JP2007210272A - 輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 - Google Patents
輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007210272A JP2007210272A JP2006034799A JP2006034799A JP2007210272A JP 2007210272 A JP2007210272 A JP 2007210272A JP 2006034799 A JP2006034799 A JP 2006034799A JP 2006034799 A JP2006034799 A JP 2006034799A JP 2007210272 A JP2007210272 A JP 2007210272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- value
- compensator
- preset
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 印刷条件に基づき、運転前にプリセットする制御装置において、色合わせ運転時にプリセット値に対して修正した値を記憶し、次回プリセット値を更新するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
ところが、印刷装置3から折機6までのウエブ7の絵柄位置に対応する長さは、紙(ウエブ)の種類、印刷する紙面の画線率、それに関係が深いインキ量、湿し水量、また、温度、湿度などにより変わる。それらの変動要素を全て条件に取り込み、コンペンセータ52の位置プリセットをすることは条件が多過ぎるうえ、変動要素の組み合わせによる影響作用に不明な点も多く必ずしも定型的でなく、実用的ではない。そこで、例えば使用するウエブ7の質が概略同一の新聞輪転機では、紙通しルート、ウエブ張力、運転パターン(ウエブ枚数、ウエブの重なり順など)、場合によっては紙幅や紙種を加えた印刷条件に限定して対応しプリセットする方法がとられている。
実用新案文献1には運転パターンに対するコンペンセータプリセット制御の概念が、特許文献2には紙種データ及びウェブテンションを関連付けたプリセットデータ作成と制御について記載されている。
特に新聞用輪転機においては多頁の同時印刷を行なうため、各ウェブ印刷後の走行時張力を生成させる紙引き装置4e部では、重ね合わせた多ウェブを一括して挟持し紙引き力を付与する方式が多く、夫々のウェブへの張力分配は重ね合わせたウェブ間の摩擦力に依存している。従って、全ウェブでの紙引き力が一定の印刷運転状況において、一部のウェブに前記各種変動要素による張力変化が生じると、他ウェブに影響を及ぼすこととなる。
例えば、一旦印刷運転停止後再運転する場合、印刷胴は抜け各ウェブの張力バランスが崩れるため、再運転時にあるウェブの張力がなかなか上昇しない問題が発生することが多い。どのウェブに発生するかは各種変動要素や運転状態に影響され特定できないが、いずれにしても張力バランス上他のウェブに影響し、張力が上昇するウェブが発生し断裁が狂いコンペンセータの位置修正が必要となる。これらの予期せぬ変化は再運転時の印刷条件が変った時に更に発生し易く、その都度コンペンセータローラの位置調整を繰り返すことになる。
結果、発生する損紙も増大し、時間の損失も増え印刷計画に支障をきたすことになる場合も多い。一方市場では、近年生産効率の向上が叫ばれ、作業時間の短縮及び損紙の削減が求められてきている。
輪転機には、ウエブ7を供給する給紙装置1と、ウエブ7に適正な張力を付与するインフィード装置2と、印刷装置3と、印刷後のウエブ7を折機6まで搬送すると共に、ウエブ7の重ねや、流れ方向印刷位置合わせなどを行なうウエブ搬送装置5と、ウエブ7を断裁し折って折丁として排出する折機6とが備えられている。
このようにして、ウェブ7は給紙装置1から印刷装置3へ連続的に繰り出されることになる。
更に頁数を増やす場合は隣設する印刷装置からウエブ7を導入したり、頁数が少ない場合、例えば印刷装置3を3台使う場合、どの3台にするかによって同じ印刷装置3で印刷したウエブ7であっても折機6までの通路が相違する。
ところが、ウエブ7の伸び量はさらに、印刷装置3における湿し水の供給量、インキの調節量、室内の温度、湿度などにより微妙に変化する。
初期のコンペンセータプリセット値をAとし、色合わせ後のコンペンセータ修正位置をBとすると、元のプリセット位置からの修正量Sは
S=B−A となる。 そこで、同じ条件の次回刷り出し時のコンペンセータプリセット値をA´とし、修正量Sの反映係数をkとすれば、 A´=A+S・k となる。
プリセット修正値の反映の仕方は、上述した単純感度係数で行なう他、S・K に代えて、複数S値の移動平均値を使用してもよい。
インフィード部の張力設定を行なうインフィード装置のダンサーローラ21は一定張力を付与すべく記述しないアクチュエータで揺動保持されており、例えばアクチュエータがエアシリンダの場合そのエア圧力が各種運転印刷条件に対応しプリセットされ、色合わせ時各ウェブのバランスがとれない等の不具合発生時にはシリンダのエア圧が変更調整される。この場合も前記コンペンセータ制御装置8による位置プリセット更新と同様な方法及び構成にて、インフィード制御装置10を設け次回運転時のプリセット値の自動更新制御を行なうことが出来る。
さらに、ダンサーローラを使用せず張力検出器を利用する張力制御装置においては、前記検出器の張力設定値をプリセットし、他の手段、例えばインフィードローラを変速駆動する等により張力を制御することになるが、これも同様に次回運転時のプリセット値の自動更新制御を行なうことが出来る。
2 インフィード装置 21 ダンサーローラ
3 印刷装置(3a,3b,3c,3d)
4 紙引き装置(4a,4b,4c,4d,4e)
5 ウエブ搬送装置
51 ターニングバー 52 コンペンセータ 53 コンペンセータローラ
6 折機
7 ウエブ
8 コンペンセータ制御装置
81 入力装置 82 記憶装置 83 演算装置
84 制御装置 85 出力装置
9 輪転機制御装置
10 インフィード制御装置(図示せず)
Claims (5)
- 輪転印刷機の印刷条件に基づき、運転前にプリセットする制御装置において、プリセット値に対して色合わせ運転で調整した最終値を記憶し、該当印刷条件での次回プリセット値を、上記調整最終値を考慮した値に置き換えるようにしたことを特徴とする輪転印刷機の印刷運転制御方法。
- 上記プリセット値が断裁見当を制御するコンペンセータローラ位置である請求項1の輪転印刷機の印刷運転制御方法。
- 上記プリセット値がインフィード部張力制御の張力設定値、或いは相当するアクチュエータの設定値である請求項1の輪転印刷機の印刷運転制御方法。
- 輪転印刷機の印刷条件に基づき、運転前にプリセットする制御装置において、断裁見当を制御するコンペンセータと、該当するコンペンセータローラ位置にプリセット動作を制御するコンペンセータ制御装置とを有し、プリセット値に対して色合わせ運転で調整した最終値を記憶および演算し、該当印刷条件での次回プリセット値を前記修正最終値に置き換えるように自動制御することを特徴とする輪転印刷機。
- 輪転印刷機の印刷条件に基づき、運転前にプリセットする制御装置において、インフィード部の張力を制御するインフィード装置と、該当する張力設定値をプリセット動作させるインフィード張力制御装置とを有し、プリセット値に対して色合わせ運転で調整した最終値を記憶および演算し、該当印刷条件での次回プリセット値を前記修正最終値に置き換えるように自動制御することを特徴とする輪転印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006034799A JP2007210272A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | 輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006034799A JP2007210272A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | 輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007210272A true JP2007210272A (ja) | 2007-08-23 |
Family
ID=38489106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006034799A Pending JP2007210272A (ja) | 2006-02-13 | 2006-02-13 | 輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007210272A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009202411A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 印刷用ウェブ張力プリセット装置,印刷機の運転支援装置及び運転支援方法 |
JP2013067086A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット印刷機および印刷方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62297173A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-24 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 輪転機におけるアジヤストロ−ルのプリセツト装置 |
JPH01306246A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-11 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット輪転印刷機の印刷条件設定システム |
JPH03106654A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Komori Corp | テンシヨンプリセツト装置 |
JPH081914A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | インキ供給量のプリセット装置 |
JP2003025551A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 輪転機のアジャストローラーのプリセット制御装置 |
-
2006
- 2006-02-13 JP JP2006034799A patent/JP2007210272A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62297173A (ja) * | 1986-06-17 | 1987-12-24 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 輪転機におけるアジヤストロ−ルのプリセツト装置 |
JPH01306246A (ja) * | 1988-06-03 | 1989-12-11 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット輪転印刷機の印刷条件設定システム |
JPH03106654A (ja) * | 1989-09-21 | 1991-05-07 | Komori Corp | テンシヨンプリセツト装置 |
JPH081914A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-01-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | インキ供給量のプリセット装置 |
JP2003025551A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 輪転機のアジャストローラーのプリセット制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009202411A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 印刷用ウェブ張力プリセット装置,印刷機の運転支援装置及び運転支援方法 |
JP2013067086A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Dainippon Printing Co Ltd | オフセット印刷機および印刷方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7207271B2 (en) | Web printing press and method for controlling print-to-cut and/or circumferential register | |
US8027747B2 (en) | Method for register correction of a processing machine, and a processing machine | |
US20090173246A1 (en) | Web Printing Press and Method for Controlling Print-to-Cut and Circumferential Register | |
US20020029706A1 (en) | Determining the presetting data for the cut register and/or color register (circumferential register) for printing mechanisms with no lineshaft | |
JP2001310875A (ja) | ウェブテンションを制御するための装置及び方法 | |
US20100080643A1 (en) | Printing press and operating method for the same | |
US6085956A (en) | Method and apparatus for controlling tension in a web offset printing press | |
JP2008023751A (ja) | 輪転印刷機およびその運転方法 | |
EP2085343A1 (en) | Printer and paper jointing method by paper feeder | |
US20100005986A1 (en) | Printing press operating method and printing press | |
JP2007210272A (ja) | 輪転印刷機の印刷運転制御方法及び輪転印刷機 | |
JP6652328B2 (ja) | グラビア印刷装置部を持つ複合印刷機及び追い刷り印刷としてグラビア印刷を行う複合印刷方法 | |
US20100313780A1 (en) | Register control method and printing press | |
JP2007137053A (ja) | グラビア輪転印刷機の制御装置 | |
JP5918917B1 (ja) | オフセット輪転印刷機及びオフセット輪転印刷機の印刷制御方法 | |
JP5009587B2 (ja) | 断裁位置見当調整方法および印刷機 | |
JP2000117950A (ja) | 印刷機における追い刷りシステム | |
JP4660204B2 (ja) | グラビア印刷機およびグラビア印刷方法 | |
US20100000431A1 (en) | Web offset press | |
JP4523759B2 (ja) | 印刷部数管理方法及び印刷部数管理装置 | |
JP2009119636A (ja) | 印刷機 | |
JP2003165202A (ja) | 多色刷り輪転機の見当調整装置 | |
JP2006321139A (ja) | 新聞用オフセット輪転印刷機 | |
JP5891677B2 (ja) | オフセット印刷機および印刷方法 | |
JP2005297403A (ja) | グラビア輪転印刷機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081212 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100426 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100914 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111129 |