除去工程Mは、ドライ
ヤ加熱工程Hと並行して行われるので準備時間が長くな
ることもない。つまり、第7実施形態にかかる印刷機の
運転方法によれば、第6実施形態と同じ短い準備時間内
でより損紙を低減することが可能になる。
【0066】(H)その他 以上、本発明の実施形態として第1実施形態から第7実
施形態まで説明したが、本発明はこれら7つの実施形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。例えば、こ
こでは第1実施形態にかかる印刷機の運転方法を基本形
態とし、各実施形態は前の実施形態にさらに特徴部分を
追加したものとなっているが、この各実施形態の特徴部
分を適宜組み合わせることによって、第1実施形態にか
かる印刷機の運転方法を基本とするさらに別の実施形態
をつくってもよい。また、印刷機がシャフトレス形式の
印刷機であれば、各実施形態の特徴部分を従来の印刷機
の運転方法に組み合わせてもよい。
【0067】また、図1に示した印刷機は本発明を適用
可能な印刷機(シャフトレス形式のオフセット輪転印刷
機)の一構成例であって、本発明の適用が図1に示した
構成の印刷機にのみ限定されるものではない。例えば、
刷版の交換をオペレータが行うのではなく、刷版を自動
で交換する公知の版自動交換装置を各版胴34a〜34
d,35a〜35dに設けるようにしてもよい。この場
合は、一連の作業を全自動で行うことが可能になる。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
準備時間を短縮することができ、また、一連の運転動作
中に発生する損紙を低減することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるシャフトレス形
式のオフセット輪転印刷機の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第3実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第4実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第5実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第6実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の第7実施形態にかかる印刷機の運転方
法を示すタイムチャートである。
【図9】従来の印刷機の運転方法を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1 給紙部 2 インフィード部 3 印刷部 4 ドライヤ装置 5 冷却装置 6 ウェブパス部 7 折機 8 制御装置 10 ウェブ(用紙) 11 新巻取ロール 12 旧巻取ロール 13 リールスタンド 14 アーム 21 インフィードローラ 31a〜31d 印刷ユニット 32a〜32d,33a〜33d ブランケット胴 34a〜34d,35a〜35d 版胴 61 三角板 62 リードインローラ 71 ニッピングローラ A,P 減速工程 B インキ刷り減らし工程 C,S 版交換工程 E プリセット工程 F プリテンション工程 G インキ予備供給工程 H,V ドライヤ加熱工程 J,W 調整工程 K,X 昇速工程 L,R 巻取ロール交換工程 M 洗浄液除去工程 Q 洗浄工程 T 折帖切換工程 U 白紙出し工程 Y 安定待ち時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41F 33/00 B41F 33/00 D S 33/06 33/06 S 33/08 33/08 S 33/10 33/10 S 33/16 33/16 35/06 35/06 B41M 7/00 B41M 7/00 Fターム(参考) 2C020 CA01 2C034 AA16 AA42 AD01 AD14 2C250 EA06 EA10 EA18 EA23 EA33 EA41 EA47 FA09 FB01 2H113 AA04 BA05 FA21 FA29 FA35 FA48 FA51 FA53 FA54 FA55

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ロールから連続して繰り出される帯
    状の用紙を複数の印刷ユニット内に順次案内し、上記各
    印刷ユニットにおいて印刷を施された上記用紙をドライ
    ヤ装置で乾燥した後に折機により所望の折帖に加工す
    る、シャフトレス形式のオフセット輪転印刷機におい
    て、上記用紙への印刷に供せられる刷版を交換する場合
    の印刷機の運転方法であって、 上記用紙の走行速度を所定の生産速度から停止状態まで
    減速させていく減速工程と、 上記減速工程中に実施され、上記各印刷ユニットのブラ
    ンケット胴を洗浄する洗浄工程と、 上記用紙の走行停止後に実施され、上記各印刷ユニット
    の版胴に巻回された刷版のうち交換の必要のある刷版を
    新刷版に交換する版交換工程と、 上記新刷版への交換後に実施され、上記用紙を案内する
    ローラのうち少なくとも一つのローラの回転を他のロー
    ラとは独立して制御して上記用紙に張力を付与するプリ
    テンション工程と、 上記版交換工程から上記プリテンション工程までの間に
    実施され、次回の印刷条件に応じて上記印刷機各部のプ
    リセットを行うプリセット工程と、 上記用紙への張力付与後に実施され、上記用紙を低速で
    走行させながら上記ドライヤ装置を再加熱するドライヤ
    加熱工程と、 上記ドライヤ装置の加熱後に実施され、上記用紙を所定
    の調整速度で走行させながら色調及び/又は用紙見当を
    調整する調整工程と、 上記色調及び/又は用紙見当の調整後に実施され、上記
    用紙の走行速度を上記調整速度から上記生産速度まで昇
    速させる昇速工程とを備えたことを特徴とする、印刷機
    の運転方法。
  2. 【請求項2】 上記版交換工程では、上記各印刷ユニッ
    トの版胴を所定の版交換位置に回転させた後、交換の必
    要な全ての刷版の版尻を上記版胴から同時に解放し、新
    刷版への交換を交換の必要な全ての刷版について並行し
    て行うことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の運転
    方法。
  3. 【請求項3】 旧巻取ロールから繰り出されている上記
    用紙を新巻取ロールへ紙継ぎする巻取ロール交換工程を
    上記減速工程中に実施し、 上記巻取ロール交換工程では、減速開始から上記洗浄工
    程までの間に上記旧巻取ロール及び上記新巻取ロールを
    紙継ぎ位置にセットし、上記用紙の走行速度が一定に保
    たれる上記洗浄工程中において上記用紙の走行速度に上
    記新巻取ロールの周速度を同期させながら上記旧巻取ロ
    ールから上記新巻取ロールへ上記用紙を紙継ぎすること
    を特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の運転方
    法。
  4. 【請求項4】 上記各印刷ユニットにおけるインキ供給
    を停止してインキローラ群に残存するインキを刷り減ら
    すインキ刷り減らし工程を上記減速工程中に実施すると
    ともに、 次回の絵柄に応じたインキ量を上記インキローラ群に予
    備供給するインキ予備供給工程を上記ドライヤ加熱工程
    中に実施することを特徴とする、請求項1〜3の何れか
    の項に記載の印刷機の運転方法。
  5. 【請求項5】 上記各印刷ユニットを上記用紙の走行と
    は独立して高速で空転させ、上記洗浄工程において上記
    ブランケット胴に付着した洗浄液を吹き飛ばす洗浄液除
    去工程を上記ドライヤ加熱工程中において上記インキ予
    備供給工程に先立ち実施することを特徴とする、請求項
    4記載の印刷機の運転方法。
  6. 【請求項6】 上記折機における折帖の折り方を切り換
    える折帖切換工程を上記版交換工程中に実施することを
    特徴とする、請求項1〜5の何れかの項に記載の印刷機
    の運転方法。
  7. 【請求項7】 上記昇速工程では、急加速運転と緩加速
    運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら上記調整
    速度から上記生産速度まで上記用紙の走行速度を段階的
    に昇速させることを特徴とする、請求項1〜6の何れか
    の項に記載の印刷機の運転方法。
  8. 【請求項8】 巻取ロールから連続して繰り出される帯
    状の用紙を複数の印刷ユニット内に案内し、上記各印刷
    ユニットにおいて印刷を施された上記用紙をドライヤ装
    置で乾燥した後に折機により所望の折帖に加工する、シ
    ャフトレス形式のオフセット輪転印刷機において、 請求項1〜7の何れかの項に記載の印刷機の運転方法に
    て印刷機全体を自動運転する制御装置を備えたことを特
    徴とする、オフセット輪転印刷機。
  9. 【請求項9】 シャフトレス形式のオフセット輪転印刷
    機の制御用コンピュータにおいて実行可能な制御プログ
    ラムであって、 上記コンピュータにおいて実行されることにより、請求
    項1〜7の何れかの項に記載の印刷機の運転方法にて印
    刷機全体を自動運転することを特徴とする、オフセット
    輪転印刷機の制御プログラム。
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