JP4523759B2 - 印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置 - Google Patents

印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷機、特に輪転印刷機に用いて好適の、印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は一般的な商業用オフセット輪転印刷機の要部を説明する概略構成図である。
一般的な商業用オフセット輪転印刷機は、図7に示すように、給紙部1,インフィード部2,印刷部3,ドライヤ部4,冷却部5,ウェブパス部6,折機部7及びこれらを制御する制御部8等をその要部として備えている。
【0003】
給紙部1は、ロール状巻取紙11,12が装着されるリールスタンドを備えており、印刷稼働の途上で新,旧巻取紙を互いに接続して連続的にウェブ(帯状の用紙)10を給送すべく機能する。ここでは、巻取紙12は使用中のものであり、巻取紙11は次の使用のために準備されたものである。
また、インフィード部2は、巻取紙12から連続的にウェブ10を引き出す部分であり、ウェブ10を挟持して回転移送するインフィードドラグ21と、下流側へウェブテンション(ウェブ張力)を適宜にコントロールする手段としての図示しないダンサローラとを具備している。
【0004】
インフィードドラグ21は、メインモータ9と図示省略の無段変速機を介して連結され、このメインモータ9からの回転駆動力が伝達されるようになっている。なお、メインモータ9及び無段変速機は制御部8の印刷速度制御装置81により作動を制御される。
【0005】
印刷部3には、一般にブラック,シアン,レッド,イエローの4色それぞれに対応した4組の印刷ユニット31a〜31dがウェブ走行方向に沿って並設されている。そして、ウェブ10を各印刷ユニット31a〜31dへ順次通紙させることによって多色印刷ができるようになっている。
【0006】
なお、各印刷ユニット31a〜31dによる印刷はウェブ10上における同一領域に対して行われ、このようにして、各色が同一領域上で重ね合わされることで一の絵柄が構成されるようになっている。
また、各印刷ユニット31a〜31dには、インキ元ローラ(インキ供給元)32a〜32dをはじめとする複数のローラが備えられており、インキ元ローラ32a〜32dから供給されるインキを図示しないインキローラ群を介して版胴33a〜33dに巻着された刷版に供給してウェブ10に転写するようになっている。
【0007】
印刷部3において印刷を終えたウェブ10は、次工程のドライヤ部4で加熱乾燥された後、冷却部5にて冷却されウェブパス部6へ移送される。ドライヤ部4は、印刷部3を通過したウェブ10上のインキを乾燥させるための装置であり、冷却部5は、ドライヤ部4での乾燥後の過剰な熱を蓄えるウェブ10を適当な温度まで冷却するための装置である。
【0008】
冷却部5にはクーリングドラグ51が、ウェブパス部6にはウェブパスドラグ61が装備されている。これらクーリングドラグ51も、ウェブパスドラグ61も、上記のインフィードドラグ21と同様に、それぞれメインモータ9と図示省略の無段変速機を介して連結され、メインモータ9からの回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0009】
ウェブ10は、これらクーリングドラグ51,ウェブパスドラグ61及び上記のインフィードドラグ21の回転によって回転移送され、印刷機内を走行するようになっている。
そして、乾燥、冷却を終えたウェブ10は、ウェブパス部6から折機部7へ移送される。折機部7におけるウェブ10は、三角板71を経て縦に二つ折りされた後、リードインローラ72,折機ドラグ73を順次経由し、鋸胴74及び折胴75によって印刷部3において印刷された絵柄を単位とした大きさに裁断されると共に適宜折り畳まれ、目的とする折帖等に形成されて外部へ搬出されるようになっている。
【0010】
このような印刷機において、印刷を行なう場合、印刷物の部数(印刷部数)を管理し、所望の印刷部数の印刷が完了したら印刷機を停止するように制御することが行なわれている。
例えば、特許文献1の技術では、輪転機の運転開始において一定の低印刷速度で運転を行ない、その間に、作業者が、排出される折帳を適宜取り出して印刷品質を検査し、印刷品質が良好であると確認したら、印刷速度上昇ボタンをオン操作して本印刷運転とし、印刷速度を適宜の印刷速度(生産速度)へ上昇させて輪転印刷機から順次排出される折帳を検出する。
【0011】
そして、排出される折帳を1つ検出するたびに、例えばカウンタ等により予め記憶させておいた印刷予定部数から「1」を減算して印刷残部数を順次算出し、この印刷残部数と印刷速度(単位時間あたりの印刷部数)とに基づいて、設定された計算式によって輪転機を自動的に減速停止させる指令信号を出力するまでの時間を算出し、この時間が経過したときに自動減速停止指令信号を出力して輪転機を停止するようにしている。
【0012】
このようにして印刷部数を管理することができるが、さらに、印刷部数を過不足なく正確に管理するには、正紙と損紙とを明確に区別して、正紙だけを印刷部数としてカウントすることが必要となる。
この点、従来の一般的な印刷機は、必ずしも正紙だけを正確にカウントできるものではない。
【0013】
つまり、従来の一般的な輪転印刷機では、印刷速度制御装置81によりメインモータ9の回転速度を制御することによって、印刷機内でのウェブ10の走行速度、すなわち、印刷速度を図8に示すように制御する。
まず、運転開始時には見当合わせやインキ量調整等の印刷の調整が行われるが、このとき印刷機は、生産速度(実際に印刷する時の速度)よりも低い準備速度(調整速度ともいう)で運転されている。
【0014】
そして、上記調整の完了後は、給紙部1からのウェブ10の供給を開始するとともに、準備速度から所定の生産速度まで印刷速度を直線的に加速させ、生産速度に達したら、この生産速度による定速運転を行なう。
この際、即ち、調整完了後は、品質を安定化させるために次のようなフィードバック制御を行なう。
【0015】
まず、天地見当に関しては、4色目の印刷ユニット31dの出口部に備えられた自動見当センサ37により各色の色ずれ量を検出し、検出した各色の色ずれ量に応じて制御部8の自動見当装置(見当修正装置)82により各版胴33a〜33dに備えられた天地見当モータ34a〜34dを駆動して見当修正を行なうことにより、各色の色ずれ量をゼロに近づける。
【0016】
また、断裁見当に関しては、折機部7の入口直前に備えられたカットオフセンサ76により絵柄全体の位相を検出し、検出した位相に応じて制御部8のカットオフコントローラ(見当修正装置)83によりウェブパス部6内の全幅コンペンモータ62を駆動して見当修正を行なうことにより、絵柄位相を折機位相に合致させる。
【0017】
そして、印刷濃度に関しては、制御部8のインキ供給量制御装置84により印刷速度に応じて各インキ元モータ36a〜36dの回転速度を変化させることで、各速度におけるインキ消費量に見合ったインキ量を供給する。
【0018】
しかしながら、このようなフィードバック制御では、生産速度に達して運転状態が安定する定速運転時には品質の安定化を確実に行なうことができるが、生産速度に達する前の加速過程では、印刷速度が変化するので、ウェブ10のテンション変動やタック量(ウェブ10がインキによってローラに連れ回る量)の変化、さらにはインキ消費量の変化等により、フィードバック制御が有効に効かず、結局、各印刷ユニット31a〜31d間での印刷位置の天地見当や折機部7での断裁見当がずれたり、各印刷ユニット31a〜31dにおける印刷濃度が変化したりして、生産される折帖等の印刷物の品質が変化してしまう。このため、加速過程における多くの印刷物が損紙となってしまう可能性がある。
【0019】
また、この加速過程に発生する見当のずれ量や印刷濃度の変動量は加速中には次第に大きくなることから、生産速度に達した後も見当のずれや印刷濃度が安定するまでに暫くの時間がかかり(即ち、図8に示す「安定待ち領域」が必要であり)、その間に生産された印刷物の中にも損紙が含まれるおそれがあった。
すなわち、従来の一般的な輪転印刷機では、印刷速度が変化する加速過程等において、正紙と損紙とが混在するおそれが高く、正紙のみをカウントすることが困難な場合があった。
【0020】
これに関し、本出願人は、印刷機の加速にかかる制御技術として、図9に示すように、印刷速度を準備速度から生産速度へ加速するときに、加速運転と定速運転とを交互に繰り返しながら生産速度まで段階的に加速する技術を提案した(特許文献2参照)。
【0021】
この特許文献2の技術では、加速運転に伴う見当のずれや印刷濃度の変動が印刷物の品質に及ぼす影響が許容範囲に収まる程度に設定されており、また、加速運転中に発生した微小な見当のずれや印刷濃度の変動は定速運転中に解消されるので、準備速度から生産速度への加速期間中、さらには生産速度到達直後に生産される印刷物にも正紙としての品質を確実に具備させることができる。
これにより、損紙の発生を抑制して生産コストを低減することが可能となるばかりでなく、正紙のみを確実にカウントすることが可能になり、部数管理の上でも有利になる。
【0022】
【特許文献1】
特開2001−219544号公報
【特許文献2】
特開2002−307661号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、印刷部数の管理上の正紙とは、排紙コンベアを経由してスタッカバンドラー(図示省略)で結束されて製品となった印刷物のことをいうが、特許文献1のように折帖の通過を検出する通過センサは通常スタッカバンドラーよりも上流にあり、この通過センサでカウントした部数と実際の正紙の部数とが異なる場合がある。
【0024】
つまり、印刷中に、作業者が印刷物の品質を確認するために、通過センサ下流にある排紙コンベア上の印刷物を抜き取った場合や、排紙コンベア上やスタッカバンドラー等で印刷物が紙詰まりを起こした場合、実際の製品となる印刷部数(製品部数)が、通過センサの情報に基づいてカウントした部数よりも、この抜き取りや紙詰まりにより製品とならなかった部数分だけ少なくなってしまい、当初目標としていた印刷部数(目標印刷部数又は必要印刷部数)とは異なってしまう。
【0025】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、印刷部数を正確に管理できるようにした、印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の印刷部数管理方法(請求項1)は、予め目標印刷部数を設定しておき、印刷速度を、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ減速した後印刷を終了する処理である印刷運転の終了処理を行ない、該第2の速度のときに目標印刷部数に達するように印刷部数を管理する方法であって、該減速の開始前に該目標印刷部数を補正すべき事由が発生したら、該第2の速度での印刷部数は補正処理しないで、該補正すべき部数に応じて該第1の速度での印刷部数の補正処理のみによって該目標印刷部数の補正処理を行なうか、或いは、該補正すべき部数に応じて該第1の速度での印刷部数の補正処理と該第2の速度での印刷部数の補正処理との両方によって該目標印刷部数の補正処理を行なうか、或いは、該第1の速度での印刷部数は補正処理しないで、該補正すべき部数に応じて該第2の速度での印刷部数の補正処理のみによって該目標印刷部数の補正処理を行い、該印刷速度が該第1の速度から該第2の速度へ減速している間に該目標印刷部数の補正すべき事由が発生したら、該第2の速度での印刷部数の補正処理によって該目標印刷部数の補正処理を行なうことを特徴としている。
【0027】
印刷時間を該印刷部数に関するパラメータとし、該印刷時間を補正することにより該目標印刷部数の補正処理を行なうことが好ましい(請求項2)。
減速時には、急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速することが好ましい(請求項3)。
【0029】
該印刷運転の準備速度で印刷された印刷物が正紙印刷状態になったら、該準備速度から該第1の速度へ、急加速運転と緩加速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に加速することが好ましい(請求項)。
また、かかる印刷部数管理方法は、準備速度による印刷時に、トリガー信号の入力に従い、予め設定された運転パターンによって、印刷速度を該準備速度から該準備速度よりも高速の生産速度まで上昇させて該生産速度による定速運転で印刷を行ない、その後、該印刷速度を該生産速度よりも低速のすり減らし速度へ減速させて、該すり減らし速度による定速運転時にインキの供給を停止することにより印刷を終了するものにおいて、該印刷速度の上昇開始時点から該印刷終了時点までの印刷物を正紙としてカウントするものとして、予め設定された目標印刷部数に従って、該生産速度での運転から該減速を開始するタイミングを調整することにより、印刷部数を管理する方法であって、該第1の速度は該生産速度であり、該第2の速度は該すり減らし速度であることが好ましい(請求項5)。
この場合、前記運転パターンは、印刷条件に応じて設定することが好ましい(請求項6)。
【0030】
本発明の印刷部数管理装置(請求項7)は、印刷開始前に目標印刷部数を入力しうる入力手段と、該目標印刷部数に基づいて、印刷速度を、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ減速開始するタイミングであって該第1の速度での印刷部数に応じた減速タイミングを算出するものであって、印刷速度が該第2の速度のときに目標印刷部数に達するように該減速タイミングを算出する減速タイミング算出手段と、該減速タイミング算出手段により算出された減速タイミングに基づいて、該第1の速度から該第2の速度への減速を開始して該印刷運転の終了処理を開始する制御手段と、印刷中の該減速の開始前に該入力手段を介して該目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、該第2の速度での印刷部数に応じたタイミングである該第2の速度での印刷運転の終了タイミングは変更せずに、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該減速タイミング算出手段により算出される該減速タイミングのみを補正するか、或いは、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該減速タイミング算出手段により算出される該減速タイミングと該終了タイミングとの両方を補正するか、或いは、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該終了タイミングのみを補正し、該印刷速度が該第1の速度から該第2の速度へ減速している間に、該入力手段を介して該目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該終了タイミングのみを補正する補正手段とをそなえていることを特徴としている。
該制御手段は、該減速時には、該印刷速度を急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速することが好ましい。
【0032】
なお、上記の減速タイミングとは、生産速度からの減速する開始タイミング、あるいは、減速時における定速運転から急減速運転又は緩減速運転への開始タイミングである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔1〕第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態を説明するための図であり、これらの図に基づき説明する。
【0034】
なお、本実施形態にかかる印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置は、一般的な輪転印刷機に適用することができ、本実施形態にかかる印刷機の全体構成については、図7を参照した従来例のものと同様に構成されている。そこで、印刷機の全体構成については説明を省略する。また、適宜、図7を参照して説明する。
【0035】
図1は本実施形態にかかる印刷部数管理方法を示すタイムチャートである。
図1に示すように、本実施形態では、印刷速度制御装置81が印刷速度を準備速度から生産速度(第1の速度)へ加速させる場合、加速運転と定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に加速(ステップ加速)していくようになっている〔これをステップ加速制御(SAC:Step Acceleration Control)という〕。
【0036】
このようなステップ加速制御を行なうことにより、加速運転中に発生した見当(天地見当や断裁見当)のずれを定速運転中の自動見当装置82やカットオフコントローラ83による自動修正によって解消し、また、加速運転中に発生した印刷濃度の変動を定速運転中のインキ元ローラ32a〜32dからのインキ供給量の追従によって解消しながら、目的の生産速度まで印刷速度を加速させることが可能になる。
【0037】
本実施形態では、加速運転と定速運転との切り替えタイミングをそれぞれ次のように設定している。
まず、加速運転から定速運転への切り替えタイミングは、加速運転中の速度変化量(以下、ステップ速度という。なお、ここでは印刷速度の増加量)Ssが所定量に達したら切り替えるようにしている。また、定速運転から加速運転への切り替えタイミングは、定速運転中に印刷された印刷物の部数が所定部数(以下、一定速部数という)Csに達したら切り替えるようにしている。
【0038】
ここで、上記のステップ速度Ssは、加速運転に伴う天地見当のずれや断裁見当のずれ、及び印刷濃度の変動が印刷物の品質に及ぼす影響が許容範囲に収まる最大加速量(例えば40rpm程度)に設定している。
また、ここでは、加速運転から定速運転への切り替えタイミングをステップ速度Ssが所定量に達したら切り替えるようにしているが、所定の印刷時間が経過したら切り替えるようにしても良い。もちろん、この所定時間は、ステップ速度Ssが所定量に達する時間と等しく設定される。
【0039】
また、上記の一定速部数Csは、見当修正装置としての自動見当装置82やカットオフコントローラ83による見当ずれの自動修正の結果や、インキ供給制御装置83による印刷速度に応じたインキ供給の結果が印刷物上に反映されるまでの最小印刷部数(例えば200部程度)に設定している。
なお、本実施形態では、例えば折機部7の下流に印刷物を検出する通過センサ(図示省略)等を設け、この通過センサからの検出情報に基づいてカウンタ103(図2参照)が印刷物の実カウントを行なうようになっている。
【0040】
また、ここでは、定速運転から加速運転への切り替えタイミングは、定速運転中に印刷された印刷物の部数が一定速部数Csに達したら切り替えるようにしているが、所定の印刷時間が経過したら切り替えるようにしても良い。もちろん、この所定時間は、一定速部数Csが印刷される時間と等しく設定される。
このように準備速度から生産速度までのステップ速度Ss、一定速部数Csを設定することで、準備速度から生産速度まで印刷速度を直線的に加速させる場合に対する加速遅れを最小限にとどめながら損紙の発生を抑制することが可能になる。
【0041】
また、本実施形態にかかる印刷機では、図1に示すように、印刷速度制御装置81が印刷速度を生産速度からすり減らし速度(第2の速度)へ減速させる場合、減速運転と定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速(ステップ減速)させること〔ステップ減速制御(SDC:Step Deceleration Control)という〕を特徴の1つとしている。
【0042】
ここで、すり減らし速度〔SPE(Smart Print End)速度ともいう〕とは、次ジョブの印刷を行なうために、インキローラ群(図示省略)へのインキの供給を停止して、各インキローラの表面のインキ履歴を解消する時の印刷速度のことをいう。
【0043】
具体的には、インキ履歴を解消する場合、まず、印刷速度をすり減らし速度にした上で、図7に示すインキ元ローラ32a〜32dを上記のインキローラ群から離隔(胴脱)し、インキローラ群へのインキ供給を断った状態でインキローラ群を回転させ、インキローラ群の表面に残留しているインキを消費させることによりインキ履歴を解消する。したがって、実質的なすり減らしは、上記のインキ元ローラ32a〜32dがインキローラ群から胴脱した時点から始まる。また、この時点が印刷運転の終了時点でもある。
【0044】
このようなステップ減速制御を行なうことにより、減速運転中に発生した見当(天地見当や断裁見当)のずれを定速運転中の自動見当装置82やカットオフコントローラ83による自動修正によって解消し、また、減速運転中に発生した印刷濃度の変動を定速運転中のインキ元ローラ32a〜32dからのインキ供給量の追従によって解消しながら、目的のすり減らし速度まで印刷速度を減速させることが可能になる。
【0045】
また、本実施形態では、減速運転と定速運転との切り替えタイミングをそれぞれ次のように設定している。
まず、減速運転から定速運転への切り替えタイミングは、減速運転中の速度変化量(ステップ速度。なお、ここでは印刷速度の減少量)が所定量に達したら切り替えるようにしている。また、定速運転から減速運転への切り替えタイミングは、定速運転中に印刷された印刷物の部数が所定部数に達したら切り替えるようにしている。
【0046】
なお、上述したように、減速運転から定速運転への切り替えタイミング及び定速運転から減速運転への切り替えタイミングを、所定の印刷時間が経過したら行なうようにしても良い。
また、本実施形態では、減速運転中のステップ速度を、上述した加速運転中のステップ速度Ssと同等に、また、所定部数も、上述した一定速部数Csと同等に設定している。
【0047】
つまり、減速運転中のステップ速度Ssも、減速運転に伴う天地見当のずれや断裁見当のずれ、及び印刷濃度の変動が印刷物の品質に及ぼす影響が許容範囲に収まる最大減速量(例えば40rpm程度)に設定している。また、一定速部数Csも、見当修正装置としての自動見当装置82やカットオフコントローラ83による見当ずれの自動修正の結果や、インキ供給制御装置83による印刷速度に応じたインキ供給の結果が印刷物上に反映されるまでの最小印刷部数(例えば200部程度)に設定している。
【0048】
なお、本実施形態では、加速運転中及び減速運転中のステップ速度Ssを同等に設定し、また、加速運転中及び減速運転中の一定速部数Csを同等に設定しているが、異なっていても良い。
このように生産速度からすり減らし速度までのステップ速度Ss、一定速部数Csを設定することで、従来のように印刷速度を直線的に減速させる場合(図8,図9参照)に対する減速遅れを最小限にとどめながら損紙の発生を抑制することが可能になる。
【0049】
ところで、上記のステップ速度Ss,一定速部数Csは、インキ種,紙種等の種々の印刷条件によって変化するので、常に加速遅れや減速遅れを最小限にとどめながら損紙の発生を抑制できるようにするためには、印刷条件に応じて上記のステップ速度Ssや一定速部数Csを設定することが好ましい。
そこで、本実施形態にかかる印刷機では、図2に示すような機能を制御部8に付け加えることによって、常に加速遅れや減速遅れを最小限にとどめながら損紙の発生を抑制することを可能にしている。
【0050】
図2に示すように、本実施形態では、制御部8内にデータベース85とデータベース85の検索を行なう検索装置86とを備えている。
このデータベース85内には、上記のステップ速度Ss,一定速部数Cs,準備速度V0,生産速度V,すり減らし速度Vs,そして加速レート(ステップ加速及びステップ減速の加速度)Rが一つの運転パターンとして印刷条件毎に記憶されている。検索装置86は、上記のデータベース85から印刷条件に合致した運転パターンを検索し印刷速度制御装置81に入力する。
【0051】
そして、印刷速度制御装置81は、加速信号の入力をトリガとして検索装置86からの運転パターンに従いステップ加速制御を開始する。なお、印刷条件は、入力手段としての入力装置100を介して入力される。この入力装置は、キーボード等のオペレータが手入力で入力するものでもよく、印刷機の外部からオンラインで入力するものでもよい。また、本実施形態では、加速信号は、作業者による加速開始ボタン(図示省略)の操作等により発信されるように構成しているが、予め決められたシーケンシャルプログラムによって制御部8内部でソフト的に発信されるものでもよい。この場合、加速信号を発信する何らかの手段が加速信号入力手段となる。
【0052】
さて、上記ではステップ加速制御及びステップ減速制御について説明したが、このようなステップ加速制御及びステップ減速制御を行なうことで、正紙としての印刷部数を正確にカウントすることができ、印刷部数の管理を容易に行なうことが可能となる。以下、この印刷部数のカウントについて説明する。
本実施形態にかかる印刷機には、図2に示すように、上述した入力装置(入力手段)100及び印刷速度制御装置(制御手段)81、そして減速タイミング算出手段101、補正手段102から基本的に構成される印刷部数管理装置がそなえられている。
【0053】
入力装置100には、作業者により目標とする印刷部数(目標印刷部数)Vpが入力されるようになっている。
減速タイミング算出手段101は、入力装置100に入力された目標印刷部数Vp、そして、印刷条件に応じた準備速度V0,生産速度(印刷速度)V,すり減らし速度Vs,ステップ速度Ss,一定速部数Cs,加速レートRに基づいて、生産速度での印刷状態からステップ減速を開始する時間Tを算出するようになっている。
【0054】
また、減速タイミング算出手段101は、上記の時間Tが経過したら印刷速度制御装置81にステップ減速を開始させるための信号(ステップ減速開始信号)を送信するようになっている。これにより、印刷速度制御装置81は、印刷速度のステップ減速を開始するようになっている。なお、このステップ減速開始時点が、印刷運転の終了処理の開始時点である。
【0055】
従来技術では、印刷運転の終了処理を開始した後の印刷物は正紙と損紙とが混在するおそれがあり、正確に印刷部数を管理することが困難であったが、本実施形態にかかる印刷機では、上述したようにステップ加速制御及びステップ減速制御を行なっているため、準備速度V0から生産速度Vまでの加速時のみならず、印刷運転の終了処理中、即ち、生産速度Vからすり減らし速度Vsに減速してすり減らしを実行するまでの間に印刷される印刷物も正紙として扱うことが可能となっている。
【0056】
また、これらステップ加速期間及びステップ減速期間における印刷部数は計算により容易に推測が可能となっている。以下に、その計算方法の一例を説明する。
図3に示すように、まず、ステップ加速期間の加速中a1〜a5における印刷部数N1は、以下の式(1)により求められる。
【0057】
【数1】
Figure 0004523759
【0058】
また、ステップ加速期間の一定速中b1〜b4における印刷部数N2は、以下の式(2)により求められる。
【0059】
【数2】
Figure 0004523759
【0060】
なお、例えば図3における印刷部数N2′は以下の式(2B)で表わされる。
2′={(V0+Ss)+(V0+2Ss)+(V0+3Ss)+(V0+4Ss)}×Cs
・・・(2B)
また、nは、ステップ加速期間における一定速の回数を求める式であるため、nが自然数になるように式(2A)により求められた値の小数点以下を切り上げる。
【0061】
また、ステップ減速期間の減速中c1〜c6における印刷部数N3は、以下の式(3)により求められる。
【0062】
【数3】
Figure 0004523759
【0063】
また、ステップ減速期間の一定速中d1〜d5における印刷部数N4は、以下の式(4)により求められる。
【0064】
【数4】
Figure 0004523759
【0065】
また、pは、ステップ加速期間における一定速の回数を求める式であるため、pが自然数になるように式(4A)により求められた値の小数点以下を切り上げる。
したがって、目標印刷部数Vpを予め入力装置100に入力し、加速開始ボタンを操作して印刷機の本印刷運転を開始すれば、この印刷開始と同時にカウンタ103により実カウントも開始されるが、このとき、減速タイミング算出手段101は、以下の式(5)により、印刷速度が生産速度Vに到達してからどのくらいの時間T1が経過したらステップ減速を開始するかを計算する。
【0066】
【数5】
Figure 0004523759
【0067】
このような計算により、減速タイミング算出手段101は、印刷速度が生産速度Vに到達した後、時間T1が経過したらステップ減速開始信号を印刷速度制御装置81へ送信してステップ減速を開始させるのである。
なお、印刷速度がすり減らし速度Vsに到達したら、インキローラ群のインキ履歴の解消を行なうとともに、図示省略のディレイタイマにより、最終印刷物が印刷部からスタッカバンドラーまでに到達する時間経過したらスタッカバンドラーの動作を停止させる。
【0068】
ところで、作業者が印刷物の品質を確認するために排紙コンベア上の印刷物を抜き取った場合、あるいは、排紙コンベアやスタッカバンドラー等で印刷物が紙詰まり等のジャム(印刷物がぐちゃぐちゃになること)を起こしたため除去された場合、最終的な製品部数は少なくなってしまうが、本印刷部数管理装置では、このような事態を防止するため、印刷中においても、入力装置101に増加補正すべき部数(補正部数)Hを入力することで印刷部数を増加補正できるようになっている。
【0069】
すなわち、例えば、ステップ減速を開始するよりも前の時点で入力装置100に増加補正部数H1を入力すると、補正手段102が、減速タイミング算出手段101により算出された時間T1にTh1(=H1/V)を加算する補正を行ない、補正時間T1′(即ち、T1+Th1)を求めるようになっている。そして、印刷速度が生産速度Vに到達してから時間T1′が経過したら、印刷速度制御装置81へステップ減速開始信号が送信され、印刷速度のステップ減速制御が開始される。
【0070】
つまり、図1中ラインL1で示すようにステップ減速を開始するタイミングを増加補正部数H1に応じた時間Th1だけ遅らせることにより、生産速度Vでの印刷時間(即ち、定速期間)を延長し、印刷部数を増加させるようになっている。また、例えば、ステップ減速期間中に入力装置100に増加補正部数H2を入力した場合、印刷速度がすり減らし速度Vsに到達してからTh2(=H2/Vs)が経過した後、すり減らしを開始するようになっている。
【0071】
つまり、図1に示すようにすり減らしを開始するタイミングを増加補正部数H2に応じた時間Th2だけ遅らせて、即ち、すり減らしを開始するタイミングを図1中時点Aから時点A′に変更して(ステップ減速期間を変更して)、すり減らし速度Vsでの印刷時間を延長し、印刷部数を増加させるようになっている。
なお、通常、すり減らし速度Vsは、すり減らしを行なう時の印刷速度であるが、実際には、インキローラ群へのインキ供給を停止するまでは(すり減らしを実際に開始するまでは)正紙印刷が可能であるため、上記のようにすり減らし速度Vsでの印刷時間を延長して印刷を行なっても、印刷物に正紙としての品質を具備させることが可能である。
【0072】
また、上記では、ステップ減速期間に増加補正部数が入力された場合、すり減らし速度Vsでの印刷時間を延長するようにしたが、すり減らし速度Vsになる1つ手前の一定速での印刷時間を延長したり、あるいは、増加補正部数H2が入力された直後の一定速での印刷時間を延長したりするようにしても良い。
また、一般的に補正は、増加する補正であることが多いため、上記では増加補正について説明したが、もちろん減少する補正も可能である。
【0073】
例えば、ステップ減速を開始するよりも前の時点で入力装置100に減少補正部数H3が入力された場合、補正手段102は、減速タイミング算出手段101により算出された時間T1からTh3(=H3/V)を減算する補正を行ない、補正時間T3′(即ち、T1−Th3)を求めるようになっている。そして、印刷速度が生産速度Vに到達してからこの時間T3′が経過したら、制御部8へステップ減速開始信号を送信し、印刷速度のステップ減速制御を開始する。
【0074】
また、例えば、ステップ減速期間に入力装置100に減少補正部数H4が入力された場合には、補正手段102は、すり減らしを開始するタイミングをTh2(=H4/Vs)だけ早めるようになっている。そして、この補正されたすり減らし開始タイミングに合わせてすり減らしを開始する。
このように、本実施形態にかかる印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置では、入力装置100に補正したい部数を入力するだけで、印刷中であっても印刷部数を容易に補正することが可能であり、最終的な製品部数が当初目的としていた部数よりも足りなくなるというような不測の事態を回避することができる。
【0075】
ここで、図4に示すフローチャートは、本実施形態にかかる印刷部数管理方法の処理を示すものである。
まず、入力装置100に予め目標印刷部数Vpを入力しておく(ステップS10)。そして、減速タイミング算出手段101により減速タイミングが算出される(ステップS20)。
【0076】
その後、加速開始ボタンを操作してステップ加速を開始する(ステップS30)。そして、すり減らし中であるか否か(即ち、印刷が終了しているか否か)を判定し(ステップS40)、すり減らし中である場合には印刷が終了していることを示しており処理を終了する。
また、すり減らしがまだ開始されていない場合、補正部数Hの入力があるか否かを判定し(ステップS50)、補正部数Hの入力があった場合、現在ステップ加速期間又は定速期間であるか否かを判定する(ステップS60)。
【0077】
そして、ステップ加速期間又は定速期間である場合には、定速期間の変更(延長又は短縮)を行なう、即ち、ステップ減速を開始するタイミングを変更する(ステップS70)。一方、ステップ加速期間又は定速期間でない場合(即ち、ステップ減速期間である場合)には、ステップ減速期間の変更(延長又は短縮)を行なう、即ち、例えばすり減らしを開始するタイミングを変更する(ステップS80)。
【0078】
以上説明したように、本実施形態にかかる印刷部数管理方法を適用した印刷機によれば、印刷中に、検査のために印刷物を抜き取ったり、スタッカバンドラー等で印刷物が紙詰まりを起こしたために印刷物を抜き取ったりしても、目標印刷部数の補正を行なうこと(リアルタイム補正)ができるので、製品部数が足りなかったりすることがなく、印刷部数を正確に管理することが可能である。
【0079】
特に、上述したようなステップ加速制御及びステップ減速制御を行なうことで、ステップ加速及びステップ減速時に印刷された印刷物も正紙として扱うことができるので、損紙を大幅に低減できるとともに、ステップ加速時とステップ減速時とにおける印刷部数が所定部数に決定されるので、印刷部数の管理が容易となる。
【0080】
また、生産速度から段階的に減速することにより、インキローラ表面の残留インキが次第に減っていくため、従来のように直線的に減速させた場合よりもすり減らし開始時点での各ローラのインキ付着量が少なくなり、インキローラ表面の残留インキ(インキ履歴)の段差を少なくすることができる。つまり、従来と比べてより確実にインキ履歴を解消することが可能である。
【0081】
〔2〕第2実施形態
次に、本印刷部数管理方法の第2実施形態について説明する。
通常、印刷部数のカウントは、第1実施形態で説明したように、加速開始ボタンが操作されて本印刷運転が開始すると同時に開始されるが、本実施形態にかかる印刷部数管理方法では、印刷速度が生産速度Vになった時点からの印刷部数の管理ができるようになっている。
【0082】
具体的には、印刷速度が生産速度Vに到達する前に予め目標印刷部数Vpを入力装置100に入力しておくことで、減速タイミング算出手段101が、以下に示す式(6)により、印刷速度が生産速度Vになった時点からステップ減速を開始するまでの時間T4を計算するようになっている。
【0083】
【数6】
Figure 0004523759
【0084】
なお、式(6)中のC0は、カウンタ103により検出されるステップ加速終了時点での実カウント値である。
図5に示すように、減速タイミング算出手段101は、上記の式(6)により時間T4を算出し、ステップ加速終了時点からこの時間T4が経過したら、印刷速度制御装置81へステップ減速開始信号を送信し、ステップ減速を開始させるようになっている。
【0085】
このように、本実施形態にかかる印刷部数管理方法では、準備速度V0から生産速度Vまでの加速制御がどのような場合であっても(ステップ加速制御でなく、従来のような直線的な加速制御であっても)、印刷速度が生産速度Vになるまでに生産された正紙の実カウント値C0と目標印刷部数Vpとに基づいて、ステップ減速を開始するタイミングを算出することができ、印刷部数の管理が容易となる。
【0086】
また、第1実施形態と同様に、印刷中に補正部数Hが入力された場合であっても、印刷時間を補正することによって適宜目標印刷部数を補正することが可能である。
【0087】
〔3〕第3実施形態
次に、本印刷部数管理方法の第3実施形態について説明する。
通常、印刷部数のカウントは、第1実施形態で説明したように、加速開始ボタンが操作されて本印刷運転が開始すると同時に開始されるが、本実施形態にかかる印刷部数管理方法では、定速期間の任意の時点から印刷部数を管理することが可能となっている。
例えば、図6に示すように、定速期間の途中からあと何部印刷したいという場合、作業者は入力装置100にその目標印刷部数Vpを入力し、図示省略のカウント開始ボタンを操作する。
【0088】
これにより、減速タイミング算出手段101は、以下に示す式(7)により、カウント開始ボタンが操作された時点からステップ減速を開始するまでの時間T5を計算するようになっている。
【0089】
【数7】
Figure 0004523759
【0090】
そして、カウント開始ボタンが操作されてから、上記の時間T5が経過したら、印刷速度制御装置81へステップ減速開始信号を送信するようになっている。このように、本実施形態にかかる印刷部数管理方法では、定速期間の任意の時点からの印刷部数を管理することができる。
また、第1実施形態と同様に、印刷中に補正部数が入力された場合であっても、適宜印刷時間を変更することによって目標印刷部数Vpを変更することが可能である。
【0091】
〔4〕その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、本発明は、ステップ加速制御やステップ減速制御を用いない印刷運転にも適用することができる。
【0092】
また、上記の実施形態では、生産速度から減速が開始される前に目標印刷部数の補正が入力されたら定速期間の変更を行なうようにしたが、すり減らしを開始するタイミングを変更するようにしても良い。あるいは、定速期間の変更及びすり減らし開始タイミングをともに行なうようにしても良い。
【0093】
また、本実施形態では、加速運転と定速運転とを交互に繰り返しているが、必ずしも一定速度の定速運転にする必要はない。すなわち、自動見当装置82やカットオフコントローラ83によるフィードバック制御やインキ元ローラ32a〜32dから版面へのインキ供給が、見当ずれや印刷濃度の変動に十分に追従できる程度の緩加速運転にしてもよい。この場合は、加速運転(急加速運転)と緩加速運転とを交互に繰り返すことになる。
【0094】
さらに、減速運転と定速運転とを交互に繰り返しているが、上記と同様の理由で、減速運転(急減速運転)と緩減速運転とを交互に繰り返すようにしても良い。
【0095】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の印刷部数管理方法によれば、印刷運転中に目標印刷部数を補正すべき事由が発生したら、補正すべき部数に応じて目標印刷部数の補正処理を行なうので、検査のために印刷物を抜き取ったり、印刷物が紙詰まりを起こしたために印刷物を抜き取ったりしても最終製品部数が足りなかったりすることがなく、印刷部数を正確に管理することができる。
特に、印刷運転の終了処理として、印刷速度を、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ減速した後印刷を終了する処理を行ない、該減速の開始前に目標印刷部数を補正すべき事由が発生したら、補正すべき部数に応じて第1の速度での印刷部数の補正処理によって該目標印刷部数の補正処理を行ない、印刷速度が第1の速度から2の速度へ減速している間に目標印刷部数の補正すべき事由が発生したら、第2の速度での印刷部数の補正処理によって目標印刷部数の補正処理を行なうので、可能な限り、正紙印刷を行なう第1の速度による印刷を行ないながら、印刷を終了する直前まで印刷部数の補正処理を行なうことが可能になる。
【0096】
請求項2記載の本発明の印刷部数管理方法によれば、補正する部数に応じて印刷時間を補正することで印刷部数を管理することが可能である。
請求項3記載の本発明の印刷部数管理方法によれば、印刷運転の減速時には、急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速するので、急減速運転により発生した微少な見当のずれや印刷濃度の変動を緩減速運転或いは定速運転中に解消しながら第2の速度まで減速することができる。
【0097】
これにより、第1の速度から第2の速度までの減速の間に生産された印刷物も正紙として扱うことができるので、損紙を大幅に低減できる。また、第1の速度から第2の速度までの印刷部数が所定部数に決定されるので、印刷部数の管理が容易となる。
さらに、第1の速度から段階的に減速することにより、インキローラ表面の残留インキが次第に減っていくため、従来のように直線的に減速させた場合よりも各インキローラ表面のインキ付着量が少なくなり、インキローラ表面の残留インキ(インキ履歴)の段差を少なくすることができる。つまり、従来と比べてより確実にインキ履歴を解消することが可能である。
【0099】
請求項記載の本発明の印刷部数管理方法によれば、印刷運転の準備速度で印刷された印刷物が正紙印刷状態になったら、準備速度から第1の速度へ、急加速運転と緩加速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に加速するので、急加速運転により発生した微少な見当のずれや印刷濃度の変動を緩加速運転或いは定速運転中に解消しながら第1の速度まで加速することができる。
【0100】
これにより、準備速度から第1の速度までの加速の間に生産された印刷物も正紙として扱うことができるので、損紙を大幅に低減できる。また、準備速度から第1の速度までの印刷部数が所定部数に決定されるので、印刷部数の管理が容易となる。
【0101】
請求項7記載の本発明の印刷部数管理装置によれば、印刷中に、入力手段を介して補正すべき部数が入力されると、補正手段が、補正すべき部数に応じて、減速タイミング算出手段により算出される減速タイミングを補正するので、検査のために印刷物を抜き取ったり、印刷物が紙詰まりを起こしたために印刷物を抜き取ったりしても最終印刷部数が足りなかったりすることがなく、印刷部数を正確に管理することができる。
特に、減速タイミングは、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ向けて減速して印刷運転の終了処理を開始するタイミングであり、印刷中の該減速の開始前に、入力手段を介して目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、補正すべき部数に応じて、減速タイミング算出手段により算出される減速タイミングを補正し、印刷速度が第1の速度から該第2の速度へ減速している間に、入力手段を介して目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、第2の速度での印刷運転の終了タイミングを補正するので、可能な限り、正紙印刷を行なう第1の速度による印刷を行ないながら、印刷を終了する直前まで印刷部数の補正処理を行なうことが可能になる。
【0102】
請求項8記載の本発明の印刷部数管理装置によれば、制御手段が、減速時には、印刷速度を急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速し、この減速時に入力手段を介して補正すべき部数が入力されると、補正すべき部数に応じて印刷運転を終了するタイミングを補正するので、急減速運転により発生した微少な見当のずれや印刷濃度の変動を緩減速運転或いは定速運転中に解消しながら減速することができる。
【0103】
これにより、この減速時に生産された印刷物も正紙として扱うことができるので、損紙を大幅に低減できる。また、この減速時に印刷された印刷部数が所定部数に決定されるので、印刷部数の管理が容易となる。
さらに、このように段階的に減速することにより、インキローラ表面の残留インキが次第に減っていくため、従来のように直線的に減速させた場合よりも各インキローラ表面のインキ付着量が少なくなり、インキローラ表面の残留インキ(インキ履歴)の段差を少なくすることができる。つまり、従来と比べてより確実にインキ履歴を解消することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる印刷部数管理方法を説明するためのタイムチャートである。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる印刷部数管理装置を説明するための機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる印刷部数管理方法を説明するためのタイムチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる印刷部数管理方法の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる印刷部数管理方法を説明するためのタイムチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態にかかる印刷部数管理方法を説明するためのタイムチャートである。
【図7】一般的な輪転印刷機の装置構成を示す模式的な側面図である。
【図8】従来の加速制御方法を示すタイムチャートである。
【図9】従来の加速制御方法を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 給紙部
2 インフィード部
3 印刷部
4 ドライヤ部
5 冷却部
6 ウェブパス部
7 折機部
8 制御部
9 メインモータ
10 ウェブ(用紙)
21 インフィードドラグ
31a〜31d 印刷ユニット
32a〜32d インキ元ローラ
34a〜34d 天地見当モータ
36a〜36d インキ元モータ
37 自動見当センサ
51 クーリングドラグ
61 ウェブパスドラグ
62 全幅コンペンモータ
76 カットオフセンサ
81 印刷速度制御装置(制御手段)
82 自動見当装置(見当修正装置)
83 カットオフコントローラ(見当修正装置)
84 インキ供給制御装置
85 データベース
86 検索装置
100 入力装置(入力手段)
101 減速タイミング算出手段
102 補正手段
103 カウンタ

Claims (8)

  1. 予め目標印刷部数を設定しておき、
    印刷速度を、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ減速した後印刷を終了する処理である印刷運転の終了処理を行ない、該第2の速度のときに目標印刷部数に達するように印刷部数を管理する方法であって、
    該減速の開始前に該目標印刷部数を補正すべき事由が発生したら、
    該第2の速度での印刷部数は補正処理しないで、該補正すべき部数に応じて該第1の速度での印刷部数の補正処理のみによって該目標印刷部数の補正処理を行なうか、
    或いは、該補正すべき部数に応じて該第1の速度での印刷部数の補正処理と該第2の速度での印刷部数の補正処理との両方によって該目標印刷部数の補正処理を行なうか、
    或いは、該第1の速度での印刷部数は補正処理しないで、該補正すべき部数に応じて該第2の速度での印刷部数の補正処理のみによって該目標印刷部数の補正処理を行い、
    該印刷速度が該第1の速度から該第2の速度へ減速している間に該目標印刷部数の補正すべき事由が発生したら、該第2の速度での印刷部数の補正処理によって該目標印刷部数の補正処理を行なう
    ことを特徴とする、印刷部数管理方法。
  2. 印刷時間を該印刷部数に関するパラメータとし、
    該印刷時間を補正することにより該目標印刷部数の補正処理を行なう
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷部数管理方法。
  3. 該減速時には、急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速する
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷部数管理方法。
  4. 該印刷運転の準備速度で印刷された印刷物が正紙印刷状態になったら、該準備速度から該第1の速度へ、急加速運転と緩加速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に加速する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷部数管理方法。
  5. 準備速度による印刷時に、トリガー信号の入力に従い、予め設定された運転パターンによって、印刷速度を該準備速度から該準備速度よりも高速の生産速度まで上昇させて該生産速度による定速運転で印刷を行ない、その後、該印刷速度を該生産速度よりも低速のすり減らし速度へ減速させて、該すり減らし速度による定速運転時にインキの供給を停止することにより印刷を終了するものにおいて、該印刷速度の上昇開始時点から該印刷終了時点までの印刷物を正紙としてカウントするものとして、予め設定された目標印刷部数に従って、該生産速度での運転から該減速を開始するタイミングを調整することにより、印刷部数を管理する方法であって、
    該第1の速度は該生産速度であり、該第2の速度は該すり減らし速度であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷部数管理方法。
  6. 前記運転パターンは、印刷条件に応じて設定する
    ことを特徴とする、請求項5記載の印刷部数管理方法。
  7. 印刷開始前に目標印刷部数を入力しうる入力手段と、
    該目標印刷部数に基づいて、印刷速度を、正紙印刷を行なう第1の速度から該第1の速度よりも低速の第2の速度へ速を開始するタイミングであって該第1の速度での印刷部数に応じた減速タイミングを算出するものであって、印刷速度が該第2の速度のときに目標印刷部数に達するように該減速タイミングを算出する減速タイミング算出手段と、
    該減速タイミング算出手段により算出された該減速タイミングに基づいて、該第1の速度から該第2の速度への減速を開始して該印刷運転の終了処理を開始する制御手段と、
    印刷中の該減速の開始前に該入力手段を介して該目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、該第2の速度での印刷部数に応じたタイミングである該第2の速度での印刷運転の終了タイミングは変更せずに、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該減速タイミング算出手段により算出される該減速タイミングのみを補正するか、或いは、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該減速タイミング算出手段により算出される該減速タイミングと該終了タイミングとの両方を補正するか、或いは、該補正すべき部数に応じて、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該終了タイミングのみを補正し、該印刷速度が該第1の速度から該第2の速度へ減速している間に、該入力手段を介して該目標印刷部数に対して補正すべき部数が入力されると、該第2の速度で補正した目標印刷部数に達するように該終了タイミングのみを補正する補正手段とをそなえている
    ことを特徴とする、印刷部数管理装置。
  8. 該制御手段は、
    該減速時には、該印刷速度を急減速運転と緩減速運転或いは定速運転とを交互に繰り返しながら段階的に減速す
    ことを特徴とする、請求項7記載の印刷部数管理装置。
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