JP2000117950A - 印刷機における追い刷りシステム - Google Patents

印刷機における追い刷りシステム

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JP2000117950A JP10289340A JP28934098A JP2000117950A JP 2000117950 A JP2000117950 A JP 2000117950A JP 10289340 A JP10289340 A JP 10289340A JP 28934098 A JP28934098 A JP 28934098A JP 2000117950 A JP2000117950 A JP 2000117950A
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Makoto Hayashi
誠 林
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定良 内藤
Yoji Kamata
庸司 鎌田
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Shingo Urushibata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械の運転を停止することなく安定した見当
性を維持でき、生産性の向上を図れるようになる印刷機
における追い刷りシステムを提供する。 【解決手段】 先き刷りの見当マークと追い刷りの見当
マークとのズレを見当補正ローラ11を移動させて補正
する追い刷りシステムとし、見当補正ローラ11の移動
を進ませ側または遅らせ側修正限センサ32、33のい
ずれかが検出したとき、その検出信号により、補正ロー
ラ11を移動させ見当調整範囲内に戻すと同時に、その
移動速度に応じたウェブパス長さ増減速度と同調させ
て、版胴7の周速を、補正ローラ11の移動時間と同じ
時間だけ減速・増速して版胴位相を変化させる。そのた
め、機械の運転を停止することがなく、生産性の向上を
図ることができ、また、自動見当調整装置は常に正常に
作動されることになり、良好な見当性が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に絵柄が印刷さ
れている被印刷物(ウェブ)に、さらに追加の印刷を行
うための印刷機における追い刷りシステムに関する。
【0002】
【背景技術】従来、グラビア印刷等において、追い刷り
(重ね刷り)を行うことがある。この追い刷りは、絵柄
が既に印刷(先刷り)されているウェブに、さらに追加
の印刷を行うものであり、例えば、絵柄が同一で、販売
店名、製造元名、製造に関する秤量等の記載等、一部の
み異なる印刷物を必要とする場合に行われる。この場
合、異なる文字部分等を除いた印刷を予めまとめて総量
分済ませておき、必要に応じて、異なる部分だけ製版し
た版胴を使用して、もう一度印刷機にかけて追い刷りが
行われる。
【0003】一方、グラビア印刷等の輪転印刷機ではウ
ェブに張力を与えながら走行させ、印刷が行われるよう
になっている。ところが、例えば包装用のグラビア印刷
では、ウェブとして、伸び易いフィルムを用いることが
多く、この場合、「先刷り」と「追い刷り」とでほぼ同
じテンションを再現できたとしても、既に印刷、乾燥が
行われた被印刷物であるウェブの伸び状態を完全に再現
することは困難であり、また、追い刷り用の版胴周長の
製造誤差等も生じることなどから、追い刷り用の版胴周
ピッチと先刷りされたウェブにテンションをかけて伸ば
した状態での印刷ピッチとを一致させることは難しい。
つまり、見当合わせが重要な課題となっている。
【0004】このような追い刷り装置における印刷見当
のずれの修正は、通常、版胴に対するウェブパスの上流
側にウェブパス長さを増減するように移動されるモータ
を備えて設けられた見当補正ローラにより行われてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合に見
当補正ローラの移動による印刷見当のずれの修正は、ウ
ェブの伸びが、わずかにマイナス、あるいはわずかにプ
ラスとなっている印刷された絵柄に連続して補正を行う
ことになるので、見当補正ローラは、一方向へのみ漸次
移動(プラス方向あるいはマイナス方向)することにな
り、ストロークエンドに達してしまい、その後の見当ず
れの修正に対しては、見当補正ローラの移動範囲を逸脱
することになるので修正不能の状況が発生する。この場
合、従来は、オペレータがそのつど機械の運転を停止さ
せ、見当補正ローラの位置と、版胴位相とを調整して、
印刷見当の自動修正が可能となるように調整を行ってい
るので、生産性が阻害されるという問題があった。
【0006】また、補正ローラのストロークを版胴周長
さの2倍以上にして、ストロークエンドに達することを
解消できるようにすることも考えられるが、この場合、
移動範囲の大きい補正ローラを設置することは、設置の
スペースを広く必要とするので、機械が大型化し、コス
ト等でもマイナス点が多い。
【0007】本発明の目的は、機械の運転を停止するこ
となく安定した見当性の維持ができ、生産性の向上を図
れるようになる印刷機における追い刷りシステムを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の印刷機における追い刷りシステムは、既に絵柄が印刷
された被印刷物(ウェブ)に対してさらに追加の印刷
(追い刷り)を行う場合の印刷機における追い刷りシス
テムであって、印刷ユニットに備えられセクショナル駆
動される版胴と、この版胴に対するウェブパスの上流側
に設けられそのウェブパス長さを増減するため移動可能
な見当補正ローラと、この見当補正ローラが移動する見
当調整範囲の両エンド近傍に設けられ当該見当補正ロー
ラの進ませ限の位置を検出する進ませ側修正限センサお
よび前記見当補正ローラの遅らせ限の位置を検出する遅
らせ側修正限センサと、前記版胴に対するウェブパスの
下流側に設けられ既に印刷された絵柄に対応する見当マ
ークおよび前記版胴で追い刷りした絵柄に対応した見当
マークを検出する見当マーク検出センサと、この見当マ
ーク検出センサからの検出信号により前記両見当マーク
間隔を判別しそれらの見当マーク間に見当ズレを検知し
たときそのズレ量を演算し補正するため前記見当補正ロ
ーラを移動させる自動見当調整装置とを具備し、この自
動見当調整装置による前記見当補正ローラの移動を前記
進ませ側修正限センサにより検出したとき、前記見当補
正ローラを遅らせ側へ移動させて前記見当調整範囲内に
戻すと同時に前記版胴周速を前記見当補正ローラの移動
速度に応じたウェブパス長さ増加速度と同調させて前記
見当補正ローラの遅らせ側への移動と同じ時間だけ減速
して版胴位相を遅らせた後に元の版胴周速に戻し、前記
自動見当調整装置による前記見当補正ローラの移動を前
記遅らせ側修正限センサにより検出したとき、前記見当
補正ローラを進ませ側へ移動させて前記見当調整範囲内
に戻すと同時に前記版胴周速を前記見当補正ローラの移
動速度に応じたウェブパス長さ減少速度と同調させて前
記見当補正ローラの進ませ側への移動と同じ時間だけ増
速して版胴位相を進ませた後に元の版胴周速に戻すこと
により、前記見当補正ローラの位置が常に前記見当調整
範囲内にあるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】以上において、本発明の追い刷りシステム
は、グラビア印刷に限らず、オフセット輪転印刷機、フ
レキソ印刷機等の印刷機に適用される。また、…増加速
度と同調させて…および減少速度と同調させて…とは、
ウェブパス速度の増加に対して版胴を減速、逆に減少に
対して増速させることであり、同一の割合の速度で相互
に打ち消すように作用させることを意味するものであ
る。
【0010】このような本発明においては、見当補正ロ
ーラが、進ませ側修正限センサまたは遅らせ側修正限セ
ンサで検出されたとき、その検出信号により見当補正ロ
ーラの位置を見当調整範囲内に戻すために移動すると同
時に、その移動速度に応じたウェブパス長さ増減速度と
同調させて、版胴の周速を見当補正ローラの移動時間と
同じ時間だけ減速・増速して版胴位相を変化させること
で、見当補正ローラを見当調整範囲内に常に維持でき
る。従って、追い刷り印刷時に修正限に移動してしまう
場合であっても、機械の運転を停止することがなく、そ
の結果、生産性の向上を図ることができるとともに、自
動見当調整装置は常に正常に作動されることになり、良
好な見当性が維持される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る一実施形態
を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施
形態の印刷機1は、追い刷りシステムを具備した印刷ユ
ニット4を備えている。この印刷ユニット4は、図示し
ないが、グラビア輪転印刷機において印刷済み(先刷
り)のウェブ100に、さらに追加の印刷を行うもので
ある。
【0012】この印刷ユニット4におけるウェブ100
の流れの上流側には、ウェブ100を供給する給紙部2
と、給紙部2からのウェブ100を印刷ユニット4に送
り出すインフィード部3とが配置されている。また、流
れの下流側には、印刷ユニット4からの追い刷り後のウ
ェブ100Aを送り出すアウトフィード部5と、アウト
フィード部5から送られるウェブ100Aを巻取る巻取
り部6とが配置されている。この巻取り部6には、図示
しないが、駆動モータ、エアーダンサー等によるテンシ
ョン制御手段が設けられている。
【0013】印刷ユニット4には、印刷部を構成する版
胴7、圧胴8および複数のガイドローラ9等が設けら
れ、版胴7には、サーボモータ10が変速歯車(図示せ
ず)等を介して接続されている。このサーボモータ10
の軸端には、エンコーダ12(図2参照)が設けられて
おり、サーボモータ10の出力軸のフィードバック信号
を提供するようになっている。
【0014】図2に示すように、印刷機1の駆動制御装
置20は、統合制御部として動作するDSP(デジタル
・シグナルプロセッサ)部21と、各種データを記憶す
るメモリ部22と、前記版胴用サーボコントローラ(制
御回路)23と、テンション検出センサインタフェース
(I/F)24と、テンション制御部25と、入出力イ
ンタフェース(I/F)26を含んで構成され、この入
出力インタフェース26には、キーボード等の入力装置
27が接続されている。
【0015】DSP部21は、操作部から運転指令、速
度指令を与えられると、版胴用サーボコントローラ23
へ、単独の位置指令(回転角)信号を与えるようになっ
ている。このDSP部21は、定速運転時には、速度指
令に応じた時間間隔を維持し、位置指令信号を連続して
サーボコントローラ23へ発信する。
【0016】サーボコントローラ23には、サーボアン
プ30を介して、前述のように、印刷ユニット4に設け
られているサーボモータ10が接続され、サーボモータ
10の軸端には、エンコーダ12が接続されている。版
胴サーボアンプ30は、指令に対応した駆動信号を版胴
7駆動用のサーボモータ10に出力し、エンコーダ12
によるフィードバック信号を制御回路(サーボコントロ
ーラ)23へ入力するようになっている。
【0017】そして、これらのサーボコントローラ2
3、サーボアンプ30、サーボモータ10およびエンコ
ーダ12により、固定周期(サーボ系サンプリング周
期)の位置ループ31が構成され、この位置ループ31
は、サーボ系を制御するソフトウェア・サーボ機能を持
っている。
【0018】なお、テンション制御部25は、サーボア
ンプ30への指令信号発生に同期した、DSP部21か
らの速度信号により同期駆動される。このテンション制
御部25は、エアダンサーによりテンションを制御する
ものであり、巻き出し部2、インフィード部3、アウト
フィード部5および巻き取り部6に駆動信号を送り、巻
き出し部2の駆動モータとインフィード部3の駆動モー
タとの速度差、および、アウトフィード部5の駆動モー
タと巻き取り部6の駆動モータとの速度差によってウェ
ブWのテンション制御を行うようになっている。
【0019】テンション検出センサインタフェース(I
/F)24には、インフィード部3からの信号が与えら
れ、テンション検出センサインタフェース(I/F)2
4からの信号がDSP部21を介してテンション制御部
25に送られるようになっている。入出力I/F部26
には、操作部の入力装置27から運転指令、速度指令の
信号が与えられ、さらに、追い刷りシステムの見当補正
ローラ修正範囲を検出する進ませ側修正限センサ32
と、遅らせ側修正限センサ33とが接続されている。そ
して、これらのセンサ32、33の間が、見当調整範囲
Cとなっている。
【0020】駆動制御装置20には、見当補正ローラ1
1を移動させて自動的に見当合わせを行う自動見当調整
装置37が接続されている。この自動見当調整装置37
には、見当補正ローラの移動範囲を検出するセンサとし
て、進ませ側移動修正限センサ38と、遅らせ限側移動
限センサ39とが設けられており、自動見当調整装置3
7の自動見当調整限として動作保護を行うようになって
いる。
【0021】自動見当調整装置37には、見当マーク検
出センサ41、および補正ローラ駆動モータ42が接続
されている。この自動見当調整装置37は、印刷済みの
印刷物に印刷されている見当マークと、印刷ユニット4
により印刷された見当マークとを、見当マーク検出セン
サ41により検出し、検出された両見当マーク間の距離
と、予め設定されている2つのマーク間距離とを比較
し、両者にズレが発生した時、補正ローラ駆動モータ4
2の駆動により、補正ローラ11を移動させてウェブパ
ス長さを増減することにより絵柄が版胴に達する位相を
変化させることにより、そのズレを修正する。
【0022】次に、本実施形態の追い刷りシステムを、
図3〜5に基づいて説明する。図3に示すように、印刷
ユニット4における印刷見当の自動修正により、見当補
正ローラ11が、矢印A側に移動し、想像線で示すよう
に、進ませ修正限迄移動したとすると、その位置は進ま
せ側修正限センサ32により検出され、センサ32から
入出力I/F部26に信号が出力され、自動見当調整装
置37を介して見当補正ローラ11を遅らせ側(矢印B
側)へ移動させて見当調整範囲C内に戻す。それと同時
に、版胴7の周速を、見当補正ローラ11の移動速度に
応じたウェブパス長さ増加速度(例えば、0.5m/m
in等)と同調させて、見当補正ローラ11の移動と同
じ時間だけ減速して版胴位相を遅らせた後に、元の版胴
周速に戻す(図4参照)。
【0023】これとは逆に、印刷ユニット4における印
刷見当の自動修正により、見当補正ローラ11が、矢印
B側に移動し、実線で示すように、遅らせ修正限迄移動
したとすると、その位置は遅らせ側修正限センサ33に
より検出され、センサ33から入出力I/F部26に信
号が出力され、自動見当調整装置37を介して見当補正
ローラ11を進ませ側(矢印A側)へ移動させて見当調
整範囲C内に戻す。それと同時に、版胴7の周速を、見
当補正ローラ11の移動速度に応じたウェブパス長さ減
少速度(例えば、0.5m/min等)と同調させて、
見当補正ローラ11の移動と同じ時間だけ増速して版胴
位相を進ませた後に、元の版胴周速に戻す(図5参
照)。
【0024】見当補正ローラ11の移動を、図3のよう
に直線移動させるには、ローラ軸受部に設けたメネジに
螺合するネジ軸をモータで回転させるようにして構成さ
れる。また、見当補正ローラ11が、進ませ修正限ある
いは遅らせ修正限の位置へ移動したことを検出するの
に、見当補正ローラ11自体の位置を直接検出するので
はなく、前記ネジ軸上のローラ軸受部の位置を検出して
もよいことは明らかである。さらに、移動はスイング式
で構成してもよい。
【0025】このような動作により、印刷見当を適正に
維持したまま、見当補正ローラ11の位置を、見当調整
範囲C内に戻すことができる。以上の操作中、自動見当
調整装置37は、動作状態として見当補正ローラ11の
駆動の優先度を最上位とし、上記操作中においても安定
した見当合わせが維持される。
【0026】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。見当補正ローラ11が、進ませ側修正
限または遅らせ側修正限まで移動したとき、それぞれ、
進ませ側修正限センサ32または遅らせ側修正限センサ
33で検出され、その検出信号により見当補正ローラ1
1の位置を見当調整範囲C内に戻すために補正ローラ1
1を移動すると同時に、その移動速度に応じたウェブパ
ス長さ増減速度と同調させて、版胴7の周速を同じ時間
だけ減速・増速して版胴位相を変化させることで、見当
補正ローラ11を見当補正可能な調整範囲内に常に維持
できる。従って、追い刷り印刷時に修正限に移動してし
まう場合であっても、機械の運転を停止する必要がな
く、その結果、生産性の向上を図ることができるととも
に、自動見当調整装置37は常に正常に作動されること
になり、良好な見当性が維持される。
【0027】版胴7は、サーボコントローラ23、サ
ーボアンプ30、サーボモータ10およびエンコーダ1
2により構成された位置ループ31により制御されるの
で、見当補正ローラ11の移動に、迅速かつ容易に対応
できる。
【0028】なお、本発明のように、セクショナル駆動
される版胴7を備えた印刷ユニット4では、見当補正す
る際に、版胴7の周速を設定された微少時間(例えば、
0.1m/min程度)だけ増速、あるいは減速して、
版胴位相を進ませたり遅らせたりすることによって自動
見当調整を行わせることができる。この場合は、見当補
正ローラ11を移動しなくても行えるので、見当補正ロ
ーラ11が修正限まで移動したときに見当補正を優先す
る手段として併用することが可能である。
【0029】また、前記実施形態では、進ませ側修正限
センサ32および、遅らせ側修正限センサ33のそれぞ
れの外側に、進ませ側移動修正限センサ38と、遅らせ
側移動修正限センサ39とを設けてあるが、これらのセ
ンサ38、39は、必ずしも設けなくてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の印刷機
における追い刷りシステムによれば、見当補正ローラ
が、進ませ側修正限センサまたは遅らせ側修正限センサ
で検出されたとき、その検出信号により見当補正ローラ
の位置を見当調整範囲内に戻すために移動すると同時
に、その移動速度に応じたウェブパス長さ増減速度と同
調させて、版胴の周速を補正ローラの移動時間と同じ時
間だけ減速・増速して版胴位相を変化させることで、見
当補正ローラを見当調整範囲内に常に維持できる。従っ
て、追い刷り印刷時に修正限に移動してしまう場合であ
っても、機械の運転を停止することがなく、その結果、
生産性の向上を図ることができるとともに、自動見当調
整装置は常に正常に作動されることになり、良好な見当
性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る追い刷りシステムが
適用される印刷機を示す全体図である。
【図2】本実施形態の印刷機の駆動制御装置を示す図で
ある。
【図3】本実施形態の要部を示す図である。
【図4】本実施形態の進ませ修正限迄見当補正ローラが
移動した時の版胴モータ、見当補正モータの進ませ方向
への駆動タイミングを示す図である。
【図5】本実施形態の遅らせ修正限迄見当補正ローラが
移動した時の版胴モータ、見当補正モータの進ませ方向
への駆動タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 印刷機 7 版胴 10 版胴駆動用サーボモータ 11 見当補正ローラ 20 駆動制御装置 21 DSP部(デジタル・シグナルプロセッサ) 23 版胴用サーボコントローラ 32 進ませ側修正限センサ 33 遅らせ側修正限センサ 37 自動見当調整装置 41 見当マーク検出センサ 42 補正ローラ駆動モータ C 見当調整範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 誠 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 内藤 定良 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 鎌田 庸司 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内 (72)発明者 渡辺 昌裕 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 (72)発明者 漆畑 真吾 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 Fターム(参考) 2C250 EA06 EA34 EA42 EA43 EB26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に絵柄が印刷された被印刷物(ウェ
    ブ)に対してさらに追加の印刷(追い刷り)を行う場合
    の印刷機における追い刷りシステムであって、 印刷ユニットに備えられセクショナル駆動される版胴
    と、 この版胴に対するウェブパスの上流側に設けられそのウ
    ェブパス長さを増減するため移動可能な見当補正ローラ
    と、 この見当補正ローラが移動する見当調整範囲の両エンド
    近傍に設けられ当該見当補正ローラの進ませ限の位置を
    検出する進ませ側修正限センサおよび前記見当補正ロー
    ラの遅らせ限の位置を検出する遅らせ側修正限センサ
    と、 前記版胴に対するウェブパスの下流側に設けられ既に印
    刷された絵柄に対応する見当マークおよび前記版胴で追
    い刷りした絵柄に対応した見当マークを検出する見当マ
    ーク検出センサと、 この見当マーク検出センサからの検出信号により前記両
    見当マーク間隔を判別しそれらの見当マーク間に見当ズ
    レを検知したときそのズレ量を演算し補正するため前記
    見当補正ローラを移動させる自動見当調整装置とを具備
    し、 この自動見当調整装置による前記見当補正ローラの移動
    を前記進ませ側修正限センサにより検出したとき、前記
    見当補正ローラを遅らせ側へ移動させて前記見当調整範
    囲内に戻すと同時に前記版胴周速を前記見当補正ローラ
    の移動速度に応じたウェブパス長さ増加速度と同調させ
    て前記見当補正ローラの遅らせ側への移動と同じ時間だ
    け減速して版胴位相を遅らせた後に元の版胴周速に戻
    し、 前記自動見当調整装置による前記見当補正ローラの移動
    を前記遅らせ側修正限センサにより検出したとき、前記
    当補正ローラを進ませ側へ移動させて前記見当調整範囲
    内に戻すと同時に前記版胴周速を前記見当補正ローラの
    移動速度に応じたウェブパス長さ減少速度と同調させて
    前記見当補正ローラの進ませ側への移動と同じ時間だけ
    増速して版胴位相を進ませた後に元の版胴周速に戻すこ
    とにより、前記見当補正ローラの位置が常に前記見当調
    整範囲内にあるようにしたことを特徴とする印刷機にお
    ける追い刷りシステム。
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