JP4021778B2 - 印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻かれ順に繰り出される連続用紙(ウェブ)に所定の絵柄を印刷し、あるいは既に絵柄が印刷された連続用紙に、さらに追加の印刷(追い刷り)を行うことができる印刷機の見当制御装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、グラビア印刷等において、ロール状に巻かれ順に繰り出されるウェブに、例えば4色の印刷を順に行う通常の印刷が知られている。
また、グラビア印刷等において、既に絵柄が印刷(先刷り)された連続用紙の上に追加の印刷(追い刷り)を行うことがある。
この追い刷りは、例えば、絵柄が同一で、販売店名、製造元名、製造に関する秤量等の記載等、一部のみ異なる印刷物を必要とする場合等に行われる。この場合、異なる文字部分等を除いた印刷を予めまとめて総量分済ませておき、必要に応じて、異なる部分だけ製版した版胴を使用して、もう一度印刷機にかけて行われる。
【0003】
ところで、例えば包装用のグラビア印刷では、ウェブとして、伸び易いフィルムを用いることが多く、この場合、1色目の印刷に続いて2色目の印刷を行い、両印刷での見当合わせを行い、引き続き3色目、4色目の見当合わせを行って、見当ずれを、例えばウェブパスを調整することで補正し、これにより、印刷のずれをなくすようにしている。
また、追い刷りの場合、先刷りと追い刷りとでほぼ同じテンションを再現できたとしても、既に印刷、乾燥が行われた被印刷物であるウェブの伸び状態を完全に再現することは困難であり、また、追い刷り用の版胴周長の製造誤差等も生じることなどから、追い刷り用の版胴周ピッチと先刷りされたウェブにテンションをかけて伸ばした状態での印刷ピッチとを一致させることは難しい。つまり、見当合わせが重要な課題となっている。
【0004】
このような追い刷り装置における印刷見当のずれを修正する装置として、印刷機における追い刷りシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1では、先き刷りの見当マークと追い刷りの見当マークとのずれを、進ませ側または遅らせ側のセンサのいずれかが検出し、そこからの出力信号により見当補正ローラを見当調整範囲内で移動させ、ウェブパスの長さを変えることでずれを補正する構成となっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−117950号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、連続して送られるウェブとしては、その幅方向の寸法が極端に大きなものは少ないが、ウェブにテンションをかけて伸ばした状態で送られるため、先刷りと追い刷りとにおける見当マークのずれは、ウェブの送り方向(長手方向)にのみ生じるものではなく、ウェブの幅方向にも生じる。そして、幅方向に見当マークのずれが生じた場合でも、鮮明な印刷を得ることができない。
しかし、通常のグラビア印刷の場合でも、特許文献1の追い刷りシステムでも、ウェブ送り方向の見当マークのずれは、補正ローラの位置を変えることで行えるが、幅方向の見当マークのずれの修正については行うことができない。
【0007】
本発明の目的は、連続して供給される連続用紙の送り方向および幅方向の見当ずれを補正でき、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の製品を得ることができる印刷機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷機は、版面が設けられた版胴と、この版胴との間に配置される連続用紙を前記版胴に押圧して印刷する圧胴とを含む印刷ユニットを少なくとも2つ備えて構成される印刷機であって、前記連続用紙、既に所定の絵柄および当該絵柄に対応する見当マークが印刷された印刷済み連続用紙、または、前記印刷済み連続用紙と同じ絵柄および見当マークが印刷されるとともに、当該印刷済み連続用紙に継ぎ足して使用される新規連続用紙を連続して供給する連続用紙供給装置と、前記第2印刷ユニットの下流に設けられるとともに、前記第1印刷ユニットで印刷された前記見当マークに対して前記第2印刷ユニットで印刷した前記見当マークの送り方向および幅方向のずれを検出し、かつそれぞれのずれに対する補正量をずれ補正信号として出力する見当合わせ装置と、前記第2印刷ユニットの上流に設けられ、前記見当合わせ装置からの送り方向ずれ補正信号により、前記第2印刷ユニットで印刷された連続用紙の前記第1印刷ユニットと前記第2印刷ユニットとの間の移動距離をずれ分だけ補正する送り方向ずれ補正装置と、前記第2印刷ユニットの版胴に連結され、前記見当合わせ装置からの幅方向ずれ補正信号により、前記版胴を当該版胴の長さ方向に移動させ前記第2印刷ユニットで印刷された連続用紙の幅方向のずれを変更する幅方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニットの下流に設けられるとともに、前記印刷済み連続用紙の前記見当マークに対して前記第1印刷ユニットで印刷した前記見当マークの送り方向および幅方向のずれを検出し、かつそれぞれのずれに対する補正量をずれ補正信号として出力する第1印刷ユニット用見当合わせ装置と、前記第1印刷ユニットの上流に設けられ、前記第1印刷ユニット用見当合わせ装置からの送り方向ずれ補正信号により、前記第1印刷ユニットで印刷された印刷済み連続用紙の前記連続用紙供給装置と前記第1印刷ユニットとの間の移動距離をずれ分だけ補正する第1印刷ユニット用送り方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニットの版胴に連結され、前記第1見当合わせ装置からの幅方向ずれ補正信号により、前記第1印刷ユニットで印刷された印刷済み連続用紙の幅方向のずれを変更する第1印刷ユニット用幅方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニット用送り方向ずれ補正装置と前記連続用紙供給装置との間に設けられ前記印刷済み連続用紙および前記新規連続用紙の見当マークと両連続用紙の繋ぎ目を挟んだ見当マークとのピッチを検出し、両見当マークのピッチ差を位相差信号として出力するピッチ検出装置を備え、
このピッチ検出装置は、印刷済み連続用紙および新規連続用紙の見当マークの第1ピッチと、繋ぎ目を挟んだ見当マークの第2ピッチとを読みとる見当マーク読み取り部と、前記第1ピッチ間を演算する見当マークピッチ演算部と、前記第1ピッチ間寸法を記憶する印刷済み連続用紙見当マークピッチ記憶部と、繋ぎ目を挟んだ見当マーク間のピッチ寸法を記憶する繋ぎ目ピッチ記憶部と、両ピッチ記憶部に基づいて第1ピッチと第2ピッチとの差を演算するピッチ差分演算部と、第1ピッチと第2ピッチとの差の分を位相差信号として前記各印刷ユニットを駆動する印刷ユニット駆動装置に出力する位相差信号発生部とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0009】
以上において、本発明の印刷機は、グラビア輪転印刷機に限らず、オフセット輪転印刷機等にも適用される。
【0010】
このような本発明によれば、第2印刷ユニットにより印刷された絵柄に対応する見当マークと、第1印刷ユニットで印刷された絵柄に対応する見当マークとが見当合わせ装置により検出され、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが、補正信号として出力され、送り方向ずれ補正装置および幅方向ずれ補正装置でそれぞれのずれが補正されるので、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の製品を得ることができる。
【0012】
また、順次繰り出される印刷済み連続用紙の前記見当マークに対して、第1印刷ユニットで印刷された絵柄に対応する見当マークが、第1印刷ユニット用見当合わせ装置で検出され、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが、補正信号として出力され、送り方向ずれ補正装置および幅方向ずれ補正装置でそれぞれのずれが補正される。従って、印刷済みの連続用紙に追い刷りを行う際でも、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の追い刷り印刷の製品を得ることができる。
【0014】
また、第1印刷ユニット用の送り方向ずれ補正装置と連続用紙供給装置との間に、ピッチ検出装置が設けられ、このピッチ検出装置により、印刷済み連続用紙の見当マークのピッチと、印刷済み連続用紙および新規連続用紙にわたる見当マークのピッチの差を演算し、その差を位相差信号として出力して印刷ユニット駆動装置を駆動させ、各版胴の位相を変えることができるので、必要量の追い刷りに対して、連続用紙供給装置に巻かれた印刷済み連続用紙が足りなくなった場合でも、新規連続用紙を印刷済み連続用紙に継ぎ足して連続して印刷することができ、その結果、新規連続用紙に追い刷りを容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の関連技術に関する印刷機1が示されている。この印刷機1は、複数色(実施形態では4色)の印刷を行うグラビア輪転印刷機である。
【0016】
印刷機1は、印刷の流れの最上流に印刷用の連続用紙(ウェブ)を供給する連続用紙供給装置としての供給ロール2を備えている。この供給ロール2には、印刷されていないウェブ100がロール状に装着され、ウェブ100は供給ロール2から順に繰り出されるようになっている。
また、流れの最下流には印刷されたウェブ100をロール状に巻取る巻き取りロール3が配置されている。この巻き取りロール3には、図示しないが、駆動モータ、エアーダンサー等によるテンション制御手段が設けられている。
【0017】
供給ロール2の下流には、連続して送られてくるウェブ100の片面に所定の絵柄の印刷を行う第1印刷ユニット5、第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14が設けられている。第1印刷ユニット5は1色目の印刷、第2印刷ユニット8は2色目の印刷、第3印刷ユニット11は3色目の印刷、第4印刷ユニット14は4色目の印刷をそれぞれ行うようになっており、各印刷ユニット5,8,11,14は所定間隔で配置されている。
【0018】
第1印刷ユニット5は、版胴6および圧胴7を備えて構成され、第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14は、それぞれ版胴9,12,15、および圧胴10,13,16を備えて構成されている。これらの版胴6,9,12,15および圧胴7,10,13,16は、すべてがほぼ同じ構造である。
【0019】
版胴6等には、所定の印刷画像が形成された版面が固定され、また、版面には印刷画像に対応して所定の見当マークも印刷されている。
圧胴7等は、表面にゴム布等の胴張りが巻かれ、版胴6等との間を通過するウェブ100を版胴6等側に押圧して、印刷画像をウェブ100に印刷するようになっている。
【0020】
以上の各印刷ユニット5,8,11,14の版胴6,9,12,15の駆動軸は、それぞれが1つの印刷ユニット駆動装置18に連結されており、各駆動軸は同時に駆動されるようになっている。
また、印刷ユニット8,11,14の版胴9,12,15の例えば片側側面には、各版胴9,12,15をその長手方向(図1の紙面直交方向;ウェブ100の送り方向と直交する方向)に移動可能とする、幅方向ずれ補正装置である版胴移動装置20,21,22が設けられている。
【0021】
第1印刷ユニット5の下流には、ウェブ100をガイドするガイドローラ19が設けられ、また、第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、第4印刷ユニット14の上流および下流にも、それぞれウェブ100をガイドするガイドローラ19が設けられている。
第1印刷ユニット5の下流のガイドローラ19と第2印刷ユニット8の上流のガイドローラ19との間には、送り方向ずれ補正装置33を構成する補正ロール34が設けられている。また、第2印刷ユニット8と第3印刷ユニット11との間、第3印刷ユニット11と第4印刷ユニット14との間のガイドローラ19間にも、それぞれ、送り方向ずれ補正装置36を構成する補正ロール37、送り方向ずれ補正装置39を構成する補正ローラ40が設けられている。
【0022】
第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14の下流には、それぞれ見当合わせ装置23,24,25が設けられている。見当合わせ装置23は、供給ロール2から連続して供給され第1印刷ユニット5で印刷されたウェブ100の見当マークに対して、第2印刷ユニット8で印刷されたウェブ100の見当マークの送り方向および幅方向のずれを検出し、それらのずれを補正信号S1、S2として出力するものである。
【0023】
また、見当合わせ装置24は、第2印刷ユニット8で印刷されたウェブ100の見当マークに対して、第3印刷ユニット11で印刷されたウェブ100の見当マークの送り方向および幅方向のずれ、見当合わせ装置25は、第3印刷ユニット11で印刷されたウェブ100の見当マークに対して、第4印刷ユニット14で印刷されたウェブ100の見当マークの送り方向および幅方向のずれをそれぞれ検出し、それらのずれを補正信号S1、S2として出力するものである。補正信号S1、S2は、前記送り方向ずれ補正装置33,36,39と、前記版胴移動装置20,21,22とにそれぞれ送出するようになっている。
【0024】
各見当合わせ装置23,24,25は、図2に示すように、各印刷ユニット8,11,14の直前のウェブ100の見当マークと、当該印刷ユニット8,11,14により印刷された見当マークとを読みとる見当マーク読み取り部27と、2つの見当マークの送り方向および幅方向のずれ量を演算する見当マークずれ量演算部28と、見当マークずれ量演算部28で演算された送り方向および幅方向のずれ量を、送り方向補正信号S1として送り方向ずれ補正装置33,36,39に出力する送り方向補正信号発生部29と、幅方向の補正信号S2として版胴移動装置20,21,22に出力する幅方向補正信号発生部30とを備えて構成されている。
【0025】
前記送り方向ずれ補正装置33,36,39は、図1に示すように、それぞれ第2印刷ユニット8の上流、第3印刷ユニット11の上流、および第4印刷ユニット14の上流に設けられている。そして、送り方向ずれ補正装置33は、ガイドローラ19とガイドローラ19との間に設けられた補正ロール34と、この補正ロール34を移動させる駆動手段35とを備えて構成されている。
【0026】
また、送り方向ずれ補正装置36は、補正ロール37と、この補正ロール37を移動させる駆動手段38とを備え、補正装置39は、補正ローラ40と、この補正ローラ40を移動させる駆動手段41とを備えて構成されている。これらの補正装置33,36,39は、すべてほぼ同じ構造のものが用いられている。そして、駆動手段35等により補正ロール34等を図中上下方向に移動させることによって、ウェブ100の移動量、つまりウェブパス量の調整ができ、これによりウェブ100の送り方向のずれの補正が行えるようになっている。
すなわち、例えば第2印刷ユニット8による印刷で見当マークが、第1印刷ユニット5による印刷での見当マークより進んでいる場合、補正ロール34を第2印刷ユニット8の版胴9から離れる方向に移動させてウェブパスを長くし、これとは逆の場合、補正ロール34を第2印刷ユニット8の版胴9に近づける方向に移動させてウェブパスを短くして補正すればよい。
【0027】
また、ウェブ100の幅方向の補正は、見当合わせ装置23,24,25から幅方向補正信号S2を、前記版胴移動装置20,21,22に出力し、それぞれ版胴9,12,15の回転を止め、かつ圧胴10,13,16から離した状態で、所定の版胴9,12,15をその長手方向に所定寸法移動させることにより、幅方向のずれの補正が行えるようになっている。
ただし、印刷中においても微少なずれを検出し補正を続けるが、この際、印刷を中断することなく行うこともある。
【0028】
次に、以上のような構成の印刷機1の作用を説明する。
まず、供給ロール2に巻き付けられた印刷されていないウェブ100の送り方向先端部分を所定の牽引装置(図略)で牽引しながら順次繰り出し、第1印刷ユニット5から、順に第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14を通して、先端部分を巻き取りロール3に巻き付けておく。
なお、先端部分を通過させる際は、各印刷ユニット5,8,11,14の版胴6,9,12,15と圧胴7,10,13,16とを離しておく。
【0029】
先端部分が巻き取りロール3に巻き付けられた後、版胴6と圧胴7、版胴9と圧胴10、版胴12と圧胴13、および版胴15と圧胴16とを接触させて各印刷ユニット5,8,11,14を印刷可能な状態とする。ウェブ100の印刷可能な部位に、第1印刷ユニット5により所定の印刷画像および見当マークが印刷される。
【0030】
第1印刷ユニット5で印刷されたウェブ100は引き続き第2印刷ユニット8に送られ、そこで2色目の印刷が行われる。第2印刷ユニット8による2色目の印刷後、ウェブ100の送りを一次停止し、2色目用の見当合わせ装置23で、第2印刷ユニット8で印刷されたウェブ100の見当マークと、第1印刷ユニット5で印刷された見当マークとが読みとられる。
なお、2色目の印刷後、ウェブ100の送りを一次停止しなくてもよい。
【0031】
この際、両見当マークは、見当合わせ装置23の見当マーク読み取り部27によって読みとられた後、見当マークずれ量演算部28により、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが演算される。これらの送り方向および幅方向のずれは、それぞれ送り方向補正信号発生部29および幅方向補正信号発生部30により、補正信号S1、S2として、それぞれ送り方向ずれ補正装置33の駆動手段35および版胴移動装置20に出力される。
【0032】
見当合わせ装置23からの修正指令に基づき、送り方向ずれ補正装置33の駆動手段35が駆動され、補正ロール34が所定方向にずれ量だけ移動して、ウェブパス長さが長くなり、あるいは短くなって、送り方向のずれが補正される。
また、見当合わせ装置23からの補正指令に基づき、版胴9が版胴移動装置20によりずれ量だけ幅方向に移動されて幅方向のずれが補正される。
なお、見当合わせ装置23によってずれを検出し、送り方向ずれ補正装置33および版胴移動装置20により、それぞれのずれを補正をする間は、圧胴10を版胴9から離しておく。ただし、圧胴10を版胴9から離さずに行うこともできる。
【0033】
第2印刷ユニット8におけるウェブ100の送り方向および幅方向の見当マークのずれの補正が終了したら、引き続き第3印刷ユニット11で所定の印刷が行われた後、第2印刷ユニット8で印刷された見当マークに対して第3印刷ユニット11で印刷された見当マークのずれを検出し、前述と同じように、送り方向および幅方向の見当マークの補正を行う。
その後、第4印刷ユニット14で印刷された見当マークを、第3印刷ユニット11で印刷された見当マークに対してのずれを検出し、かつ補正し、第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14の見当マークのずれが補正されたら、本刷りに移行する。
本刷り中においても、微少なずれを検出し、補正を行う作業が続けられるが、この際は、印刷を停止することなく行うこともある。
【0034】
以上のような関連技術によれば、次のような効果がある。
(1)第2印刷ユニット8により印刷された絵柄に対応する見当マークと、第1印刷ユニット5で印刷された絵柄に対応する見当マークとが見当合わせ装置23により検出され、第3印刷ユニット11での見当マークと第2印刷ユニット8での見当マークとが見当合わせ装置24により検出され、第4印刷ユニット14での見当マークと第3印刷ユニット11での見当マークとが、それぞれ見当合わせ装置23,23,25により検出され、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが、補正信号S1、S2として出力され、送り方向ずれ補正装置33,36,39、および幅方向ずれ補正装置20,21,22でそれぞれのずれが補正されるので、4色の印刷がずれることなく行われ、その結果、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の製品を得ることができる。
【0035】
次に、図3に基づいて本発明の実施形態を説明する。
本実施形態の印刷機1Aは、前記印刷機1にさらに機能を追加して、印刷済みの連続印刷用紙(ウェブ)100Aに、さらに追加の印刷(追い刷り)を行える構成としたものである。
なお、この実施形態において、前記関連技術と同一部材、同一構成には同一符号を付し、それらの詳細な説明は省略または簡略化する。
【0036】
本実施形態では、第1印刷ユニット5の上流、およびそのさらに上流で供給ロール2側にも前記ガイドローラ19が設けられ、これらのガイドローラ19間には、送り方向ずれ補正装置43を構成する補正ロール44が設けられている。
また、第1印刷ユニット5の下流にも前記見当合わせ装置23等と同一構造の第1印刷ユニット5用の見当合わせ装置52が設けられ、これにより、第1印刷ユニット5で印刷された見当マークが、印刷済みのウェブ100Aに印刷されている見当マークとずれているか否かのチェックを行うことができるようになっている。さらに、版胴6には、前記版胴移動装置20等と同じ構造の版胴移動装置50が設けられ、版胴6をその長手方向に移動できるようになっている。
【0037】
ここで、必要量の追い刷りに対して、供給ロール2に巻かれた印刷済みウェブ(旧ウェブ)100Aが足りなくなった場合、図示しないペースト手段(紙継ぎ手段)により、新規の印刷済み連続用紙である新ウェブ100Bを旧ウェブ100Aに継ぎ足して、その後、新ウェブ100Bに追い刷りを行うことがある。
この場合、旧ウェブ100Aの見当マークMと新ウェブ100Bの見当マークM、および両ウェブ100A、100Bの継ぎ足し部近傍の見当マークMの関係は、例えば図4に示すようになっている。
【0038】
旧ウェブ100Aに、新ウェブ100Bが継ぎ足されたとき、正規の見当マークMの第1ピッチがAとされているとき、繋ぎ目Jを挟んだ見当マークMの第2ピッチがBであった場合、新ウェブ100Bの見当マークMが、第1印刷ユニット5で印刷される見当マークとずれないようにしなければならない。
そこで、本実施形態では、第1印刷ユニット5用の送り方向ずれ補正装置43と供給ロール2との間に、ピッチ検出装置60を設け、このピッチ検出装置60により、旧ウェブ100Aの第1ピッチAと両ウェブ100A、100Bにわたる第2ピッチBを検出し、それらのピッチの差を演算し、その差を位相差信号S3として出力し、印刷ユニット駆動装置18を駆動できるように構成した。
【0039】
すなわち、ピッチ検出装置60は、それぞれのウェブ100A、100Bの見当マークを検出し、その検出値に基づいて、継ぎ足した新ウェブ100Bを、旧ウェブ100Aに印刷するのと同じように印刷するために、印刷ユニット駆動装置18にずれ分の信号S3を出力し、新ウェブ100Aの見当マークMが第1印刷ユニット5の見当マークに合うように、各版胴6,9,12,15の位相を変えることができる。
【0040】
ピッチ検出装置60は、図5に示すように、旧ウェブ100Aおよび新ウェブ100Bの見当マークMのピッチAと、繋ぎ目Jを挟んだ見当マークMのピッチBとを読みとる見当マーク読み取り部61と、ピッチA間を演算する見当マークピッチ演算部62と、旧ウェブ100Aの見当マークMのピッチAを記憶する旧見当マークピッチA記憶部63と、繋ぎ目Jを挟んだ見当マークM間のピッチBを記憶する繋ぎ目ピッチB記憶部64と、記憶部63と記憶部64とに基づいてピッチA、Bの差を演算するピッチ差分演算部65と、ピッチA、B差の分を位相差信号S3として印刷ユニット駆動装置18に出力する位相差信号発生部66とを備えて構成されている。
【0041】
ピッチ検出装置60の位相差信号発生部66からの位相差信号は、前述のように、前記印刷ユニット駆動装置18に出力され、印刷ユニット駆動装置18は、各版胴6,9,12,15の位相をずれ分だけ変え、新ウェブ100Bの見当マークMが各印刷ユニット5,8,11,14でずれなく印刷できるようになっている。
【0042】
次に、以上のような構成の実施形態の印刷機1Aの作用を説明する。
まず、供給ロール2に印刷済みのウェブ100Aを巻き付けて取り付ける。この印刷済みのウェブ100Aを巻き取りロール3に巻き取らせるために、ウェブ100Aの送り方向先端に余白部分を接続し、この余白部分を第1実施形態と同様に順次繰り出し、第1印刷ユニット5等を通過させて巻き取りロール3に巻き付ける。
その後、印刷済みのウェブ100Aの先端で追い刷り印刷可能な部位が第1印刷ユニット5に送られ、そこで所定の印刷画像および見当マークがウェブ100Aに印刷される。
【0043】
第1印刷ユニット5で印刷された見当マークは、印刷済みのウェブ100Aの見当マークとともに、見当合わせ装置52の見当マーク読み取り部27によって読みとられた後、見当マークずれ量演算部28により、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが演算される。これらの送り方向および幅方向のずれは、それぞれ送り方向補正信号発生部29および幅方向補正信号発生部30により、補正信号S1、S2として、それぞれ送り方向ずれ補正装置43の駆動手段45および版胴移動装置20に出力される。
なお、見当合わせ装置52によってずれを検出し、補正装置43の駆動手段45、および版胴移動装置20により補正をする間は、圧胴7を版胴6から離しておく。ただし、圧胴7を版胴6から離さずに行うこともできる。
【0044】
見当合わせ装置52からの補正指令に基づき、送り方向ずれ補正装置43の駆動手段45が駆動され、補正ローラ44がずれ量だけ移動して、ウェブパス長さが長くなり、あるいは短くなって、第1印刷ユニット5におけるウェブ100Aの送り方向のずれが補正される。
また、見当合わせ装置52からの補正指令に基づき、版胴6が版胴移動装置20によりずれ量だけ幅方向に移動して、第1印刷ユニット5におけるウェブ100Aの幅方向のずれが補正される。
【0045】
その後、引き続き第2印刷ユニット8で所定の印刷が行われた後、見当合わせ装置23により、第1印刷ユニット5により印刷された見当マークに対する第2印刷ユニット8での見当マークのずれが検出され、前述と同じように、送り方向および幅方向の見当マークの補正を行う。そして、第3、第4印刷ユニット11,14で印刷された見当マークも、見当合わせ装置24,25により、それぞれ第2、第3印刷ユニット8,11での見当マークとのずれが検出され、前述と同じように、送り方向および幅方向の見当マークの補正を行う。
すべての印刷ユニット5,8,11,14の見当マークのずれが補正されたら、本刷りに移行する。本刷り中においても、微少なずれを検出し、補正を行う作業が続けられるが、この際は、印刷を停止することなく行うこともある。
なお、印刷済みのウェブ100Aへの追い刷り印刷時は、ピッチ検出装置60の駆動を停止しておくことが好ましいが、駆動させておいてもよい。
【0046】
必要量の追い刷りに対して、供給ロール2に巻かれた旧ウェブ100Aが足りなくなった場合、その旧ウェブ100Aと同じ絵柄が印刷された新ウェブ100Bを、図示しないペースト装置により、旧ウェブ100Aに継ぎ足して、引き続き追い刷り印刷を行う。
この際、両ウェブ100A、100Bの継ぎ足し作業が終了するまでにはピッチ検出装置60を駆動させておく。そして、旧ウェブ100Aの最後の部位と、新ウェブ100Bの先端部を移動させ、繋ぎ目を挟んだ旧ウェブ100Aの見当マークMと新ウェブ100Bの見当マークMとのピッチA、Bの差が、ピッチ検出装置60により検出され、かつ両者の差が演算され、位相差信号S3として印刷ユニット駆動装置18に出力される。
【0047】
印刷ユニット駆動装置18は、新ウェブ100Bが、第1印刷ユニット5、第2印刷ユニット8、第3印刷ユニット11、および第4印刷ユニット14で旧ウェブ100Aと同様の状態で印刷できるように、つまり新ウェブ100Bの最初の見当マークMが、第1印刷ユニット5等の見当マークと一致するように、各印刷ユニット5等のそれぞれの版胴6,9,12,15の位相を変化させる。
【0048】
その状態で旧ウェブ100Aおよび新ウェブ100Bを、第1印刷ユニット5から第4印刷ユニット14まで通過させ、第1印刷ユニット5による印刷の見当マークに対して第2印刷ユニット8による印刷の見当マーク、第2印刷ユニット8の見当マークに対して第3印刷ユニット11の見当マーク、第3印刷ユニット11の見当マークに対して第4印刷ユニット14の見当マークの送り方向および幅方向のずれを補正する。
新ウェブ100Bのずれが補正された後、その新ウェブ100Bに追い刷りの本刷りが行われる。
【0049】
このような本実施形態によれば、前記(1) と同様の効果の他、次のような効果がある。
(2) 順次繰り出される印刷済みのウェブ100Aの見当マークに対して、第1印刷ユニット5で印刷された絵柄に対応する見当マークが、第1印刷ユニット用見当合わせ装置52で検出され、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが、補正信号S1、S2として出力され、送り方向ずれ補正装置43および幅方向ずれ補正装置50でそれぞれのずれが補正される。従って、印刷済みのウェブ100Aに追い刷りを行う際でも、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の追い刷り印刷の製品を得ることができる。
【0050】
(3) 第1印刷ユニット5用の送り方向ずれ補正装置43と供給ロール2との間に、ピッチ検出装置60が設けられ、このピッチ検出装置60により、旧ウェブ100AのピッチAと両ウェブ100A、100BにわたるピッチBの差を演算し、その差を位相差信号S3として出力して印刷ユニット駆動装置18を駆動させ、各版胴6,9,12,15の位相を変えることができるので、必要量の追い刷りに対して、供給ロール2に巻かれた旧ウェブ100Aが足りなくなった場合でも、新ウェブ100Bを旧ウェブ100Aに継ぎ足して連続して印刷することができ、その結果、新ウェブ100Bに追い刷りを容易に行うことができる。
【0051】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば他の変形形態にも適用できるものである。
例えば、前記実施形態では、印刷機1Aを、印刷済みウェブ100Aに追い刷りを行うために用いたが、印刷されていないウェブに印刷を行う際に用いてもよい。
この場合、ピッチ検出装置60および第1印刷ユニット5用の見当合わせ装置52の駆動を停止しておいて、まず第1印刷ユニット5で所定の印刷を行う。
次いで、そのウェブを第2印刷ユニット8に送り、そこで所定の印刷を行う。この後、第2印刷ユニット8で印刷された見当マークを、第1印刷ユニット5で印刷された見当マークと見当合わせ装置23によりずれを検出し、かつ送り方向ずれ補正装置33および版胴移動装置20により、送り方向および幅方向のずれを補正すればよい。そして、以後、第3印刷ユニット11、第4印刷ユニット14における見当マークのずれも同じように補正すればよい。
このようにすれば、一つの印刷機1Aで、2種類の使い方ができ、利用価値が高い印刷機とすることができる。
【0052】
また、前記関連技術では、第1印刷ユニット5で印刷したウェブ100の見当マークを基準として第2印刷ユニット8で印刷された見当マークの補正、第2印刷ユニット8で印刷したウェブ100の見当マークを基準として第3印刷ユニット11で印刷された見当マークの補正、第3印刷ユニット11で印刷したウェブ100の見当マークを基準として第4印刷ユニット11で印刷された見当マークの補正をそれぞれ行っていたが、これに限らず、第3印刷ユニット11および第4印刷ユニット14で印刷したウェブ100の見当マークを、第1印刷ユニット5で印刷したウェブ100の見当マークを基準としてずれを補正するようにしてもよい。
【0053】
さらに、前記関連技術では見当合わせ装置23,24,25で検出し、送り方向ずれ補正装置33,36,39、および版胴移動装置20,21,22によるずれの補正中、前記実施形態では見当合わせ装置52,23,24,25で検出し、送り方向ずれ補正装置43,33,36,39、および版胴移動装置50,20,21,22によるずれの補正中は、版胴10等と圧胴9等とを離し、印刷を一次停止しているが、これに限らず、印刷を一次停止せずに行うこともでき、特に、本刷り中においても続けられる微少なずれの検出、補正作業は、印刷を停止することなく行ってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の印刷機によれば、第2印刷ユニットにより印刷された絵柄に対応する見当マークと、第1印刷ユニットで印刷された絵柄に対応する見当マークとが見当合わせ装置により検出され、両見当マークの送り方向および幅方向のずれが、補正信号として出力され、送り方向ずれ補正装置および幅方向ずれ補正装置でそれぞれのずれが補正されるので、鮮明な画像が得られ優れた印刷品質の製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の関連技術に係る印刷機を示す全体図である。
【図2】 前記関連技術の見当合わせ装置を示す構成図である。
【図3】 本発明に係る印刷機の実施形態を示す全体図である。
【図4】 前記実施形態の連続用紙の繋ぎ目近傍の見当マークを示す図である。
【図5】 前記実施形態のピッチ検出装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1,1A 印刷機
2 連続用紙供給装置である供給ロール
5 第1印刷ユニット
8 第2印刷ユニット
6,9 版胴
7,10 圧胴
20,21,22,50 幅方向ずれ補正装置である版胴移動装置
23,24,25 見当合わせ装置
33,36,39,43 送り方向ずれ補正装置
60 ピッチ検出装置
S1 送り方向ずれ補正信号
S2 幅方向ずれ補正信号
S3 位相差信号
Claims (1)
- 版面が設けられた版胴と、この版胴との間に配置される連続用紙を前記版胴に押圧して印刷する圧胴とを含む印刷ユニットを少なくとも2つ備えて構成される印刷機であって、
前記連続用紙、既に所定の絵柄および当該絵柄に対応する見当マークが印刷された印刷済み連続用紙、または、前記印刷済み連続用紙と同じ絵柄および見当マークが印刷されるとともに、当該印刷済み連続用紙に継ぎ足して使用される新規連続用紙を連続して供給する連続用紙供給装置と、
前記第2印刷ユニットの下流に設けられるとともに、前記第1印刷ユニットで印刷された前記見当マークに対して前記第2印刷ユニットで印刷した前記見当マークの送り方向および幅方向のずれを検出し、かつそれぞれのずれに対する補正量をずれ補正信号として出力する見当合わせ装置と、
前記第2印刷ユニットの上流に設けられ、前記見当合わせ装置からの送り方向ずれ補正信号により、前記第2印刷ユニットで印刷された連続用紙の前記第1印刷ユニットと前記第2印刷ユニットとの間の移動距離をずれ分だけ補正する送り方向ずれ補正装置と、
前記第2印刷ユニットの版胴に連結され、前記見当合わせ装置からの幅方向ずれ補正信号により、前記版胴を当該版胴の長さ方向に移動させ前記第2印刷ユニットで印刷された連続用紙の幅方向のずれを変更する幅方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニットの下流に設けられるとともに、前記印刷済み連続用紙の前記見当マークに対して前記第1印刷ユニットで印刷した前記見当マークの送り方向および幅方向のずれを検出し、かつそれぞれのずれに対する補正量をずれ補正信号として出力する第1印刷ユニット用見当合わせ装置と、
前記第1印刷ユニットの上流に設けられ、前記第1印刷ユニット用見当合わせ装置からの送り方向ずれ補正信号により、前記第1印刷ユニットで印刷された印刷済み連続用紙の前記連続用紙供給装置と前記第1印刷ユニットとの間の移動距離をずれ分だけ補正する第1印刷ユニット用送り方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニットの版胴に連結され、前記第1見当合わせ装置からの幅方向ずれ補正信号により、前記第1印刷ユニットで印刷された印刷済み連続用紙の幅方向のずれを変更する第1印刷ユニット用幅方向ずれ補正装置と、
前記第1印刷ユニット用送り方向ずれ補正装置と前記連続用紙供給装置との間に設けられ前記印刷済み連続用紙および前記新規連続用紙の見当マークと両連続用紙の繋ぎ目を挟んだ見当マークとのピッチを検出し、両見当マークのピッチ差を位相差信号として出力するピッチ検出装置を備え、
このピッチ検出装置は、印刷済み連続用紙および新規連続用紙の見当マークの第1ピッチと、繋ぎ目を挟んだ見当マークの第2ピッチとを読みとる見当マーク読み取り部と、前記第1ピッチ間を演算する見当マークピッチ演算部と、前記第1ピッチ間寸法を記憶する印刷済み連続用紙見当マークピッチ記憶部と、繋ぎ目を挟んだ見当マーク間のピッチ寸法を記憶する繋ぎ目ピッチ記憶部と、両ピッチ記憶部に基づいて第1ピッチと第2ピッチとの差を演算するピッチ差分演算部と、第1ピッチと第2ピッチとの差の分を位相差信号として前記各印刷ユニットを駆動する印刷ユニット駆動装置に出力する位相差信号発生部とを備えて構成されていることを特徴とする印刷機。
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